JP2787644B2 - スクリーン渣の脱水方法 - Google Patents
スクリーン渣の脱水方法Info
- Publication number
- JP2787644B2 JP2787644B2 JP5059500A JP5950093A JP2787644B2 JP 2787644 B2 JP2787644 B2 JP 2787644B2 JP 5059500 A JP5059500 A JP 5059500A JP 5950093 A JP5950093 A JP 5950093A JP 2787644 B2 JP2787644 B2 JP 2787644B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- pressure
- back pressure
- screen residue
- plunger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、脱水加圧時間を長く必
要とする難脱水スクリーン渣の場合でも、確実に、かつ
安定して脱水することができるスクリーン渣の脱水方法
に関するものである。
要とする難脱水スクリーン渣の場合でも、確実に、かつ
安定して脱水することができるスクリーン渣の脱水方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】下水処理場等より掻揚回収されたスクリ
ーン渣は、含水率が高いため、これを所要の含水率迄脱
水し、焼却あるいは埋立等の最後処理を行うようにして
いる。このスクリーン渣の脱水には筒形のスクリーン内
にスクリーン渣を投入し、プランジャにて所要脱水圧に
圧搾して加圧脱水した後、搬送ダクト内に押し込み搬送
する方法が実用化されている。
ーン渣は、含水率が高いため、これを所要の含水率迄脱
水し、焼却あるいは埋立等の最後処理を行うようにして
いる。このスクリーン渣の脱水には筒形のスクリーン内
にスクリーン渣を投入し、プランジャにて所要脱水圧に
圧搾して加圧脱水した後、搬送ダクト内に押し込み搬送
する方法が実用化されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】筒形スクリーン内を往
復動するプランジャと搬送ダクト内の背圧板との協同作
用にて加圧脱水し、ダクト内を搬送するスクリーン渣の
脱水装置においては、筒形スクリーン内に投入されるス
クリーン渣が、すべて完全に、若しくは完全に近い状態
まで洗浄され、流動性等が均一化された後に加圧脱水さ
れる場合には、設定された加圧脱水で、かつ１回のプラ
ンジャによる加圧にて脱水を行うことができる。しかし
ながら、筒形スクリーン内に投入されるスクリーン渣中
には、一般的に、人糞等の未溶解汚物や泥状物質等が含
まれ、その性状は均一ではなく、脱水加圧時間を長く必
要とする難脱水スクリーン渣が存在する。このような難
脱水スクリーン渣は、１回のプランジャによる加圧で
は、たとえ加圧脱水圧を高く設定しても、必要とされる
十分な脱水を行うことができないという問題があった。
復動するプランジャと搬送ダクト内の背圧板との協同作
用にて加圧脱水し、ダクト内を搬送するスクリーン渣の
脱水装置においては、筒形スクリーン内に投入されるス
クリーン渣が、すべて完全に、若しくは完全に近い状態
まで洗浄され、流動性等が均一化された後に加圧脱水さ
れる場合には、設定された加圧脱水で、かつ１回のプラ
ンジャによる加圧にて脱水を行うことができる。しかし
ながら、筒形スクリーン内に投入されるスクリーン渣中
には、一般的に、人糞等の未溶解汚物や泥状物質等が含
まれ、その性状は均一ではなく、脱水加圧時間を長く必
要とする難脱水スクリーン渣が存在する。このような難
脱水スクリーン渣は、１回のプランジャによる加圧で
は、たとえ加圧脱水圧を高く設定しても、必要とされる
十分な脱水を行うことができないという問題があった。
【０００４】本発明は、このような難脱水スクリーン渣
の場合でも、確実に、かつ安定して脱水することができ
るスクリーン渣の脱水方法を提供することを目的とす
る。
の場合でも、確実に、かつ安定して脱水することができ
るスクリーン渣の脱水方法を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスクリーン渣の脱水方法は、筒形スクリー
ン内に投入されたスクリーン渣を、筒状スクリーン内を
往復動するプランジャと筒形スクリーンに接続された搬
送ダクト内の筒形スクリーンの近傍位置に備えた背圧板
との間で加圧脱水する脱水装置によるスクリーン渣の脱
水方法において、プランジャの前進時、スクリーン渣の
圧搾圧が予め設定した圧搾圧以上に達すると、背圧シリ
ンダにより圧搾圧が一定になるように背圧板を後退させ
るとともに、プランジャの後退時、背圧シリンダにより
背圧板を前進させて、脱水されたスクリーン渣の一部を
筒形スクリーン内へ戻すようにして、筒形スクリーン内
にてスクリーン渣に対して複数回の加圧脱水を行い、所
要の含水率まで脱水するようにしたことを特徴とする。
め、本発明のスクリーン渣の脱水方法は、筒形スクリー
ン内に投入されたスクリーン渣を、筒状スクリーン内を
往復動するプランジャと筒形スクリーンに接続された搬
送ダクト内の筒形スクリーンの近傍位置に備えた背圧板
との間で加圧脱水する脱水装置によるスクリーン渣の脱
水方法において、プランジャの前進時、スクリーン渣の
圧搾圧が予め設定した圧搾圧以上に達すると、背圧シリ
ンダにより圧搾圧が一定になるように背圧板を後退させ
るとともに、プランジャの後退時、背圧シリンダにより
背圧板を前進させて、脱水されたスクリーン渣の一部を
筒形スクリーン内へ戻すようにして、筒形スクリーン内
にてスクリーン渣に対して複数回の加圧脱水を行い、所
要の含水率まで脱水するようにしたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】筒形スクリーン内に投入されたスクリーン渣
を、筒状スクリーン内を往復動するプランジャと筒形ス
クリーンに接続された搬送ダクト内の筒形スクリーンの
近傍位置に備えた背圧板との間で加圧脱水する脱水装置
を用い、プランジャの前進時、スクリーン渣の圧搾圧が
予め設定した圧搾圧以上に達すると、背圧シリンダによ
り圧搾圧が一定になるように背圧板を後退させるととも
に、プランジャの後退時、背圧シリンダにより背圧板を
前進させて、脱水されたスクリーン渣の一部を筒形スク
リーン内へ戻すようにして、筒形スクリーン内にてスク
リーン渣に対して複数回の加圧脱水を行うことにより、
脱水加圧時間を長く取ることができる。
を、筒状スクリーン内を往復動するプランジャと筒形ス
クリーンに接続された搬送ダクト内の筒形スクリーンの
近傍位置に備えた背圧板との間で加圧脱水する脱水装置
を用い、プランジャの前進時、スクリーン渣の圧搾圧が
予め設定した圧搾圧以上に達すると、背圧シリンダによ
り圧搾圧が一定になるように背圧板を後退させるととも
に、プランジャの後退時、背圧シリンダにより背圧板を
前進させて、脱水されたスクリーン渣の一部を筒形スク
リーン内へ戻すようにして、筒形スクリーン内にてスク
リーン渣に対して複数回の加圧脱水を行うことにより、
脱水加圧時間を長く取ることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明スクリーン渣の脱水方法を、図
示の実施例に基づいて説明する。図において、Ａは下水
処理場等より回収されたスクリーン渣の脱水装置で、こ
れはホッパー１を介して投入されたよりスクリーン渣を
脱水する筒形スクリーン２と、この筒形スクリーン２内
を往復動して投入スクリーン渣を所定圧にて加圧脱水す
るためのプランジャ３と、加圧脱水後のスクリーン渣を
搬送する搬送ダクト４と、プランジャと協同して加圧脱
水し、かつ搬送ダクト内に設けた背圧板５とより構成さ
れる。
示の実施例に基づいて説明する。図において、Ａは下水
処理場等より回収されたスクリーン渣の脱水装置で、こ
れはホッパー１を介して投入されたよりスクリーン渣を
脱水する筒形スクリーン２と、この筒形スクリーン２内
を往復動して投入スクリーン渣を所定圧にて加圧脱水す
るためのプランジャ３と、加圧脱水後のスクリーン渣を
搬送する搬送ダクト４と、プランジャと協同して加圧脱
水し、かつ搬送ダクト内に設けた背圧板５とより構成さ
れる。
【０００８】プランジャ３を前後進させる加圧シリンダ
３Ｓと、背圧板５に加圧力を与え、スクリーン渣の搬送
ダクト４内の通過時に抵抗を付与する背圧シリンダ５Ｓ
とには、油圧回路が配設される。これは、図１に示すよ
うに油圧ポンプＰから分岐された配管Ｐ１，Ｐ２を介し
て加圧シリンダ３Ｓと背圧シリンダ５Ｓに夫々作動油を
供給するようにするとともにこの配管Ｐ１の圧力を圧力
センサーＳにて検出し、この検出圧力を制御回路Ｃへ付
加する。この制御回路Ｃからの制御信号をバルブモジュ
ールＭへ供給し、バルブモジュール内の電磁弁１０，１
１を夫々制御し、減圧弁６，７，８，９にてそれぞれセ
ットした圧力にて加圧シリンダ３Ｓ，背圧シリンダ５Ｓ
へ付加する作動油圧等を制御するものである。
３Ｓと、背圧板５に加圧力を与え、スクリーン渣の搬送
ダクト４内の通過時に抵抗を付与する背圧シリンダ５Ｓ
とには、油圧回路が配設される。これは、図１に示すよ
うに油圧ポンプＰから分岐された配管Ｐ１，Ｐ２を介し
て加圧シリンダ３Ｓと背圧シリンダ５Ｓに夫々作動油を
供給するようにするとともにこの配管Ｐ１の圧力を圧力
センサーＳにて検出し、この検出圧力を制御回路Ｃへ付
加する。この制御回路Ｃからの制御信号をバルブモジュ
ールＭへ供給し、バルブモジュール内の電磁弁１０，１
１を夫々制御し、減圧弁６，７，８，９にてそれぞれセ
ットした圧力にて加圧シリンダ３Ｓ，背圧シリンダ５Ｓ
へ付加する作動油圧等を制御するものである。
【０００９】バルブモジュールＭ内には油圧ポンプＰか
ら供給される作動油圧を許容最高圧ＨＨにセットした減
圧弁６及びスイッチ弁１２を介して背圧シリンダ５Ｓへ
導く回路と、この減圧弁６よりの作動油を分岐して２つ
の電磁弁１０，１１にそれぞれ供給し、かつこの一方の
電磁弁１０には最低圧ＬＬにセットされた減圧弁７を、
また、他方の電磁弁１１には低圧Ｌと高圧Ｈにそれぞれ
セットされた２つの減圧弁８，９をそれぞれ接続した回
路とを備え、これら２つの電磁弁１０，１１を選択的に
切り換えて、背圧シリンダ５Ｓへ、最高圧ＨＨ，高圧
Ｈ，低圧Ｌ，最低圧ＬＬに、その都度最適圧の作動油を
供給するようにする。
ら供給される作動油圧を許容最高圧ＨＨにセットした減
圧弁６及びスイッチ弁１２を介して背圧シリンダ５Ｓへ
導く回路と、この減圧弁６よりの作動油を分岐して２つ
の電磁弁１０，１１にそれぞれ供給し、かつこの一方の
電磁弁１０には最低圧ＬＬにセットされた減圧弁７を、
また、他方の電磁弁１１には低圧Ｌと高圧Ｈにそれぞれ
セットされた２つの減圧弁８，９をそれぞれ接続した回
路とを備え、これら２つの電磁弁１０，１１を選択的に
切り換えて、背圧シリンダ５Ｓへ、最高圧ＨＨ，高圧
Ｈ，低圧Ｌ，最低圧ＬＬに、その都度最適圧の作動油を
供給するようにする。
【００１０】そして、下水処理場等より回収されたスク
リーン渣が、ホッパー１を経て筒形スクリーン２内に投
入されると、プランジャ３の前進と背圧板５の揺動（開
閉動作）とによる抵抗により、スクリーン渣は圧搾さ
れ、遊離水が筒形スクリーン２より排水される。このプ
ランジャ３の前後進によるスクリーン渣の脱水は次のよ
うにして行われる。まず、図２（１）に示すように筒形
スクリーン２内にスクリーン渣が投入されると、この筒
形スクリーン２にて遊離水は分離される。次に、加圧シ
リンダ３Ｓに作動油が供給されると、図２（２）に示す
ようにプランジャ３が前進し、設定圧にて加圧脱水され
る。このとき、背圧板５は最高圧ＨＨ又は高圧Ｈにて閉
じる（前進する）ように、背圧シリンダ５Ｓに作動油が
供給されている。これにより前サイクルで加圧されたス
クリーン渣とプランジャ３間で圧搾され、スクリーン渣
中の大部分の水汚泥部は、筒形スクリーン２により分離
され、スクリーン渣は脱水される。
リーン渣が、ホッパー１を経て筒形スクリーン２内に投
入されると、プランジャ３の前進と背圧板５の揺動（開
閉動作）とによる抵抗により、スクリーン渣は圧搾さ
れ、遊離水が筒形スクリーン２より排水される。このプ
ランジャ３の前後進によるスクリーン渣の脱水は次のよ
うにして行われる。まず、図２（１）に示すように筒形
スクリーン２内にスクリーン渣が投入されると、この筒
形スクリーン２にて遊離水は分離される。次に、加圧シ
リンダ３Ｓに作動油が供給されると、図２（２）に示す
ようにプランジャ３が前進し、設定圧にて加圧脱水され
る。このとき、背圧板５は最高圧ＨＨ又は高圧Ｈにて閉
じる（前進する）ように、背圧シリンダ５Ｓに作動油が
供給されている。これにより前サイクルで加圧されたス
クリーン渣とプランジャ３間で圧搾され、スクリーン渣
中の大部分の水汚泥部は、筒形スクリーン２により分離
され、スクリーン渣は脱水される。
【００１１】さらに、プランジャ５が前進すると、図２
（３）に示すように、脱水されたスクリーン渣の圧搾力
は背圧板５の押圧力よりも大となり、脱水スクリーン渣
は背圧室Ｒ内へ押し込まれ、背圧板５は背圧シリンダに
抗して開かれる（後退する）。
（３）に示すように、脱水されたスクリーン渣の圧搾力
は背圧板５の押圧力よりも大となり、脱水スクリーン渣
は背圧室Ｒ内へ押し込まれ、背圧板５は背圧シリンダに
抗して開かれる（後退する）。
【００１２】プランジャが最先端まで前進した後、プラ
ンジャ３は後退する。プランジャ３が後退し始めると、
背圧板５にかかる圧力は減少し、背圧シリンダ５Ｓの加
圧力よりも小となる。これにより背圧板５は、背圧シリ
ンダ５Ｓの圧力にて元の位置、すなわち閉じる方向に前
進することになり、この動作にて脱水されたスクリーン
渣は背圧室Ｒより押し戻され、その一部が筒形スクリー
ン２内へ戻されるものとなる。この状態を図２（４）に
示す。
ンジャ３は後退する。プランジャ３が後退し始めると、
背圧板５にかかる圧力は減少し、背圧シリンダ５Ｓの加
圧力よりも小となる。これにより背圧板５は、背圧シリ
ンダ５Ｓの圧力にて元の位置、すなわち閉じる方向に前
進することになり、この動作にて脱水されたスクリーン
渣は背圧室Ｒより押し戻され、その一部が筒形スクリー
ン２内へ戻されるものとなる。この状態を図２（４）に
示す。
【００１３】そして、次のスクリーン渣が筒形スクリー
ン２内へ投入されると、図２（２）及び図（３）に示す
ように、プランジャ３の再前進により、今回投入された
未脱水のスクリーン渣と前回の脱水されたスクリーン渣
の一部は、図２（５）に示すように同時に加圧脱水さ
れ、前回の脱水スクリーン渣は再度脱水され、その一部
は背圧板５の隙間を経てダクト４内へ送り出される。こ
のサイクルを繰り返して、筒形スクリーン２内にてスク
リーン渣に対して複数回の加圧脱水を行うことにより、
脱水加圧時間を長く取ることができ、難脱水スクリーン
渣の場合にも、必要とされる十分な脱水を行うことがで
きるものとなる。
ン２内へ投入されると、図２（２）及び図（３）に示す
ように、プランジャ３の再前進により、今回投入された
未脱水のスクリーン渣と前回の脱水されたスクリーン渣
の一部は、図２（５）に示すように同時に加圧脱水さ
れ、前回の脱水スクリーン渣は再度脱水され、その一部
は背圧板５の隙間を経てダクト４内へ送り出される。こ
のサイクルを繰り返して、筒形スクリーン２内にてスク
リーン渣に対して複数回の加圧脱水を行うことにより、
脱水加圧時間を長く取ることができ、難脱水スクリーン
渣の場合にも、必要とされる十分な脱水を行うことがで
きるものとなる。
【００１４】したがって、背圧板５に供給する油圧を、
プランジャ３の前進時には圧搾圧力が一定となるような
背圧に、プランジャ３の後退時には背圧板５が閉じる
（前進する）ような強い背圧に、それぞれ減圧弁７，
８，９を備えた電磁弁１０，１１を選択的に切り換える
ようにする。この切換は、圧力センサＳの値と制御回路
Ｃにより、セット圧を最高圧ＨＨ，高圧Ｈ，低圧Ｌ，最
低圧ＬＬのいずれかを選択して背圧シリンダ５Ｓに供給
し、プランジャ３の前進時、スクリーン渣の圧搾圧が予
め設定した圧搾圧以上に達すると、背圧シリンダ５Ｓに
より圧搾圧が一定になるように背圧板５を後退させて背
圧板５を所定量開くようにし、一方、プランジャ３の後
退時、減圧弁６によりセット圧を最高圧ＨＨに選択し
て、背圧シリンダ５Ｓにより背圧板５を前進させて背圧
板５を閉じるようにし、脱水されたスクリーン渣の一部
を筒形スクリーン２内へ戻すようにして、筒形スクリー
ン２内にてスクリーン渣に対して複数回の加圧脱水を行
うようにする。
プランジャ３の前進時には圧搾圧力が一定となるような
背圧に、プランジャ３の後退時には背圧板５が閉じる
（前進する）ような強い背圧に、それぞれ減圧弁７，
８，９を備えた電磁弁１０，１１を選択的に切り換える
ようにする。この切換は、圧力センサＳの値と制御回路
Ｃにより、セット圧を最高圧ＨＨ，高圧Ｈ，低圧Ｌ，最
低圧ＬＬのいずれかを選択して背圧シリンダ５Ｓに供給
し、プランジャ３の前進時、スクリーン渣の圧搾圧が予
め設定した圧搾圧以上に達すると、背圧シリンダ５Ｓに
より圧搾圧が一定になるように背圧板５を後退させて背
圧板５を所定量開くようにし、一方、プランジャ３の後
退時、減圧弁６によりセット圧を最高圧ＨＨに選択し
て、背圧シリンダ５Ｓにより背圧板５を前進させて背圧
板５を閉じるようにし、脱水されたスクリーン渣の一部
を筒形スクリーン２内へ戻すようにして、筒形スクリー
ン２内にてスクリーン渣に対して複数回の加圧脱水を行
うようにする。
【００１５】
【発明の効果】本発明スクリーン渣の脱水方法によれ
ば、筒形スクリーン内に投入されたスクリーン渣を、筒
状スクリーン内を往復動するプランジャと筒形スクリー
ンに接続された搬送ダクト内の筒形スクリーンの近傍位
置に備えた背圧板との間で加圧脱水する脱水装置を用
い、プランジャの前進時、スクリーン渣の圧搾圧が予め
設定した圧搾圧以上に達すると、背圧シリンダにより圧
搾圧が一定になるように背圧板を後退させるとともに、
プランジャの後退時、背圧シリンダにより背圧板を前進
させて、脱水されたスクリーン渣の一部を筒形スクリー
ン内へ戻すようにして、筒形スクリーン内にてスクリー
ン渣に対して複数回の加圧脱水を行うことにより、脱水
加圧時間を長く取ることができ、難脱水スクリーン渣の
場合にも、必要とされる十分な脱水を行うことができ
る。これにより、難脱水スクリーン渣を含むスクリーン
渣の脱水を、確実に、かつ安定して行うことができ、所
要の含水率まで脱水した状態にして、スクリーン渣を次
の工程に送出することができる。
ば、筒形スクリーン内に投入されたスクリーン渣を、筒
状スクリーン内を往復動するプランジャと筒形スクリー
ンに接続された搬送ダクト内の筒形スクリーンの近傍位
置に備えた背圧板との間で加圧脱水する脱水装置を用
い、プランジャの前進時、スクリーン渣の圧搾圧が予め
設定した圧搾圧以上に達すると、背圧シリンダにより圧
搾圧が一定になるように背圧板を後退させるとともに、
プランジャの後退時、背圧シリンダにより背圧板を前進
させて、脱水されたスクリーン渣の一部を筒形スクリー
ン内へ戻すようにして、筒形スクリーン内にてスクリー
ン渣に対して複数回の加圧脱水を行うことにより、脱水
加圧時間を長く取ることができ、難脱水スクリーン渣の
場合にも、必要とされる十分な脱水を行うことができ
る。これにより、難脱水スクリーン渣を含むスクリーン
渣の脱水を、確実に、かつ安定して行うことができ、所
要の含水率まで脱水した状態にして、スクリーン渣を次
の工程に送出することができる。
【図１】本発明スクリーン渣の脱水方法を実施する一実
施例の説明図である。
施例の説明図である。
【図２】本発明による脱水の原理を示す説明図である。
１ ホッパー ２ 筒形スクリーン ３ プランジャ ３Ｓ 加圧シリンダ ４ 搬送ダクト ５ 背圧板 ５Ｓ 背圧シリンダ ６，７，８，９ 減圧弁 １０，１１ 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上殿 正之 兵庫県尼崎市下坂部３丁目11番１号 日 立機電工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平３−268897（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−118199（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−261597（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−182594（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−92149（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B30B 9/06 C02F 11/12
Claims (1)
- 【請求項１】 筒形スクリーン内に投入されたスクリー
ン渣を、筒状スクリーン内を往復動するプランジャと筒
形スクリーンに接続された搬送ダクト内の筒形スクリー
ンの近傍位置に備えた背圧板との間で加圧脱水する脱水
装置によるスクリーン渣の脱水方法において、プランジ
ャの前進時、スクリーン渣の圧搾圧が予め設定した圧搾
圧以上に達すると、背圧シリンダにより圧搾圧が一定に
なるように背圧板を後退させるとともに、プランジャの
後退時、背圧シリンダにより背圧板を前進させて、脱水
されたスクリーン渣の一部を筒形スクリーン内へ戻すよ
うにして、筒形スクリーン内にてスクリーン渣に対して
複数回の加圧脱水を行い、所要の含水率まで脱水するよ
うにしたことを特徴とするスクリーン渣の脱水方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5059500A JP2787644B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | スクリーン渣の脱水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5059500A JP2787644B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | スクリーン渣の脱水方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246489A JPH06246489A (ja) | 1994-09-06 |
| JP2787644B2 true JP2787644B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=13115069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5059500A Expired - Fee Related JP2787644B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | スクリーン渣の脱水方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2787644B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0661638B2 (ja) * | 1990-03-20 | 1994-08-17 | 日立機電工業株式会社 | スクリーン渣の脱水方法 |
| JP2907516B2 (ja) * | 1990-09-07 | 1999-06-21 | 日立機電工業株式会社 | 除塵脱水装置 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP5059500A patent/JP2787644B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06246489A (ja) | 1994-09-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101933864B1 (ko) | 스크류 유압프레스를 이용한 음식물쓰레기 탈수장치 | |
| CN205109123U (zh) | 一种污泥压滤机 | |
| CN104817245B (zh) | 污水污泥超高压脱水装置 | |
| CN104803575A (zh) | 超高压污水污泥深度脱水装置 | |
| CN105330118A (zh) | 一种污泥压滤机及污泥处理方法 | |
| JP2000354900A (ja) | 排水スラッジ脱水乾燥システム | |
| CN105561645B (zh) | 一种齿状式保压压滤方法 | |
| KR20140109578A (ko) | 음식물쓰레기 처리기 | |
| CN106946436B (zh) | 多级污水污泥深度减量化方法 | |
| JP2787644B2 (ja) | スクリーン渣の脱水方法 | |
| CN101088944A (zh) | 污泥强力脱水机 | |
| CN104817246B (zh) | 超高压污水污泥深度脱水方法 | |
| KR100402267B1 (ko) | 슬러지탈수장치 | |
| JP2006289149A (ja) | スラリーの脱水装置及び脱水方法 | |
| CN204644089U (zh) | 一种超高压污水污泥深度脱水装置 | |
| CN204644090U (zh) | 污水污泥超高压脱水装置 | |
| CN211645014U (zh) | 一种对污泥进行深度压榨的污泥破壁装置 | |
| JP3342521B2 (ja) | スクリーン渣の脱水方法 | |
| KR20000001594U (ko) | 음식물쓰레기 압착탈수장치 | |
| JPH06238490A (ja) | スクリーン渣の脱水方法 | |
| JP2787634B2 (ja) | スクリーン渣の脱水方法 | |
| KR20150024460A (ko) | 슬러지 처리장치 | |
| JP3113688B2 (ja) | スクリーン渣脱水機の運転方法 | |
| KR20020001360A (ko) | 슬러지 탈수장치 | |
| JP3342520B2 (ja) | スクリーン渣脱水機によるスクリーン渣の圧搾方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |