JPH06177977A - セントラライズドvmsのパーソナルグリーティング送出方式 - Google Patents

セントラライズドvmsのパーソナルグリーティング送出方式

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JPH06177977A
JPH06177977A JP32352392A JP32352392A JPH06177977A JP H06177977 A JPH06177977 A JP H06177977A JP 32352392 A JP32352392 A JP 32352392A JP 32352392 A JP32352392 A JP 32352392A JP H06177977 A JPH06177977 A JP H06177977A
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vms
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pbx
call
telephone
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JP32352392A
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Yosuke Honda
洋介 本田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はセントラライズドボイスメールシステ
ム(VMS)のパーソナル・グリーティング送出方式に
関し,複数のPBXで構成されたネットワークシステム
内に集中化して設けたVMSとこれに接続するPBXと
の間でだけ制御信号転送用のインタフェースを設けた場
合にも適切なパーソナルグリーティングを発信者へ通知
することができることを目的とする。 【構成】VMSを内線として収容するPBXと,該VM
Sを収容しない他のPBXの着信先の内線電話機に対し
てコールフォワードの転送先として他の内線番号が登録
されて,順次コールフォワードが登録されて最後にVM
Sへ転送する時,パーソナルグリーティング用の情報を
PBX間での伝送に共通信号線を用い,VMSを収容す
るPBXとVMS間での伝送に制御信号転送用のインタ
フェースを用いるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のPBX(私設交換
機)で構成されたネットワークシステムにおいて,ネッ
トワーク内に1または複数のボイスメールシステム(Voi
ce Mail System:以下VMSという) を備え,多数のP
BXに収容される内線ユーザに対し少数のVMSでボイ
スメールサービスを提供するセントラライズドVMSの
パーソナル・グリーティング送出方式に関する。
【0002】近年,複数のPBXによるネットワーキン
グサービスが要求されており,それに伴い個別のPBX
で専用のVMS装置を持たずにネットワーク内に少数の
集中型VMSを設け,ボイスメールサービスを提供する
ことが望まれている。
【0003】
【従来の技術】図11に従来の構成例である。図11の
A.は一つのPBXにVMSが設けられた構成例を示
し,B.は複数のPBXに対し個別にVMSを設置した
構成例を示す。
【0004】A.において,PBX100の電話機bの
利用者が予め,自分が話中(ビジー)の時,不在で不応
答の時,または着信呼に対して無条件(オールコール:
全ての着信が対象)等の何れかの条件に遭遇した時,他
の内線番号へコールフォワード(転送)するよう転送先
を登録しておき,電話機bへの着信が発生した時応答で
きない時にその転送先へ呼を転送するサービスがある。
このサービスは特番をダイヤルすることにより実行され
るコールフォワーディング(Call forwording:可変不
在転送)と呼ばれ,転送先は制御部101に登録され
る。
【0005】電話機bの利用者が話中時,不応答時,無
条件等の条件に従い発信者からのメッセージをVMS1
02内の自己のメールボックス103に記録しておきた
い場合は,コールフォワーディングの転送先としてVM
S102の内線ポート(VMSに対して割り当てられた
内線番号)を登録する。この登録を行った時は,予めV
MS102内の電話機b用のメールボックス103にパ
ーソナルグリーティング(Personal Greeting)と呼ばれ
る挨拶(または応答)のメッセージを記録しておく。こ
のパーソナルグリーティングとしては, 例えば, 話中の
場合には『私bは現在通話中ですが,伝言がありました
ら,この後続けてお話し下さい。後で,こちらからお電
話します』といった内容である。同様に,不応答時,無
条件時等のVMSへ転送された状況(転送種別という)
に対応するパーソナルグリーティングが用意されてい
る。
【0006】このように電話機bについてコールフォワ
ードの転送先としてVMS102が登録されている時,
電話機aから発信して,電話機bへ着信した時,電話機
bが話中の場合,制御部101は話中時の転送先として
登録されている転送先のVMS102へ,電話機aを接
続する。この時,PBX100の制御部101は,VM
SとPBX間を接続するSMDI(Simplified Message
Desk Interface)等の専用の制御信号インタフェース
で,着信先の電話番号bや着信時の転送種別(この場合
「話中」)を通知する。VMS102は電話機bの番号
に対応するメールボックス103を開き,転送種別に対
応するパーソナルグリーティングを読み出して音声信号
を再生して発信側の電話機aに送信する。
【0007】この後,発信側の電話機aから伝言(用
件)が入力すると,開かれたメールボックス103内に
記録される。これと共に,VMS102は,本来の着信
先の電話機bに対し,伝達すべきメッセージが存在する
ことを知らせるため,電話機上のメッセージウエイティ
ング・ランプを点灯するようSMDIを介してPBX1
00へ通知する。これを受けたPBX100は,電話機
bに対してメッセージウエイティング・ランプを点灯す
る制御を行う。その後,電話機bの利用者がこのランプ
が点灯されていることを知ると,電話機bから発信して
VMS102を呼び出すことにより自分当てのメッセー
ジを聞くことができる。
【0008】このようなサービスを複数のPBXが専用
線で接続されたシステムで提供する場合,従来は図11
のB.に示すように各PBXに対して個別にVMSを設
けて,各PBXとVMS間にSMDIのインタフェース
を設ける構成をとる場合や,C.に示すように,複数の
PBXに対して共通のVMSを設け,各PBXがそれぞ
れVMSに対する音声ポートと,SMDIのインタフェ
ースを備える構成をとる場合がある。
【0009】また,あるPBX内でその内線へ呼が着信
する前に他の内線でコールフォワードが実行されている
場合は,その内線番号をSMDIで通知して一連の着信
処理の中で最初にコールフォワードを実行した内線番号
の対応したパーソナルグリーティングを発信者に送出し
ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の複数のPBXを
専用線で接続した構成においてVMSを設ける方式にお
いて,上記図11のB.の方式は,各PBXにVMSを
設けるためコストが高くなるという問題がある。これを
解決した図11のC.の方式は,VMSを集中化(セン
トラライズ)して各PBXに対して共通に使用している
が,各PBXとVMSの間に通信線(内線インタフェー
ス,T&R:チップ・リング線)とSMDIのインタフ
ェースの接続を設ける必要があり,コストがかかるとい
う問題がある。
【0011】ここで,各PBXとVMS間に制御信号を
転送するためのSMDIのインタフェースを設けるの
は,VMSへの転送時に各PBXから本来の着信元の電
話番号及び転送種別を通知したり,メッセージウエイテ
ィング・ランプの点灯制御を行う必要があるためであ
る。これにより,VMSは発信者に対し,本来の着信元
の電話番号に対応したメールボックスから,転送種別
(話中,不応答,無条件)に対応して予め記録されたパ
ーソナルグリーティングの中から,その時の転送理由の
種別に応じた一つを選択して送出することができる。
【0012】本発明は複数のPBXが専用線で接続され
る構成において一つのPBXに集中型VMSを設け,V
MSが接続されたPBXとの間でだけ制御信号転送用の
インタフェースを設けるが,他のPBXとの間にVMS
とのインタフェースを設けない場合にも,必要なパーソ
ナルグリーティングを発信者へ通知することができるセ
ントラライズドVMSのパーソナルグリーティング送出
方式を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。図1において,1−1〜1−nは相互に専用
中継線で接続されたネットワークを構成する各PBX
(私設交換機)であり,この中の1−nはVMSが接続
されたPBX,2−1〜2−nは各PBX内に設けられ
た制御部,3a〜3dはそれぞれ各電話番号A〜Dの内
線加入者により登録されたコールフォワード(CFで表
す)の転送先情報,4−1〜4−(n−1)は通話信号
線,5−1〜5−(n−1)は制御信号を伝送するため
の共通信号線,6は唯一のPBX1−nにだけ設けられ
たVMS,7はPBX1−nの音声ポートとVMS6を
接続する線路,8はPBX1−nの制御部とVMS間の
制御信号インタフェースである。なお,PBX1とPB
X1−(n−1)の間に本来は他のPBXが設けられて
いるが,以下の説明では,PBX1−1とPBX1−
(n−1)が直接接続されているものとする。
【0014】図1にはVMSが一つだけ設けた例を示す
が,ネットワークの規模に応じて複数個設置して処理を
分散する構成をとることができる。また,共通信号線5
−1〜5−(n−1)は,ISDNのDチャネルや,N
O.7共通線信号方式の信号線を用いることができる。
【0015】本発明は複数のPBXにより構成した網内
の1つまたは複数のPBXにVMSを設けた構成におい
て,VMSへ接続した呼に対しパーソナルグリーティン
グを送出するために必要な着信元電話番号,転送種別等
の制御情報を,PBX間を接続する共通信号線を介して
伝送しVMSが接続されたPBXとVMS間は制御信号
インタフェースを介して伝送するものである。
【0016】
【作用】PBX1−1に収容された電話機Sから発信し
て網内の電話番号A(内線Aという)を着信先とする呼
を発生した時,電話番号Aの内線(内線Aという)が予
め転送先として電話番号Bを転送先とするコールフォワ
ード3aが登録されいる場合,内線Aが不応答等のコー
ルフォワードの条件が成立すると転送先の内線Bに転送
される。この例では,内線Bについてもコールフォワー
ドが登録され,転送先がPBX1−nに収容された電話
機の電話番号Cになっているものとする。この時,内線
Cの利用者が不応答等の条件で,コールフォワーディン
グされる。この場合,PBX1−1の制御部2−1は,
内線Cを収容するPBX1−(n−1)の制御部2−
(n−1)に対して共通信号線5−1を介して転送先の
情報を送出する。この時,接続先の情報と共に最初の着
信元の電話番号(内線A)及び関連情報(転送種別等)
を含むパーソナルグリーティング用の制御情報を伝送す
る。
【0017】PBX1−(n−1)はこれにより転送先
の内線Cへの着信を行うが,内線Cについてもコールフ
ォワードが登録され,電話番号Dが転送先になっている
時内線Cが不応答等の条件で,コールフォワーディング
により内線Dへ転送される。この内線Dについてもコー
ルフォワードが登録され,転送先がPBX1−nに収容
されたVMS6の内線ポートに設定されている時,内線
Dが不応答等の条件で,コールフォワードが実行されP
BX1−(n−1)の制御部2−(n−1)からPBX
1−nの制御部2−nに対して共通信号線5−(n−
1)を介して転送先情報を送信する,この時本来の着信
先の電話番号Aと関連情報が送信される。
【0018】PBX1−nの制御部2−nはこれによ
り,PBX1−(n−1)から着信した通信線4−(n
−1)をVMS6の音声ポートの線路7と接続する制御
を行うと共に,制御信号インタフェース8を介してVM
S6に対して着信元の電話番号A及び関連情報を送出す
る。VMS6はこれにより,着信元の電話番号Aに対応
するメールボックスを開き,発信側の電話機Sに対し対
応するパーソナルグリーティングを線路7及び各PBX
の通信線を介して送出する。
【0019】この後,発信側からの用件が送られてくる
と音声メッセージとしてこのメールボックスに記録され
て通話が終了すると,VMS6は制御信号インタフェー
ス8を介してPBX1−nに内線Aの電話機のメッセー
ジウエイティング(MW)の表示ランプを点灯する制御
信号を送ると,PBX1−nの制御部2−nは,この制
御信号を電話機Aが収容されたPBX1−1に宛てて共
通信号線を介して送信する。この制御信号はPBX1−
(n−1)を介してPBX1−1の制御部2−1に送ら
れると,制御部2−1は対応する内線Aの電話機のメッ
セージウエイティング・ランプを点灯する。
【0020】上記の説明では,パーソナルグリーティン
グが内線Aの使用者の名前で送出されることになるが,
PBXのネットワークの構成や使用形態として,電話機
の最後の転送先の名前でパーソナルグリーティングを送
出する方が適している場合がある。その方式を次に説明
する。
【0021】図1において,最初の着信先の内線Aか
ら,内線Bに転送し,更にPBX1−(n−1)の内線
Cに転送しても,最初の着信先の内線Aの番号等の制御
信号は使用せず,最後の電話機の転送先である電話番号
D(内線D)の使用者(例えば,秘書)が,不応答のた
めVMSへ転送されると,PBX1−(n−1)の制御
部2−(n−1)は,最後の着信電話機の電話番号Dと
関連情報を共通信号線5−(n−1)を介してPBX1
−nの制御部2−nへ送信し,そこから制御信号インタ
フェース8を介してVMS6へ送信され,対応するパー
ソナルグリーティングが送出される。
【0022】この他に,VMSへコールフォワードを登
録した最終内線電話機が収容されたPBX内で最初に着
信し一連のコールフォワードの実行を開始する内線電話
機(図1のC)の使用者の名前でパーソナルグリーティ
ングを行う方式を用いることができる。この方式では,
最後の電話機(図1の内線D)からVMSへ転送を行う
時に,そのPBX内の転送元の電話番号(内線C)及び
関連情報をPBX1−(n−1)の制御部2−(n−
1)から共通信号線5−(n−1)を介してPBX1−
nの制御部2−nへ送信し,そこから制御信号インタフ
ェース8を介してVMS6へ送信され,内線Cの名前に
よるパーソナルグリーティングが発信側へ送信される。
【0023】
【実施例】図2は本発明によるPBXとVMSの接続構
成図を示す。この例では,PBX間で伝送されるパーソ
ナルグリーティング用(及びメッセージウエイティグ・
ランプの制御用)の制御情報をISDNのDチャネルに
より伝送する構成を示すが,PBX間をNO.7共通線
信号方式により制御信号を伝送するようにしてもよい。
【0024】図2において,10はVMSが接続される
PBX(図1のPBX1−nに対応),20はVMSで
ある。PBX10の内部において,11は局線と接続す
るトランク(TRK),12は他のPBXとの中継線に
接続するトランク(TRK)であり,ISDNの一次群
速度インタフェース(PRIで表示:23B+D)によ
り接続され,パーソナルグリーティング用の制御情報
(着信元の電話番号及び転送種別情報)及びメッセージ
ウエイティング・ランプの制御情報はDチャネルにより
伝送される。
【0025】13はネットワーク,14は全体の制御を
行うCPU,15は主メモリ(MM),16はVMS2
0との間のSMDIポート(データ転送プロトコルの物
理層はRS232Cを用いる)を介して伝送する制御情
報(パーソナルグリーティング用及びメッセージウエイ
ティグ・ランブ制御用)を入出力するIO制御部,17
はVMSとの間の2線(T&Rの2W)を介して音声を
送受するライン回路(LC)である。
【0026】また,VMS20において,21は前記1
7と同様のライン回路(LC),22はPBXから入力
した音声(アナログ信号)をデジタル化し,VMSから
出力するデジタル化された音声をアナログ信号に変換す
るA/D変換部,23は全体を制御するCPU,24は
主メモリ(MM),25はHD(ハードディスク)制御
部,26はボイスメール用のメールボックスが格納され
たハードディスク,27はPBX10の前記16と対向
して設けられたIO制御部である。
【0027】図3はPBXとVMS間のSMDIによる
メッセージのフォーマット例である。図3のA.はPB
XからVMSへ送信されるコール・フォワードの制御情
報の構成である。その中のaはメッセージ識別子,bは
複数ある音声ポートの何れを用いるかを表す音声ポート
識別子,cはフォワード元(パーソナルグリーティング
の名前を指定する)内線番号,dは発信者番号,eは転
送種別,等の情報により構成されている。
【0028】図3のB.はVMSからPBXへ送信され
るMWオン(MW点灯:メッセージウエイティング・ラ
ンプ点灯)の制御情報の構成である。これはメッセージ
識別子(MWオン・オフのメッセージであることを表
示)とMW点灯を行う対象となる内線番号等で構成され
る。図3のC.はVMSからPBXへ送信されるMWオ
フ(消灯)の制御情報の構成であり,図に示すように
B.と同様の情報により構成される。
【0029】図4はPBX間の中継線を一次群速度イン
タフェース(PRI)のDチャネルで伝送される制御情
報のメッセージフォーマットの例である。図4のA.は
呼設定要求のメッセージのフォーマットであり,コール
フォワーディングによる転送の場合,この中のメッセー
ジ識別子として呼設定転送要求を表す識別子が設定さ
れ,発信者番号,着信者番号の他に,フォワード元(転
送元)内線番号が付加されて,転送先へ呼が接続され
る。
【0030】B.はMW(メッセージウエイティング)
オン/オフのメッセージのフォーマットであり,VMS
にメッセージ(伝言)が記録されたあと,該当する電話
機に対しメッセージウエイティングの状態であることを
表示するランプを点灯させ,記録されたメッセージが聴
取された時にそれまで点灯していたランプを消灯させる
ために送信される。このMWオン/オフのメッセージ
は,VMSから発生して,VMSに接続されたPBXか
らフォワード元内線番号を収容するPBXへ順次転送さ
れる。
【0031】C.は呼び返しメッセージのフォーマット
であり,メッセージウエイティング・ランプがオンとな
っている電話機からVMSを呼び返す場合に,この呼び
返しメッセージがPBX間で転送されて,この電話機と
VMS間の接続が行われる。
【0032】セントラライズドVMSを備えた複数のP
BXで構成するネットワークにおける各PBXにおける
コールフォワードの登録,コールフォワードの処理及び
相互の動作関係を,図5に本発明の動作を説明するため
のシステム構成例を用いて説明する。図5のシステム構
成は図1と同様である。
【0033】図5において,発信者の内線S,内線A,
内線BはPBX−X(トール番号XXX)に収容され,
内線C,内線DはPBX−Y(トール番号YYY)に収
容され,VMSに接続する音声ポートは内線EとしてP
BX−Zに収容されている。PBX−ZとVMS間はS
MDIにより制御情報が転送される。
【0034】図6は各内線によるコールフォワードの登
録処理の動作を示す。a.の処理は,図5のPBX−X
の内線Aから「特番+内線B」をダイヤルすると,内線
Aが不応答等の場合に内線Bへ転送するようコールフォ
ワードが登録される。b.は内線Bから「特番+トール
網内線C」のダイヤル,即ち「特番+YYY+内線C」
のダイヤルによりPBX−Yの内線Cへ転送するようコ
ールフォワードが登録される。c.は,内線CからPB
X−Yに対し「特番+内線D」をダイヤルすることによ
り内線Dへコールフォワードが登録される。dは,PB
X−Yの内線Dが「特番+トール網内線E」すなわち,
「特番+ZZZ+内線E」をダイヤルすることによりV
MSへのコールフォワードが登録される。
【0035】図7,図8は内線への着信における各PB
Xの処理フロー(その1),(その2)である。この処
理フローでは,パーソナルグリーティングの名前に対応
する着信先電話番号(メールボックスの名義)として,
内線Cの電話番号(VMSを転送先とする内線Dの転送
元)を使用する例について示す。このような例は,例え
ば,最後の内線Dが秘書であった場合,その転送元であ
る内線Cの方が仕事を直接担当する人物の電話機である
場合に相当する。
【0036】図7,図8は,図5の電話機Sから発信し
て内線Aを着信先とする呼び出しを行った時に各内線A
〜内線Dで応答できないために各内線で図6により登録
されたコールフォワードが実行される場合についての処
理フローであり,以下に説明する。
【0037】図7のa.はPBX−Xにおける着信処理
フローであり,内線Aへ着信して,内線が応答されない
と登録された内線Bへコールフォワーディングされ(図
7の70),次に内線Bへの着信呼に対し内線Bが応答
しないと,コールフォワードの転送先として登録されて
いるPBX−Yの内線Cへ転送される(同71)。この
時,PBX−Xは転送先のPBX−Yに対し共通信号線
(PRIのDチャネル)へのメッセージ通信処理を行う
(同72)。すなわち,呼設定要求メッセージは上記図
4のA.のフォーマットによりフォワード元内線として
内線Aを入れてPBX−Yへ中継発信する。
【0038】図7のb.はPBX−Yの転送処理フロー
である。前記PBX−Xからの発信によりの順番で示
すように,PBX−Yの転送処理が開始され,PBX−
Xから内線Cへ着信した呼は,内線Cで応答されないと
コールフォワードの転送先として登録された内線Dへ転
送される(同73)。この内線Dへの着信呼は,ここで
も応答されないと登録された転送先であるPBX−Zの
内線Eへ転送される(同74)。この時,PBX−Yは
呼設定用メッセージ(図4のA.のフォーマット)のフ
ォワード元内線番号に内線Cを入れてPBX−Zへ中継
発信する(図7の75)。
【0039】次に図7のc.に示すPBX−Zの着信処
理がの順番で示すように実行される。最初に,呼は転
送先である内線E(音声ポート)へ着信し,VMSを呼
び出す(同76)。この後,PBX−ZはPRIのDチ
ャネルで受信したフォワード元内線番号(内線C)をS
MDIメッセージである図3のA.に示すコールフォワ
ードメッセージに設定してVMSへ通知する(図7の7
7)。
【0040】次に図8に示す内線への着信における各P
BXの処理フロー(その2)を説明すると,上記の図7
の処理フローによりVMSへ着信した呼に対し,図8の
a.に示すVMSでの着信処理が行われる。
【0041】まず,の順番で示すようにVMSが起動
すると,VMSは音声ポートへ着信した呼を,PBX−
ZのSMDIを介するコールフォワードメッセージと対
応付けて,パーソナルグリーティングを送出する(図8
の78)。すなわち,コールフォーワードメッセージ内
のフォワード元内線番号(この場合内線C)に対応する
メールボックスを開いて,転送種別に対応するグリーテ
ィングを再生して送信する。次に音声ポートから入力す
る発信者からの音声メッセージをVMSの内線Eから対
応するメールボックスへ録音し(同79),音声メッセ
ージの録音確認後,VMSはSMDIのMWオン(MW
ランプの点灯)信号(図3のB.に示すフォーマット)
をトール網内線番号Cを指定して,PBX−Zへ送信す
る(図8の80)。
【0042】このMW点灯信号がSMDIを介してで
示すように次のPBX−Zに送られると,PBX−Zは
MWオンを共通信号線を介してPBX−Yへ転送する
(同81)。この時のメッセージのフォーマットは上記
図4のB.である。このメッセージは,で示すように
内線Cが収容されたPBX−Yへ送られる。PBX−Y
では,図8のc.に示すようにMWオンを受信すると,
内線CのMWランプを点灯する制御を行う(同82)。
【0043】図9は上記の図7,図8の処理フローによ
りVMS内に内線Cに対する音声メッセージが録音され
た後に実行される録音済メッセージ聴取(呼び返し)の
処理フローである。
【0044】図9のa.に示すPBX−Yの処理におい
て,内線Cの利用者がMWランプの点灯を見て内線E
(VMSの音声ポート)にダイヤルすると(図9の9
0),PBX−Yはメッセージ通信処理を開始し,呼び
返しメッセージを共通信号線(PRIのDチャネル)を
介してPBX−Zへ送出する(同91)。この時の呼び
返しメッセージは,上記図4のC.のフォーマットによ
る。このメッセージはの順番で図9のb.に示すPB
X−Zで受け取られると,内線E(音声ポート)を呼び
出すと共に,VMSが着信呼び出しに対し応答すると発
信側と音声ポートを接続する(同92)。
【0045】続いて,の順番により図9のc.に示す
PBX−Zの処理が実行され,VMSは内線Cの利用者
が電話機から送出するDTMF信号(押釦信号)に従っ
て音声メッセージを再生する(同93)。DTMF信号
は,利用者が指示する音声再生の制御信号である。再生
された音声メッセージは,VMSの音声ポート,各PB
Xを介して内線Cの利用者へ送られる。
【0046】図10は各PBX間及びVMSとの間で送
受されるメッセージ・シーケンスを示す。図10の(1)
はコールフォワードによるVMS接続,(2) は音声メー
ル受信者による呼び返しの各場合のシーケンスを示す。
【0047】(1) の場合,上記図7,図8に示した内線
への着信処理フローの動作に対応し,呼設定要求(図1
0のa)はPBX−Xにおいて,内線Aから内線Bへコ
ールフォワードし,内線Bから内線C(PBX−Y)へ
のコールフォワードの時に送出される。呼設定要求(同
b)は内線Cから内線Dへコールフォワードし,更にP
BX−Zの内線E(VMSの音声ポート)へコールフォ
ワードする時に送出される。
【0048】PBX−ZからVMSへの音声ポートへの
着信(同c)と,コールフォワーディング(内線Cを着
信先とする)の制御情報(同d)がSMDIを介して送
信される。VMSへ着信すると,VMSからパーソナル
グリーティング(着信先である内線Cの名前による,同
e)が発信者へ送信され,その後発信者からの音声メー
ルが受信されるとVMSの対応するメールボックスへ録
音される(同f)。その後,VMSからMWターンオン
の制御信号(同g)がSMDIを介してPBX−Zへ送
られ,PBX−ZからPBX−Y(内線Cを収容)へ共
通信号線を介してMWオンの制御信号(同h)が送られ
る。
【0049】(2) の場合, 上記図9に示す呼び返し(録
音済メッセージ聴取)の処理フローの動作に対応する。
上記の(1) のシーケンスで内線Cの電話機のMWランプ
が点灯しているので,その利用者がVMSへ宛てて発信
すると,呼び返しのメッセージがPBX−YからPBX
−Zへ送られる(図10のi)。PBX−ZがVMSの
音声ポートへ着信する接続を行うと(同j),VMSは
その内線Cに対応するメールボックスから録音済のメッ
セージを再生すると,PBX−Yの内線Cへ送られる
(同k)。この後,VMSはMWオフ(MW点灯)の制
御信号をSMDIを介して送出すると(同l),PBX
−ZからPBX−Yに対しMWオフの制御信号(同m)
が送出され,内線Cの電話機のMWランプをオフにす
る。
【0050】上記の図7乃至図10の実施例の説明で
は,VMSへ転送を行う内線(図5の内線D)より1段
階前の内線(図5のC)を着信先としてVMSへ通知し
てパーソナルグリーティングが行われる例における動作
を説明したが,他の内線,例えば図5の内線A(最初の
着信先)や,転送先として最終の電話機である内線D,
を着信先としてパーソナルグリーティングを実行するこ
とは同様の原理を用いて実行することができる。
【0051】また,PBX間のコールフォワーディング
のための制御情報を伝送する共通信号線として上記の実
施例ではPRIのDチャネルを用いていたが,NO.7
共通線信号方式を用いても同様の処理を実行することが
できる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば,複数のPBXで構成す
るネットワークにおいて1または複数のVMSを設けた
システムで,VMSとの制御信号用のインタフェースを
持たないPBXの内線を含む最適なパーソナルグリーテ
ィングを発信者へ通知することができる。
【0053】そして,最終内線(図5の内線D)をパー
ソナルグリーティングの名前とする場合,発信者は最終
内線Dの担当者のメッセージを発信者が聞き,その担当
者へメッセージを残すことができる。また,図5の内線
Cをパーソナルグリーティングの名前とする場合は,例
えば,同一PBX内にある部,課等の特定グループ内て
コールフォワーディングを各内線間で登録し合い,最終
的に秘書にかける例に相当する。この場合,秘書がVM
Sへのコールフォワーディング転送をかけることによ
り,秘書(内線D)でなくその課への第一着信者(内線
C)の内線番号がVMSへ通知され,第一着信者(内線
C)のパーソナルグリーティングが送出される。
【0054】さらに,最初の着信先(図5の内線A)か
らパーソナルグリーティングを送出する場合は,発信者
が意図した最初の内線番号に対応する名前でグリーティ
ングメッセージが送られるので,個人対応のVMSメー
ルボックスへ直接接続できる。また,発信者に対してあ
たかも複数のPBXを一つのPBXとして見せることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明が実施されるPBXとVMSの接続構成
図を示す。
【図3】PBXとVMS間のSMDIによるメッセージ
のフォーマット例である。
【図4】PBX間の中継線をPRIのDチャネルで伝送
される制御情報のメッセージフォーマットの例である。
【図5】本発明の動作を説明するためのシステム構成例
である。
【図6】各内線によるコールフォワードの登録処理の動
作を示す。
【図7】内線への着信における各PBXの処理フロー
(その1)である。
【図8】内線への着信における各PBXの処理フロー
(その2)である。
【図9】録音済メッセージ聴取の処理フローである。
【図10】各PBX間及びVMSとの間で送受されるメ
ッセージ・シーケンスである。
【図11】従来の構成例である。
【符号の説明】
1-1 〜1-n PBX(私設交換機) 2-1 〜2-n PBX内の制御部 3a〜3d 電話番号A〜Dに登録されたコールフォ
ワードの転送先情報 4-1 〜4-(n-1) 通話信号線 5-1 〜5-(n-1) 共通信号線 6 VMS 7 VMSと接続する音声ポートの線路 8 制御信号インタフェース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のPBXで構成されたネットワーク
    システム内に1または複数のボイスメイルシステム(V
    MS) を備えたセントラライズドVMSのパーソナル・
    グリーティング送出方式において, 着信先の内線電話機が収容されたPBXと,VMS音声
    ポートを内線として収容するPBXとが異なり,該着信
    先の内線に対し転送先として順次複数のPBXを介して
    最後にVMSへ転送接続するコールフォワードの情報が
    登録されている時, 最初の着信元の内線電話機への着信に対しPBX間の接
    続を含むコールフォワードが実行されると,転送先への
    接続情報及びVMSにおけるパーソナルグリーティング
    の送出に用いる着信元情報を含む制御情報は,PBX間
    の共通信号線により伝送し, VMSと該VMSを収容するPBX間は特定のインタフ
    ェース線を介して伝送することを特徴とするセントララ
    イズドVMSのパーソナルグリーティング送出方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において, 前記PBX間の共通信号線により伝送される,パーソナ
    ルグリーティングの送出に用いる着信元情報は,ネット
    ワーク内全体での最初の着信先情報,VMSへコールフ
    ォワードの登録を行った最終内線電話機,またはVMS
    へコールフォワードを登録した最終内線電話機が収容さ
    れるPBX内で最初に着信してコールフォワードの実行
    を開始する内線電話機,の何れか一つの電話番号を用
    い, 該当する内線電話機を収容するPBXはVMSを収容す
    るPBXに対し前記内線番号を着信元情報として伝送す
    ることを特徴とするセントラライズドVMSのパーソナ
    ルグリーティング送出方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において, 前記PBX間でパーソナルグリーティングの送出に用い
    る着信元情報を含む制御情報を伝送する共通信号線の信
    号は,一次線群インタフェースのDチャネルまたはN
    O.7共通線信号方式による信号とすることを特徴とす
    るセントラライズドVMSのパーソナルグリーティング
    送出方式。
JP32352392A 1992-12-03 1992-12-03 セントラライズドvmsのパーソナルグリーティング送出方式 Pending JPH06177977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100547862B1 (ko) * 1998-06-29 2006-04-06 삼성전자주식회사 사설 교환기에서 착신호 전환 방법

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