JPH06182052A - 煙草の吸い殻処理装置 - Google Patents

煙草の吸い殻処理装置

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JPH06182052A
JPH06182052A JP33911592A JP33911592A JPH06182052A JP H06182052 A JPH06182052 A JP H06182052A JP 33911592 A JP33911592 A JP 33911592A JP 33911592 A JP33911592 A JP 33911592A JP H06182052 A JPH06182052 A JP H06182052A
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Japan
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hollow body
cover
butts
ashtray
smoke
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JP33911592A
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English (en)
Inventor
Fumio Takei
文雄 武居
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INTERNATL TECHNOL DESIGN KK
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INTERNATL TECHNOL DESIGN KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 遊戯機3などの前面に中空体1を設ける。中
空体1の上部に適宜の間隔で内部空間6に連通する複数
の吸い殻の投入口4を配置する。投入口4の上方に灰皿
29を設ける。灰皿29を覆うカバー13を設ける。カバー13
内の投入口4より背面側に吸気口5を設ける。灰皿29の
底部に開口孔31を設ける。カバー13内に灰皿29の背面側
略全面に、適宜の大きさと厚さの網目を有する網目状フ
ィルタ37を着脱自在に設ける。網目状フィルタ37にてカ
バー13内の少なくとも灰皿29よりも上部に位置する部分
を投入口4側と吸気口5側とに区画する。 【効果】 煙草の吸い殻を連続的に自動処理できる。灰
皿29上の煙を効率的に室外に排出できる。網目状フィル
タ37が目詰まりするまでの期間が長くなる。装置全体の
煙などによる汚損を少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、パチンコなどの
遊戯場などの狭隘な場所で、広範囲に位置する多数の人
が喫煙する煙草の吸い殻を既存のスペースを利用して連
続的に処理でき、かつ灰皿上の吸いかけの煙草の煙など
による周囲の空気の汚染を防止でき、かつ煙草の煙など
による装置内部の汚染を防止できる煙草の吸い殻処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパチンコなどの遊戯場のような多
数の人が集まる室内では、喫煙者のために多数の灰皿が
適宜の間隔、例えば遊戯機毎に設置され、また、室内の
壁面または天井に設置した排気用の送風機を設置して煙
を排出するようにしている。
【0003】そこで、各灰皿の吸い殻の処理を自動的に
行う方法として、例えば、特開平2ー16962号公報
に記載されるような吸い殻を排出する導管路を設ける方
法、または特願平3−241922号公報に記載される
ような吸い殻を移送する移送ベルトを設ける方法等が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、灰皿上
の吸いかけの煙草より発生する煙による室内の空気の汚
染を有効に防止する手段は得られていないのが実情であ
る。
【0005】一方、遊戯場の煙草による空気の汚染は、
喫煙者の呼気により発生するものもあるが、灰皿上の吸
いかけの煙草や灰より発生する煙などによるものの比率
が高く、この灰皿上の吸いかけの煙草による汚染の問題
は、遊戯場の一般的な環境が年々良好になっている現
在、改善を要する最大の課題となっている。
【0006】そこで、この課題を解消するべく、灰皿上
をカバーで覆い、煙草の煙などをカバー内に設けた吸気
口などから物置台の内部に吸引して処理する方法が考え
られている。しかしながら、この方法では、煙草の煙に
含まれるやに粒子が中空体の内部に形成された煙の流通
路内に付着し、この付着したやに粒子に流通路内を流通
する煙草の煙や埃などがさらに吸着され、流通路が著し
く汚損され、目詰まりが生じるため、流通路を頻繁に掃
除しなければならないという問題を有している。
【0007】そこで、灰皿近傍に設けられた吸気口にパ
イプを配設し、このパイプに巻き煙草に用いられるよう
な細長状のフィルタを装着し、あらかじめこのフィルタ
に煙中のやになどを吸着させて、流通路内の汚損を少な
くすることが考えられている。しかしながら、この方法
では、フィルタが細長状で厚くかつフィルタ孔が比較的
小さいため、一旦フィルタ中に付着したやに粒子に煙中
のやに粒子がさらに吸着され、やに粒子が凝集して急速
に成長するため、フィルタ自身が短時間で目詰まりし、
フィルタを頻繁に交換しなければならないという問題を
有している。
【0008】また、パチンコ機などの遊戯機はその設置
位置を現場で調節して設置され、この遊戯機の位置に応
じて取付位置を調節しながら灰皿を現場で取り付ける場
合が多いが、上記のように灰皿をカバーで覆うととも
に、カバー内に物置台の内部に連通する吸気口を設ける
構造を採ると、灰皿やカバーの物置台への取付構造が複
雑となり、灰皿などの位置調節が困難になるという問題
も有している。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、煙草の吸い殻を連続的に自動処理できるとともに、
灰皿上の吸いかけの煙草による煙が室内に拡散せず、灰
皿上の煙を効率的に室外に排出でき、しかも煙などによ
る装置内部の汚損を防止できる煙草の吸い殻処理装置を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の煙
草の吸い殻処理装置は、遊戯機などの前面に設けられる
中空体の上部に、適宜の間隔で内部空間に連通する複数
の吸い殻の投入口を配置し、この中空体の内部空間には
少なくとも一個の吸い殻の回収装置を接続し、この中空
体の内部空間に前記投入口から投入された吸い殻を前記
回収装置に移送する移送手段を備えるとともに、前記投
入口の上方に設けられた灰皿を覆うカバーを設け、か
つ、このカバー内に前記投入口より背面側に設けた吸気
口を、前記中空体の内部に並設され端部に排風機を有す
るダクトに連通させた煙草の吸い殻処理装置において、
前記灰皿の底部に前記吸い殻は通過させるがこの吸い殻
よりも大きな異物は通過させない大きさを有する少なく
とも一個の開口孔を設けるとともに、前記カバー内に前
記灰皿の背面側略全面に網目状フィルタを着脱自在に設
けたものである。
【0011】請求項2記載の発明の煙草の吸い殻処理装
置は、請求項1記載の発明の煙草の吸い殻処理装置にお
いて、灰皿およびカバーの中空体への取付位置を前記中
空体の長手方向に調節可能としたものである。
【0012】請求項3記載の発明の煙草の吸い殻処理装
置は、請求項1または2記載の発明の煙草の吸い殻処理
装置において、吸気口に可撓性のパイプを着脱自在に設
けたものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明は、遊戯機などの前面に設
けられる中空体の上部に適宜の間隔で配置されている複
数の吸い殻の投入口のいずれからか投入された煙草の吸
い殻は、内部空間の移送手段にて吸い殻の回収装置に移
送されて処理される。なお、灰皿の底部に設けた開口孔
は煙草の吸い殻よりも大きな異物は通過できない大きさ
に形成されているので、大きな異物がこの開口孔から落
下して投入口に投入されるのが防止される。
【0014】また、灰皿を覆うカバーにて灰皿上の吸い
かけの煙草の煙などが室内に拡散するのが防止され、煙
に含まれるやに、灰などの相当量はカバー内に設けた網
目状フィルタに吸着され、残余の煙などは吸気口を通過
し、中空体の内部に並設したダクトを通過して排風機に
よりダクトの端部から排出される。
【0015】さらに、カバー内に灰皿の背面側に設けた
網目状フィルタの網目は目詰りを抑制できる程度に大き
いため、従来の装置に用いられる紙巻き煙草フィルタな
どに比して、目詰まりするまでの期間が相当長くなる。
【0016】一方、網目状フィルタの網目を目詰まりを
抑制できる程度に比較的大きく選択すると単位面積当た
りの吸着力は小さくなるが、網目状フィルタをカバー内
の灰皿の背面側略全面に設けることにより煙が通過する
網目状フィルタの面積を広くしてこれを補うとともに、
目詰まりの抑制と吸着力との兼ね合いから適宜の大きさ
と厚さの網目を選択すると、網目状フィルタに一旦付着
した煙中のやに粒子にはさらに煙中のやに粒子や灰が吸
着され、やに粒子が凝集して成長し、徐々に吸着効果が
高まるので、煙草の煙中のやになどの相当量を網目状フ
ィルタに捕着することができる。
【0017】また、網目状フィルタはカバー内に着脱自
在に設けられているため、その取換え操作が容易とな
る。
【0018】請求項2記載の発明は、灰皿およびカバー
の中空体への取付位置を前記中空体の長手方向に調節可
能としたので、灰皿の取付操作が容易になる。
【0019】請求項3記載の発明は、網目状フィルタに
捕着されなかった残余の煙がパイプを通過する際に煙中
のやになどはパイプ内に捕着され、その後、ダクトに送
り込まれるため、煙などによるダクト内の汚損を一層少
なくすることができる。また、可撓性のパイプが着脱自
在に設けられているので、パイプの取換操作が容易にな
る。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例の構成を図1ないし図3に
ついて説明する。
【0021】1は例えば、島といわれる設置台2に複数
並設されたパチンコ機3の前面下部にパチンコ機3の並
設方向に並列に設けられた上面が平板状の物置台などの
中空体で、この中空体1はステンレス鋼板などにて断面
矩形状の中空に形成され、上面はパチンコ玉、硬貨、持
ち物などを載置できるようになっている。この中空体1
の上面に、適宜の間隔で複数の吸い殻の投入口4が形成
され、さらに各投入口4の背面側(図2)には吸気口5
が開口形成されている。また、この中空体1の一端部に
は内部空間6に連通する煙草の吸い殻の回収装置7が接
続されている。
【0022】8は移送手段で、前記中空体1の内部空間
6に配設され、前記投入口4から投入された吸い殻を前
記回収装置7に移送するように配設されて一方向へ駆動
される耐熱性または金属製無端ベルト9により形成さ
れ、この無端ベルト9の帰路も前記中空体1の内部空間
6に収納されている。そして、この無端ベルト9は、前
記投入口4から中空体1の内部に投入された吸い殻を上
面に載せて前記回収装置7に移送し、この回収装置7に
て方向転換して下側の帰路に向うときに吸い殻を回収装
置7の水槽11に放出し、中空体1内の内部空間6の下部
を帰路として通過して、中空体1の端部12に至り、ここ
で再び反転して循環移動される。
【0023】13は前記投入口4および吸気口5を覆うよ
うに中空体1上に配置される断面略矩形状のカバーで、
このカバー13は、耐熱性板または金属板などにて形成さ
れ、下部カバー14とこの下部カバー14の上部に配設され
る上部カバー15とにより構成される。
【0024】そして、下部カバー14は上面および下面が
開口し、内面上部にはねじ孔16を有する係合凹部18が形
成され、前面および後面(図3の右面および左面)の下
端には内方に向けて水平方向に取付基部19がそれぞれ突
設され、さらに両側(図3の前後側)の内面の中央下部
には係合凹溝21を挟んで膨出部22,22がそれぞれ形成さ
れている。
【0025】また、この下部カバー14の各取付基部19に
は前記中空体1の長手方向に長くかつ幅が小さい略スリ
ット状のねじ孔部23が穿設されている。そして、このね
じ孔部23の上部から取付ねじ24を通し、この取付ねじ24
を中空体1に穿設したねじ取付孔25に螺合して、取付基
部19を中空体1に取付固定するようになっている。な
お、ねじ孔部23は中空体1の長手方向に長く形成されて
いるので、下部カバー14を中空体1に載置した後、下部
カバー14を中空体1の長手方向にスライドさせて取付位
置を調節できるようになっている。
【0026】そして、前記各係合凹溝21には平面状でか
つ断面略逆L字状の蔽壁部26の両端が係合され、この蔽
壁部26により下部カバー14の内部が投入口4側と吸気口
5側とに区画されている。また、この蔽壁部26は耐熱性
板または金属板にて形成され、中間部が下部カバー14の
後面側(図3の左側)に向かって屈曲され、上端には上
板部27が下部カバー14の後面側に向かって水平方向に突
設されている。
【0027】また、前記上部カバー15は、前方の一部が
切り欠かれて、吸い殻挿入口28が形成され、この吸い殻
挿入口28から吸いかけの煙草が挿入され、この吸い殻挿
入口28の下部には灰皿29が上部カバー15の内方に向かっ
て下方に傾斜して取付固定されている。そして、この灰
皿29は耐熱性板または金属板にて形成され、前記投入口
4の上方に配置され、さらにこの灰皿29の底部には煙草
の吸い殻は通過させるがこの吸い殻よりも大きな異物は
通過させない大きさを有し、例えば略スリット状の少な
くとも一個の開口孔31が穿設されている。
【0028】さらに、この上部カバー15の内面下部には
前記下部カバー14の係合凹部18に係合される係合部32が
形成され、この上部カバー15の両側(図3の前後側)の
内面には係合凹溝部33を挟んで係合膨出部34,34がそれ
ぞれ形成されている。そして、係合部32を下部カバー14
の係合凹部18に係合し、取付ねじ35を下部カバー14のね
じ孔16と係合部32に設けたねじ孔36とに通し、締め付け
ることにより、上部カバー15は下部カバー14に固定さ
れ、投入口4、吸気口5および灰皿29を覆うカバー13が
形成される。
【0029】37は鉄線、セラミックスまたは耐熱性樹脂
などにて形成され、煙草の煙に含まれるやに、灰などを
捕着する平面矩形状の網目状フィルタで、この網目状フ
ィルタ37は、カバー13内の灰皿29の背面側略全面に設け
られ、両端が上部カバー15の両側の係合凹溝部33に係合
され、下端が前記蔽壁部26の上板部27にて支持され、カ
バ−13内に取付けられる。
【0030】そして、この網目状フィルタ37の網目(メ
ッシュ数)としては、目詰まりを抑制できるとともに煙
草の煙などを有効に吸着できる適宜の大きさのものが選
択される。すなわち、目詰まりを抑制し、空気抵抗を小
さくするためには網目が大きければ大きいほど好ましい
が、一方、網目が大き過ぎると単位面積当たりの吸着力
が減少するので、両者の兼ね合いから、適宜の大きさの
網目が選択される。さらに同様の理由で適宜の厚さの網
目の網が選択される。
【0031】また、この網目状フィルタ37と蔽壁部26と
によりカバー13の内部が前側と後側(図3の右側と左
側)とに区画され、後側には吸気室38が形成され、この
後側の吸気室38には前側の灰皿29からの煙草の吸い殻が
通過できないようになっている。
【0032】そして、この吸気室38と中空体1の上面に
開口した吸気口5の間には、テフロンなどにて形成され
た可撓性でかつ耐熱性の細長状のパイプ39が着脱可能に
配設されている。また、このパイプ39の上端に設けた開
口部41の高さ位置は網目状フィルタ37まで達し、この開
口部41から煙草の煙などを吸入できるようになってい
る。さらに、このパイプ39は、上部が前記蔽壁部26の上
板部27の後端(図3の左端)に当接され、中間部が屈曲
されて配設されている。
【0033】42はダクトで、このダクト42は前記中空体
1の内部の設置台2側(図2)に設けられ、前記煙草の
吸い殻の移送手段8とは分離して並設されている。そし
て、中空体1上の灰皿29に置かれた煙草からの煙や灰を
含む汚染空気は網目状フィルタ37、パイプ39、吸気口5
を介してこのダクト42に吸入される。
【0034】また、前記ダクト42の一端のダクト端部43
の近傍にはダクト42から排風する排風機44が備えられて
いる。そして、煙草からの煙や灰を含む汚染空気はダク
ト42に吸引され、ダクト42内を経由してダクト端部43の
近傍に配置された排風機44から室外に排出される。ある
いは、排風機44を通過した後、排風機44と別に設けた空
気清浄機(図示せず)を通過して室内に再循環される。
さらに、前記排風機44の前面には必要に応じてエアフィ
ルタ45が配置される。
【0035】次にこの実施例の作用を説明する。
【0036】パチンコ機3前面に設けられる中空体1の
上部に配設された灰皿29のいずれかに置かれた煙草の吸
い殻は、灰皿29の底部に設けた開口孔31から投入口4に
投入される。このとき、この開口孔31は略スリット状
で、吸い殻よりも大きな異物は通過できない大きさに形
成されているので、紙巻き煙草の包装箱、紙屑、磁気カ
ードなどの異物が投入口4に投入されるのが防止され
る。
【0037】そして、投入口4から投入された煙草の吸
い殻は、移送手段8の無端ベルト9にて吸い殻の回収装
置7に移送されて処理される。また、移送手段8は無端
ベルト9のため、中空体1の内部に収納でき、設置スペ
ースの節約ができる。
【0038】また、灰皿29に置かれた煙草がカバー13に
て覆われることにより、灰皿29上の煙草の煙が遊戯室の
室内に拡散するのが防止される。さらに、ダクト42は排
風機44によって負圧となり、灰皿29に置かれた煙草の煙
を含む汚染空気は、図3の排風経路46に示されるよう
に、網目状フィルタ37、パイプ39を介して吸気口5から
吸引され、ダクト42を通ってダクト端部43から室外に排
出され、室内の空気の清浄化が効率的に図れる。
【0039】また、煙草の煙を含む汚染空気が網目状フ
ィルタ37を通過する際に、煙に含まれるやに、灰などの
相当量が網目状フィルタ37に捕着され、この網目状フィ
ルタ37に吸着されなかった残余の煙などのみが吸気室38
に吸引され、この吸気室38内の開口部41からパイプ39内
に吸入され、吸気口5からダクト42内に吸引されるが、
パイプ39を通過する際に残余の煙中のやになどはパイプ
39の内面にさらに捕着されるので、ダクト42内に吸引さ
れる空気中の汚れは少なくなり、ダクト42の汚損は一層
少なくなり、ダクト42内の清掃が容易になる。
【0040】さらに、このダクト42は、煙草の吸い殻の
移送手段8を配置する中空体1の内部空間6とは分離し
て並設され、かつ吸い殻は網目状フィルタ37と蔽壁部26
とで遮蔽されて吸気室38に入れないようになっているの
で、ダクト42内に吸い殻が入ることはなく、ダクト42内
の清掃が一層容易になる。
【0041】また、網目状フィルタ37は平面状で薄くか
つその網目は目詰りを抑制できる得る程度に大きいた
め、従来の装置に用いられる紙巻き煙草フィルタなどの
厚くかつフィルタ孔が比較的小さいフィルタに比して、
目詰まりするまでの期間が相当長くなる。
【0042】一方、網目状フィルタ37の網目を目詰まり
を抑制できる程度に比較的大きく選択すると単位面積当
たりの吸着力は小さくなるが、網目状フィルタ37をカバ
ー13内の灰皿29の背面側略全面に設けることにより煙な
どが通過する網目状フィルタ37の面積を広くしてこれを
補うとともに、目詰まりの抑制と吸着力との兼ね合いか
ら適宜の大きさと厚さの網目を選択すると、網目状フィ
ルタ37に一旦付着した煙中のやに粒子にはさらに煙中の
やに粒子や灰が吸着され、やに粒子が凝集して成長し、
徐々に吸着効果が高まるので、煙草の煙中のやになどの
相当量を網目状フィルタ37に捕着することができる。
【0043】また、網目状フィルタ37の取換えは、ま
ず、上部カバー15を取り外し、上部カバー15の各係合凹
溝部33から網目状フィルタ37を取り外し、新しい網目状
フィルタ37を各係合凹溝部33にスライドして係合し、網
目状フィルタ37の下端を蔽壁部26の上板部27に載置する
だけの簡単な操作で行うことができる。
【0044】さらに、パイプ39の取換えは、上部カバー
15を取り外し、パイプ39を吸気口5から取り外し、新し
いパイプ39の下部を吸気口5に挿入し、新しいパイプ39
の上部を蔽壁部26の上板部27の後端(図3の左端)に当
接するだけの簡単な操作で行うことができる。このと
き、パイプ39は可撓性を有するため上板部27に当接する
と容易に屈曲されるので、取換操作は一層容易になる。
【0045】また、下部カバー14の取付基部19のねじ孔
部23は中空体1の長手方向に長い略スリット状に穿設さ
れているので、下部カバー14を中空体1の上面に載置し
た後、下部カバー14を中空体1の長手方向にスライドさ
せて取付位置を調節することができ、現場に設置された
パチンコ機3などの位置に応じて適宜の位置に灰皿29を
配置することが可能になり、灰皿29などの取付操作が容
易になる。なお、この取付位置の調節はねじ孔部23とね
じ取付孔25とが重なり合う範囲、すなわち、ねじ孔部23
の長さの範囲内で行うことができる。
【0046】なお、前記ダクト42は、図3に示すように
中空体1の内部に並設しても良いが、中空体1と分離し
て、取り外し可能にパイプなどにて形成して掃除をさら
に容易にできるようにしてもよい。
【0047】また、前記実施例では遊戯機はパチンコ機
について説明したが、パチンコ機に限られるものではな
く、各種遊戯機の前面に設ける中空体に適用でき、ま
た、遊戯機に限られることなく、各種の中空体にも適用
できる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、狭隘な遊
戯場などで余分のスペースを使用せずに、適宜の間隔で
存在する多数の人から広範囲に亘って出される煙草の吸
い殻を連続的に処理することができる。また、灰皿を覆
うカバーにて、灰皿上の吸いかけの煙草の煙が室内に拡
散されるのが防止され、この煙は吸気口を通過し、中空
体の内部に形成したダクトを通過して排風機によりダク
トの端部から室外に排出されるので、遊戯場内の空気が
汚染されるのを効率的に防止することができる。
【0049】また、吸いかけの煙草の煙などを含む汚染
空気を、カバー内に灰皿の背面側略全面に設けて面積を
広くした網目状フィルタを通過させ、この網目状フィル
タに煙中のやになどの相当量を捕捉した後、煙草の吸い
殻の移送手段を配置した内部空間とは分離して並設した
ダクト内を経由させてダクトの端部から排出するため、
装置全体の煙などによる汚損を少なくすることができ
る。さらに、適宜の大きさと厚さの網目を選択すること
により、網目状フィルタが目詰まりするまでの期間が長
くなり、装置の保守が容易になる。
【0050】さらに、網目状フィルタはカバー内に着脱
自在に設けられているため、その取換操作が容易とな
る。
【0051】請求項2記載の発明によれば、灰皿および
カバーの中空体への取付位置を中空体の長手方向に調節
可能としたので、灰皿の取付操作が容易になる。
【0052】請求項3記載の発明は、網目状フィルタに
捕着されなかった残余の煙中のやになどはパイプ内に捕
着され、その後、ダクトに送り込まれるため、煙などに
よるダクト内の汚損を一層少なくすることができる。ま
た、可撓性のパイプが着脱自在に設けられているので、
パイプの取換操作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す煙草の吸い殻処理装置
の一部を切り欠いた説明正面図である。
【図2】同上一部を切り欠いた説明側面図である。
【図3】同上灰皿及びその付近を示す詳細断面図であ
る。
【符号の説明】
1 中空体 3 遊戯機 4 投入口 5 吸気口 6 内部空間 7 回収装置 8 移送手段 13 カバー 29 灰皿 31 開口孔 37 網目状フィルタ 39 パイプ 42 ダクト 44 排風機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯機などの前面に設けられる中空体の
    上部に、適宜の間隔で内部空間に連通する複数の吸い殻
    の投入口を配置し、 この中空体の内部空間には少なくとも一個の吸い殻の回
    収装置を接続し、 この中空体の内部空間に前記投入口から投入された吸い
    殻を前記回収装置に移送する移送手段を備えるととも
    に、 前記投入口の上方に設けられた灰皿を覆うカバーを設
    け、かつ、 このカバー内に前記投入口より背面側に設けた吸気口
    を、前記中空体の内部に並設され端部に排風機を有する
    ダクトに連通させた煙草の吸い殻処理装置において、 前記灰皿の底部に前記吸い殻は通過させるがこの吸い殻
    よりも大きな異物は通過させない大きさを有する少なく
    とも一個の開口孔を設けるとともに、 前記カバー内に前記灰皿の背面側略全面に網目状フィル
    タを着脱自在に設けたことを特徴とする煙草の吸い殻処
    理装置。
  2. 【請求項2】 灰皿およびカバーの中空体への取付位置
    を前記中空体の長手方向に調節可能としたことを特徴と
    する請求項1記載の煙草の吸い殻処理装置。
  3. 【請求項3】 吸気口に可撓性のパイプを着脱自在に設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の煙草の吸
    い殻処理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3730714A1 (de) * 1986-09-12 1988-03-24 Diesel Kiki Co Automatisches uebertragungssystem fuer fahrzeuge
JPH0924159A (ja) * 1995-07-13 1997-01-28 Global Kiki:Kk ダスト押送装置
JP2010124916A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Universal Entertainment Corp 遊技機
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JP2016135370A (ja) * 2016-04-27 2016-07-28 大都販売株式会社 遊技機用の吸殻回収ユニットおよび遊技機島

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