JPH06180918A - 記録再生装置の記録媒体緊急排出機構 - Google Patents

記録再生装置の記録媒体緊急排出機構

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JPH06180918A
JPH06180918A JP4331756A JP33175692A JPH06180918A JP H06180918 A JPH06180918 A JP H06180918A JP 4331756 A JP4331756 A JP 4331756A JP 33175692 A JP33175692 A JP 33175692A JP H06180918 A JPH06180918 A JP H06180918A
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JP
Japan
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rack
emergency
gear
final gear
recording
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Pending
Application number
JP4331756A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Aota
喜明 青田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 専用の工具等を使用することなく、有り合わ
せの簡単な補助具を使用し、あるいは何らの補助具も使
用せずに、緊急時に、記録再生装置から記録媒体のカー
トリッジを取り出す。 【構成】 水平移動部3に設けたラック8と、このラッ
クに着脱自在に噛合する最終歯車14を含みモータ9の動
力をラック8に伝達する複数の歯車と、最終歯車14がラ
ック8に噛合するように付勢する第1のバネ部材17と、
緊急時に外部からの操作により第1のバネ部材17の付勢
力に抗して最終歯車14を移動させラック8との噛合から
離脱させる移動部材21とを備えている。最終歯車14をラ
ック8との噛合から離脱させると、水平移動部3が第2
のバネ部材により、カートリッジが排出される方向に移
動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生用ディスク等
の記録媒体を収納したカートリッジのローディング装置
に関し、特に、緊急時におけるカートリッジの排出機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録再生用ディスクを収納したカートリ
ッジを着脱し、データの記録/再生を行なう記録再生装
置では、カートリッジの装着、排出時にドライブメカ部
に無理な力を加えないようにしたモータ、複数の歯車類
からなるローディング機構を備えており、所定の位置ま
でカートリッジを挿入すると自動的に装着し、あるいは
スイッチ操作により自動的に所定の位置までカートリッ
ジを排出するようになっている。
【0003】ところで、ローディング異常時や停電時
は、上記のような自動動作が行なわれない。そこで、マ
ニュアルでカートリッジを排出できるように、工具や適
宜の操作部材を用意しておき、それらを用いてモータ主
軸を数十回まわすことによりカートリッジを排出するよ
うにしたものが知られている。
【0004】しかしながら、災害時等の緊急時に、ユー
ザーにとって大切な記録ディスクを取り出そうとする
時、そこに適切な工具がなかったり、また、あっても記
録ディスクを取り出すのに時間がかかりすぎる等の問題
があった。
【0005】また、ソレノイドを設置してイジェクトレ
バーの動きを規制することにより、緊急排出を制御する
ようにした装置も知られている(例えば、特開平2−134
761号公報)。しかしながら、この場合は、ソレノイドを
設置するために消費電力の増加やコストアップという問
題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解消するためになされたもので、専用の工
具等を使用して取り出すのではなく、一般的で手近なと
ころにあるクリップ等の文房具で間に合うか、あるいは
何らの補助具を使用しないで、しかも簡単な構成で、瞬
時にカートリッジを取り出せるようにした記録再生装置
の記録媒体緊急排出機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録媒体緊急排出機構は、水平移動部に設
けたラックと、このラックに着脱自在に噛合する最終歯
車を含みモータの動力を前記ラックに伝達する複数の歯
車と、最終歯車がラックに噛合するように付勢する第1
のバネ部材と、緊急時に外部からの操作により第1のバ
ネ部材の付勢力に抗して最終歯車を移動させラックとの
噛合から離脱させる噛合離脱手段と、噛合が離脱したと
き水平移動部をカートリッジが排出される方向に移動さ
せる第2のバネ部材とから構成されるものである。
【0008】
【作用】緊急排出時は、クリップのような細棒で外部か
ら噛合離脱手段の一端を押せば、それによってラックに
噛み合っている最終歯車を移動させ、噛合を離脱させる
ことができる。最終歯車が離脱すると、第2のバネ部材
により水平移動部が移動し、それによってカートリッジ
が排出される。
【0009】噛合離脱手段としては、クリップ等の細棒
で一端が押されると移動し、他端に設けた傾斜部が最終
歯車の一方の面の縁部に圧接して最終歯車を軸方向に移
動させる移動部材からなるものや、最終歯車を回転自在
に保持し一端を支点として回動可能なブラケットからな
り、その他端に設けた当て面を外部からクリップ等の細
棒で押すことによりブラケットが回動して最終歯車がラ
ックから離脱するものがある。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。まず、本発明に係るローディング機構の概略を図4
を用いて説明する。1はディスク等の記録媒体が収納さ
れたカートリッジであり、これをローディングする場
合、矢印P方向にトレー2に挿入する。トレー2はその
両側面に設けられたピン4がキャリヤ3の側面に設けら
れた案内溝5に係合しており、カートリッジの挿入され
たことが検知されるとキャリア3が矢印Q方向に移動
し、これに伴ってトレー2は矢印R方向に移動する。そ
こで、最終的にカートリッジに収納されている記録媒体
がスピンドルモータ6にチャッキングされる。このと
き、キャリア3はバネ部材(第2の)7によって矢印Qと
は反対の方向、即ち、カートリッジが排出される方向に
引っ張られている。
【0011】図1は、本発明の一実施例を示したもので
ある。矢印A方向(水平方向)に移動するキャリア3の裏
面にはラック8が設けられており、このラック8に複数
の歯車を介してローディングモータ9の動力が伝達され
る。即ち、ローディングモータ9の回転軸にはウォーム
歯車10が取り付けられており、そのウォーム歯車10はウ
ォームホイール11に噛合している。ウォームホイール11
は歯車12に噛合し、この歯車12と同一軸13に設けられた
平歯車(最終歯車)14がラック8に噛合している。ローデ
ィングモータ9はブラケット15に、前記一連の歯車はブ
ラケット16に、各ブラケット15,16は図示しないドライ
ブシャーシにそれぞれ配設されている。
【0012】ここで、平歯車14は、軸13に対して回転は
しないが軸方向にスライド可能となっている。そして、
バネ部材(第1の)17によって平歯車14がラック8に噛合
するように付勢されている。
【0013】21は、図2にも示したように、記録媒体の
緊急排出時に外部から、例えばベゼル20に設けた小孔か
ら挿入されるクリップ22等の簡単な細棒の操作で一端を
押されることで移動し、他端に設けた傾斜部21aで平歯
車14の一方の面の縁部を押圧して矢印C方向にスライド
させることにより、平歯車14をラック8との噛合から離
脱させる移動部材である。クリップ22での操作がないと
きは、移動部材21はコイルスプリング23とEリング24と
で平歯車14から離れた状態で保持部材25に保持されてい
る。そこで、平歯車14がラック8から離れると、キャリ
ア3を拘束するものがなくなるから、バネ部材7の付勢
力によりキャリア3はD方向に移動し、その結果、カー
トリッジ1は自動的に排出される。
【0014】なお、図3に示したように、少なくとも、
移動部材21の傾斜部21aが圧接される平歯車14の一方の
面の縁部がテーパー面26となっていると、ラック8との
着脱がスムーズに行なわれる。
【0015】図5及び図6は、本発明の他の実施例を示
したもので、27は一端を支点28として回動可能なブラケ
ットであり、平歯車14を回転自在に保持している。29は
このブラケット27を平歯車14がラック8に噛合する位置
になるように付勢するバネ部材(第1の)である。そし
て、緊急時にはブラケット27の他端に設けられた当て面
27aを外部から押すことによりブラケット8を回動させ
て平歯車14をラック8との噛合から離脱させるようにな
っている。
【0016】本実施例においても、平歯車14をラック8
から離脱させると、キャリア3はバネ部材7によりカー
トリッジが排出される方向に移動することになる。
【0017】図7は、本発明の更に他の実施例を示した
もので、ここでは、クリップのような何らの補助具も使
用することなく、緊急にカートリッジを排出することが
できるようにしたものである。即ち、図1の実施例にお
ける移動部材21の外部からの操作端にイジェクトスイッ
チ32を配置すると共に、そのスイッチ32にイジェクトボ
タンの端面が作用する構成としたものである。そして、
通常はイジェクトボタン31を押し込むとまずイジェクト
スイッチ32が動作するが、緊急の場合、さらに深く押し
込むと移動部材21が平歯車14に作用し、平歯車14をラッ
ク8から離脱させる。これにより、カートリッジを緊急
に排出させることができる。イジェクトスイッチ32とイ
ジェクトボタン31の端面との距離を一定に保つため、ス
トッパ33が、イジェクトボタン31の接触しない位置に設
けてられている。
【0018】なお、上記実施例では、移動部材の操作端
にイジェクトスイッチを配置したが、図5の実施例にお
ける回動自在のブラケット27の当て面にイジェクトスイ
ッチを配置して、イジェクトボタンの端面で押し込むよ
うにしてもよい。また、イジェクトスイッチは、必ずし
も移動部材やブラケットの外部からの操作端に配置する
必要はなく、イジェクトボタンの押し込みにより作動す
る位置に配置すればよい。要は、イジェクトボタンを押
し込むとまずイジェクトスイッチが動作し、さらに深く
押し込むと噛合離脱手段が動作する構成とすればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
専用の工具を使用することなく、クリップなどの有り合
わせの補助具を用いて、あるいはそれらの補助具も使用
せずに、緊急の場合、記録媒体のカートリッジをローデ
ィング位置から容易に排出することができる。また、カ
ートリッジの排出手段として、最終歯車をラックとの噛
合から離脱させるという簡単な構成を採用したので、安
価に実現できると共に、応答時間が短く、かつ確実に排
出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の斜視図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施例の一部変形実施例である。
【図4】本発明に係るローディング機構の概略を示す図
である。
【図5】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図6】図5の要部平面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 … カートリッジ、 2 … トレー、 3 … キャリ
ア、 7 … (第2の)バネ部材、 8 … ラック、 9
… ローディングモータ、 13 … 軸、 14 …平歯
車、 17,29 … (第1の)バネ部材、 21 … 移動部
材、 21a … 傾斜面、26 … テーパー面、 27 … ブ
ラケット、 31 … イジェクトボタン、 32… イジェ
クトスイッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生用ディスク等の記録媒体を収納
    したカートリッジをローディング開始位置と、記録再生
    可能なローディング完了位置との間で引込み・排出移動
    及び昇降移動を自動的に行なうローディング機構におい
    て、水平移動部に設けたラックと、該ラックに着脱自在
    に噛合する最終歯車を含みモータの動力を前記ラックに
    伝達する複数の歯車と、前記最終歯車が前記ラックに噛
    合するように付勢する第1のバネ部材と、緊急時に外部
    からの操作により前記第1のバネ部材の付勢力に抗して
    前記最終歯車を移動させ前記ラックとの噛合から離脱さ
    せる噛合離脱手段と、噛合が離脱したとき前記水平移動
    部を前記カートリッジが排出される方向に移動させる第
    2のバネ部材とからなることを特徴とする記録再生装置
    の記録媒体緊急排出機構。
  2. 【請求項2】 最終歯車は、その軸に対してスライド自
    在であり、かつ第1のバネ部材によりラックと噛合する
    位置になるように付勢されており、噛合離脱手段は、緊
    急時に外部から一端を押されると移動し、他端に設けた
    傾斜部が最終歯車の一方の面の縁部に圧接して前記第1
    のバネ部材の付勢力に抗して最終歯車を軸方向にスライ
    ドさせる移動部材からなることを特徴とする請求項1記
    載の記録再生装置の記録媒体緊急排出機構。
  3. 【請求項3】 少なくとも、移動部材の傾斜部が圧接さ
    れる最終歯車の一方の面の縁部がテーパー面となってい
    ることを特徴とする請求項2記載の記録再生装置の記録
    媒体緊急排出機構。
  4. 【請求項4】 噛合離脱手段は、最終歯車を回転自在に
    保持し、一端を支点として回動可能なブラケットと、該
    ブラケットを前記最終歯車がラックに噛合する位置にな
    るように付勢する第1のバネ部材とからなり、緊急時に
    前記ブラケットの他端に設けられた当て面を外部から押
    されることによりブラケットが回動して前記最終歯車が
    ラックとの噛合から離脱することを特徴とする請求項1
    記載の記録再生装置の記録媒体緊急排出機構。
  5. 【請求項5】 移動部材または回動可能なブラケットに
    おける外部からの操作端にイジェクトボタンの端面が作
    用する構成となっており、前記イジェクトボタンを押し
    込むとまずイジェクトスイッチが動作し、さらに深く押
    し込むと噛合離脱手段が動作することを特徴とする請求
    項2または4記載の記録再生装置の記録媒体緊急排出機
    構。
JP4331756A 1992-12-11 1992-12-11 記録再生装置の記録媒体緊急排出機構 Pending JPH06180918A (ja)

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JP4331756A JPH06180918A (ja) 1992-12-11 1992-12-11 記録再生装置の記録媒体緊急排出機構

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JPH06180918A true JPH06180918A (ja) 1994-06-28

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ID=18247270

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JP (1) JPH06180918A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220276A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Toshiba Samsung Storage Technology Korea Corp 光機器装置
JP2011034640A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Teac Corp ディスク装置
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