JPH06178299A - Catv分配システムおよびそれに使用されるタップオフ - Google Patents
Catv分配システムおよびそれに使用されるタップオフInfo
- Publication number
- JPH06178299A JPH06178299A JP4329064A JP32906492A JPH06178299A JP H06178299 A JPH06178299 A JP H06178299A JP 4329064 A JP4329064 A JP 4329064A JP 32906492 A JP32906492 A JP 32906492A JP H06178299 A JPH06178299 A JP H06178299A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tap
- distribution system
- tilt correction
- loss
- amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Television Systems (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 同軸ケーブルの損失周波数特性を等化器で補
正することにより、チャネル間のレベル差を減少させ、
分配距離を延長する。 【構成】 CATV分配システムに縦続接続されるタッ
プオフの入力回路(コンデンサ14−1とカプラ15と
の間)にチルト補正用等化器19を挿入する。この代わ
りに、タップオフの出力回路にチルト補正用等化器を挿
入しても良い。或いは、互いに縦続接続された2つのタ
ップオフ間にチルト補正用等化器を挿入しても良い。
正することにより、チャネル間のレベル差を減少させ、
分配距離を延長する。 【構成】 CATV分配システムに縦続接続されるタッ
プオフの入力回路(コンデンサ14−1とカプラ15と
の間)にチルト補正用等化器19を挿入する。この代わ
りに、タップオフの出力回路にチルト補正用等化器を挿
入しても良い。或いは、互いに縦続接続された2つのタ
ップオフ間にチルト補正用等化器を挿入しても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCATV分配システムお
よびそれに使用されるタップオフに関する。
よびそれに使用されるタップオフに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、CATV(ケーブルテレ
ビジョン)においては、テレビ信号等を増幅器で高レベ
ルに増幅し、その増幅器の出力を同軸ケーブルでタップ
オフを多段に縦続接続して加入者宅付近に配置して、タ
ップオフから保安器を介して加入者へ分配している。タ
ップオフは信号の一部を取り出す分岐器である。
ビジョン)においては、テレビ信号等を増幅器で高レベ
ルに増幅し、その増幅器の出力を同軸ケーブルでタップ
オフを多段に縦続接続して加入者宅付近に配置して、タ
ップオフから保安器を介して加入者へ分配している。タ
ップオフは信号の一部を取り出す分岐器である。
【0003】同軸ケーブルは周波数が高いほど損失が大
きいという特徴をもっているため、低周波と高周波のテ
レビチャネル間のレベル差が同軸ケーブルの距離によっ
て異なる。その結果、増幅器に近い場所の加入者と遠い
場所の加入者では到達する信号レベルの周波数特性に差
がでる。このため、増幅器の出力レベルをあらかじめ高
周波側が高い、ケーブル損失特性と逆のレベル特性で送
出し、チャネル間レベル差が遠近で平均化するように構
成している。このレベル傾斜を、この技術分野では、一
般にチルトと呼んでいる。
きいという特徴をもっているため、低周波と高周波のテ
レビチャネル間のレベル差が同軸ケーブルの距離によっ
て異なる。その結果、増幅器に近い場所の加入者と遠い
場所の加入者では到達する信号レベルの周波数特性に差
がでる。このため、増幅器の出力レベルをあらかじめ高
周波側が高い、ケーブル損失特性と逆のレベル特性で送
出し、チャネル間レベル差が遠近で平均化するように構
成している。このレベル傾斜を、この技術分野では、一
般にチルトと呼んでいる。
【0004】図4に従来のタップオフの構成を示す。タ
ップオフには1分岐、2分岐、4分岐等があるが、4分
岐が多く用いられている。図4に示したタップオフは4
分岐の例である。
ップオフには1分岐、2分岐、4分岐等があるが、4分
岐が多く用いられている。図4に示したタップオフは4
分岐の例である。
【0005】図4に示すタップオフは入力端子11と出
力端子12とを有する。入力端子11には、入力信号と
して高周波信号に商用周波数の電流(商用電流)を重畳
した信号が供給される。この商用電流によって増幅器
(図示せず)への給電が行われる。入力端子11と出力
端子12との間にはコイル13が設けられている。この
コイル13は、入力信号中の商用電流をバイパスさせる
ものである。このコイル13と並列に、コンデンサ14
−1、カプラ15、およびコンデンサ14−2の直列回
路が接続されている。コンデンサ14−1および14−
2の各々は、入力信号中の商用電流等の低周波成分を阻
止し、高周波信号のみを通過させるものである。カプラ
15は入力端子11から出力端子12に伝送される信号
の一部を取り出すものである。カプラ15はトランスで
構成されており、トランスの巻数比によって挿入損失と
分岐損失が決定される。カプラ15で取り出された信号
は4分岐器16に供給される。4分岐器16から出力さ
れた第1乃至第4の分岐した信号は、それぞれ、第1乃
至第4のコンデンサ17−1〜17−4を介して第1乃
至第4の分岐端子18−1〜18−4から出力される。
第1乃至第4のコンデンサ17−1〜17−4はそれぞ
れ第1乃至第4の分岐端子18−1〜18−4から低周
波成分が4分岐器16に流入することを阻止している。
力端子12とを有する。入力端子11には、入力信号と
して高周波信号に商用周波数の電流(商用電流)を重畳
した信号が供給される。この商用電流によって増幅器
(図示せず)への給電が行われる。入力端子11と出力
端子12との間にはコイル13が設けられている。この
コイル13は、入力信号中の商用電流をバイパスさせる
ものである。このコイル13と並列に、コンデンサ14
−1、カプラ15、およびコンデンサ14−2の直列回
路が接続されている。コンデンサ14−1および14−
2の各々は、入力信号中の商用電流等の低周波成分を阻
止し、高周波信号のみを通過させるものである。カプラ
15は入力端子11から出力端子12に伝送される信号
の一部を取り出すものである。カプラ15はトランスで
構成されており、トランスの巻数比によって挿入損失と
分岐損失が決定される。カプラ15で取り出された信号
は4分岐器16に供給される。4分岐器16から出力さ
れた第1乃至第4の分岐した信号は、それぞれ、第1乃
至第4のコンデンサ17−1〜17−4を介して第1乃
至第4の分岐端子18−1〜18−4から出力される。
第1乃至第4のコンデンサ17−1〜17−4はそれぞ
れ第1乃至第4の分岐端子18−1〜18−4から低周
波成分が4分岐器16に流入することを阻止している。
【0006】このようなタップオフを用いてCATV分
配システムを構成する場合、実際には、カプラ15にお
ける損失と4分岐器16の損失とを合わせた分岐損失
が、等間隔となるように調整した数種類のタップオフを
用意してそれらを組み合わせ、極力加入者レベルが平均
化するようにシステムを構成する。例えば、上記等間隔
は、後述するCATV分配システムに示すように、3d
b間隔である。
配システムを構成する場合、実際には、カプラ15にお
ける損失と4分岐器16の損失とを合わせた分岐損失
が、等間隔となるように調整した数種類のタップオフを
用意してそれらを組み合わせ、極力加入者レベルが平均
化するようにシステムを構成する。例えば、上記等間隔
は、後述するCATV分配システムに示すように、3d
b間隔である。
【0007】最も分岐損失の低い分岐損失10dBのタ
ップオフは、一般に2分配器を組み合わせて構成してい
るため、4分岐型は理論上も、3×10log2=9.
1(dB)以下の分岐損失のものを実現できない。現実
的には、この構成を変えて挿入損失を増加させ、分岐損
失を更に減少させるという手法はとられない。
ップオフは、一般に2分配器を組み合わせて構成してい
るため、4分岐型は理論上も、3×10log2=9.
1(dB)以下の分岐損失のものを実現できない。現実
的には、この構成を変えて挿入損失を増加させ、分岐損
失を更に減少させるという手法はとられない。
【0008】図5に図4に示した従来のタップオフを3
個縦続接続したCATV分配システムを示す。図示のC
ATV分配システムは、増幅器21と、第1乃至第3の
タップオフ22−1〜22−3と、第1乃至第3の保安
器23−1〜23−3と、終端器24とを有する。図示
のCATV分配システムにおいて、増幅器21と第1の
タップオフ22−1との間、第1乃至第3のタップオフ
22−1〜22−3相互間、および第1乃至第3のタッ
プオフ22−1〜22−3と第1乃至第3の保安器23
−1〜23−3との間を、高周波端チャネルの損失が3
dB、低周波端チャネルの損失が1dBの同軸ケーブル
で接続し、増幅器21の出力の高周波端チャネルのレベ
ルを102dBμV、低周波端チャネルのレベルを96
dBμVに設定している。
個縦続接続したCATV分配システムを示す。図示のC
ATV分配システムは、増幅器21と、第1乃至第3の
タップオフ22−1〜22−3と、第1乃至第3の保安
器23−1〜23−3と、終端器24とを有する。図示
のCATV分配システムにおいて、増幅器21と第1の
タップオフ22−1との間、第1乃至第3のタップオフ
22−1〜22−3相互間、および第1乃至第3のタッ
プオフ22−1〜22−3と第1乃至第3の保安器23
−1〜23−3との間を、高周波端チャネルの損失が3
dB、低周波端チャネルの損失が1dBの同軸ケーブル
で接続し、増幅器21の出力の高周波端チャネルのレベ
ルを102dBμV、低周波端チャネルのレベルを96
dBμVに設定している。
【0009】このような状況では、保安器の出力点の低
周波側チャネルに対する高周波側チャネルのレベル差
は、第1の保安器23−1では+2dB、第2の保安器
23−2では0dB、第3の保安器23−3では−2d
Bである。そして、偏差が均等に割り振られるよう、増
幅器21の出力チルトを調整している。また、保安器の
出力は一般に70〜85dBμVの範囲に選ばれる。
周波側チャネルに対する高周波側チャネルのレベル差
は、第1の保安器23−1では+2dB、第2の保安器
23−2では0dB、第3の保安器23−3では−2d
Bである。そして、偏差が均等に割り振られるよう、増
幅器21の出力チルトを調整している。また、保安器の
出力は一般に70〜85dBμVの範囲に選ばれる。
【0010】図5中の数字は、/の左側が高周波端チャ
ネルのレベルまたは損失、右側が低周波端チャネルのレ
ベルまたは損失で、単位はそれぞれdBμVとdBであ
る。タップオフの上はタップオフの縦続方向の挿入損失
であり、左下はタップオフの入力から分岐出力への分岐
損失である。タップオフは4分岐型であり、保安器の損
失は0.5dBとしている。保安器の下の上段は保安器
出力レベルで、下段は低周波端チャネルのレベルに対す
る高周波端チャネルのレベルのレベル差である。
ネルのレベルまたは損失、右側が低周波端チャネルのレ
ベルまたは損失で、単位はそれぞれdBμVとdBであ
る。タップオフの上はタップオフの縦続方向の挿入損失
であり、左下はタップオフの入力から分岐出力への分岐
損失である。タップオフは4分岐型であり、保安器の損
失は0.5dBとしている。保安器の下の上段は保安器
出力レベルで、下段は低周波端チャネルのレベルに対す
る高周波端チャネルのレベルのレベル差である。
【0011】図5に示すように、増幅器21の出力が最
大102dBμVの場合、保安器の出力を70dBμV
以上としてかつチャネル間レベル差を2dB以内とする
場合は、タップオフは3個まで接続できる。
大102dBμVの場合、保安器の出力を70dBμV
以上としてかつチャネル間レベル差を2dB以内とする
場合は、タップオフは3個まで接続できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図6に増幅器21の出
力を105dBに増加し、図4に示した従来のタップオ
フを用いて加入者数の増加を図った、増幅器以降のCA
TV分配システムの構成を示す。この例では、CATV
分配システムは、5個のタップオフ(第1乃至第5のタ
ップオフ22−1〜22−5)と、5個の保安器(第1
乃至第5の保安器23−1〜23−3)とを有してい
る。増幅器21と第1のタップオフ22−1との間、第
1乃至第5のタップオフ22−1〜22−5相互間、お
よび第1乃至第5のタップオフ22−1〜22−5と第
1乃至第5の保安器23−1〜23−5との間を、高周
波端チャネルの損失が3dB、低周波端チャネルの損失
が1dBの同軸ケーブルで、図5に示すものと同様に接
続している。この場合、保安器の出力レベルとして70
dBμV以上を確保できるタップオフの接続個数は5個
であるが、チャネル間レベル差は第4の保安器23−4
以降では2dB以内を条件を満足できない。
力を105dBに増加し、図4に示した従来のタップオ
フを用いて加入者数の増加を図った、増幅器以降のCA
TV分配システムの構成を示す。この例では、CATV
分配システムは、5個のタップオフ(第1乃至第5のタ
ップオフ22−1〜22−5)と、5個の保安器(第1
乃至第5の保安器23−1〜23−3)とを有してい
る。増幅器21と第1のタップオフ22−1との間、第
1乃至第5のタップオフ22−1〜22−5相互間、お
よび第1乃至第5のタップオフ22−1〜22−5と第
1乃至第5の保安器23−1〜23−5との間を、高周
波端チャネルの損失が3dB、低周波端チャネルの損失
が1dBの同軸ケーブルで、図5に示すものと同様に接
続している。この場合、保安器の出力レベルとして70
dBμV以上を確保できるタップオフの接続個数は5個
であるが、チャネル間レベル差は第4の保安器23−4
以降では2dB以内を条件を満足できない。
【0013】増幅器を高出力化して1台当たりの加入者
数を増加させれば、経済的なシステムを構築することが
可能となる。しかしながら、実際には、地理的な加入者
密度が低いことが多く、加入者の増加は長距離にわたっ
て遠方に同軸伝送するという結果に結びつく。しかし、
これによって低域チャネルと高域チャネルとの間のレベ
ル差が増大し、画像品質劣化の原因となる。このため、
上述したように、伝送距離が制限され、増幅器が高出力
化されてもその性能が充分に生かされないという問題が
あった。
数を増加させれば、経済的なシステムを構築することが
可能となる。しかしながら、実際には、地理的な加入者
密度が低いことが多く、加入者の増加は長距離にわたっ
て遠方に同軸伝送するという結果に結びつく。しかし、
これによって低域チャネルと高域チャネルとの間のレベ
ル差が増大し、画像品質劣化の原因となる。このため、
上述したように、伝送距離が制限され、増幅器が高出力
化されてもその性能が充分に生かされないという問題が
あった。
【0014】したがって、本発明の目的は、同軸ケーブ
ルの損失周波数特性を等化器で補正することにより、低
域チャネルと高域チャネルとの間のレベル差を減少さ
せ、分配距離を延長することができる、CATV分配シ
ステムを提供することにある。
ルの損失周波数特性を等化器で補正することにより、低
域チャネルと高域チャネルとの間のレベル差を減少さ
せ、分配距離を延長することができる、CATV分配シ
ステムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明によるCATV
分配システムは、複数のタップオフが縦続接続されるC
ATV分配システムにおいて、少なくとも1個のチルト
補正用等化器を、CATV分配システムに縦続に挿入す
ることを特徴とする。
分配システムは、複数のタップオフが縦続接続されるC
ATV分配システムにおいて、少なくとも1個のチルト
補正用等化器を、CATV分配システムに縦続に挿入す
ることを特徴とする。
【0016】上記チルト補正用等化器は、複数のタップ
オフの少なくとも1つの入力回路或いは出力回路に挿入
することが好ましい。
オフの少なくとも1つの入力回路或いは出力回路に挿入
することが好ましい。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0018】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
によるタップオフは、コンデンサ14−1とカプラ15
との間にチルト補正用等化器19が挿入されている点を
除いて、図4に示すものと同様の構成を有する。したが
って、図4に示すものと同様の機能を有するものには同
一の参照符号を付して、それらの説明を省略する。
によるタップオフは、コンデンサ14−1とカプラ15
との間にチルト補正用等化器19が挿入されている点を
除いて、図4に示すものと同様の構成を有する。したが
って、図4に示すものと同様の機能を有するものには同
一の参照符号を付して、それらの説明を省略する。
【0019】チルト補正用等化器19は、高周波端チャ
ネルの損失が0dB、低周波端チャネルの損失が4dB
の等化器である。第1の実施例では、タップオフの入力
回路にチルト補正用等化器19を挿入している。
ネルの損失が0dB、低周波端チャネルの損失が4dB
の等化器である。第1の実施例では、タップオフの入力
回路にチルト補正用等化器19を挿入している。
【0020】図2を参照すると、本発明の第2の実施例
によるタップオフは、カプラ15とコンデンサ14−2
との間にチルト補正用等化器19が挿入されている点を
除いて、図4に示すものと同様の構成を有する。したが
って、図4に示すものと同様の機能を有するものには同
一の参照符号を付して、それらの説明を省略する。
によるタップオフは、カプラ15とコンデンサ14−2
との間にチルト補正用等化器19が挿入されている点を
除いて、図4に示すものと同様の構成を有する。したが
って、図4に示すものと同様の機能を有するものには同
一の参照符号を付して、それらの説明を省略する。
【0021】第2の実施例では、タップオフの出力回路
にチルト補正用等化器19を挿入している。
にチルト補正用等化器19を挿入している。
【0022】図3に本発明の一実施例によるCATV分
配システムの構成を示す。図示のCATV分配システム
は、第3のタップオフとして図1に示すタップオフを使
用している点を除いて、図6に示すものと同様の構成を
有する。したがって、第3のタップオフを22a−3と
図示している。
配システムの構成を示す。図示のCATV分配システム
は、第3のタップオフとして図1に示すタップオフを使
用している点を除いて、図6に示すものと同様の構成を
有する。したがって、第3のタップオフを22a−3と
図示している。
【0023】第3のタップオフ22a−3の入力回路に
チルト補正用等化器19を挿入したことにより、図6に
示す第3のタップオフ22−3に比べて、低周波端チャ
ネルの挿入損失、分岐損失がともに4dB増加してい
る。
チルト補正用等化器19を挿入したことにより、図6に
示す第3のタップオフ22−3に比べて、低周波端チャ
ネルの挿入損失、分岐損失がともに4dB増加してい
る。
【0024】増幅器21の出力の高周波端チャネルのレ
ベルを105dBμV、低周波端チャネルのレベルを9
9dBμVに設定したときの、保安器の出力点の低周波
側チャネルに対する高周波側チャネルのレベル差は、第
1の保安器23−1では+2dB、第2の保安器23−
2では0dB、第3の保安器23−3では+2dB、第
4の保安器23−4では0dB、第5の保安器23−5
では−2dBであり、2dB以内に納まっている。
ベルを105dBμV、低周波端チャネルのレベルを9
9dBμVに設定したときの、保安器の出力点の低周波
側チャネルに対する高周波側チャネルのレベル差は、第
1の保安器23−1では+2dB、第2の保安器23−
2では0dB、第3の保安器23−3では+2dB、第
4の保安器23−4では0dB、第5の保安器23−5
では−2dBであり、2dB以内に納まっている。
【0025】この実施例の代わりに、第2のタップオフ
として図2に示すタップオフを使用しても同様の効果が
得られる。さらに、第2のタップオフ22−2と第3の
タップオフ22−3との間にチルト補正用等化器を挿入
しても同様の効果が得られる。但し、この場合には、チ
ルト補正用等化器の入出力に図1と同様の商用電流通過
用コイルと低周波電流阻止用コンデンサとが必要であ
る。
として図2に示すタップオフを使用しても同様の効果が
得られる。さらに、第2のタップオフ22−2と第3の
タップオフ22−3との間にチルト補正用等化器を挿入
しても同様の効果が得られる。但し、この場合には、チ
ルト補正用等化器の入出力に図1と同様の商用電流通過
用コイルと低周波電流阻止用コンデンサとが必要であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、タップオ
フが縦続接続されるCATV分配システムに、同軸ケー
ブルの損失と逆損失傾斜特性をもつチルト補正用等化器
を挿入することにより、保安器の出力における信号の低
周波側チャネルに対する高周波側チャネルのレベル差を
低減し、高出力増幅器による経済的システムを構築でき
る、という効果を奏する。
フが縦続接続されるCATV分配システムに、同軸ケー
ブルの損失と逆損失傾斜特性をもつチルト補正用等化器
を挿入することにより、保安器の出力における信号の低
周波側チャネルに対する高周波側チャネルのレベル差を
低減し、高出力増幅器による経済的システムを構築でき
る、という効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施例によるタップオフの回路
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例によるタップオフの回路
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】高出力増幅器を用いた場合の、本発明の一実施
例による増幅器以降のCATV分配システムの構成を示
すブロック図である。
例による増幅器以降のCATV分配システムの構成を示
すブロック図である。
【図4】従来のタップオフの回路構成を示すブロック図
である。
である。
【図5】従来の増幅器以降のCATV分配システムの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図6】高出力増幅器を用いた場合の、従来の増幅器以
降のCATV分配システムの構成を示すブロック図であ
る。
降のCATV分配システムの構成を示すブロック図であ
る。
11 入力端子 12 出力端子 13 商用電流通過用コイル 14−1,14−2 低周波電流阻止用コンデンサ 15 カプラ 16 4分岐器 17−1〜17−4 コンデンサ 18−1〜18−4 分岐端子 19 チルト補正用等化器 21 増幅器 22−1〜22−5 従来のタップオフ 22a−3 本発明のタップオフ(図1) 23−1〜23−5 保安器 24 終端器
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のタップオフが縦続接続されるCA
TV分配システムにおいて、少なくとも1個のチルト補
正用等化器を、前記CATV分配システムに縦続に挿入
する、ことを特徴とするCATV分配システム。 - 【請求項2】 前記複数のタップオフの少なくとも1つ
の入力回路に前記チルト補正用等化器を挿入した、こと
を特徴とする請求項1記載のCATV分配システム。 - 【請求項3】 前記複数のタップオフの少なくとも1つ
の出力回路に前記チルト補正用等化器を挿入した、こと
を特徴とする請求項1記載のCATV分配システム。 - 【請求項4】 CATV分配システムに縦続接続される
タップオフにおいて、入力回路にチルト補正用等化器が
挿入されている、ことを特徴とするタップオフ。 - 【請求項5】 CATV分配システムに縦続接続される
タップオフにおいて、出力回路にチルト補正用等化器が
挿入されている、ことを特徴とするタップオフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4329064A JPH06178299A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | Catv分配システムおよびそれに使用されるタップオフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4329064A JPH06178299A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | Catv分配システムおよびそれに使用されるタップオフ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06178299A true JPH06178299A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18217213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4329064A Pending JPH06178299A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | Catv分配システムおよびそれに使用されるタップオフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06178299A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012235344A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Hochiki Corp | 光受信システム及び伝送機器 |
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1992
- 1992-12-09 JP JP4329064A patent/JPH06178299A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012235344A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Hochiki Corp | 光受信システム及び伝送機器 |
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