JPH06179998A - めっき装置 - Google Patents

めっき装置

Info

Publication number
JPH06179998A
JPH06179998A JP4353327A JP35332792A JPH06179998A JP H06179998 A JPH06179998 A JP H06179998A JP 4353327 A JP4353327 A JP 4353327A JP 35332792 A JP35332792 A JP 35332792A JP H06179998 A JPH06179998 A JP H06179998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
soln
plating solution
contact
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4353327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3187579B2 (ja
Inventor
Satoshi Uejima
聡史 上島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP35332792A priority Critical patent/JP3187579B2/ja
Publication of JPH06179998A publication Critical patent/JPH06179998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3187579B2 publication Critical patent/JP3187579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 亜硫酸金ナトリウム系めっき液への有機物混
入を防止し、均一なめっき膜厚及びめっき膜組成が得ら
れるめっき装置を提供する。 【構成】 亜硫酸金ナトリウム系めっき液11を用いる
めっき装置である。めっき液11に接する大部分がテフ
ロンで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亜硫酸金ナトリウム系
めっき液を用いるめっき装置に関し、更に詳しくは、各
種電子部品用基板、IC用ウエハ、薄膜磁気ヘッド用ウ
エハ等に金めっきを施すのに好適なめっき装置に係る。
【0002】
【従来の技術】各種電子部品用基板、IC用ウエハ、薄
膜磁気ヘッド用ウエハ等において、被めっき物である基
板もしくはウエハ上に金めっきをする場合、一般に、亜
硫酸金ナトリウム系めっき液が用いられる。めっき槽、
アノード電極装置及びカソード電極装置などの各構成部
分の内、電気絶縁を必要とする部分は、通常、塩化ビニ
ルやポリプロピレンなどの電気絶縁性エンジニアリン
グ.プラスチック又はガラスなどで構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、亜硫酸金ナト
リウム系めっき液と、塩化ビニル、ポリプロピレンなど
の電気絶縁性エンジニアリング.プラスチックまたはガ
ラスとの組み合わせは、めっき液中への有機物の混入を
招き、めっき膜質が劣化すると共に、めっき膜厚が変動
してしまうという問題点がある。
【0004】そこで、本発明の課題は、亜硫酸金ナトリ
ウム系めっき液への有機物混入を防止し、均一なめっき
膜厚及びめっき膜組成が得られるめっき装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、亜硫酸金ナトリウム系めっき液を用いる
めっき装置であって、前記めっき液に接する大部分がテ
フロンで構成されている。
【0006】
【作用】テフロン(四フッ化エチレン)は亜硫酸金ナト
リウム系めっき液には溶けない。このため、亜硫酸金ナ
トリウム系めっき液に接する大部分がテフロンで構成さ
れているめっき装置により、均一なめっき膜厚及びめっ
き膜組成を得ることが可能である。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係るめっき装置の概略を示す
図である。図において、1はめっき槽、2はアノード電
極装置、3はカソード電極装置、4は被めっき物であ
る。
【0008】めっき槽1は、槽本体10内にめっき液1
1を収納している。めっき液11は亜硫酸金ナトリウム
系(Au(SO33Na3)である。12はめっき液1
1の供給路、13はめっき液11の回収路である。めっ
き液11は供給路12を通り槽内10に供給され、槽内
10から回収路13を通して回収される。
【0009】亜硫酸金ナトリウム系めっき液11に接す
る大部分、例えばめっき槽1、供給路12、回収路1
3、アノード電極装置2及びカソード電極装置3の接液
部はテフロンで構成されている。これらの各構成部分を
テフロン部材で構成するか、または接液面にテフロン膜
をコーティングする。本発明の目的達成手段として、理
想的には、すべての接液部をテフロンで構成するのが望
ましいが、構造的にテフロンで構成することが不適当ま
たは不可能な箇所、例えば電極引き出し部等は当然存在
する。
【0010】テフロンは亜硫酸金ナトリウム系めっき液
11には溶けないから、亜硫酸金ナトリウム系めっき液
11に接する大部分がテフロンで構成されているめっき
装置により、均一なめっき膜厚及びめっき膜組成を得る
ことが可能である。
【0011】実施例は噴流型めっき装置を示し、めっき
槽1にはめっき液11が噴流として供給される。そのた
めの具体的構成として、アノード電極装置2はめっき槽
1の下側に配置され、カソード電極装置33は上側に配
置されている。アノード電極装置2はめっき液供給路1
2を有しており、めっき液11はめっき液供給路12を
通して噴流となる。カソード電極装置3は、カソード電
極31及び被めっき物4がめっき液11の噴流内に位置
するように取り付けられている。
【0012】アノード電極装置2はアノード電極板21
を含む。参照符号22は電極支持装置である。アノード
電極板21はめっき液供給路12を横断するように配置
される。図2はアノード電極板21の平面図であり、中
心部付近に比較的大きな中心孔23を有するとともに、
その回りに多数の小孔24を有する。
【0013】めっき槽1はめっき液11が噴流として供
給されるものであり、カソード電極装置3はめっき液1
1の噴流内に位置するようにめっき槽1に取り付けられ
ており、アノード電極板21は多数の小孔がめっき液の
流通路を構成し、カソード電極装置3と対向するよう
に、めっき槽1内に配置されているから、各種電子部品
用基板、IC用ウエハ、薄膜磁気ヘッド用ウエハ等のめ
っきに有効な噴流型のめっき装置が得られる。
【0014】アノード電極装置2は、アノード電極板2
1が中心部付近に中心孔23を有するから、最も流動障
害が大きくなる中心部分で流動障害が除去される。この
ため、均一なめっき膜厚及びめっき膜組成を得ることが
可能になる。
【0015】小孔24を形成する格子25は、断面がめ
っき液の流れ方向aに取られた対称軸に関して線対称性
を有することが望ましい。具体的には、格子25の断面
形状が円形状、矩形状、三角形状が考えられる。この他
にも種々の断面形状が考えられる。このような構成であ
ると、めっき液の流れに偏りがなくなり、実質的にアノ
ード電極板21の主面に対して直交する方向に流れるよ
うになる。このため、より一層、均一なめっき膜厚及び
めっき膜組成を得ることが可能になる。
【0016】電極支持装置22は全体として筒状であっ
て、めっき槽1の底部に一体的に取りつけられており、
その軸方向の中間部において、アノード電極板21を電
気絶縁して支持している。アノード電極板21はリード
配線25によって端子26に導かれている。27はリー
ド配線24をめっき液11から保護する配管である。
【0017】カソード電極装置3は、めっき槽1の槽内
10においてアノード電極装置2と対向するようにめっ
き槽1に取り付けられている。カソード電極装置3は、
リング状カソード電極31と、押え部材32と、ケース
部材33とを含んでいる。カソード電極31は被めっき
物4の外周縁を受け、押え部材32は被めっき物4をカ
ソード電極31に押付けている。ケース部材33はカソ
ード電極31及び被めっき物4の後方に、閉じられた空
間34を形成している。また、ケース部材33は空間3
4に連なる気体導入路35及び気体排出路37を有す
る。気体導入路35を通して導入される気体は、空気や
窒素などである。36はカソード電極31に導通する端
子である。
【0018】上述のような具体例において、めっき槽
1、供給路12、回収路13、アノード電極装置2のア
ノード電極21を除く部分及びカソード電極装置3のカ
ソード電極31を除く部分の接液部はテフロンで構成さ
れている。アノード電極21及びカソード電極31の接
液面は、テフロンコーテイングすることが望ましい。配
管27も外周面にテフロンコーティングしたものを用い
るのが望ましい。
【0019】被めっき物4は、各種電子部品用基板、I
C用ウエハ、薄膜磁気ヘッド用ウエハ等であり、めっき
液11と接する下面41がめっき付着面となっており、
空間34側に位置する背面42はめっきを必要としない
面となっている。背面42に押え部材32からの押し付
け力が加わり、その押し付け力により、めっき付着面と
なる下面41の外周縁がカソード電極31に接触し導通
する。従って、押え部材32の押付け力によって被めっ
き物4をカソード電極31に接触させることができ、各
種電子部品用基板、IC用ウエハ、薄膜磁気ヘッド用ウ
エハ等にめっきを施すのに好適なめっき装置が得られ
る。
【0020】ケース部材33は、カソード電極31及び
被めっき物4の後方に閉じられた空間34を形成すると
共に、空間34に連なる気体導入路35を有している。
従って、気体導入路35を通して空間34内に導入され
た気体の圧力により、空間34内へのめっき液11の漏
れを阻止できる。このため、被めっき物4の下面41と
カソード電極31との接触界面からの液漏れがなくな
り、被めっき物4の背面42側にめっきが付着すること
がない。空間34内の圧力は気体排出路36の直径また
は弁37の調整によって適正な値に調整できる。
【0021】図示の押え部材32は棒状であって、ケー
ス部材33にねじ止めなどの手段によって取りつけら
れ、先端が空間34を通して被めっき物4の背面42に
接触し、被めっき物4をカソード電極31に押付けてい
る。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、亜硫酸金
ナトリウム系めっき液を用いるめっき装置であって、め
っき液に接する大部分がテフロンで構成されているか
ら、めっき液への有機物混入を防止し、均一なめっき膜
厚及びめっき膜組成が得られるめっき装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るめっき装置の概略図である。
【符号の説明】
1 めっき槽 11 めっき液 2 アノード電極装置 21 アノード電極板 3 カソード電極装置 31 カソード電極 4 被めっき物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜硫酸金ナトリウム系めっき液を用いる
    めっき装置であって、 前記めっき液に接する大部分がテフロンで構成されてい
    るめっき装置。
JP35332792A 1992-12-11 1992-12-11 めっき装置 Expired - Fee Related JP3187579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35332792A JP3187579B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 めっき装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35332792A JP3187579B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 めっき装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06179998A true JPH06179998A (ja) 1994-06-28
JP3187579B2 JP3187579B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=18430103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35332792A Expired - Fee Related JP3187579B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 めっき装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3187579B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418816B1 (ko) * 2001-03-17 2004-02-19 정을연 전자단자의 금도금장치
KR101038793B1 (ko) * 2008-08-26 2011-06-03 주식회사 포스코 강재의 수소지연파괴 특성 평가를 위한 팔라듐(Pd) 코팅용 전해액, 이를 이용한 팔라듐(Pd) 코팅방법과 코팅용 도금조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418816B1 (ko) * 2001-03-17 2004-02-19 정을연 전자단자의 금도금장치
KR101038793B1 (ko) * 2008-08-26 2011-06-03 주식회사 포스코 강재의 수소지연파괴 특성 평가를 위한 팔라듐(Pd) 코팅용 전해액, 이를 이용한 팔라듐(Pd) 코팅방법과 코팅용 도금조

Also Published As

Publication number Publication date
JP3187579B2 (ja) 2001-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6033540A (en) Plating apparatus for plating a wafer
JPH0625899A (ja) 電解メッキ装置
JP2003501550A (ja) 膨張可能なコンプライアントブラダー組立体
JPH06179998A (ja) めっき装置
JP2002097594A (ja) 基板めっき装置及び基板めっき方法
KR101451483B1 (ko) 전해도금 장치
JP2008121062A (ja) めっき装置及びめっき方法
JP3460401B2 (ja) 電解メッキ装置および方法
JPH06158392A (ja) めっき装置
JPH06136592A (ja) めっき装置
JP3343077B2 (ja) めっき用電極
US7632382B2 (en) Plating apparatus
JPS61278144A (ja) プラズマ処理装置
JPS6092497A (ja) メツキ装置
KR100454505B1 (ko) 경사형 전극링을 갖는 전기 도금 장치
JPH05308075A (ja) 半導体ウエハのメッキ装置
JP2593638Y2 (ja) 半導体製造装置
JPH0744025Y2 (ja) リードの半田メッキ装置
JPS62136859A (ja) 半導体ウエハのメツキ装置
JPH03148133A (ja) 半導体装置のバンプ電極のメッキ方法
JPH02205695A (ja) 半導体製造装置
JPS5828829A (ja) 半導体ウエハ−のメツキ装置
US6184613B1 (en) Electrode assembly, cathode device and plating apparatus including a gap configured to eliminate a concentration of a line of electrical force at a boundary between a cathode and plate forming surface of an object
JPS634089A (ja) 部分めつき装置
JPH01242797A (ja) メッキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080511

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees