JP2516601Y2 - 建設機械の燃料回路 - Google Patents
建設機械の燃料回路Info
- Publication number
- JP2516601Y2 JP2516601Y2 JP1989059876U JP5987689U JP2516601Y2 JP 2516601 Y2 JP2516601 Y2 JP 2516601Y2 JP 1989059876 U JP1989059876 U JP 1989059876U JP 5987689 U JP5987689 U JP 5987689U JP 2516601 Y2 JP2516601 Y2 JP 2516601Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- engine
- feed pump
- pump
- fuel feed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建設機械のエンジン用燃料回路に関す
る。
る。
従来の技術 第２図は、建設機械のうちホイール式ショベルの側面
図である。図において、１はホイール式ショベルの下部
走行体、２は下部走行体１に配設した燃料タンク、３は
上部旋回体、４は上部旋回体３に搭載したエンジン、５
は旋回連結部、６はスイングジョイントである。第３図
は、従来技術の燃料回路７を示す図である。図におい
て、１は下部走行体、３は上部旋回体、８はエンジン付
属燃料ポンプ、９はノズルホルダ、10はインジェクショ
ンポンプ、11はフィルタ、12は燃料フィード通路、13は
オーバフロー燃料油のリターン通路である。
図である。図において、１はホイール式ショベルの下部
走行体、２は下部走行体１に配設した燃料タンク、３は
上部旋回体、４は上部旋回体３に搭載したエンジン、５
は旋回連結部、６はスイングジョイントである。第３図
は、従来技術の燃料回路７を示す図である。図におい
て、１は下部走行体、３は上部旋回体、８はエンジン付
属燃料ポンプ、９はノズルホルダ、10はインジェクショ
ンポンプ、11はフィルタ、12は燃料フィード通路、13は
オーバフロー燃料油のリターン通路である。
次に、従来技術燃料回路７の詳細を第２図および第３
図について述べる。第２図におけるホイール式ショベル
では、下部走行体１の上部に上部旋回体３を連設し、そ
の上部旋回体３にエンジン４を搭載し、かつ下部走行体
１に燃料タンク２を配設している。それで燃料タンク２
内の燃料油は、燃料フィード通路12を通じて、エンジン
付属燃料ポンプ８にて吸上げられ、実線矢印にて示す経
路を経て、ノズルホルダ９に送られる。そしてオーバー
フロー分は、点線矢印にて示すようにフィルタ11を通
り、リターン通路13を経て、燃料タンク２に戻ってく
る。
図について述べる。第２図におけるホイール式ショベル
では、下部走行体１の上部に上部旋回体３を連設し、そ
の上部旋回体３にエンジン４を搭載し、かつ下部走行体
１に燃料タンク２を配設している。それで燃料タンク２
内の燃料油は、燃料フィード通路12を通じて、エンジン
付属燃料ポンプ８にて吸上げられ、実線矢印にて示す経
路を経て、ノズルホルダ９に送られる。そしてオーバー
フロー分は、点線矢印にて示すようにフィルタ11を通
り、リターン通路13を経て、燃料タンク２に戻ってく
る。
考案が解決しようとする課題 ホイール式ショベルには、その上部旋回体の後端旋回
半径を最小にするために、またガソリンスタンドなどに
おける燃料給油操作を容易にするために、下部走行体に
燃料タンクを配置したものがある。このように燃料タン
クを下部走行体に、かつエンジンを上部旋回体に配置す
ると、燃料タンクとエンジンとのヘッド（第３図におけ
る高さＨにて示す）が大きくなる。そのために、燃料給
油系統内燃料油の燃料タンクへの下降など、燃料給油切
れトラブルが発生していた。
半径を最小にするために、またガソリンスタンドなどに
おける燃料給油操作を容易にするために、下部走行体に
燃料タンクを配置したものがある。このように燃料タン
クを下部走行体に、かつエンジンを上部旋回体に配置す
ると、燃料タンクとエンジンとのヘッド（第３図におけ
る高さＨにて示す）が大きくなる。そのために、燃料給
油系統内燃料油の燃料タンクへの下降など、燃料給油切
れトラブルが発生していた。
上記燃料給油切れトラブルに対処するため、燃料タン
クとエンジン付属燃料ポンプとの間に、新たに追加フィ
ードポンプ（図示はない）を設けることも堪案された
が、ホイール式ショベルの運転中に常時追加フィードポ
ンプを回転させると、エンジン付属のフィルタが早期に
目詰まりなどをおこし、不具合であった。
クとエンジン付属燃料ポンプとの間に、新たに追加フィ
ードポンプ（図示はない）を設けることも堪案された
が、ホイール式ショベルの運転中に常時追加フィードポ
ンプを回転させると、エンジン付属のフィルタが早期に
目詰まりなどをおこし、不具合であった。
この考案は上記の課題を解決し、所要に応じて随時作
動させることのできる燃料フィードポンプをそなえた燃
料回路を提供することを目的とする。
動させることのできる燃料フィードポンプをそなえた燃
料回路を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 イ．本考案では、下部走行体の上部に上部旋回体を連設
し、その上部旋回体にエンジンを搭載し、かつ下部走行
体に燃料タンクを配置した建設機械において、 ロ．上記燃料タンクと、エンジンに付設したエンジン付
属燃料ポンプとを連通する燃料フィード通路に燃料フィ
ードポンプを介設するとともに、その燃料フィードポン
プと並列にチェック弁を配設し、 ハ．また上記燃料フィードポンプをオン・オフ切換可能
とした。
し、その上部旋回体にエンジンを搭載し、かつ下部走行
体に燃料タンクを配置した建設機械において、 ロ．上記燃料タンクと、エンジンに付設したエンジン付
属燃料ポンプとを連通する燃料フィード通路に燃料フィ
ードポンプを介設するとともに、その燃料フィードポン
プと並列にチェック弁を配設し、 ハ．また上記燃料フィードポンプをオン・オフ切換可能
とした。
作用 イ．エンジンの始動時あるいは作動中に、その燃料給油
系統における燃料給油性に異常がない場合には、燃料フ
ィード通路に設けた燃料フィードポンプを作動させな
い。この場合、燃料タンク内の燃料油は、上記燃料フィ
ードポンプと並列に設けたチェック弁を通じて、エンジ
ンに供給される。
系統における燃料給油性に異常がない場合には、燃料フ
ィード通路に設けた燃料フィードポンプを作動させな
い。この場合、燃料タンク内の燃料油は、上記燃料フィ
ードポンプと並列に設けたチェック弁を通じて、エンジ
ンに供給される。
ロ．なお上記チェック弁は、エンジン位置と燃料タンク
位置のヘッドが大なるために発生するエンジン停止中に
おける燃料給油系統内燃料油の下降、エアのかみ込み混
入などのトラブルを防止するはたらきもそなえている。
位置のヘッドが大なるために発生するエンジン停止中に
おける燃料給油系統内燃料油の下降、エアのかみ込み混
入などのトラブルを防止するはたらきもそなえている。
ハ．次に、燃料給油系統における燃料給油切れトラブル
が発生して、エンジン付属燃料ポンプによる燃料油吸上
げができなくなった場合には、上記フィードポンプを作
動させる。燃料タンク内の燃料油は、上記燃料フィード
ポンプとエンジン付属燃料ポンプと合わせて２個のポン
プにより燃料油を吸上げるので、強制的に送油を行うこ
とができる。
が発生して、エンジン付属燃料ポンプによる燃料油吸上
げができなくなった場合には、上記フィードポンプを作
動させる。燃料タンク内の燃料油は、上記燃料フィード
ポンプとエンジン付属燃料ポンプと合わせて２個のポン
プにより燃料油を吸上げるので、強制的に送油を行うこ
とができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第１図は、この考案にかかる燃料回路14を示す図
である。図において、従来技術と同一構成要素を使用す
るものに対しては同符号を付す。12′は燃料フィード通
路、15は燃料フィードポンプ、16はチェック弁、17はフ
ィルタ、18は電気回路、19は燃料フィードポンプ15駆動
用電動モータ、20はスイッチ、21は電源である。
する。第１図は、この考案にかかる燃料回路14を示す図
である。図において、従来技術と同一構成要素を使用す
るものに対しては同符号を付す。12′は燃料フィード通
路、15は燃料フィードポンプ、16はチェック弁、17はフ
ィルタ、18は電気回路、19は燃料フィードポンプ15駆動
用電動モータ、20はスイッチ、21は電源である。
次に、本考案の燃料回路14の構成を第１図について述
べる。本考案では、燃料タンク２と、エンジン付属燃料
ポンプ８とを連通する燃料フィード通路12′に燃料フィ
ードポンプ15を介設するとともに、その燃料フィードポ
ンプ15と並列にチェック弁16を配設し、また上記燃料フ
ィードポンプ15をオン・オフ切換可能とした。なお燃料
フィードポンプ15およびチェック弁16はスイングジョイ
ント６の上流側または下流側のいずれか一方側に設ける
ようにするとよい。
べる。本考案では、燃料タンク２と、エンジン付属燃料
ポンプ８とを連通する燃料フィード通路12′に燃料フィ
ードポンプ15を介設するとともに、その燃料フィードポ
ンプ15と並列にチェック弁16を配設し、また上記燃料フ
ィードポンプ15をオン・オフ切換可能とした。なお燃料
フィードポンプ15およびチェック弁16はスイングジョイ
ント６の上流側または下流側のいずれか一方側に設ける
ようにするとよい。
次に、この考案にかかる燃料回路14の作用機能につい
て述べる。エンジン４の始動時あるいは作動中に、その
燃料給油系統における燃料給油性に異常がない場合に
は、電気回路18内スイッチ20をオフ状態にしておく。燃
料フィードポンプ15は作動しないが、燃料タンク２内燃
料油はチェック弁16を通じて、エンジン４に供給され
る。なおチェック弁16は、エンジン４位置と燃料タンク
２位置のヘッドが大なるために発生するエンジン４停止
中における燃料給油系統内燃料油の下降、エアのかみ込
み混入などのトラブルを防止するはたらきもそなえてい
る。次に、燃料給油系統における燃料給油切れトラブル
が発生して、エンジン付属燃料ポンプ８による燃料油吸
上げができなくなった場合には、電気回路18内スイッチ
20をオン操作する。燃料フィードポンプ15は、作動す
る。燃料タンク２内の燃料油は、上記燃料フィードポン
プ15とエンジン付属燃料ポンプ８と合わせて２個のポン
プにより燃料油を吸上げるので、強制的に送油を行うこ
とができる。
て述べる。エンジン４の始動時あるいは作動中に、その
燃料給油系統における燃料給油性に異常がない場合に
は、電気回路18内スイッチ20をオフ状態にしておく。燃
料フィードポンプ15は作動しないが、燃料タンク２内燃
料油はチェック弁16を通じて、エンジン４に供給され
る。なおチェック弁16は、エンジン４位置と燃料タンク
２位置のヘッドが大なるために発生するエンジン４停止
中における燃料給油系統内燃料油の下降、エアのかみ込
み混入などのトラブルを防止するはたらきもそなえてい
る。次に、燃料給油系統における燃料給油切れトラブル
が発生して、エンジン付属燃料ポンプ８による燃料油吸
上げができなくなった場合には、電気回路18内スイッチ
20をオン操作する。燃料フィードポンプ15は、作動す
る。燃料タンク２内の燃料油は、上記燃料フィードポン
プ15とエンジン付属燃料ポンプ８と合わせて２個のポン
プにより燃料油を吸上げるので、強制的に送油を行うこ
とができる。
考案の効果 本考案の燃料回路では、燃料タンクとエンジンに付設
したエンジン付属燃料ポンプとを連通する燃料フィード
通路に燃料フィードポンプを介設するとともに、その燃
料フィードポンプと並列にチェック弁を配設し、また上
記燃料フィードポンプをオン・オフ切換可能とした。そ
れにより燃料フィード通路内の燃料給油切れトラブルや
エアのかみ込みなどが発生した場合には、燃料フィード
ポンプを作動して強制的に送油することによって上記ト
ラブルを解消することができる。したがって本考案の燃
料回路をそなえた建設機械では、下部走行体の燃料タン
クから上部旋回体のエンジンに対する燃料油供給性を向
上させることができる。
したエンジン付属燃料ポンプとを連通する燃料フィード
通路に燃料フィードポンプを介設するとともに、その燃
料フィードポンプと並列にチェック弁を配設し、また上
記燃料フィードポンプをオン・オフ切換可能とした。そ
れにより燃料フィード通路内の燃料給油切れトラブルや
エアのかみ込みなどが発生した場合には、燃料フィード
ポンプを作動して強制的に送油することによって上記ト
ラブルを解消することができる。したがって本考案の燃
料回路をそなえた建設機械では、下部走行体の燃料タン
クから上部旋回体のエンジンに対する燃料油供給性を向
上させることができる。
第１図はこの考案にかかる燃料回路を示す図、第２図は
ホイール式ショベルの側面図、第３図は従来技術の燃料
回路を示す図である。 １……下部走行体 ２……燃料タンク ３……上部旋回体 ４……エンジン 7,14……燃料回路 ８……エンジン付属燃料ポンプ 12,12′……燃料フィード通路 15……燃料フィードポンプ 16……チェック弁 19……電動モータ 20……スイッチ
ホイール式ショベルの側面図、第３図は従来技術の燃料
回路を示す図である。 １……下部走行体 ２……燃料タンク ３……上部旋回体 ４……エンジン 7,14……燃料回路 ８……エンジン付属燃料ポンプ 12,12′……燃料フィード通路 15……燃料フィードポンプ 16……チェック弁 19……電動モータ 20……スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０２Ｍ 37/18 Ｂ６０Ｋ 15/02 Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】下部走行体の上部に上部旋回体を連設し、
その上部旋回体にエンジンを搭載し、かつ下部走行体に
燃料タンクを配置した建設機械において、上記燃料タン
クと、エンジンに付設したエンジン付属燃料ポンプとを
連通する燃料フィード通路に燃料フィードポンプを介設
するとともに、その燃料フィードポンプと並列にチェッ
ク弁を配設し、また上記燃料フィードポンプをオン・オ
フ切換可能としたことを特徴とする建設機械の燃料回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989059876U JP2516601Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 建設機械の燃料回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989059876U JP2516601Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 建設機械の燃料回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02149866U JPH02149866U (ja) | 1990-12-21 |
| JP2516601Y2 true JP2516601Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31586760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989059876U Expired - Lifetime JP2516601Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 建設機械の燃料回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2516601Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7174780B2 (en) | 2003-02-27 | 2007-02-13 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. | System for measuring quantity of liquid fuel and method for measuring quantity of liquid fuel |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59163663U (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-01 | ハンド−ザ−工業株式会社 | イコライザ−フレ−ムの中をタンクにした全旋回掘削機 |
| JPS63146159U (ja) * | 1987-03-16 | 1988-09-27 | ||
| JPH0177524U (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-25 |
-
1989
- 1989-05-23 JP JP1989059876U patent/JP2516601Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7174780B2 (en) | 2003-02-27 | 2007-02-13 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. | System for measuring quantity of liquid fuel and method for measuring quantity of liquid fuel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02149866U (ja) | 1990-12-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |