JPH0617857U - 金属用サンダー - Google Patents

金属用サンダー

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JPH0617857U
JPH0617857U JP6141992U JP6141992U JPH0617857U JP H0617857 U JPH0617857 U JP H0617857U JP 6141992 U JP6141992 U JP 6141992U JP 6141992 U JP6141992 U JP 6141992U JP H0617857 U JPH0617857 U JP H0617857U
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洋一 野田
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アミテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マグネットチャックにてワークを保持するよ
うにしたものにおいて、研削中にワークが動いて研削む
らを発生させることを防止する。 【構成】 送材ベルト14の裏側にマグネットチャック
15が設けられ、これが回転可能な支持筒17の上部に
取り付けられている。エアシリンダ19を作動させるこ
とにより、ラック20を介してピニオン18が回動さ
れ、これにてマグネットチャック15を送材ベルト14
面に沿って回転させることができる。ワークの形状に応
じてマグネットチャック15を回転させれば、ワークが
磁気中心に移動しようとする力を小さくすることがで
き、研削中の移動を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はワークの保持機構を改良した金属用サンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
金属用サンダーとして、従来、複数本のロール間に無端のサンディングベルト を掛け渡すと共に、ワークを送材ベルトに載せてサンディングベルトによるサン ディング領域に送り込むようにした構成が供されている。
【0003】 この種のサンダーでは、研削時にはワークをサンディングベルトの走行方向に はじき飛ばそうとする力がサンディングベルトから作用するため、ワークを送材 ベルト上に密着させておく必要がある。そこで、送材ベルトの裏側に強力なマグ ネットチャックを配置することによりワークを磁力によって送材ベルト上に保持 する構成が開発されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この種のサンダーでは、特に小型でしかも縦横寸法比が大きな短冊 状のワークを研削するときには、ワークが送材ベルト上で不規則に移動してしま って研削面にむらが生じ易いという問題があった。本考案者らの考察によれば、 その原因はマグネットチャックにおける磁力線分布の不適切さにあると考えられ る。即ち、この種のサンダーに用いられるマグネットチャックは一般に多数の磁 極とセパレータとを交互に平行に並べて面板を構成している。従って、磁力線は セパレータを飛び越えるようにして各磁極間に発生するから、結局、セパレータ と直交する方向に波を描くように分布する。
【0005】 ところで、ワークが送材ベルト上に載せられるときには、必ずしも安定な磁気 中心に対応する位置に載せられるとは限らない。磁気中心からずれて載せられる と、ワークがマグネットチャックに吸着される位置に送られると、ワークには磁 気中心へ移動しようとする力が作用する。また、ワークが磁気中心に移動しよう とする力は、ワークの縦横寸法比が大きな短冊状をなす場合に大きくなる。この ため、例えば磁力線が送材方向に対し直交する方向となるようにマグネットチャ ックが取り付けられている場合において、送材方向に長い短冊状をなすワークの 研削を行うと、研削中にワークが磁気中心に移動してしまうのである。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ワークが研削中に移 動してしまって研削むらを発生させることを防止できる金属サンダーを提供する ところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の金属サンダーは、サンディングベルトによるサンディング領域に対応 して送材ベルトの裏側に位置してワークを送材ベルトに密着させるマグネットチ ャックを設けたものにおいて、マグネットチャックを送材ベルト面に沿って回転 させるチャック回転機構を設けたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】
チャック回転機構が設けられているから、ワークの形状に応じてマグネットチ ャックを回転させれば、ワークが磁気中心に移動しようとする力を小さくするこ とができ、研削中の移動を防止できる。
【0009】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の金属サンダーによれば、ワークはマグネットチャ ックの磁力によって送材ベルトに強く密着されて磁気中心に移動しようとする力 を小さくすることができるから、研削中にワークが移動してしまって研削むらを 発生させることを未然に防止することができる。
【0010】
【実施例】
以下本考案を2連式の湿式金属サンダーに適用した一実施例について図面を参 照して説明する。本体フレーム1に送材機構10が設けられ、上部フレーム2に その送材機構10の上方に位置して2基のサンディング機構30が設けられてい る。
【0011】 まず、各サンディング機構30について説明するが、これらの構成は互いに同 一であるから、一方のみについて述べる。サンディング機構30は上部フレーム 2に上下動可能に設けた昇降フレーム3に設けられ、昇降ハンドル4を回転操作 することにより送材機構10に対して上下動させることができる。昇降フレーム 3には、駆動ロール31及びサンディングロール32が上下に対をなして回転可 能に設けられ、これらに無端のサンディングベルト33が掛け渡されている。前 記駆動ロール31は図示しないモータによって回転駆動され、これにてサンディ ングベルト33が高速で走行してサンディングロール32の下方においてワーク の研削が行われる。なお、図示はしないが昇降フレーム3にはサンディングロー ル32の下方領域に向けて研削液を供給する研削液供給機構が設けられ、またサ ンディングロール32の前後両側にスプリング34にて押さえられる押さえロー ル35が設けられている。
【0012】 次に、送材機構10について説明する。本体フレーム1の上部に送材フレーム 11が図中左右方向に延びるようにして設けられ、その左右両端にそれぞれ送り ロール12が回転可能に設けられている。送材フレーム11の上面部のうち前記 サンディングロール32の下方領域を除く部分には案内テーブル13が左右方向 に延びて設けられ、更に、各送りロール12間に案内テーブル13の上面を覆う ようにして送材ベルト14が掛け渡されている。そして、上記送りロール12の 一方には図示しない送りモータの駆動力が伝達されるようになっており、そのモ ータを運転すると送材ベルト14が案内テーブル13上を図中左方向に移動し、 その上に載せたワークをサンディングベルト33の下方のサンディング領域を通 過するように移送することができる。
【0013】 さて、上記送材ベルト14の裏側のうちサンディングロール32の下方、即ち 上記サンディング領域に対応した部分には、マグネットチャック15が設けられ ている。このマグネットチャック15は、図5に示すように、多数の磁極15a とセパレータ15bとを交互に平行に並べて面板15cを角形に構成した周知の ものであり、励磁コイル15dに通電すると磁力線がセパレータ15bを跨ぐよ うにして多数の磁極15a間に発生する(磁力線の一部を同図に符号mを付した 破線にて示した)。このマグネットチャック15は、送材フレーム11に固定し た案内ベース16に支持筒17を回転可能に設け、その支持筒17の上部に取り 付けられており、支持筒17の回転に伴って送材ベルト14面に沿って回転可能 である。そして、支持筒17の外周にはピニオン18が嵌合して固定されている 。
【0014】 一方、送材フレーム11には上記案内ベース16の近傍に位置してエアシリン ダ19が固定され、そのロッド19aの先端に前記ピニオン18に噛み合うラッ ク20が取り付けられている。また、ラック20の裏側にはガイドブロック21 がピニオン18との噛合部に対応して設けられ、これにてラック20とピニオン 18との噛合状態を案内するようになっている。従って、エアシリンダ19を作 動させてピニオン18を図中左右方向に移動させると、ピニオン18ひいては支 持筒17が回転し、結局、マグネットチャック15が送材ベルト15面に沿って 回転するようになっており、これらにてチャック回転機構22が構成されている 。なお、エアシリンダ19はそのロッド19aを所望な位置に作動させ得るタイ プのものであり、これを作動させるための操作スイッチは図示しない操作盤に設 けられている。
【0015】 なお、上述のマグネットチャック15及びチャック回転機構22の構成は左右 の各サンディング領域について同一であり、エアシリンダ19が互いに向かい合 う形態となっている点が相違するだけである。
【0016】 さて、次に上記構成の作用を説明する。研削すべきワークは送材ベルト14の 上に載せられてサンディング機構30によるサンディング領域に移送される。ワ ークがサンディング領域に達すると、マグネットチャック15が発生する磁力に より送材ベルト14に密着するように吸引されてここに保持される。そして、サ ンディングベルト33がワークの上面を擦りながら高速で走行するから、ワーク の表面がサンディングベルト33によって研削される。
【0017】 ところで、ワークがマグネットチャック15に吸着される際には、ワークがマ グネットチャック15が発生する磁力線の磁気中心に対応位置する場合が最も安 定する。しかし、ワークが送材ベルト14上に載せられるとき、これが必ずしも 磁気中心に位置するように載せられるとは限らない。ワークが磁気中心から外れ る位置に載せられ、そのままマグネットチャック15に吸着されると、ワークに は磁気中心に移動しようとする力が常に作用する。その力は、ワークが縦横寸法 比が大きな短冊状をなす場合には、磁力線の方向によって相違することになる。 即ち、図5の一点鎖線に示すようにワークWの長手方向が磁力線mの方向に対し 直交する方向となる関係の場合にはワークWに作用する力が大きく、逆に二点鎖 線に示すようにワークWの長手方向が磁力線mの方向に対し平行となる関係の場 合にはワークWに作用する力は小さい。このため、従来は、ワークの長手方向が 磁力線方向に対し直交する状態で研削が行われると、その研削時の振動等によっ て研削中にワークが磁気中心に移動してしまい、研削むらを生ずることがあった のである。
【0018】 これに対して、本実施例では、チャック回転機構22を設けたから、縦横寸法 比が大きな短冊状をなすワークの研削を行う場合には、チャック回転機構22を 作動させてワークに作用する磁気中心への移動力が最低になる角度までマグネッ トチャック15を回転させればよい。これにより、研削中におけるワークの移動 を確実に防止できるようになるから、研削むらの発生を防止することができる。
【0019】 なお、本考案は上記した実施例に限定されるものではなく、例えばチャック回 転機構22においてピニオン18とラック20との組合わせに代え、図示はしな いがウオームとウオームホイルとの組合わせを設け、そのウオームの軸を操作ハ ンドルやモータによって回転させる構成でもよい等、要旨を逸脱しない範囲内で 種々変形して実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図
【図2】要部の拡大平面図
【図3】図2中のA−A線に沿う断面図
【図4】図3中のB−B線に沿う断面図
【図5】マグネットチャックの一部破断斜視図
【符号の説明】
10…送材機構 14…送材ベルト 15…マグネットチャック 22…チャック回転機構 30…サンディング機構 33…サンディングベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のロール間に無端のサンディング
    ベルトを掛け渡すと共に、ワークを送材ベルトに載せて
    前記サンディングベルトによるサンディング領域に送り
    込み、前記サンディング領域に対応して前記送材ベルト
    の裏側に位置して前記ワークを送材ベルトに密着させる
    マグネットチャックを設けたものにおいて、 前記マグネットチャックを前記送材ベルト面に沿って回
    転させるチャック回転機構を設けたことを特徴とする金
    属用サンダー。
JP6141992U 1992-08-06 1992-08-06 金属用サンダー Expired - Lifetime JP2516373Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100989541B1 (ko) * 2002-07-03 2010-10-25 닛신보 홀딩스 가부시키 가이샤 워크의 고정장치
CN117103014A (zh) * 2023-10-24 2023-11-24 德化县通宇纸浆工艺有限公司 一种木制工艺品砂光装置及其方法

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Publication number Publication date
JP2516373Y2 (ja) 1996-11-06

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