JPH06182588A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH06182588A
JPH06182588A JP35691592A JP35691592A JPH06182588A JP H06182588 A JPH06182588 A JP H06182588A JP 35691592 A JP35691592 A JP 35691592A JP 35691592 A JP35691592 A JP 35691592A JP H06182588 A JPH06182588 A JP H06182588A
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JP
Japan
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welded
welding
main body
support frame
floating base
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JP35691592A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Hirayama
優美 平山
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NEJITAKE SEIKO KK
Original Assignee
NEJITAKE SEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶接現場において使用する溶接装置本体が、使
用中に作業者や他の機器類を原因とする振動の影響で溶
接不良を発生しないようにするための溶接装置に関す
る。 【構成】溶接装置本体と、溶接装置本体を支持する移動
ベースと、移動ベースを移動自在に保持するフローティ
ングベースと、フローティングベースを衝撃緩衝機構を
介して取り付けた支持フレームとを備え、支持フレーム
を被溶接物に設置した際、常態で支持フレーム上に保持
されたフローティングベースが、被溶接物上で支持フレ
ームとは別に浮き支持されるようにしたことを特徴とす
る。 【効果】例えばビル等の建築物、橋梁、高圧線用の鉄塔
等を建築する場合に、これらの溶接現場において使用す
る溶接装置本体が、使用中に作業者や他の機器類を原因
とする振動の影響を受けることがなく、溶接不良を発生
することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビル等の建築
物、橋梁、高圧線用の鉄塔等を建築する場合に、これら
の溶接現場において使用する溶接装置本体が、使用中に
作業者や他の機器類を原因とする振動の影響で溶接不良
を発生しないようにするための溶接装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】移動ベースに支持されて溶接トーチが移
動するタイプの溶接装置本体は、通常工場内等の振動に
強い地盤において使用されるため、移動ベースが支持フ
レームと一体的に固定されていた。
【0003】そして、上記支持フレームは通常被溶接物
に取り付けられており、溶接装置本体にもそれほどの負
荷がかからないために取り立てて問題となることはなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビル等
の建築物や橋梁、高圧線用の鉄塔等を建築する場合に、
これらの建築現場において溶接装置本体を使用する際に
は、被溶接物に取り付けられる支持フレームが使用中に
作業者や他の機器類を原因とする振動の影響を受けやす
く、溶接装置本体の溶接トーチが所定の軌道上を移動し
なくなって溶接不良を発生してしまうという欠点があっ
た。
【0005】この発明の溶接装置は従来例の上記欠点を
解消しようとするもので、、被溶接物に取り付けられる
支持フレームが使用中に作業者や他の機器類を原因とす
る振動の影響を受けることがなく、溶接装置本体の溶接
トーチが確実に所定の軌道上を移動することができるよ
うにした溶接装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明の溶接
装置は、溶接装置本体と、溶接装置本体を支持する移動
ベースと、移動ベースを移動自在に保持するフローティ
ングベースと、フローティングベースを衝撃緩衝機構を
介して取り付けた支持フレームとを備え、支持フレーム
を被溶接物に設置した際、常態で支持フレーム上に保持
されたフローティングベースが、被溶接物上で支持フレ
ームとは別に浮き支持されるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】この発明の溶接装置によれば、例えばビル等の
建築物、橋梁、高圧線用の鉄塔等を建築する場合に、こ
れらの溶接現場において使用する溶接装置本体が、使用
中に作業者や他の機器類を原因とする振動の影響を受け
ることがなく、溶接不良を発生することがない。
【0008】
【実施例】以下、この発明の溶接装置の実施例を、図面
に基いて説明する。
【0009】図1ないし図5は、この発明の溶接装置の
1実施例を説明するものである。
【0010】図5において、1は建築物の鉄骨からなる
柱で、この柱1にははりや胴縁が溶接される。図におい
ては柱1に形鋼ばり2を溶接した状態を示すもので、形
鋼ばり2が柱1の1方〜4方(図では2方)に取り付け
られている。
【0011】上記柱1への形鋼ばり2の溶接に際して
は、工場においては溶接装置本体の支持フレームは地盤
上に設置されるため、振動等にあまり影響されない。
【0012】しかしながら、例えばビル等の建築現場に
おいては、溶接作業に携わる作業者が支持フレームに乗
ることができるように構成されている。また溶接装置本
体の移動のための機器類を支持フレームに付設すること
も必要である。したがって上記作業者や機器類に起因す
る負荷が振動や傾きとなって、溶接装置本体の溶接トー
チの軌跡や移動ベースの移動に影響することが考えられ
る。
【0013】この発明の溶接装置は、作業者や機器類に
起因する振動や傾きが溶接装置本体の溶接トーチの軌跡
や移動ベースの移動に影響しないようにするために使用
される。また、形鋼ばりの傾き(精度)に左右されない
ためにも使用される。なお、溶接装置本体が同一フレー
ム内に同時に複数台設置される場合でも、個々にフロー
ティングベースを制御できる。
【0014】すなわち、図1ないし図4のように、溶接
装置本体11を支持する移動ベース12と、移動ベース
12を移動自在に保持するフローティングベース13
と、フローティングベース13を衝撃緩衝機構を介して
取り付けた支持フレーム14とを備え、この支持フレー
ム14を被溶接物41に設置した際、常態で支持フレー
ム14上に保持されたフローティングベース13が、被
溶接物41上で支持フレーム14とは別に浮き支持され
るようにしたものである。
【0015】上記移動ベース12上には溶接装置本体1
1が取り付けられており、移動ベース12はさらに下面
に設けたスライド装置21等を介してフローティングベ
ース13に移動自在に搭載されている。このフローティ
ングベース13上にはガイドレール22が取り付けら
れ、上記スライド装置21をこのガイドレール22には
め込むことにより、溶接装置本体11はガイドレール2
2に沿って移動することができる。この移動はスラグは
つり、溶接前処理、後処理時の退避のためであるととも
に、溶接装置本体を被溶接物に設置する際の溶接装置本
体の保護のためにも行なわれる。
【0016】23はフローティングベース13を被溶接
物41上において支承する支持脚である。この支持脚2
3は、図10(イ)および(ロ)に示すように形鋼ばり
の断面直角度が、加工上の要因その他の種々の要因で精
密さを欠くことになる点を補正できるようにするため、
2点支持となっている。したがって、溶接装置本体が被
溶接部に対しての傾きを生じるようなケースでも、この
支持脚23によって被溶接物41上において水平に保持
することができる。
【0017】上記溶接装置本体11の移動制御にはCP
Uを備えた制御装置が使用され、タッチセンサ等の種々
のセンサによってビードの断面形状や高さ等を検知しな
がら移動させたり、ティーチングによって、あるいは種
々のデータの解析から得た制御データを搭載した記憶装
置のデータ等によって制御装置を制御することにより、
適宜所定のビード形状、ウイービング幅等の溶接条件を
決定し、所定の溶接結果を得ることができる。
【0018】上記フローティングベース13には、少な
くともその四隅等に所定の本数のガイドロッド24が下
向きに垂設され、ガイドロッド24は支持フレーム14
に設けたガイド孔25に移動可能にはめ込まれている。
またガイドロッド24のそれぞれに対応してコイルスプ
リング26からなる衝撃緩衝手段が付設されている。2
7はガイドロッド24の端部に設けたコイルスプリング
26のストッパである。
【0019】上記支持フレーム14には、形鋼ばり等の
被溶接物41上への搭載部位に開口部28が設けられて
おり、上記支持脚24を開口部28位置において被溶接
物41に当接させることによって、フローティングベー
ス13が被溶接物41上に支承される。なお被溶接物4
1上に搭載した支持フレーム14は、保持クランプ29
によって被溶接物41に固定されている(図6参照)。
【0020】31は支持フレーム14の端部にアーチ状
に取り付けた外枠で、クレーン等によってこの外枠31
を吊り上げ、支持フレーム14ごと溶接装置本体11を
移動させるために使用される。また32は、上記外枠3
1の外縁に水平に突設した足場で、作業者が溶接装置本
体11の稼働時の管理や保守、点検等の際に搭乗するた
めのものである。さらに、33は足場のバランスウエイ
トで、作業者の移動に際して支持フレーム14が傾かな
いように取り付けられている。34は溶接火花を捕捉す
るためのネットである。
【0021】次に図7において、51は上記支持フレー
ム14の挿入口52に設けたガイドバーで、挿入口52
の両側に対向して突設された弾性支持部の先端に取り付
けられている。この弾性支持部は図ではガイドピン53
からなり、ガイドピン53は挿入口52の幅方向に進退
自在となるよう支持フレーム14に保持され、常態では
バネ54によって挿入口52の対向する側面に向かって
付勢されている。
【0022】上記ガイドバー51は、図8のように通常
水平に保持されているが、上向きあるいは下向きにも回
転することができるように構成されている。これは、鉄
骨の柱1に形鋼ばり2を溶接してなる被溶接物41に取
り付ける場合に有効である。すなわち、柱1に上記支持
フレーム14の挿入口52をはめ込んだ際、ガイドバー
51で柱1の両側をはさみ付けた状態で支持フレーム1
4を所定位置まで下げる必要がある。そのとき、図9
(イ)のようにガイドバー51は上向きに、あるいは図
9(ロ)のように下向きにも回転することができるの
で、支持フレーム14の昇降操作には何も支障を来すこ
とがない。
【0023】この発明の溶接装置は以上のように構成さ
れており、使用に際しては図3のように、支持フレーム
14の挿入口52をガイドバー51を利用して柱1には
め込み、支持フレーム14を下げて形鋼ばりからなる被
溶接物41上に支持フレーム14を搭載する。その際、
柱1に種々の付属物が取り付けられていても、ガイドバ
ー51の首振り機能により何ら支障がない。
【0024】被溶接物41上に支持フレーム14が搭載
されると、支持フレーム14の開口部29から突出した
フローティングベース13の支持脚24が被溶接物41
上に当接し、フローティングベース13や移動ベース1
2、および溶接装置本体11は、支持フレーム14とは
切り離された状態で被溶接物41上に支持される。
【0025】そして、作業者が溶接装置本体11の稼働
時の管理のために足場32上に搭乗しており、足場32
上を移動することによって支持フレーム14が図4のよ
うに傾いた場合でも、フローティングベース13にはな
んら影響がなく、溶接装置本体11の溶接トーチの軌跡
や移動ベースの移動に支障を来すことがない。
【0026】
【発明の効果】この発明の溶接装置によれば、工場、あ
るいはビル等の建築物、橋梁、高圧線用の鉄塔等を建築
する場合に、これらの溶接現場において使用する溶接装
置本体が、使用中に作業者や他の機器類を原因とする振
動の影響を受けることがなく、溶接不良を発生すること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る溶接装置の実施例を示す概略断
面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】支持フレーム14ごと溶接装置本体11を被溶
接物41上に搭載した状態の断面図である。
【図4】支持フレーム14が傾斜した状態の断面図であ
る。
【図5】建築物の鉄骨からなる柱にはりを溶接する状態
を示す斜視図である。
【図6】支持フレーム14を保持クランプ29によって
被溶接物41上に固定した状態を示す概略図である。
【図7】支持フレーム14を被溶接物41に取り付ける
過程を示す断面図である。
【図8】ガイドバーの動作を示す正面図である。
【図9】(イ)、(ロ)はそれぞれガイドバーの被溶接
物に装着した際の動作を示す正面図である。
【図10】(イ)、(ロ)はそれぞれ形鋼ばりの断面直
角度の不均一さを示す概略図である。
【符号の説明】
1 柱 2 形鋼ばり 11 溶接装置本体 12 移動ベース 13 フローティングベース 14 支持フレーム 21 スライド装置 22 ベアリング 23 ガイドレール 24 支持脚 25 ガイドロッド 26 ガイド孔 27 コイルスプリング 28 ストッパ 29 開口部 31 外枠 32 足場 33 バランスウエイト 34 ネット 41 被溶接物 51 ガイドバー 52 挿入口 53 ガイドピン 54 バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接装置本体と、溶接装置本体を支持す
    る移動ベースと、移動ベースを移動自在に保持するフロ
    ーティングベースと、フローティングベースを衝撃緩衝
    機構を介して取り付けた支持フレームとを備え、支持フ
    レームを被溶接物に設置した際、常態で支持フレーム上
    に保持されたフローティングベースが、被溶接物上で支
    持フレームとは別に浮き支持されるようにしたことを特
    徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】 溶接装置本体と、溶接装置本体を支持す
    る移動ベースと、移動ベースを移動自在に保持するフロ
    ーティングベースと、フローティングベースを衝撃緩衝
    機構を介して取り付けた支持フレームと、支持フレーム
    の開口部に取り付けた弾性支持部と、弾性支持部の先端
    に水平および垂直に首振り自在に取り付けたガイドバー
    とを備え、常態において上記ガイドバーを水平に保持し
    たことを特徴とする溶接装置。
JP35691592A 1992-12-21 1992-12-21 溶接装置 Pending JPH06182588A (ja)

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JP35691592A JPH06182588A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 溶接装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160322768A1 (en) * 2013-12-23 2016-11-03 Zte Corporation Welding Tray
CN111923316A (zh) * 2020-07-16 2020-11-13 庄天从 一种用于成型发泡制造鞋底的模具
CN114406527A (zh) * 2021-12-17 2022-04-29 中山市川上智能设备有限公司 一种磁吸式电梯门侧板自动夹持结构

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