JPH06181880A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH06181880A
JPH06181880A JP4342172A JP34217292A JPH06181880A JP H06181880 A JPH06181880 A JP H06181880A JP 4342172 A JP4342172 A JP 4342172A JP 34217292 A JP34217292 A JP 34217292A JP H06181880 A JPH06181880 A JP H06181880A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、光ファイバ等の内蔵物の折損等のダ
メージを簡易に防止できる内視鏡を提供することを目的
とする。 【構成】本発明は挿入部2の湾曲部5を最大湾曲角度が
均等でない2方向へ湾曲する手段を設けた内視鏡1にお
いて、チャンネルチューブ18を小さい最大湾曲角度で
湾曲する向き側に偏心して配設し、かつ、チャンネルチ
ューブ18よりその方向の外側には、ファイバ束16,
17を配設しない。このため、処置具のチャンネルチュ
ーブ挿通時においてその内蔵物圧迫を低減するととも
に、繰り返して湾曲部5を湾曲をしたときの内蔵物の移
動範囲が小さく、その内蔵物のダメージを極力小さくで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチャンネルチューブやフ
ァイバ束等などの内蔵物を挿通する挿入部に湾曲部を設
けた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡の挿入部には、チャンネ
ルチューブ、イメージガイドファイバ束やライトガイド
ファイバ束等の各種の内蔵物が挿通されているのが普通
である。これらの内蔵物は、挿入部の可撓管の曲りや湾
曲部の湾曲に伴ってその挿入部内において長手軸方向に
移動する。特に、大きな湾曲がなされる湾曲部を湾曲し
た際には内蔵物の移動が特に大きい。
【0003】ところで、湾曲部に挿通される内蔵物は、
その配置される位置によって動きが異なる。湾曲する
際、その内側に位置される内蔵物は、手元操作部側に繰
り出される。また、湾曲する外側に位置して配置される
内蔵物は、挿入部の先端側に繰り出される。このため、
内蔵物相互が擦れてたり圧迫したりして折損する虞があ
る。
【0004】従来、実公昭63−5682号公報や実公
平4−1922号公報で提案されるように、上下2方向
にのみ湾曲させる湾曲部を有する内視鏡において、その
上下各向きの最大湾曲角度を極力抑えるようにしたもの
が提案されている。しかし、これらは、湾曲部が湾曲す
る際において内蔵物の移動距離を短くすることを直接の
目的にしているものではない。実公昭63−5682号
公報は特定方向へ大きく湾曲部を湾曲させる内視鏡にお
いて、自由状態で湾曲部を特定方向側へあらかじめ湾曲
させておく弾性管体を湾曲部の外周に密着被覆させるこ
とにより、上下2方向の各湾曲量を均一化して上下各向
きの最大湾曲角度を極力抑え、湾曲部の外皮の皺を極力
発生させないようにしたものである。
【0005】また、実公平4−1922号公報は最大湾
曲角度より小さい湾曲量で湾曲させる際、各節輪を均一
に屈曲させるコイルスプリングを設けたものであり、湾
曲部全体が滑らかな湾曲形状になるように湾曲角度を極
力抑えるようにしたものである。これらは、湾曲部が湾
曲する際の内蔵物の移動距離を短くすることを直接の目
的にしているものではなく、また、内蔵物の圧迫や折損
を回避し得るかは、不明である。
【0006】ところで、湾曲部の湾曲する角度をなるべ
く少なくすれば、その部分の内蔵物が移動する区間の距
離が短くなり、内蔵物が相互に摩擦し合う度合が低くな
る。このことによって光ファイバ束へ引張り力や圧縮力
が加わる度合も減り、内視鏡の耐久性が向上することと
なる。しかし、湾曲角度は実用上無制限に少なくできる
ものではない。
【0007】そこで、特願平3−95870号のもので
は、さらに内視鏡の光ファイバ束の折損を防ぐことがで
きる手段が提案されている。これは、光ファイバ束が上
述した引張り力や圧縮力を繰り返し受けてその負荷作用
で折れること、また、チャンネルチューブ内に処置具を
挿通させたとき、処置具の押し込み力で光ファイバ束が
圧迫されて折れることを防止するのを目的としたもので
あり、湾曲管内において、最大湾曲角の小さい向き側に
位置する光ファイバ束の折損を防止する手段を設けたも
のである。例えば、光ファイバ束の被覆チューブ肉厚を
厚くしたり、被覆チューブ内の光ファイバの充填率を下
げたり、湾曲管を構成する湾曲駒の絞り部を湾曲管の長
手方向の適当な位置に配設したりしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この特願平
3−95870号の技術にて、内視鏡の性能と耐久性を
確保するためには、いわゆるトライ・アンド・エラーの
調整作業を繰り返して行って最適な設計に持っていかな
ければならないという問題点がある。例えば、ファイバ
束の被覆チューブを厚くする方法においては、極力ファ
イバの本数を減らさずに内視鏡の性能を確保したいの
で、安易に被覆チューブを厚くすることはできない。内
視鏡の性能と耐久性との妥協点を見い出すために、各種
肉厚の被覆チューブで、トライ・アンド・エラーを繰り
返さねばならない。すなわち、ファイバ束の折損防止手
段を挿入部に設けたことによって失うスペースは、内視
鏡としての性能を失わない程度にとどめておかねばなら
ない。そのための調整作業が不可欠ということである。
【0009】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、光ファイバ等の内蔵物の
折損等のダメージを簡易に防止できる内視鏡を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明はチャ
ンネル孔を内部に配設した挿入部の湾曲部を最大湾曲角
度が均等でない2方向へ湾曲する手段を設けた内視鏡に
おいて、チャンネル孔を小さい最大湾曲角度で湾曲する
向き側に偏心して配設し、かつ、チャンネル孔よりその
方向の外側には、他のファイバ束等の内蔵物を配設しな
い。このため、チャンネル孔に処置具を挿通する際にお
いて他の内蔵物を圧迫する作用を低減するとともに、繰
り返して湾曲部を湾曲したときの内蔵物の移動範囲が小
さく、その挿入部内に配置した内蔵物のダメージを極力
小さくできる。
【0011】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1ないし図4を参
照して説明する。図1はその内視鏡1の全体を示してお
り、これは挿入部2と操作部3からなり、操作部3には
接眼部4が設けられている。また、操作部3には図示し
ないライトガイドケーブルが連結されている。
【0012】前記挿入部2は湾曲部5と軟性部6を接続
して構成されている。湾曲部5は、操作部3に設けた湾
曲操作ノブ7を操作することにより上下の2方向に湾曲
するようになっている。また、図1で示す如く、操作部
3を術者が把持した状態において、術者から見て上側に
大きく湾曲するように設定されている。つまり、アング
ルノブ7を術者が操作した場合、術者から見て上側に湾
曲する最大角が下側に湾曲する最大角よりも小さい。言
え換えれば、下向きに湾曲するにより上向きに湾曲する
際の曲率が大きい。
【0013】図2は挿入部2における湾曲部5の内部構
造を示す。同図中、上側が湾曲の上向き側で下側が湾曲
の下向き側である。この湾曲部5は湾曲管8の外周上に
弾性チューブ9を被覆してなる。前記湾曲管8は複数の
湾曲駒10が挿入部2の長手方向に配列され、各湾曲駒
10の隣接するもの同志がリベット11で枢着して上下
のみに湾曲するようにその湾曲駒10を連結してなるも
のである。図1中、左右のリベット11の中心を結ぶ線
が、その湾曲管8の回動中心軸12となっている。この
回動中心軸12は挿入部2の長手方向の中心軸に交差す
る。
【0014】各湾曲駒10には回動中心軸12を中心と
して略上下対称に位置して絞り部13,13が設けられ
ている。上側の各絞り部13の中には、上側用湾曲操作
ワイヤー14が挿通され、下側の各絞り部13には下側
用湾曲操作ワイヤー15が挿通されている。この湾曲操
作ワイヤー14,15の先端は湾曲管の最先端に取着固
定されており、湾曲操作ワイヤー14,15の手元側は
操作部3に導かれて図示しない湾曲操作機構に接続され
ている。そして、湾曲操作レバー7を図1で示す上向き
に回動操作すると、上側用湾曲操作ワイヤー14が操作
部3側に索引されて湾曲部5は上向き側に湾曲する。同
様に、湾曲操作レバー7を下向きに回動操作すると、下
側用湾曲操作ワイヤー15が索引されて湾曲部5は下向
き側に湾曲する。
【0015】さらに、挿入部2内には、イメージガイド
ファイバ束16、ライトガイドファイバ束17、および
チャンネルチューブ18の内蔵物が挿通されるととも
に、図2で示すように配設されている。これらの内蔵物
のいずれの先端も、挿入部2の先端に固定されている。
イメージガイドファイバ束16の先端には、図示しない
対物レンズが配され、イメージガイドファイバ束16の
他端は操作部3内を通って前述した接眼部4まで導かれ
ている。ライトガイドファイバ束17は同様に操作部3
内を通り、さらに前述した図示しないライトガイドケー
ブル内を通じて光源接続用コネクタ部まで導かれてい
る。チャンネルチューブ18の基端部分は操作部3上の
チャンネル開口部19で開口している。チャンネルチュ
ーブ18の先端部分は挿入部2の先端において開口され
ている。
【0016】このチャンネルチューブ18の内面には、
図2〜4で示すように、その上下各面部に対向した一対
の凸部20,20が、そのチャンネルチューブ18の全
長にわたって設けられている。そして、図3,4に示す
ように所定の大きさの処置具21を挿通させた場合には
実質的に凸部20,20の左右両側にチャンネルチュー
ブ18の内腔を18a,18bの2つに分割する。この
ため、凸部20,20の頂面は同心円面に形成されてい
る。
【0017】このときの一方の内腔18aは、前記チャ
ンネル開口部19に設けた第1の口金22に連通し、他
方の内腔18bは、同じくそのチャンネル開口部19に
設けた第2の口金23に連通している。そして、例え
ば、第1の口金22に注射筒を接続してこれより液体を
注入し、第2の口金23に吸引器からのチューブを接続
してこれより吸引すれば、術者は生体内への液体の注入
・吸引が適宜容易に行える。すなわち、チャンネルチュ
ーブ18が1本で、処置具21の挿通用チャンネル孔の
他、注入用内腔18a、吸引用内腔18bの内腔として
使用できる。一本のチャンネル孔で、処置具の挿通と流
体等の注入・吸引の機能が達成できる。ここでは、凸部
20,20をチャンネルチューブ18の内腔内面に略対
称に2か所設けたが、このような凸部20をさらに多数
設け、そのような機能を発揮する内腔をさらに増やして
やってもよい。
【0018】ところで、図2において示すように、挿入
部2の内腔においてチャンネルチューブ18の中心位置
は回動中心軸12より下側に位置しており、極力下側に
配置されている。挿入部2の内腔において上側部位に
は、イメージガイドファイバ束16とライトガイドファ
イバ束17が設置されている。つまり、イメージガイド
ファイバ束16とライトガイドファイバ束17は、チャ
ンネルチューブ18よりも上側の部位であって、後述す
る如く上向きに湾曲する際の湾曲内側に配置されてい
る。
【0019】そこで、湾曲操作レバー7を上向きに回動
操作すると、その上側用湾曲操作ワイヤー14が操作部
3側に引かれ、この結果、湾曲部5は上向き側に湾曲す
る。この場合は、イメージガイドファイバ束16とライ
トガイドファイバ束17は、その回動中心軸12により
上側の部位にあるので、それらはいずれも操作部3側へ
繰り出される。以下、この繰り出される長さをaとす
る。逆に、湾曲操作レバー7を下向き側に回動操作する
と、その下側用湾曲操作ワイヤー15が操作部3側に引
かれ、この結果、湾曲部5を下向き側に湾曲する。この
場合は、挿入部2の先端側に引かれる。以下、この引き
込まれる長さをbとする。そして、繰り出される長さa
と引き込まれる長さbの合計a+bが、イメージガイド
ファイバ束16とライトガイドファイバ束17が折損の
原因となる摩擦力を受ける区間の長さである。
【0020】ここで、反対に、イメージガイドファイバ
束16及びライトガイドファイバ束17が回動中心軸1
2に対してその下側の部位に設置された場合を想定して
みる。この場合において、湾曲部5を上向き側に湾曲を
掛けたときには、その各ファイバ束16,17は挿入部
1の先端側に引き込まれ、下向き側に湾曲をかけたとき
には、その各ファイバ束16,17は操作部3側に繰り
出される。この場合、引き込まれた長さをc、繰り出さ
れる長さをdとすると、c+dが摩擦力を受ける区間の
長さである。
【0021】そして、上向き側の湾曲角と下向き側の湾
曲角が等しければ、a=d、b=cが成り立ち、a+b
=c+dとなって摩擦力を受ける区間の長さは等しい。
また、前者の場合、上向き側に湾曲をかけたとき、その
湾曲部5のカーブの内周側にファイバ束16,17が位
置する。一方、後者の場合には、上向き側に湾曲をかけ
たとき、その湾曲部5のカーブの外側にファイバ束1
6,17が位置するので、a<cが成り立つ。同様に、
b>dが成り立つ。
【0022】しかし、前述したように本発明の例では、
上向き側に湾曲する角度の方が下向き側に湾曲する角度
よりも大きいので、a+b及びc+dの式の中で、b,
dの占める割合は少ない。したがって、a<cの関係
が、a+b,c+dの式に大きく影響し、a+b<c+
dなる関係となる。すなわち、本発明方式の方がファイ
バ束16,17が摩擦を受ける区間の長さが短くなる。
このため、光ファイバ束16,17の折損を極力防止で
きる。
【0023】以上の説明はファイバ束16,17が摩擦
力を受ける区間の長さの観点で、その折損防止作用を述
べたものであるが、以下はチャンネルチューブ18に処
置具21を挿通する際の作用についての観点で述べる。
挿入部2の湾曲部5を湾曲した状態では、チャンネルチ
ューブ18も、それに応じて湾曲する。処置具21を湾
曲部5内のチャンネルチューブ18に挿入させていく
と、そのチャンネルチューブ18には湾曲部5のカーブ
の外周方向に力が加わる。
【0024】つまり、チャンネルチューブ18はこの湾
曲外周側向きに撓むこととなる。そして、湾曲部5のカ
ーブの曲率が小さいほど、処置具21の押込み力量は大
きくなり、押込み操作力が重い。本発明においては、チ
ャンネルチューブ18が最も力を受けて、最大に外周に
撓む場合、すなわち、上向き側に湾曲を掛けたとき、チ
ャンネルチューブ18より外周側には、ファイバ束1
6,17が位置してないので、ファイバ束16,17が
処置具21の押し込みによってチャンネルチューブ18
から圧迫を受けることがない。さらに、処置具の挿通力
量を小さく、処置具の操作を軽くできる。
【0025】また、湾曲部5を下向き側に湾曲したとき
には、ファイバ束16,17はチャンネルチューブ18
の外周側に位置することとなるが、下向き側に湾曲する
角度が上向き側に湾曲する場合はその最大湾曲角度が小
さいので、チャンネルチューブ18から受ける圧迫の度
合は元々低い。
【0026】図5は前述した内視鏡1の挿入部2を挿通
して案内するガイドチューブ24の例を示すものであ
る。このガイドチューブ24の手元端には、第1の側方
開口部25と第2の側方開口部26を有した口金部27
が設けられている。ガイドチューブ24の内面には前述
した第1の実施例においてのチャンネルチューブ18の
内腔内面に形成した凸部20と同様にその内腔内面に一
対の凸部28,28を形成する。この一対の凸部28,
28はそのガイドチューブ24の内腔内に挿通される物
の外周とともに隔壁としてその内腔内を2つに分ける手
段を構成している。つまり、ガイドチューブ24内に内
視鏡1の挿入部2を挿通させた場合、ガイドチューブ2
4の内腔は管路29a,29bを形成し、一方の管路2
9aは口金部27に設けられた第1の側方開口部25に
連通し、他方の管路29bは口金部27に設けられた第
2の側方開口部26に連通する。そして、隔離された管
路29a,29bを適宜利用して例えば送気や送水また
は吸引を個別的かつ同時に行うことができる。
【0027】図6は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。これは、マルチルーメンチューブを利用して内視
鏡1の挿入部2を形成するものであり、図中、上側が上
向きの湾曲方向を示し、下側が下向きの湾曲方向を示
す。また、前述した実施例の場合と同様に上向きの最大
湾曲角が下向きの最大湾曲角よりも大きくなるように設
定されている。
【0028】観察像伝達手段の対物レンズ31とイメー
ジガイドファイバ束32は上側周辺部に偏って形成され
たルーメン33の中に挿通されている。対物レンズ31
は対物レンズ31とこれとコンジット型のイメージガイ
ドファイバ束32は上向きに湾曲するための索引手段を
構成している。つまり、この牽引手段の先端は挿入部2
のルーメン33の先端に固定されている。また、そのル
ーメン33に対称的に挿入部2の下側周辺部に偏って形
成されたルーメン34には下向きに湾曲操作するための
索引手段としての湾曲操作ワイヤ35が挿通され、湾曲
操作ワイヤ35の先端は同様にそのルーメン34の先端
で固定されている。
【0029】この実施例の挿入部2の場合、回動軸は持
たないが、上側のルーメン33と下側のルーメン34を
結ぶ線と直交した平面Pがその湾曲の中心となる。そし
て、この平面Pよりも下側に位置してチャンネル孔に供
される比較的大きな略半円状のルーメン36が設けら
れ、また、その平面Pよりも上側に位置してライトガイ
ドファイバ束37を収納する比較的大きな略半円状のル
ーメン38が設けられている。
【0030】つまり、送気や送水または吸引、処置具を
挿通するためのチャンネル孔に供されるルーメン36
は、湾曲の中心となる平面Pより下側部位に配設され、
一方、イメージガイドファイバ束32およびライトガイ
ドファイバ束37は、湾曲の中心となる平面Pより上側
部位に配設される。したがって、この挿入部2を湾曲す
る場合、前述したと同様な理由によってイメージガイド
ファイバ束32およびライトガイドファイバ束37の折
損を極力防止できる。なお、本発明は前記各実施例のも
のに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範
囲で種々の変形が可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、挿入部の
湾曲部を最大湾曲角度が均等でない2方向へ湾曲する手
段を設けた内視鏡において、チャンネル孔を小さい最大
湾曲角度で湾曲する向き側に偏心して配設し、かつ、チ
ャンネル孔よりその方向の外側には、他のファイバ束等
の内蔵物を配設しないため、処置具のチャンネル挿通時
において内蔵物の圧迫を低減できるとともに、繰り返し
て湾曲をしたときの内蔵物の移動範囲が小さく、内蔵物
のダメージを極力小さくできる。そして、簡単な構成に
より内視鏡の耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内視鏡の全体を示
す説明図。
【図2】図1中A−A線に沿う湾曲部の横断面図。
【図3】前記内視鏡におけるチャンネルチューブの横断
面図。
【図4】図1中B−B線に沿う前記内視鏡におけるチャ
ンネル開口部の横断面図。
【図5】内視鏡の挿入部を挿通して案内するガイドチュ
ーブの使用例を示す斜視図。
【図6】本発明の第2の実施例に係る内視鏡の挿入部に
おける先端付近を示す斜視図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…挿入部、3…操作部、5…湾曲部、7
…アングルノブ、8…湾曲管、10…湾曲駒、11…リ
ベット、12…回動中心軸、14…上側用湾曲操作ワイ
ヤー、15…下側用湾曲操作ワイヤー、16…イメージ
ガイドファイバ束、17…ライトガイドファイバ束、1
8…チャンネルチューブ、36…ルーメン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャンネル孔を内部に配設した挿入部の湾
    曲部を最大湾曲角度が均等でない2方向へ湾曲する手段
    を設けた内視鏡において、チャンネル孔を小さい最大湾
    曲角度で湾曲する向き側に偏心して配設し、かつ、チャ
    ンネル孔よりその方向の外側には、他のファイバ束等の
    内蔵物を配設しないことを特徴とする内視鏡。
JP34217292A 1992-12-22 1992-12-22 内視鏡 Ceased JP3273070B2 (ja)

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