JP2536330B2 - テ―プカセットの手動排出機構 - Google Patents

テ―プカセットの手動排出機構

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JP2536330B2
JP2536330B2 JP3152410A JP15241091A JP2536330B2 JP 2536330 B2 JP2536330 B2 JP 2536330B2 JP 3152410 A JP3152410 A JP 3152410A JP 15241091 A JP15241091 A JP 15241091A JP 2536330 B2 JP2536330 B2 JP 2536330B2
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JP
Japan
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gear
knob
tape cassette
loading
magnetic tape
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晶雄 日下
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDAT(デジタルオーデ
ィオテープレコーダ)に好適なテープカセットの手動排
出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】DATを含む磁気テープ記録再生装置は
色々な分野で使用されているが、特にコンピュータのス
トリーマとして使用されるものにあっては、メディアの
保護対策は極めて重要である。
【0003】図4(a),(b)は磁気テープ記録再生
装置の動作原理図であり、ローディング時には左・右の
ローディングポール101,102等にて矢印,の
如く磁気テープ103はテープカセット104から引き
出されて回転ドラム105に巻き掛けられる。
【0004】上記磁気テープ103はキャプスタン10
6とピンチローラ107で挟持されつつ、所定速度で供
給側リール108から巻取側リール109に(又は、こ
れの逆に)走行される(図4(a))。
【0005】上記動作中にトラブル等で停電になると磁
気テープ103は図4(a)のままで停止するために、
テープカセット104を取り出すことが出来ない。
【0006】従って、テープカセットの手動排出機構に
て、左・右のローディングポール101,102、ピン
チローラ107、ガイドポール類を図4(b)の矢印
,方向に強制移動し且つ磁気テープ103のたるみ
を取って、テープカセット104の取り外しを可能にす
る必要がある。
【0007】図5は従来の磁気テープ記録再生装置の機
構図(図は符号の向きに見るものとする。)であり、シ
ャーシ110上に回転ドラム105、左のローディング
ポール101、右のローディングポール102、これら
ローディングポール101,102をガイド溝112,
113に沿って一定ストローク移動する為のリンク(図
示せず)、スライドプレート114、このスライドプレ
ートのラック115を駆動するピニオン116、ギヤ1
17,118、ホイール119、ウォーム軸120、プ
ーリ121、ベルト122、プーリ123及びローディ
ングモータ124が配列されている。
【0008】ローディングモータ124を正逆転するこ
とでウォーム軸120、ピニオン116、ラック115
等を介してスライドプレート114が図面左右方向に移
動し、ローディングポール101,102を図面斜めに
往復移動する。
【0009】停電の際には、ウォーム軸120端部のド
ライバ係止溝125にドライバ126等を差し込み、こ
のドライバ126を回転することでスライドプレート1
14を介してローディングポール101,102等をア
ンローディング(テープカセットイジェクト可能)位置
(図4(b)参照)に移動する。
【0010】ローディングポール101,102やピン
チローラ107、ガイドポール等が図4(b)の位置に
移動しても、磁気テープ103はたるんだままであるか
ら、次の手順でこれを巻き取る。
【0011】図6は従来の磁気テープ記録再生装置のリ
ール台とキャプスタンモータの関係を示す図であり、図
5の右隅部に示したキャプスタン106と図5の下部に
想像線で示したリール台108,109を抜き画きした
ものである。
【0012】図6で、キャプスタンモータ130のキャ
プスタン106に同軸に固着されたプーリ131にはタ
イミングベルト132が巻き回され、このタイミングベ
ルト132にてリール台108,109の為のプーリ1
33を回転する。停電時にはキャプスタンモータ130
の下方のプーリ131を指で強制回転し、リール台10
8を回転することで、たるみ状態の磁気テープ103を
タイトする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた従来の手
動排出機構は、シャーシ110(図5)の横からドライ
バ126を差し入れて為すところのスライドプレート移
動機構と、シャーシ105の下から手を入れてキャプス
タンモータ下方のプーリ131(図6)を回転するとこ
ろの磁気テープたるみ取り機構とからなり、ドライバ1
26を横から差入れること並びに手をシャーシ110の
下から差し入れる動作は容易でない。
【0014】特にトラブル発生後に速やかにテープカセ
ット104を引き出す必要がある場合、上記の様な繁雑
な操作は不適当であり、より容易で効果的な手動排出機
構が求められている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記要求に応えるべく本
発明は、テープカセットの手動排出機構に第1と第2ポ
ジションに位置替え可能なノブを備え、第1ポジション
とされたノブの第1ギヤがローディングモータからロー
ディングポールまでの駆動系にギヤ連結し、又、第2ポ
ジションとされたノブの第2ギヤが欠歯ギヤを介してリ
ール台のギヤに噛合可能に構成したことを特徴とする。
【0016】
【作用】ドライバ等でノブを回転することでローディン
グポール等をテープカセットに引き戻した後に、前記ノ
ブでリール台を回転して磁気テープをタイトにし、テー
プカセットをイジェクト可能状態にするとともに、通常
時は前記欠歯ギヤの欠歯部をリール台に臨ませて手動排
出機構を通常のローディング駆動系と縁切り状態に保
つ。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。図1は本発明に係る磁気テープ記録再生装置
の機構図であり、磁気テープ記録再生装置1はシャーシ
2に、ローディングモータ3(図1の左下隅)、モータ
軸プーリ4、ベルト5、従動プーリ6、ウォーム7、ホ
イール8、ギヤ9,10、ピニオン12、スライドプレ
ートのラック13、スライドプレート14、リンク1
5,16、左・右のローディングポール17,18、及
び回転ドラム19が配設され、ローディングモータ3を
正逆転することで、ローディングポール17,18をガ
イド溝(図示せず)に沿って移動することができる。
【0018】シャーシ2の図1左隅に本発明の手動排出
機構20が配置されている。図2は本発明に係るテープ
カセットの手動排出機構図であり、手動排出機構20は
ドライバ係止溝21が刻まれたノブ22と、ノブ22に
1体形成された上部ギヤ(第2ギヤ)23と、これに噛
合する第3ギヤ24と、この第3ギヤ24に噛合し、同
ギヤ24と同歯数である第4ギヤ25と、この第4ギヤ
25と一体とされた欠歯ギヤ26と、リール台のギヤ2
7とから磁気テープたるみ取り機構を構成する。
【0019】図3は図2の3−3線断面図(断面ハッチ
ングは省略。)であり、前記ノブ22はスプリング28
で上方へ押上げられ、昇降可能である。ノブ22の上部
ギヤ(第2ギヤ)23の下方に傘歯車(第1ギヤ)29
が一体形成され、この傘歯車(第1ギヤ)29が一定ス
トローク下降した時に、プーリ6と一体化されたプーリ
側傘歯車30に噛合するように構成されている。
【0020】ドライバ31でノブ22を強く押すとノブ
22は下降し、傘歯車(第1ギヤ)29がプーリ側傘歯
車30に噛合するとともに、ノブ22の上部ギヤ23
(第2ギヤ)が第1ギヤ24から外れる。即ち、図3が
手動排出機構20の中のスライドプレート移動機構を構
成する。
【0021】よって、本発明の手動排出機構20は一個
のノブ22で、磁気テープのたるみ取り機構とスライド
プレート移動機構の双方が一括して駆動されていること
に特徴がある。
【0022】以上の構成からなるテープカセットの手動
排出機構の作用を次に述べる。図1(又は、図4
(a))の状態で、電源が落ちた場合には、図3のノブ
に適当なドライブ31を差込む。ノブ22はスプリング
28で付勢されて通常は第2ポジションP2に位置す
る。ノブ22をシャーシ2上面に突出させればドライバ
係止溝21が最も見やすい箇所になり、ドライバ31は
容易にセットできる。
【0023】先ず、第2ポジションP2のノブ22をド
ライバ31を強く押し下げて第1ポジションP1へ移動
し、傘歯車(第1ギヤ)29をプーリ側傘歯車30に噛
み合せ、この状態でノブ22を回転する。この回転は図
1のウォーム7、ホイール8、ギヤ9,10、ピニオン
12、ラック13の順で伝達され、スライドプレート1
4が左に移動する。
【0024】これにより、リンク15,16は左・右の
ローディングポール17,18やその他ピンチローラ、
ガイドポール等を引き寄せる。これらが図4(b)に示
す位置に戻ると抵抗が急増してノブ22は廻らなくなる
ので、ドライバ22の押し付け力を弱めるとノブ22は
第2ポジションP2(図3参照)に戻り、ノブの上部ギ
ヤ(第2ギヤ)23は第3ギヤ24に噛み合う。
【0025】図2でノブ22を右回転すると、ギヤ群を
介して欠歯ギヤ26が右回転し、それの一番歯26aが
リール台のギヤ27に噛んだ時から、リール台32は左
回転、即ち磁気テープを巻き取る方向に回転し始める。
欠歯ギヤ26は約240°分だけ歯が切られていて、こ
の範囲内で磁気テープを十分にタイトにすることが出来
る。
【0026】そして通常は図2の通り欠歯ギヤ26の欠
歯部26bをリール台のギヤ27に臨ませておけば、リ
ール台は本発明の手動排出機構20と無関係に回転でき
る。
【0027】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明は1個のノブで
ローディングポール等をアンローディング位置へ移動
し、且つ磁気テープのたるみを取ることが出来るので、
停電時などでのテープカセットの手動排出作業は迅速に
且つ容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープ記録再生装置の機構図
【図2】本発明に係るテープカセットの手動排出機構図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】磁気テープ記録再生装置の動作原理図
【図5】従来の磁気テープ記録再生装置の機構図
【図6】従来の磁気テープ記録再生装置のリール台とキ
ャプスタンモータの関係を示す図
【符号の説明】
1…磁気テープ記録再生装置、3…ローディングモー
タ、17,18…ローディングポール、20…テープカ
セットの手動排出機構、22…ノブ、23…上部ギヤ
(第2ギヤ)、26…欠歯ギヤ、27…リール台のギ
ヤ、29…傘歯車(第1ギヤ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローディングモータの正逆転駆動によっ
    てローディングポール等を移動する磁気テープ記録再生
    装置において、停電時などにテープカセットをマニュア
    ル操作でイジェクトする為に設けたテープカセットの手
    動排出機構であって、このテープカセットの手動排出機
    構は、第1と第2ポジションに位置替え可能なノブを備
    え、第1ポジションとされたノブの第1ギヤがローディ
    ングモータからローディングポールまでの駆動系にギヤ
    連結し、又、第2ポジションとされたノブの第2ギヤが
    欠歯ギヤを介してリール台のギヤに噛合可能に構成さ
    れ、ドライバ等でノブを回転することでローディングポ
    ール等をテープカセットに引き戻した後に、前記ノブで
    リール台を回転して磁気テープをタイト状態とし、テー
    プカセットをイジェクト可能状態にするとともに、通常
    時は前記欠歯ギヤの欠歯部をリール台に臨ませてこれら
    手動排出機構を通常のローディング駆動系と縁切り状態
    に保つことを特徴としたテープカセットの手動排出機
    構。
JP3152410A 1991-05-28 1991-05-28 テ―プカセットの手動排出機構 Expired - Lifetime JP2536330B2 (ja)

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