JPH06177872A - パスワード連想方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機密データにアクセスするためのパスワード
を忘れてまった時に、操作者にヒントを与えることによ
って、パスワードを連想できるパスワード連想方法を提
供することを目的とする。 【構成】 パスワードを忘れた場合、ヒント表示処理１
０２によって、パスワードとなる文字列の中の最初の一
文字をヒントとして表示し、パスワード入力処理１０３
において、操作者はヒントを基に連想し思い出したパス
ワードを入力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、機密のデータ等にアク
セスする際のパスワードを忘れた時、ヒントを出力する
ことによってパスワードを連想することが可能なパスワ
ード連想方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】機密のデータ等は、後に特定の人にしか
アクセスできないようにするため、パスワードを設定す
る。よって、機密データにアクセスする時はそのパスワ
ードを入力しなければいけない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の機密デ
ータに別々のパスワードを用いている場合、パスワード
を度忘れしたり、どのパスワードを設定したか忘れてし
まうことがある。

【０００４】本発明は上記の問題を解決するためのもの
で、その目的とするところは、機密データ等にアクセス
するためのパスワードを忘れた時に、操作者にパスワー
ドの一部分をヒントとして与えることにより、操作者が
パスワードを思い出すことが出来るパスワード連想方法
を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のパスワード連想
方法は、パスワード入力において、パスワードの一部分
をヒントとして出力する手段を備えていることを特徴と
する。

【０００６】

【実施例】以下本発明の一実施例として、コンピュータ
システムで機密ファイルにパスワードを設定した場合の
パスワード連想法を図面に基づいて説明する。以下の説
明において「オペレータ」とはコンピュータシステムの
利用者を示す。

【０００７】図２はコンピュータシステムおよびパスワ
ード連想方法を実行するための制御システムの一実施
例、及び処理制御状態を示す図である。この実施例に係
わる制御システムは、ヒントボタンを含むキーボード等
の入力装置と、本実施例の処理を制御する中央処理装置
２０２と、中央処理装置２０２における処理結果や処理
手順を表示する表示装置２０３と、中央処理装置２０２
で得られたデータを記憶する記憶装置２０４とからな
る。

【０００８】図１はパスワード入力における、本発明の
パスワード連想法の処理の概要を示す流れ図である。始
めに１０１において、機密ファイルにアクセスする際、
オペレータがパスワードを忘れたかどうか判断し、忘れ
ていなかったらパスワード処理１０３において、オペレ
ータはパスワードを入力する。１０１において、オペレ
ータがパスワードを忘れた場合には、ヒント表示処理１
０２において、オペレータに対してヒントを表示し、パ
スワードを連想させる。そしてパスワード入力処理１０
３において、オペレータは思い出したパスワードを入力
する。

【０００９】図３はヒント表示処理１０２における一表
示例を示す図である。本実施例ではパスワードを「ＡＢ
ＣＤＥ」であると仮定する。

【００１０】中央処理装置２０２が、オペレータに対し
パスワード入力を要求する表示を、表示装置２０３の一
行目「ｐａｓｓｗｏｒｄ：」と行ったとき、ステップ１
０１においてオペレータがパスワードを忘れた場合は、
ヒントボタン３０１を押す。するとヒント表示処理１０
２において、表示装置２０３の２行目「ヒント：Ａ」の
ように、パスワードとなる文字列の１文字目がヒントと
して表示される。また、再度オペレータに対しパスワー
ド入力を要求する表示を、表示装置２０３の三行目「ｐ
ａｓｓｗｏｒｄ：」と行う。そして、オペレータは表示
装置２０３に表示されたヒントを基にパスワードを連想
し、パスワード入力処理１０３においてパスワードを入
力する。

【００１１】本実施例ではヒント表示処理１０２におい
て、ヒントとしてパスワードとなる文字列の最初の１文
字を表示する例を示したが、この表示する１文字は何番
目の文字でもよいし、一文字だけでなく何文字かを表示
することも考えられ、ヒントを表示装置に表示するかわ
りに、音声によりスピーカーから出力することも考えら
れる。さらに、文字列以外でパスワードが設定されてい
る場合、例えば音声によるパスワード設定がされている
場合でも、音声パスワードの一部をスピーカーで出力す
る等の方法により本発明のパスワード連想方法を用いる
ことも可能である。また、誤ったパスワードが入力され
た場合は、ある一定の入力回数を越えたら、パスワード
入力が不可になるような方法にしてもよい。

【００１２】本実施例ではコンピュータシステムでのパ
スワード連想法の使用例を示したが、コンピュータシス
テムに限らず、パスワード入力が必要な状況において本
発明のパスワード連想方法が使用できることはいうまで
もない。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のパスワー
ド連想方法によれば、機密データ等にアクセスするため
に設定したパスワードを忘れた場合に、パスワードの一
部分をヒントとして出力することにより、操作者にパス
ワードを連想させ、思い出させることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】パスワード入力における、本発明のパスワード
連想法の処理の概要を示す流れ図。

【図２】コンピュータシステムおよびパスワード連想方
法を実行するための制御システムの一実施例、及び処理
制御状態を示す図。

【図３】ヒント表示処理１０２における一表示例を示す
図。

【符号の説明】

２０１・・・入力装置 ２０２・・・中央処理装置 ２０３・・・表示装置 ２０４・・・記憶装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パスワード入力において、パスワードの
   一部分をヒントとして出力する手段を備えていることを
   特徴とするパスワード連想方法。