JPH06179607A - 化粧料の充填成型方法 - Google Patents

化粧料の充填成型方法

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JPH06179607A
JPH06179607A JP5427192A JP5427192A JPH06179607A JP H06179607 A JPH06179607 A JP H06179607A JP 5427192 A JP5427192 A JP 5427192A JP 5427192 A JP5427192 A JP 5427192A JP H06179607 A JPH06179607 A JP H06179607A
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JP
Japan
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filling
solvent
cosmetic
filling mold
cosmetics
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Withdrawn
Application number
JP5427192A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Sugimoto
康英 杉本
Teruo Kubo
照夫 久保
Hideyuki Masuda
秀之 増田
Masao Arai
正男 荒井
Hideki Furuya
秀樹 古屋
Toshizo Okuno
敏三 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この発明は、フィルタープレス法、サクショ
ンプレス法のいずれの方法によっても、或は両者の併用
も可能にして、溶媒の除去を効率良く行いつつ、多色の
化粧料を充填成型可能とするものである。 【構成】 所定の形状の充填型孔を上下に貫通して形成
した充填型枠に溶媒を混合してスラリー化した粉末化粧
料を充填する工程と、充填型枠に溶媒除去手段を適用し
て充填された化粧料中から溶媒を除去する工程と、充填
型孔に整合して中皿を保持した中皿保持枠上に充填型枠
を重合セットする工程と、充填型枠に打抜ヘッドを適用
して充填型孔内の粉末化粧料を打抜き、中皿内に移転さ
せる工程とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶媒を混合してスラ
リー化した粉末化粧料を型枠内に充填し、溶媒を除去し
て成型した後、化粧料容器に移し替えるようにした化粧
料の充填成型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶媒を混合してスラリー化した粉
末化粧料を中皿と称せされる小型の化粧料容器に充填成
型する方法は、湿式充填成型法と呼ばれ、ファンデーシ
ョンやアイシャドウ等の粉末化粧料の充填成型に利用さ
れて来ている。
【0003】かかる湿式充填成型法にあっては、混合さ
れた溶媒の除去が重要であり、フィルタープレス法、サ
クションプレス法等が適用されている。フィルタープレ
ス法は、充填した化粧料にプレス型を兼ねるフィルター
を適用し、加圧力で溶媒を化粧料中から浸出させフィル
ターに吸着除去する方法であり、サクションプレス法
は、吸引力を適用しつつ化粧料をプレスし、溶媒を吸引
除去する方法であり、化粧料の種類、溶媒の量、材質、
化粧料容器の形状等に対応して、適宜選択して、或は併
用して採用されている。
【0004】しかしながら、単一の容器に多色の化粧料
を充填成型する場合には、色彩毎に化粧料を区分けて充
填するための仕切板が容器に適用されるため、仕切板の
破損や充填機構を考慮すると、フィルタープレス法を採
ることは不可能であり、サクションプレス法により溶媒
を吸引除去する方法しか採用することが出来ない。この
ため、溶媒の除去効率が悪く、成型された化粧料の品質
を低下させたり、容器を汚してしまったりする問題があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、フィルタ
ープレス法、サクションプレス法のいずれの方法によっ
ても、或は両者の併用も可能にして、溶媒の除去を効率
良く行いつつ、多色の化粧料を充填成型可能とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明が採った手段は、所定の形状の充填型孔を
上下に貫通して形成した充填型枠に溶媒を混合してスラ
リー化した粉末化粧料を充填する工程と、充填型枠に溶
媒除去手段を適用して充填された化粧料中から溶媒を除
去する工程と、充填型孔に整合して中皿を保持した中皿
保持枠上に充填型枠を重合セットする工程と、充填型枠
に打抜ヘッドを適用して充填型孔内の粉末化粧料を打抜
き、中皿内に移転させる工程とからなることを特徴とす
る。
【0007】
【作 用】充填型枠の充填型孔内に粉末化粧料を充填し
た後、充填型枠に溶媒除去手段を適用して溶媒を除去
し、その後充填型孔内の粉末化粧料を打抜いて中皿に移
転させる。充填型孔の位置を容器保持枠に保持された中
皿の位置と整合させることにより、中皿の全部又は一部
に充填型孔で限定された粉末化粧料を充填することが出
来る。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、多色の粉末化粧料を
仕切を用いることなく中皿に充填成型することが出来る
ため、仕切を用いた従来の充填成型にみられた問題点を
解消することが出来、溶媒の除去効率を向上させ、中皿
の汚れを防止することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、この発明の好まし
い実施例を詳細に説明する。図1は、この発明の方法を
適用して充填成型した粉末化粧料を示し、中皿と称せら
れる小型の皿状化粧料容器(1)内に2色の粉末化粧料
(2)(3)が所定の形状に区画されて充填されている。か
かる成型品は、単に一例を示したにすぎず、2色以上の
多色であっても或は単色であっても良い。又中皿の形状
や化粧料の区画形状も図示のものに限られないことは勿
論である。
【0010】図2〜7を参照して、図1に示す第一の粉
末化粧料(2)を充填する工程を説明する。先ず、第一の
粉末化粧料(2)の区画形状と同一形状の充填型孔(4)を
複数上下に貫通して形成した充填型枠(5)を布若しくは
紙から成るフィルターシート(6)を介して例えば焼結金
属からなる多孔質の剛性フィルター板(7)上に配置し、
充填型孔(4)内に溶媒を混合してスラリー化した第1の
粉末化粧料(2)を定量充填する。
【0011】充填後、図4に示すように、充填型枠(5)
の上面に加圧ボックス(8)を、フィルター板(7)の下面
に吸引ボックス(9)をそれぞれ適用し、加圧ボックス
(8)にガスを供給して加圧し、吸引ボックス(9)に吸引
力を供給してガスを吸引し、ガスによる加圧吸引にて化
粧料中の溶媒を除去し、仮成型を行う。
【0012】仮成型後、図5に示すように第1の粉末化
粧料(2)が充填された充填型枠(5)を、中皿(10)をセッ
トした容器保持枠(11)上に、位置出しガイド(12)で位置
出ししつつ、重合する。容器保持枠(11)には充填型枠
(5)に形成された充填型孔(4)の数と位置に整合して、
複数の中皿(10)がセットされている。
【0013】充填型枠(5)を容器保持枠(11)上に重合セ
ットした後、図6、7に示すように、充填型枠(5)の上
部から打抜ヘッド(13)を適用して、充填型孔(4)内の第
一の粉末化粧料(2)を区画形状を保ったまま下方へ打ち
抜き、中皿(10)内に移転させる。これにより、第一の粉
末化粧料(2)を所定の形状に区画した状態で中皿(10)内
に充填することが出来る。
【0014】このようにして第一の粉末化粧料(2)を中
皿(10)に充填した後、図8〜10に示すように、同様の
工程を経て、第二の粉末化粧料(3)を中皿(10)の残空間
に充填する。すなわち、第二の粉末化粧料(3)の区画形
状と同一の形状の充填型孔(4')を複数有した充填型枠
(5')に第二の粉末化粧料(3)を充填し、溶媒を加圧、吸
引により除去した後、容器保持枠(11)上に重合セット
し、打抜ヘッド(13')を適用して充填型孔(4')内の第二
の粉末化粧料(3)を中皿(10)の残空間に移転させる。
【0015】このようにして、中皿(10)に第一、第二の
粉末化粧料(2)(3)を充填した後、図11に示すように
プレスヘッド(14)を適用して、プレスを行い中皿(10)内
の粉末化粧料(2)(3)を所定の硬度に成型し、製品を得
る。プレスは、粉末化粧料の乾燥前若しくは乾燥後のい
ずれであっても良い。
【図面の簡単な説明】
図1 成型品の外観斜視図 図2 充填型枠への充填工程を示す斜視図 図3 図2III−III線断面図 図4 溶媒の除去工程を示す断面図 図5 充填型枠を容器保持枠にセットする工程を示す
斜視図 図6 中皿への打抜き移転工程を示す斜視図 図7 図6VII−VII線断面図 図8 第二粉末化粧料の充填工程を示す斜視図 図9 図8IX−IX線断面図 図10 第二粉末化粧料の打抜き移転工程を示す断面図 図11 プレス工程を示す断面図
【符号の説明】
(1) 化粧料容器 (2) 粉末化粧料 (3) 粉末化粧料 (4) 充填型孔 (5) 充填型枠 (6) フィルターシート (7) フィルター板 (8) 加圧ボックス (9) 吸引ボックス (10) 中 皿 (11) 容器保持枠 (12) 位置出しガイド (13) 打抜ヘッド (14) プレスヘッド
フロントページの続き (72)発明者 荒井 正男 東京都板橋区加賀2丁目16番1号 資生堂 化工株式会社内 (72)発明者 古屋 秀樹 東京都板橋区加賀2丁目16番1号 資生堂 化工株式会社内 (72)発明者 奥野 敏三 東京都板橋区加賀2丁目16番1号 資生堂 化工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の形状の充填型孔を上下に貫通して
    形成した充填型枠に溶媒を混合してスラリー化した粉末
    化粧料を充填する工程と、 充填型枠に溶媒除去手段を適用して充填された化粧料中
    から溶媒を除去する工程と、 充填型孔に整合して中皿を保持した中皿保持枠上に充填
    型枠を重合セットする工程と、 充填型枠に打抜ヘッドを適用して充填型孔内の粉末化粧
    料を打抜き、中皿内に移転させる工程とからなることを
    特徴とする化粧料の充填成型方法。
  2. 【請求項2】 単一の中皿に区画して充填される複数の
    粉末化粧料の区画形状と同一の形状を有する充填型孔を
    備えた複数の充填型枠を用いて、複数の粉末化粧料を順
    次単一の中皿に充填するようにしたことを特徴とする請
    求項(1)記載の充填成型方法。
  3. 【請求項3】 溶媒の除去手段が、加圧と吸引とからな
    ることを特徴とする請求項(1)記載の充填成型方法。
  4. 【請求項4】 中皿への粉末化粧料の充填後、プレスし
    て所定の硬度を粉末化粧料に付与するようにしたことを
    特徴とする請求項(1)記載の充填成型方法。
JP5427192A 1992-02-04 1992-02-04 化粧料の充填成型方法 Withdrawn JPH06179607A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291074A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Kose Corp 固形粉末化粧料及び固形粉末化粧料の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007291074A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Kose Corp 固形粉末化粧料及び固形粉末化粧料の製造方法

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