JPH06179326A - 車輌における動力伝達装置 - Google Patents

車輌における動力伝達装置

Info

Publication number
JPH06179326A
JPH06179326A JP35400792A JP35400792A JPH06179326A JP H06179326 A JPH06179326 A JP H06179326A JP 35400792 A JP35400792 A JP 35400792A JP 35400792 A JP35400792 A JP 35400792A JP H06179326 A JPH06179326 A JP H06179326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
output
shaft
electric motor
automatic transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35400792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3146709B2 (ja
Inventor
Minoru Toyoda
稔 豊田
Shuzo Moroto
脩三 諸戸
Mutsumi Kawamoto
睦 川本
Kozo Yamaguchi
幸蔵 山口
Shigeo Tsuzuki
繁男 都築
Yoshinori Miyaishi
善則 宮石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP35400792A priority Critical patent/JP3146709B2/ja
Publication of JPH06179326A publication Critical patent/JPH06179326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3146709B2 publication Critical patent/JP3146709B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】ロータとステータとの間隙を正確に保持しつ
つ、自動変速装置をロータ内側に配置して、軸方向の短
縮化を図る。 【構成】電気モータ10のロータ27の回転は、空間A
内に配置された自動変速装置にて変速され、出力ギヤか
ら駆動車輪に伝達される。ロータ27を連結・固定した
回転軸21は、ロータの支持精度に大きな影響を及ぼす
近接側(a<b)がケース5にベアリング35にて直接
支承され、影響の少ない遠隔側が出力軸22を介して間
接支承37されている。出力ギヤ23を固定した出力軸
22も、近接側(d<c)がケース3aに直接支承さ
れ、遠隔側が回転軸21を介して間接支承39されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気モータにて駆動す
る駆動系を有する車輌に係り、特に、ガソリンエンジン
又はディーゼルエンジン等の内燃エンジンと、バッテリ
等の電気エネルギによる電気モータとを動力源として組
合わせて用いるハイブリット車輌に用いて好適であり、
詳しくは電気モータ駆動系に自動変速装置を介在した車
輌における動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車輌は、ガソリンエンジン又は
ディーゼルエンジン等の内燃エンジンを搭載しており、
該内燃エンジンの燃焼をエネルギ源として走行してい
る。該エンジンは、高出力を得られると共に、長距離の
走行が可能であるが、燃焼に伴い、騒音が発生すると共
に、Nox ,Co2 等の排気ガスを発生する。
【0003】近時、環境問題の高まりにより、騒音を発
生せず、かつ排気ガスの発生のない電気モータを駆動源
とする車輌が注目されている。しかし、該電気自動車
は、重くて電気容量に限りのあるバッテリを搭載する必
要があり、エンジンを搭載したものに比し、その出力は
充分でなく、加速性能、高負荷走行及び高速走行等の走
行性能は低く、なによりも1回のバッテリの充電による
航続距離が短く、その使用範囲が制限されている。
【0004】そこで、内燃エンジンと電気モータとを併
用したハイブリット車輌が提案されている。該ハイブリ
ット車輌は、エンジンを一定状態で回転して発電機を駆
動し、該発電機による電気エネルギに基づく電気モータ
の回転にて車輌を駆動するシリーズ(直列)タイプと、
電気モータ及びエンジンの出力をそれぞれ駆動輪に連結
し、電気モータ及びエンジンのいずれか一方を選択的に
用いるパラレル(並列)タイプのものがある。
【0005】そして、従来、該ハイブリット車輌におけ
る動力伝達装置は、例えば特開昭59−204402号
公報に示すように、エンジン及び電気モータからの回転
を、トルクコンバータを有するオートマチックトランス
ミッション(自動変速機)を介して車輌に伝達してお
り、かつエンジンと電気モータとの間に、エンジンの出
力は電気モータに伝達することができるが、電気モータ
からエンジンへ出力を伝えないワンウェイクラッチを介
在している。
【0006】これにより、要求トルクに応じて、エンジ
ン出力のみ、モータ出力のみ又はエンジン出力及びモー
タ出力を協動して車輌を走行し、またエンジン出力によ
り又は回生ブレーキにより電気モータを発電機として駆
動して、バッテリを充電する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述ハイブリット車輌
の動力伝達装置に、トルクコンバータを有する自動変速
機を介在することは、車輌の発進・加速に関しては有効
であるが、伝達効率からみると、トルクコンバータによ
る動力損失が最も大きい。特に、この種の車輌は、電気
モータによる走行時における航続距離が大きな課題とな
っているが、エンジン走行時にあっては、上記トルクコ
ンバータの動力損失が大きな問題にならないとしても、
電気モータ走行時、バッテリのエネルギ密度が低いこと
等に起因して、上記トルクコンバータの動力損失が、航
続距離に密接に影響を及ぼす。
【0008】そこで、出願人は、自動変速機を、トルク
コンバータ等の流体伝動装置と変速ギヤユニット等から
なる自動変速装置とに分離し、エンジンの出力は流体伝
動装置及び自動変速装置を介して駆動車輪に伝達し、ま
た電気モータの出力は自動変速装置のみを介して駆動車
輪に伝達し、電気モータ走行時、該流体伝動装置による
動力損失をなくして比較的長い航続距離を確保したハイ
ブリット車輌における動力伝達装置を提案した(未公
開)。
【0009】このものにあっては、エンジンを含めた駆
動部分が電気モータの分だけ長くなってしまうと、車輌
全体の大幅な改造を必要とするため、車輌搭載上、電気
モータと自動変速装置とを軸方向に重畳するようなコン
パクトな設計が求められる。
【0010】ところで、電気モータが所定の性能を出す
ためには、ロータとステータとの間隙が均一であること
が条件となるが、このため、一般に、従来の電気モータ
は、ロータの両端をケースにて支持している。しかしな
がら、上述した動力伝達装置において、該ロータの支持
構造を採用すると、ステータの両端にはコイルエンドが
突出しているので、軸方向に電気モータと自動変速装置
とを直列的に並べる必要があり、軸方向寸法が長くなっ
てしまって車輌搭載上の問題を生じてしまう。
【0011】なお、電気モータと自動変速装置を組合せ
た電気自動車にあっても、軸方向の短縮化が望まれてい
る。
【0012】本発明は、ロータを連結・固定した回転軸
及び出力軸の支持構造を改良して、ロータとステータと
の間隙を正確に保持しつつ、自動変速装置をロータ内側
に配設し、もってコンパクト化、特に軸方向寸法の短縮
化を図った、車輌における動力伝達装置を提供すること
を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、ロータ(27)及びステータ
(26)を有する電気モータ(10)と、変速ギヤユニ
ット(25)及び該変速ギヤユニットの伝達経路を適宜
変更する係合手段(C2,F,B)を有する自動変速装
置(9,92 )と、を備え、前記電気モータ(10)の
出力を前記自動変速装置(9)を介して駆動車輪(3
3)に伝達してなる、車輌における動力伝達装置におい
て、前記電気モータのロータ(27)を連結・固定する
と共に前記自動変速装置の入力部(R又はCR)を連結
した回転軸(21)と、前記駆動車輪に連動する出力ギ
ヤ(23)を連結・固定すると共に前記自動変速装置
(9)の出力部(CR又はR)を連結した出力軸(2
2)と、を備え、前記回転軸及び出力軸を互いに遊嵌・
配置して多重軸構造となし、前記回転軸(21)の一端
をケース(5)に直接支承(35)すると共に、該回転
軸の他端を前記出力軸(22)を介してケース(3a)
に間接支承し、前記出力軸(22)の他端をケース(3
a)に直接支承(36)すると共に、該出力軸の一端を
前記回転軸(21)を介してケース(5)に間接支承
(39)し、そして、前記ロータ(27)の軸方向中央
位置(D)を、前記回転軸(21)が間接支承(37)
される位置(b)に対して直接支承(35)される位置
(a)側に近接配置(a<b)すると共に、前記出力ギ
ヤ(23)の位置(E)を、前記出力軸(22)が間接
支承(39)される位置(c)に対して直接支承(3
6)される位置(d)側に近接配置(d<c)して、該
ロータ内側(A)に前記自動変速装置(9)を配置して
なることを特徴とする。
【0014】
【作用】以上構成に基づき、電気モータ(10)のロー
タ(27)の回転は、自動変速装置(9)において適宜
変速され、出力ギヤ(23)からの駆動車輪(33a,
33b)に伝達される。その際、電気モータ(10)の
ロータ(27)を連結・固定した回転軸(21)は、一
端をケース(5)に直接支承(35)され、かつ他端を
出力軸(22)を介してケース(3a)に間接支承(3
7)される。また、出力ギヤ(23)を連結・固定した
出力軸(22)は、他端をケース(3a)に直接支承
(36)され、かつ一端をケース(5)に間接支承(3
9)される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
回転軸(21)は、ロータ(27)の支持精度に大きな
影響を及ぼす近接側がケース(5)に直接支承(35)
され、他端が間接支承(37)されて支持誤差があって
も、該他端は支持精度に対して影響の少ない遠隔側にあ
るので、ロータ(27)はステータ(26)との間に微
小隙間を維持して正確に支持され、電気モータ(10)
の所定性能を保持し得る。
【0016】また同様に、出力軸(22)は、出力ギヤ
(23)の支持精度に対して影響の大きい近接側がケー
ス(3a)に直接支承(36)され、一端が間接支承
(39)されても、該間接支承(39)側は出力ギヤ
(24)から離れてその支持精度に対して影響が小さ
く、出力ギヤ(24)による伝達を正確かつ確実にする
と共にその効率を維持し得る。
【0017】そして、回転軸(21)及び出力軸(2
2)の支持精度を維持しつつ、支持スパンを広げること
ができ、ロータ(27)の内側でかつ出力軸(22)の
外側に、広いスペース(A)を確保して、自動変速装置
(9)を該スペース内に配置することができる。
【0018】更に、電気モータ(10)の出力は、自動
変速装置(9)を介して適宜変速されて駆動車輪(3
3)に伝達されるので、電気モータ(10)は小型のも
のを用いることができ、コンパクト性を向上し得る。
【0019】以上効果が総合して、従来デッドスペース
であった電気モータ(10)の内側を活用でき、電気モ
ータを含めた動力伝達装置をコンパクト化、特に軸方向
に短縮化することができる。
【0020】これにより、内燃エンジン(1)と結合し
たハイブリット車輌に本発明を適用しても、エンジン
(1)を含めた全長を従来の車輌に搭載し得る範囲に納
めることができ、車輌全体の大幅な改造なしに搭載する
ことが可能となり、安価で信頼性の高いハイブリット車
輌を提供することができる。
【0021】更に、動力伝達装置の短縮化と共に軽量化
も図ることができ、1回の充電当りの航続距離を伸ばす
と共に、燃費の向上を図ることができる。
【0022】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0023】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施例を示すもの
であり、エンジン及び電気モータの伝達下流側にアンダ
ードライブ機構(U/D)からなる2速自動変速装置を
連結したものである。
【0025】ハイブリット車輌のボンネット部分には、
ガソリン又はディーゼル等の内燃エンジン1が横向きに
搭載されており、更に該エンジン1に連接して、コンバ
ータハウジング2が固定されており、更にトランスアク
スルケース3及びモータケース5が一体に固定されてい
る。そして、エンジン出力軸1aに整列して、トルクコ
ンバータ6、入力クラッチ7、2速自動変速装置9及び
電気モータ10が配置され、更にその下方にはディファ
レンシャル装置11が配置され、これら各装置は互いに
一体に連結された前記ケース(ハウジング)2,3,5
内に収納されている。
【0026】流体伝動装置であるトルクコンバータ6
は、コンバータハウジング2内に配置され、ポンプイン
ペラ12、タービンランナ13及びステータ15そして
ロックアップクラッチ16を有している。そして、ポン
プインペラ12はエンジン出力軸1aに連結しており、
タービンランナ13及びロックアップクラッチ16の出
力側は入力軸17に連結している。また、ステータ15
はワンウェイクラッチ19上に支持されており、該ワン
ウェイクラッチ19のインナレースはハウジング2に固
定されている。また、トルクコンバータ6と入力クラッ
チ7の間部分には油圧ポンプ20が配設されており、該
ポンプ20の駆動ギヤ部はポンプインペラ12に連結さ
れている。
【0027】そして、入力クラッチ7は油圧湿式多板ク
ラッチからなり、その入力側が前記入力軸17に連結
し、またその出力側が自動変速装置9に向けて延びてい
る中間軸(回転軸)21に連結している。また、該中間
軸21にはスリーブ状の出力軸22が回転自在に被嵌し
て2重軸を構成しており、該出力軸22の一端部には前
記入力クラッチ7に隣接してカウンタドライブギヤ23
が固定されている。
【0028】2速自動変速装置9は、変速ギヤユニット
を構成するシングルプラネタリギヤユニット25を有す
るアンダードライブ機構部(U/D)を備え、そのリン
グギヤRが中間軸(回転軸)21に連結し、そのキャリ
ヤCRが出力軸22に連結している。更に、キャリヤC
RとサンギヤSとの間には係合手段を構成するダイレク
トクラッチC2が介在しており、かつサンギヤSとケー
ス3との間には同じく係合手段を構成する低速用のブレ
ーキB及びワンウェイクラッチFが介在している。
【0029】一方、電気モータ10は、ブラシレスDC
モータ、誘導モータ、直流分巻モータ等のホローモータ
からなり、前記モータケース5内に配置されている。該
電気モータ10は偏平状のステータ26及び偏平状のロ
ータ27を有しており、ステータ26はモータケース5
の内壁に固定されかつコイル28が巻装されており、ま
たロータ27はロータリハブ34を介して前記中間軸2
1に連結・固定されていると共にプラネタリギヤユニッ
ト25のリングギヤRに連結している。従って、該電気
モータ10はそのロータ27の内側に軸方向に延びる大
きな筒状の中空部Aを有しており、該中空部A内に、前
記アクスルケース3の一部に亘って前記2速自動変速装
置9が配置されている。
【0030】また、トランスアクスルケース3の下方に
はカウンタ軸29及びディファレンシャル装置11が配
置されており、該カウンタ軸29には前記ドライブギヤ
23に噛合するカウンタドリブンギヤ30及びピニオン
31が固定されている。ディファレンシャル装置11は
該ピニオン31に噛合するリングギヤ32を有してお
り、該ギヤ32からのトルクがそれぞれ負荷トルクに応
じて左右の前車輪33a,33bに伝達される。
【0031】そして、図2に示すように、中間軸(回転
軸)21はその後端側がモータケース5にボールベアリ
ング35を介して支持されており、また該中間軸を被嵌
している出力軸22の前端側はトランスアクスルケース
3の隔壁3aにローラベアリング36を介して支持され
ている。また、電気モータ10のロータ27の後端側に
連結しているプレート38はロータリハブ34の前端側
に固定されており、かつ該ハブ34の後端側は前記中間
軸21に一体に固設されている。更に、該中間軸21の
前端側は出力軸22の内側にニードルベアリング37を
介して支持されており、また出力軸22の後端側は前記
ロータリハブ34の内側にニードルベアリング39を介
して支持されている。即ち、中間軸21はその後端がケ
ース5に直接支承されると共にその前端が出力軸22を
介して間接支承されており、また出力軸22はその前端
がケース3に直接支承されると共にその後端が中間軸2
1を介して間接支承されている。
【0032】そして、ロータ29の軸方向中心位置D
は、該ロータが支持・固定されている中間軸21におい
て、その間接支持位置(b)に対して直接支持位置
(a)に近接する位置(b>a)に設定されている。ま
た、出力軸22に連結されているカウンタドライブギヤ
23の軸方向位置Eは、該出力軸22が直接支持されて
いる位置(36)から前方に突出しており、従って該ギ
ヤ位置Eから直接支持位置(37)までの距離dは、該
ギヤ位置Eから間接支持位置(39)までの距離cに対
して大幅に短くなっている。
【0033】ついで、該第1の実施例による作用につい
て説明する。
【0034】郊外及び高速道路等において、車輌を高速
及び長距離走行するには、モード切換えスイッチ、電子
制御装置によりエンジン走行モードに設定する。この状
態では、油圧制御回路(図示せず)に基づき、入力クラ
ッチ7が接続状態にあって、入力軸17と中間軸21と
が連結している。そして、エンジン出力軸1aの回転
は、トルクコンバータ6に伝達され、油流を介して又は
ロックアップクラッチ16を介して入力軸17に伝達さ
れ、更に入力クラッチ7を介して中間軸21に伝達され
る。従って、該エンジン走行モードにあっては、エンジ
ン1の出力特性が、低回転速度では低トルクにあるにも
拘らず、トルクコンバータ6が自動的にかつ滑らかにト
ルクを増大し、発進、加速及び登坂等をスムーズにかつ
確実に行うことができる。
【0035】該中間軸21の回転は、スロットル開度及
び車速に基づき自動変速装置9にて2速に変速され、出
力軸22に伝達される。即ち、1速状態にあっては、ダ
イレクトクラッチC2が切られると共に、ワンウェイク
ラッチFが係止状態にある。この状態では、中間軸21
の回転は、リングギヤRに伝達され、更に係止状態にあ
るサンギヤSに基づき、ピニオンPを自転しつつキャリ
ヤCRが減速回転し、該減速回転(U/D)が出力軸2
2に伝達される。なお、エンジンブレーキ作動時(コー
スト時)にあっては、ブレーキBが係合し、サンギヤS
を停止する。
【0036】そして、2速状態にあっては、ダイレクト
クラッチC2を係合する。この状態にあっては、サンギ
ヤSとキャリヤCRとがクラッチC2により一体とな
り、ギヤユニット25が一体回転する。従って、中間軸
21の回転は、そのまま出力軸22に伝達される。
【0037】そして、該出力軸22の回転はカウンタド
ライブギヤ23からドリブンギヤ30に伝達され、更に
ディファレンシャルドライブピニオン32を介してディ
ファレンシャル装置11に伝達される。更に、該ディフ
ァレンシャル装置11は左右前輪33a,33bにそれ
ぞれディファレンシャル回転を伝達する。
【0038】また、該エンジン出力軸1aの回転は、コ
ンバータケースを介して油圧ポンプ20に伝達され、該
ポンプは所定油圧を発生する。また、該エンジン走行モ
ードにあっては、コイル28の回路は開放されており、
電動モータ10は中間軸21と一体のロータ27がアイ
ドリング回転している。なお、該コイルの回路をバッテ
リにつないで、ロータ27の回転に基づく起電力によ
り、バッテリを充電してもよく、ブレーキ時、回生ブレ
ーキとして作動して、バッテリを充電してもよい。
【0039】一方、市街地走行等、低速で繰返し発進・
停止する場合、モード切換えスイッチ、電子制御装置等
により電気モータ走行モードに設定する。この状態で
は、入力クラッチ7が切断され、入力軸17と中間軸2
1の連動を断つと共に、コイル28にコントローラから
所定電流を流して電気モータ10を駆動する。すると、
電気モータ10のロータ27の回転は、前述した2速自
動変速装置9を介して出力軸22に伝達され、更にカウ
ンタドライブギヤ23、ドリブンギヤ30、ピニオン3
1及びディファレンシャル装置11を介して左右の前輪
33a,33aに伝達される。
【0040】この際、エンジン1は、排気ガス及び騒音
の発生の少ない所定低速状態で一定回転しており、該出
力軸1aの回転はコンバータケース15を介して油圧ポ
ンプ20に伝達されて、所定油圧を発生している。な
お、該エンジン出力軸1aの回転は、入力クラッチ7が
切断されており、中間軸21に伝わることはない。
【0041】そして、該電気モータ走行モードにあって
は、発進時、加速時及び登坂時等、大きな負荷トルクが
作用する場合、前記自動変速装置9は1速状態にあっ
て、電気モータ10からのトルクを増大して前車輪33
a,33bに伝え、また通常走行等の高い回転数を要求
される場合、自動変速装置9は2速状態となって高速回
転を伝え、従って電気モータ10のサイズを大きくしな
くとも、所定要求トルクに対応することができる。
【0042】また、該電気モータ走行モードにあって
は、動力伝達にトルクコンバータ6を介さないので、該
トルクコンバータ6による動力損失は発生せず、高い伝
達効率にて車輪にトルクを伝えることができ、エネルギ
密度の低いバッテリを用いるものでありながら、比較的
長い航続距離を確保することができる。また、電気モー
タ走行モードにあっては、トルクコンバータ6を介さな
いが、電気モータ10自体が、回転数0から高速までス
ムーズに立上り、かつ低回転速時に高いトルクを有する
特性を備えているので、滑らかな発進及び加速が可能で
ある。
【0043】なお、上述実施例は、エンジン1にて油圧
ポンプ20を駆動する関係上、電気モータ走行モードに
あっても、エンジン1をアイドリング回転しているが、
油圧ポンプ駆動専用の小型モータを備える等により、電
気モータ走行時、エンジン1を停止するようにしてもよ
い。
【0044】そして、一般に、軸の支持誤差は、支持物
と支持点の距離に反比例する。即ち、支持物(例えばロ
ータ27の中心位置P及びカウンタドライブギヤ23の
位置Eからの距離の近い(a,d)ところは支持精度が
必要であるが、距離が遠ければ(b,c)それ程厳格に
利いてこない。具体的には、ロータ27の中心位置Dの
振れには、中間軸21に関して、直接支持部(35)の
振れのb/(a+b)倍と、間接支持部(37)の振れ
のa/(a+b)倍とが影響する。同様に、ドライブギ
ヤ23の中心Eの振れには、出力軸22に関して、直接
支持部(36)の振れのc/(c−d)倍と、間接支持
部(39)の振れのd/(c−d)倍とが影響する。
【0045】従って、ロータ27の支持精度を確保する
には、近い側の支持部の精度を確保することが重要とな
り、該近い側(a)の軸支持を、ベアリング35にてケ
ース5に直接支持することによりその精度を確保し、ま
た支持精度にあまり影響を及ぼさない遠い側(b)の軸
支持は、高い支持精度がでない間接支持でも足りる。こ
れにより、ロータ27は高精度で支持されて、ロータ2
7とステータ26との間隙を正確に維持して、所定モー
タ性能を確実に出力すると共に、前端側が間接支持とな
り、かつカウンタドライブギヤ23が隔壁3aから突出
して支持されることが相俟って、ロータ27の内側に大
きなスペースAを確保することができ、自動変速装置9
を該空間A内に亘って配置することが可能となる。
【0046】同様に、カウンタドライブギヤ23の支持
精度を確保するには、近い側(d)の軸支持を、ベアリ
ング36にてケース3aに直接支持することによりその
精度を確保し、支持精度にあまり影響を及ぼさない遠い
側(c)の軸支持は、中間軸21を介してのベアリング
34による間接支持としている。これにより、ドライブ
ギヤ23は高精度に支持され、ギヤ23による伝動効率
を高く維持すると共に、出力軸22の外側に大きなスペ
ースAを確保することができ、前記ロータの支持と相俟
って、自動変速装置9を該スペースA内に亘って配置す
ることが可能となる。
【0047】ついで、図3に沿って、本発明の第2の実
施例について説明する。なお、以下に示す実施例におい
て、前述した第1の実施例と同じ部分は同一符号を付し
て説明を省略する。
【0048】本実施例は、自動変速装置がオーバドライ
ブ機構(O/D)からなることを除いて第1の実施例と
同様であるので、該自動変速装置のみ説明する。自動変
速装置92 は、シングルプラネタリギヤユニット25を
有しており、そのキャリヤCRが中間軸21及び電気モ
ータ10のロータ27に連結しており、リングギヤRが
出力軸22に連結している。そして、サンギヤSがブレ
ーキBに連結していると共に、該サンギヤSとキャリヤ
CRとがダイレクトクラッチC2又はワンウェイクラッ
チFを介して連結している。
【0049】従って、1速状態にあっては、ブレーキB
が解放されており、エンジン1からの中間軸21の回転
又は電気モータ10のロータ27の回転は、ワンウェイ
クラッチFにより係合状態にあるキャリヤCR及びサン
ギヤSに基づき、キャリヤCRから一体状態にあるサン
ギヤS及びリングギヤRに伝達される。これにより、一
体回転がリングギヤRから出力軸22に伝達される。な
お、エンジンブレーキ等のコースト時には、ダイレクト
クラッチC2が係合して、キャリヤCRとサンギヤSと
の一体状態を確保する。
【0050】また、2速状態にあっては、ブレーキBを
係止する。すると、中間軸21又はロータ27からのキ
ャリヤCRの回転は、停止状態にあるサンギヤSに基づ
き、ピニオンPを自転しつつリングギヤRを増速回転
し、該増速回転(O/D)が出力軸22に伝達される。
【0051】なお、本実施例においても、中間軸21に
おけるロータ27の中心位置に近い側は、ベアリング3
5にてケース5に直接支持されると共に、その遠い側は
出力軸22を介して間接支持されており、また出力軸2
2におけるカウンタドライブギヤ23に近い側は、ベア
リング36にてケース3aに直接支持されると共に、そ
の遠い側は中間軸21を介して間接支持されている。
【0052】ついで、図4に沿って、本発明の第3の実
施例について説明する。本実施例は、エンジン1からの
回転は、トルクコンバータ6及び入力クラッチ7を介し
て直接カウンタドライブギヤ23に出力され、また電気
モータ10からの回転は、自動変速装置9を介してドラ
イブギヤ23に出力する。
【0053】入力クラッチ7の出力側は直接出力軸22
に連結しており、該出力軸22にはカウンタドライブギ
ヤ23が固定されていると共に、自動変速装置9の出力
部となるキャリヤCRが連結されている。一方、中間軸
21はその前端がフリーとなっており、かつその後端部
分には電気モータ10のロータ27が連結・固定されて
いると共に、自動変速装置9の入力部となるリングギヤ
Rが連結されている。
【0054】そして、本実施例においても、中間軸21
におけるロータ27の中心位置に近い側は、ベアリング
35にてケース5に直接支持されると共に、その遠い側
は出力軸22を介して間接支持されており、また出力軸
22におけるカウンタドライブギヤ23に近い側は、ベ
アリング36にてケース3aに直接支持されると共に、
その遠い側は中間軸21を介して間接支持されている。
【0055】従って、エンジン走行モードにあっては、
エンジン出力軸1aの回転は、トルクコンバータ6及び
入力軸17を介して入力クラッチ7に伝達され、更に該
入力クラッチ7の接続に基づき直接出力軸22に伝達さ
れる。そして、該出力軸22の回転は、カウンタドライ
ブギヤ23、ドリブンギヤ30、ピニオン31及びリン
グギヤ32を介してディファレンシャル装置11に伝達
され、更に左右前車輪33a,33bに伝達される。
【0056】一方、電気モータ走行モードにあっては、
入力クラッチ7が切断状態にあり、電気モータ10のロ
ータ27の回転は、自動変速装置9にて2速に変速さ
れ、出力軸22そしてカウンタドライブギヤ23に伝達
される。即ち、1速状態にあっては、ワンウェイクラッ
チF及び/又はブレーキBによりサンギヤSが固定状態
にあり、ロータ27からのリングギヤRの回転は、キャ
リヤCRに減速回転(U/D)として取り出され、出力
軸22に伝達される。また、2速状態にあっては、ダイ
レクトクラッチC2が係合状態にあり、プラネタリギヤ
ユニット25が一体状態にあって、リングギヤRの回転
がそのまま出力軸22に出力される。
【0057】なおこの際、中間軸21は、ロータ27の
支持精度に対して影響の大きい近接側がベアリング35
にてケース5に直接支持され、かつ影響の少い遠隔側が
出力軸22を介して間接支持され、また出力軸22は、
カウンタドライブギヤ23の支持精度に対して影響の大
きい近接側がベアリング36にてケース3aに直接支持
され、かつ影響の少ない遠隔側が中間軸21を介して直
接支持されているので、ロータ27とステータ26との
間隙を微小に維持して電気モータ10の性能を確保する
と共に、ロータ26の内側でかつ出力軸22の外側に、
自動変速装置9を配置し得る大きなスペースAが確保さ
れる。
【0058】ついで、図5に沿って、本発明の第4の実
施例について説明する。本実施例は、先に説明した第3
の実施例(図4参照)と同様に、エンジンから出力を自
動変速装置を介することなく直接出力し、かつ自動変速
装置として第2の実施例(図3参照)と同様なオーバド
ライブ機構(O/D)を用いている。
【0059】入力クラッチ7の出力側に直接連結してい
る出力軸22にはカウンタドライブギヤ23が固定され
ていると共に、自動変速装置92 の出力部となるリング
ギヤRが連結している。また、中間軸21は、その前端
側が何等連結していないフリーエンドとなっており、そ
の後端側にロータ27が連結・固定されている。
【0060】なお、本実施例においても、中間軸21に
おけるロータ27の中心位置に近い側は、ベアリング3
5にてケース5に直接支持されると共に、その遠い側は
出力軸22を介して間接支持されており、また出力軸2
2におけるカウンタドライブギヤ23に近い側は、ベア
リング36にてケース3aに直接支持されると共に、そ
の遠い側は中間軸21を介して間接支持されている。
【0061】従って、エンジン走行モードにあっては、
エンジン1の回転は、トルクコンバータ6、入力クラッ
チ7及び出力軸22を介して直接カウンタドライブギヤ
23に伝達される。また、電気モータ走行モードにあっ
ては、ロータ27の回転は、自動変速装置92 によって
2速に変速され、カウンタドライブギヤ23に伝達され
る。即ち、1速状態にあっては、ワンウェイクラッチF
及び/又はダイレクトクラッチC2によりプラネタリギ
ヤユニット25が一体回転状態にあり、ロータ27から
のキャリヤCRへの回転はそのまま出力軸23に伝達さ
れる。また、2速状態にあっては、ブレーキBが係止し
てサンギヤSが停止状態にあり、ロータ27からのリン
グギヤRの回転は増速回転として出力軸22に取り出さ
れる。
【0062】ついで、図6に沿って、本発明の第5の実
施例について説明する。本実施例は、第3の実施例から
エンジン、トルクコンバータ及び入力クラッチを取り除
いて、電気モータによる駆動系のみとした電気自動車の
動力伝達装置に係る。
【0063】トランスアクスルケース3の開放部をエン
ドプレート40で閉塞し、該トランスアクスルケース3
及びモータケース5により電気自動車用の一体ケースを
構成している。そして、本実施例でも同様に、回転軸
(中間軸に相当)21には電気モータ10のロータ27
がプレート38及びロータハブ34を介して連結・固定
されていると共に、該プレート38に自動変速装置9の
入力部を構成するリングギヤRが連結されており、また
出力軸22には自動変速装置9の出力部を構成するキャ
リヤCRが連結されていると共に、その前端にカウンタ
ドライブギヤ23が連結・固定されている。
【0064】そして、本実施例においても、回転軸21
におけるロータ27の中心位置に近い側は、ベアリング
35にてケース5に直接支持されると共に、その遠い側
は出力軸22を介してケース隔壁3aに間接支持されて
おり、また出力軸22におけるカウンタドライブギヤ2
3に近い側は、ベアリング36にてケース3aに直接支
持されると共に、その遠い側は回転軸21を介して間接
支持されている。
【0065】従って、電気モータ10のロータ27の回
転は、自動変速装置9によりアンダドライブ回転(1
速)及び直結回転(2速)の2速に変速され、更に出力
軸22、カウンタドライブギヤ23、ドリブンギヤ3
0、ピニオン31及びディファレンシャル装置11を介
して左右駆動車輪(前輪又は後輪)33a,33bに伝
達される。
【0066】なおこの際、回転軸21は、ロータ27の
支持精度に対して影響の大きい近接側がベアリング35
にてケース5に直接支持され、かつ影響の少い遠隔側が
出力軸22を介して間接支持され、また出力軸22は、
カウンタドライブギヤ23の支持精度に対して影響の大
きい近接側がベアリング36にてケース3aに直接支持
され、かつ影響の少ない遠隔側が回転軸21を介して直
接支持されているので、ロータ27とステータ26との
間隙を微小に維持して電気モータ10の性能を確保する
と共に、ロータ26の内側でかつ出力軸22の外側に、
自動変速装置9を配置し得る大きなスペースAが確保さ
れる。
【0067】ついで、図7に沿って、本発明の第6の実
施例について説明する。本実施例は、上記第5の実施例
(図6参照)と同様に電気自動車に係るものであり、か
つその自動変速装置が第4の実施例(図5参照)と同様
なオーバドライブ機構(O/D)からなる。
【0068】従って、電気モータ10のロータ27の回
転は、自動変速装置92 により直結回転(1速)及びオ
ーバドライブ回転(2速)の2速に変速されて、カウン
タドライブギヤ23に伝達される。
【0069】そして、本実施例においても、回転軸21
におけるロータ27の中心位置に近い側は、ベアリング
35にてケース5に直接支持されると共に、その遠い側
は出力軸22を介してケース隔壁3aに間接支持されて
おり、また出力軸22におけるカウンタドライブギヤ2
3に近い側は、ベアリング36にてケース3aに直接支
持されると共に、その遠い側は回転軸21を介して間接
支持されている。
【0070】なお、上述実施例は、自動変速装置として
2速のものを用いたが、これは、3速、4速等の多段変
速装置でもよい。また、トルクコンバータは、流体継手
等の他の流体伝達装置でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例を示す概略図。
【図2】本発明に係る軸の支持構造を示す概略図。
【図3】本発明に係る第2の実施例を示す概略図。
【図4】本発明に係る第3の実施例を示す概略図。
【図5】本発明に係る第4の実施例を示す概略図。
【図6】本発明に係る第5の実施例を示す概略図。
【図7】本発明に係る第6の実施例を示す概略図。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 2 ケース(コンバータハウジング) 3 ケース(トランスアクスルケース) 3a ケース(隔壁) 5 ケース(モータケース) 6 流体伝動装置(トルクコンバータ) 7 入力クラッチ 9,92 自動変速装置 10 電気モータ 11 ディファレンシャル装置 17 出力側(入力軸) 21 回転軸(中間軸) 22 出力軸 23 出力ギヤ(カウンタドライブギヤ) 25 変速ギヤユニット(シングルプラネタリギヤユ
ニット) 33(a,b) 駆動車輪(前車輪) 35 直接支承用(ボール)ベアリング 36 直接支承用(ローラ)ベアリング 37,39 間接支承用(ニードル)ベアリング D ロータ中央位置 E 出力ギヤ中央位置 R リングギヤ(入力部又は出力部) CR キャリヤ(出力部又は入力部) S サンギヤ C2 係合手段(ダイレクトクラッチ) B 係合手段(ブレーキ) F 係合手段(ワンウェイクラッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 3/62 Z 9030−3J 3/72 A 9030−3J (72)発明者 山口 幸蔵 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 都築 繁男 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 宮石 善則 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ及びステータを有する電気モータ
    と、変速ギヤユニット及び該変速ギヤユニットの伝達経
    路を適宜変更する係合手段を有する自動変速装置と、を
    備え、前記電気モータの出力を前記自動変速装置を介し
    て駆動車輪に伝達してなる、車輌における動力伝達装置
    において、 前記電気モータのロータを連結・固定すると共に前記自
    動変速装置の入力部を連結した回転軸と、 前記駆動車輪に連動する出力ギヤを連結・固定すると共
    に前記自動変速装置の出力部を連結した出力軸と、を備
    え、 前記回転軸及び出力軸を互いに遊嵌・配置して多重軸構
    造となし、 前記回転軸の一端をケースに直接支承すると共に、該回
    転軸の他端を前記出力軸を介してケースに間接支承し、 前記出力軸の他端をケースに直接支承すると共に、該出
    力軸の一端を前記回転軸を介してケースに間接支承し、 そして、前記ロータの軸方向中央位置を、前記回転軸が
    間接支承される位置に対して直接支承される位置側に近
    接配置すると共に、前記出力ギヤの位置を、前記出力軸
    が間接支承される位置に対して直接支承される位置側に
    近接配置して、該ロータ内側に前記自動変速装置を配置
    してなることを特徴とする、 車輌における動力伝達装置。
JP35400792A 1992-12-14 1992-12-14 車輌における動力伝達装置 Expired - Lifetime JP3146709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35400792A JP3146709B2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 車輌における動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35400792A JP3146709B2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 車輌における動力伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06179326A true JPH06179326A (ja) 1994-06-28
JP3146709B2 JP3146709B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=18434689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35400792A Expired - Lifetime JP3146709B2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 車輌における動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3146709B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001200920A (ja) * 2000-01-17 2001-07-27 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置
JP2001208177A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置
JP2010149749A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Toyota Motor Corp 車両の駆動装置
WO2011030670A1 (ja) * 2009-09-08 2011-03-17 Ntn株式会社 車両用モータ駆動装置および自動車
JP2011057030A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Ntn Corp 車両用モータ駆動装置および自動車
JP2011058534A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Ntn Corp 車両用モータ駆動装置および自動車
WO2013128647A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置
JP2013233877A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置
DE102012022910A1 (de) 2012-11-23 2014-05-28 Volkswagen Aktiengesellschaft Antriebsvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP2015123843A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の駆動装置
WO2020216498A1 (de) * 2019-04-23 2020-10-29 Zf Friedrichshafen Ag Getriebeanordnung für ein kraftfahrzeug und verfahren zur montage einer getriebeanordnung

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019205758A1 (de) * 2019-04-23 2020-10-29 Zf Friedrichshafen Ag Getriebeanordnung für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zur Montage einer Getriebeanordnung

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001200920A (ja) * 2000-01-17 2001-07-27 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置
JP2001208177A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置
JP2010149749A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Toyota Motor Corp 車両の駆動装置
US9102226B2 (en) 2009-09-08 2015-08-11 Ntn Corporation Motor drive apparatus for vehicle and motor vehicle
WO2011030670A1 (ja) * 2009-09-08 2011-03-17 Ntn株式会社 車両用モータ駆動装置および自動車
JP2011057030A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Ntn Corp 車両用モータ駆動装置および自動車
JP2011058534A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Ntn Corp 車両用モータ駆動装置および自動車
WO2013128647A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置
JPWO2013128647A1 (ja) * 2012-03-02 2015-07-30 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置
JP2013233877A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置
DE102012022910A1 (de) 2012-11-23 2014-05-28 Volkswagen Aktiengesellschaft Antriebsvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP2015123843A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の駆動装置
WO2020216498A1 (de) * 2019-04-23 2020-10-29 Zf Friedrichshafen Ag Getriebeanordnung für ein kraftfahrzeug und verfahren zur montage einer getriebeanordnung

Also Published As

Publication number Publication date
JP3146709B2 (ja) 2001-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3221118B2 (ja) ハイブリット車輌における動力伝達装置
JP3141262B2 (ja) ハイブリッド型車両
JP2967103B2 (ja) ハイブリット車輌
JP2857535B2 (ja) ハイブリッド型車両
JP3289533B2 (ja) ハイブリッド型車両
JP3182987B2 (ja) ハイブリット車輌における潤滑装置
KR100389599B1 (ko) 하이브리드 구동장치
US5845731A (en) Hybrid motor vehicle
JP4355444B2 (ja) ハイブリッド電気自動車用動力伝達装置
JP3364359B2 (ja) ハイブリッド型車両
US7951033B2 (en) Power unit
WO2001025043A1 (fr) Vehicule hybride utilisant un dispositif de commande
US7980349B2 (en) Drive system for vehicle
WO2005051698A1 (ja) 車両の駆動機構
JPH11217025A (ja) ハイブリッド車
JP3175423B2 (ja) ハイブリッド車両における駆動機構
JPH10217779A (ja) ハイブリッド駆動装置
JP3146709B2 (ja) 車輌における動力伝達装置
JPH0767208A (ja) ハイブリッド車両における駆動機構
JP3933125B2 (ja) 車両の動力出力装置
JPH0550865A (ja) 車両用電動装置
JPH04297330A (ja) シリーズ、パラレル複合ハイブリッドカーシステム
JP3605674B2 (ja) ハイブリット車輌の発電駆動装置
JP3373082B2 (ja) ハイブリット車輌
JP3216352B2 (ja) 駆動装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term