JPH06180752A - 画像データ出力方法 - Google Patents

画像データ出力方法

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JPH06180752A
JPH06180752A JP4332813A JP33281392A JPH06180752A JP H06180752 A JPH06180752 A JP H06180752A JP 4332813 A JP4332813 A JP 4332813A JP 33281392 A JP33281392 A JP 33281392A JP H06180752 A JPH06180752 A JP H06180752A
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JP
Japan
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image
image data
reading
frame memory
processing
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JP4332813A
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English (en)
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Hideo Matsuura
秀夫 松浦
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体に記録された画像を読み取って得た
デジタル画像データをフレームメモリに一時格納し、次
いでこのフレームメモリから画像データを読み出し、所
定の画像処理を施してから2画像再生のために出力する
際に、フレームメモリが1つで済むようにする。 【構成】 記録媒体からの画像読取り速度Aと、フレー
ムメモリ34からの画像データ読出し速度Bと、画像処理
の速度Cとの関係をA≦B≦Cに設定し、1つのフレー
ムメモリ34からある1つの画像に関する画像データS
d’を読み出すのと並行して、このフレームメモリ34の
空いた領域に、記録媒体に対する読取り処理で得られた
他の画像に関する画像データSdを書き込んで行く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像データ出力方法に関
し、特に詳細には、フレームメモリに一時的に格納され
たデジタル画像データをそこから読み出し、所定の画像
処理を施した上で画像再生装置等に向けて出力する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より種々の分野において、記録媒体
に記録された画像を読み取ってデジタル画像データを
得、この画像データに適切な画像処理を施した後、その
画像データに基づいて画像を再生記録することが広く行
なわれている。例えば、後の画像処理に適合するように
設計されたガンマ値の低いX線フイルムを用いてX線画
像を記録し、このX線画像が記録されたフイルムからX
線画像を読み取って電気信号に変換し、この電気信号
(画像データ)に画像処理を施した後コピー写真等に可
視像として再生することにより、コントラスト,シャー
プネス,粒状性等の画質性能が高い再生画像を得るシス
テムが提案されている(特公昭61−5193号公報参照)。
【0003】また本出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じた光量
の輝尽発光光を放射する蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像を一旦蓄積性
蛍光体の層を有するシートに撮影記録し、この蓄積性蛍
光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光
を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取って
デジタル画像信号を得、この画像信号に基づいて被写体
の放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CRT等に
可視像として出力させる放射線記録再生システムも提案
されている(特開昭55-12429号,同56-11395号,同55-0
163472号,同56-164645 号,同55-116340 号等参照)。
【0004】この種のシステムにおいても、通常、再生
放射線画像の画質を良好にするため、読み取られた画像
データに対して階調処理や周波数強調処理等の画像処理
(信号処理)が施される。
【0005】ところで、上述のように記録媒体に対する
読取り処理で得られたデジタル画像データは、多くの場
合フレームメモリに一時的に格納され、次いでこのフレ
ームメモリから読み出されて画像処理にかけられる。
【0006】他方、上記のような画像データに基づいて
画像を再生する場合、例えば実公昭61-39573号公報に示
されるように、互いに関連の有る2画像を1画面に並べ
て表示したり、あるいは1枚の記録材料に並べて記録す
ることも多い。この互いに関連の有る2画像としては、
例えば人体の放射線画像にあっては同一被写体の同一部
位に関する正面撮影画像と側面撮影画像等が挙げられ
る。
【0007】このように2画像を並べて再生する場合、
従来は2つの記録媒体に各々記録されている画像を読み
取ったならば、各画像に関するデジタル画像データを2
つのフレームメモリの各々に格納し、次いで両フレーム
メモリから並列的に画像データを読み出して画像再生装
置に送る、という方法が採用されている。
【0008】なお、以上は2画像を再生する場合につい
て説明したが、直ちに画像再生は行なわず、後に画像を
再生するために、2画像に関する各画像データを光ディ
スク装置等の画像ファイリング装置に蓄積する場合も、
画像データのフレームメモリへの格納、およびそこから
の読出しは上記と同様に行なわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2画像再生の
ために上記のように2つのフレームメモリを使用する
と、現状ではフレームメモリがかなり高価であることか
ら、画像読取り再生システムのコストアップが避けられ
ない。
【0010】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、2画像に関する画像データをフレームメ
モリに一時的に格納した後、そこから読み出して画像再
生装置や画像ファイリング等に向けて出力することがで
き、そして従来に比べてより安価な装置を用いて実施す
ることができる画像データ出力方法を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による画像データ
出力方法は、先に述べたように記録媒体に記録された画
像を読み取ってデジタル画像データを得、この画像デー
タをフレームメモリに一時格納し、次いでこのフレーム
メモリから前記画像データを読み出し、所定の画像処理
を施してから画像再生装置等に向けて出力する画像デー
タ出力方法において、記録媒体からの画像読取り速度A
と、フレームメモリからの画像データ読出し速度Bと、
上記画像処理の速度Cとの関係をA≦B≦Cに設定し、
1つのフレームメモリからある1つの画像に関する画像
データを読み出すのと並行して、このフレームメモリの
空いた領域に、記録媒体に対する読取り処理で得られた
他の画像に関する画像データを書き込んで行くことを特
徴とするものである。
【0012】
【作用および発明の効果】上記のように1つのフレーム
メモリに格納されている1つの画像に関する画像データ
を読み出しながら、それと並行して該フレームメモリの
空き領域に他の画像に関する画像データを書き込むよう
にすれば、フレームメモリが1つしか設けられていなく
ても、2画像に関する各画像データを1時的にフレーム
メモリに格納しつつ、画像再生装置等に向けて出力する
ことができる。
【0013】このように本発明方法は、高価なフレーム
メモリを1つだけ用いればよいものであるから、フレー
ムメモリを2つ必要とする従来方法と比べれば、比較的
安価なシステムによって実施可能となる。
【0014】また、本発明の方法においては、上述の通
り、記録媒体からの画像読取り速度Aと、フレームメモ
リからの画像データ読出し速度Bと、画像処理の速度C
との関係をA≦B≦Cに設定してあるから、画像データ
転送の上で特別なタイミング制御を行なわなくても、フ
レームメモリに空き領域ができないうちに新たな画像デ
ータが書き込まれて、未だ読み出されていない格納デー
タが破壊されたり、あるいは画像処理装置においてある
画像データに対する画像処理が終了していないのに新た
な画像データが転送されてきて画像処理が不正になされ
てしまう、等の問題が生じることを回避できる。
【0015】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例による方法
で画像データを出力する放射線画像情報読取再生システ
ムを示すものである。
【0016】まず図2を参照して、このシステムを構成
する放射線画像読取装置1について説明する。この画像
読取装置1は一例として、前述の蓄積性蛍光体シートに
記録された放射線画像情報を読み取るものである。例え
ばX線等の放射線が人体等の被写体を介して照射される
ことによりこの被写体の透過放射線画像情報を蓄積記録
した蓄積性蛍光体シート10は、エンドレスベルト等のシ
ート搬送手段11により、副走査のために矢印Y方向に搬
送される。半導体レーザ12から射出された励起光(読取
光)としてのレーザビーム13は、高速回転する回転多面
鏡14によって反射偏向され、通常f・θレンズからなる
走査レンズ18によって集束され、ミラー19で反射して蓄
積性蛍光体シート10上を上記副走査方向Yと略直角な矢
印X方向に主走査する。
【0017】こうしてレーザビーム13が照射されたシー
ト10の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報
に応じた光量の輝尽発光光15が発散され、この輝尽発光
光15は集光体16によって集光され、光検出器としてのフ
ォトマルチプライヤー(光電子増倍管)17によって光電
的に検出される。
【0018】上記集光体16はアクリル板等の導光性材料
を成形して作られたものであり、直線状をなす入射端面
16aが蓄積性蛍光体シート10上のビーム走査線に沿って
延びるように配され、円環状に形成された出射端面16b
に上記フォトマルチプライヤー17の受光面が結合されて
いる。上記入射端面16aから集光体16内に入射した輝尽
発光光15は、該集光体16の内部を全反射を繰り返して進
み、出射端面16bから出射してフォトマルチプライヤー
17に受光され、前記放射線画像情報を担持する輝尽発光
光15の光量がこのフォトマルチプライヤー17によって検
出される。
【0019】フォトマルチプライヤー17のアナログ出力
信号(画像信号)Sは対数増幅器20によって増幅され、
A/D変換器21において所定の収録スケールファクター
でデジタル化されて、デジタル画像データSdとされ
る。
【0020】以上のようにして画像読取装置1から出力
されるデジタル画像データSdは、図1のシステムにお
いて次に第1レジスタ31に入力される。また読取装置1
からはピクセルクロックPCおよびラインクロックLC
も出力され、それらは各々上記第1レジスタ31、DSP
(デジタル・シグナル・プロセッサ)30に入力される。
第1レジスタ31はDSP30に接続され、またこのDSP
30には、第2レジスタ32、第3レジスタ33、フレームメ
モリ34およびアドレスデコーダ35も接続されている。な
お上述した要素30〜35は、公知のコンピュータ・システ
ムを構成するものである。
【0021】上記第1レジスタ31は、入力されるデジタ
ル画像データSdを1画素(ピクセル)についてのデー
タ毎に一時蓄えて、DSP30に入力する。DSP30は入
力された画像データSdをフレームメモリ34に一時的に
格納し、そして逐次そこから読み出し、時系列的に読み
出された画像データSdに対して例えば階調処理、周波
数強調処理等の画像処理を施す。画像処理を受けたデジ
タル画像データSd’は、第2レジスタ32および第3レ
ジスタ33を介して光走査記録装置36および画像ファイリ
ング装置37に送られる。
【0022】光走査記録装置36においては、入力された
画像データSd’に基づいて、前記蓄積性蛍光体シート
10に記録されていた放射線画像が再生記録される。画像
ファイリング装置37においては、入力された画像データ
Sd’が例えば光ディスク等の記録媒体に記録される。
【0023】なお第1レジスタ31における画像データS
dの書込みおよび読出しのタイミングは、ピクセルクロ
ックPCに基づいて制御される。一方、この第1レジス
タ31からは1主走査ライン毎の画像データSdが出力さ
れ、それらの画像データSdに対するDSP30の処理の
タイミングは、ラインクロックLCに基づいて制御され
る。またレジスタ31,32,33における、画像データの書
込みおよび読出しのアドレス指定は、アドレスデコーダ
35が出力するアドレスデータADに基づいてなされる。
【0024】次に、上述した各処理のタイミングについ
て、図3のタイミングチャートを参照して説明する。な
おここでは、2枚の前記蓄積性蛍光体シート10にそれぞ
れ同一被写体の正面撮影画像および側面撮影画像が記録
され、そのような2枚1組の蓄積性蛍光体シート10が次
々と図1の装置において読取処理にかけられる場合を例
に挙げて説明する。図3においては、この正面撮影画像
に関する処理を(正)、側面撮影画像に関する処理を
(側)として示してある。
【0025】まず蓄積性蛍光体シート10からの放射線画
像読取りについては、時間T1 からT2 までを要して1
枚目の蓄積性蛍光体シート10に対する読取処理がなさ
れ、時間T2 からT3 までの間は蓄積性蛍光体シート10
の搬出、搬入等のための読取外期間とされ、引き続き同
様に、時間T3 からT4 までの間が2枚目の蓄積性蛍光
体シート10に対する読取処理期間、時間T4 からT5
での間が読取外期間、時間T5 からT6 までの間が3枚
目の蓄積性蛍光体シート10に対する読取期間、……以下
同じ……とされる。なお各読取処理で得られた画像デー
タSdは、そのまま直ちにフレームメモリ34に格納され
る。
【0026】次に画像データSdのフレームメモリ34か
らの読出しについては、1枚目の蓄積性蛍光体シート10
に対する読取り処理が終了した後で、2枚目の蓄積性蛍
光体シート10に対する読取り処理が始まる前の時間T7
に1枚目の蓄積性蛍光体シート10に関する画像データS
dの読出しが開始され、2枚目の蓄積性蛍光体シート10
に対する読取り処理がなされている間の時間T8 に読出
しが終了する。この読出しが終了する前に、2枚目の蓄
積性蛍光体シート10に対する読取り処理が始まるが、こ
の読取り処理が始まる前にフレームメモリ34には空き領
域が生じているので、この読取り処理で得られる画像デ
ータSdをその空き領域に順次書き込んで行くことがで
きる。
【0027】そして本実施例において、読取り速度Aと
読出し速度BはA<Bの関係に設定されているので(つ
まり読取りに要する時間よりも、読出しに要する時間の
方が短いので)、画像データ転送の上で特別なタイミン
グ制御を行なわなくても、フレームメモリ34に空き領域
ができないうちに新たな画像データSdが書き込まれ
て、未だ読み出されていない格納データが破壊されてし
まうようなことはない。なお上記読取り速度Aと読出し
速度Bは、A=Bの関係に設定されても構わない。
【0028】一方フレームメモリ34から読み出された画
像データSdに対する画像処理は、厳密にはこの読出し
開始よりも若干遅れて開始するが、本質的には読出しと
同時に、つまり時間T7 で開始すると考えてよい。そし
て読出し速度Bと画像処理速度Cは、B<Cの関係に設
定されているので、画像処理の見かけ上の処理速度は読
出し速度Bによって律速されたものとなり、そして最後
の画像データSdが読み出されるのとほぼ同時に画像処
理が終了する。
【0029】また上記の通りB<Cとなっているので、
画像処理が終了していないのに新たな画像データSdが
転送されてきて画像処理が不正になされてしまうような
ことはない。なお上記読出し速度Bと画像処理速度C
は、B=Cの関係に設定されても構わない。
【0030】なお、1枚目と2枚目の蓄積性蛍光体シー
ト10に関する画像データSdには、読取装置1において
相関連する画像データであることを示すコードが付加さ
れる。そしてそれらの画像データSdを画像処理した後
の画像データSd’が光走査記録装置36に入力された場
合には、それら両画像データSd’が担持する正面撮影
画像および側面撮影画像が1枚の記録媒体上で左右に並
べて再生記録される。
【0031】ちなみに図4は、従来方法における2画像
の読取り処理等のタイミングを示している。従来方法に
おいては、図1の構成のフレームメモリ34に相当するフ
レームメモリが2画像用にそれぞれ1個、すなわち合計
2個用いられ、1枚目の画像に関する画像データと2枚
目の画像に関する画像データがそれぞれ上記2個のフレ
ームメモリの各々に格納され、それらの画像を並べて再
生する際にはこれらのフレームメモリから画像データが
並列的に読み出されて、光走査記録装置等の画像再生装
置に入力されるようになっている。
【0032】次に図5〜7を参照して、本発明の第2実
施例について説明する。図5は、この第2実施例の方法
を実施する装置を示している。なお図5において、既述
のものと同じ要素には図1中と同じ番号を付してあり、
それらについての重複した説明は省略する。またこの図
5の装置において、クロック信号による処理のタイミン
グの取り方やアドレスデータによるレジスタのアドレス
指定は、基本的に図1の装置と同様になされるので、ク
ロックやアドレスデータの経路は図示を省略してある。
【0033】図6は上記図5の装置による処理の流れを
示すものであり、以下、この図6も参照してこの処理を
説明する。図5に示される画像読取装置1は図2のもの
と同様のものであり、蓄積性蛍光体シート10から放射線
画像情報を読み取る(図6のステップP1)。それによ
って得られたデジタル画像データSdは第1レジスタ31
を介して第1DSP40に入力される。第1DSP40はこ
の入力された画像データSdに対して、画素密度を変換
して画像を縮小する処理を行なう(図6のステップP
2)。このようにして縮小された画像を担持する画像デ
ータSd”は、ホスト・コンピュータ41に入力される。
なお第1DSP40のプログラムは、メモリ42に記憶され
ている。
【0034】上記画像データSd”は、蓄積性蛍光体シ
ート10に記録されていた放射線画像そのものを示すもの
ではないが、蓄積性蛍光体シート10の蓄積記録情報の概
要を示すものとなっている。ホスト・コンピュータ41は
このような画像データSd”に基づいて、前記画像デー
タSdから観察読影適性に優れた放射線画像を再生する
上で最適な読取感度Skおよび収録スケールファクター
(ラチチュード)Gpを求める(図6のステップP
3)。なおこのような読取感度Skおよびラチチュード
Gpについては、例えば特開平4-15639 号公報に詳しい
記載がなされている。
【0035】また、第1DSP40に入力された画像デー
タSdは上記のように画素密度変換処理にかけられる一
方、この変換処理をかけずにそのままフレームメモリ34
に転送され、そこに格納される(図6のステップP
4)。このフレームメモリ34に格納された1枚の蓄積性
蛍光体シート10に関する画像データSdは逐次そこから
読み出され(図6のステップP5)、次いで変換テーブ
ル43を参照して、上記読取感度Skおよびラチチュード
Gpで読取りを行なって得られる画像データと同等とな
るように変換処理される(図6のステップP6)。
【0036】なお上記変換テーブル43はRAM(Random
Access Memory )からなり、ある蓄積性蛍光体シート10
に関する画像データSdを縮小処理した画像データS
d”についてホスト・コンピュータ41が求めたSk、G
pの値に対応するテーブルが第1DSP40によってこの
RAMに書き込まれ、その画像データSdについてはこ
の書き込まれたテーブル値に従って変換処理がなされ
る。
【0037】以上の変換処理を受けた画像データSdv
は、第2レジスタ44に一時的に蓄えられながらDSP30
に入力される。このDSP30は図1の装置におけるもの
と同様のものであり、画像データSdvに対して階調処
理、周波数強調処理等の所定の画像処理を施す(図6の
ステップP7)。なおこの画像処理のためのデータは、
メモリ45に記憶されている。
【0038】上記の画像処理を受けた後の画像データS
d’は、第3レジスタ46に一時的に蓄えられつつ光走査
記録装置36に転送される。光走査記録装置36はこの画像
データSd’が担持する放射線画像、すなわち蓄積性蛍
光体シート10に記録されていた放射線画像を再生記録す
る(図6のステップP8)。
【0039】以上説明した各処理のタイミングを図7に
示す。この実施例においては、1枚の蓄積性蛍光体シー
ト10に記録された各画像について、上記周波数強調処理
のボケマスクサイズを変えた2通りの画像処理がなさ
れ、それら相異なる画像処理を受けた2画像が1枚の記
録媒体に左右並べて再生記録される。図7では、そのよ
うな2画像のうち、右側に再生される画像に関する処理
を(右)の表示で、左側に再生される画像に関する処理
を(左)の表示で示してある。この実施例においても、
画像読取り速度Aと、フレームメモリ34からの画像デー
タSdの読出し速度Bと、画像処理速度Cとの関係はA
<B<Cに設定されており、それによりこの場合も、フ
レームメモリ34の格納データが破壊される等の不具合を
招くことなく、1つのフレームメモリ34のみを用いて画
像データの格納、読出し、および画像処理が可能となっ
ている。
【0040】なお本実施例においては、上記のように1
枚の記録媒体に左右並べて再生記録されることになる2
画像のうち、1番目に読み取られる右側画像に関しての
み前述のSk、Gp値を求める処理、およびそれらに従
って変換テーブル43のテーブル値を書き換える処理がな
され、2番目に読み取られる左側画像については、右側
画像から求められたテーブル値をそのまま使用して変換
テーブル43による変換処理がなされる。
【0041】また上述のようなSk、Gp値を求める処
理、および変換テーブル43による変換処理を、第1実施
例において実行することも勿論可能である。このような
処理を行なわない場合は、例えば特開昭58-213274 号公
報に示される「先読み」処理を行ない、それによって把
握された蓄積性蛍光体シート10の蓄積記録情報に応じ
て、該シート10からの放射線画像読取りの際の読取感度
やラチチュードを定めればよい。
【0042】また本発明の方法は、以上説明した蓄積性
蛍光体シート10から放射線画像を読み取る場合に限ら
ず、その他の記録媒体から記録画像を読み取る場合に
も、同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ出力方法を実施する画像読
取再生システムの一例を示す概略構成図
【図2】図1のシステムを構成する放射線画像読取装置
を示す斜視図
【図3】図1のシステムにおける画像読取処理等のタイ
ミングを示すタイミングチャート
【図4】従来方法における画像読取処理等のタイミング
を示すタイミングチャート
【図5】本発明の画像データ出力方法を実施する画像読
取再生システムの別の例を示す概略構成図
【図6】図5のシステムにおける各処理の流れを示すフ
ローチャート
【図7】図5のシステムにおける画像読取処理等のタイ
ミングを示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 放射線画像読取装置 10 蓄積性蛍光体シート 30,40 DSP 31,32,33,44,46 レジスタ 34 フレームメモリ 35 アドレスデコーダ 36 光走査記録装置 37 画像ファイリング装置 41 ホスト・コンピュータ 42,45 メモリ 43 変換テーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 107 B 7251−5C 1/21 2109−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された画像を読み取って
    デジタル画像データを得、 この画像データをフレームメモリに一時格納し、 次いでこのフレームメモリから前記画像データを読み出
    し、所定の画像処理を施してから画像再生装置等に向け
    て出力する画像データ出力方法において、 前記記録媒体からの画像読取り速度Aと、前記フレーム
    メモリからの画像データ読出し速度Bと、前記画像処理
    の速度Cとの関係をA≦B≦Cに設定し、 1つのフレームメモリからある1つの画像に関する前記
    画像データを読み出すのと並行して、このフレームメモ
    リの空いた領域に、記録媒体に対する読取り処理で得ら
    れた他の画像に関する画像データを書き込んで行くこと
    を特徴とする画像データ出力方法。
JP4332813A 1992-12-14 1992-12-14 画像データ出力方法 Pending JPH06180752A (ja)

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