JPS601774Y2 - フイルタプレス - Google Patents

フイルタプレス

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Publication number
JPS601774Y2
JPS601774Y2 JP8024281U JP8024281U JPS601774Y2 JP S601774 Y2 JPS601774 Y2 JP S601774Y2 JP 8024281 U JP8024281 U JP 8024281U JP 8024281 U JP8024281 U JP 8024281U JP S601774 Y2 JPS601774 Y2 JP S601774Y2
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JP
Japan
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stock solution
compression chamber
filtration
furnace
circulation system
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JP8024281U
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JPS57191404U (ja
Inventor
晴夫 浜崎
Original Assignee
株式会社栗田機械製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フィルタプレス、殊に濾過および濃縮を連
続的に行うフィルタプレスに関する。
フィルタプレスは、各種要求に応える種々の濾過・濃縮
特性のものが提案されている。
しかし、薄い濃度の原液、例えば、0.1%程度の固形
分しか含まない上水用原液をフィルタプレスで処理する
には、濾過・濃縮効率や操作性上不向きとされ、満足に
処理できるものは未だ提供されていない。
この考案は、そのような点に鑑み、薄い濃度の原液でも
、濾過・濃縮効率や操作性の面で満足し得るフィルタプ
レスを提供することを目的とするものである。
図に示される実施例について説明すれば、両端板1,2
間に、補助平板3、濾過流路形成板4、固設平板5、圧
搾室形成板6,7、補助板8が配設され、両端板1,2
は、それに連結した軸9゜9を介し図示しない油圧シリ
ンダーによりそれぞれ進退操作されて、各板3,4と、
6. 7.8とを、それぞれ固設平板5との間で締め付
け、またその締め付けを解除する。
固設平板5を除く他の板3,4,6,7,8は、図示し
ないが、それらの両側へ配した一対のサイドバー上へ移
動可能に懸架して、前記締め付けと、締め付は解除の動
作、および締め付は解除時のそれら各板の移動が安全か
つスムーズに行われるべくする。
濾過流路形成板4は、その表裏に、外周一部に一端が位
置し他端が中央連通孔10に連通する渦巻溝11を有し
、溝11の底部を凹凸炉頭12として板4表裏に連通孔
10内周部で筒状に連続する炉材13を被せ、補助平板
3および固設平板5それぞれとの間に、周壁の周り一部
を炉頭12とする濾過流路14を形成している。
濾過流路形成板4にはさらに、炉材13を通して流路1
4から炉頭12の炉液溝12aへ流れ込んでくる酒液を
外部へ流出させる炉液流出部15が溝11の最低位部に
連通して形成されている。
16は溝11の下向き凸部に、下位の溝11へ酒液を流
下させる炉液流下バイパス路である。
圧搾室形成板6,7は、互いに対面する面の凹部底面に
凹凸炉頭17を形成して炉材18を被せ、相互間に両壁
面が落面17である圧搾室19を形成しており、一方の
板7がゴム等の可撓性気密材料製とされて、補助板8と
の間に加圧流体室20を形成し、室20内に加圧流体が
供給されたとき圧搾室19側へ膨出して同室19を収縮
させることにより圧搾作用をする加圧壁をなす。
圧搾室形成板6,7には、炉材18を通して室19から
落面17の炉液溝17aへ流れ込んでくる炉液を外部へ
流出させる炉液流出路21が、落面17の最低位部に連
通して形成されている。
補助板8には、前記板7の炉液流出路21と連通して流
出路液を外部に導く補助炉液流出路21aと、加圧流体
室20への加圧流体供給路22とが形成されている。
各炉材13,1Bは、各落面12,17に対し2重に被
され、上辺2つ折り部13a、18aを板3.5.6.
B上へ横設されている炉材支持バー23で保持してい
る。
24はバー23の取付金具である。
前記濾過流路14は、その端板1側の外周一端を原液受
入口14a1固設平板5側の外周一端を原液流出口14
bとし、原液受入口14aに、原液タンク25からポン
プ26により原液を供給する原液供給路27を、端板1
、補助平板3による連通路28を介して接続し、原液流
出口14bには、流出原液を原液タンク25へ帰還させ
る原液帰還路29を、固設平板5による連通路30を介
して接続している。
これにより、原液供給路27および原液帰還路29は、
ポンプ26によって濾過流路14に対し原液を繰り返し
循環供給し、濾過流路14での濾過を間断なく連続して
行わせる原液循環系Aをなす。
一方、圧搾室19は、圧搾室形成板6上部に原液受入口
19aが開設され、この原液受入口19aに、前記原液
循環系A、特にその原液帰還路29から分岐した原液分
流路31を、固設平板5の今1つの連通路32を介して
接続している。
原液分流路31は、その途中に開閉弁33が設けられ、
原液循環系Aからの分流原液を圧搾室19へ送り込み、
弁33が閉じられた状態で圧搾室19での圧搾に供する
原液加圧系Bをなす。
開閉弁33は、電磁操作部33aを有し、圧搾室19が
分流原液の充満によりポンプ圧程度に昇圧する都度、そ
れを検知する圧力スイッチ(図示せず)の動作で自動的
に操作されるようにしているが、通常のボールバルブ同
様に手動操作する手動操作部33bをも有している。
34.35は、原液供給路27、原液帰還路29の各途
中に設けられた補助開閉弁である。
濾過・圧搾操作について説明すれば、補助開閉弁34.
35は開かれたままで、開閉弁33も圧搾室19が大気
圧であることにより開かれている。
一方、各端板1,2間の板3から8が図の如く締め付け
られている。
このような状態でポンプ26を始動して原液タンク25
内の原液を原液供給路27を通じて濾過流路14へ送り
込む。
濾過流路14内では供給原液がポンプ圧を受けているこ
とにより、その原液受入口14aから原液流出口14b
までの全域に亘って、液分が炉材13を通して落面12
へ流れ出るいわゆる濾過作用を受ける。
ここで濾過流路14内に残る固形分は、順次供給されて
きて濾過を受けながら原液流出口14bへ流れ出ようと
する残留原液と共に流出する。
この濾過後の固形分を含む残留原液は、原液帰還路29
を通じてタンク25へ返送された後、再びタンク25内
の原液と共に濾過流路14へ供給される。
このため、原液は、原液循環系Aにおいて、濾過流路1
4に対し循環供給されながら繰り返し濾過される。
濾過流路14で落面12へ流れ出る炉液は炉液流出路1
5を通じて排出される。
一方、前記繰り返し濾過される循環原液は、原液循環系
Aにおける循環中、原液分流路31へも分流して圧搾室
19に流入する。
圧搾室19に原液が充満したとき、室19内がポンプ圧
に達することによって弁33が自動的に閉じられると同
時に、加圧流体室20へ図示しない加圧流体供給手段か
ら加圧流体を一定時間供給される。
室20内に加圧流体が供給されると、圧搾室形成板7が
室19側へ膨出させられ、室19へ充満し弁33の閉に
より閉じ込められている、前記繰り返し濾過後の原液を
圧搾する。
ここで、前記繰り返し濾過原液は、残留液分を炉液とし
て最終的に絞り出されながらさらに高濃度に濃縮され、
泰液は炉液流出路21,21aを通じて外部へ排出され
る。
圧搾室19において、所定時間圧搾が行われると、端板
2の後退によって圧搾室19が開かれ、濃縮ケークを排
出させる。
ケーク排出後端板2は再び前進させられて圧搾室19を
閉じる。
この圧搾室19が閉じられることと、圧搾室19内がケ
ーク排出により通常圧に復していることを条件に、弁3
3が開かれ、原液循環系Aから圧搾室19への分流を開
始させる。
従って、圧搾室19での繰り返し濾過原液に対する圧搾
と、その圧搾後のケーク排出とは、弁33が閉じ、原液
加圧系Bが原液循環系Aから切り離された状態でなされ
る。
この結果、原液循環系Aでは、圧搾室19での繰り返し
濾過原液に対する圧搾とケーク排出の操作に関係なく、
原液の繰り返し濾過が続行され、時間的ロスなくしかも
繰り返しによる率の高い濾過を達成するのに対し、圧搾
室19では、前記率の高い濾過を既に受けている繰り返
し濾過原液を、順次一定量宛受は入れて圧搾し、原液中
の固形分を高濃縮ケークとして排出すると共になお多く
の炉液を最終的に絞り出す。
濾過流路14での濾過による残留固形分は、供給原液に
押し流されて停滞することはないが、炉材13を目詰り
させることがあってそれを洗浄除去するため、あるいは
炉材13を点検したり取替えたりするために、濾過流路
14は端板1の後退によって必要な都度開かれるし、圧
搾室19も同様な目的で開かれ得る。
弁33の開閉や端板1,2の進退を手動で行うこともで
きるし、全自動で行わせる場合にも手動操作可能にして
おけば便利である。
なお、濾過流路14は、壁面の一部が液分を分離流出さ
せる清面12をなし、原液は残留固形分を押し流しなが
ら共に流通し得る通路として提供されればよく、実施例
のような渦巻状のほか蛇行状等任意の平面形に形成し得
るが、渦巻状、蛇行状は、一定面積内により長い濾過流
路14を形成するのに有利である。
また、濾過流路14は、補助平板3側に刻設した溝によ
って形成しても、板3.4双方に形成した溝が合わさっ
て形成するものでもよいし、清面12も板3,4のどち
らか一方または双方に形成し得る。
圧搾室19はその両面を清面17とされているが、片方
のみを清面17とするものでもよい。
しかし両面が清面17である方が、圧搾・脱液効率上は
有利である。
さらに、濾過流路14および圧搾室19は、それぞれ−
箇所宛形成さているだけであるが、2以上の濾過流路1
4を原液循環系Aにおいて直列な状態で設けてもよいし
、場合によっては圧搾室19を2以上設けて、それぞれ
に繰り返し濾過原液を分流させ、並列的に圧搾処理する
ようにもできる。
前記の如き濾過流路14と圧搾室19との併用は、高い
濃縮度が得られるが、原液の種類や濾過目的によっては
、弁33を常時閉じておき、原液循環系Aでのみ濾過を
行うべくすることもできる。
弁33は原液帰還路29に対する原液分流路31との分
岐点に切換え弁として設けて分流路31への分流を停止
させたり可能にしたりしてもよい。
この考案によれば、開閉される一組の複数板部材間に、
濾過流路と圧搾室を形成するとともに、濾過流路とこの
濾過流路へ原液を循環供給するポンプおよび管路とで原
液循環系を形成し、圧搾室とこの圧搾室へ原液循環系か
ら原液を分流させる管路と分流を許容・停止する弁とで
原液加圧系を形成して、原液循環系において繰り返し濾
過されて可成り濃度を高められた繰り返し濾過原液を、
圧搾室にて圧搾するものであるから、薄い濃度の原液で
も、所望濃度まで効率よく確実に濃縮できる。
また、実施例のように固設平板5を中間にして、その左
右の板部材で濾過流路14と圧搾室19とを分流形成す
ることにより、濾過流路14を形成する板部材と独立に
圧搾室19を形成する板部材の開板をはかることができ
るから、原液加圧系Bにおける繰り返し濾過原液に対す
る圧搾とケーク排出操作を、原液循環系Aにおける原液
の繰り返し濾過を中断させることなく行うことが可能と
なり、繰り返し濾過に時間的ロスを全く与えないで、こ
れと並行して圧搾とケーク排出とを達威し、操作性、経
済性の向上をはかることができる。
さらに、濾過流路と圧搾室とを、開閉される一組の複数
板部材間に形成したから、原液循環系と原液加圧系とを
簡単に1つに組み合せることができ、構造が複雑化せず
所要空間も拡大せず、容易かつ安価に供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の縦断面図、第2図は平面図、第3図
は原液循環系および原液加圧系の配管斜面図である。 A・・・・・・原液循環系、B・・・・・・原液加圧系
、1,2・・・・・・端板、3・・・・・・補助平板、
4・・・・・・濾過流路形成板、5・・・・・・固設平
板、6,7・・・・・・圧搾室形成板、訃・・・・・補
助板、12,17・・・・・・落面、13,18・・・
・・・炉材、14・・・・・・濾過流路、15,21,
21a・・・・・・炉液流出路、19・・・・・・圧搾
室、20・・・・・・加圧流体室、25・・・・・・原
液タンク、26・・・・・・ポンプ、27・・・・・・
原液供給路、29・・・・・・原液帰還路、31・・・
・・・原液分流路、33・・・・・・開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉される一組の複数板部材間に、周壁に炉頭を有して
    流通原液を濾過する濾過流路と、周壁に炉頭および加圧
    壁を有し導入原液を圧搾濃縮する圧搾室とを形成すると
    ともに、濾過流路および圧搾室の双方に酒液を外部へ流
    出させる炉液流出路をを設け、前記濾過流路とこの濾過
    流路へ原液を循環供給するポンプおよび管路とで原液を
    繰り返し濾過する原液循環系を形成し、前記圧搾室とこ
    の圧搾室へ前記原液循環系から原液を分流させる管路と
    分流の許容・停止をはかる弁とで分流原液を圧搾する原
    液加圧系を形成したことを特徴とするフィルタプレス。
JP8024281U 1981-05-29 1981-05-29 フイルタプレス Expired JPS601774Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8024281U JPS601774Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29 フイルタプレス

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JP8024281U JPS601774Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29 フイルタプレス

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Publication Number Publication Date
JPS57191404U JPS57191404U (ja) 1982-12-04
JPS601774Y2 true JPS601774Y2 (ja) 1985-01-18

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JP8024281U Expired JPS601774Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29 フイルタプレス

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2640960B2 (ja) * 1988-03-23 1997-08-13 月島機械株式会社 フィルタープレスを用いた清澄濾過方法及びその装置
JPH0696158B2 (ja) * 1990-09-05 1994-11-30 株式会社栗田機械製作所 濾過濃縮装置

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JPS57191404U (ja) 1982-12-04

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