JPH0617775A - 押しのけ機械 - Google Patents
押しのけ機械Info
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- JPH0617775A JPH0617775A JP5053300A JP5330093A JPH0617775A JP H0617775 A JPH0617775 A JP H0617775A JP 5053300 A JP5053300 A JP 5053300A JP 5330093 A JP5330093 A JP 5330093A JP H0617775 A JPH0617775 A JP H0617775A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- displacement
- scroll
- casings
- disc
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C1/00—Rotary-piston machines or engines
- F01C1/02—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F01C1/0207—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F01C1/0215—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
- F01C1/0223—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving with symmetrical double wraps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C20/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines or engines
- F01C20/24—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines or engines characterised by using valves for controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves
- F01C20/26—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines or engines characterised by using valves for controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves using bypass channels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2分割された定置のケーシング7a,7b内
に配置された多数のスクロール状の搬送室11a,11
bを備えていて、これらの搬送室は、半径方向外側に位
置するインレット12a,12bから半径方向内側に位
置するアウトレット13に通じていて、搬送室に対応配
置された押しのけ体を備えている、圧縮可能な媒体のた
めの押しのけ機械を改良して、互いに作用接続し合う部
分のために同一の材料を使用することができ、しかもコ
ンパクトなバイパス配置が可能となるようにする。 【構成】 押しのけ体2,3a,3bとケーシング7
a,7bとが同じ軽量合金より成っており、ケーシング
がダイキャストによって製造されており、搬送された作
業媒体のためのアウトレット13のケーシング14が存
在しているケーシング半部7b内に、遮断部材56のた
めのケーシング55が組み込まれている。
に配置された多数のスクロール状の搬送室11a,11
bを備えていて、これらの搬送室は、半径方向外側に位
置するインレット12a,12bから半径方向内側に位
置するアウトレット13に通じていて、搬送室に対応配
置された押しのけ体を備えている、圧縮可能な媒体のた
めの押しのけ機械を改良して、互いに作用接続し合う部
分のために同一の材料を使用することができ、しかもコ
ンパクトなバイパス配置が可能となるようにする。 【構成】 押しのけ体2,3a,3bとケーシング7
a,7bとが同じ軽量合金より成っており、ケーシング
がダイキャストによって製造されており、搬送された作
業媒体のためのアウトレット13のケーシング14が存
在しているケーシング半部7b内に、遮断部材56のた
めのケーシング55が組み込まれている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮可能な媒体のため
の押しのけ機械であって、2分割された定置のケーシン
グ内に配置された多数のスクロール(渦巻き)状の搬送
室を備えており、これらの搬送室は、半径方向外側に位
置するインレットから半径方向内側に位置するアウトレ
ットに通じていて、搬送室に対応配置された押しのけ体
を備えており、該押しのけ体は主として円板より成って
いて、この円板の両側にこの円板に対して直角に配置さ
れたスクロール状の条片が設けられており、偏心的に駆
動される押しのけ体が運転中にあらゆるポイントで、搬
送室の外周壁によって制限された円弧運動を行うように
なっている形式のものに関する。
の押しのけ機械であって、2分割された定置のケーシン
グ内に配置された多数のスクロール(渦巻き)状の搬送
室を備えており、これらの搬送室は、半径方向外側に位
置するインレットから半径方向内側に位置するアウトレ
ットに通じていて、搬送室に対応配置された押しのけ体
を備えており、該押しのけ体は主として円板より成って
いて、この円板の両側にこの円板に対して直角に配置さ
れたスクロール状の条片が設けられており、偏心的に駆
動される押しのけ体が運転中にあらゆるポイントで、搬
送室の外周壁によって制限された円弧運動を行うように
なっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】スクロール構造の押しのけ機械はドイツ
連邦共和国特許第2603462号明細書により公知で
ある。このスクロール原理に基づいて構成された圧縮機
は、例えば空気又は空気−燃料混合気より成るガス状の
作業媒体をほぼ脈動なしに搬送することを特徴としてい
て、従って内燃機関を過給する目的では有効である。こ
のような圧縮機の運転中においては、スクロール状に構
成された押しのけ体と押しのけ室の2つの外周壁との間
に、押しのけ室に沿って、ほぼ三日月状の多数の作業室
が形成されており、これらの作業室が、インレットから
押しのけ室を貫流してアウトレットに移動するようにな
っている。
連邦共和国特許第2603462号明細書により公知で
ある。このスクロール原理に基づいて構成された圧縮機
は、例えば空気又は空気−燃料混合気より成るガス状の
作業媒体をほぼ脈動なしに搬送することを特徴としてい
て、従って内燃機関を過給する目的では有効である。こ
のような圧縮機の運転中においては、スクロール状に構
成された押しのけ体と押しのけ室の2つの外周壁との間
に、押しのけ室に沿って、ほぼ三日月状の多数の作業室
が形成されており、これらの作業室が、インレットから
押しのけ室を貫流してアウトレットに移動するようにな
っている。
【0003】冒頭に述べたような形式の機械は、ヨーロ
ッパ公開特許第354342号明細書により公知であ
る。機械の構造容積を有効に利用しようとするために、
圧力比をより高くし、また回転数をより高くしようとす
る傾向がある。しかしながら、圧力比を高くすると、円
板内の温度変化がより大きくなり、回転数を高くする
と、質量の力がより大きくなる。したがって押しのけ体
は、有利には軽量合金(例えばマグネシウム)より構成
される。これによって主偏心体にかかる質量の力は最小
にされる。このような機械の2つのケーシング半部は、
大抵の場合コストの安価なアルミニウム−ダイキャスト
より成っている。駆動軸の構造及びロータの軸受部分の
構造を相応に頑丈なものにすることによって、この材料
対においては、押しのけ体のスクロール状壁(渦巻き状
壁)とケーシングウエブのスクロール状壁とが渦巻き状
の周方向で互いに接触することがある。材料は、対応す
る部分のうちの1つが固着することなしに、遊び0(ゼ
ロ)で作業する。このような状態は、一方では、各部材
を機械的に処理する際に大きい公差幅を提供し、他方で
は運転中に機械をより高い温度にさらすことを可能にす
る。
ッパ公開特許第354342号明細書により公知であ
る。機械の構造容積を有効に利用しようとするために、
圧力比をより高くし、また回転数をより高くしようとす
る傾向がある。しかしながら、圧力比を高くすると、円
板内の温度変化がより大きくなり、回転数を高くする
と、質量の力がより大きくなる。したがって押しのけ体
は、有利には軽量合金(例えばマグネシウム)より構成
される。これによって主偏心体にかかる質量の力は最小
にされる。このような機械の2つのケーシング半部は、
大抵の場合コストの安価なアルミニウム−ダイキャスト
より成っている。駆動軸の構造及びロータの軸受部分の
構造を相応に頑丈なものにすることによって、この材料
対においては、押しのけ体のスクロール状壁(渦巻き状
壁)とケーシングウエブのスクロール状壁とが渦巻き状
の周方向で互いに接触することがある。材料は、対応す
る部分のうちの1つが固着することなしに、遊び0(ゼ
ロ)で作業する。このような状態は、一方では、各部材
を機械的に処理する際に大きい公差幅を提供し、他方で
は運転中に機械をより高い温度にさらすことを可能にす
る。
【0004】内燃機関を過給するための機械的な過給装
置を使用する場合には、一般にバイパス接続回路が使用
される。このバイパス接続回路は、部分負荷範囲におい
ては、不必要な過給空気を過給装置の圧力側から吸込み
側に戻し案内するようになっている。バイパス導管内に
は遮断部材が配置されている。
置を使用する場合には、一般にバイパス接続回路が使用
される。このバイパス接続回路は、部分負荷範囲におい
ては、不必要な過給空気を過給装置の圧力側から吸込み
側に戻し案内するようになっている。バイパス導管内に
は遮断部材が配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、重
量、摩擦特性などに関するマグネシウム合金の利点を利
用し、しかもこのような機械を流れ作業で製造する際に
マグネシウム処理とアルミニウム処理とを分けて行う必
要がある(これによってコストが高くなる)という事実
を考慮した上で、冒頭に述べた形式の押しのけ機械を改
良して、互いに作用接続し合う部分のために同一の材料
を使用することができ、しかもコンパクトなバイパス配
置が可能となるようにすることである。
量、摩擦特性などに関するマグネシウム合金の利点を利
用し、しかもこのような機械を流れ作業で製造する際に
マグネシウム処理とアルミニウム処理とを分けて行う必
要がある(これによってコストが高くなる)という事実
を考慮した上で、冒頭に述べた形式の押しのけ機械を改
良して、互いに作用接続し合う部分のために同一の材料
を使用することができ、しかもコンパクトなバイパス配
置が可能となるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、押しのけ体とケーシングとが同じ軽量合金
(例えばマグネシウムをベースとした)より成ってお
り、ケーシングがダイキャストより製造されていて、ケ
ーシング半部内に遮断部材のためのケーシングが組み込
まれている。
明によれば、押しのけ体とケーシングとが同じ軽量合金
(例えばマグネシウムをベースとした)より成ってお
り、ケーシングがダイキャストより製造されていて、ケ
ーシング半部内に遮断部材のためのケーシングが組み込
まれている。
【0007】
【発明の効果】本発明の利点は、押しのけ体とケーシン
グとが接触した場合でも、使用された材料のなじみ特性
が損なわれることがないという点にある。スクロール
(渦巻き)部分の大部分はケーシング半部である。つま
りこれらのケーシング半部が機械重量の大部分を占めて
いる。本発明によれば押しのけ機械の重量が著しく軽量
になったことによって、設置場所における支持構造も軽
量になった。このような設置場所が例えば過給式の内燃
機関であれば、軽量な構造によってシステム全体の振動
特性に特に好都合に作用する。
グとが接触した場合でも、使用された材料のなじみ特性
が損なわれることがないという点にある。スクロール
(渦巻き)部分の大部分はケーシング半部である。つま
りこれらのケーシング半部が機械重量の大部分を占めて
いる。本発明によれば押しのけ機械の重量が著しく軽量
になったことによって、設置場所における支持構造も軽
量になった。このような設置場所が例えば過給式の内燃
機関であれば、軽量な構造によってシステム全体の振動
特性に特に好都合に作用する。
【0008】遮断部材のためのケーシングを収容するケ
ーシング半部内に、搬送された作業媒体のためのアウト
レット用のケーシングも配置すれば有利である。また、
2つの通路が平行な中心軸線に対して平行に延びていれ
ば、唯一の固定箇所を機械処理し、1つの共通の主要−
処理軸線を有するようにすることができる。
ーシング半部内に、搬送された作業媒体のためのアウト
レット用のケーシングも配置すれば有利である。また、
2つの通路が平行な中心軸線に対して平行に延びていれ
ば、唯一の固定箇所を機械処理し、1つの共通の主要−
処理軸線を有するようにすることができる。
【0009】
【実施例】図1に示されているように、フィルタ50を
介して外気が吸い込まれ、スクロール状の押しのけ機械
のインレット12内に送られる。こうして吸い込まれた
外気は圧縮後に押しのけ機械から送り出されて、過給空
気として過給空気導管51及び過給空気分配器52を介
して内燃機関53に供給される。
介して外気が吸い込まれ、スクロール状の押しのけ機械
のインレット12内に送られる。こうして吸い込まれた
外気は圧縮後に押しのけ機械から送り出されて、過給空
気として過給空気導管51及び過給空気分配器52を介
して内燃機関53に供給される。
【0010】本発明の対象ではないところのスクロール
機械の作用形式については、前記ドイツ連邦共和国特許
第2603462号明細書に記載されている。以下に
は、本発明を理解するために必要であるところの機械構
造及び機械の作業プロセスについてのみ記載されてい
る。
機械の作用形式については、前記ドイツ連邦共和国特許
第2603462号明細書に記載されている。以下に
は、本発明を理解するために必要であるところの機械構
造及び機械の作業プロセスについてのみ記載されてい
る。
【0011】図1には、搬送室と押しのけ部材とを備え
た押しのけ機械のケーシングが示されている。符号1で
は機械のロータ全体が示されている。円板2の両側には
スクロール状に延びる押しのけ体が配置されている。こ
の押しのけ体は、円板2上に直立して保持されている条
片3a,3bである。スクロール自体は普通は、互いに
接続された多数の円弧形部材より形成されている。
た押しのけ機械のケーシングが示されている。符号1で
は機械のロータ全体が示されている。円板2の両側には
スクロール状に延びる押しのけ体が配置されている。こ
の押しのけ体は、円板2上に直立して保持されている条
片3a,3bである。スクロール自体は普通は、互いに
接続された多数の円弧形部材より形成されている。
【0012】符号4でボスが示されており、このボス4
を介して滑り軸受22を備えた円板2が偏心体円板23
上で支えられている。この偏心体円板23は主軸24の
一部である。符号5では、偏心体ピン26に固定された
ガイド軸受25を受容するための、前記条片3a,3b
の半径方向外側に配置されたアイが示されている。偏心
体ピン26自体は、ガイド軸27の一部である。スクロ
ール端部で前記円板には貫流用窓6が設けられており、
この貫流用窓6を介して媒体は、円板の左側から右側へ
達し、これによって媒体は、一方側だけに配置された中
央のアウトレット13で送り出されるようになってい
る。
を介して滑り軸受22を備えた円板2が偏心体円板23
上で支えられている。この偏心体円板23は主軸24の
一部である。符号5では、偏心体ピン26に固定された
ガイド軸受25を受容するための、前記条片3a,3b
の半径方向外側に配置されたアイが示されている。偏心
体ピン26自体は、ガイド軸27の一部である。スクロ
ール端部で前記円板には貫流用窓6が設けられており、
この貫流用窓6を介して媒体は、円板の左側から右側へ
達し、これによって媒体は、一方側だけに配置された中
央のアウトレット13で送り出されるようになってい
る。
【0013】部材(円板2、条片3a,3b及びアイ
5)はマグネシウム合金より一体的に製造されている。
5)はマグネシウム合金より一体的に製造されている。
【0014】機械ケーシングは、ケーシング半部7a,
7bより組み立てられており、これらのケーシング半部
7a,7bは、ねじを受容するための固定用アイ(図示
せず)を介して互いに接続されている。符号11a,1
1bでは、それぞれ互いに180°ずらされた2つの搬
送室が示されている。これらの搬送室11a,11b
は、スクロール(渦巻き)状のスリットの形状でケーシ
ング半部に形成されている。これらの搬送室11a,1
1bは、ケーシング内でスクロールの外側始端部に配置
されたインレット12から、ケーシング内部に設けられ
た前記2つの搬送室11a,11bに共通の1つのアウ
トレット13に延びている。2つの搬送室11a,11
bは、互いに同じ間隔を保って配置されたほぼ平行な円
筒形壁部を有しており、これらの円筒形壁部は円板2の
押しのけ体と同様に、360°のスクロール(渦巻き)
を有している。これらの円筒形壁部の間に条片3a,3
bより形成された押しのけ体が入り込んでおり、これら
の押しのけ体の湾曲形状は、条片が、それぞれ複数の箇
所(例えば2カ所)でケーシングの内側円筒形壁部及び
外側円筒形壁部と接触するように設計されている。条片
3a,3b及びウエブ9,10の自由な端面側ではシー
ル21が相応の溝内に挿入されている。これらのシール
21によって作業室が、ケーシングの側壁もしくは押し
のけ円板に対してシールされるようになっている。
7bより組み立てられており、これらのケーシング半部
7a,7bは、ねじを受容するための固定用アイ(図示
せず)を介して互いに接続されている。符号11a,1
1bでは、それぞれ互いに180°ずらされた2つの搬
送室が示されている。これらの搬送室11a,11b
は、スクロール(渦巻き)状のスリットの形状でケーシ
ング半部に形成されている。これらの搬送室11a,1
1bは、ケーシング内でスクロールの外側始端部に配置
されたインレット12から、ケーシング内部に設けられ
た前記2つの搬送室11a,11bに共通の1つのアウ
トレット13に延びている。2つの搬送室11a,11
bは、互いに同じ間隔を保って配置されたほぼ平行な円
筒形壁部を有しており、これらの円筒形壁部は円板2の
押しのけ体と同様に、360°のスクロール(渦巻き)
を有している。これらの円筒形壁部の間に条片3a,3
bより形成された押しのけ体が入り込んでおり、これら
の押しのけ体の湾曲形状は、条片が、それぞれ複数の箇
所(例えば2カ所)でケーシングの内側円筒形壁部及び
外側円筒形壁部と接触するように設計されている。条片
3a,3b及びウエブ9,10の自由な端面側ではシー
ル21が相応の溝内に挿入されている。これらのシール
21によって作業室が、ケーシングの側壁もしくは押し
のけ円板に対してシールされるようになっている。
【0015】さて本発明によれば図示の実施例におい
て、2つのケーシング半部7a,7bは、搬送室11
a,11bを形成するウエブ9,10と一緒に、同様に
マグネシウム合金より製造されている。このマグネシウ
ム合金は必ずしも前記押しのけ体のマグネシウム合金と
同じものでなくてもよい。これら2つのケーシング半部
7a,7bは、鋳造構造体又は鍛造構造体である。
て、2つのケーシング半部7a,7bは、搬送室11
a,11bを形成するウエブ9,10と一緒に、同様に
マグネシウム合金より製造されている。このマグネシウ
ム合金は必ずしも前記押しのけ体のマグネシウム合金と
同じものでなくてもよい。これら2つのケーシング半部
7a,7bは、鋳造構造体又は鍛造構造体である。
【0016】本発明によれば次のような製造上の利点が
得られる。
得られる。
【0017】−押しのけ体とケーシングとを同一のフラ
イス盤によって加工することができる。
イス盤によって加工することができる。
【0018】−アルミニウム機械加工におけるよりもマ
グネシウム機械加工の方が、フライス盤の耐用年数はよ
り高くなる。
グネシウム機械加工の方が、フライス盤の耐用年数はよ
り高くなる。
【0019】−マグネシウム機械加工は消費エネルギが
少なくて済む。
少なくて済む。
【0020】−消費エネルギーが少ないので、より小さ
い構造の駆動ユニットで済む。
い構造の駆動ユニットで済む。
【0021】右側のケーシング半部7a内には、インレ
ット12の直接下流に、遮断部材56(図示の実施例で
はフラップ)のためのケーシング55が配置されてい
る。このケーシング55と、アウトレット13を制限す
るケーシング14とは、フランジで結合されたケーシン
グカバー57内に開口している。ケーシングカバー57
は本来のバイパスを形成しており、このバイパスは最短
の流れ経路を可能とする。
ット12の直接下流に、遮断部材56(図示の実施例で
はフラップ)のためのケーシング55が配置されてい
る。このケーシング55と、アウトレット13を制限す
るケーシング14とは、フランジで結合されたケーシン
グカバー57内に開口している。ケーシングカバー57
は本来のバイパスを形成しており、このバイパスは最短
の流れ経路を可能とする。
【0022】互いに間隔を保って配置された2つの偏心
体装置(偏心体円板23と主軸24、若しくは偏心体ピ
ン26とガイド軸27)によって、ロータ1は駆動され
ガイドされるようになっている。主軸24は、ころがり
軸受17及びすべり軸受18内で軸受けされている。ケ
ーシング半部7bから突き出る、主軸24の端部には、
駆動装置のためのVベルト19を備えた軸が設けられて
いる。駆動は、内燃機関53に接続されてVベルト54
を介して行われる。主軸24には、ロータが偏心的に駆
動される際に生じる質量を補償するために釣り合い重り
20が配置されている。ガイド軸27はケーシング半部
7b内で滑り軸受け28内に挿入されている。
体装置(偏心体円板23と主軸24、若しくは偏心体ピ
ン26とガイド軸27)によって、ロータ1は駆動され
ガイドされるようになっている。主軸24は、ころがり
軸受17及びすべり軸受18内で軸受けされている。ケ
ーシング半部7bから突き出る、主軸24の端部には、
駆動装置のためのVベルト19を備えた軸が設けられて
いる。駆動は、内燃機関53に接続されてVベルト54
を介して行われる。主軸24には、ロータが偏心的に駆
動される際に生じる質量を補償するために釣り合い重り
20が配置されている。ガイド軸27はケーシング半部
7b内で滑り軸受け28内に挿入されている。
【0023】死点位置において確実なロータのガイドを
得るために、2つの偏心体装置は角度的に正確に同期化
される。これは歯付きベルト伝動装置16を介して行わ
れる。運転の際には、2重偏心体伝動装置によって、ロ
ータの円板のすべてのポイント及びひいては2つの条片
3a,3bのすべてが円弧状のシフト運動を行うように
なっている。条片3a,3bが所属の搬送室の内側と外
側の円筒形壁部とに繰り返し交互に接近することによっ
て(この場合、使用された材料に基づいて、互いに接触
することが不都合を招くことはない)、条片の両側に、
作業媒体を収容する三日月状の作業室が形成されること
になる。これによって、この作業室の容積は減少され、
それに応じて作業媒体の圧力は相応に高めらる、部分負
荷運転時には不必要な過給空気は、アウトレット13か
ら、部分的又は完全に開放された遮断部材56を介して
インレット12内に戻し案内される。
得るために、2つの偏心体装置は角度的に正確に同期化
される。これは歯付きベルト伝動装置16を介して行わ
れる。運転の際には、2重偏心体伝動装置によって、ロ
ータの円板のすべてのポイント及びひいては2つの条片
3a,3bのすべてが円弧状のシフト運動を行うように
なっている。条片3a,3bが所属の搬送室の内側と外
側の円筒形壁部とに繰り返し交互に接近することによっ
て(この場合、使用された材料に基づいて、互いに接触
することが不都合を招くことはない)、条片の両側に、
作業媒体を収容する三日月状の作業室が形成されること
になる。これによって、この作業室の容積は減少され、
それに応じて作業媒体の圧力は相応に高めらる、部分負
荷運転時には不必要な過給空気は、アウトレット13か
ら、部分的又は完全に開放された遮断部材56を介して
インレット12内に戻し案内される。
【0024】図2には、特に経済的な観点で見て有利で
あるところのバイパス装置を備えたケーシング半部7a
が示されている。このケーシング半部は、2つの割型よ
り成るダイキャスト型内で製造される。この割型の型抜
きは、アウトレットケーシング14の中心軸線でもある
ところの軸線15の方向で行われる。フラップケーシン
グ55の中心軸線58は、軸線15に対して平行に延び
ていて、ひいては割型の型抜き方向にも延びている。こ
れによって、フラップケーシングのための付加的な抜き
芯を組み込む必要はない。機械的な処理のためにも、ア
ウトレット及びフラップケーシングのためにも、型抜き
方向に対して平行に延びる同一の主要−処理軸線を利用
できるようになっている。
あるところのバイパス装置を備えたケーシング半部7a
が示されている。このケーシング半部は、2つの割型よ
り成るダイキャスト型内で製造される。この割型の型抜
きは、アウトレットケーシング14の中心軸線でもある
ところの軸線15の方向で行われる。フラップケーシン
グ55の中心軸線58は、軸線15に対して平行に延び
ていて、ひいては割型の型抜き方向にも延びている。こ
れによって、フラップケーシングのための付加的な抜き
芯を組み込む必要はない。機械的な処理のためにも、ア
ウトレット及びフラップケーシングのためにも、型抜き
方向に対して平行に延びる同一の主要−処理軸線を利用
できるようになっている。
【0025】図3には変化実施例が示されている。この
変化実施例においては、本来のバイパス導管がケーシン
グカバー57の外側に位置している。それ以外ではケー
シング半部7aの構造は同じである。この変化実施例
は、過給空気冷却器60がスクロールの下流に設けられ
ている構造のものに使用すると有利である。
変化実施例においては、本来のバイパス導管がケーシン
グカバー57の外側に位置している。それ以外ではケー
シング半部7aの構造は同じである。この変化実施例
は、過給空気冷却器60がスクロールの下流に設けられ
ている構造のものに使用すると有利である。
【図1】内燃機関に配置された本発明の1実施例による
押しのけ機械の概略的な縦断面図である。
押しのけ機械の概略的な縦断面図である。
【図2】ケーシング半部の縦断面図である。
【図3】別の実施例による押しのけ機械の概略図であ
る。
る。
1 ロータ、 2 円板、 3a,3b 条片、 4
ハブ、 5 アイ、6 貫流用窓、 7a,7b ケー
シング半部、 9,10 ウエブ、 11a,11b
搬送スペース、 12 インレット、 13 アウトレ
ット、 14アウトレットケーシング、 15 軸線、
16 歯付きベルト伝動装置、17 ころがり軸受、
18 滑り軸受、 19 Vベルトプーリー、 20
釣り合い重り、 21 シール、 22 滑り軸受、
23 偏心体円板、 24 主軸、 25 ガイド軸
受、 26 偏心体ピン、 27 ガイド軸、 28
滑り軸受、 50 フィルター、 51 過給空気導
管、 52 過給空気分配器、 53 内燃機関、 5
4 Vベルト、 55 フラップケーシング、56 遮
断部材、 57 ケーシングカバー、 58 フラップ
ケーシングの中心軸線、 59 フラップ軸、 60
過給空気冷却器
ハブ、 5 アイ、6 貫流用窓、 7a,7b ケー
シング半部、 9,10 ウエブ、 11a,11b
搬送スペース、 12 インレット、 13 アウトレ
ット、 14アウトレットケーシング、 15 軸線、
16 歯付きベルト伝動装置、17 ころがり軸受、
18 滑り軸受、 19 Vベルトプーリー、 20
釣り合い重り、 21 シール、 22 滑り軸受、
23 偏心体円板、 24 主軸、 25 ガイド軸
受、 26 偏心体ピン、 27 ガイド軸、 28
滑り軸受、 50 フィルター、 51 過給空気導
管、 52 過給空気分配器、 53 内燃機関、 5
4 Vベルト、 55 フラップケーシング、56 遮
断部材、 57 ケーシングカバー、 58 フラップ
ケーシングの中心軸線、 59 フラップ軸、 60
過給空気冷却器
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮可能な媒体のための押しのけ機械で
あって、2分割された定置のケーシング(7a,7b)
内に配置された多数のスクロール状の搬送室(11a,
11b)を備えており、これらの搬送室(11a,11
b)は、半径方向外側に位置するインレット(12a,
12b)から半径方向内側に位置するアウトレット(1
3)に通じていて、搬送室に対応配置された押しのけ体
を備えており、該押しのけ体は主として円板(2)より
成っていて、この円板(2)の両側にこの円板(2)に
対して直角に配置されたスクロール状の条片(3a,3
b)が設けられており、偏心的に駆動される押しのけ体
が運転中にあらゆるポイントで、搬送室の外周壁によっ
て制限された円弧運動を行うようになっている形式のも
のにおいて、押しのけ体(2,3a,3b)とケーシン
グ(7a,7b)とが同じ軽量合金より成っており、ケ
ーシングがダイキャストによって製造されていて、ケー
シング半部(7b)内に遮断部材(56)のためのケー
シング(55)が組み込まれていることを特徴とする、
押しのけ機械。 - 【請求項2】 遮断部材(56)のためのケーシング
(55)を収容するケーシング半部(7b)内に、搬送
された作業媒体のためのアウトレット(13)用のケー
シング(14)も配置されている、請求項1記載の押し
のけ機械。 - 【請求項3】 ケーシング(55)の幾何学的な中心軸
線(58)がケーシング(14)の中心軸線に対して平
行に延びている、請求項2記載の押しのけ機械。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4208312.5 | 1992-03-16 | ||
DE4208312A DE4208312A1 (de) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | Verdraengermaschine nach dem spiralprinzip |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617775A true JPH0617775A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=6454142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5053300A Pending JPH0617775A (ja) | 1992-03-16 | 1993-03-15 | 押しのけ機械 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0561212B1 (ja) |
JP (1) | JPH0617775A (ja) |
DE (2) | DE4208312A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4429275A1 (de) * | 1994-08-19 | 1996-02-22 | Rolf Mattes | Vorrichtung zur Aufladung von Verbrennungsmotoren mit Mehrtaktfunktion |
US5690480A (en) * | 1995-02-20 | 1997-11-25 | Hitachi, Ltd. | Scroll compressor with cooling holes in orbiting scroll |
DE19528070C2 (de) * | 1995-07-31 | 1999-03-04 | Knorr Bremse Systeme | Spiralverdichter mit zweiseitiger Spiralanordnung |
US7654085B2 (en) * | 2006-08-28 | 2010-02-02 | Elijah Dumas | System of an induced flow machine |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60216970A (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 圧縮機用スクロ−ル及びその製造方法 |
JPH0650114B2 (ja) * | 1985-11-26 | 1994-06-29 | 三菱重工業株式会社 | スクロ−ル型流体機械 |
JPS62127447A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 鋳造アルミニウム合金 |
JPH01273892A (ja) * | 1988-04-27 | 1989-11-01 | Hitachi Ltd | スクロール型圧縮機 |
DE58906623D1 (de) * | 1988-08-03 | 1994-02-17 | Aginfor Ag | Verdrängermaschine nach dem Spiralprinzip. |
JPH0250026U (ja) * | 1988-09-28 | 1990-04-06 | ||
DE3840970A1 (de) * | 1988-12-05 | 1990-06-21 | Siemens Ag | Rollkolbenverdichter zur aufladung eines verbrennungsmotors |
-
1992
- 1992-03-16 DE DE4208312A patent/DE4208312A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-03-03 DE DE59302551T patent/DE59302551D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-03-03 EP EP93103354A patent/EP0561212B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-15 JP JP5053300A patent/JPH0617775A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4208312A1 (de) | 1993-09-23 |
EP0561212A3 (ja) | 1994-01-19 |
EP0561212A2 (de) | 1993-09-22 |
DE59302551D1 (de) | 1996-06-20 |
EP0561212B1 (de) | 1996-05-15 |
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