JPH0618134U - 車両のエア供給装置 - Google Patents
車両のエア供給装置Info
- Publication number
- JPH0618134U JPH0618134U JP5705892U JP5705892U JPH0618134U JP H0618134 U JPH0618134 U JP H0618134U JP 5705892 U JP5705892 U JP 5705892U JP 5705892 U JP5705892 U JP 5705892U JP H0618134 U JPH0618134 U JP H0618134U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- valve
- air compressor
- air
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エアコンプレッサを補助制動装置として用いる
ことが可能となる車両のエア供給装置を提供すること。 【構成】セレクトローバルブ11と排気弁13が配管21,22
及び23によりプレッシャガバナ2とサプライタンク3と
の間に介装される。セレクトローバルブ11が配管21と配
管22とを介して供給される圧力のうち低い方の圧力を供
給側に出力するバルブであるので、制動灯ON時は大気
圧を配管24に出力することとなり、もって、アンロード
バルブ10にロード信号が発せられたこととなる。
ことが可能となる車両のエア供給装置を提供すること。 【構成】セレクトローバルブ11と排気弁13が配管21,22
及び23によりプレッシャガバナ2とサプライタンク3と
の間に介装される。セレクトローバルブ11が配管21と配
管22とを介して供給される圧力のうち低い方の圧力を供
給側に出力するバルブであるので、制動灯ON時は大気
圧を配管24に出力することとなり、もって、アンロード
バルブ10にロード信号が発せられたこととなる。
Description
【0001】
本考案は、車両のブレーキ系統等に圧縮空気を供給するエア供給装置に関する 。
【0002】
一般に大型車両にはブレーキ系統、あるいはその他の補機類に圧縮空気を供給 するために、エアコンプレッサを備えている。 エアコンプレッサは機関の出力の一部を利用して駆動されのものであるが、エ ア消費の少ないときなどに不必要にエアコンプレッサを駆動することによる損失 を防ぐために、通常はエアコンプレッサの吐出圧が所定の範囲になるようにエア コンプレッサの作動を制御している(例えば実開昭62−30905号公報参照 )。
【0003】 具体的には、図2に示すようにして、コンプレッサ吐出空気を蓄えるサプライ タンク3の圧力をプレッシャガバナ2で検出しながら、エアコンプレッサ1にロ ード状態とアンロード状態を繰り返させるようにアンロードバルブ10が操作され る。 即ち、プレッシャガバナ2は検出圧力が所定の範囲よりも上昇すると、エアコ ンプレッサ1のアンロードバルブ10にアンロード信号(空気圧力信号)を出力し て、エアコンプレッサ1をアンロード状態にする。このアンロード状態ではエア コンプレッサ1の吐出側負荷が消失してコンプレッサ駆動トルクが大幅に軽減す る。また検出圧力が所定の範囲よりも低下すると、プレッシャガバナ2からアン ロードバルブ10に出力されるアンロード信号が消失して、エアコンプレッサ1の 吐出空気が逆止弁4を介してサプライタンク3に供給されるように配管されてい る。
【0004】 さらに、サプライタンク3はフロント系エアタンク5とリヤ系エアタンク6と に連通しており、例えばブレーギバルブ7が操作されることによりフロント系エ アタンク5からフロントブレーキ(図示せず)に圧縮空気が供給され、またリヤ 系エアタンク6からリヤブレーキ(図示せず)に圧縮空気が供給される。 ここで、フロント系エアタンク5及びリヤ系エアタンク6から蓄えられていた 吐出空気が使用されると、夫々のタンク5,6にはサプライタンク3の吐出空気 が逆止弁8,9を介して供給されるようになっている。
【0005】
しかしながら、このような従来のものにあっては、エアコンプレッサがロード 状態のときは、該エアコンプレッサの吐出側負荷が増大してコンプレッサ駆動ト ルクが大幅に増大するにもかかわらず、該駆動トルクの増大の有効な利用が図ら れていない。
【0006】 本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、車両の制動手段が作動して いる状態が検出された際には、前記エアコンプレッサを強制的にロード状態にし て、該コンプレッサを補助制動装置として用いることが可能な車両のエア供給装 置を提供することを目的としている。
【0007】
このため、本考案は、機関により駆動されるエアコンプレッサからの供給圧力 が所定の範囲となるように、エアコンプレッサの作動を制御するロード・アンロ ード切換手段を備えた車両のエア供給装置において、車両の制動手段が作動して いる状態を検出する制動状態検出手段と、制動状態検出手段により車両の制動手 段が作動している状態が検出された際には、前記エアコンプレッサを強制的にロ ード状態に保持するロード保持手段と、を備える構成とした。
【0008】
以上の構成によれば、制動状態検出手段により車両が制動中であることが検出 されると、ロード保持手段により、ロード・アンロード切換手段の切換状態にか かわらず、エアコンプレッサが強制的にロード状態に保持される。これにより、 該エアコンプレッサを駆動している機関の負荷が増大し、該エアコンプレッサが 機関の補助的な制動装置として作用し、前記制動手段の作動を補助することとな り、車両の制動手段に係る制動負荷の低減を図ることが可能となる。
【0009】
以下本考案の実施例を図1に基づいて説明する。 尚、図2において説明した従来例と同一構成要素には同一符号を付して説明を 省略する。 本実施例では、セレクトローバルブ11と排気弁13が配管21,22及び23によりプ レッシャガバナ2とサプライタンク3との間に介装されると共に、該セレクトロ ーバルブ11はエアコンプレッサ1と配管24により連通している。
【0010】 ここで、セレクトローバルブ11とは、入力側の相対する2方の圧力を入力して 比較し、低い方の圧力を供給側に出力するバルブである。 また、排気弁13は、制動灯(図示せず)のON・OFFに連動して切り換わる 3方弁であり、制動灯がONとなった場合は、配管22と排気口25とを連通し、ま た制動灯がOFFとなった場合は、配管22と配管23とを連通する。
【0011】 ここで、制動灯は運転者がブレーキペダルを踏み込むことにより点灯するよう になっているので、該制動灯のON・OFFの検出は、車両の制動手段が作動し ている状態を検出する制動状態検出手段の機能を奏するものである。 このように構成すると、制動灯OFF時は、セレクトローバルブ11には、配管 21を介してプレッシャガバナ2の1次圧力PG と、配管22を介してサプライタン ク3中の吐出空気圧PS が入力されることとなる。即ち、エアコンプレッサ1と サプライタンク3とは通常の配管系統を形成し、従来と同様のロード・アンロー ドの制御がなされる。即ち例えば、ブレーキバルブ7が操作されることによりフ ロントブレーキやリヤブレーキ(図示せず)に圧縮空気が供給され、吐出空気圧 PS が低下し、該PS がPG に対して一定以上低下すると、プレッシャガバナ2 よりアンロードバルブ10にロード信号が発せられ、エアコンプレッサ1はロード 状態となる。
【0012】 即ち、プレッシャガバナ2,アンロードバルブ10等によりロード・アンロード 切換手段が構成される。 一方、制動灯ON時は排気弁13において配管22と排気口25とが連通している。 従って、セレクトローバルブ11には、配管21を介してプレッシャガバナ2の1次 圧力PG が入力されると共に、大気が入力されることとなる。ここで、セレクト ローバルブ11とは、配管21と配管22とを介して供給される圧力のうち低い方の圧 力を供給側に出力するバルブであるので、大気圧を配管24に出力することとなり 、もって、アンロードバルブ10にロード信号が発せられたこととなる。
【0013】 即ち、エアコンプレッサ1はプレッシャガバナ2からのロード信号にかかわら ず、ロード状態となり、該エアコンプレッサ1を駆動する機関には負荷が掛かる こととなる。 また、セレクトローバルブ11、排気弁13等によりロード保持手段が構成される こととなる。
【0014】 従って、エアコンプレッサ1を駆動している機関の負荷が増大し、該エアコン プレッサ1が車両の補助的な制動装置として作用し、前記ブレーキの作動を補助 することとなり、車両のブレーキに係る制動負荷の低減を図ることが可能となる 。 尚、本実施例では、制動灯のON・OFFにより、排気弁13を切り換えるよう にしたが、車両の制動手段が作動している状態を検出する制動状態検出手段であ ればよく、制動灯と非連動でも勿論よい。
【0015】
本考案は以上のように、機関により駆動されるエアコンプレッサからの供給圧 力が所定の範囲となるように、エアコンプレッサの作動を制御するロード・アン ロード切換手段を備えた車両のエア供給装置において、車両の制動手段が作動し ている状態を検出する制動状態検出手段と、制動状態検出手段により車両の制動 手段が作動している状態が検出された際には、前記エアコンプレッサを強制的に ロード状態に保持するロード保持手段と、を備える構成としたので、該エアコン プレッサを駆動している機関の負荷が増大し、該エアコンプレッサが車両の補助 制動装置として作用し、降坂時等の制動手段の負荷の低減を図ることが可能とな るという効果がある。
【図1】本考案の一実施例を示す配管系統図
【図2】従来例を示す配管系統図
1 エアコンプレッサ 2 プレッシャガバナ 3 サプライタンク 7 ブレーキバルブ 10 アンロードバルブ 11 セレクトローバルブ 13 排気弁 21 配管 22 配管 23 配管
Claims (1)
- 【請求項1】機関により駆動されるエアコンプレッサか
らの供給圧力が所定の範囲となるように、エアコンプレ
ッサの作動を制御するロード・アンロード切換手段を備
えた車両のエア供給装置において、車両の制動手段が作
動している状態を検出する制動状態検出手段と、制動状
態検出手段により車両の制動手段が作動している状態が
検出された際には、前記エアコンプレッサを強制的にロ
ード状態に保持するロード保持手段と、を備えたことを
特徴とする車両のエア供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5705892U JPH0618134U (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 車両のエア供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5705892U JPH0618134U (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 車両のエア供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618134U true JPH0618134U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=13044847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5705892U Pending JPH0618134U (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 車両のエア供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618134U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254735A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Isuzu Motors Ltd | エアコンプレッサーシステム及びエアコンプレッサー制御方法 |
-
1992
- 1992-08-13 JP JP5705892U patent/JPH0618134U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254735A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Isuzu Motors Ltd | エアコンプレッサーシステム及びエアコンプレッサー制御方法 |
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