JPH06181872A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH06181872A
JPH06181872A JP12636493A JP12636493A JPH06181872A JP H06181872 A JPH06181872 A JP H06181872A JP 12636493 A JP12636493 A JP 12636493A JP 12636493 A JP12636493 A JP 12636493A JP H06181872 A JPH06181872 A JP H06181872A
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Tadashi Nakanishi
正 中西
Kosaku Hamada
耕作 浜田
Yoshihiro Matsui
芳広 松井
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Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホースの向きを水平方向と上下方向にも変え
ることができ、ホースを引張って移動させる場合の回転
追従性、走行追従性がよい。吸込性能の低下を防止す
る。ホースの屈曲部の風路抵抗が少ない。 【構成】 掃除機本体1の外面に前方へ向って下降した
傾斜面16を形成し、この傾斜面16に回動自在に支持した
接続口体31の集塵室8側端部に、集塵室形成壁19に接続
口体31の方へ突出した環状保持部21の基部に径方向内方
から回動自在に当接する環状リップ部43を有するパッキ
ング37を設ける。ホース61の掃除機本体1側の接続管部
63に屈曲部64を設ける。ホース61は掃除機本体1に対し
てその傾斜面16と略直交する方向を回動軸として円周方
向へ回動自在とする。掃除機本体1の傾斜面16の水平面
に対する傾斜角度は約35°〜75°の範囲内の角度と
し、ホース61の屈曲部64の屈曲角度は約115°〜15
5°の範囲内の角度とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気掃除機に係り、掃
除機本体と吸込み用のホースとの接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掃除機本体への吸込み用のホース
を接続する接続部は、例えば、掃除機本体の鉛直な前面
にその集塵室と外部とを連通する略円筒形状の接続口部
を水平状に設け、この接続口部に真直な略円筒形状のホ
ースの本体側の接続管部を嵌合接続する構造が採られて
いる。この構造では、掃除機本体に対するホースの接続
管部の向きは水平な一方向に固定されるようになってい
る。
【0003】また、特開昭60―132533号公報に
記載されているように、掃除機本体の前面を傾斜面に形
成するとともに、この傾斜面にその傾斜方向と直交する
上向きに傾斜した筒状の接続口部を設け、この傾斜した
接続口部に真直なホースの接続管部を嵌合接続する構造
も知られている。この構造では、掃除機本体に対してホ
ースの接続管部は一定角度で上に向いた状態で固定され
ている。
【0004】また、実開昭60―94152号公報、実
開昭60―97560号公報、実開昭60―97562
号公報および実開昭60―101051号公報に記載さ
れているように、掃除機本体の上面に水平方向へ回動自
在に接続口部を有する接続口体を設け、その接続口部に
略直角に屈曲したホースの接続管部を嵌合接続する構造
も知られている。この構造では、掃除機本体に対してホ
ースの接続管部は略水平面内においてのみその向きが変
えられるようになっている。
【0005】なお、前記実開昭60−101051号公
報などに記載の電気掃除機においては、接続口体の外側
の部分と集塵室との間の気密性を保持するために、接続
口体の集塵室側端部に装着されたパッキングの環状リッ
プ部をその軸方向のみから掃除機本体内の集塵室形成壁
に回動自在に当接させた構造が採られている。
【0006】さらに、実公昭48―5531号公報に記
載されているように、掃除機本体の上面に鉛直な筒状の
接続口部を設け、この接続口部に略直角に屈曲したホー
スの接続管部を嵌合接続するとともに、このホースの接
続管部に設けられた回動部により、掃除機本体に対する
ホースの接続管部の向きを略水平面内においてのみ変え
られるようにした構造も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種の電気掃除機で
は、掃除時には、例えば、ホースの接続管部と反対側に
設けられた手許把持部に延長管および吸込口体を接続
し、この吸込口体から延長管およびホースを介して掃除
機本体の集塵室に塵埃を吸込むようにしている。このと
き、ホースは可撓性を有しているものの、先に示した特
開昭60―132533号公報に記載の電気掃除機など
のように、ホースの接続管部の向きが掃除機本体に対し
て固定されている構造では、掃除機本体を動かさなけれ
ば、ホースに接続された吸込口体を広範囲に向けること
ができず、掃除が行ないにくい問題があった。
【0008】また、実開昭60―101051号公報な
いし実公昭48―5531号公報などに記載されている
掃除機では、ホースの接続管部の掃除機本体に対する向
きを水平面内においては自由に変えられるものの、上下
方向には変えることができないため、壁や天井など高い
場所の掃除が行ないにくいとともに、短いホースを無理
に曲げたりした場合、このホースに破損が生じ易い問題
点があった。さらに、掃除中に掃除機本体を移動するに
は、ホースの手許把持部を把持して引張るが、このと
き、掃除機本体は動かずにホースのみが水平方向へ回動
しがちであり、掃除機本体の走行追従性が悪く、この掃
除機本体が転倒し易い問題点もあった。
【0009】さらに、実開昭60―101051号公報
などに記載の電気掃除機のように、ホースの接続管部が
略直角に大きく屈曲された構造になっていると、そこで
風路抵抗が大きくなり、吸込性能の低下が大きくなる問
題点があった。
【0010】そこで、掃除機本体に対してホースの向き
が水平方向のみならず上下方向でも変わるように、前記
実開昭60―101051号公報などに記載の電気掃除
機において、接続口体の回動軸方向を水平方向に対して
傾斜させた構造を採ることが考えられる。
【0011】ところが、この構造を採った場合、掃除
中、ホースの手許部を把持して引張るときの引張り応
力、あるいはホースの重みによる重量的なアンバランス
が生じ、接続口体の回動軸の傾きが変わるように、この
接続口体が傾こうとするため、実開昭60―10105
1号公報などに記載されているような環状リップ部が軸
方向のみから集塵室形成壁に当接している構造では、リ
ップ部が集塵室形成壁から離れやすく、気密性が損なわ
れるおそれがある。
【0012】本発明は、ホースの本体側の接続管部の掃
除機本体に対する向きを水平方向のみならず上下方向に
も変えることができ、したがって床などの低い場所から
天井などの高い場所に至るまで広範囲の掃除を容易に行
なうことができるとともに、ホースを引張って掃除機本
体を移動させる際の走行追従性が良く、さらに吸込性能
の低下を防止することのできる電気掃除機を提供するも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
電動送風機を内蔵しこの電動送風機に連通する集塵室を
内部に設けた掃除機本体と、この掃除機本体に回動自在
に支持され前記集塵室と外部とを連通する接続口部を設
けた接続口体と、この接続口体の集塵室側端部に設けら
れ前記掃除機本体内の集塵室形成壁に回動自在に当接さ
れた環状リップ部を有するパッキングと、前記接続口体
の接続口部に接続される接続管部を形成したホースとを
備え、前記掃除機本体の外面に前方へ向って下降する傾
斜面を形成するとともに、前記接続口体はこの傾斜面に
設け、前記ホースの掃除機本体側の接続管部に屈曲部を
設けて、このホースは掃除機本体に対してその傾斜面と
略直交する方向を回動軸として円周方向へ回動自在と
し、前記集塵室形成壁に環状保持部を前記接続口体の方
へ突出させて設け、この環状保持部の基部に前記環状リ
ップ部を径方向内方から当接させ、前記掃除機本体の傾
斜面の水平面に対する傾斜角度は約35°〜75°の範
囲内の角度とし、前記ホースの屈曲部の屈曲角度は約1
15°〜155°の範囲内の角度としたものである。
【0014】
【作用】本発明の電気掃除機は、掃除機本体の外面の前
方へ向って下降する傾斜面に設けられた接続口体の接続
口部に、ホースの屈曲部を有する本体側の接続管部が接
続され、接続口体の回動により、ホースが掃除機本体に
対してその傾斜面と略直交する方向を回動軸として円周
方向へ回動することによって、ホースの屈曲部の屈曲角
度は約115°〜155°の範囲内の角度としたため、
この掃除機本体に対してホースの屈曲部を有する接続管
部が水平方向のみならず上下方向に向きを変えることが
でき、ホースの屈曲部の風路抵抗が小さい。また、掃除
機本体の傾斜面の水平面に対する傾斜角度は約35°〜
75°の範囲内の角度としたため、ホースの回動追従性
が良好であるとともに走行追従性も良好となる。そし
て、接続口体に設けられたパッキングの環状リップ部が
掃除機本体内の集塵室形成壁に回動自在に当接している
ことにより、接続口体の外側の部分と集塵室との間の気
密性が保持されるが、回動軸方向が変わるように、接続
口体が傾こうとしても、集塵室形成壁から接続口体の方
へ突出した環状保持部の基部に本来当接する環状リップ
部は、環状保持部に径方向内方から当接し続けるため、
気密性が保持され続ける。
【0015】
【実施例】本発明の電気掃除機の一実施例の構成を図1
および図2について説明する。
【0016】1は掃除機本体で、上面前側に開口部2を
形成した本体ケース3と、この本体ケース3の開口部2
を開閉する着脱自在の蓋体4とからなっている。そし
て、この本体ケース3の内部は、その略中央部に設けら
れ連通口5を有する仕切壁6により前後に区画されてお
り、この仕切壁6より後方の空間部に電動送風機7が配
設されているとともに、仕切壁6より前方の空間部が前
記開口部2を上面に有する集塵室8となっている。
【0017】また、この本体ケース3には、その前面に
ばね9により付勢されたクランプ10が軸着されていると
ともに、前記開口部2の後縁部に位置して係合孔11が形
成されている。
【0018】さらに、この本体ケース3の下部には、そ
の両側面の後側および下面の前側に、掃除機本体1の移
動用の車輪12a および旋回輪12b がそれぞれ回動自在に
設けられている。
【0019】前記蓋体4は、下面を開口した薄い函形状
に形成され、その前縁部に前記クランプ10が回動動作を
介して係脱自在に係合される前側係止部13が形成されて
いるとともに、後縁部に前記本体ケース3の係合孔11に
係脱自在に係合される側面L字形状の後側係止部14が形
成されている。
【0020】また、この蓋体4の下面周縁部には、前記
本体ケース3の開口部2の周縁部に気密に当接されるパ
ッキング15が設けられている。
【0021】そして、この蓋体4の前側は前方へ向って
下降する傾斜面16に形成されており、この傾斜面16には
その傾斜方向と直交する短い円筒形状の筒状保持部17が
一体的に形成され、この筒状保持部17の図示上端面周縁
部には断面略L字形状の環状段部18が形成されている。
【0022】また、この蓋体4内には、その上面後側か
ら前記傾斜面16と平行状に蓋体4の前側に至り、そこか
ら垂直に屈曲されて傾斜面16の前縁部に至る集塵室形成
壁である内壁19が形成されている。また、この内壁19に
は、短い円筒形状の筒状挿入部20が形成されているとと
もに、この筒状挿入部20を囲繞してかつ前記傾斜面16の
方へ突出させて断面略コ字形状の環状保持部21が形成さ
れ、この環状保持部21の下面側には環状のパッキング22
が嵌合保持されている。さらに、前記内壁19の前面には
断面略L字形状の嵌合段部23が形成されている。
【0023】また、前記本体ケース3には、この本体ケ
ース3への蓋体4の取着時に、その内壁19に小間隙を保
持して対向される口枠保持体24が設けられている。
【0024】そして、前記蓋体4の傾斜面16と内壁19と
の間に、接続口体31が回動自在に設けられている。この
接続口体31は、中央部に円筒形状の接続口部32を有する
略円盤状の第1の接続口体部材33と、前記接続口部32の
外周面に小間隙を保持して対向される短い略円筒形状の
筒状部34を中央部に有し前記第1の接続口体部材33にね
じ35で取着された略円盤状の第2の接続口体部材36と、
これら第1および第2の接続口体部材33,36の接続口部
32および筒状部34の下端部に挾持されたパッキング37と
からなっている。
【0025】そして、前記接続口部32の上面側には凹部
38が形成され、この凹部38の側面には係止孔40が形成さ
れている。また、前記第2の接続口体部材36の上面に
は、その周縁部に短い円筒形状の外側ガイド壁41が突出
形成されているとともに、この外側ガイド壁41より内側
に位置してより短い円筒形状の内側ガイド壁42が突出形
成されている。また、前記パッキング37には、その下端
周縁部に環状リップ部43が形成されているとともに、内
周面に環状突部44が形成されている。
【0026】そして、この接続口体31は、その第1の接
続口体部材33の上面周縁部が前記蓋体4の傾斜面16の環
状段部18に回動自在に嵌合され、第2の接続口体部材36
の内側ガイド壁42が蓋体4の筒状保持部17に回動自在に
嵌合され、かつ、パッキング37の環状リップ部43が図1
に示すように、蓋体4の内壁19の環状保持部21のみに当
接する環状リップ部を前記環状保持部21の基部に径方向
内方から回動自在に当接された状態で、蓋体4に回動自
在に取付けられている。この状態で、接続口部32は蓋体
4の傾斜面16と直交している。また、接続口体31の外側
ガイド壁41は、蓋体4の内壁19の嵌合段部23に摺動自在
に当接されている。
【0027】51は集塵フィルターで、袋状濾材52と、こ
の袋状濾材52の開口側に設けられ集塵口53を開口形成し
た口枠54とからなっている。そして、この集塵フィルタ
ー51は、その口枠54の集塵口53内に前記蓋体4の内壁19
の筒状挿入部20が挿入された状態で、口枠54が内壁19と
本体ケース3の口枠保持体24とに挾着保持されることに
よって、集塵室8内に着脱自在に装着されるようになっ
ている。
【0028】また、前記本体ケース3の仕切壁6の前面
には、補助フィルター55が着脱自在に取付けられてい
る。
【0029】61はホースで、蛇腹状で屈曲自在のホース
本体62と、このホース本体62の一端部に設けられホース
61の掃除機本体1側の端部となる円筒形状の接続管部63
と、前記ホース本体62の他端部に設けられ延長管などが
接続される図示しない手許把持部とからなっている。
【0030】前記接続管部63は、その略中央部において
屈曲されており、この屈曲部64より掃除機本体1側の外
周面には、可動クランプ65を内蔵したカバー体66が取付
けられている。前記可動クランプ65は、カバー体66から
外方へ突出した操作部67と、前記接続口体31の係止孔40
に挿脱される係止爪部68とを有しているとともに、ばね
69により外方へ付勢されている。
【0031】そして、前記掃除機本体1の傾斜面16の水
平面に対する傾斜角度は約35°〜75°の範囲内の角
度とし、前記ホース61の屈曲部64の屈曲角度は約115
°〜155°の範囲内の角度とする。
【0032】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0033】掃除時には、ホース61の接続管部63の図示
下端部を掃除機本体1の接続口部32に嵌合することによ
って、このホース61を掃除機本体1に接続する。すなわ
ち、接続管部63を接続口部32に嵌合するのに伴ってカバ
ー体66の下端部が接続口体31の凹部38に嵌合されるとと
もに、ばね70により付勢されたクランプ65の係止爪部69
が往復動作を介して接続口体31の係止孔40に挿入され
て、ホース61が接続状態に保持される。この状態で、ホ
ース61の端面は、パッキング37の環状突部44に当接され
る。なお、ホース61を掃除機本体1から脱すときは、ク
ランプ65の操作部67を押して係止爪部68を接続口体31の
係止孔40から抜脱し、ついでホース61の接続管部63を接
続口部32より引抜く。
【0034】また、ホース61の手許把持部には延長管お
よび吸込口体を着脱自在に順次接続する。そして、電動
送風機7の駆動により、吸込口体から塵埃が吸込まれ、
延長管およびホース61を介して掃除機本体1の集塵室8
に導かれ、集塵フィルター51内に貯溜される。このと
き、使用者は、ホース61の手許把持部を把持しながら、
吸込口体を被掃除面上で動かす。
【0035】その際、接続口部32は、蓋体4の傾斜面16
に設けられ前方に向って上方に傾斜しており、また、こ
の接続口部32に嵌合接続されるホース61の接続管部63は
屈曲しているので、接続口体31の傾斜面16と直交する方
向を回動軸aとする回動に伴って、接続管部63の先端側
すなわち屈曲部64よりホース本体62側は、接続口部32の
軸心を中心として首振り運動を行ない、その向きが水平
方向のみならず上下方向に変化する。
【0036】そして、図4に示すように、掃除機本体1
の傾斜面16の水平面hに対する傾斜角度をα、またホー
ス61の屈曲部64の屈曲角度をγとすれば、接続管部63の
先端側の水平面hに対する仰角はγ―α―90から27
0―α―γまで360―2γの範囲内で変わることにな
る。
【0037】このように、ホース61の掃除機本体1側の
端部である接続管部63の先端側の向きを、掃除機本体1
に対して水平方向のみならず上下方向に変化させること
ができるので、広い床面、壁面および天井面など、水平
方向および上下方向の広い範囲にわたる掃除を容易に効
率良く行なうことができる。
【0038】ところで、ホース61の屈曲部64の屈曲角度
γは、そこでの風路抵抗を小さくするため、180 °に近
くしておくことが望ましい。また、ホース61はその手許
把持部を把持して動かすのに伴って回動するが、その際
のホース61の回動追従性を良好なものとするためにも、
ホース61の屈曲部64の屈曲角度γがある程度大きくなっ
ていることが望ましい。さらに、掃除機本体1を掃除中
に移動させるときは、ホース61の手許把持部を把持して
引張るが、その際の掃除機本体1の走行追従性を良好な
ものとするためには、傾斜面16の傾斜角度αとホース61
の屈曲部64の屈曲角度γとはある程度大きくなっている
方が良い。また、上下方向の掃除を効率良く行なうに
は、ホース61の接続管部63の先端側の向きが、略水平な
いし俯角10°位の状態から、ある程度大きな仰角の状
態まで変化することが望ましい。
【0039】上記条件をすべて満たすには、水平面hに
対する最大仰角βが約40°ないし120°の範囲内に
あればよい。例えば、俯角δを10°とすれば、β=2
70―α―γ、δ=―(γ―α―90)であることか
ら、40≦β≦120であるための必要条件は、35≦
α≦75、115≦γ≦155となるので、傾斜面16の
傾斜角度αが約35°〜75°の範囲内にあり、屈曲部
64の屈曲角度γが約115°〜155°の範囲内にあれ
ばよい。
【0040】また、図1および図2に示すように、ホー
ス61の屈曲部64は滑らかに彎曲させることにより屈曲さ
せてあるが、このような構造とすることによって、屈曲
部64における風路抵抗を小さくでき、吸込性能の低下を
防止できるとともに、騒音を低減させることができる。
そして、屈曲部64の屈曲角度γを大きくすることによ
り、接続管部63を合成樹脂などで射出成型する際、屈曲
部64の曲率を小さくできるので、吸込性能の損失と騒音
をより軽減できる。
【0041】さらに、掃除時には、接続口体31の集塵室
8側端部に装着されたパッキング37の環状リップ部43が
集塵室形成壁である内壁19に回動自在に当接しているこ
とにより、接続口体31の外側の部分と集塵室8との間の
気密性が保持される。ところで、回動自在に支持されホ
ース61が接続された接続口体31の軸心は水平面hに対し
て傾斜しているので、この接続口体31は、ホース61など
の荷重により、例えば、上側の部分が前進するようにす
なわち図示反時計回り方向へ傾こうとしやすい。ところ
が、環状リップ部43は、接続口体31の方へ突出した内壁
19の環状保持部21の基部に径方向内方から当接している
ので、接続口体31が上述のように若干傾いたとしても、
環状リップ部43が環状保持部21に当接しつづける。そし
て、パッキング37の環状リップ部43が環状保持部21のみ
の一面に当接してシールしているため、リップ部43の摩
擦力が発生するのは、環状保持部21の一面のみで、摩擦
力は小さく、接続口体31の回動操作性が良好で、しか
も、リップ部43は一面にのみ接触するので、異なる二面
に接触した構造のように、各面で発生する摩擦力の不均
衡によりリップ部43が変形することがなく、また、リッ
プ部43が環状保持部21のみの一面に当接するため、寸法
精度を容易に出すことができ、リップ部43が長年使用に
よる磨耗でシール性が低下することがない。したがっ
て、気密性が確実に保持され続け、吸込性能の低下が防
止される。
【0042】なお、上記実施例では、接続口体31に対し
てホース61を着脱自在とした構造について説明したが、
ホースは接続口体と一体的に設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、掃除機本体に形成され
た傾斜面に接続口体を回動自在に支持し、この接続口体
の接続口部に接続されるホースの接続管部に屈曲部を設
けて、このホースを掃除機本体に対して傾斜面と略直交
する方向を回動軸として円周方向へ回動自在とし、掃除
機本体の傾斜面の水平面に対する傾斜角度は約35°〜
75°の範囲内の角度とし、前記ホースの屈曲部の屈曲
角度は約115°〜155°の範囲内の角度としたこと
により、このホースを回動させるのに伴って、その屈曲
部を有する接続管部が掃除機本体に対して水平方向のみ
ならず上下方向に向きを変えるので、例えばホースの他
側の設けられた手許把持部を把持しながら、この手許把
持部に延長管などを介して接続された吸込口体を被掃除
面に沿って動かす際、回動追従性が良好となり、掃除機
本体に対する吸込口体の位置の自由度が増し、床面や天
井面など水平方向および上下方向の広範囲にわたる掃除
を容易に効率良く行なうことができ、また、前述のよう
にホースは傾斜面と略直交する方向を回動軸として回動
するので、ホースの手許把持部を把持して引張ることに
より掃除機本体を移動させる際に、その走行追従性が向
上する。また、ホースの屈曲部の屈曲角度は約115°
〜155°の範囲内の角度としたため、風路抵抗が小さ
くなる。
【0044】さらに、掃除機本体内の集塵室形成壁に環
状保持部を接続口体の方へ突出させて設け、この接続口
体に設けられたパッキングの環状リップ部を環状保持部
の基部に径方向内方から当接させたので、掃除中のホー
スに加わる引張り応力あるいは前記回動軸が傾斜してい
ることにより、ホースの重みによる重量的なアンバラン
スによって、回動軸方向が変わるように接続口体が傾こ
うとしても、環状リップ部が環状保持部に当接し続け
る。したがって、気密性が常に確実に保持されるので、
吸込性能の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気掃除機のホース接
続部の拡大縦断面図である。
【図2】同上電気掃除機の一部を切り欠いた側面図であ
る。
【図3】同上電気掃除機の斜視図である。
【図4】同上作用説明図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 7 電動送風機 8 集塵室 16 傾斜面 19 集塵室形成壁である内壁 21 環状保持部 31 接続口体 32 接続口部 37 パッキング 43 環状リップ部 61 ホース 63 接続管部 64 屈曲部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を内蔵しこの電動送風機に連
    通する集塵室を内部に設けた掃除機本体と、この掃除機
    本体に回動自在に支持され前記集塵室と外部とを連通す
    る接続口部を設けた接続口体と、この接続口体の集塵室
    側端部に設けられ前記掃除機本体内の集塵室形成壁に回
    動自在に当接された環状リップ部を有するパッキング
    と、前記接続口体の接続口部に接続される接続管部を形
    成したホースとを備え、 前記掃除機本体の外面に前方へ向って下降する傾斜面を
    形成するとともに、前記接続口体はこの傾斜面に設け、
    前記ホースの掃除機本体側の接続管部に屈曲部を設け
    て、このホースは掃除機本体に対してその傾斜面と略直
    交する方向を回動軸として円周方向へ回動自在とし、 前記集塵室形成壁に環状保持部を前記接続口体の方へ突
    出させて設け、この環状保持部の基部に前記環状リップ
    部を径方向内方から当接させ、 前記掃除機本体の傾斜面の水平面に対する傾斜角度は約
    35°〜75°の範囲内の角度とし、前記ホースの屈曲
    部の屈曲角度は約115°〜155°の範囲内の角度と
    したことを特徴とする電気掃除機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100485357B1 (ko) * 2002-12-10 2005-04-27 주식회사 대우일렉트로닉스 진공청소기의 어댑터
JP2009285185A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Toshiba Corp 電気掃除機
JP2015051169A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社東芝 電気掃除機

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