JPS6040998A - 放射性廃棄物を包収する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、放射性廃棄物を包収（パッケージング）シ、
その状態で廃棄物を貯蔵することに関する。

放射性廃棄物は、幾分かは放射能を有し、現在、特に原
子炉から排出されておシ、その貯蔵についてはますます
多くの問題が発生しているが、従来はその満足な解決法
は見い出されていない。

問題点の１つは、放射性廃棄物を包収するのに適用でき
る技術の選択にある。

本明細書において「放射性廃棄物」とは、一方では、放
射性生成物を含み、そして例えば、放射性化学生成物に
富み、且つ水と実際上は飽和状態（約５０％）で混合し
たイオン交換材料の球状体の形で存在する材料を意味し
、そしてもう一方では、例えばウラニウムフルオレート
（ｆｌｕｏｒａｔｅ）又はウラニウムフル第２イドを含
む放射性スラッジを意味する。

従来技術 前記の問題点の最も重要な２種の解決法は、好ましくは
最初に小球体又は真珠状の形にした放射性廃棄物を包収
することから成るものであって、その包収をガラス又は
合成セメントによって行なうものである。

合成セメントによる方法を行なうには、小球体状の放射
性廃棄物と「シンロック（５ｙｎｒｏｃ　）　Ｊと称す
る合成セメントとを詰めた、コンクリート又は金属製の
キャニスタ−を用意する。前記生成物「シンロック」は
、オーストラリア・ナショナル大学のり、Ｒｉｎｇｗｏ
ｏｄ教授によシオーストラリアで開発された。

しかしながら、試験結果によれば、「シンロゾク」の安
定性には、いくつかの問題のあることがわかった。この
材料は、特には、「シンロック」中に存在する水及び放
射性廃棄物の放射によシ生成する酸によシ、部分的に劣
化する傾向がある。

改良された結果は、ガラス状ブロック中に小球体状又は
真珠状の放射性廃棄物をそれぞれ不動化することを試み
る試験中に見い出された。ガラスは、通常の金属のよう
な結晶境界がな−く、通常の全綱のような独立状態の結
晶をもたないので、ガラスブロック内に埋み込まれた原
子刃物質すなわち放射性廃棄物は簡単にはガラスを通っ
て外部に出ることができない。

放射性粒子の前記の包収は、以下の工程を伴う。

好ましくは小球体状又は真珠状で存在する放射性廃棄物
にホウ酸、砂及び水酸化リチウムを加え、続いてこの塊
シを１０００℃以上に加熱し、次にこれを放置して冷却
し、円柱体に硬化させる。この円柱体は、次に金属製キ
ャニスタ−に納めることができる。しかしながら、上記
の方法は必ずしも絶対的に危険性を防ぐことができるも
のではなく、特に、前記ガラス物質中に何らかの方法で
水が浸入することができる状況下では、絶対とは言えな
い。

本発明に関連して解決すべき問題は、コンクリート内で
実際的には飽和状態（約５０％）まで水と混合されてい
る、放射能をわずかに帯びた化学物質に富むイオン交換
樹脂の小球体の封鎖である。

前記の微小球体を納めるキャニスタ−は、密封性及び耐
漏性が絶対的に必要となる。なぜなら、前記の物質は非
常に強く水を吸着し、その吸着によって自からの体積を
増す傾向があるからである。

前記の体積増加は、コンクリートがキャニスタ−を破壊
し得るほど大きな力を発生する。その破壊は、結局、放
射性生成物が外部に漏れる危険性をもたらすことになる
。

放射性物質の包収に関しては、現在多数の方法が知られ
ておシ、ポリマー（ドイツ法ＭＯＷＡ）またはポリスチ
レン（ＳＥＴＲＡＧ法）を使用している。しかしながら
、これらの公知方法は、形状の安定性が不充分であるか
又は特にはセシウムイオンが漏れる点で、完全には満足
できるものではない。

発明の概要 本発明の目的は、放射性廃棄物を包収する新規の方法を
提供することにある。

本発明の他の目的は、水中に飽和状態で懸濁している放
射性廃棄物と樹脂とモノマーとの混合物から、放射性廃
棄物と水と樹脂とモノマーとの乳濁液を生成する工程、
及びその乳濁液に水硬性バインダを加えてコンクリート
を生成する工程を含んで成る、放射性廃棄物を包収する
方法を提供することにある。

前記の樹脂は、好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂で
ある。

使用することのできる乳濁液は、具体的には、例えば米
国特許第４，１１５，３３６号及び第４２０４．９８８
号、並びにオーストラリア特許第５１３．４８６号及び
第５１５，７７８号各明細書に記載のものである。

従って、本発明方法は、内部に放射性小球体を含む水を
使用することによって、例えば前記米国特許第４，１１
５，３３６号及び第４．２０４．９８８号、並びにオー
ストラリア特許第５１３．４８６号及び５１５．７７８
号谷明細書に記載の乳濁液を生成し、絖いてこの乳濁液
からコンクリ−トを生成することがら成る。

懸濁液中の自由水だけを乳濁液の生成に使用し、これに
よシ微小球体は常に飽和状態となる。この混合物中にセ
メントを加えれば、乳濁液は自己分解する。次に、ポリ
マーによって、微小球体及びそれに蓄積した水を包み、
残シの水はセメントによって吸着される。こうして包ん
だ又は包収した小球体はもはや水を失うことはなく、シ
かもそれら小球体は飽和状態にあるので、更に水を吸収
することがない。

実施例 以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。

米国特許第４１１５．３３６号、及び第４２０４９８８
号並びにオーストラリア％￥ｆ第５１３．４８６号及び
第５１５，７７８号各明細書に記載の方法によって生成
した樹脂５００　Ｋｊ’を宕器内に入れた。

廃棄物を懸濁δせている水を含む放帽性廃−，にｊ吻６
０（ｌ夕を、連続的にかきまぜ又は混合しながら、徐々
に加え、乳濁液を生成せしめた。

こうして生成した乳濁液を安定化するため、コロイド状
シリカ（ＤＢＧＵＳＳＡ社のＩ　Ａｅｒｏｓｉｌｊ　）
５にノと酸化チタン１０９と酸化アンチモン３に夕とを
加えた。

この混合物の合計重量は１６１８に！９であった。

しかしながら、乳濁液の正味の重重は６５０駿だけであ
る。なぜなら、小球体を含み、重量が６００に９の混合
物中に存在し、乳濁液を生成するのに使うことのできる
自由水は１５０Ｅりたけであるからである（６０１夕の
組成：硬質小球体３０（ｌり、内部水１５０〜、自由水
１５０１Ｘり。

目的のコンクリートを製造するために、乳濁液６５０砂
に関してのみ、水硬性バインダを加える必要がおる。

本例では、乳濁液／セメントの割合として４１５を採用
し、ポートランドセメント５６７ハタとプゾラナ火山灰
（ｐｏｕｚｚｏｌａｎａ　）　２４５　”ｌとからなる
水硬性バインダ８１２即を加え、史に触媒２６駁（乳濁
液の４Ｍ量％）を加えた。前記のセメント／火山灰混合
ｗＪ’ｃ　Ｘ製するのは、−ｉのヒシウムイオンを封鎖
するためであり、ｉ′］ｉＪ記火山灰によってセシウム
イオンを封鎖することができるからである。

前記のようにして製造したコンクリートに添加剤を加え
ることができ、このような添加剤としては例えば硫酸バ
リウム又はコールマン石（これらは高分子量であるので
、一定の放射を封鎖するためにも使用することができる
）ヲ挙げることができる。

樹脂の酸価とＯＨ価との関係及び比０１−１価（ｄ以下
のとおりである。ＯＨ価：４５〜ｉｏｏ。

酸価１０Ｈ価；０２０〜Ｑ、５０゜ 以上、本発明を好ましい態様に関して説！ＪＩ　したが
、本発明はこれに限定されるものではなく、前記特許請
求の範囲内において種々の変形が可能で５４９ 手続補正書（方式） ％式％ ２、発明の名称 放射性廃棄物を包収する方法 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名称ハルロウ　ィンベストメンッ　ソシェテアノニム ４、代理人 ６、補正の対象 （１）願書の「出願人の代表者」の欄 （２）委　任　状 （３１明　細　書 ７、　補正の内容 （１１（２１別紙の通シ （３）明細書の浄書（内容蚤こ変更なし）８、添附書類
の目録 （１）訂正願書　１通 （２１委任状及び訳文　各１通 （３）浄書明細書　１通

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水中に飽和状態で懸濁している放射性廃棄物と樹脂
   と七ツマ−との混合物から、放射性生成物と水と樹脂と
   モノマーとの乳濁液を生成する」二相、及びその乳濁液
   に水硬性バインダを加えてコンクリートを生成する工程
   を含んで成る、放３゛Ｉ」性廃棄物を包収する方法。 ２、前記樹脂としてポリエステル樹脂例えは不飽和ポリ
   エステル樹脂を使う特許請求の範１２１１第１項に記載
   の方法。 ３、前記モノマーとして不飽和上ツマ−を使う特許請求
   の範囲第１項に記載の方法。 ４　前記水硬性バインダが、水と反応して硬化する材料
   例えば石灰、セメント、プゾラナ火山灰等、又は、それ
   ら材料の混合物を使う特許請求の範囲第１項に記載の方
   法。 ５　前記乳濁液に安定化剤を加える工程を巣に含む特許
   請求の範囲第１項に記載の方法。