JPH06178686A - ポリペプチド生産法 - Google Patents
ポリペプチド生産法Info
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- JPH06178686A JPH06178686A JP5217066A JP21706693A JPH06178686A JP H06178686 A JPH06178686 A JP H06178686A JP 5217066 A JP5217066 A JP 5217066A JP 21706693 A JP21706693 A JP 21706693A JP H06178686 A JPH06178686 A JP H06178686A
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Abstract
グを共通のプライマーを利用したPCR法で行うことに
より、形質転換生物の産生する複数のポリペプチドのア
ッセイ又は精製を単独の結合試薬で行えるようにする 【構成】 形質転換生物の培養によって少なくとも1種
類のポリペプチドを生産するに当り、オリゴヌクレオチ
ドプライマー対を用いるポリメラーゼ連鎖反応(PC
R)で核酸の配列の必要な部分をクローニングすること
によって上記プライマー対によって定まる末端部分を有
するクローン配列を得、次いで上記ポリメラーゼ連鎖反
応で得られた上記クローン配列又はそのコピーで生物を
形質転換し、さらに上記形質転換生物を培養して上記ク
ローン配列にコードされたポリペプチドを発現させ、し
かる後に、上記プライマーの一方にコードされた少なく
とも3個の連続するアミノ酸残基からなるアミノ酸配列
に対して特異的な親和性を示す結合試薬を用いて上記ポ
リペプチドをアッセイ又は精製する。この方法は、抗体
や抗体フラグメント等の生産に特に適している。
Description
ポリペプチドの生産に関する。これは次第にその商業的
重要性を増しつつある主題である。より詳細には、本発
明は抗体フラグメントの生産に応用することができる
が、それだけに限定されるわけではない。
する場合、まず最初に、所望のポリペプチドをコードす
るDNA配列を得る必要がある。次いで、生物(多くの
場合、細菌の一種である大腸菌(Escherichi
a coli))に上記外来遺伝物質を導入し、得られ
た形質転換生物を培養して所望のポリペプチドを産生さ
せ、これを培地から回収する。
リペプチドについてアッセイしなければならないことが
多い。例えば、pH変化や温度や培地組成等の影響を評
価することが望ましい場合には、形質転換微生物の至適
培養条件を調べるための作業に当たって、ポリペプチド
のアッセイが必要とされる。また、その後の生産段階に
おいても、産生能力をチェックするためにアッセイが望
まれる。
を兼ね備えたものはある。慣用技術のうちELISA法
とウエスタンブロッティング法の二つが適当なものとし
て挙げられる。
リペプチドに対して特異的な結合親和性を示す抗体(又
は抗体フラグメントその他の結合試薬)を入手しておく
必要がある。このようにかかるアッセイ技術に関連して
用いられる抗体は「トレーサー抗体」と呼ぶことができ
る。
が行えるように、所望ポリペプチドに対して特異的結合
親和性を有する抗体(又は抗体フラグメントその他の結
合試薬)を準備しておくことがまず必要となる。
和性を有する抗体又は抗体フラグメントその他の試薬
は、アフィニティークロマトグラフィー等によるペプチ
ドの精製においても必要とされる。かかる目的に用いら
れる抗体は「捕獲抗体」と呼ぶことができる。
する場合にも、そのポリペプチドに対して特異的結合親
和性を有する抗体等の結合試薬が必要とされることが理
解されるであろう。しかし、かかる結合試薬は入手でき
ない場合がほとんどであり、所望ポリペプチドの生産に
移行するに当たっては結合試薬の調製という余分な作業
を行わなければならない。
の全部又は大部分が抗体フラグメント抗体の可変部で構
成されているような場合に特に高い。これらはその定義
通り非常に変化に富んでおり、既存の抗体を用いるわけ
にはいかない。
用することができるような追加ペプチドを所望ポリペプ
チドと融合させたものが発現されるように、融合遺伝子
で生物を形質転換することが提案されている。このよう
な「タグ(tag)」もしくは「テール(tail)」
とでも呼び得る追加ペプチドを用いて、精製及び/又は
アッセイを行うことができる。これについては、Sas
senfeld,Tibtech,8,88(199
0)で議論されている。ただし、このような「タグ」に
起因する欠点が認められている。
伝子工学における周知技術であるポリメラーゼ連鎖反応
(PCR)の副次的効果を利用して、所望ポリペプチド
に対する抗体を得ることができることを発見した。PC
Rは所望のヌクレオチド配列を優先的に複製することに
よってその配列を「増幅」するものである。ここで、D
NA複製法の概略を記した添付図面の図1〜図6を参照
しながら、PCRの特徴について述べる。
作は、まず、所望ポリペプチドをコードする遺伝子(ヌ
クレオチド配列)を含むDNA(デオキシリボ核酸)を
用いて始める。その他のヌクレオチド配列も存在する。
例えば、モノクローナル抗体のフラグメントを生産しよ
うとする場合には、ポリメラーゼ連鎖反応の出発点はそ
のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞の
ゲノムである。出発DNAは、ハイブリドーマ細胞から
回収したmRNAの逆転写によって人工的に得られるc
DNAであるのがもっと一般的である。
遺伝子の末端付近のDNA鎖部分にアニールし得る比較
的短いヌクレオチド配列からなる一対の「プライマー」
対が必要とされる。一方のプライマーは所望遺伝子のセ
ンス鎖の一方の末端部分にアニールし得るものであり、
もう一方のプライマーは所望遺伝子のアンチセンス鎖の
反対側末端部分にアニールし得る。ポリメラーゼ連鎖反
応に用いられる各プライマーは、一種類のオリゴヌクレ
オチドでもよいし、何種類かの類似したオリゴヌクレオ
チドの混合物でもよい。このような類似したオリゴヌク
レオチドの混合物は縮重プライマーと呼ばれる。
一連の工程を何サイクルか繰り返すことによって行われ
る。特に簡便な態様においては、これらの段階は温度に
よって制御される。まず、出発遺伝子材料、2種類のプ
ライマー、各種ヌクレオチド単量体及びDNAポリメラ
ーゼを含む反応混合物を調製する。
遺伝子(ヌクレオチド配列)とそれに相対するもう一つ
のヌクレオチド配列を含む二本鎖DNAである。図1に
おいて、S1は所望ヌクレオチド配列(NSで示す)を
含んだセンス鎖を示しており、AS1は所望配列の相補
配列(NASで示す)を含んだアンチセンス鎖を示して
いる。第一段階では、この二本鎖DNAを、加熱(例え
ば、約95℃に1分間ほど)して一本鎖DNAに変性さ
せる。
るような温度まで冷却(例えば、30〜60℃で約1分
間)する。ただし、この段階はプライマー存在下で進行
するので、若干のプライマーが所望ヌクレオチド配列の
一方の末端付近のDNAにアニールする。これを図2に
示すが、ここでは、プライマーP1が最初のDNAのセ
ンス鎖にアニールしている。サイクルの第三段階では、
アニールしたDNAを、プライマーからの新たなDNA
合成に適した温度(例えば、好熱性DNAポリメラーゼ
を用いて、75℃)でインキュベートする。これによ
り、鎖長ははっきりと定まっていないものの、プライマ
ーP1と所望のヌクレオチド配列NASを含む新たなア
ンチセンスDNA鎖が合成される。これを図3に示す
が、ここでは新たに合成されたアンチセンス鎖をAS2
で示す。
NA合成の各段階を繰り返す。もう一つのプライマーP
2は、図4に示す通り、アンチセンス鎖AS2に、所望
遺伝子とは反対側の末端付近でアニールする。その後の
合成段階において、プライマーP2からプライマーP1
と相補的な末端までの部分に相当する新たなDNAが合
成される。この鎖を図5にS3として示す。
一連の工程を何度も繰り返す。これ以降の段階において
は、存在するDNA鎖(S3鎖など)のいずれかにプラ
イマーがアニールするが、S3鎖は所望の配列と両プラ
イマーに対応する末端部分しか含んでいない。これを図
6に示す。この結果、それ以降の繰り返しサイクルにお
いては、所望のヌクレオチド配列と両プライマーに対応
する末端部分しか含んでいないDNAの生成が、その他
のDNAの生成をはるかに上回ることになる。数多く繰
り返すと、混合物中に存在するDNAのほとんどが前者
で占められるようになる。
る。例えば、DNAを一本鎖に変性させるための試薬を
添加してもよく、これは後でアニーリングが起こるよう
に除去すればよい。プライマーを最初から加えずに、必
要なときに適宜添加してもよい。DNA合成用の試薬を
加えてもよい。RNAから直接操作を開始することも可
能である。PCR技術の本質は、次の各段階:所望とす
るヌクレオチド配列を一本鎖核酸上に露出させる段階、
所望配列の一方の末端にオリゴヌクレオチドプライマー
をアニーリングさせる段階、及び上記プライマーから伸
長する相補的核酸鎖を合成する段階からなるサイクル
を、一方の核酸鎖に対して所望配列の一方の末端付近で
アニールし得るプライマーと、相補的核酸鎖に対して所
望配列とは反対側の末端付近でアニールし得る第二のプ
ライマーとを用いることによって、所望配列と上記二つ
のプライマーで定まる末端部分を有する核酸のクローン
鎖が得られるように、繰り返して行うことにある。
遺伝物質として生物に導入する。この形質転換生物を用
いて、所望のポリペプチドを発現させる。
て生成し、二本鎖型で生物に導入される。
られており、それについての報文も多数存在する。参考
文献としては、Saiki他,Science,23
0,1350−1354(1985)、Scharf
他,Science,233,1076(1986)、
並びにSaiki他,Science,239,487
(1988)を挙げることができる。
る利点は、必要なヌクレオチド配列以外のものをほとん
ど含まないDNAが大量に得られるということである。
これにより、DNAを生物に導入したとき、形質転換生
物が他の不必要なDNAに比べ必要なDNAを含む確率
が高くなる。
ン配列をそのまま導入すると、そのポリペプチドはPC
Rプライマーにコードされた末端アミノ酸配列を有する
であろう。これらを「モチーフ」ペプチドと呼ぶが、こ
れらのモチーフペプチド自体はポリペプチドの機能に関
与することもあれば関与しない場合もある。
マーは、最初のDNAの必要な部分にアニールし得るも
のでなければならない。しかしながら、そのためには、
必ずしもこれらがDNAのすべて場所に対して完全な相
補性を有している必要はなく、二つのプライマーの間の
ヌクレオチド配列にコードされたある特定の一つのポリ
ペプチドだけに対するものでなくてもよい。
は、重鎖(H鎖)及び軽鎖(L鎖)共にそれぞれ「フレ
ームワーク領域」と呼ばれる抗体間の相同性のかなり高
い(特に同一種の間で)領域と、相補性決定部位(CD
R)とも呼ばれる3か所の超可変部とを含んでいる。ポ
リメラーゼ連鎖反応による抗体フラグメントの増幅は、
超可変部に隣接するフレームワーク領域部分に対応する
プライマー対を用いて行うことができる。
のProc.Natl.Acad.Sci.USA,8
6,3833(1989)で行われており、この報文に
は、複数の重鎖可変ドメイン及びそれぞれκ型軽鎖可変
ドメインをコードするマウスのヌクレオチド配列の末端
領域にアニールし得るオリゴヌクレオチドプライマー対
が開示されている。この報文に開示されている通り、こ
れらのプライマーは、問題とするモノクローナル抗体の
結合特異性とは無関係に、マウスモノクローナル抗体の
軽鎖及び重鎖抗体フラグメントのクローニングに用いる
ことができる。これらのプライマー並びにその他のプラ
イマーは欧州特許公開第368684号(Winter
他/Medical Research Counsi
l)にも開示されている。
メント又はその他の相同な末端領域を有するタンパク
質)に対する遺伝子のクローニングにこの技術を用いた
ときの特徴は、生成するすべてのポリペプチドがプライ
マーにコードされたものに対応する(従って、同一の)
N末端及びC末端(モチーフペプチド)を有している
点、並びにそれらの本来のアミノ酸配列には正確には対
応していないこともある点である。これらのモチーフペ
プチドは必ずしも出発遺伝子にコードされた本来のアミ
ノ酸配列と同一である必要はなく、本来のアミノ酸配列
とある程度類似したものであればよく、従って、完全に
「異質」なものでもない。
フペプチドは、核酸のクローン配列の末端部分のヌクレ
オチドプライマーのコピーにコードされたアミノ酸配列
とある限度内で異なっていることもある。
式によって起こり得る。プライマー配列には、クローン
配列を細菌プラスミド等のベクター(後段で生物を形質
転換するために用いられる)に導入したときに制限酵素
部位を用いてクローン配列の末端核酸部分を除去するこ
とができるように、制限酵素部位が組込まれている場合
がある。この場合、ベクターから得られるヌクレオチド
は、クローン配列から切り取られたヌクレオチドを部分
的又は全体的に置換している。これらのベクターから得
られるヌクレオチドは、好ましくは、置換されたクロー
ンのヌクレオチド配列と同一のアミノ酸配列(同一のア
ミノ酸でない場合には、モチーフペプチドが異質のもの
ではなく本来のアミノ酸配列と類似するものになるよう
に、非常に類似した配列)をコードするように予め準備
しておく。プライマーの末端が不完全なコドンで終わる
場合には、ベクターはかかる不完全コドンを完全コドン
で置換したものでなければならない。
部はプライマーからコピーされたヌクレオチド配列によ
って発現されるが、その他のものから(全体的又は部分
的に)得られたヌクレオチドコドンによって発現される
部分がモチーフペプチドに含まれていてもよい。ただ
し、プライマーにコードされたアミノ酸配列とはさほど
相違していないことが望ましい。また、プライマー自体
は、相補配列とのアニーリングが可能なように、存在す
るヌクレオチド配列と類似している必要がある。
て働くモチーフペプチドを与える。この試薬は次いでモ
チーフペプチドを組込んだポリペプチドの生産その他の
作業に用いられる。
生物の培養によって少なくとも1種類のポリペプチドを
生産する方法にして、オリゴヌクレオチドプライマー対
を用いるポリメラーゼ連鎖反応で核酸配列の必要な部分
をクローニングすることによって、上記プライマー対に
よって定まる末端部分を有するクローン配列を得る段
階、上記ポリメラーゼ連鎖反応で得られた上記クローン
配列又はそのコピーで生物を形質転換する段階、及び上
記形質転換生物を培養して、上記クローン配列にコード
されたポリペプチドを発現させる段階を含んでなり、上
記プライマーの一方にコードされた少なくとも3個の連
続するアミノ酸残基からなるアミノ酸配列に対して特異
的な親和性を示す結合試薬を用いて上記ポリペプチドを
アッセイ又は精製することを特徴とする方法を提供す
る。
の同一性と配列中でのその位置の双方をコードする。
の特異的親和性のための最小単位であると信じられてお
り、「認識核(recognition kerne
l)」と呼ばれる。
酸残基数が3個を超える配列に結合するように設計され
るが、この配列はプライマーにコードされたアミノ酸残
基を少なくとも3個含んでいればよい。
れた少なくとも3残基のアミノ酸配列を含んでいるとい
う要件により、プライマーにコードされた配列とは僅か
に異なるアミノ酸配列に対しても上記結合試薬が作用す
可能性が残る。このような差異は、特にプライマーが不
完全な末端コドンを含んでいるときに、1又はそれ以上
のアミノ酸を追加することであってもよい。また、1又
はそれ以上のアミノ酸が他のアミノ酸で置換されていて
もよい。
をコードする場合、結合試薬は、縮重プライマー中の個
々のオリゴヌクレオチド間で差異のみられないヌクレオ
チド配列に対応する少なくとも3個のアミノ酸残基から
なる短い領域に対して親和性を有するように設計するこ
とができる。
ーは、前述の通り、一種類のオリゴヌクレオチドでもよ
いし、何種類かの類似したオリゴヌクレオチドの混合物
であってもよい。
ード(同一性及び位置に関して)された4個、5個、6
個もしくはそれ以上のアミノ酸残基からなる配列に対し
て親和性を示す。
もっと多く)のアミノ酸残基がプライマーにコードされ
ているようなアミノ酸配列を含んだ、6個以上のアミノ
酸残基からなるアミノ酸配列に対して特異的親和性を示
すことが多いと考えられる。
(同一性及び位置に関して)されているアミノ酸残基を
少なくとも6個、或いは少なくとも8個含んでいる。こ
れらのアミノ酸は連続した配列を形成するものであって
もよいし、或いはプライマーにコードされたものとは異
なる幾つかのアミノ酸を含む配列の一部であってもよ
い。好ましくは、結合試薬が親和性を示す配列中に含ま
れるアミノ酸の大多数はプライマーによってコードされ
る。それらがすべてプライマーにコードされていてもよ
い。
マー以外に由来するヌクレオチドコドンによって発現さ
れるアミノ酸を含んでいてもよい。しかし、かかるヌク
レオチドは発現するアミノ酸配列に実質的な差異が生じ
ないようにして、その結果、少なくとも部分的にはプラ
イマーにコードされたアミノ酸配列に対して親和性を示
す結合試薬がモチーフペプチドに対しても結合するよう
にするのが望ましい。
メントである。その他、アンチセンスペプチド、抗体の
結合部位に類似した疑似化合物並びに親和性色素等も使
用することができる。
周知であり、本発明では形質転換を実施するための生物
の種類及び方法を問わない。導入する核酸配列は、ポリ
メラーゼ連鎖反応の直接の産物たるクローン自体ではな
く、当該クローンからの転写物であってもよい。導入す
る核酸配列は、前述の通り、逆センスの相補コピーであ
ってもよく、プライマー配列の一部をクローン配列の残
りが形質転換生物に組込まれる前に除去してもよい。
る二本の鎖には共に情報がコードされているが、タンパ
ク質合成には片方の鎖だけが利用される。ポリメラーゼ
連鎖反応に用いる二つのプライマーの一方は、アンチセ
ンス核酸鎖に対するプライマーでなければならない。従
って、特異的親和性の対象となるアミノ酸配列は、プラ
イマーと同一のものではなく、プライマーと相補的なセ
ンス鎖の一部から発現される配列とすることができる。
に「異質な」アミノ酸配列を用いなくて済むことであ
る。本発明は、複数の異なるポリペプチドの生産に応用
する場合(この場合、それぞれの核酸鎖のクローニング
に少なくとも一つのプライマーを共通して用いる)に特
に有用である。従って、この場合、複数の異なるポリペ
プチドのアッセイ又は精製を、すべてのクローニングに
共通して用いた上記プライマーにコードされたアミノ酸
配列に対して親和性をもつ類似抗体又は抗体フラグメン
トを用いて行うことができる。このようにして、共通プ
ライマーにコードされたアミノ酸配列に対して結合する
抗体や抗体フラグメント等の結合試薬を使用すれば、2
以上のポリペプチドに対して同一の結合試薬を用いるこ
とができることになる。各々のポリペプチドに対して、
かかる結合試薬は、形質転換生物の培養過程で産生する
他の如何なるポリペプチドよりも所望ポリペプチドとの
結合に対して十分な特異性を有すると考えられるが、た
だし、かかる結合試薬は1種類のポリペプチドだけに対
するものほど特異的ではない。
リメラーゼ連鎖反応で行うかぎり、広範な種類のポリペ
プチドの生産に応用できる。ただし、本発明は、ポリペ
プチド群が相同な末端領域を有するタンパク質ファミリ
ーに由来していて、その末端領域をコードするプライマ
ー群を遺伝子ファミリーのクローニングに用いることが
できるような場合に、特に応用し易い。かかるファミリ
ーの重要な具体例は免疫グロブリン可変ドメインであ
り、この場合、フレームワーク領域内のアミノ酸配列に
類似するアミノ酸配列をプライマーがコードするように
することもできれば、ポリペプチドの残りの部分が抗体
の超可変部を含むようにすることもできる。
プライマーがこれら可変ドメインのフレームワーク領域
のアミノ酸配列をコードしている場合には、アッセイ又
は精製に用いる結合試薬によってC末端アミノ酸配列が
認識されるようにするのが好ましいと考えられる。N末
端とは異なり、C末端は比較的露出されていてしかも重
鎖可変ドメインの結合部位から離れている。従って、C
末端はN末端よりも接近し易く、捕獲試薬が可変ドメイ
ンに結合し易くなる。
ントについて、可変ドメインのC末端への接近し易さが
その周囲の条件によって若干変動し、微量滴定プレート
(microtiter plate)上への吸着又は
温和な電解質(1M塩化ナトリウム等)の存在によって
促進されることを発見した。これらの条件は、タンパク
質を変性させずに、抗体フラグメントのコンホメーショ
ンを若干変化させる。
利点は、抗体の重鎖可変ドメイン及び軽鎖可変ドメイン
の双方でみられる。さらに、その他の多数のタンパク質
も比較的露出されたC末端部分を有しており、従って、
同じ効果を得ることが可能である。
所望する軽鎖もしくは重鎖フラグメントの片方だけでな
く、もう一方の鎖の対応フラグメントも含めた両者が発
現されるように、生物を形質転換するのが望ましい。こ
れら二つのフラグメントはアッセイ又は精製段階を実施
する前に自発的に会合するが、これらの段階は会合した
二つの鎖のいずれか一方のモチーフペプチドを用いて行
うこともできる。
ーゼ連鎖反応に用いられるオリゴヌクレオチドプライマ
ーと、そのプライマーにコードされた少なくとも3個の
連続するアミノ酸残基からなるアミノ酸配列に対して特
異的な結合親和性を有する結合試薬とを含んでなるキッ
トを提供する。
ある種のアミノ酸配列に対して特異的結合親和性を有す
る抗体、抗体フラグメントその他の結合試薬を提供す
る。
プチドに結合する際、結合は次の式で表される平衡反応
に従う。
Pはポリペプチドと試薬との複合体を表す。各成分の濃
度は次の関係を有する。
結合親和性を有する場合、Kaの値は一般に104 以上
であり、これをはるかに上回ることも多い。抗体の場
合、Ka値は一般に107 〜109 であると考えられ
る。アンチセンスペプチドの場合、この値は一般に10
5 程度である。
は15〜45個のヌクレオチドを含んでいて、5〜15
残基のアミノ酸配列をコードするようなものが一般的で
ある。
て特異的結合親和性を有する抗体は、モチーフアミノ酸
配列自体又はそれに類似するものを化学合成することを
出発点とする手順によって得ることができる。15残基
程度のアミノ酸からなるペプチド化学合成法は周知であ
る(実際にはこれより若干多いアミノ酸残基を含むペプ
チドの化学合成も可能である)。
パク質に共有結合させて複合体を得る。このような共有
結合複合体を得る方法も周知である。次に、適当な宿主
動物を上記複合体で免疫して、それに対する免疫反応を
誘起させる。適当な期間をおいた後、宿主動物から血清
を採取する。
性を有するポリクローナル抗体は、上記アミノ酸配列を
固定化したクロマトグラフィーカラムを用いるアフィニ
ティークロマトグラフィーによって抽出することができ
る。このようにして得られるポリクローナル抗体は、一
般に、本発明を実験室規模で実施するような場合、そこ
での使用に十分に適している。しかし、所望により、常
法を用いて得られるモノクローナル抗体やポリクローナ
ル抗体から得られる抗体フラグメントを使用することも
できる。このことは、作業を生産規模で行う場合には、
ポリクローナル抗体を大量に供給するのに都合がよいの
で、一般に望ましい。
しては、ポリペプチドの生産にポリメラーゼ連鎖反応を
既に用いていれば、そのポリペプチド自体を用いて、オ
リゴヌクレオチドプライマーによって少なくとも部分的
にコードされているモチーフアミノ酸配列に結合する抗
体等を含めた抗体を産生させることができる。モチーフ
ペプチドに特異的に結合するような抗体は、モチーフ配
列を固定化したアフィニティーカラムを用いて回収する
ことができる。これらの抗体は、次に、本発明に従って
同じ2つのプライマー対又はそれらのうちの少なくとも
一方を用いての別のポリペプチドの生産に用いることが
できる。
れらの実施例は上述のポリメラーゼ連鎖反応を用いてク
ローニングした可変部を有する抗体フラグメントの生産
に関する。
下の略語で示す。
・NaH2 PO4 /Na2 HPO4,pH7,0.15
M・NaCl) PBSA=PBS+アジ化ナトリウム PBST=PBS+0.15重量%Tween20 PPD=精製タンパク質誘導体(Statens Se
ruminstitut(オランダ国コペンハーゲン)
から入手) BCIP/NBT=5−ブロモ−4−クロロ−3−イン
ドイルリン酸及びp−ニロトブルーテトラゾリウムクロ
リド(アルカリ性ホスファターゼに対する基質系,Pr
omega社から市販) PNPP=p−ニトロフェニルリン酸(アルカリ性ホス
ファターゼに対する別の基質系,Sigma社から市
販) Tween20=Sigima社から市販の非イオン性
界面活性剤
84号に開示されている。これは、本明細書中に開示し
た配列表の配列番号:1に示す配列を有している。
る関連プライマーが欧州特許公開第398984号にV
H1 FORとして開示されている。これは、Orla
ndi,Winter他のProc.Natl.Aca
d.Sci.USA,86,3833(1989)にも
開示されている。
orward primer)といわれ、それ自体はア
ンチセンスである。これは、マウス重鎖可変ドメインを
コードするヌクレオチド配列のセンス鎖の3′末端にア
ニールするように設計されたものである。これはC末端
アミノ酸配列(ペプチド)を(間接的に)コードしてお
り、そのアミノ酸配列は配列表の配列番号:2にC末端
を右側にして示してある。このプライマーに相補的なセ
ンス鎖は同一のアミノ酸配列配列を直接コードしてい
る。このセンス鎖も配列番号:2に示してあり、Bst
EII認識部位が組込まれているが、その切断部位を矢印
で示す。
州特許公開第398984号並びにOrlandi他の
報文に開示されている。これは、実際には、若干のヌク
レオチドが異なっている非常に類似したプライマーの混
合物である。これは、配列表の配列番号:3に示す配列
を有する。これはセンス鎖であり、マウス重鎖可変ドメ
インをコードするヌクレオチド配列のアンチセンス鎖の
3′末端にアニールするように設計されたものである。
これは5′末端に不完全コドンを有する。このコドンを
適当に補って完全なものにすれば、そのヌクレオチド配
列は、配列番号:3に付記した2通りのN末端アミノ酸
配列のいずれかをコードするようになる。このプライマ
ーは、PstI認識部位を含んでおり、その場所を示
す。
配列を有している。
り、マウスのκ型軽鎖可変ドメインをコードするヌクレ
オチド配列のセンス鎖の3′末端にアニールするように
設計されている。
このセンス鎖には、図示した通り、XhoI認識部位が
組込まれている。
mer)であるVK1 BACKは、上述の欧州特許公
開第398984号に開示されている。
ミノ酸配列を化学合成した。その配列から分かる通り、
このアミノ酸配列は、VH1 FOR2プライマーにコ
ードされた配列番号:2の配列に2残基のリシン残基が
結合したものからなる。これらの追加リシン残基は、そ
のペプチド全体の溶解性を高め、その後のアフィニティ
ーカラム上への固定化を容易にするためのものである。
Mot1と名付けたこのペプチドをキャリアタンパク質
PPDに共有結合させ、得られた複合体をMot1−P
PDと名付けた。このMot1−PPDをウサギに接種
して免疫した。
結合親和性を有する抗体を次のアフィニティー精製法で
単離した。即ち、5mgのMot1ペプチドを、湿潤容
積3mlのCNBr活性化セファロース4B(Phar
macia社製)に製造業者の指示通りに固定化した。
得られた固定化ゲルを液体クロマトグラフィーカラムに
充填した。
l)を上記カラムにかけた後、PBSAで洗浄して未結
合物質を除去し、しかる後に、カラムに残ったMot1
ペプチドを4MのMgCl2 水溶液で溶離して、PBS
Aに対して一晩透析した。
をポリアクリルアミドゲル電気泳動で分析したところ、
上記操作で純粋な免疫グロブリンが単離されたことが確
認できた。
1ペプチドに結合するか否かを次のように試験した。
体溶液(炭酸緩衝液中、0.1μg/l)を加えて37
℃で一晩インキュベートし、上記複合体を上記プレート
に固定化した。次に、プレートを洗浄した後、プレート
のウェルを試験溶液(上記ポリクローナル抗体を含有す
る)に1時間暴露してウサギ抗体を上記固定化ペプチド
に結合させた。プレートを再度洗浄して、ヤギの抗ウサ
ギ抗体−アルカリ性ホスファターゼ複合体(Sigma
社から入手可能)の溶液に暴露した。このヤギの抗ウサ
ギ抗体は、Mot1ペプチドに結合したウサギ抗体に結
合する。最後に、上記プレートをさらに洗浄した後、プ
レートをアルカリ性ホスファターゼに対するPNPP基
質(上記酵素の作用によって着色生成物に変換される)
に暴露した。405nmにおける光学密度を30分後に
測定して、Mot1−PPD複合体に対する結合度の指
標とした。
t1−PPD複合体溶液をPPD自体の溶液に置き換え
て同様のアッセイを行った。このアッセイでは、従っ
て、PPDに対する結合度の指標を与える。
合よりもMot1−PPDに対する結合のほうが多けれ
ば、Mot1ペプチドに対する結合が存在していること
になる。
に稀釈して、これらのアッセイに使用した。その結果を
図7のグラフに示す。図7において、丸印はMot1−
PPDに対する結合試験の結果を示しており、PPD自
体に対する結合試験の結果は三角印で示してある。
チドに対して特異的に結合する抗体だけでなく、PPD
タンパク質に対する抗体をも含んでいることが分かる。
様の試験を行った。その結果を図8に示す。
ot1ペプチドに対する抗体のみを単離できることが分
かる。
inter他は、「D1.3」と呼ばれる公知のモノク
ローナル抗リゾチーム抗体由来のFvフラグメントの生
産について記載している。
体を用いて、この種の抗リゾチーム抗体Fvフラグメン
トの捕獲ELISAアッセイを行った。これらのFvフ
ラグメントは重鎖のC末端に配列番号:2で示すアミノ
酸配列を有する。
/mlリゾチームを入れて37℃で一晩インキュベート
し、プレートのウェルにリゾチームを固定化した。
ートのウェルを、PBST中に稀釈した上記Fvフラグ
メントを含む試験溶液に室温で1時間暴露して、これら
のフラグメントをリゾチームに結合させた。
フィニティー精製抗体溶液に暴露して、それらを上記F
vフラグメントの重鎖C末端のモチーフ配列に結合させ
た。
ギ抗体−アルカリ性ホスファターゼ複合体(Sigma
社)の溶液に暴露し、しかる後に、さらに洗浄し、プレ
ートをアルカリ性ホスファターゼに対するPNPP基質
に暴露した。
測定して、プレートに対する結合度の指標とした。この
結合はFvフラグメントの存在に依存しており、試験溶
液中におけるFvフラグメントの濃度の指標を与えるは
ずである。
溶液中のFvフラグメント濃度に対する光学密度のプロ
ットを図9に示す。このプロットは、図に示す通り、シ
グモイド曲線にフィットする。
t1に対する抗体が、そのうちの10アミノ酸残基から
なるモチーフペプチドの組込まれたポリペプチドに対し
て特異的結合親和性を有することを示している。
用いて、Fv抗リゾチームフラグメントを検出するため
のウエスタンブロッティングを以下の通り行った。
試料をポリアクリルゲル電気泳動にかけた。ゲルを0.
2μmのニトロセルロース膜に電気泳動的にブロッティ
ング(エレクトロブロッティング)した。このニトロセ
ルロース膜を、以下の材料と順次インキュベートした: (1)アフィニティー精製抗体溶液(PBSA+0.0
5%Tween20溶液中,2μg/ml); (2)ヤギの抗ウサギ抗体−アルカリ性ホスファターゼ
複合体の溶液(Sigma社製,PBSA+0.05%
Tween20溶液中,2000/1に稀釈);次いで (3)アルカリ性ホスファターゼに対する基質(上記ニ
トロセルロース膜にアルカリ性ホスファターゼが結合し
ていれば発色する)。
大腸菌の培養液から得た上清を試験試料として用いて実
証した。その電気泳動の一つのレーンを銀染色で染色し
たところ、大腸菌の各種タンパク質に対応する多数のバ
ンドが見出だされた。もう一つのレーンを用いて上記の
ウエスタンブロッティング法を行ったところ、VHフラ
グメントと一致する分子量の一本の着色バンドだけが観
察された(Fvフラグメントを構成するVH鎖とVL鎖
は、上記分析操作の間は、共有結合しておらず、別々の
鎖として存在する)。このように、モチーフ抗体は、そ
の他各種のタンパク質の存在下でもFvフラグメントを
選択的に検出する。
された方法と同様の方法で、ヒトホルモン(hCG)に
対して結合親和性を有するマウスモノクローナル抗体か
ら、Fv抗体フラグメントを得た。
を、前記のVH1 FOR2及びVH1 BACKから
なるプライマー対を用いるPCR反応で増幅した。得ら
れたクローン化DNA配列は上記プライマー対に対応す
る末端部分を有していた。これをプラスミドに導入した
が、その操作の間に、DNAクローン鎖の両方の末端部
分をそれぞれBstEII部位及びPstI部位において
制限酵素で除去した。このプラスミドには、BstEII
認識部位とクローン鎖の末端(発現ポリペプチドのC末
端に対応するセンス鎖の3′末端)との間が正確に置換
されたヌクレオチド配列を与えた。プラスミドによって
停止コドンが与えられている。このプラスミドには、P
stI認識部位とDNAクローン鎖のもう一方の末端と
の間が置換されたヌクレオチド配列(ただし、VH1
BACKプライマー中の若干の重複部分が除かれてお
り、このプライマーの5′末端の不完全コドンが完全な
ものに補充されている)も与えられている。
レオチド配列を、配列番号:6に示す前方プライマーと
欧州特許公開第398984号に記載されたVH1 B
ACKプライマーとを用いるPCR反応で増幅した。得
られたクローン化DNA配列はこれらのプライマーに対
応した末端部分を有していた。
に導入した。この操作の間に、XhoI認識部位から末
端部分を制限酵素で除去し、プラスミド由来のヌクレオ
チド配列で置換した。これにより、図10に示す通り、
センス鎖の3′末端のコドンが完全なものになり、停止
コドンが加わる。
のクローン化DNA配列を含む)を用いて大腸菌を形質
転換し、この大腸菌で軽鎖及び重鎖を発現させた。これ
らの鎖は自発的に会合して、重鎖C末端に配列番号:2
で示すモチーフペプチドと軽鎖C末端に配列番号:6で
示すモチーフペプチドを有するFvフラグメントを形成
した。
培養液から採取した試料を、溶菌条件に付し、実施例2
に記載したウエスタンブロッティング法で試験した。V
Hフラグメントに対応する分子量のバンドが一本だけ着
色するのが観察され、所望のFvフラグメントが存在し
ていることが分かった。
のプライマーを用いるクローニング段階を経て複数の異
なるポリペプチドを得た場合、かかる複数の異なるポリ
ペプチドのアッセイに抗モチーフ抗体を用いることがで
きることを示している。
とができ、それを用いて、実施例1に示す方法により、
それに対する抗体を得た。こうして得た抗体は、発現し
たFvフラグメントのアッセイ又は軽鎖可変ドメインの
アッセイに、実施例2及び3に示す通りの方法で、用い
ることができた。
vフラグメントのELISAアッセイに直接使用した。
これら3種類のFvフラグメントは、実施例2の抗リゾ
チーム抗体Fvフラグメント、実施例3の抗hCGFv
フラグメント、並びに実施例3と同様の操作で作成した
グルコースオキシダーゼに対して結合親和性を有する抗
体Fvフラグメントであった。
レートを、Fvの稀釈物(感作緩衝液中で調製)からな
る試験溶液と37℃で1時間インキュベートして感作し
た。プレートを、次に、アフィニティー精製ウサギ抗モ
チーフ抗体の1μg/ml溶液(PBST中で調製)と
室温で1時間インキュベートした。プレートを、次に、
ヤギ抗ウサギ抗体−アルカリ性ホスファターゼ複合体
(Sigma)の1/1000稀釈溶液と室温で1時間
インキュベートした。最後に、プレートを基質としての
PNNP(Sigma)で発色させた。前記それぞれの
インキュベートの間、プレートは十分に洗浄した。
05nmの光学密度をプレートとの結合度の指標とし
た。従って、試験溶液中のFv濃度の指標ともなる。
に示す。このアッセイ法により、3種類すべての抗体を
50ng/ml以上の濃度で検出することができた。
抗hCG抗体Fvフラグメントの生産をモニターした。
これらのフラグメントは、実施例3記載の形質転換大腸
菌によって発現された。この大腸菌を5リットル培養器
に入れた。培地の組成は以下の通りであった。
%(w/v)NaOHの自動添加装置を用いてpHを
6.8に維持した。撹拌翼速度は500rpmであり、
通気速度は0.1v/v/mであった。種菌(1%v/
v)は、25℃の振盪培養器中において、酵母エキス
(5g/l)添加M9P培地中で一晩増殖させておいた
ものである。最初の15時間の培養の間に、撹拌翼速度
及び通気速度をそれぞれ最大650rpm及び0.3v
/v/mまで徐々に上昇させた。
後)に、濾過滅菌したイソプロピル−β−D-チオガラク
トピラノシド(IPTGと略す,0.5M;1ml/
l)を添加して、抗hCG抗体Fvフラグメントの産生
を誘導した。所定の間隔をおいて分析用試料を採取し
て、3000rpmで15分間遠心した。その上清を
0.2μmミクロフィルターで濾過した。振盪圧ショッ
ク及び酵素処理を組合わせて菌体を溶解し、溶解物を
0.2μmミクロフィルターに通した。得られた上清及
び溶菌画分を、前述の実施例で記載した通り、抗モチー
フ抗体を用いる直接ELISAアッセイ法でアッセイし
た。
正した。この保存溶液は、hCG−セファロース上で均
一に精製してその濃度を決定(消光係数として、配列を
基に算出した値であるA280 =1.9を使用)しておい
たものである。
イの結果を、それぞれ図12及び図13に示す。これら
の図は、培養時間に対してタンパク質濃度をプロットし
たものである。培地上清のタンパク質は四角印で示し、
菌体溶解物中のタンパク質は丸印で示す。
Fvフラグメント産生量は25℃で培養したとき(最終
収量62mg/l)のほうが30℃で培養したとき(最
終収15mg/l)よりも格段に高いことが分かる。さ
らに、低温で培養するとFvのほとんど(90%以上)
が上清中に観察される(Fvの回収が容易になる)のに
対し、高温で培養するとFvの大部分は菌体溶解物中に
見出だされる。
ラグメントの培養液模擬原料からの回収に、モチーフペ
プチドに対する抗体を使用した例を示す。
フ抗体を調製し、アフィニティークロマトグラフィーで
単離した。このモチーフ特異性抗体の保存標品が6mg
となるまで同じ操作を繰り返した。この標品を、分子量
カットオフ8000ダルトンのメンブランフィルター
(Amicon YM8)を装着した限外濾過セル(A
micon社製)で1mg/mlに濃縮した。濃縮抗体
標品を同容積のpH8.3の緩衝液(混合物が0.1M
・NaHCO3 及び0.5M・NaClを含むように選
択した)と混合し、化学的に活性化したアガロース(C
NBrセファロース4B,Pharmacia社製)2
gに製造業者の指示通り結合させた。未反応CNBr基
は、Pharmacia社の指示通り、過剰量の0.1
M・Tris(pH8)で洗浄してブロックした。
疫吸着剤をガラス製カラム(Pharmacia社製)
に充填して、これを標準的な液体クロマトグラフィー用
セット一式(Pharmacia社製)に組込んだ。6
μg/mlの抗リゾチーム抗体Fvフラグメント及び1
mg/mlウシアルブミン(Sigma)を含有する原
料100mlを上記カラムにかけた。この原料は培養液
を模したものである。未結合タンパク質はPBS洗浄で
除去した。結合Fvを4M・MgCl2 水溶液で溶離し
てPBSに対して透析した。
位のバリンがロイシンで置換されていること以外は配列
番号:2に示すアミノ酸配列と同一のアミノ酸配列を組
込んだ。
に結合させた。このプレートを次に、実施例1のポリク
ローナル抗体の溶液に暴露した。実施例1で説明したE
LISAアッセイで、このポリクローナル抗体が上記抗
リゾチーム抗体に結合していることを確認した。
かかわらず、特異的結合親和性が存在していることを示
している。
に結合しているのではなく、適切なアミノ酸配列に結合
していることを確認した。リゾチームを微量滴定プレー
トに結合した。次に、抗リゾチームモノクローナル抗体
をリゾチームに結合させた。実施例1の抗体はこれらの
抗リゾチーム複合体には結合しなかったが、これは、抗
体の可変ドメイン全体がリゾチームでブロックされてい
るためである。
応ペプチド産物は VH 鎖の C末端モチーフ. 配列 5' TGA GGA GAC GGT GAC CGT GGT CCC TTG GCC CC 配列番号:2 配列の種類:ヌクレオチドプライマー及び対応 C末端ペ
プチド 配列の長さ:32塩基対;10アミノ酸残基 特徴:一本鎖センス DNA.VH1 FOR2 primer と相補的.
対応ペプチド産物は VH鎖の C末端モチーフ. 配列番号:3 配列の種類:ヌクレオチドプライマー及び対応ペプチド 配列の長さ:22塩基対 特徴:VH1 BACK primer ;一本鎖センス DNA.対応ペプ
チド産物は VH 鎖の N末端モチーフ. 配列番号:4 配列の種類: C末端ペプチド 配列の長さ:12アミノ酸残基 配列 Lys Lys Gly Gln Gly Thr Thr Val Thr Val Ser Ser 配列番号:5 配列の種類:ヌクレオチドプライマー 配列の長さ:22塩基対 特徴:一本鎖アンチセンス DNA.対応ペプチド産物は V
L 鎖の C末端モチーフ.配列 5' G TTT GAT CTC GAG CTT GGT CCC 配列番号:6 配列の種類:センス鎖及び対応 C末端ペプチド 配列の長さ:22塩基対;8 アミノ酸残基 特徴:一本鎖センス DNA.配列番号:5と相補的.対応
ペプチド産物は VL 鎖のC末端モチーフ.
質を示す図図S1は所望ヌクレオチド配列(NSで示
す)を含んだセンス鎖AS1は所望配列の相補配列(N
ASで示す)を含んだアンチセンス鎖
る、解離DNAセンス鎖(S1)へのプライマーP1の
アニーリング段階を示す図
る、プライマーP1からの新たなアンチセンスDNA鎖
(AS2)の合成段階を示す図
る、アンチセンス鎖AS2へのプライマーP2のアニー
リング段階を示す図
る、プライマーP2からの新たなアンチセンスDNA鎖
(S3)の合成段階を示す図
ける、プライマーのアニーリング段階を示す図
−PPD複合体及びモチーフペプチドMot1に対す
る、ELISAアッセイでの結合活性を示す図
1抗体画分の、Mot1−PPD複合体及びモチーフペ
プチドMot1に対する、ELISAアッセイでの結合
活性を示す図
1抗体画分の、抗リゾチームFvフラグメントに対す
る、ELISAアッセイでの結合活性を示す図
NAクローン配列とプラスミドDNA配列との間の融合
を示す図
t1抗体画分の、3種類のFvフラグメント(抗リゾチ
ーム抗体Fvフラグメント、抗hCGFvフラグメント
及び抗体グルコースオキシダーゼ抗体Fvフラグメン
ト)に対する、ELISAアッセイでの結合活性を示す
図
溶解物中に存在する抗hCG抗体Fvフラグメントの、
アフィニティー精製ウサギ抗Mot1抗体画分によるE
LISAアッセイを示す図
溶解物中に存在する抗hCG抗体Fvフラグメントの、
アフィニティー精製ウサギ抗Mot1抗体画分によるE
LISAアッセイを示す図
Claims (16)
- 【請求項1】 形質転換生物の培養によって少なくとも
1種類のポリペプチドを生産する方法にして、 オリゴヌクレオチドプライマー対を用いるポリメラーゼ
連鎖反応(PCR)で核酸配列の必要な部分をクローニ
ングすることによって、上記プライマー対によって定ま
る末端部分を有するクローン配列を得る段階、 上記ポリメラーゼ連鎖反応で得られた上記クローン配列
又はそのコピーで生物を形質転換する段階、及び上記形
質転換生物を培養して、上記クローン配列にコードされ
たポリペプチドを発現させる段階を含んでなり、 上記プライマーの一方にコードされた少なくとも3個の
連続するアミノ酸残基からなるアミノ酸配列に対して特
異的な親和性を示す結合試薬を用いて上記ポリペプチド
をアッセイ又は精製することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 複数の異なるポリペプチドの生産に適用
される請求項1記載の方法において、当該方法が、 各々のポリペプチドについて、オリゴヌクレオチドプラ
イマー対を用いるポリメラーゼ連鎖反応によりそれぞれ
の核酸の部分をクローニングする段階(ただし、これら
のプライマー対の少なくとも一方のプライマーは上記複
数のポリペプチドのすべてに共通して用いられる)、 各々のポリペプチドについて、生物を形質転換する前記
段階、 各々のポリペプチドについて、それぞれの形質転換生物
を培養して各ポリペプチドを発現させる段階、並びに上
記複数のポリペプチドのすべてに共通して用いられる上
記プライマーにコードされた少なくとも3個の連続する
アミノ酸残基からなるアミノ酸配列に対して特異的な親
和性を示す同一の結合試薬を用いて各々のポリペプチド
をアッセイ又は精製する段階、 を含んでなることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の方法におい
て、前記アミノ酸配列が少なくとも6個のアミノ酸残基
を含んでいることを特徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の方法におい
て、前記アミノ酸配列が、前記プライマーにコードされ
た少なくとも6個のアミノ酸残基を含んでいることを特
徴とする方法。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記
載の方法において、前記クローニング段階で用いるプラ
イマーがオリゴヌクレオチド混合物であることを特徴と
する方法。 - 【請求項6】 請求項2記載の方法において、前記ポリ
ペプチドの各々が抗体の可変ドメインであることを特徴
とする方法。 - 【請求項7】 請求項2記載の方法において、前記ポリ
ペプチドの各々が抗体の可変ドメインであり、しかも前
記結合試薬が当該可変ドメインのC末端のアミノ酸配列
に対して特異的親和性を示すことを特徴とする方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の方法において、前記ポリ
ペプチドの各々が抗体の重鎖(H鎖)可変ドメインであ
ることを特徴とする方法。 - 【請求項9】 請求項7記載の方法において、前記ポリ
ペプチドの各々が抗体の軽鎖(L鎖)可変ドメインであ
ることを特徴とする方法。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか1項
記載の方法において、 前記核酸が抗体フラグメントの一つの鎖をコードするも
のであり、 前記生物を、上記核酸だけでなく、抗体フラグメントの
第二の鎖をコードする核酸によっても形質転換し、 これらの生物を培養して、抗体フラグメントの二つの鎖
を両方ともに発現させ、しかも前記アッセイ又は精製段
階の前に上記二つの鎖を会合させることを特徴とする方
法。 - 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれか1
項記載の方法において、前記結合試薬が抗体又は抗体フ
ラグメントであることを特徴とする方法。 - 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれか1
項記載の方法において、前記結合試薬が、配列番号:2
又は配列番号:6に示すアミノ酸配列に対して特異的親
和性を有することを特徴とする方法。 - 【請求項13】 ポリメラーゼ連鎖反応に用いられるオ
リゴヌクレオチドプライマーと、そのプライマーにコー
ドされた少なくとも3個の連続するアミノ酸残基からな
るアミノ酸配列に対して特異的な親和性を有する結合試
薬とを含んでなるキット。 - 【請求項14】 請求項13記載のキットにおいて、前
記プライマーが抗体の可変ドメインのフレームワーク領
域に対応することを特徴とするキット。 - 【請求項15】 請求項13記載のキットにおいて、上
記プライマーが配列番号:1又は配列番号:5に示した
ものであることを特徴とするキット。 - 【請求項16】 配列番号:2又は配列番号:6に示す
アミノ酸配列に対して特異的親和性を有する結合試薬。
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