JPH0617947Y2 - 化粧床材 - Google Patents

化粧床材

Info

Publication number
JPH0617947Y2
JPH0617947Y2 JP1988052682U JP5268288U JPH0617947Y2 JP H0617947 Y2 JPH0617947 Y2 JP H0617947Y2 JP 1988052682 U JP1988052682 U JP 1988052682U JP 5268288 U JP5268288 U JP 5268288U JP H0617947 Y2 JPH0617947 Y2 JP H0617947Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
substrate
nailing
decorative material
flooring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988052682U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01154246U (ja
Inventor
孝志 萩原
昌洋 山崎
Original Assignee
朝日ウッドテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 朝日ウッドテック株式会社 filed Critical 朝日ウッドテック株式会社
Priority to JP1988052682U priority Critical patent/JPH0617947Y2/ja
Publication of JPH01154246U publication Critical patent/JPH01154246U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0617947Y2 publication Critical patent/JPH0617947Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、コンクリート床に対して直貼りしたり、根
太、合板、パーティクルボード等の床下地に施工される
化粧床材に関するものである。
従来の技術 従来、化粧床材として長方形の乱尺模様化粧床材が知ら
れている。
考案が解決しようとする課題 第6図に示されているように、従来の化粧床材(B)を多
数密接状に床下地に施工した場合、化粧床材(B)どうし
の短辺側に一直線状の継目(21)が生じ、床全面に乱尺模
様が得られないといううらみがあった。
もちろん化粧床材自体に短冊形のものを用い、床面全体
に乱尺模様が得られるようにその巾方向に隣り合う床材
を長さ方向に相互にずらせて密接状に並べる施工法も考
えられるが、このような施工法は能率がきわめて悪く現
実的でない。
この考案の目的は、施工能率よく床全面に乱尺模様が得
られ、取り扱い時に化粧材の端が欠けたりすることのな
い化粧床材を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による化粧床材は、上記の目的を達成するため
に、2辺が斜めの平行四辺形の基板と、基板上に接着せ
られた複数の並列密接状短冊形化粧片よりなる化粧材と
を備えており、幅方向に隣り合う化粧片相互の両端部が
長さ方向に平面からみて階段状にずらされ、かつ基板の
一側縁部を化粧材から突出せしめて釘打部が形成せられ
るとともに、基板の他側縁部を化粧材から引込めて隣接
床材の釘打部挿入部が形成せられ、基板の一端部に化粧
材に対し端面が斜めの突出部分を設けることにより、釘
打部が形成せられるとともに、基板の他端部に化粧材に
対し端面が斜めの引込部分を設けることにより隣接床材
の釘打部挿入部が形成せられているものである。
基板としては、厚さ2〜9mmの合板が適当であるが、厚
さ3〜12mmのパーティクルボードまたは中比重繊維板
も好ましく、その他無機質板、合成樹脂板または金属板
も使用可能である。なお、基板の下面に合成樹脂発泡体
のような緩衝材を接着しておく場合もある。
化粧材を構成する化粧片は、厚さ2.5〜7.0mmの合
板上に厚さ0.2〜3.0mmの化粧単板を貼着しこれを
所要数に縦割することによって得られるが、前記合板に
代えて、中比重繊維板も使用可能である。
釘打部の巾は20〜70mmが適当である。
作用 この考案による化粧床材を多数密接状に床下地に施工す
るにあたり、化粧床材の釘打部に、床下地に達するよう
に釘を打込み、その後釘打部に接着剤を手作業で塗布し
てから隣り合う化粧床材の接合部どうしを合わせるとと
もに、一方の化粧床材の釘打部挿入部を他方の化粧床材
の釘打部に合致させる。その結果、化粧床材を構成する
複数の化粧片相互の両端部が長さ方向にずらされている
ので、床全面に乱尺模様が得られる。
また、幅方向に隣り合う化粧片相互の両端部が長さ方向
に平面からみて階段状にずらされ、かつ基板の一端部に
化粧材に対し端面が斜めの突出部分を設けることによ
り、釘打部が形成せられているので、釘打ちが容易であ
るし、釘打ち部に接着剤を塗布する場合も斜めの端面に
そって接着剤を一気に塗布することができる。
さらに、基板の他端部に化粧材に対し端面が斜めの引込
部分を設けることにより隣接床材の釘打部挿入部が形成
せられているので、化粧材が部分的に極端に基板から突
出しない。
実施例 この考案の実施例を、以下図面を参照して説明する。な
おこの明細書において、左右とは第1図の左右を、前後
とは同図の下上をいう。
第1図および第2図に示されている化粧床材は、2辺が
斜めの平行四辺形の基板(1)と、基板(1)上に接着せられ
た複数の並列密接状短冊形化粧片(2)よりなる化粧材(3)
とを備えている。幅方向に隣り合う化粧片(2)相互の両
端部が長さ方向に平面からみて階段状にずらされ、かつ
基板(1)の一側縁部を化粧材(3)から突出せしめて釘打部
(4)が形成せられるとともに、基板(1)の他側縁部を化粧
材(3)から引込めて隣接床材の釘打部挿入部(5)が形成せ
られ、基板(1)の一端部(10)に化粧材(3)に対し端面が斜
めの突出部分を設けることにより、釘打部(4)が形成せ
られるとともに、基板(1)の他端部(11)に化粧材(3)に対
し端面が斜めの引込部分を設けることにより隣接床材の
釘打部挿入部(5)が形成せられている。すなわち、基板
(1)を化粧材(3)から左方と前方に突出せしめて釘打部
(4)が形成せられるとともに、基板(1)を化粧材(3)から
左方と前方に引込めて隣接床材の釘打部挿入部(5)が形
成せられている。
化粧材(3)を構成する複数の化粧片(2)の食違い状側縁部
(6)を含む側縁部全体の下部には、接着剤たまり用切欠
部(7)が形成せられ、前記食違い状側縁部(6)を除く化粧
材(3)の周囲には隣接床材(A)の接合部形態に対応してほ
ぞよりなる接合部(8)と、小穴よりなる接合部(9)とが形
成せられている。接合部(8)(9)の形状は相欠きはぎ用等
に形成してもよい。
基板(1)の左の斜めの端面は前向き、同右の斜めの端面
は後向きに形成せられているが、これは1枚の基板用長
方形板を、その中央において巾方向の辺に対し斜めに切
断することにより2分し、両端の分割半体(1A)(1B)の直
線部(12)(13)側どうしを相対させれば、第1図に示され
ているような形状の基板(1)が得られる。なお、相対す
る2つの直線部(12)(13)どうしの間には図示のように隙
間があってもよいし、密接していてもよい。密接させる
さいは芋継ぎにしてもよい。
また、基板(1)の巾(y)は化粧材(3)の巾(x)より若干小さ
く、基板(1)の側縁の長さ(a)は化粧材(3)の側縁の長さ
(b)よりも若干小さくなされており、第1図に示されて
いるように、化粧床材(A)を多数その長さ方向および巾
方向に並べたさい、隣り合う化粧材(3)どうしの間に隙
間が生じないようになされている。これは化粧床材(A)
を多数密接状に並べたさい、長さ方向および巾方向の隣
り合う化粧床材(A)の基板(1)どうしの間に隙間(イ)
(ロ)が必ず生じるからである。
若し、上記隙間(イ)(ロ)がないと、長さ方向および
巾方向の少なくともいずれかにおいて隣り合う化粧床材
(A)間に、基板(1)と化粧材(3)との接着位置に不一致が
あった場合、相対する各基板端部どうしと、相対する各
基板側縁部どうしが突当ったさい、化粧材(3)どうしの
間に隙間が生じ、ひいては床全体に隙間部分が存在する
ことになる。
基板(1)の斜めの端面の角度(θ)は、化粧材(3)を構成
している化粧片(2)相互の両端部のずらされ状態に対応
し、適切な釘打部(4)が形成せられるように任意に決定
せられる。
第3図および第4図に化粧片(2)のつくり方を示す。ま
ず、第3図に示されているように、1枚の化粧長方形板
(14)の直交する2辺にほぞよりなる接合部(8)を、残り
の直交する辺に小穴よりなる接合部(9)をそれぞれ形成
する。つぎに化粧長方形板(14)の巾を3等分する長さ方
向の線(15)にそって横断面がその両側にまたがる溝(16)
を設ける。最後に前記線(15)にそって長方形板(14)を縦
割して第4図に示されているような3つの化粧片(2)を
得る。このさい、溝(16)が前後2つに分かれて各化粧片
(2)の接着剤たまり用切欠部(7)となるのである。
化粧床材(A)を多数密接状に床下地に施工するにあた
り、化粧床材(A)の釘打部(4)に、床下地(17)に達するよ
うに釘(18)を打込み、その後釘打部(4)に接着剤を手作
業で塗布してから隣り合う化粧床材(A)の接合部(8)(9)
どうしをはめ合わせるとともに、一方の化粧床材(A)の
釘打部挿入部(5)を他方の化粧床材(A)の釘打後の釘打部
(4)に合致させる。
第5図は、化粧材(3)を構成する複数の化粧片(2)相互の
両端部が長さ方向にずらされているため、化粧床材(A)
を多数密接状に並べたさい、床全面に乱尺模様が得られ
る状態を示す。
なお、化粧片(2)の長さが長い場合は、その両端の中間
において巾方向に所要数の筋目ないし溝を設ける場合も
ある。このようにすれば、1つの化粧片(2)でも複数の
化粧片があるようにみえる。さらに、1つの基板(1)上
に、複数の化粧材(3)を直列状に配置してもよく、この
さい化粧材(3)相互の長さを異にする方が乱尺模様とし
て好ましい。また1つの基板(1)上において複数の化粧
片(2)を長さ方向に継いだものを並列状に並べてもよ
く、この場合も縦継ぎする複数の化粧片(2)どうしの長
さをかえた方が興趣がある。
その他、化粧片(2)の上面両側縁にデザイン上、面とり
を施す場合がある。
考案の効果 この考案によれば、従来と同様比較的大きな寸法の化粧
床材を用いながら、短冊形の細巾の化粧床材を多数使用
して乱尺模様の床面を形成したような外観を、従来と変
らない施工能率でうることができる。
また、釘打ちが容易であるし、釘打ち部に接着剤を塗布
する場合も斜めの端面にそって接着剤を一気に塗布する
ことができるので、施工能率がよい。
さらに、化粧材が部分的に極端に基板から突出しないか
ら、化粧床材の運搬その他の取り扱い時に、化粧材の端
が欠けたりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による化粧床材の実施例を示す平面
図、第2図は第1図のII-II線にそう拡大断面図、第3
図は化粧長方形板の底面図、第4図は化粧長方形板を3
つに縦割して化粧片を得た状態を示す底面図、第5図は
第1図の化粧床材を多数密接状に並べた状態を示す平面
図、第6図は従来品を多数密接状に並べた状態を示す平
面図である。 (1)…基板、(2)…化粧片、(3)…化粧材、(4)…釘打部、
(5)…隣接床材の釘打部挿入部、(10)(11)…基板の端
部、(A)…化粧床材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2辺が斜めの平行四辺形の基板(1)と、基
    板(1)上に接着せられた複数の並列密接状短冊形化粧片
    (2)よりなる化粧材(3)とを備えており、幅方向に隣り合
    う化粧片(2)相互の両端部が長さ方向に平面からみて階
    段状にずらされ、かつ基板(1)の一側縁部を化粧材(3)か
    ら突出せしめて釘打部(4)が形成せられるとともに、基
    板(1)の他側縁部を化粧材(3)から引込めて隣接床材の釘
    打部挿入部(5)が形成せられ、基板(1)の一端部(10)に化
    粧材(3)に対し端面が斜めの突出部分を設けることによ
    り、釘打部(4)が形成せられるとともに、基板(1)の他端
    部(11)に化粧材(3)に対し端面が斜めの引込部分を設け
    ることにより隣接床材の釘打部挿入部(5)が形成せられ
    ている化粧床材。
JP1988052682U 1988-04-19 1988-04-19 化粧床材 Expired - Lifetime JPH0617947Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988052682U JPH0617947Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 化粧床材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988052682U JPH0617947Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 化粧床材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01154246U JPH01154246U (ja) 1989-10-24
JPH0617947Y2 true JPH0617947Y2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=31278689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988052682U Expired - Lifetime JPH0617947Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 化粧床材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617947Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122109U (ja) * 1984-07-12 1986-02-08 株式会社東芝 ケ−ブル接続用の端子装置
JPS61137961A (ja) * 1984-12-07 1986-06-25 永大産業株式会社 突板乱尺模様貼り化粧板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01154246U (ja) 1989-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2080849A (en) Floor panel
JPH0617947Y2 (ja) 化粧床材
JPH0617946Y2 (ja) 化粧床材
JPH0617945Y2 (ja) 化粧床材
JPH0544439Y2 (ja)
JPH04176955A (ja) 木質系床材
JPH0583701B2 (ja)
JPS6122903A (ja) 単位材
US3060980A (en) Sheathing panel manufacture from boards
JP3485907B2 (ja) 床材および床構造
US20060076394A1 (en) Panelling system formed from rectangular panels
JPS6223948Y2 (ja)
JPH11152885A (ja) 木質床材および木質床材の施工方法
JP6775124B2 (ja) 床材
JPH0512438Y2 (ja)
JP2001049857A (ja) 無垢調木質床材
JP6775123B2 (ja) 床材
RU2043469C1 (ru) Панель, преимущественно паркетная
JPH01158169A (ja) 化粧フローリングの施工方法
JP3045156U (ja) 床面構成材
JP2646145B2 (ja) 床材の直貼り施工方法
JP2606752Y2 (ja) 床 材
JPS5853391Y2 (ja) 薄物化粧床材
JP2588601Y2 (ja) 床 材
JPH10205104A (ja) 床構造