JPH0618052Y2 - 建設機械の燃料回路 - Google Patents

建設機械の燃料回路

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JPH0618052Y2
JPH0618052Y2 JP1988063286U JP6328688U JPH0618052Y2 JP H0618052 Y2 JPH0618052 Y2 JP H0618052Y2 JP 1988063286 U JP1988063286 U JP 1988063286U JP 6328688 U JP6328688 U JP 6328688U JP H0618052 Y2 JPH0618052 Y2 JP H0618052Y2
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JP
Japan
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fuel
engine
fuel tank
lower traveling
upper revolving
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988063286U
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English (en)
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JPH01166758U (ja
Inventor
正明 刀納
栄二 前場
義秀 柴野
Original Assignee
油谷重工株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建設機械のエンジン用燃料回路に関する。
従来の技術 第3図は、従来技術ホイール式ショベル1の側面図であ
る。図において、2はホイール式ショベル1の下部走行
体、3は上部旋回体、4は運転室、5はエンジン、6は
カウンタウエイト、7は旋回連結部、0−0は旋回中
心、Rは後端旋回半径である。第4図は、第3図のA
より見た要部断面平面図である。図において、8は燃料
タンク、9は作動油タンク、10は旋回連結部7におけ
る旋回ジョイントである。第5図は、従来技術燃料旋回
路11を示す図である。図において、3は上部旋回体、
5はエンジン、8は燃料タンク、12はフィードポン
プ、13はノズルホルダ、14はインジェクションポン
プ、15はフィルタである。
次に、従来技術燃料回路11の詳細を第3図〜第5図に
ついて述べる。ホイール式ショベル1では、下部走行体
2上に旋回連結部7を介して旋回可能に上部旋回体3を
設け、その上部旋回体3にエンジン5および燃料タンク
8を搭載している。それで、燃料タンク8内の燃料油
は、実線矢印にて示すようにエンジン5に付設されたフ
ィードポンプ12(ギヤポンプが多い)、インジェクシ
ョンポンプ14を経て、ノズルホルダ13に送られる。
そしてオーバーフロー分は、点線矢印にて示すようにフ
ィルタ15を経て、燃料タンク8に戻ってくる。
考案が解決しようとする課題 ホイール式ショベルが市街地域内などの狭隘な現場ある
いは幹線道路などにて作業を行う場合に、カウンタウエ
イトの後端旋回半径が大きいと、作業困難となったり、
あるいは上記幹線道路の交通を遮断してしまう。そこ
で、上部旋回体上の燃料タンクを下部走行体に移設し
て、エンジン搭載位置をより前部側に配置し、後端旋回
半径を縮小させることが勘案されている。なお、燃料タ
ンクを上部旋回体に配設していると、その重量によって
消費される旋回エネルギーの損失が大きかった。また燃
料タンクに給油を行うとき、地面から燃料タンクの注入
口までの高さがかなり高くて給油操作が困難で、便利が
悪かった。本考案は、上記の問題点を解決することを目
的とする。
議題を解決するための手段 イ.本考案の燃料回路では、下部走行体上に旋回連結部
を介して旋回可能に上部旋回体を設け、その上部旋回体
の前部に運転室、後部にエンジン、後端部にカウンタウ
エイトを配置し、かつ下部走行体にエンジン用燃料タン
クを配設した建設機械において、 ロ.燃料油を注入充填せしめる燃料タンクを下部走行体
に配置し、また下部走行体に燃料フィードポンプを設
け、 ハ.また下部走行体に燃料フィードポンプを設け、上記
燃料タンクより燃料フィードポンプ、旋回ジョイントを
介してエンジンに到る燃料供給通路を配管し、 ニ.またエンジンに対して供給する燃料油容量のオーバ
フロー分の戻り通路として、エンジンより旋回ジョイン
トを介し、燃料タンクに通じる配管をして構成した。
作用 イ.本考案では、建設機械に装備する燃料タンクを単数
個に設定して下部走行体にのみ配置した。したがって上
部旋回体に燃料タンクが存在しないので、上部旋回体の
後端旋回半径を縮小せしめるように上部旋回体を構成で
きるし、また旋回エネルギーの損失を大巾に低減させる
ことができる。
ロ.また下部走行体に配設した燃料タンクより上部旋回
体のエンジンに対して、旋回ジョイントを介して燃料油
を供給するようにしたので、燃料回路が簡単でかつその
製作費を安価にすることができる。
ハ.また燃料タンクを下部走行体に配置したので、燃料
タンクの注入口の高さが低く、給油操作を容易かつ短時
間に行うことができる。
ニ.またエンジン回転の変動に応じて生ずる供給燃料の
オーバフロー分は、エンジンより旋回ジョイントを介し
て燃料タンクに戻すようにしたので、燃料フィードポン
プの供給量をロスなく、有効に使用することができる。
それにより、従来技術の燃料回路においてエンジンに付
設されていたフィードポンプを不要にすることができ
る。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかる燃料回路16をそなえ
たホイール式ショベル17の側面図である。図におい
て、18は下部走行体、19は上部旋回体、20は旋回
連結部、21は燃料タンク、22は旋回ジョイント、
5′はエンジン、6はカウンタウエイト、Rは後端旋
回半径である。第2図は、この考案にかかる燃料回路1
6を示す図である。図において、従来技術と同一構成要
素を使用するものに対しては同符号を付す。21は燃料
タンク、22は旋回ジョイント、23は燃料フィードポ
ンプ、24は燃料フィードポンプ23駆動用電動機であ
る。
次に、この考案にかかる燃料回路16の構成を第1図お
よび第2図について述べる。本考案では、燃料油を注入
充填せしめる燃料タンク21を下部走行体18に配置
し、また下部走行体18に燃料フィードポンプ23を設
け、上記燃料タンク21より燃料フィードポンプ23、
旋回ジョイント22を介してエンジン5′に到る燃料供
給通路を配管し、またエンジン5′に対して供給する燃
料油容量のオーバフロー分の戻り通路として、エンジン
5′より旋回ジョイント22を介し、燃料タンク21に
通じる配管をして構成した。
次に、本考案の燃料回路16の作用について述べる。本
考案では、ホイール式ショベル17に装備する燃料タン
ク(21)を単数個に設定して下部走行体18にのみ配
置した。したがって上部旋回体19に燃料タンクが存在
しないので、上部旋回体19の後端旋回半径を第1図に
示す後端旋回半径Rに縮小さしめるように上部旋回体
(19)を構成できるし、また旋回エネルギーの損失を
大巾に低減させることができる。また下部走行体18に
配設した燃料タンク21より上部旋回体19に搭載した
エンジン5′に対して旋回ジョイント22を介して燃料
油を供給するようにしたので、燃料回路16が簡単でか
つその製作費を安価にすることができる。また燃料タン
ク21を下部走行体18に配設したので、燃料タンク2
1の注入口の高さを低くして、給油操作を容易かつ短時
間に行うことができる。またエンジン(5′)回転の変
動に応じて生ずる供給燃料のオーバフロー分は、エンジ
ン5′より旋回ジョイント22を介して燃料タンク21
に戻すようにしたので、燃料フィードポンプ23の供給
量をロスなく、有効に使用することができる。それによ
り、従来技術の燃料回路11においてエンジン5に付設
されていたフィードポンプ12を不要にすることができ
る。
なおホイール式ショベル17の後端旋回半径Rは、従
来技術ホイール式ショベル1の後端旋回半径Rより縮
小された寸法になっている。
考案の効果 従来技術のホイール式ショベルが市街地域内などの狭隘
な現場あるいは幹線道路などにて作業を行う場合に、カ
ウンタウエイトの後端旋回半径が大きいので、作業困難
となったり、あるいは上記幹線道路の交通を遮断してし
まうことがある。そこで、上部旋回体上の燃料タンクを
下部走行体に移設して、エンジン搭載位置をより前部側
に配置し、後端旋回半径を縮小させることが勘案されて
いる。なお、燃料タンクを上部旋回体に配設している
と、その重量によって消費される旋回エネルギーの損失
が大きかった。また燃料タンクに供給を行うとき、地面
から燃料タンクの注入口までの高さがかなり高くて供給
操作が困難で、便利が悪かった。
しかし本考案の燃料回路では、建設機械に装備する燃料
タンクを単数個に設定して下部走行体にのみ配置した。
したがって上部旋回体に燃料タンクが存在しないので、
上部旋回体の後端旋回半径を縮小せしめるように上部旋
回体を構成できるし、また旋回エネルギーの損失を大巾
に低減させることができる。しかも下部走行体に配設し
た燃料タンクより上部旋回体のエンジンに対して、旋回
ジョイントを介して燃料油を供給するようにしたので、
燃料回路が簡単でかつその製作費が安価である。また燃
料タンクを下部走行体に配置したので、燃料タンクの注
入口の高さが低く、供給操作を容易かつ短時間に行うこ
とができる。またエンジン回転の変動に応じて生ずる供
給燃料のオーバフロー分は、エンジンより旋回ジョイン
トを介して燃料タンクに戻すようにしたので、燃料フィ
ードポンプの供給量をロスなく、有効に使用することが
できる。それにより、従来技術の燃料回路においてエン
ジンに付設させていたフィードポンプを不要にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる燃料回路をそなえたホイール
式ショベルの側面図、第2図はこの考案にかかる燃料回
路を示す図、第3図は従来技術ホイール式ショベルの側
面図、第4図は第3図のAより見た要部断面平面図、第
5図は従来技術燃料回路を示す図である。 1,17……ホイール式ショベル 2,18……下部走行体 3,19……上部旋回体 5,5′……エンジン 6……カウンタウエイト 8,21……燃料タンク 10,22……旋回ジョイント 11,16……燃料回路 23……燃料フィードポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 37/00 331 B 7049−3G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部走行体上に旋回連結部を介して旋回可
    能に上部旋回体を設け、その上部旋回体の前部に運転
    室、後部にエンジン、後端部にカウンタウエイトを配置
    し、かつ下部走行体にエンジン用燃料タンクを配設した
    建設機械において、燃料油を注入充填せしめる燃料タン
    クを下部走行体に配置し、また下部走行体に燃料フィー
    ドポンプを設け、上記燃料タンクより燃料フィードポン
    プ、旋回ジョイントを介してエンジンに到る燃料供給通
    路を配管し、またエンジンに対して供給する燃料油容量
    のオーバフロー分の戻り通路として、エンジンより旋回
    ジョイントを介し、燃料タンクに通じる配管をして構成
    したことを特徴とする建設機械の燃料回路。
JP1988063286U 1988-05-12 1988-05-12 建設機械の燃料回路 Expired - Lifetime JPH0618052Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988063286U JPH0618052Y2 (ja) 1988-05-12 1988-05-12 建設機械の燃料回路

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JP1988063286U JPH0618052Y2 (ja) 1988-05-12 1988-05-12 建設機械の燃料回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01166758U JPH01166758U (ja) 1989-11-22
JPH0618052Y2 true JPH0618052Y2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=31288795

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7174780B2 (en) 2003-02-27 2007-02-13 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. System for measuring quantity of liquid fuel and method for measuring quantity of liquid fuel

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0177524U (ja) * 1987-11-13 1989-05-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7174780B2 (en) 2003-02-27 2007-02-13 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. System for measuring quantity of liquid fuel and method for measuring quantity of liquid fuel

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JPH01166758U (ja) 1989-11-22

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