JPH06179645A - ピバル酸 p−置換フェニルエステル誘導体、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有するエラスターゼ阻害剤 - Google Patents

ピバル酸 p−置換フェニルエステル誘導体、それらの製造方法およびそれらを有効成分として含有するエラスターゼ阻害剤

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JPH06179645A
JPH06179645A JP4241380A JP24138092A JPH06179645A JP H06179645 A JPH06179645 A JP H06179645A JP 4241380 A JP4241380 A JP 4241380A JP 24138092 A JP24138092 A JP 24138092A JP H06179645 A JPH06179645 A JP H06179645A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I)のピバル酸p−置換フェニルエステ
ル誘導体及びその塩(式中、Yはスルホニル、カルボニ
ル;R3 はH、OH、アルキル、ハロゲン、アルコキ
シ、アシルオキシ;mは1〜4;R1 ,R2 はH、アル
キル、式(II)の基、Nと共に表わす置換されていても
よいN含有複素環;Xは単結合、スルホニル、置換され
ていてもよいアルキレン、式(II)中のA環は炭素環又
は複素環)。 【化1】 【効果】 エラスターゼ阻害作用を有し、哺乳動物にお
けるエラスターゼによるエラスチン分解、コラーゲン線
維の分解、プロテオグリカン分解の異常亢進に起因する
疾患の治療・予防に有用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エラスターゼ阻害作用
を有する下記一般式(I)で示されるピバル酸p−置換
フェニルエステル誘導体に関する。
【0002】
【化18】 [式中、すべての記号は後記と同じ意味を表わす。]
【0003】
【発明の背景】好中球から放出されるライソゾーム水解
酵素群は、微生物あるいは炎症等による組織の損傷に対
する生体防御反応に重要な働きをしている。ライソゾー
ム酵素群の中で、アズール顆粒に局在する中性セリンプ
ロテインナーゼに属するエラスターゼおよびカテプシン
Gは主に結合組織分解の役割をしている。特に、エラス
ターゼは肺組織等の弾性維持のため直接機能しているエ
ラスチンの架橋構造や蛋白の疎水性部位を切断して弾性
結合織を分解する[J. Cell. Biol., 40, 366 (196
9)]。さらにエラスターゼはエラスチンのみならず、コ
ラーゲン線維の架橋領域をも選択的に分解する[J. Bio
chem., 84, 559 (1978) ]他、プロテオグリカン等の組
織構造蛋白にも作用する[J. Clin. Invest.,57, 615
(1976) ]など結合組織代謝において中心的な役割を演
じている。
【0004】生体において、エラスターゼはセリン酵素
に共通の阻害因子、α1 −プロテインナーゼインヒビタ
ー(α1 −PI)によって不活性化されるが、酵素−阻
害因子系のバランスに乱れが生じたとき、組織破壊性の
症状が出現する[Schweiz. Med. Wshr.,114, 895 (198
4) ]。正常組織におけるエラスチンの代謝回転は非常
に遅い[ Endocrinology, 120,92 (1978)]が、肺気腫
[Am. Rev. Respir. Dis., 110, 254 (1974)]をはじ
め、アテロ−ム性動脈硬化[Lab. Invest., 22, 228 (1
970)]あるいはリウマチ性関節炎[in Neutral Proteas
es of Human Polymorphonuclear Leukocytes, Urban an
d Schwarzenberg, Baltimore-Munich (1978), 390 頁]
等の種々の病的条件下ではエラスチン分解の異常亢進が
みられ、エラスターゼと疾患との関連が注目されている
[感染・炎症・免疫,13, 13 (1983) ]。
【0005】
【従来の技術】以上のような背景のもとに、最近エラス
ターゼ阻害剤の研究開発がさかんに行なわれており、種
々のエラスターゼ阻害物質が提案され、特許出願されて
いる。特に最近では、例えば、米国特許 4683241号明細
書には、一般式
【0006】
【化19】 [式中、Xa はカルボニル基、メチレン基、酸素原子、
アゾ基、スルフォニル基、−CH(OH)−、
【0007】
【化20】
【0008】またはベンゼン環と一緒になって
【化21】 を表わし、
【0009】Ra およびR1aは炭素数2〜6のアルキル
基およびアシルアミノアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、アルケニル基およびカルボキシアルキル基、
炭素数3〜6のシクロアルキル基または炭素数1〜10
のアルコキシカルボニルアルキル基を表わし、R2aおよ
びR3aは、水酸基、ハロゲン原子、ピラニルオキシ基、
炭素数1〜4のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシ
アルキル基およびホルミルアルキル基または炭素数1〜
6のカルボキシルアルキル基を表わす。]で示される化
合物が開示されている。
【0010】
【発明の目的】本発明者らは、これらの従来の化合物と
は全く異なった化学構造を有するエラスタ−ゼ阻害作用
を有する化合物を見出すべく鋭意研究を重ねた結果、一
般式(I)で示される化合物が目的を達成することを見
出し、本発明を完成した。
【0011】
【従来の技術との比較】従来の技術で述べた米国特許 4
683241号明細書中には、エラスタ−ゼ阻害剤としてある
種のピバル酸のベンゾイルフェニルエステルおよびベン
ゼンスルホニルフェニルエステルが開示されているが、
本発明のスルファモイルフェニルエステルおよびカルバ
モイルフェニルエステルは、これらの化合物からは容易
に類推できない構造を有し、さらにエラスタ−ゼ阻害作
用を有することも予想されなかったことである。
【0012】
【発明の開示】すなわち、本発明は一般式(I)
【0013】
【化22】
【0014】[式中、Yはスルホニル(−SO2 −)基
または
【化23】
【0015】(i) R1 およびR2 は、同じかまたは異な
っていてもよく、(1)水素原子、(2)炭素数1〜16のア
ルキル基または(3)式
【0016】
【化24】 (式中、Xは単結合、スルホニル(−SO2 −)基、炭
素数1〜4のアルキレン基または−COOH基または
【0017】
【化25】 で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基を
表わし、
【0018】
【化26】 は炭素環または複素環を表わし、
【0019】nは1から5の整数を表わし、R4 は同じ
かまたは異なっていてもよく、 a. 水素原子または炭素数1〜8のアルキル基、 b. 炭素数1〜14のアルコキシ基、 c. 炭素数1〜6のアルキルチオ基、 d. 水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基またはトリハロメ
チル基、 e. 式 −NR4142 (式中、R41およびR42は同じかまたは異なっていても
よく、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表わ
す。)で示される基、 f. テトラゾール基、
【0020】g. スルホン酸(−SO3 H)基またはヒ
ドロキシメチル(−CH2 OH)基、 h. 式 −SO2 NR4142 (式中、R41およびR42は前記と同じ意味を表わす。)
で示される基、 i. 式 −Z41−COOR43 (式中、Z41は単結合、炭素数1〜4のアルキレン基ま
たは炭素数2〜4のアルケニレン基を表わし、R43は水
素原子、炭素数1〜4のアルキル基またはベンジル基を
表わす。)で示される基、 j. 式 −CONR4142 (式中、R41およびR42は前記と同じ意味を表わす。)
で示される基、 k. 式 −COO−Z42−COOR43 (式中、Z42は炭素数1〜4のアルキレン基を表わし、
43は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基またはベン
ジル基を表わす。)で示される基、
【0021】l. 式 −COO−Z42−CONR4142 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される基、 m. 式 −OCO−R45 (式中、R45は炭素数1〜8のアルキル基またはp−グ
アニジノフェニル基を表わす。)で示される基、 n. 式 −CO−R46 (式中、R46は炭素数1〜4のアルキル基を表わす。)
で示される基、 o. 式 −O−Z43−COOR450 (式中、Z43は炭素数1〜6のアルキレン基を表わし、
450 は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基またはp
−グアニジノフェニル基を表わす。)で示される基、 p. 式
【0022】
【化27】
【0023】(式中、
【化28】
【0024】はアミノ酸残基を表わし、R47は単結合ま
たは炭素数1〜4のアルキル基を表わし、R48は水素原
子または炭素数1〜4のアルキル基を表わし、R49は水
酸基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、1個な
いしは2個の炭素数1〜4のアルキル基で置換されたア
ミノ基、カルバモイルメトキシ基またはカルバモイルの
窒素原子に1個ないしは2個の炭素数1〜4のアルキル
基が置換されているカルバモイルメトキシ基、または式
中、
【0025】
【化29】
【0026】は3〜6個の炭素原子を含む複素環を表わ
し、R47およびR49は前記と同じ意味を表わす。)で示
される基。)を表わすか、 (ii)R1 およびR2 はそれらが結合している窒素原子と
一緒になって、−COOHで置換されている少なくとも
1個の窒素原子を含む複素環かまたは無置換の少なくと
も1個の窒素原子を含む複素環を表わし、R3 は、(1)
水素原子、(2)ヒドロキシ基、(3)炭素数1〜6のアルキ
ル基、(4)ハロゲン原子、(5)炭素数1〜4のアルコキシ
基または(6)炭素数2〜5のアシルオキシ基を表わし、
mは1から4の整数を表わす。]で示される化合物(た
だし、N−[o−(p−ピバロイルオキシベンゼン)ス
ルホニルアミノベンゾイル]グリシンは除く。)、また
はそれらの非毒性塩または酸付加塩またはそれらの製造
方法、またはそれらを有効成分として含有するエラスタ
ーゼ阻害剤に関する。
【0027】特許請求の範囲を含む本明細書において、
単に“アルキル基”、“アルキレン基”、“アルケニレ
ン基”、“アルコキシ基”および“アシルオキシ基”と
表示される場合、それらは直鎖または分枝鎖のアルキル
基、アルキレン基、アルケニレン基、アルコキシ基およ
びアシルオキシ基を意味するものとする。一般式(I)
中、Yが表わすスルホニルおよびカルボニル基はいずれ
も好ましい。一般式(I)中、R3 が表わす炭素数1〜
6のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチルおよびヘキシル基およびこれらの異性
体が挙げられ、いずれも好ましい。一般式(I)中、R
3 およびR4 が表わすハロゲン原子としては、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられ
る。
【0028】一般式(I)中、R3 が表わす炭素数1〜
4のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシおよびブチルオキシ基およびこれらの異性体が挙
げられ、いずれも好ましい。一般式(I)中、R3 が表
わす炭素数2〜5のアシルオキシ基としては、アセトキ
シ、プロピルオキシ、ブチルオキシ、ヘプチルオキシ基
およびこれらの異性体が挙げられ、いずれも好ましい。
【0029】一般式(I)中、R1 およびR2 が表わす
炭素数1〜16のアルキル基としては、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシ
ル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシルおよびヘ
キサデシル基およびこれらの異性体が挙げられ、いずれ
も好ましい。一般式(I)中、XおよびZ41が表わす炭
素数1〜4のアルキレン基としては、メチレン、エチレ
ン、トリメチレンおよびテトラメチレン基およびこれら
の異性体が挙げられ、いずれも好ましい。一般式(I)
中、
【0030】
【化30】
【0031】が表わす炭素環とは、一部または全部が飽
和していてもよい単環もしくは二環の炭素数12以下の
芳香族環をいう。これらの環としては、例えば、ベンゼ
ン、ナフタレン、インデン、アズレン環およびこれらの
一部または全部が飽和している環が挙げられる。一般式
(I)中、
【0032】
【化31】
【0033】が表わす複素環とは、一部または全部が飽
和していてもよい単環もしくは二環の炭素および異項原
子数12以下の複素環をいう。これらの環のうちヘテロ
原子が1個または2個であるものが好ましい。これらの
環としては、例えば、フラン、チオフェン、ピロ−ル、
オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチ
アゾール、イミダゾール、ピラゾール、フラザン、ピラ
ン、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、イ
ンドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオ
フェン、インドリジン、クロメン、キノリン、イソキノ
リン、キノリジン、プリン、インダゾール、キナゾリ
ン、シンノリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジ
ン環およびこれらの一部または全部が飽和している環が
挙げられる。
【0034】一般式(I)中、R4 が表わす炭素数1〜
8のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチル
基およびこれらの異性体が挙げられ、いずれも好まし
い。一般式(I)中、R4 が表わす炭素数1〜14のア
ルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプ
チルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオ
キシ、ウンデシルオキシ、ドデシルオキシ、トリデシル
オキシ、テトラデシルオキシ基およびこれらの異性体が
挙げられ、いずれも好ましく、メトキシ、ペンチルオキ
シ、デシルオキシ基およびこれらの異性体が特に好まし
い。
【0035】一般式(I)中、R4 が表わす炭素数1〜
6のアルキルチオ基としてはメチルチオ、エチルチオ、
プロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチ
オ基およびこれらの異性体が挙げられ、いずれも好まし
い。一般式(I)中、R4 としては、ハロゲン、トリハ
ロメチル、ニトロ、ヒドロキシ、テトラゾール、スルホ
ン酸およびヒドロキシメチルも好ましい。一般式(I)
中、R41、R42、R43およびR46が表わす炭素数1〜4
のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピルおよ
びブチル基およびこれらの異性体が挙げられ、いずれも
好ましい。
【0036】一般式(I)中、Z41が表わす炭素数2〜
4のアルケニレン基としては、ビニレン、プロペニレン
およびブテニレン基およびこれらの異性体が挙げられ、
いずれも好ましい。一般式(I)中、R45が表わす炭素
数1〜8のアルキル基としては、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオ
クチル基およびこれらの異性体が挙げられ、いずれも好
ましい。一般式(I)中、Z43が表わす炭素数1〜6の
アルキレン基としては、メチレン、エチレン、トリメチ
レ、テトラメチレン、ペンタメチレンおよびヘキサメチ
レン基およびこれら異性体が挙げられ、いずれも好まし
い。一般式(I)中、式
【0037】
【化32】
【0038】が表わすアミノ酸残基は、いずれのアミノ
酸の残基であってもよく、これらの残基には、カルボキ
シ基がエステルに変換されたものも含まれる。好ましく
は、中性または酸性のアミノ酸の残基が挙げられる。具
体的に例示すると、グリシン、アラニン、バリン、フェ
ニルアラニン、リジン、メチオニン酸の残基およびこれ
らのエステル(好ましくは炭素数1〜4のアルキルエス
テルおよび炭素数1〜4のアルキル基で置換されたカル
バモイルメチルエステル)が挙げられる。
【0039】一般式(I)中、R1 およびR2 がそれら
が結合している窒素原子と一緒になって表わす、−CO
OH基で置換されているか、あるいは無置換である、窒
素原子を少なくとも1個含む複素環とは、一部または全
部が飽和していてもよい単環もしくは二環の炭素および
異項原子数12以下の複素環をいう。これらの環のう
ち、ヘテロ原子が1個または2個であるものが好まし
い。
【0040】これらの環としては、例えば、フラン、チ
オフェン、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾー
ル、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラ
ゾール、フラザン、ピラン、ピリジン、ピリダジン、ピ
リミジン、ピラジン、インドール、イソインドール、ベ
ンゾフラン、ベンゾチオフェン、インドリジン、クロメ
ン、キノリン、イソキノリン、キノリジン、プリン、イ
ンダゾール、キナゾリン、シンノリン、キノキサリン、
フラタジン、プテリジン環およびこれらの一部または全
部が飽和している環が挙げられる。一般式(I)で示さ
れる化合物の酸付加塩は、非毒性かつ水溶性であること
が好ましい。適当な酸付加塩としては、例えば塩酸塩、
臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝
酸塩の如き無機酸塩、または酢酸塩、乳酸塩、酒石酸
塩、安息香酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、エ
タンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンス
ルホン酸塩、イセチオン酸塩、グルクロン酸塩、グルコ
ン酸塩の如き有機酸塩が挙げられる。
【0041】一般式(I)で示される本発明化合物は、
公知の方法で塩に変換される。塩は非毒性でかつ水溶性
であるものが好ましい。適当な塩としては、アルカリ金
属(ナトリウム、カリウム等)の塩、アルカリ土類金属
(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム
塩、薬学的に許容される有機アミン(テトラメチルアン
モニウム、トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチル
アミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェ
ネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノ
メタン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカ
ミン等)の塩等が挙げられる。
【0042】
【本発明化合物の製造方法】本発明に従えば、一般式
(I)で示される本発明化合物は、以下に示す工程のい
ずれかを用いて製造することができる。各式中、R11
よびR21は、それぞれR1 およびR2 と同じ意味を表わ
すが、少なくとも一方の基が、ベンジルオキシカルボニ
ル基を含有する基を表わし、R12およびR22は、それぞ
れR1 およびR2 と同じ意味を表わすが、少なくとも一
方の基が、カルボキシル基を含有する基を表わし、R13
は、水素原子を除くR1 またはR2 で示される基を表わ
し、R14は、炭素数1〜4のアルキル基を表わし、X
は、ハロゲン原子を表わし、R31は、アシルオキシ基を
表わす。
【0043】
【化33】
【0044】
【化34】
【0045】工程1はエステル化反応であり、第三級ア
ミンの存在下、不活性有機溶媒(例えば、塩化メチレ
ン、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキサン、ジエチルエ−テ
ル)中、室温において相当するヒパロイルハロゲン化物
と反応させることによって行なわれる。かかる脱ハロゲ
ン化水素剤としては第三級有機アミン、所望によっては
金属重炭酸塩等の無機塩基を使用することができる。第
三級有機アミンとしては脂肪族または芳香族または複素
環式アミン、例えばトリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジメチルアニリン、ピリジン等が使用される。なか
でもピリジンは反応成分の溶媒としても作用するので特
に好ましい。
【0046】工程2はアミド化反応であり、一般式(II
I) で示される化合物を、不活性有機溶媒(例えば塩化
メチレン)中あるいは非存在下、有機又は無機塩基(例
えばトリエチルアミンのような三級アミン)の存在下、
−20℃〜0℃(好ましくは氷冷下)の温度で、相当す
るアミンと反応させることにより行なわれる。工程3は
脱ベンジル化反応であり、水素ガス雰囲気下、触媒とし
て、例えばパラジウム−炭素を用いて、不活性有機溶媒
(例えば、酢酸、THF)混合液中、0℃〜40℃の温
度(好ましくは室温)で行なわれる。
【0047】工程4はN−アルキル化反応であり、適当
な不活性有機溶媒(例えばベンゼン、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルホルムアミド)中、適当な塩基(例えば水
素化ナトリウム)の存在下、ハロゲン化アルキルと室温
から還流温度で行なわれる。工程5は脱アシル化反応で
あり、例えばメタノール中、触媒(例えば、トリエチル
アミン)の存在下室温で行なわれる。前記工程で用いた
一般式(II)および(III) で示される化合物は公知の反
応の組合わせ、例えば以下の反応工程式Aに従って製造
することができる。式中、Gはメトキシ基またはアセト
キシ基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わ
す。
【0048】
【化35】
【0049】上記反応工程式中のすべての反応は、いず
れも公知の方法により行なわれる。本明細書中の各反応
において反応生成物は通常の精製手段、例えば常圧下ま
たは減圧下における蒸留、シルカゲルまたはケイ酸マグ
ネシウムを用いた高速液体クロマトグラフィ、薄層クロ
マトグラフィ、あるいはカラムクロマトグラフィまたは
洗浄、再結晶等の方法により精製することができる。精
製は各反応ごとに行なってもよいし、いくつかの反応修
了後行なってもよい。
【0050】
【出発物質】本発明の製造方法で用いた一般式(IV)、
(V)および(VII) で示される出発物質は、すべてそれ
自身公知の化合物であるか、あるいは公知の方法により
容易に製造することができる。例えば、一般式(IV)の
1 、R2 が、前記一般式(I)中のR1 、R2 の (3)
−p.の基を表わす一般式(XI)で示される化合物は、一
般式(VIII)で示される化合物から、以下の反応工程式
Bにより合成することができる。式中、pとrの和は1
〜5の整数を表わし、rは0をとらない。R24はR4
表わされる基のうちp.を除いた他の基を表わす。
【0051】
【化36】
【0052】
【効果】本発明の一般式(I)で示されるピバル酸p−
置換フェニルエステル誘導体、その非毒性塩およびその
酸付加塩はエラスターゼ阻害作用を有するので、哺乳動
物、特にヒトにおけるエラスターゼによるエラスチン分
解、コラーゲン線維の分解および/またはプロテオグリ
カン分解の異常亢進に起因する疾患の治療および/また
は予防に有用である。そのような疾患としては、肺気
腫、アテローム性動脈硬化およびリウマチ性関節炎等が
挙げられる。本発明の化合物のエラスターゼ阻害作用は
以下に述べるスクリーニング系により確認された。
【0053】エラスタ−ゼに対する阻害作用 (1)実験方法 ヒト好中球エラスタ−ゼを用いて、Bieth らの方法[Bi
ochem. Med., 75, 350(1974)]を基本としたわずかな変
法によって行なった。すなわち、好中球エラスターゼに
比較的特異性の高い合成基質[サクシニル−アラニル−
プロリル−アラニル−p−ニトロアニリド(Suc-Ala-Pr
o-Ala-pNA 、ペプチド研究所製造)]を用いた吸光度法
である。
【0054】1mM Suc-Ala-Pro-Ala-pNA(N−メチルピ
リドンで100mMに溶解し、その100分の1量を反応
混液に加えた)、 0.1Mトリス−塩酸緩衡液(pH 8.
0)、0.2M塩化ナトリウム水溶液、種々の検体液及び酵
素液からなる反応混液1mlを37℃で30分間インキュ
ベートした。反応液に50%酢酸100μlを加えて反
応を停止した後、遊離したp−ニトロアニリドを405
nmの吸光度で測定し、次式によって阻害率を求めた。 阻害率(%)=[1−(検体値−ブランク値)/(コン
トロ−ル値−ブランク値)]×100
【0055】(2)結果 結果を表Iに示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
【毒性】実験結果より、本発明化合物はエラスターゼ阻
害作用を有することが確認された。さらに、本発明化合
物の毒性は十分に低いものであり、医薬品として十分安
全に使用できることが確認された。 [適応症]従って、本発明化合物は哺乳動物、特にヒト
におけるエラスターゼによるエラスチン等の蛋白の分解
の異常亢進に起因する疾患の治療および/または予防に
有用であることが確認された。
【0061】[投与量]一般式(I)で示される本発明
化合物、およびその酸付加塩を上記の目的で用いるに
は、通常全身的あるいは局所的に、経口または非経口で
投与される。投与量は年令、体重、症状、治療効果、投
与方法、処理時間等により異なるが、通常成人ひとり当
り、1回に50mg〜500mgの範囲で1日1回から数回
経口投与されるか、あるいは成人ひとり当り、1回に1
0mg〜200mgの範囲で1日1回から数回非経口投与
(好ましくは静脈内投与)される。もちろん前記したよ
うに投与量は種々の条件で変動するので、上記投与範囲
より少ない量で十分な場合もあるし、また範囲を越えて
必要な場合もある。
【0062】本発明による経口投与のための固体組成物
としては、錠剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。このよう
な固体組成物においては、ひとつまたはそれ以上の活性
物質が、少なくともひとつの不活性な希釈剤、例えば乳
糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピルセル
ロース、微結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロ
リドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムと混合され
る。組成物は、常法に従って、不活性な希釈剤以外の添
加剤、例えばステアリン酸マグネシウムのような潤滑
剤、繊維素グリコール酸カルシウムのような崩壊剤、ラ
クトースのような安定化剤、グルタミン酸またはアスパ
ラギン酸のような溶解補助剤を含有していてもよい。錠
剤または丸剤は必要により白糖、ゼラチン、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質のフィ
ルムで被膜してもよいし、また2以上の層で被膜しても
よい。さらにゼラチンのような吸収されうる物質のカプ
セルも包含される。
【0063】経口投与のための液体組成物は、薬剤的に
許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリ
キシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性な希釈
剤、例えば精製水、エタノールを含む。この組成物は不
活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘
味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していてもよい。
経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつまた
はそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法によ
り処方されるスプレー剤が含まれる。この組成物は不活
性な希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウムのような安定剤
と等張性を与えるような緩衡剤、例えば塩化ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウムあるいはクエン酸を含有しても
よい。スプレー剤の製造方法は、例えば米国特許第2868
691 号及び同第3095355 号明細書に詳しく記載されてい
る。
【0064】本発明による非経口投与のための注射剤と
しては、無菌の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳
濁剤を包含する。水性の溶液剤、懸濁剤としては例え
ば、注射用蒸留水及び生理食塩水が含まれる。非水溶性
の溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、オリーブ油のような植物
油、エタノールのようなアルコール類、ポリソルベート
80等がある。このような組成物は、さらに防腐剤、湿
潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤(例えば、ラクトー
ス)、溶解補助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギ
ン酸)のような補助剤を含んでもよい。これらは例えば
バクテリア保留フィルターを通すろ過、殺菌剤の配合ま
たは照射によって無菌化される。これらはまた無菌の固
体組成物を製造し、使用前に無菌水または無菌の注射用
溶液に溶解して使用することもできる。非経口投与のた
めのその他の組成物としては、ひとつまたはそれ以上の
活性物質を含み、それ自体公知の方法により処方される
外用液剤、軟コウのような塗布剤、直腸内投与のための
坐薬および膣内投与のためのペッサリー等が含まれる。
【0065】
【参考例および実施例】以下、参考例および実施例によ
り本発明を詳述するが、本発明は、これらに限定される
ものではない。なお参考例および実施例中の「TL
C」、「NMR」および「IR」は、おのおの「薄層ク
ロマトグラフィ」、「核磁気共鳴スペクトル」および
「赤外吸光スペクトル」を表わす。クロマトグラフィに
よる分離の箇所に記載されているカッコ内の溶媒は、使
用した溶出溶媒または、展開溶媒を示し、割合は体積比
を表わす。特別の記載がない場合には、IRはKBr法
で測定し、NMRは重クロロホルム(CDCl3 )中で
測定している。
【0066】参考例 1 1−(N−メチル−N−フェニル)スルファモイル−4
−メトキシベンゼン
【化37】
【0067】p−メトキシベンゼンスルホニル クロラ
イド(965mg)を、メチルアニリン(500mg)のト
リエチルアミン(2ml)と塩化メチレン(10ml)混合
溶液に氷冷下で溶解し、30分間撹拌した。反応溶液
を、さらに室温で一晩撹拌した。反応終了後、エーテル
で抽出した。1N−HCl、水および飽和食塩水で順次
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮し、標題化
合物を得た。
【0068】参考例 2 p−[N−メチル−N−(p−ブロモフェニル)スルフ
ァモイル]フェノール
【化38】
【0069】参考例1で得られた化合物の塩化メチレン
(10ml)溶液に、氷冷下で三臭化硼酸( 2.2ml)を加
え、室温で2時間撹拌した。反応液を−20℃〜−30
℃に冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。水
および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
した後、シルカゲルカラムクロマトグラフィ(塩化メチ
レン:酢酸エチル=10:1)で精製し、次の物性値を
有する標題化合物(900mg)を得た。 TLC:Rf 0.20 (塩化メチレン:酢酸エチル=3
0:1)。
【0070】参考例 3 p−[N−(p−トリル)カルバモイル]フェノール
【化39】
【0071】参考例1と同様にして得られた[p−アセ
トキシ−N−(p−トリル)]ベンズアミド(300m
g)のメタノール溶液(50ml)に炭酸カリウム(50
0mg)を加え、一晩撹拌した。得られた反応溶液を減圧
濃縮し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1N−塩酸、
水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥、減圧濃縮し、以下の物性値を有する標題化合物を得
た。 TLC:Rf 0.31 (塩化メチレン:酢酸エチル=1
0:1)。
【0072】実施例 1 ピバル酸 p−[N−(p−ブロモフェニル)−N−メ
チルスルファモイル]フェニルエステル
【化40】
【0073】ピバロイルクロライド( 0.5ml)を、参考
例2または参考例3で得られた化合物のトリエチルアミ
ン( 1.5ml)−塩化メチレン(5ml)混合溶液に氷冷下
で加え、10分間放置した後、室温にて1時間撹拌し
た。反応溶液をエーテルで抽出し、水、1N−HCl、
水、飽和炭酸水素ナトリウム、水および飽和食塩水で順
次洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮し
た。酢酸エチル−ヘキサンで再結晶を行ない、次の物性
値を有する標題化合物(510mg)を得た。 TLC:Rf 0.81 (塩化メチレン:酢酸エチル=3
0:1); IR:1750,1590,1460,1400,1350cm-1。 以下、相当する出発原料を用いて、参考例1→参考例2
(または参考例3)→実施例1と同様に操作して、次表
IIおよびIII に示す目的化合物を得た。
【0074】
【表5】
【0075】
【表6】
【0076】
【表7】
【0077】
【表8】
【0078】参考例 4 p−ピバロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム
【化41】
【0079】ピバロイルクロライド( 2.4g)を、p−
ヒドロキシベンゼンスルホン酸(1.74g)の4N−Na
OH( 7.5ml)とTHF(5ml)混合溶液に溶かし、氷
冷下で10分撹拌した後、さらに室温で1時間反応させ
た。反応溶液を減圧濃縮し、結晶をろ別した。得られた
結晶を少量の氷水で2回洗浄し、乾燥し、以下の物性値
を有する標題化合物(1.26g)得た。 TLC:Rf 0.65 (酢酸エチル:酢酸:水=6:2:
1)。
【0080】参考例 5 p−ピバロイルオキシベンゼンスルホニルクロライド
【化42】
【0081】チオニルクロライド( 2.1ml)を、参考例
4で得られた化合物( 2.8g)のDMF溶液(33ml)
に加え、氷冷下で30分間、さらに室温で30分間撹拌
した。反応溶液をエーテル−ヘキサン(1:1)で抽出
し、氷水で2回洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥した
後、以下の物性値を有する標題化合物(2.49g)を得
た。 TLC:Rf 0.34 (ヘキサン:酢酸エチル=10:
1)。
【0082】実施例 2 ピバル酸 p−[N−((トランス−p−カルボキシシ
クロヘキシル)メチル)スルファモイル]フェニルエス
テル
【化43】
【0083】参考例5で得られたスルホニルクロライド
を用いて、参考例1と同じ操作を行ない、以下の物性値
を有する標題化合物(110mg)を得た。 TLC:Rf 0.32 (クロロホルム:メタノール:酢酸
=100:5:1); NMR: 7.9(2H,d), 7.25(2H,d), 4.4(1H,m), 2.8(2H,
m), 2.4 〜 1.0(9H,m), 1.35(9H,s)。 以下、参考例5で得られたスルホニルクロライドと相当
するアミンを用いて、実施例2と同様に操作して、次表
IVおよびVに示す目的化合物を得た。
【0084】
【表9】
【0085】
【表10】
【0086】
【表11】
【0087】
【表12】
【0088】
【表13】
【0089】
【表14】
【0090】
【表15】
【0091】
【表16】
【0092】
【表17】
【0093】
【表18】
【0094】
【表19】
【0095】
【表20】
【0096】
【表21】
【0097】
【表22】
【0098】
【表23】
【0099】
【表24】
【0100】
【表25】
【0101】
【表26】
【0102】
【表27】
【0103】
【表28】
【0104】
【表29】
【0105】
【表30】
【0106】
【表31】
【0107】
【表32】
【0108】
【表33】
【0109】
【表34】
【0110】
【表35】
【0111】
【表36】
【0112】
【表37】
【0113】
【表38】
【0114】
【表39】
【0115】
【表40】
【0116】
【表41】
【0117】実施例 3 ピバル酸 p−[N−(p−(p−グアニジノベンゾイ
ルオキシ)フェニル)スルファモイル]フェニルエステ
【化44】
【0118】実施例2(7) で得られた本発明化合物(5
00mg)のピリジン溶液(5ml)に、氷冷下、p−グア
ニジノベンゾイルクロライドの塩酸塩(800mg)を加
え、2時間撹拌した。反応後、エーテルを加え、上澄を
とり除いた後、飽和炭酸水素ナトリウムを加え、オイル
状の炭酸塩を得た。さらに炭酸水素ナトリウムを取り除
いた後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ(酢酸エチ
ル:酢酸:水=400:100:30)を行ない下記の
物性値を有する標題化合物(532mg)を得た。 TLC:Rf 0.80 (酢酸エチル:酢酸:水=3:1:
1); IR:ν 3600〜2300, 1750〜1700, 1680, 1500, 140
0。
【0119】実施例 4 ピバル酸 p−[N−(p−ベンジルオキシカルボニル
フェニル)スルファモイル]フェニルエステル
【化45】
【0120】相当するスルホニルクロライド体を出発物
質として参考例1→実施例1の操作を行ない、標題化合
物(210mg:実施例1(5) で得られた化合物)を得
た。以下、相当するアミンおよびピバロイルクロライド
を用いて実施例4と同様に操作して次表VIに示す本発明
化合物を得た。
【0121】
【表42】
【0122】
【表43】
【0123】実施例 5 ピバル酸 p−[N−(p−カルボキシフェニル)スル
ファモイル]フェニルエステル
【化46】
【0124】水素ガス雰囲気中、実施例4で得られたベ
ンジル体(190mg)、10%Pd−C(30mg)、酢
酸(10ml)およびTHF(4ml)を室温で3時間撹拌
した。反応溶液をろ過し、トルエン−THF混液で共沸
濃縮した後、酢酸エチル−ヘキサン混液で再結晶を行な
い、以下の物性値を有する標題化合物(143mg)を得
た。 TLC:Rf 0.56 (酢酸エチル:ヘキサン=1:
1); IR:ν 2700〜2400, 1750, 1680, 1600, 1340, 129
0, 1200, 1160, 1110cm-1。 以下、相当するベンジル体を用いて、実施例5と同様の
操作を行ない、次表VII に示す本発明化合物を得た。
【0125】
【表44】
【0126】
【表45】
【0127】
【表46】
【0128】
【表47】
【0129】
【表48】
【0130】実施例 6 ピバル酸 p−[(N−メチル−N−フェニル)スルフ
ァモイル]フェニルエステル
【化47】
【0131】実施例1(1) で得た本発明化合物(300
mg)のTHF溶液(8ml)をアルゴン雰囲気中、氷冷
下、水素化ナトリウム(37mg)に加え、2時間撹拌し
た。反応溶液にヨウ化メチル(66μl)およびヘキサ
メチルホスホルアミド(HMPA)(1ml)を加え、3
0分間撹拌した。エ−テルで抽出した後、水および飽和
食塩水で順次洗浄した。さらに、硫酸ナトリウムで乾燥
した後、減圧濃縮し、以下の物性値を有する標題化合物
(180mg)を得た。 TLC:Rf 0.61 (塩化メチレン:酢酸エチル=3
0:1); IR:ν 1750,1590,1490,1450,1340cm-1。 以下、相当するピバル酸誘導体を用いて、実施例6と同
様に操作して次表VIIIに示す本発明化合物を得た。
【0132】
【表49】
【0133】実施例 7 ピバル酸 3−ヒドロキシ−4−[(N−メチル−N−
フェニル)スルファモイル]フェニルエステル
【化48】
【0134】実施例2(112) で得た本発明化合物(83
mg)、メタノール(5ml)およびトリエチルアミン(
0.3ml)を室温で3時間撹拌した。エーテルで抽出し、
1N塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄した。硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧濃縮し、以下の物性値を有する
標題化合物(68mg)を得た。 TLC;Rf 0.34 (塩化メチレン:酢酸エチル=3
0:1); NMR(CDCl3 );δ 7.0〜 7.4(6H,m), 6.65(1H,
d), 6.1(1H,2d), 3.5(3H,s), 1.3(9H,s)。
【0135】
【製剤実施例】以下の各成分を常法により混合した後、
打錠して一錠中に50mgの活性成分を有する錠剤100
錠を得た。 ・N−[5−メチルチオ−2−(p−ピバロイルオキシベンゼン)スルホニルア ミノベンゾイル]グリシン ………5g ・繊維素グリコール酸カルシウム(崩壊剤) ……… 0.2g ・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤) ……… 0.1g ・微細晶セルロース ……… 4.7g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/44 9360−4C 31/445 AED C07C 235/46 7106−4H 235/52 7106−4H 311/29 7419−4H 311/42 7419−4H 311/48 7419−4H 323/42 7419−4H C07D 207/16 8314−4C 211/60 9165−4C 211/62 9165−4C 213/42 213/76 233/56 233/60 104 295/22 319/20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、Yはスルホニル(−SO2 −)基または 【化2】 (i) R1 およびR2 は、同じかまたは異なっていてもよ
    く、 (1) 水素原子、 (2) カルボン酸で置換されていてもよい炭素数1〜16
    のアルキル基または (3) 式 【化3】 (式中、Xは単結合、スルホニル(−SO2 −)基、炭
    素数1〜4のアルキレン基または−COOH基または 【化4】 で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基を
    表わし、 【化5】 は炭素環または複素環を表わし、nは1から5の整数を
    表わし、R4 は同じかまたは異なっていてもよく、 a. 水素原子または炭素数1〜8のアルキル基、 b. 炭素数1〜14のアルコキシ基、 c. 炭素数1〜6のアルキルチオ基、 d. 水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基またはトリハロメ
    チル基、 e. 式 −NR4142 (式中、R41およびR42は同じかまたは異なっていても
    よく、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表わ
    す。)で示される基、 f. テトラゾール基、 g. スルホン酸(−SO3 H)基またはヒドロキシメチ
    ル(−CH2 OH)基、 h. 式 −SO2 NR4142 (式中、R41およびR42は前記と同じ意味を表わす。)
    で示される基、 i. 式 −Z41−COOR43 (式中、Z41は単結合、炭素数1〜4のアルキレン基ま
    たは炭素数2〜4のアルケニレン基を表わし、R43は水
    素原子、炭素数1〜4のアルキル基またはベンジル基を
    表わす。)で示される基、 j. 式 −CONR4142 (式中、R41およびR42は前記と同じ意味を表わす。)
    で示される基、 k. 式 −COO−Z42−COOR43 (式中、Z42は炭素数1〜4のアルキレン基を表わし、
    43は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基またはベン
    ジル基を表わす。)で示される基、 l. 式 −COO−Z42−CONR4142 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される基、 m. 式 −OCO−R45 (式中、R45は炭素数1〜8のアルキル基またはp−グ
    アニジノフェニル基を表わす。)で示される基、 n. 式 −CO−R46 (式中、R46は炭素数1〜4のアルキル基を表わす。)
    で示される基、 o. 式 −O−Z43−COOR450 (式中、Z43は炭素数1〜6のアルキレン基を表わし、
    450 は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基またはp
    −グアニジノフェニル基を表わす。)で示される基、 p. 式 【化6】 (式中、 【化7】 はアミノ酸残基を表わし、R47は単結合または炭素数1
    〜4のアルキル基を表わし、R48は水素原子または炭素
    数1〜4のアルキル基を表わし、R49は水酸基、炭素数
    1〜4のアルコキシ基、アミノ基、1個ないしは2個の
    炭素数1〜4のアルキル基で置換されたアミノ基、カル
    バモイルメトキシ基またはカルバモイルの窒素原子に1
    個ないしは2個の炭素数1〜4のアルキル基が置換され
    ているカルバモイルメトキシ基、または式中、 【化8】 は3〜6個の炭素原子を含む複素環を表わし、R47およ
    びR49は前記と同じ意味を表わす。)で示される基。)
    を表わすか、(ii)R1 およびR2 はそれらが結合してい
    る窒素原子と一緒になって、−COOHで置換されてい
    る少なくとも1個の窒素原子を含む複素環かまたは無置
    換の少なくとも1個の窒素原子を含む複素環を表わし、
    3 は、 (1)水素原子、 (2)ヒドロキシ基、 (3)炭素数1〜6のアルキル基、 (4)ハロゲン原子、 (5)炭素数1〜4のアルコキシ基または (6)炭素数2〜5のアシルオキシ基を表わし、mは1か
    ら4の整数を表わす。]で示される化合物(ただし、N
    −[o−(p−ピバロイルオキシベンゼン)スルホニル
    アミノベンゾイル]グリシンは除く。)、またはそれら
    の非毒性塩または酸付加塩。
  2. 【請求項2】 Yがスルホニル基(−SO2 −)を表わ
    す請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 【化9】 が炭素環を表わす請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 【化10】 がフェニル基を表わす請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R4 のひとつがアミノ酸残基を表わす請
    求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R4 の表わすアミノ酸残基がグリシン残
    基である請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 R4 の表わすアミノ酸残基がアラニン残
    基である請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】 化合物が、N−[m−(3−メチル−4
    −ピバロイルオキシベンゼン)スルホニルアミノベンゾ
    イル]グリシン、N−[o−(3−メチル−4−ピバロ
    イルオキシベンゼン)スルホニルアミノベンゾイル]グ
    リシン、N−[5−クロロ−2−(3−メチル−4−ピ
    バロイルオキシベンゼン)スルホニルアミノベンゾイ
    ル]グリシン、N−[2−(3−メチル−4−ピバロイ
    ルオキシベンゼン)スルホニルアミノ−5−ペンチルオ
    キシベンゾイル]グリシン、N−[5−デシルオキシ−
    2−(3−メチル−4−ピバロイルオキシベンゼン)ス
    ルホニルアミノベンゾイル]グリシン、N−[2−(3
    −メチル−4−ピバロイルオキシベンゼン)スルホニル
    アミノ−5−メチルベンゾイル]グリシン、N−[2−
    (p−ピバロイルオキシベンゼン)スルホニルアミノ−
    5−クロロベンゾイル]グリシン、N−[5−メチルチ
    オ−2−(p−ピバロイルオキシベンゼン)スルホニル
    アミノベンゾイル]グリシン、N−[2−(3−メチル
    −4−ピバロイルオキシベンゼン)スルホニルアミノ−
    4−トリフルオロメチルベンゾイル]グリシン、N−
    [2−(p−ピバロイルオキシベンゼン)スルホニルア
    ミノ−4−トリフルオロメチルベンゾイル]グリシン、
    N−[5−デシルオキシ−2−(p−ピバロイルオキシ
    ベンゼン)スルホニルアミノベンゾイル]グリシン、N
    −[2−(3−メチル−4−ピバロイルオキシベンゼ
    ン)スルホニルアミノ−5−メチルチオベンゾイル]グ
    リシン、N−[2−(p−ピバロイルオキシベンゼン)
    スルホニルアミノ−5−プロピルチオベンゾイル]グリ
    シン、N−[o−(p−ピバロイルオキシベンゼン)ス
    ルホニルアミノベンゾイル]−2R−フェニルグリシ
    ン、N−[o−(3−メチル−4−ピバロイルオキシベ
    ンゼン)スルホニルアミノベンゾイル]−2R−フェニ
    ルグリシン、N−[5−メチル−2−(p−ピバロイル
    オキシベンゼンスルホニルアミノ)ベンゾイル]グリシ
    ン、N−[o−(p−ピバロイルオキシベンゼンスルホ
    ニルアミノ)ベンゾイルグリシン]メチルエステルまた
    はN−[5−ペンチルオキシ−2−(p−ピバロイルオ
    キシベンゼン)スルホニルアミノベンゾイル]グリシン
    である請求項6記載の化合物。
  9. 【請求項9】 化合物が、N−[o−(3−メチル−4
    −ピバロイルオキシベンゼンスルホニルアミノ)ベンゾ
    イル]−dl−アラニン、N−[o−(3−メチル−4
    −ピバロイルオキシベンゼンスルホニルアミノ)ベンゾ
    イル]−β−アラニン、N−[o−(3−メチル−4−
    ピバロイルオキシベンゼンスルホニルアミノ)ベンゾイ
    ル]−l−アラニン、N−[5−クロロ−2−(3−メ
    チル−4−ピバロイルオキシベンゼン)スルホニルアミ
    ノベンゾイル]−l−アラニンまたはN−[5−クロロ
    −2−(3−メチル−4−ピバロイルオキシベンゼン)
    スルホニルアミノベンゾイル]−β−アラニンである請
    求項第7項記載の化合物。
  10. 【請求項10】 一般式 【化11】 [式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。]で示される化合物をエステル化反応に付すか、
    あるいは一般式 【化12】 [式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。]で
    示される化合物をアミド化反応に付すか、あるいは一般
    式 【化13】 [式中、R11およびR21は、それぞれR1 およびR2
    同じ意味を表わすが、少なくとも一方の基が、ベンジル
    オキシカルボニル基を含有する基を表わし、その他の記
    号は前記と同じ意味を表わす。]で示される化合物を脱
    ベンジル化反応に付すか、あるいは一般式 【化14】 [式中、R13は水素原子を除くR1 またはR2 で示され
    る基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わ
    す。]で示される化合物をN−アルキル化反応に付す
    か、あるいは一般式 【化15】 [式中、R31はアシルオキシ基を表わし、その他の記号
    は前記と同じ意味を表わす。]で示される化合物を脱ア
    シル化反応に付すことを特徴とする一般式(I) 【化16】 [式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。]で
    示されるピバル酸p−置換フェニルエステル誘導体(た
    だし、N−[o−(p−ピバロイルオキシベンゼン)ス
    ルホニルアミノベンゾイル]グリシンは除く。)の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 一般式(I) 【化17】 [式中、すべての記号は請求項1の記載と同じ意味を表
    わす。]で示されるピバル酸p−置換フェニルエステル
    誘導体(ただし、N−[o−(p−ピバロイルオキシベ
    ンゼン)スルホニルアミノベンゾイル]グリシンは除
    く。)、それらの非毒性塩または酸付加塩を有効成分と
    して含有するエラスタ−ゼ阻害剤。
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