JPH06180569A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JPH06180569A
JPH06180569A JP28515692A JP28515692A JPH06180569A JP H06180569 A JPH06180569 A JP H06180569A JP 28515692 A JP28515692 A JP 28515692A JP 28515692 A JP28515692 A JP 28515692A JP H06180569 A JPH06180569 A JP H06180569A
Authority
JP
Japan
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data
register
cellophane
color palette
color
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Application number
JP28515692A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tabata
昭一 田畑
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Seiko Epson Corp
Hudson Soft Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Hudson Soft Co Ltd
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Publication date
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Priority to TW082107337A priority patent/TW250555B/zh
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Priority to DE69330397T priority patent/DE69330397T2/de
Priority to US08/128,285 priority patent/US5467442A/en
Priority to EP93307731A priority patent/EP0590961B1/en
Publication of JPH06180569A publication Critical patent/JPH06180569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の画像を表示優先順位に従って合成可能
な画像処理装置において、画面のフェードをアナログ的
に行う専用装置を用いずに行う。 【構成】 画像の透明度を設定するレジスタを設け、該
レジスタの値にしたがって複数画像データを演算して合
成表示する。画像データがYデータが明るさ、Uデータ
が青−黄系の色差情報、Vデータが赤−緑系の色差情報
で表されるYUV表示系の場合、セロファン演算は重ね
る面のデータをYa、Ua、Va、重ねられる面のデー
タをYb、Ub、Vbとすると、画面に表示される演算
結果Y、U、Vは次の式により決まる。この演算は1ド
ットごとに行われる。 Y=my・Ya+ny・Yb U=mu・(Ua−80h)+nu・(Ub−80h)
+80h V=mv・(Va−80h)+nv・(Vb−80h)
+80h ただし、係数をmy、mu、mv、ny、nv、nuは
画面の透明性を決めるセロファン係数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置におけるク
ロスフェード機能に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータを用いる画像処
理装置において、画面の切り替えの手法の一つとしてフ
ェードイン、フェードアウトが用いられている。
【0003】例えば2つの画像があり、その画像を切り
替えるとき、1枚目の画像をフェードアウトし、2枚目
の画像をフェードインさせる。このようなフェードイ
ン、フェードアウトでは1枚目の画像を消してから2枚
目の画像を表示するため、2つの画像が同時に表示され
ることはなかった。
【0004】そこで1枚目の画像を消していくのと同時
に2枚目の画像を徐々に表示していく方法がクロスフェ
ードである。従来のクロスフェードでは画像の信号を徐
々に上下させることでアナログ的に行ってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の画像信号の上下
をアナログ的に行うということは、画像処理装置にアナ
ログ信号を制御するアットネータなどの手段が必要であ
り、装置が複雑なものになるという難点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、セロファン機能と称する新たな機能をもた
せたビデオエンコーダユニットを使用するものである。
【0007】セロファン機能とは、複数の画像を表示優
先順位(プライオリティ)に従って合成する際に、画像
の透明度を設定するレジスタを設け、そのレジスタの値
にしたがって複数画像を混ぜ合わせて表示する機能であ
る。
【0008】例えば、A画面とB画面の合成でA画面が
優先であれば、普通はA画面のみが表示されるが、A画
面にセロファン機能があると、A画面の透明度を変える
ことで、下のB画面を半透明のA画面と共に表示させる
ことができる。
【0009】こうして画像を混ぜ合わせる比率を変化さ
せることができるので、画像のフェードイン・アウト
と、画像の滑らかな切り替えなどが実現できるのであ
る。
【0010】画像データがYデータが明るさ、Uデータ
が青−黄系の色差情報、Vデータが赤−緑系の色差情報
で表されるYUV表示系を例にとってセロファン機能を
説明する。
【0011】セロファン演算は重ねる面のデータをY
a、Ua、Va、重ねられる面のデータをYb、Ub、
Vbとすると、画面に表示される演算結果Y、U、Vは
次の式により決まる。この演算は1ドットごとに行われ
る。
【0012】Y=my・Ya+ny・Yb U=mu・(Ua−80h)+nu・(Ub−80h)
+80h V=mv・(Va−80h)+nv・(Vb−80h)
+80h
【0013】ただし、係数をmy、mu、mv、ny、
nv、nuは画面の透明性を決めるセロファン係数であ
る。この例ではU,Vは80hを0とみなした符号付き
数として演算するので、係数が0になれば結果は80h
になる。それぞれオーバーフローした場合はFFh、ア
ンダーフローした場合は00hになる。
【0014】
【実施例】本発明の画像処理装置について実施例に基づ
いて説明する。図1は実施例の装置のブロック図であ
る。
【0015】CDーROM等のゲームソフト記録媒体、
32ビットCPU、画像・音声データ転送制御と各装置
のインターフェースを主とするコントロールユニット、
画像データ伸張変換ユニット、画像データ出力ユニッ
ト、音声データ出力ユニット、ビデオエンコーダユニッ
ト、VDPユニットなどで構成されている。各ユニット
専用にK−RAM、M−RAM、R−RAM、V−RA
Mといったメモリを保有している。
【0016】CPUはメモリサポートを通じて直接DR
AMを制御できるメモリ制御機能と、I/Oポートを通
じて様々な周辺機器と通信できるI/O制御機能を持っ
ている。また、タイマとパラレル入出力ポートと割り込
み制御機構も備えている。
【0017】CPUがVRAMに書き込んだ表示データ
はVDPユニットが読みだし、データをビデオエンコー
ダユニットへ送ることで画面に表示される。
【0018】コントローラユニットはSCSIコントロ
ーラを内蔵し、CD−ROMなどの外部記憶装置からS
CSIインターフェースを介して画像や音声などのデー
タを取り込む。取り込まれたデータはいったんK−RA
Mにバッファリングされる。
【0019】コントローラユニットにはDRAMコント
ローラが内蔵され、この働きによりK−RAMに蓄えら
れたデータは決められたタイミングで読み出される。
【0020】自然画バックグラウンド画像データは、コ
ントローラユニット内で1ドットデータ単位でプライオ
リティ判定を行ってビデオエンコーダユニットに送り出
す。
【0021】データ圧縮された動画像(フルカラー、パ
レット)データは画像データ伸長ユニットに送る。画像
データ伸長ユニットはデータの伸長を行った後ビデオエ
ンコーダユニットに送る。
【0022】ビデオエンコーダユニットではVDPユニ
ット、コントローラユニット、画像データ伸長ユニット
から送られてきたVDP画像、自然画バックグラウンド
画像、動画像(フルカラー、パレット)データの重ね合
わせ処理、カラーパレット再生、特殊効果処理、および
D/A変換などの処理を施して出力し、さらに外部回路
によって、最終的にNTSC信号にエンコードされた画
像信号が出力される。
【0023】CD−ROMなどから読み込まれたADP
CM音声データは、画像データと同様にKRAMでバッ
ファリングされた後に、コントローラユニットにより音
声データ出力ユニットへ送られ、再生される。
【0024】ビデオエンコーダユニットのブロック図を
図2に示す。ビデオエンコーダユニットはICチップ上
に同期信号発生回路、カラーパレットRAM、プライオ
リティ演算回路、セロファン演算回路、映像信号用D/
Aコンバーター、8/16bitデータバス(M−バ
ス)インターフェース、VDPインターフェース、コン
トローラユニットインターフェース、画像データ伸長ユ
ニットインターフェースなどを集積して作られている。
【0025】8/16bitデータバス(M−バス)イ
ンターフェースはCPUを含む処理システムのデータバ
スのデータ幅に合わせ、ビデオエンコーダユニット側の
動作を8bitとするか、16bitとするかのI/F
切換回路である。
【0026】VDPインターフェースは2つのVDPか
ら送られてくるデータのインターフェースで、通常は上
位のVDPからデータを受け取り、上位のVDPがクロ
マキーデータを出した場合のみ、下位の70からデータ
を受けます。
【0027】カラーパレットRAMは、ビデオデータ入
力信号をYUVデジタルに変換する。
【0028】ビデオエンコーダユニットは内部にレジス
タ(16ビット×24本)を備えている。これらに対し
てCPUからアクセスすることにより、動作モードの設
定、カラーパレットのリード/ライトなどの機能を果た
す。
【0029】カラーパレットRAMについて説明する。
カラーパレットデータは、カラーパレットRAMによっ
てYUVデータに変換され、実際に表示できるデータに
なる。カラーパレットRAMは、アドレス方向512ア
ドレス、データ方向16ビットにより構成されるカラー
情報テーブルです。
【0030】図3に示すように、カラーパレットRAM
は、アドレス方向512アドレス、データ方向16ビッ
トのRAMで構成されています。1アドレスが1色のデ
ータをもち、計512色のデータを持つことができる。
【0031】1色(1アドレス)のデータは、下に示さ
れる用にY8ビット、U4ビット、V4ビットから構成
され、65536色を表現できる。Yデータは明るさを
示し、00(黒)〜FFh(白)の値を持ち、Uデータ
は青−黄系の色差情報で、0〜15の値をもち、無色の
場合8になる。Vデータは赤−緑系の色差情報で、0〜
15の値をもち、無色の場合8になる。
【0032】リセット後、カラーパレットアドレス0に
はYY=00h、U=0h、V=0hが設定されます。
従って、リセット後は再度カラーパレットアドレス0に
色データの設定をする必要がある。
【0033】カラーパレットRAMへのYUVデータの
設定の仕方について説明する。カラーパレットRAMの
内容は、CPUによって書き込まれ、VDP、コントロ
ーラユニット、画像データ伸長ユニットからのカラーパ
レット情報によって読み出されて、Y、U、Vデータに
変換される。また、CPUは必要によりカラーパレット
RAMの内容をリードすることもできる。
【0034】カラーパレットRAMへの書き込み(デー
タを連続して書き込む場合)は以下のように行われる。
【0035】1step:アドレスレジスタ(AR)に
カラーパレットアドレスレジスタ(CPA)のレジスタ
番号01hをセットする 2step:カラーパレットアドレスレジスタ(CP
A)に開始アドレスを書く 3step:アドレスレジスタ(AR)にカラーパレッ
トデータライトレジスタ(CPW)のレジスタ番号02
hをセットする。 4step:カラーパレットデータライトレジスタにデ
ータを書く。(CPAはインクリメントされる。) 5step:カラーパレットデータライトレジスタにデ
ータを書く。(CPAはインクリメントされる。)
【0036】8bitバス選択時の、データライトレジ
スタへの書き込みは下位バイト、上位バイトの順に行
い、上位バイトの書き込みが行われた時点で内部レジス
タへの実際の書き込みが行われ、CPAがインクリメン
トする。
【0037】カラーパレットRAMの内容読みだし(デ
ータを連続して読み出す場合)は以下のように行われ
る。
【0038】1step:アドレスレジスタ(AR)に
カラーパレットアドレスレジスタ(CPA)のレジスタ
番号01hをセットする 2step:カラーパレットアドレスレジスタ(CP
A)に開始アドレスを書く 3step:アドレスレジスタ(AR)にカラーパレッ
トデータリードレジスタ(CPR)のレジスタ番号03
hをセットする。 4step:カラーパレットデータリードレジスタのデ
ータを読む。(CPAはインクリメントされる。) 5step:カラーパレットデータリードレジスタのデ
ータを読む。(CPAはインクリメントされる。)
【0039】8bitバス選択時の、データリードレジ
スタからの読みだしは下位バイト、上位バイトの順に行
い、上位バイトが読み出されたた時点で内部レジスタへ
の実際の書き込みが行われ、CPAがインクリメントす
る。
【0040】カラーパレットデータの表示について説明
する。VDPおよび、コントローラユニット、画像デー
タ伸長ユニットのカラーパレットデータ面は、カラーパ
レットRAMによってカラーパレットデータをY、U、
Vデータに変換して実際の画像を表示します。
【0041】カラーパレットRAMは1セットしかない
ため、カラーパレットデータを使用するすべての面は同
一のカラーパレットRAMを使います。ただし、カラー
パレットアドレスオフセットレジスタを活用することに
より、面ごとに使い始めるカラーパレットアドレスを設
定できる。
【0042】表示の処理は、まずプライオリティ処理ブ
ロックで、1ドット単位で、表示すべき面が決定されま
す。その面がカラーパレットデータ面であれば、その面
のカラーパレットアドレスオフセット値がレジスタから
読み出され、その値の2倍とカラーパレットデータが加
算されて、カラーパレットアドレスが算出される。
【0043】算出されたカラーパレットアドレスで指示
されたデータがそのドットの色になり、Y、U、Vデー
タが次の機能ブロックに送られる。
【0044】カラーパレットアドレスは、カラーパレッ
トデータと、面ごとに設定されているカラーパレットオ
フセット値とを演算して決定される。従って、カラーパ
レットデータが同じでも、面が違えば別の色を出すこと
ができる。演算式を以下に示す。
【0045】カラーパレットアドレス(9ビット)=カ
ラーパレットデータ(8ビット)+(カラーパレットア
ドレスオフセット値×2)(8ビット)
【0046】VDP用カラーパレットオフセットレジス
タは1セットしかない。上位70も下位70も同じレジ
スタを使います。カラーパレットアドレスが511を越
えた場合、10ビット目は単純に切り捨てられ、0アド
レスに続きます。図4にこの様子を示す。CPUがカラ
ーパレットRAMにアクセスするときは、カラーパレッ
トアドレスオフセットは関係ない。
【0047】各LSIからは、図5のような内訳のカラ
ーパレットデータが送られてくる。カラーパレットアド
レスを計算するとき、パレットバンク番号は単にパレッ
ト番号の上位ビットとして扱われ、パレットバンク番号
とパレット番号は区別されません。従って上に指名した
それぞれのモードでの8ビットのデータを、すべてカラ
ーパレットデータとして扱う。
【0048】プライオリティ機能とは、VDP、コント
ローラユニット、および画像データ伸長ユニットのおの
おのから同時に送られてくるその時点での画像ドット情
報を、プライオリティレジスタに指定された画面の優先
順位にしたがって処理し、表示する画像ドットを決定す
る機能である。
【0049】本発明の実施例の画像処理装置における画
面構成は、VDPがスプライト(SP)面とバックグラ
ウンド(BG)面の2面、コントローラユニットがBM
G0面、BMG1面、BMG2面、BMG3面の4面、
画像データ伸長ユニットがIDCT/RL面の1面を持
っている。
【0050】実施例の装置におけるビデオエンコーダは
VDPを2個接続することができる。入力インターフェ
ースの部分で2つのVDPの選択が行われ、通常は上位
のVDPが選択されていて、上位のVDPがクロマキー
データを出した場合にのみ、下位VDPが選択される。
【0051】本例におけるビデオエンコーダのプライオ
リティレジスタのみではVDPのSP/BG、およびコ
ントローラユニットのBMG0〜BMG3の優先順位の
変更はできず、それぞれのユニットの設定も合わせて変
更する必要がある
【0052】ビデオエンコーダでのプライオリティ処理
はVDP、コントローラユニット、および画像データ伸
長ユニットの各デバイスから送られる面情報とプライオ
リティレジスタ値、およびデータがクロマキーか、など
によりドットごとに各LSIの優先順位を決める。
【0053】図6は256ドットモードでのプライオリ
ティ処理の説明図である。ここではドットクロックの4
倍のクロックで処理を行いクロマキー処理、セロファン
処理などの特殊処理と併せてプライオリティ処理を行っ
ている。
【0054】320ドットモードでは、コントローラユ
ニット、画像データ伸長ユニットは256ドット、VD
Pが320ドットなので21Mhzの周期で表示すべき
面を決定し、その面(デバイス)を選択して、すぐ表示
する。
【0055】次にクロマキー機能(透明処理)について
説明する。クロマキー機能(透明処理)とは、ある面の
一部分を透明として扱い、その透明部分にはプライオリ
ティの低い面が表示されるような機能である。
【0056】具体的には、透明と判定される色(キー
色)が決まっていて、その色を使った部分が透明にな
る。キー色は、面がカラーパレットデータか、IDCT
−YUVデータか、コントローラユニットのYUVデー
タかで扱いが違います。
【0057】クロマキーを使わないときは、絵を作成す
るときにキー色を使わないことである。図7にクロマキ
ーの説明図を示す。
【0058】カラーパレットデータ面のキー色として、
キー色=カラーパレットデータ0(VDPはパレット番
号0)が使用されると、コントローラユニット、および
画像データ伸長ユニットのランレン面では、何色モード
でもカラーパレットデータ0は透明になる。VDPは、
すべてのカラーパレットバンクにおいてパレット番号0
が透明になる。
【0059】なおコントローラユニットのカラーパレッ
トデータ面では、コントローラユニットがクロマキー判
定を行いインバリッド信号を送ってくる場合もある。
【0060】コントローラユニット−YUVデータ面の
キー色(16M色、64K色モード)のキー色として、
キー色=Yデータが00hの色の場合は、YUVのデー
タの内、Yデータが00hだったら、UVの値に関わら
ず、そのドットは透明になる。透明にしたくない部分で
はYデータに01hを加算するなどして、00hになら
ないようデータを作る必要がある。
【0061】IDCT−YUVデータ面のキー色とし
て、キー色=クロマキー下限レジスタ値と、クロマキー
上限レジスタ値の間の色が選ばれた場合は、IDCT−
YUV面では、表示しようとする色のYUV値が、クロ
マキーレジスタの上限・下限のYUV値の間にYUV共
入っている場合に、キー色と判定され透明になる。つま
り、
【0062】クロマキーYレジスタの上限Y値をYu
下限Y値をYl クロマキーUレジスタの上限U値をUu 下限U値をU
l クロマキーVレジスタの上限V値をVu 下限V値をV
l 表示しようとする色のY値をYs、U値をUs、V値を
Vs
【0063】とすると次の式が真になったとき、表示し
ようとする色はキー色であり、透明になる。
【0064】(Yu>Ys>=Yl)and(Uu>U
s>=Ul)and(Vu>Vs>=Vl)
【0065】コントローラユニットおよび画像データ伸
長ユニットからのインバリッド信号の処理について説明
する。コントローラユニット、および画像データ伸長ユ
ニットからインバリッド信号が入力された場合、本発明
のビデオエンコーダでは、そのドットについてそのLS
Iからクロマキーのキー色が入力されたのと同様に透明
として扱う。
【0066】最もプライオリティの低い面のクロマキー
部分の処理は次のようになされる。最もプライオリティ
の低い面のクロマキー部分には、プライオリティで次に
くる面が表示される。
【0067】従って、YUVデータの面も含めて、すべ
ての面が透明の部分は、プライオリティで次にくる面が
表示されることになる。セロファン処理の場合も同様に
して、最もプライオリティの低い面のクロマキー部分
が、処理される。図9は以上の処理をまとめたものであ
る。
【0068】セロファン機能とは、本発明のビデオエン
コーダの中でプライオリティに従って画像を合成する際
に、上の画像と下の画像とを混ぜ合わせて表示する機能
である。
【0069】例えば、コントローラユニットの0面のセ
ロファンをONにすると、それよりプライオリティの低
い面が、コントローラユニットの0面の画像と混ざるの
で、コントローラユニットの0面が半透明になったよう
に表示される。
【0070】画像を混ぜ合わせる比率を変化させること
ができるので、画像のフェードイン・アウトと、画像の
滑らかな切り替えなどが実現できる。
【0071】セロファン演算は重ねる面のデータをY
a、Ua、Va、重ねられる面のデータをYb、Ub、
Vb、セロファン係数をmy、mu、mv、ny、n
v、nuとすると、演算結果Y、U、Vは次の式により
決まる。
【0072】Y=my・Ya+ny・Yb U=mu・(Ua−80h)+nu・(Ub−80h)
+80h V=mv・(Va−80h)+nv・(Vb−80h)
+80h
【0073】U,Vは80hを0とみなした符号付き数
として演算するので、係数が0になれば結果は80hに
なる。それぞれオーバーフローした場合はFFh、アン
ダーフローした場合は00hになる。
【0074】また、セロファン係数は0/8〜8/8ま
での9段階あり、分子の値を設定することによってセロ
ファンの度合が変わる。係数の設定はソフトで行わなけ
ればならない。
【0075】セロファン係数レジスタは、その6個のパ
ラメータが1セットになって、それが3セットある。あ
る面にセロファンを設定する場合、セロファン係数レジ
スタ番号(1〜3)を、セロファン面設定レジスタの、
指定された場所に書き込みます。またここに0をセット
すると、その面のセロファンはOFFになる。セロファ
ン係数レジスタの値9〜Fはサポートしていないので設
定しない。
【0076】重ねようとする面のクロマキー部分では、
セロファン演算は実行されず、通常のクロマキー処理と
なる。また、セロファン機能は以下のような機能を使う
ことができる。
【0077】多重セロファン機能としてセロファンをか
けた面に対して、さらにセロファンをかける。フロント
セロファン機能として画面全体の色調や明るさを、予め
設定した色でセロファンをかけることにより変えること
ができる。
【0078】バックセロファン機能としてプライオリテ
ィがもっとも低い面はセロファンをかける相手がないた
め、通常はセロファンは無効になるが、バックセロファ
ン機能を使うと、その面に対して、予め設定した色でセ
ロファンをかけることができる。
【0079】スプライト特殊処理として、スプライト面
では、表示しようとするスプライトが使用しているパレ
ットバンク番号によって、セロファンのOF/OFF設
定が可能である。パレットバンク番号ごとにセロファン
演算の、ON/OFFの設定を行う。
【0080】図9にセロファン演算におけるデータフロ
ーを示す。ここではU,Vは80hを0とみなした符号
付き数値として演算される。図10はセロファン機能の
処理フロー図である。
【0081】図11はセロファン処理の概念図である。
処理は、1ドットごとに行われ、VDP、コントローラ
ユニット、および画像データ伸長ユニットは1,2,3
のいずれかにそれぞれ対応する。この対応は、各々のL
SIユニットが出力している面のプライオリティによ
り、1ドットごとに決定される。
【0082】たとえば、あるドットにおいて、プライオ
リティが、VDP>コントローラユニット>画像データ
伸長ユニット、であったらはVDP、はコントロー
ラユニットは画像データ伸長ユニットとなる。
【0083】そして、の面(たとえばコントローラユ
ニットのBMG1面)がセロファンONになっていたら
面と面との間でセロファン処理される。セロファン
処理の係数は、の面に設定されている係数レジスタの
値です。
【0084】また、の面(たとえばBG面)にもセロ
ファンがONになっていたら先ほどセロファン処理され
た結果との間でセロファン処理される。の面のセロ
ファン処理がOFFだったら、の面はの面に隠れて
しまうため、の面との面の間だけのセロファン処理
になる。
【0085】ただし、の面のクロマキー部分はの面
が隠れずに見える。の面にセロファン処理が設定して
あっても、無効になります。セロファンのOF/OFF
も面によってドットごとに決定される。
【0086】セロファン機能では同じデバイス(VD
P、コントローラユニット、画像データ伸長ユニット)
からセロファンされる面の間でセロファン演算すること
はできない。たとえば、コントローラユニットのBMG
1面とBMG2面との間でセロファン演算することはで
きない。また、VDPのスプライト面とVDPのBF面
の間のセロファン演算もできない。
【0087】これは、1ドット単位で考えた場合に、V
DP,コントローラユニットは、それぞれの内部のプラ
イオリティで選択された1つの画面の1ドットのデータ
が出力されるだけなので、同じデバイスのほかの面とセ
ロファン演算はできないのである。
【0088】フロントセロファンとバックセロファン
は、全面単色の面(固定カラー面)を1面持っていてそ
の面との間でセロファン演算を行う機能である。固定カ
ラー面の色は、固定カラーレジスタに設定する。
【0089】フロントセロファン機能は、VDP、コン
トローラユニット、および画像データ伸長ユニットから
の面のセロファン処理が終わった後、固定カラー面とセ
ロファン演算を行う機能である。セロファン演算の係数
は、係数レジスタ1の値が使用される。図12はフロン
トセロファンの説明図である。
【0090】バックセロファン機能は、VDP,コント
ローラユニット、および画像データ伸長ユニットの中で
最もプライオリティの低い面と、固定カラー面のセロフ
ァン処理をし、次のプライオリティの面の処理を行う機
能である。係数は、面で設定されている係数レジスタ
の値が使用される。図13はバックセロファンの説明図
である。
【0091】フロントセロファンとバックセロファンを
同時にかけることはできない。フロントセロファン、バ
ックセロファンの設定は次の水平表示期間から有効にな
る。
【0092】VDPのスプライトは、すべてスプライト
面として認識されるので、スプライト面のセロファンを
ONにすると、基本的にすべてのスプライトにセロファ
ン処理がかかる。しかし、次の方法によって特定のスプ
ライトだけセロファン処理をかけないようにすることが
可能である。
【0093】セロファン処理をかけたくないスプライト
が使用しているカラーパレットバンク番号を、SPスプ
ライト個別設定レジスタでセロファン処理OFFにセッ
トする。すると、そのカラーパレットバンク番号を使用
しているスプライトのドットでは、スプライト面のセロ
ファンがOFFになっているのと同じ動作をする。
【0094】ただし、この機能はスプライト面のセロフ
ァン演算時に機能するだけなので、スプライト面よりも
プライオリティが高い面にセロファン処理が設定されて
いれば、そのセロファン処理時には、どのスプライトも
セロファンの対象になる。
【0095】本発明のビデオエンコーダはノンインタレ
ースモードとインタレースモードを選択できる。ノンイ
ンタレースモードは走査線の本数が263本あるいは2
62本固定モードである。図14はノンインタレースモ
ードの表示の説明図である。
【0096】インタレースモードとは通常のテレビジョ
ンと同じ操作モードである。インタレースモードでの画
面表示のしかたを説明する。
【0097】最初の1/60秒間はフィールド目(奇数
フィールド)の期間で、ステータスレジスタの0/Eビ
ットが1になり、ノンインターレースと同じように画像
が表示される。次の1/60秒間は2フィールド目(偶
数フィールド)の期間で、O/Eが0になり、先ほど表
示した画像よりも1/2ライン分だけ上に、送られてき
た画像を表示する。すると、走査線の隙間が埋まるた
め、画面はなめらかになる。
【0098】以下、1フィールド目と2フィールド目の
操作が交互に行われるが、偶数フィールドと奇数フィー
ルドが同じ画像だった場合、画面が細かく上下に揺れて
見える。それぞれのフィールドの表示位置に合わせて予
め作った画像データを、フィールドごとに切り換えて表
示することにより、最適な画像が得られる。
【0099】インタレースモードでは、1/2ドットシ
フト機能によりさらに高精細な画像を表示することがで
きる。1/2ドットシフト機能とは、1走査線おきに画
素を水平方向に1/2ドットずらし、より自然な画像を
表示する手法である。このモードでは、画面のエッジが
ギザギザにならないようにマスクをかけるので、表示ド
ット数は255.5ドットになる。図15はインタレー
スモードの画像、図16はインタレースモード+1/2
ドットシフトの画像の説明図である。
【0100】次に本発明のビデオエンコーダの同期信号
発生機能について説明する。本発明のビデオエンコーダ
は同期信号発生回路を内蔵しており、12倍の色副搬送
波周波数を入力することにより、周辺のICにたいしド
ットクロック、水平同期信号の−HSYNCA、HSY
NCB、HSYNCC、および垂直同期信号の−VSY
NCを出力する。このように外部同期機能を持っている
ため、外部の映像との同期が可能である。
【0101】本発明のビデオエンコーダのYUV信号
は、おのおの内蔵されたD/Aコンバータでアナログ信
号に変換される。D/AコンバータはYUVとも8ビッ
トである。ただし、パレットデータなどUVが4ビット
のデータしかない場合、それぞれ下4ビットに0000
をつけて8ビットにする。
【0102】Yは、00hが黒、FFhが白として直線
的にアナログ信号に変換される。UおよびVもデータが
そのまま直線的にアナログ信号に変換されるが、色差信
号なので極性があり、80hを基準として、それより上
を正、下を負とする。
【0103】色の濃さは80hからの差に比例するの
で、00hおよびFFhが最も色が濃くなり、U・Vと
も80hであれば無色になる。色相は、U,Vの80h
からの差の比と、それぞれの極性で決まる。
【0104】D/A変換する際、Y信号は同期信号付き
/無しを、UおよびV信号は色副搬送はによる変調の有
り/無しを選択できる。色副搬送波の変調を有りにした
場合、規定のタイミング、振幅で,U信号にカラーバー
ストが重畳される。D/Aコンバータは電流加算型で、
外部回路の入力インピーダンスにより電圧に変換され
る。
【0105】同期無しY信号と、変調無しUV信号を外
部回路でアナログ演算することにより、RGB信号を作
ることができる。また、同期付きY信号と、変調有りU
V信号を外付け回路にて混合することによりCRT用コ
ンポジットビデオ信号を作ることができる。
【0106】本発明のビデオエンコーダの内部レジスタ
のアクセス方法について説明する。レジスタは、アドレ
スレジスタを用いて間接的にアドレッシングする。
【0107】(ステップ1)−CET(チップイネーブ
ル)とA1端子をともに「L」にする。アドレスレジス
タ(AR)が選択されるので、アクセスしたいレジスタ
番号をライトする。 (ステップ2)−CET(チップイネーブル)を「L」
とA1端子を「H」にする。
【0108】アドレスレジスタに示されたレジスタが選
択されるので、必要なリードライトを行う。なお、アド
レスレジスタは書き換えない限り変化しないので、同じ
レジスタにアクセスするときはステップ1を省略でき
る。
【0109】アドレスレジスタをリードすると、ステー
タスレジスタとなり、アドレスレジスタの値の他、ラス
タカウント値、インターレースの情報なども同時に読み
出される。
【0110】データバス幅の16bit,8bit選択
についてデータバス幅の選択はEX8/−16端子で行
われる。それぞれの場合のレジスタへのアクセスは、デ
ータ幅8ビットの時は、A0の「0/1」によってレジ
スタのローバイト、ハイバイトがアクセスされる。デー
タ幅16ビットのときは、直接16ビットの読み書きが
できるので、A0は無視される。
【0111】内部レジスタの機能 (1)アドレスレジスタ(AR) 図17に示すように、アドレスレジスタ(AR)は、ビ
デオエンコーダ内部のレジスタR00〜R15を指定す
る。A1が「L」レベルの時、ビデオエンコーダにライ
トするとARが選択される。R00〜R15にライトま
たはリードするときは、まずARに指定するレジスタの
番号をライトする。
【0112】(2)ステータスレジスタ(SR) A1が「L」レベルの時、ビデオエンコーダにリードを
行うとステータスレジスタが選択される。アドレスレジ
スタの値の他、表示中のラスタ番号やインタレースの表
示面の情報が得られる。ステータスレジスタを図18に
示す。
【0113】a.AR (bit0〜4) 現在のアドレスレジスタの値。
【0114】b.RASTERCOUNT (bit5
〜13) CRTに現在表示中のラスタ番号を示す。表示期間は2
2〜261までである。なお、NTSC信号で定義され
る走査線番号とは一致しない。また外部同期中、外部同
期信号が乱れているときは1FFhになる。
【0115】c.O/E (bit14) インタレースモード時に、CRTに現在表示中の画面が
奇数フィールドか偶数フィールドかを示す。0:偶、
1:奇である。
【0116】d.DISP (bit15) ビデオエンコーダが現在表示期間中であるか、非表示期
間中(Hブランク、Vブランク)であるかを示す。0:
非表示、1:表示である。
【0117】(3)コントロールレジスタ(CR:R0
0) bit8〜14は次の水平期間から、他は次の垂直期間
から有効である。コントロールレジスタはビデオエンコ
ーダの表示モードを設定するレジスタである。図19に
コントロールレジスタを示す。
【0118】a.DCC(bit0,1) 図20にインタレース/ノンインタレースのモード切り
替えを示す。
【0119】b.EX 外部同期を行うときは1をセットする。外部同期信号が
検出されるまでフリーランを行い、正しい周期の同期信
号が検出されるとロックする。0をセットすると外部同
期が解除されるが、外部同期信号が激しく乱れていた場
合は、その間は解除しないことがある。リセット後は0
が設定される。
【0120】c.DC7 VDPを水平320ドット表示にするビットである。1
をセットすると水平320ドット表示になる。このモー
ドではVDPのみドットクロックが7MHzになり、セ
ロファン機能は無効になる。
【0121】d.ブランキング(bit8〜14) 画面に各画面の表示を行うか否かを設定するbitであ
る。次の水平期間から有効になる。
【0122】R00 bit8 0:BGを消す
1:BGを表示 R00 bit9 0:SPを消す 1:S
Pを表示 R00 bit10 0:BMG0を消す 1:B
MG0を表示 R00 bit11 0:BMG1を消す 1:B
MG1を表示 R00 bit12 0:BMG2を消す 1:B
MG2を表示 R00 bit13 0:BMG3を消す 1:B
MG3を表示 R00 bit14 0:IDCT/RL画像を消す 1:IDC
T/RL画像を表示
【0123】オールブランキング(bit8〜14をす
べて0にする=リセット状態)にした場合、YUV出力
には、黒色(Y=00h、U=80h、V=80h)を
出力する。
【0124】(4)カラーパレットアドレスレジスタ
(CPA:R01) カラーパレットアドレスレジスタは、CPUがカラーパ
レットRAMのアクセスを行うときのカラーパレットア
ドレスを設定するレジスタである。図21にレジスタの
構造を示す。
【0125】カラーパレットデータライトレジスタ、カ
ラーパレットデータリードレジスタは、このカラーパレ
ットアドレスレジスタでカラーパレットのアドレッシン
グをし、データのリード・ライトを行う。
【0126】カラーパレットアドレスレジスタは、デー
タが一度セットされると、カラーパレットデータライ
ト、カラーパレットデータリードの各レジスタがアクセ
スされる度に自動的にインクリメントされる。
【0127】(5)カラーパレットデータライトレジス
タ(CPW:R02) 図22に示すカラーパレットデータライトレジスタは、
CPUがカラーパレットRAMにデータを書き込む際の
データの書き込みレジスタである。
【0128】データはCPAの示すカラーパレットアド
レスに書き込まれる。データはYUVとも正の整数形式
で設定する。UVに関しては、D/Aコンバータが8ビ
ットなので内部では、下4ビットを0000とした8ビ
ットで扱われます。
【0129】カラーパレットアドレスレジスタが自動イ
ンクリメント機能を持っているのでデータを連続して書
き込むことが出来ます。
【0130】データバス8ビット時には、上位バイトを
書き込んだ時点で実際のレジスタへの書き込みが行われ
るので、書き込みは、下位バイト、上位バイトの順に行
わう必要がある。CPAのインクリメントも上位バイト
書き込み後に行われる。
【0131】(6)カラーパレットデータリードレジス
タ(CPR:R03) カラーパレットデータリードレジスタは、CPUがカラ
ーパレットアドレスレジスタの示すカラーパレットアド
レスレジスタから読み出されます。カラーパレットアド
レスレジスタが自動インクリメント機能を持っているの
で、データを連続して読みだすことが出来る。
【0132】データバス8ビット時には、上位バイトを
読みだした後、インクリメントされますので、読みだし
は下位バイト、上位バイトの順に行う必要がある。
【0133】(7)カラーパレットアドレスオフセット
レジスタ カラーパレットアドレスオフセットレジスタ1は,VD
Pのそれぞれの面が、カラーパレットアドレスの何番か
らのカラーパレットを使用するかを指示するレジスタで
ある。図23にレジスタを示す。
【0134】実際には、セットされている値を2倍して
カラーパレットアドレスのオフセット値とします。セッ
トした各アドレスオフセット値は次の水平表示期間から
有効になります。
【0135】SPカラーパレットアドレス=SPカラー
パレットデータ+(SPカラーパレットオフセット×
2)
【0136】BGカラーパレットアドレス=BGカラー
パレットデータ+(BGカラーパレットオフセット×
2)
【0137】図24に示すカラーパレットアドレスオフ
セットレジスタ2は、コントローラユニットからのカラ
ーパレットデータの面が何番からのカラーパレットを使
用するかを指示するレジスタです。ここでは、BMG
0,BMG1について設定しする。
【0138】実際には、セットされている値を2倍して
カラーパレットアドレスのオフセット値とします。セッ
トした各アドレスオフセット値は次の水平表示期間から
有効になる。
【0139】BMG0カラーパレットアドレス=BMG
0カラーパレットデータ+(BMG0カラーパレットア
ドレスオフセット×2)
【0140】BMG1カラーパレットアドレス=BMG
1カラーパレットデータ+(BMG1カラーパレットア
ドレスオフセット×2)
【0141】図25のカラーパレットアドレスオフセッ
トレジスタ3は、コントローラユニットからのカラーパ
レットデータの面が何番からのカラーパレットを使用す
るかを指示するレジスタである。
【0142】ここでは、BMG2,BMG3について設
定します。実際には、セットされている値を2倍してカ
ラーパレットアドレスのオフセット値とする。セットし
た各アドレスオフセット値は次の水平表示期間から有効
になる。
【0143】BMG2カラーパレットアドレス=BMG
2カラーパレットデータ+(BMG2カラーパレットア
ドレスオフセット×2)
【0144】BMG3カラーパレットアドレス=BMG
3カラーパレットデータ+(BMG3カラーパレットア
ドレスオフセット×2)
【0145】図26に示すカラーパレットアドレスオフ
セットレジスタ4は、画像データ伸長ユニットからのラ
ンレン面が何番からのカラーパレットを使用するかを指
示するレジスタである。実際には、セットされている値
を2倍してカラーパレットアドレスのオフセット値とす
る。
【0146】セットした各アドレスオフセット値は次の
水平表示期間から有効になる。画像データ伸長ユニット
のカラーパレットアドレス=RAINBOWカラーパレ
ットデータ+(BMG0カラーパレットアドレスオフセ
ット×2)となる。
【0147】(8)プライオリティーレジスタ 図27、図28に示すプライオリティーレジスタ1、2
は、画面の優先順位を指定するレジスタで3bit(0
から7までの数)で示し数値の大きい方がより優先順位
が高くなる。ただし、同じ数値を複数のレジスタにセッ
トしない。
【0148】(9)クロマキーレジスタ(IDCT面で
使用) 図29に示すクロマキーY(輝度)レジスタは、IDC
T面のクロマキー処理の際のY成分の上限・下限を示す
レジスタである。
【0149】データの形式は、正の整数で、黒=00
H、白=FFHである。セットしたデータは次の水平表示
期間から有効になる。
【0150】図30のクロマキーU(色差)レジスタ
は、IDCT面のクロマキー処理の際のU成分の上限・
下限を示すレジスタである。データの形式は、正の整数
である(黒=00H、白=FFH)。セットしたデータは
次の水平表示期間から有効になる。
【0151】図31のクロマキーV(色差)レジスタ
は、IDCT面のクロマキー処理の際のV成分の上限・
下限を示すレジスタである。セットしたデータは次の水
平表示期間から有効になる。
【0152】(10)固定カラーレジスタ(CCR:R
0D) 固定カラーレジスタは、セロファン処理におけるフロン
トセロファン、バックセロファンに使用するレジスタ
で、図32に示すようにY8bit、U4bit、V4
bitの各データにより色の指定を行う。データの形式
は、正の整数で設定する。セットしたデータは次の水平
表示期間から有効になる。
【0153】(11)セロファン面設定レジスタ(BL
E:R0E) セロファン面設定レジスタは、図33に示すようにセロ
ファン処理における各設定をおこなうレジスタである。
セットしたデータは次の水平表示期間から有効になる。
図34〜40にレジスタの各データの詳細を示す。
【0154】(12)SPセロファン個別設定レジスタ
(SPBL:R0F) 図41のSPセロファン個別設定レジスタは、セロファ
ン機能におけるスプライト特殊処理で使用するレジスタ
である。
【0155】このレジスタでセロファンがOFFに設定
されたカラーパレットバンク(ブロック)を使用したス
プライトにはセロファン処理が掛からない。セロファン
面設定レジスタで、スプライト面のセロファンがONに
なっているときだけ、このレジスタは有効である。
【0156】(13)セロファン係数レジスタ セロファン係数レジスタ1Aを図42に示す。セロファ
ン係数レジスタは(1A,1B),(2A,2B),
(3A,3B)のペアで使われ、YUVそれぞれの係数
は、0/8から8/8までの9段階である。レジスタに
はその分子の値をセットする。
【0157】セロファン処理においては各係数とY,
U,Vデータとは次のように演算される。重ねる面のデ
ータを(YA,UA,VA)、重ねられる面のデータを
(YB,UB,VB)とすると、
【0158】Yの係数は my;(Rnbit8〜1
1) ny;(Rn+1bit8〜11) の係数は mu;(Rnbit4〜7) nu;(Rn
+1bit4〜7) V係数は mv;(Rnbit0〜3) nu;(Rn
+1bit0〜3)
【0159】ここで、Rnはレジスタ番号である。セロ
ファン処理後の(Y,U,V)は Y= my・YA+ny・YB U=mv・(UA−80h)+nu・(UB−80h)
+80h V=mv・(VA−80h)+nv・(VB−80h)
+80h となる。
【0160】また、YUVがそれぞれFFhより大きく
なった場合は、FFhでクリップされる。ただし、係数
の乗算部分については、レジスタの値が9以上の場合を
サポートしていないので、数値を設定しても正しい演算
は行われない。
【0161】
【発明の効果】本発明の装置を用いることにより、アナ
ログ制御機器無しにクロスフェードによってスムーズな
画像の切り替えが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の装置のブロック図である。
【図2】本発明の画像処理装置に用いられるビデオエン
コーダユニットのブロック図である。
【図3】カラーパレットRAMの構成図である。
【図4】カラーパレットアドレスの説明図である。
【図5】各ユニットのカラーパレットデータの表であ
る。
【図6】256ドットモードでのプライオリティ処理の
説明図である。
【図7】クロマキー処理の説明図である。
【図8】各ユニットからのデータクロマキー処理の表で
ある。
【図9】セロファン演算におけるデータフロー図であ
る。
【図10】セロファン機能の処理フロー図である。
【図11】セロファン処理の概念図である。
【図12】フロントセロファンの説明図である。
【図13】バックセロファンの説明図である。
【図14】ノンインタレースモードの表示の説明図であ
る。
【図15】インタレースモードの画像の説明図である。
【図16】インタレースモード+1/2ドットシフトの
画像の説明図である。
【図17】アドレスレジスタの説明図である。
【図18】ステータスレジスタの説明図である。
【図19】コントロールレジスタの説明図である。
【図20】コントロールレジスタの説明図である。
【図21】カラーパレットアドレスレジスタの説明図で
ある。
【図22】カラーパレットデータライトレジスタの説明
図である。
【図23】カラーパレットアドレスオフセットレジスタ
の説明図である。
【図24】カラーパレットアドレスオフセットレジスタ
の説明図である。
【図25】カラーパレットアドレスオフセットレジスタ
の説明図である。
【図26】カラーパレットアドレスオフセットレジスタ
の説明図である。
【図27】プライオリティーレジスタの説明図である。
【図28】プライオリティーレジスタの説明図である。
【図29】クロマキーY(輝度)レジスタの説明図であ
る。
【図30】クロマキーU(色差)レジスタの説明図であ
る。
【図31】クロマキーV(色差)レジスタの説明図であ
る。
【図32】固定カラーレジスタの説明図である。
【図33】セロファン面設定レジスタの説明図である。
【図34】セロファン面設定レジスタの説明図である。
【図35】セロファン面設定レジスタの説明図である。
【図36】セロファン面設定レジスタの説明図である。
【図37】セロファン面設定レジスタの説明図である。
【図38】セロファン面設定レジスタの説明図である。
【図39】セロファン面設定レジスタの説明図である。
【図40】セロファン面設定レジスタの説明図である。
【図41】SPセロファン個別設定レジスタの説明図で
ある。
【図42】セロファン係数レジスタの説明図である。
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】VDPインターフェースは2つのVDPか
ら送られてくるデータのインターフェースで、通常は上
位のVDPからデータを受け取り、上位のVDPがクロ
マキーデータを出した場合のみ、下位のVDPからデー
タを受けます。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】カラーパレットRAMは、ビデオデータ入
力信号をYUVデジタル信号に変換する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】8bitバス選択時の、データリードレジ
スタからの読みだしは下位バイト、上位バイトの順に行
い、上位バイトが読み出されたた時点で、CPAがイン
クリメントする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】VDP用カラーパレットオフセットレジス
タは1セットしかない。上位VDPも下位VDPも同じ
レジスタを使います。カラーパレットアドレスが511
を越えた場合、10ビット目は単純に切り捨てられ、0
アドレスに続きます。図4にこの様子を示す。CPUが
カラーパレットRAMにアクセスするときは、カラーパ
レットアドレスオフセットは関係ない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】(Yu≧Ys≧Yl)and(Uu≧Us
≧Ul)and(Vu≧Vs≧Vl)
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】スプライト特殊処理として、スプライト面
では、表示しようとするスプライトが使用しているパレ
ットバンク番号によって、セロファンのON/OFF設
定が可能である。パレットバンク番号ごとにセロファン
演算の、ON/OFFの設定を行う。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】ただし、の面のクロマキー部分はの面
が隠れずに見える。の面にセロファン処理が設定して
あっても、無効になります。セロファンのON/OFF
も面によってドットごとに決定される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】セロファン機能では同じデバイス(VD
P、コントローラユニット、画像データ伸長ユニット)
からセロファンされる面の間でセロファン演算すること
はできない。たとえば、コントローラユニットのBMG
1面とBMG2面との間でセロファン演算することはで
きない。また、VDPのスプライト面とVDPのBG
の間のセロファン演算もできない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】次に本発明のビデオエンコーダの同期信号
発生機能について説明する。本発明のビデオエンコーダ
は同期信号発生回路を内蔵しており、12倍の色副搬送
波周波数を入力することにより、周辺のICにたいしド
ットクロック、水平同期信号の−HSYNCA、HSY
NCB、HSYNCC、および垂直同期信号の−VSY
NCを出力する。また外部同期機能を持っているため、
外部の映像との同期が可能である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/262 7337−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像を表示優先順位に従って合成
    可能な画像処理装置において、画像の透明度を設定する
    レジスタを設け、該レジスタの値にしたがって複数画像
    データを演算して合成表示する手段を備えたことを特徴
    とする画像処理装置。
JP28515692A 1992-09-30 1992-09-30 画像処理装置 Pending JPH06180569A (ja)

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CA002107315A CA2107315A1 (en) 1992-09-30 1993-09-29 Image processing apparatus
DE69330397T DE69330397T2 (de) 1992-09-30 1993-09-29 Bildverarbeitungsgerät
US08/128,285 US5467442A (en) 1992-09-30 1993-09-29 Image processing apparatus
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