JPH06181581A - 線順次信号伝送方式、線順次信号発生装置、線順次信号記録装置、線順次信号記録媒体、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生装置 - Google Patents

線順次信号伝送方式、線順次信号発生装置、線順次信号記録装置、線順次信号記録媒体、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生装置

Info

Publication number
JPH06181581A
JPH06181581A JP4353043A JP35304392A JPH06181581A JP H06181581 A JPH06181581 A JP H06181581A JP 4353043 A JP4353043 A JP 4353043A JP 35304392 A JP35304392 A JP 35304392A JP H06181581 A JPH06181581 A JP H06181581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
line
sequential
time
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4353043A
Other languages
English (en)
Inventor
Takechika Shibayama
健爾 柴山
Yutaka Isobe
裕 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP4353043A priority Critical patent/JPH06181581A/ja
Publication of JPH06181581A publication Critical patent/JPH06181581A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプ期間と識別信号期間とを兼用した線
順次信号を提供する。 【構成】 第1,第2の色信号bb,ccに係る所定の
ラインを選択して得た線順次色信号4aと、少なくとも
クランプレベルと兼用した複数のレベルで該第1,第2
の色信号bb,ccの種別を表すクランプID信号14
aとを有する線順次信号16aを伝送することにより該
第1,第2の色信号bb,ccを伝送する線順次信号伝
送方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線順次信号伝送方式、
線順次信号発生装置、線順次信号記録装置、線順次信号
記録媒体、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の線順次信号記録再生装置の一例と
して、色信号を線順次記録する磁気記録再生装置があ
り、近年、ハイビジョン信号を記録再生するVTRが提
案されている(“民生用ハイビジョンVTR 仕様”
テレビジョン学会技術報告 VOL.15 NO.50 )。このVT
Rは入力信号として国内のハイビジョン信号規格に準拠
した輝度信号(以下、「Y信号」と呼ぶ。)と、第1,
第2の色差信号(以下、「PB信号」,「PR信号」と
呼ぶ。)とを入力信号としている。
【0003】そして、PB信号とPR信号とを線順次色
信号に変換し、この信号を時間軸圧縮すると共に時間軸
圧縮されたY信号と時間軸多重して得たTCI信号を記
録再生している。
【0004】図6はこのTCI信号の1H期間を図示し
たものであり、同図中、期間S1は線順次色信号の±0
%レベルであるクランプ期間である。このクランプ期間
は再生時にTCI信号をA/D変換する際にクランプ処
理を施すためのものである。また、同図中の期間S2は
線順次色信号の種別を表すID信号を挿入するためのI
D期間である。また、期間S3,S4は時間軸圧縮され
た線順次色信号とY信号とを夫々挿入するための絵柄期
間である。
【0005】このようにして、従来の線順次信号記録再
生装置においては、クランプ期間とID期間とが別個に
設けられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、映像に
係る線順次色信号とY信号とを夫々挿入するための絵柄
期間はできるだけ長く設定することが望ましい。即ち、
係る期間を長く設定することにより時間軸方向の圧縮率
を下げて記録再生に要する帯域に余裕を持たせてS/N
及び周波数特性を改善できるからである。
【0007】そこで、本発明はクランプ期間とID期間
とを兼用して、長い絵柄期間を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため以下の構成を提供するものである。
【0009】絵柄信号と識別信号とを有する線順次信号
の線順次信号伝送方式であって、該絵柄信号は、複数の
映像信号に係る所定のラインを選択して得た信号であ
り、該識別信号は、該複数の映像信号の種別を表す複数
のレベルのうち少なくとも一のレベルを予め設定された
クランプレベルと兼用した信号であることを特徴とする
線順次信号伝送方式。
【0010】輝度信号を時間軸圧縮する第1の時間軸圧
縮手段と、複数の色信号に係る所定のラインを選択した
線順次色信号を時間軸圧縮する第2の時間軸圧縮手段
と、該複数の色信号の種別を表す複数のレベルのうち少
なくとも一のレベルを予め設定されたクランプレベルと
兼用した識別信号を発生する識別信号発生手段とを備
え、該第1の時間軸圧縮手段の出力信号と該第2の時間
軸圧縮手段の出力信号と該識別信号とに基づいて線順次
信号を発生することを特徴とする線順次信号発生装置。
【0011】請求項2に記載した線順次信号発生装置を
備える線順次信号記録装置であって、該線順次信号発生
装置より出力される線順次信号を少なくとも変調して記
録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とする線
順次信号記録装置。
【0012】請求項3に記載した線順次信号記録装置に
より記録された線順次信号記録媒体。 時間軸圧縮され
た圧縮輝度信号と圧縮線順次色信号と少なくともクラン
プレベルと兼用した複数のレベルで該圧縮線順次色信号
の種別を表す識別信号とを有する線順次信号に基づいて
再生する線順次信号再生装置であって、該線順次信号に
係る識別信号のレベルを検出するレベル検出手段と、該
レベル検出手段の検出結果がクランプレベルであるとき
に該線順次信号をクランプするクランプ手段と、該クラ
ンプ手段の出力信号に係る圧縮輝度信号を時間軸伸長し
て輝度信号を出力する第1の時間軸伸長手段と、該クラ
ンプ手段の出力信号に係る圧縮線順次色信号を時間軸伸
長して線順次色信号を出力する第2の時間軸伸長手段
と、該レベル検出手段の検出結果に応じて該線順次色信
号を線順次復調して複数の色信号を出力する線順次復調
手段とを有することを特徴とする線順次信号再生装置。
【0013】輝度信号を時間軸圧縮する第1の時間軸圧
縮手段と、複数の色信号に係る所定のラインを選択した
線順次色信号を時間軸圧縮する第2の時間軸圧縮手段
と、該複数の色信号の種別を表す複数のレベルのうち少
なくとも一のレベルを予め設定されたクランプレベルと
兼用した識別信号を発生する識別信号発生手段と、該第
1の時間軸圧縮手段の出力信号と該第2の時間軸圧縮手
段の出力信号と該識別信号とに基づいて発生した線順次
信号を少なくとも変調して記録媒体に記録する記録手段
と、該記録媒体より得られた信号を少なくとも復調して
該線順次信号を再生する再生手段と、該線順次信号に係
る識別信号のレベルを検出するレベル検出手段と、該レ
ベル検出手段の検出結果がクランプレベルであるときに
該線順次信号をクランプするクランプ手段と、該クラン
プ手段の出力信号に係る圧縮輝度信号を時間軸伸長して
該輝度信号を出力する第1の時間軸伸長手段と、該クラ
ンプ手段の出力信号に係る圧縮線順次色信号を時間軸伸
長して線順次色信号を出力する第2の時間軸伸長手段
と、該レベル検出手段の検出結果に応じて該線順次色信
号を線順次復調して該複数の色信号を出力する線順次復
調手段とを有することを特徴とする線順次信号記録再生
装置。
【0014】
【実施例】図1は本発明に係る線順次信号記録装置の一
実施例のブロック図、図2は本実施例に係るTCI信号
の波形図、図3は線順次信号再生装置の一実施例のブロ
ック図、図4は図3のタイミングチャート、図5は図3
中の制御信号生成手段の他の例を説明するためのブロッ
ク図である。以下図面を参照しつつ実施例を説明する。
【0015】本実施例の概要は、線順次信号記録装置に
てクランプ期間とID期間とを兼用したクランプID期
間を有するTCI信号を生成しこれを記録する。一方、
線順次信号再生装置においては、TCI信号中のクラン
プID期間を用いて1H毎に線順次色信号の種別を判別
すると共に1H飛びにクランプ処理を施すものである。
尚、本実施例においては、便宜上、線順次信号記録装置
と線順次信号再生装置とを分けて説明するが、両者を備
えた線順次信号記録再生装置であっても良いことは勿論
である。
【0016】(線順次信号記録装置)図1において、Y
信号aaとPB信号bb,PR信号ccとが図示せぬ伝
送路よりA/D変換器1〜3を介してフレームエンファ
シスシス回路5と第1の選択手段4とに夫々に供給され
る。また、Y信号aaは偶数フィールドと奇数フィール
ドとを判別したフレーム判別信号を生成するフレーム判
別回路9とPLL回路10とに供給される。
【0017】このPLL回路10はY信号aaより水平
同期信号HDを分離し、これを用いて後述するメモリ回
路7,8の書き込みクロック信号WKと読み出しクロッ
ク信号RKとを生成すると共に水平同期信号HDを1/
2分周回路11に供給する。そして、1/2分周回路1
1にて、水平同期信号HDを1/2分周すると共にフレ
ーム判別信号でリセットして得た線順次切換信号を第1
の選択手段4に供給し、ここで、PB信号bbとPR信
号ccとを1H毎に選択出力して線順次色信号4aを生
成している。
【0018】そして、Y信号aaと線順次色信号4aと
がメモリ回路7,8に夫々書き込まれる。但し、線順次
色信号の帯域を制限するため、メモリ回路8の書き込み
クロック信号はメモリ回路7に用いる書き込みクロック
信号WKを1/4分周回路15にて1/4分周したもの
としている。そして、メモリ回路7,8より時間軸圧縮
された圧縮Y信号7aと圧縮線順次色信号8aとが第3
の選択手段16に供給される。一方、第1,第2のRO
M12,13からはクランプID期間に対応した圧縮線
順次色信号8aの種別を表す信号が第2の選択手段14
に夫々供給され、ここで、圧縮線順次色信号8aの種別
に応じて選択して得たクランプID信号14aを第3の
選択手段16に供給する。
【0019】そして、第3の選択手段16はクランプI
D信号14aと圧縮Y信号7aと圧縮線順次色信号8a
とを所定のタイミングで選択して、TCI信号16aを
得ている。ここで、TCI信号16aについて図2を用
いて説明する。同図中、期間T1は水平同期信号信号期
間であり、T2,T5は信号レベルの変化のための猶予
期間であり、T3はクランプID期間であり、T4は圧
縮線順次色信号期間であり、T6は圧縮Y信号期間であ
る。そして、同図(A)は圧縮線順次色信号8aがPB
信号bbに係る信号である場合であり、クランプID信
号14aは圧縮線順次色信号8aの−40%レベルとな
る。一方、同図(B)は圧縮線順次色信号8aがPR信
号ccに係る信号である場合であって、クランプID信
号14aは圧縮線順次色信号8aの±0%レベル且つ圧
縮Y信号7aの50%レベルとなる。
【0020】このTCI信号16aをD/A変換器17
を介してFM変調器18に供給し、ここでFM変調した
後、記録アンプ19で所定のレベルに増幅した信号を磁
気ヘッドHを介して磁気テープTTに記録している。
【0021】このようにして、線順次信号記録装置にお
いては、クランプ期間とID期間とを兼用したクランプ
ID期間にクランプID信号を介挿したTCI信号を記
録媒体に記録している。
【0022】(線順次信号再生装置)図4を参照しつつ
図3を用いて線順次信号再生装置を説明する。磁気テー
プTTより磁気ヘッドHを介して再生した信号をプリア
ンプ20にて所定のレベルに増幅し、これをFM復調器
21にてFM復調して図4(A)に図示する再生TCI
信号21a得ている。そして再生TCI信号21aはク
ランプ回路28と制御信号生成手段AAと水平同期信号
分離手段BBに供給される。
【0023】制御信号生成手段AAは、特定の閾値で同
期信号を分離する周知の水平同期信号分離回路22で再
生TCI信号21aより分離した図4(B)に図示する
水平同期信号22aをタイミング発生回路23に供給
し、ここで所定時間遅延すると共に所定のパルス幅を有
する図4(C)に図示するタイミング信号23aを発生
して、この信号を判別回路24に供給している。
【0024】そして、判別回路24はTCI信号21a
中のクランプID信号のレベルをタイミング信号23a
のハイレベルの期間中に判別して、同図(D)に図示す
るクランプ信号24aを生成している。またここで、水
平同期信号22a等に基づいて同図(E)に図示する線
順次切換信号24bを得ると共に水平同期信号22aが
ハイレベルとなる所定期間中のみハイレベルとなるサン
プル信号24cを生成している。
【0025】上記クランプ信号24aはクランプ回路2
8に供給され、その信号がハイレベルの期間、再生TC
I信号21aをクランプして得た信号をA/D変換器3
0を介してメモリ回路31,32に供給している。この
ように、クランプ回路28によるクランプ処理は、クラ
ンプID信号のレベルが±0%レベル(圧縮線順次色信
号)となる1H飛びの期間に行われている。
【0026】ここで、水平同期信号分離手段BBについ
て説明する。まず再生TCI信号21aがサンプルホー
ルド回路25,26に供給され、クランプ信号24aと
サンプル信号24cとによって、再生TCI信号21a
中の圧縮線順次信号の±0%レベルと水平同期信号チッ
プレベルとが検出される。そして、これらのレベルを抵
抗R1と抵抗R2とで重み付け加算して得た基準レベル
Pをコンパレータ27の正入力に供給している。即ち、
この基準レベルPが図4(A)に図示する如く水平同期
信号の1/2となるように抵抗R1と抵抗R2とが選ば
れている。そして、コンパレータ27の負入力には再生
TCI信号21aが供給され、正負入力を比較して得た
水平同期信号27aをPLL回路29に供給している。
このようにして得た水平同期信号27aは再生TCI信
号21aにサグが発生している場合であっても、基準レ
ベルPがサグに応じて変動するものであるため時間精度
のよい信号となる。
【0027】そして、水平同期信号29aに基づいてP
LL回路29にて生成された書き込みクロック信号が圧
縮Y信号を伸長するためのメモリ回路31と圧縮線順次
色信号を伸長するためのメモリ回路32とA/D変換器
30に供給される。
【0028】そして、メモリ回路32,33は読み出し
クロック発生回路33より供給される固定の読み出しク
ロック信号を用いて読み出し動作を行なって、時間軸伸
長している。そして、メモリ回路32から出力される再
生Y信号ddがD/A変換器34を介して図示せぬ伝送
路に出力される。
【0029】一方、メモリ回路32から出力される再生
線順次色信号は1H遅延回路35に供給されると共にそ
の出力信号が一方の入力に供給される第4,第5の選択
手段36,37の他方の入力に夫々供給される。そし
て、第4,第5の選択手段36,37にて線順次切換信
号24aを用いて所定の入力信号を選択して線順次色信
号を復調して得た再生PB信号eeと再生PR信号ff
とを図示せぬ伝送路に供給している。
【0030】さてここで、制御信号生成手段AAについ
て他の例を図5、図4を用いて説明する。図5におい
て、再生TCI信号21aが供給される水平同期分離回
路50にて分離された水平同期信号50a(図4(A)
に図示)をスイッチ52に供給すると共に1/2分周器
51にて分周する。そして、スイッチ52は1/2分周
器51の出力信号がハイレベルである場合は水平同期信
号50aを遅延回路54とスイッチ53の一方の入力に
供給する。一方、1/2分周器51の出力信号がローレ
ベルである場合は水平同期信号50aを遅延回路55と
スイッチ53の他方の入力に供給する。
【0031】そして、遅延回路54,55は水平同期信
号50aを所定期間T7(図4(C)に図示)遅延し
て、クランプID期間交互にハイレベルとなる信号54
aと信号55aとを得てこれらをサンプルホールド回路
57,58に供給している。このサンプルホールド回路
57,58はクランプID期間交互に再生TCI信号2
1aをサンプルホールドして得た信号をコンパレータ5
9に供給し、ここで両入力を比較して得た信号59aを
スイッチ53,54に供給すると共に排他的論理和回路
60の一方の入力に供給する。
【0032】そして、スイッチ53,54は信号59a
がハイレベルである場合は図中の「H」の入力を選択
し、一方、ローレベルである場合は図中の「L」の入力
を選択して上記サンプル信号24cとクランプ信号24
aを得ている。また、排他的論理和回路60は1/2分
周器51の出力信号と信号59aの排他的論理和をとっ
て上記した線順次切換信号24bを得ている。
【0033】このようにして、線順次信号再生装置はク
ランプID信号のレベルを1H毎に検出して線順次色信
号の種別を判別すると共に、1H飛びにクランプID信
号を用いて再生TCI信号21aをクランプしている。
【0034】尚、上述した実施例において、線順次信号
記録装置、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生
装置はVTRを一例として説明したが、本発明はこれら
に限定されるものではなく、例えば、ディスク状の記録
媒体に磁気記録再生、光磁気記録再生、ヒット形状によ
る記録再生等により線順次信号を記録再生するものに適
用しても良いことは勿論である。
【0035】尚、上述した実施例において、TCI信号
を線順次信号の一例として説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、圧縮しない輝度信
号、圧縮しない色信号を夫々線順次変換して得た線順次
信号であっても良く、また、TCI信号の如く線順次さ
れた信号と線順次されていない信号を有する線順次信号
であっても良いことは勿論である。
【0036】尚、上述した実施例において、クランプI
D信号の取りうるレベルは予め分っているので、再生時
にこのレベル差を検出する検出手段を設け、この検出結
果に応じて線順次信号のレベルをAGCにより調整して
も良いことは勿論である。
【0037】尚、上述した実施例において、PB信号と
PR信号とを線順次信号に変換する場合を一例として説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えばR,G,B信号から得た線順次信号に適用する如
く、複数の映像信号を線順次信号に変換して伝送する場
合に適用しても良いことは勿論である。
【0038】尚、上述した実施例において、クランプI
D信号の有するレベルは2種類のレベルを一例として説
明したが、レベルにより線順次信号の種類を判別できれ
ば良いから本発明はこれに限定されるものでなく、複数
のレベルを用いても良いことは勿論であり、そのうちの
一のレベルが予め設定されたクランプレベルであれば良
いことは勿論である。
【0039】
【発明の効果】上述したように本発明になる線順次信号
伝送方式の構成によれば、少なくともクランプレベルと
兼用した複数のレベルで複数の映像信号の種別を表す識
別信号とを有する線順次信号を伝送するので、複数の映
像信号を線順次した絵柄信号に係る期間を長く設定で
き、複数の映像信号の伝送品質を向上できるという効果
がある。
【0040】上述したように本発明になる線順次信号発
生装置の構成によれば、輝度信号を時間軸圧縮する第1
の時間軸圧縮手段と線順次色信号を時間軸圧縮する第2
の時間軸圧縮手段と少なくともクランプレベルと兼用し
た複数のレベルで該複数の色信号の種別を表す識別信号
を発生する識別信号発生手段とを有するので、第1,第
2の時間軸圧縮手段の出力信号期間を長く設定すること
ができ、画質の向上した線順次信号を発生できるという
効果がある。
【0041】上述したように本発明になる線順次信号記
録装置の構成によれば、上記線順次信号発生装置の構成
を備えるので、画質の向上した線順次信号を記録媒体に
記録できるという効果がある。また、その記録媒体は画
質の向上した線順次信号を提供できるという効果があ
る。
【0042】上述したように本発明になる線順次信号再
生装置の構成によれば、線順次信号に係る識別信号のレ
ベルを検出するレベル検出手段と、該レベル検出手段の
検出結果がクランプレベルであるときに該線順次信号を
クランプするクランプ手段と、該レベル検出手段の検出
結果に応じて該線順次色信号を線順次復調して該複数の
色信号を出力する線順次復調手段とを有するので、識別
信号期間とクランプ期間と兼用した線順次信号を復調で
きるので、画質の向上した輝度信号と複数の色信号とを
再生できるという効果がある。
【0043】また、上述したように本発明になる線順次
信号記録再生装置によれば、画質の向上した輝度信号と
複数の色信号とを記録再生できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線順次信号記録装置の一実施例の
ブロック図である。
【図2】本実施例に係るTCI信号の波形図である。
【図3】線順次信号再生装置の一実施例のブロック図で
ある。
【図4】図3のタイミングチャートである。
【図5】図3中の制御信号生成手段の他の例を説明する
ためのブロック図である。
【図6】図6は従来のTCI信号の波形図である。
【符号の説明】
7,8 メモリ回路(第1,第2の時間軸圧縮手段) 12,13 第1,第2のROM(識別信号発生手段) 14 第2の選択手段(識別信号発生手段) 18 FM変調手段(記録手段) 19 記録アンプ(記録手段) 20 プリアンプ(再生手段) 21 FM復調手段(再生手段) 24 判別回路(レベル検出手段) 28 クランプ回路(クランプ手段) 31,32 メモリ回路(第1,第2の時間軸伸長手
段) 35 1H遅延回路(線順次復調手段) 36,37 第4,第5の選択手段(線順次復調手段) 7a 圧縮輝度信号 8a 圧縮線順次色信号 4a 線順次色信号 14a クランプID信号(識別信号) 16a 線順次信号 aa 輝度信号 bb 第1の色差信号(色信号,映像信号) cc 第2の色差信号(色信号,映像信号) TT 磁気テープ(線順次信号記録媒体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵柄信号と識別信号とを有する線順次信号
    の線順次信号伝送方式であって、 該絵柄信号は、複数の映像信号に係る所定のラインを選
    択して得た信号であり、 該識別信号は、該複数の映像
    信号の種別を表す複数のレベルのうち少なくとも一のレ
    ベルを予め設定されたクランプレベルと兼用した信号で
    あることを特徴とする線順次信号伝送方式。
  2. 【請求項2】輝度信号を時間軸圧縮する第1の時間軸圧
    縮手段と、 複数の色信号に係る所定のラインを選択した線順次色信
    号を時間軸圧縮する第2の時間軸圧縮手段と、 該複数の色信号の種別を表す複数のレベルのうち少なく
    とも一のレベルを予め設定されたクランプレベルと兼用
    した識別信号を発生する識別信号発生手段とを備え、 該第1の時間軸圧縮手段の出力信号と該第2の時間軸圧
    縮手段の出力信号と該識別信号とに基づいて線順次信号
    を発生することを特徴とする線順次信号発生装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した線順次信号発生装置を
    備える線順次信号記録装置であって、 該線順次信号発
    生装置より出力される線順次信号を少なくとも変調して
    記録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とする
    線順次信号記録装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した線順次信号記録装置に
    より記録された線順次信号記録媒体。
  5. 【請求項5】時間軸圧縮された圧縮輝度信号と圧縮線順
    次色信号と少なくともクランプレベルと兼用した複数の
    レベルで該圧縮線順次色信号の種別を表す識別信号とを
    有する線順次信号に基づいて再生する線順次信号再生装
    置であって、 該線順次信号に係る識別信号のレベルを検出するレベル
    検出手段と、 該レベル検出手段の検出結果がクランプレベルであると
    きに該線順次信号をクランプするクランプ手段と、 該クランプ手段の出力信号に係る圧縮輝度信号を時間軸
    伸長して輝度信号を出力する第1の時間軸伸長手段と、 該クランプ手段の出力信号に係る圧縮線順次色信号を時
    間軸伸長して線順次色信号を出力する第2の時間軸伸長
    手段と、 該レベル検出手段の検出結果に応じて該線順次色信号を
    線順次復調して複数の色信号を出力する線順次復調手段
    とを有することを特徴とする線順次信号再生装置。
  6. 【請求項6】輝度信号を時間軸圧縮する第1の時間軸圧
    縮手段と、 複数の色信号に係る所定のラインを選択した線順次色信
    号を時間軸圧縮する第2の時間軸圧縮手段と、 該複数の色信号の種別を表す複数のレベルのうち少なく
    とも一のレベルを予め設定されたクランプレベルと兼用
    した識別信号を発生する識別信号発生手段と、 該第1の時間軸圧縮手段の出力信号と該第2の時間軸圧
    縮手段の出力信号と該識別信号とに基づいて発生した線
    順次信号を少なくとも変調して記録媒体に記録する記録
    手段と、 該記録媒体より得られた信号を少なくとも復調して該線
    順次信号を再生する再生手段と、 該線順次信号に係る識別信号のレベルを検出するレベル
    検出手段と、 該レベル検出手段の検出結果がクランプレベルであると
    きに該線順次信号をクランプするクランプ手段と、 該クランプ手段の出力信号に係る圧縮輝度信号を時間軸
    伸長して該輝度信号を出力する第1の時間軸伸長手段
    と、 該クランプ手段の出力信号に係る圧縮線順次色信号を時
    間軸伸長して線順次色信号を出力する第2の時間軸伸長
    手段と、 該レベル検出手段の検出結果に応じて該線順次色信号を
    線順次復調して該複数の色信号を出力する線順次復調手
    段とを有することを特徴とする線順次信号記録再生装
    置。
JP4353043A 1992-12-11 1992-12-11 線順次信号伝送方式、線順次信号発生装置、線順次信号記録装置、線順次信号記録媒体、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生装置 Pending JPH06181581A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4353043A JPH06181581A (ja) 1992-12-11 1992-12-11 線順次信号伝送方式、線順次信号発生装置、線順次信号記録装置、線順次信号記録媒体、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4353043A JPH06181581A (ja) 1992-12-11 1992-12-11 線順次信号伝送方式、線順次信号発生装置、線順次信号記録装置、線順次信号記録媒体、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06181581A true JPH06181581A (ja) 1994-06-28

Family

ID=18428187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4353043A Pending JPH06181581A (ja) 1992-12-11 1992-12-11 線順次信号伝送方式、線順次信号発生装置、線順次信号記録装置、線順次信号記録媒体、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06181581A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4641201A (en) Color video signal transmitting apparatus
US4628369A (en) Video signal dropout compensation circuit
KR930009699B1 (ko) 영상 녹/재생 시스템의 더블 기록 재생회로
JPH0685587B2 (ja) 再生装置
JPH06181581A (ja) 線順次信号伝送方式、線順次信号発生装置、線順次信号記録装置、線順次信号記録媒体、線順次信号再生装置及び線順次信号記録再生装置
JPH0779456B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH065944B2 (ja) 磁気記録再生方式
JP3206066B2 (ja) 高速ダビング装置
KR100334546B1 (ko) 신호 처리회로
JPS60124193A (ja) 映像信号記録再生装置
JPH0787569B2 (ja) デイジタル記録再生装置
JP2939964B2 (ja) 映像信号記録装置及び映像信号再生装置
JP2939965B2 (ja) 映像信号記録方法及び映像信号記録装置
JP2865157B2 (ja) 高精細度映像信号記録装置、高精細度映像信号再生装置及び高精細度映像信号記録再生装置
KR100216913B1 (ko) 텔레비전의 외부신호모드판별에 따른 영상레벨제어장치
JPH06268967A (ja) 映像信号記録及び/又は再生装置
JPS5827594Y2 (ja) 磁気録画再生装置
JPH051674B2 (ja)
JPS6251894A (ja) ドロツプアウト補正装置
JPH05918B2 (ja)
JPH0224437B2 (ja)
JPH06233265A (ja) 複合映像信号多重化方法
JPH04328989A (ja) 映像信号記録及び/又は再生装置
JPH05110986A (ja) 映像信号記録再生装置
JPH0832065B2 (ja) 映像信号記録方法