JPH06176421A - 光磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

光磁気ディスク駆動装置

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Publication number
JPH06176421A
JPH06176421A JP32202292A JP32202292A JPH06176421A JP H06176421 A JPH06176421 A JP H06176421A JP 32202292 A JP32202292 A JP 32202292A JP 32202292 A JP32202292 A JP 32202292A JP H06176421 A JPH06176421 A JP H06176421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disk
magnetic field
magneto
objective lens
magnetic head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32202292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Inai
信一郎 井内
Akito Sakamoto
章人 酒本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP32202292A priority Critical patent/JPH06176421A/ja
Publication of JPH06176421A publication Critical patent/JPH06176421A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズアクチュエータ及び磁気ヘッドア
クチュエータからの漏れ磁界の影響を除き、消費電力が
小さく記録特性が安定した光磁気ディスク装置を提供す
る。 【構成】 対物レンズアクチュエータを構成する駆動マ
グネット3a〜3dからの漏れ磁界と、磁気ヘッドアク
チュエータを構成する駆動マグネット13a〜13dか
らの漏れ磁界を互いに打ち消し合い、対物レンズ5から
光磁気ディスク21の記録面22に照射される光ビーム
の照射位置A上の漏れ磁界強度を、前記各アクチュエー
タから単独で印加される漏れ磁界強度よりも低下させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対物レンズ及び磁気ヘ
ッドの双方に、これら対物レンズ及び磁気ヘッドを光磁
気ディスクの記録面から一定距離に保つためのアクチュ
エータが備えられた光磁気ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光磁気ディスクの記録膜にレ
ーザ光を集光し記録膜を所定温度まで昇温する対物レン
ズと、記録膜の昇温部に磁界を与えて該部の磁化を記録
方向又は消去方向に向ける磁気ヘッドとが、光磁気ディ
スクを介して対向に配置され光磁気ディスク駆動装置が
知られている。
【0003】光磁気ディスクを完全な平面に形成するこ
とは事実上できないのであって、光磁気ディスクには、
大小にかかわらず反りがある。また、光磁気ディスクを
駆動装置に装着して回転駆動すると、回転スピンドルの
心振れなどによって面振れを起す。このため、前記対物
レンズには、この面振れや反りに追従して対物レンズを
記録膜に接近又は離隔し、記録膜上に常時一定スポット
径のレーザ光を集光するためのオートフォーカス用アク
チュエータ(第1のアクチュエータ)が一般に備えられ
る。一方、磁気ヘッドは、光磁気ディスク上に摺動させ
ることもでき、この場合には、面振れや反りに追従させ
るためのアクチュエータを備える必要はないが、摩擦や
衝突による磁気ヘッド及び光磁気ディスク双方の破壊が
問題になるため、高い信頼性及び長期保存性が要求され
る光磁気ディスク駆動装置においては、磁気ヘッドが光
磁気ディスクから離隔して配置される。この場合には、
光磁気ディスクの面振れや反りに追従して磁気ヘッドを
記録膜に接近又は離隔し、記録膜上に常時一定強度の記
録磁界又は消去磁界を印加するための位置調整用アクチ
ュエータ(第2のアクチュエータ)が一般に備えられ
る。
【0004】前記アクチュエータとしては、軽量小型で
高速動作性に優れることから、駆動マグネットの周囲に
コイルを巻回したものが一般に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記構成の光磁気ディ
スク駆動装置においては、第1及び第2のアクチュエー
タからの漏れ磁界が光磁気ディスクの記録膜にかかるの
で、磁気ヘッドから発生する記録磁界又は消去磁界がオ
フセットし、そのオフセット量が大きいと充分な記録磁
界が発生せずに安定した情報の記録ができなくなった
り、あるいは充分な消去磁界が発生せずに情報の消し残
しができるといった不都合を生じる。特に、弱い記録磁
界で情報の記録を行なう高磁界感度の光磁気ディスクに
おいては、かかる不都合が顕著になる。
【0006】本発明は、上記した従来技術が有する不都
合を解決するためになされたものであって、その目的
は、前記アクチュエータからの漏れ磁界の悪影響を低減
し、低消費電力にして安定な情報記録を行なえる光磁気
ディスク駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、光磁気ディスクを介して、光ヘッドの対
物レンズと磁気ヘッドとが対向に配置され、前記対物レ
ンズには当該対物レンズを前記光磁気ディスクの記録面
から一定距離に保つ第1のアクチュエータが備えられ、
前記磁気ヘッドには当該磁気ヘッドを前記光磁気ディス
クの記録面から一定距離に保つ第2のアクチュエータが
備えられた光磁気ディスク駆動装置において、前記第1
のアクチュエータからの漏れ磁界と前記第2のアクチュ
エータからの漏れ磁界を互いに打ち消し合い、前記対物
レンズから前記光磁気ディスクの記録面に照射される光
ビームの照射位置上の漏れ磁界強度を、前記第1又は第
2のアクチュエータから単独で印加される漏れ磁界強度
よりも低下させた。
【0008】
【作用】第1のアクチュエータから発生する漏れ磁界及
び第2のアクチュエータから発生する漏れ磁界が、光磁
気ディスク記録面の光ビーム照射部において、互いに方
向が逆向きになるようにこれら両アクチュエータに備え
られた駆動マグネットの向きおよび位置を調整すると、
それぞれの漏れ磁界が互いに打ち消し合い、記録膜上で
の記録磁界又は消去磁界のオフセット量が低減される。
よって、磁気ヘッドの消費電力を低減できると共に、情
報記録の安定化及び消し残しの低減を図ることができ
る。特に、前記両アクチュエータから発生する漏れ磁界
が、光磁気ディスク記録面の光ビーム照射部において、
互いに完全に打ち消されるように駆動マグネットの磁化
の大きさ及び配置を調整した場合には、最も理想的にこ
れらの効果を発揮することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図4に基づい
て説明する。図1は実施例に係る対物レンズ装置の斜視
図、図2は実施例に係る磁気ヘッド装置の斜視図、図3
は対物レンズ装置と磁気ヘッド装置の配置例を示す断面
図、図4はアクチュエータのマグネット部分を選択して
示す断面図である。
【0010】図1及び図3に示すように、対物レンズ装
置1は、非磁性のベース2と、該ベース2上にそれぞれ
間隔を隔てて取り付けられた4つの駆動マグネット3
a,3b,3c,3dと、第2のマグネット3bの周囲
に巻回された第1の駆動コイル4aと、第3のマグネッ
ト3cの周囲に巻回された第2の駆動コイル4bと、こ
れら第1及び第2の駆動コイル4a,4bを一体に保持
し、かつ対物レンズ5が取り付けられたレンズホルダ6
と、非通電時、該レンズホルダ6を中立位置に保持する
支持ばね7とからなり、前記駆動マグネット3a〜3d
と駆動コイル4a,4bとをもってオートフォーカス用
の第1のアクチュエータが構成されている。この対物レ
ンズ装置1は、駆動コイル4a,4bへの駆動電流が断
たれている場合には、対物レンズ5が支持ばね7にて中
立位置に保持されており、駆動コイル4a,4bに駆動
電流が通電されると、駆動マグネット3a〜3dとの間
にフレミングの左手の法則にしたがう駆動力が生じて、
電流の向きに応じて対物レンズ5が上昇又は下降する。
したがって、光磁気ディスク21の面振れや反りに追従
するように駆動電流の向き及び大きさを制御することに
よって、対物レンズ5より出射される光ビーム8を常時
記録膜22上にフォーカシングできる。
【0011】一方、図2及び図3に示すように、磁気ヘ
ッド装置11は、非磁性のベース12と、該ベース12
上に夫々間隔を隔てて取り付けられた4つの駆動マグネ
ット13a,13b,13c,13dと、第2のマグネ
ット13bの周囲に巻回された第1の駆動コイル14a
と、第3のマグネット13cの周囲に巻回された第2の
駆動コイル14bと、これら第1及び第2の駆動コイル
14a,14bを一体に保持し、かつ磁気ヘッド15が
取り付けられた磁気ヘッドホルダ16と、非通電時、該
磁気ヘッドホルダ6を中立位置に保持する支持ばね17
とからなり、前記駆動マグネット13a〜13dと駆動
コイル14a,14bとをもって磁気ヘッド位置制御用
の第2のアクチュエータが構成されている。この磁気ヘ
ッド装置11は、駆動コイル14a,14bへの駆動電
流が断たれている場合には、磁気ヘッド15が支持ばね
17にて中立位置に保持されており、駆動コイル14
a,14bに駆動電流が通電されると、駆動マグネット
13a〜13dとの間にフレミングの左手の法則に従う
駆動力が生じて、電流の向きに応じて磁気ヘッド15が
上昇又は下降する。したがって、光磁気ディスク21の
面振れや反りに追従するように駆動電流の向き及び大き
さを制御することによって、磁気ヘッド15の磁界発生
面と記録膜22とを常時一定の間隔に保持できる。前記
磁気ヘッド15の磁界発生面と記録膜22との間隔は、
100μm程度とすることができる。
【0012】図4に示すように、対物レンズ装置1に搭
載された4つの駆動マグネット3a〜3dは、S極、N
極、N極、S極の順で極性が配列されており、これに対
して磁気ヘッド装置11に搭載された4つの駆動マグネ
ット13a〜13dは、N極、S極、S極、N極の順で
極性が配列されている。そして、図3及び図4に示すよ
うに、前記対物レンズ装置1は、光磁気ディスク21の
透明基板23側にこれと所定の間隔を隔て、かつ駆動マ
グネット3a〜3dを光磁気ディスク21側に向けて配
置され、前記磁気ヘッド装置11は、光磁気ディスク2
1の記録膜22側にこれと所定の間隔を隔て、かつ駆動
マグネット13a〜13dを光磁気ディスク21側に向
けて配置される。また、これらの装置1,11は、対物
レンズ装置1に搭載された対物レンズ5の光軸と磁気ヘ
ッド装置11に搭載された磁気ヘッド15の中心軸とが
一直線上に合致するように、かつ駆動マグネット3a〜
3dとマグネット13a〜13dとがそれぞれ相対向に
配置されるように、平面方向位置が調整されて設定され
る。
【0013】したがって、前記実施例の光磁気ディスク
駆動装置は、図4に示すように、駆動マグネット3a〜
3dからの漏れ磁界H1 の向きと駆動マグネット13a
〜13dからの漏れ磁界H2 の向きとが逆向きになり、
互いに打ち消し合うために、記録膜22の光ビーム照射
部Aにおける漏れ磁界の影響が低減される。よって、該
部Aにおける記録磁界又は消去磁界のオフセット量が低
減され、磁気ヘッドの消費電力を低減できると共に、情
報記録の安定化及び消し残しの低減を図ることができ
る。なお、前記駆動マグネット3a〜3d及び13a〜
13dの磁化の大きさや配列を調整することによって、
光ビーム照射部Aにおける漏れ磁界を完全に打ち消すこ
とも可能であり、この場合には、前記の効果が最も理想
的に発揮される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
対物レンズアクチュエータから発生する漏れ磁界と磁気
ヘッドアクチュエータから発生する漏れ磁界とが、光磁
気ディスク記録面の光ビーム照射部において互いに方向
が逆向きになるようにこれら両アクチュエータに備えら
れた駆動マグネットの極性および配列を調整したので、
それぞれの漏れ磁界が互いに打ち消し合い、記録膜上で
の記録磁界又は消去磁界のオフセット量が低減される。
よって、磁気ヘッドの消費電力を低減できると共に、情
報記録の安定化及び消し残しの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る対物レンズ装置の斜視図である。
【図2】実施例に係る磁気ヘッド装置の斜視図である。
【図3】実施例に係る光磁気ディスクと対物レンズ装置
と磁気ヘッド装置との配列例を示す断面図である。
【図4】本発明の効果を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ装置 11 磁気ヘッド装置 2,12 ベース 3a〜3d,13a〜13d 駆動マグネット 4a,4b,14a,14b 駆動コイル 5 対物レンズ 15 磁気ヘッド 6 レンズホルダ6 16 磁気ヘッドホルダ 7,17 支持ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクを介して、光ヘッドの対
    物レンズと磁気ヘッドとが対向に配置され、前記対物レ
    ンズには当該対物レンズを前記光磁気ディスクの記録面
    から一定距離に保つ第1のアクチュエータが備えられ、
    前記磁気ヘッドには当該磁気ヘッドを前記光磁気ディス
    クの記録面から一定距離に保つ第2のアクチュエータが
    備えられた光磁気ディスク駆動装置において、前記第1
    のアクチュエータからの漏れ磁界と前記第2のアクチュ
    エータからの漏れ磁界を互いに打ち消し合い、前記対物
    レンズから前記光磁気ディスクの記録面に照射される光
    ビームの照射位置上の漏れ磁界強度を、前記第1又は第
    2のアクチュエータから単独で印加される漏れ磁界強度
    よりも低下させたことを特徴とする光磁気ディスク駆動
    装置。
JP32202292A 1992-12-01 1992-12-01 光磁気ディスク駆動装置 Withdrawn JPH06176421A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20000201