JPH06178163A - ノイズリダクション回路 - Google Patents

ノイズリダクション回路

Info

Publication number
JPH06178163A
JPH06178163A JP43A JP32559092A JPH06178163A JP H06178163 A JPH06178163 A JP H06178163A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32559092 A JP32559092 A JP 32559092A JP H06178163 A JPH06178163 A JP H06178163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
noise
circuit
level
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Yuyama
将美 湯山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06178163A/ja
Publication of JPH06178163A publication Critical patent/JPH06178163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】常に最適なレベルでノイズを除去しながら、画
質のシャープさを失うことのない液晶テレビのノイズリ
ダクション回路を提供する。 【構成】テレビ電波を受信した信号のゲインをコントロ
ールするためのAGC信号gの信号レベルに応じて可変
設定されるコアリングレベルにより、映像輝度信号をノ
イズカットして出力するノイズカット回路21を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に携帯使用される液
晶テレビ装置内で例えば映像信号中の輝度信号のノイズ
除去を行なうノイズリダクション回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、表示部に液晶表示パネルを用いた
液晶テレビ装置がその小型軽量で携帯性に優れている点
から車載用を含めて広く一般に普及している。この種の
液晶テレビ装置は移動しながら使用されることが多く、
使用環境が時々刻々と変化するために、常に安定した状
態で良好な受信を行なうことが目標とされている。図3
はこのような液晶テレビ装置の特にノイズリダクション
回路の構成を例示するものである。
【0003】同図は映像信号中の輝度信号(以下「Y信
号」と略称する)の高周波ノイズを除去するノイズリダ
クション回路の構成を示すものであり、入力されたY信
号aはハイパスフィルタ(HPF)11及びローパスフィ
ルタ(LPF)14に入力される。
【0004】ハイパスフィルタ11は、入力Y信号a中の
特定周波数以下の低周波成分を除去し、高周波成分のみ
の信号bとしてノイズカット回路12に出力する。ノイズ
カット回路12は、この信号bを予め設定されているコア
リングレベルに従い、該コアリングレベル以下の変動を
ノイズとみなして除去し、除去後の信号cを遅延回路13
へ出力する。この遅延回路13は、上記ハイパスフィルタ
11及びノイズカット回路12を介して送られてきた信号c
に対して、上記ローパスフィルタ14の遅延時間分だけ遅
延を与えて出力するもので、ノイズカット回路12から出
力された信号dは加算回路15へ送られる。この加算回路
15にはまた、上記入力Y信号aからローパスフィルタ14
によって特定周波数以上の高周波成分が除去された低周
波成分のみの信号eが送られてきている。しかして加算
回路15は、この信号dと信号eとを加算処理して重畳
し、ノイズ除去したY信号fとして次段の図示しない処
理回路へ出力するものである。
【0005】上記のような構成にあって、例えば図4
(a)に示すような高周波成分のノイズを含むY信号a
が与えられるものとする。このY信号aの低周波成分を
ハイパスフィルタ11で除去した信号bは図4(b)に示
すような波形となる。この信号bに対してノイズカット
回路12が予め設定されたコアリングレベル以下の変動を
ノイズとみなして除去し、図4(c)に示すような信号
cを得て遅延回路13へ出力する。遅延回路13はこの信号
cを上記ローパスフィルタ14に準じた遅延時間を持って
図4(d)に示すようにそのまま遅延し、遅延した信号
dを加算回路15へ送出する。
【0006】一方、ローパスフィルタ14は入力されたY
信号aの高周波成分を除去し、図4(e)に示すような
波形の信号eを得て加算回路15へ送出する。しかして加
算回路15は、遅延タイミングの合致した信号dと信号e
とを加算処理することで、上記入力Y信号aから高周波
成分のノイズを除去すると共に若干エッジ部分を減衰さ
せた図4(f)に示すようなY信号fを得、このY信号
fを次段へ出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなノイズリダ
クション回路において、ノイズカット回路12に設定され
たコアリングレベルは一般に固定化された値を用いてい
る。このコアリングレベルを小さく設定すると、上記入
力信号aのエッジ部分の減衰を小さくすることができる
反面、ノイズ除去効果が低く、充分にノイズが除去され
ないY信号fしか得られない。
【0008】反対に、ノイズカット回路12でのコアリン
グレベルを大きく設定すると、ノイズ除去効果が高い反
面、入力信号aのエッジ部分の減衰が大きくなってしま
い、画質にシャープさが足りないY信号fしか得られな
い。
【0009】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、常に最適なレベル
でノイズを除去しながら、画質のシャープさを失うこと
のないノイズリダクション回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、電界
強度の高低と入力輝度信号のSN比(相対的なノイズレ
ベル)とが相関を持つことに着目し、テレビ電波を受信
した信号のゲインをコントロールするためのAGC信号
を電界強度を示す信号として用いて、該AGC信号の信
号レベルに応じて可変設定されるコアリングレベルによ
り、映像輝度信号をノイズカットして出力するノイズカ
ット回路を備えるようにしたものである。
【0011】
【作用】このような構成とすることにより、電界強度が
高くノイズレベルが相対的に低い入力輝度信号に対して
はAGC信号によりコアリングレベルを低く設定し、画
質のシャープさを失わない映像を得る一方、電界強度が
低くノイズレベルが相対的に高い入力輝度信号に対して
はAGC信号によりコアリングレベルを高く設定し、画
質のシャープさを多少犠牲にしてもノイズの少ない映像
を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1はその回路構成を示すもので、基本的な構成
は上記図3に示したものと同様であるので、同一部分は
同一符号を付してその説明は省略する。
【0013】そして、ハイパスフィルタ11で入力Y信号
aの低周波成分を除去して得た高周波成分のみの信号b
をノイズカット回路21に入力する。このノイズカット回
路21は、テレビ電波を受信した信号のゲインをコントロ
ールするためのAGC信号を作成する図示しないAGC
回路から入力される該AGC信号gの信号レベルに応じ
てコアリングレベルを可変設定し、設定したコアリング
レベル以下の変動をノイズとみなして除去し、除去後の
信号cを遅延回路13へ出力する。
【0014】上記のような構成にあって、まず、電界強
度が高く受信状態が良好で、相対的なノイズレベルが低
いテレビ電波を受信した場合の輝度信号に対するノイズ
除去動作について図2[I]により説明する。
【0015】電界強度が高い場合には、同図[I]
(a)に示すような微小な高周波成分のノイズを含むY
信号aがハイパスフィルタ11及びローパスフィルタ14に
与えられる。このY信号aの低周波成分をハイパスフィ
ルタ11で除去した信号bは図2[I](b)に示すよう
な波形となる。
【0016】このときノイズカット回路21には、電界強
度が高いために図2[I](g)に示すような高レベル
のAGC信号gが入力される。そのため、ノイズカット
回路21ではこのAGC信号gに対応して図中に示すよう
な狭い範囲のコアリングレベル以下の変動をノイズとみ
なして除去し、図2[I](c)に示すような信号cを
得て遅延回路13へ出力する。
【0017】遅延回路13はこの信号cを上記ローパスフ
ィルタ14に準じた遅延時間を持って図2[I](d)に
示すようにそのまま遅延し、遅延した信号dを加算回路
15へ送出する。
【0018】一方、ローパスフィルタ14は入力されたY
信号aの高周波成分を除去し、図2[I](e)に示す
ような波形の信号eを得て加算回路15へ送出する。しか
して加算回路15は、遅延タイミングの合致した信号dと
信号eとを加算処理することで、上記入力Y信号aから
微小な高周波成分のノイズを除去すると共に充分小さな
レベルで若干エッジ部分を減衰させた図2[I](f)
に示すようなY信号fを得、このY信号fを次段へ出力
する。
【0019】このような動作を行なうことにより、電界
強度が高く受信状態が良好で、ノイズレベルが相対的に
低い入力輝度信号に対してはAGC信号によりコアリン
グレベルを低く設定し、画質のシャープさを失わない映
像を得ることができる。
【0020】次いで電界強度が低く受信状態が劣悪で、
相対的なノイズレベルが高いテレビ電波を受信した場合
の輝度信号に対するノイズ除去動作について図2[I
I]により説明する。
【0021】電界強度が低い場合には、同図[II]
(a)に示すような過大な高周波成分のノイズを含むY
信号aがハイパスフィルタ11及びローパスフィルタ14に
与えられる。このY信号aの低周波成分をハイパスフィ
ルタ11で除去した信号bは図2[II](b)に示すよ
うな多くのノイズを含んだ波形となる。
【0022】このときノイズカット回路21には、電界強
度が高いために図2[II](g)に示すような低レベ
ルのAGC信号gが入力される。そのため、ノイズカッ
ト回路21ではこのAGC信号gに対応して図中に示すよ
うな広い範囲のコアリングレベル以下の変動を全てノイ
ズとみなして除去し、図2[II](c)に示すような
信号cを得て遅延回路13へ出力する。
【0023】遅延回路13はこの信号cを上記ローパスフ
ィルタ14に準じた遅延時間を持って図2[II](d)
に示すようにそのまま遅延し、遅延した信号dを加算回
路15へ送出する。
【0024】一方、ローパスフィルタ14は入力されたY
信号aの高周波成分を除去し、図2[II](e)に示
すような波形の信号eを得て加算回路15へ送出する。し
かして加算回路15は、遅延タイミングの合致した信号d
と信号eとを加算処理することで、上記入力Y信号aか
ら過大な高周波成分のノイズをほぼ完全に除去すると共
にエッジ部分を若干減衰させた図2[II](f)に示
すようなY信号fを得、このY信号fを次段へ出力す
る。
【0025】このような動作を行なうことにより、電界
強度が低く受信状態が劣悪で、ノイズレベルが相対的に
高い入力輝度信号に対してはAGC信号によりコアリン
グレベルを高く設定し、画質のシャープさを犠牲にして
もノイズが充分に少なく見やすい映像を得ることができ
る。なお、本発明は液晶テレビに限定されないことは勿
論である
【0026】
【発明の効果】以上に述べた如く本発明によれば、電界
強度の高低と入力輝度信号のSN比(相対的なノイズレ
ベル)とが相関を持つことに着目し、テレビ電波を受信
した信号のゲインをコントロールするためのAGC信号
を電界強度を示す信号として用いて、該AGC信号の信
号レベルに応じて可変設定されるコアリングレベルによ
り、映像輝度信号をノイズカットして出力するノイズカ
ット回路を備えるようにしたので、電界強度が高くノイ
ズレベルが相対的に低い入力輝度信号に対してはAGC
信号によりコアリングレベルを低く設定し、画質のシャ
ープさを失わない映像を得る一方、電界強度が低くノイ
ズレベルが相対的に高い入力輝度信号に対してはAGC
信号によりコアリングレベルを高く設定し、画質のシャ
ープさを多少犠牲にしてもノイズの少ない映像を得るこ
とが可能なノイズリダクション回路を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回路構成を示すブロッ
ク図。
【図2】図1の各信号波形を例示する図。
【図3】従来のノイズリダクション回路の構成を示すブ
ロック図。
【図4】図3の各信号波形を例示する図。
【符号の説明】
11…ハイパスフィルタ(HPF)、12,21…ノイズカッ
ト回路、13…遅延回路、14…ローパスフィルタ(LP
F)、15…加算回路、a…入力Y信号、f…出力Y信
号、g…AGC信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ電波を受信した信号のゲインをコ
    ントロールするためのAGC信号の信号レベルに応じて
    可変設定されるコアリングレベルにより、映像入力信号
    をノイズカットして出力するノイズカット手段を備えた
    ことを特徴とするノイズリダクション回路。
  2. 【請求項2】 映像入力信号の低周波成分のみを通過さ
    せるローパスフィルタと、 上記映像入力信号の高周波成分のみを通過させるハイパ
    スフィルタと、 このハイパスフィルタで得た入力信号の高周波成分を、
    テレビ電波を受信した信号のゲインをコントロールする
    ためのAGC信号の信号レベルに応じたコアリングレベ
    ルによってノイズカットするノイズカット回路と、 このノイズカット回路で得た信号に対し、上記ローパス
    フィルタに対応した遅延時間をもって遅延する遅延回路
    と、 この遅延回路で遅延された信号と上記ローパスフィルタ
    で得た入力信号の低周波成分とを加算して出力する加算
    回路とを具備したことを特徴とするノイズリダクション
    回路。
JP43A 1992-12-04 1992-12-04 ノイズリダクション回路 Pending JPH06178163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP43A JPH06178163A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 ノイズリダクション回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP43A JPH06178163A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 ノイズリダクション回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06178163A true JPH06178163A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18178584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP43A Pending JPH06178163A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 ノイズリダクション回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06178163A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003107659A1 (ja) * 2002-06-13 2003-12-24 松下電器産業株式会社 ノイズ低減装置、ノイズ低減方法
GB2416639A (en) * 2002-06-13 2006-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Reducing noise in an amplified video signal by splitting the signal into frequency bands
WO2007070256A1 (en) * 2005-12-12 2007-06-21 Eastman Kodak Company Filtered noise reduction in digital images
WO2008084585A1 (ja) * 2007-01-10 2008-07-17 Kanagawa University 画像処理装置および撮像装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003107659A1 (ja) * 2002-06-13 2003-12-24 松下電器産業株式会社 ノイズ低減装置、ノイズ低減方法
GB2397963A (en) * 2002-06-13 2004-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd Noise Reduction Device And Noise Reduction Method
GB2416639A (en) * 2002-06-13 2006-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Reducing noise in an amplified video signal by splitting the signal into frequency bands
GB2397963B (en) * 2002-06-13 2006-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd Noise reducing device and noise reducing method
GB2416639B (en) * 2002-06-13 2006-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd Noise reducing device and noise reducing method
US7499087B2 (en) 2002-06-13 2009-03-03 Panasonic Corporation Noise reducing device and noise reducing method
WO2007070256A1 (en) * 2005-12-12 2007-06-21 Eastman Kodak Company Filtered noise reduction in digital images
WO2008084585A1 (ja) * 2007-01-10 2008-07-17 Kanagawa University 画像処理装置および撮像装置
JP2008172431A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Univ Kanagawa 画像処理装置および撮像装置
JP4523008B2 (ja) * 2007-01-10 2010-08-11 学校法人神奈川大学 画像処理装置および撮像装置
US8189940B2 (en) 2007-01-10 2012-05-29 Kanagawa University Image processing apparatus, imaging apparatus, and image processing method
US8538186B2 (en) 2007-01-10 2013-09-17 Kanagawa University Image processing apparatus, imaging apparatus, and image processing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3177543B2 (ja) 映像信号のノイズ低減装置
EP0252763B1 (en) Noise reduction circuit
US4466129A (en) Noise reducing circuitry for single sideband receivers
JPH06178163A (ja) ノイズリダクション回路
EP1913699A1 (en) Receiver for different types of reception signals
JPS62217781A (ja) ビデオ信号処理装置
JPH05347723A (ja) ノイズ低減回路
JPH05344386A (ja) 画像輪郭強調器
JP2551205B2 (ja) 輪郭補正回路
JPS6175675A (ja) 雑音低減装置
JPH06244745A (ja) ノイズ抑制回路
JP2006179975A (ja) 映像信号処理装置、映像信号処理方法及びテレビ放送受信装置
JPWO2006098325A1 (ja) ノイズキャンセラ
JP2502865B2 (ja) 映像信号のノイズ除去装置
JP3596951B2 (ja) 映像信号受信装置
JPH11239303A (ja) 高周波信号の受信装置
JPH0568185A (ja) デイスパーサル信号除去装置
SU1140269A1 (ru) Нелинейный корректор четкости телевизионного изображени
JP2004215151A (ja) デジタル・アナログ共用チューナ
KR100244699B1 (ko) 고스트 제거 효과 디스플레이 장치
JP2002314443A (ja) 混信妨害波除去回路
JPH06205247A (ja) ノイズリダクション回路
KR200217783Y1 (ko) Tv용 if증폭기
KR0152935B1 (ko) 가변 대역 디지탈 필터
JPH10173489A (ja) 適応フィルタ