JPH06176331A - 回転シリンダ装置 - Google Patents

回転シリンダ装置

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Publication number
JPH06176331A
JPH06176331A JP4323009A JP32300992A JPH06176331A JP H06176331 A JPH06176331 A JP H06176331A JP 4323009 A JP4323009 A JP 4323009A JP 32300992 A JP32300992 A JP 32300992A JP H06176331 A JPH06176331 A JP H06176331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
tape
upper cylinder
rotary
driving
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4323009A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuzo Ujo
達三 鵜城
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH06176331A publication Critical patent/JPH06176331A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ駆動用モーターを上シリンダ内に組
み入れ小型化し、かつテープの損傷を防止するハタキ部
材を容易に装着できる回転シリンダ装置。 【構成】 ヘッド6を有する上シリンダ1を回転可能に
下シリンダ13に軸支し上シリンダー1に内蔵した駆動
用マグネット2,駆動コイル11等よりなるシリンダ駆
動用モーターによって回転させる回転シリンダ装置であ
って、上シリンダ1の上端部に嵌着可能な回転ヨーク板
18の外周部に複数の突起18aを備え、シリンダ駆動
用モーターの駆動用マグネット2の磁気により上シリン
ダ1の上端部に回転ヨーク板18を吸着させて磁路を形
成すると共に上シリンダ1の上縁部分に前記複数の突起
18aを位置させた回転シリンダ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオテープレコー
ダ等、記録再生装置(以下、VTRという)に備え、テ
ープを捲回させて記録・再生を行う回転シリンダ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】VTR等に備える上記回転シリンダ装置
は、複数のヘッドを有する上シリンダを回転可能に下シ
リンダに軸支し、下シリンダに内蔵したシリンダ駆動用
モーターによって上シリンダを回転させ、テープを捲回
して記録・再生を行い得る構成となっていた。
【0003】しかし近年、VTR等に対する小型薄型化
の要望が強く、VTR等に備える回転シリンダ装置も小
型化のために、例えば、シリンダ駆動用モーターを上シ
リンダ内に組み入れてシリンダ全体の高さを低くする傾
向にある。
【0004】また、高さだけでなく、平面的にも小型化
が進められており、シリンダとカセットテープとの隙間
が狭くなる傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、シリン
ダ駆動用モーターを上シリンダ内に組み入れてシリンダ
全体の高さを低くし、シリンダとカセットテープとの隙
間を狭くして平面的にも小型化を進めると、VTRのカ
セットテープがカセット内で緩んでいたりすると、VT
Rにカセットを挿入したときテープがたるんで上シリン
ダの上端面に乗り上げてしまう不都合が多くなってく
る。
【0006】上記状態で、テープガイドポストが動いて
しまうとテープがうまく回転シリンダ装置上を走行しな
くなる。またカセットを引き出す時にテープガイドポス
トにテープがからみついたりしてテープを損傷すること
にもなる。
【0007】このため、特開平1−273260号公報
に開示されているように、上シリンダの外周上端の一部
に突起を設けて、乗り上げたテープをハタキ落とす方式
が取り入れられている。しかしながら上シリンダ内にモ
ーターが構成されている場合にはスペースがなく、この
突起を取りつけることが非常に困難である。例えば図6
の断面図に示すようにモーターの上面部分(以下、ステ
ータ基板という)10と上シリンダ1の上端縁部とのわ
ずかな間隙部分にハタキ部品23を接着固定させてい
た。
【0008】上記のように上シリンダ1内にモーターが
組込まれている場合、ハタキ部品23を取付けることが
非常に困難であり、接着固定する場合にはテープ走行側
に接着剤が漏れないよう注意が必要であり、また動バラ
ンスがズレてしまったり、接着剤の浮きによりハタキ部
品23とモーターのステータ基板10が擦ってしまった
り等、品質的そして作業上、コスト的にも問題が生じて
いた。
【0009】なお、図6には、後記の実施例に相当する
部分に図1と同一符号を付してあり、重複説明を省略す
る。
【0010】この発明は、上記従来技術の問題点を解消
するために成されたもので、シリンダ駆動用モーターを
上シリンダ内に組み入れ小型化し、かつテープの損傷を
防止するハタキ部材を容易に装着できテープの損傷を防
止した回転シリンダ装置を提供することを目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る回転シリンダ装置は、ヘッドを有する上シリンダを回
転可能に下シリンダに軸支し上シリンダに内蔵したシリ
ンダ駆動用モーターによって回転させる回転シリンダ装
置であって、前記上シリンダの上端部に嵌着可能な回転
ヨーク板の外周部に複数の突起を備え、前記シリンダ駆
動用モーターの駆動用マグネットの磁気により上シリン
ダの上端部に前記回転ヨーク板を吸着させて磁路を形成
すると共に上シリンダの上縁部分に前記複数の突起を位
置させたことを特徴とする構成によって、前記の目的を
達成しようとするものである。
【0012】
【作用】以上の構成により、外周部に複数の突起を備え
た回転ヨーク板は、上シリンダに内蔵したシリンダ駆動
用モーターの駆動用マグネットの磁気により吸着させて
上シリンダの上端部に容易に固定することができ、回転
ヨーク板の外周部に設けた複数の突起は上シリンダの上
縁部分に突起する。そして上シリンダに内蔵したシリン
ダ駆動用モーターによって上シリンダと一体に回転し、
上シリンダの上端面に乗り上げるテープをハタキ落すハ
タキ部材として作動することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る回転シリンダ装置を実
施例により説明する。
【0014】図1は一実施例の構成を示す断面図、図2
は同実施例の分解斜視図である。
【0015】1は上シリンダであり、記録再生用の磁気
ヘッド6が180°対向させて配置してある。この磁気
ヘッド6に対し90°の位置に図2に示す消去ヘッド7
が搭載されており、消去ヘッドに180°対向させて動
バランス取りの不図示のバランサーが取り付けてある。
【0016】2はシリンダ駆動用モーターのロータ駆動
マグネットであり、2aは回転同期信号(以下、PGと
いう)用の突起部である。3は駆動マグネット2を接着
したヨークであり上シリンダ1にネジ止めされている。
9は回転する上シリンダ1と固定した下シリンダ13側
の電気的接続をとるアースである。
【0017】11は駆動用コイルでありステータ基板1
0上に固着されている。12はPGコイルであり、PG
用突起2aの回転位置を検出する。中心軸4には軸受1
6を介してトランス台17が装着され、トランス台17
には上シリンダ1を取り付け、中心軸4は下シリンダ1
3に垂直に固着されている。14,15は各々磁気ヘッ
ド6と電気信号処理回路とをつなぐロータリートランス
を構成しているコイルである。モータ台座5はステータ
基板10を取りつける台座であり、円周面上に溝5aが
形成されており、アース9の接片が接触している。
【0018】18は駆動マグネット2と対向し磁路を形
成する回転ヨーク板であり、下方に接近してステータ基
板10と駆動コイル11が配置してある。
【0019】この回転ヨーク板18の外周部に突起18
aが形成してあり、テープが上シリンダ1の上面に乗り
上げた時に、モーターにより上シリンダ1と一体に回転
している突起18aがテープを引掛けてハタキ落とすも
のである。
【0020】回転ヨーク板18は図2に示すように、上
面外周部分の2ヶ所に突起18aを有している。この突
起18aはヨーク板18の端部を曲げ加工により形成し
てある。
【0021】組立時には、回転ヨーク板18の外周を上
シリンダ1の上端部分内周に嵌合させることにより、駆
動マグネット2との磁気吸引力により突起18aが軸方
向の位置決めストッパーとなり、上シリンダ1に固着さ
れる。
【0022】本実施例では、突起18aは2ヶ所に設け
たが、2ヶ所より多く設けた構成として、より有効にハ
タキ作用をさせることもできる。
【0023】また突起18aの形成について、回転ヨー
ク板18からの折曲げ加工による例を示したが、勿論プ
ラスチック等のモールド部品を一体成形して、図3の平
面図、図4の断面図に示す例のように構成してなる回転
ヨーク板21としても機能的に同等である。なお突起2
1aは回転ヨーク板21に対してアウトサート成形によ
り一体成形してある。
【0024】(他の実施例)図5は、他の実施例の断面
図であり、前記実施例と同一または相当部分は同一符号
で示し重複説明を省略する。
【0025】本実施例では、上シリンダ1の上端縁部分
の内面側を低くした段部1aを設け、これに回転ヨーク
板22が嵌合するように構成してあり、回転ヨーク板2
2は駆動マグネット2による磁気吸引力を受けて上シリ
ンダ1に嵌合した縁部を上記段部1aで受け止めて軸方
向の位置決めストッパーとなっている。突起22aは前
記実施例と同様に回転ヨーク板22の外周部を曲げ加工
するか、もしくはモールドの一体成形により形成するこ
とが可能である。
【0026】なお、突起22aは2ヶ所より多く形成す
ることにより、前記実施例と同様に、テープのハタキ効
果をより充分に発揮することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、外周部に複数の突起を備えた回転ヨーク板は、上シ
リンダに内蔵したシリンダ駆動用モーターの駆動用マグ
ネットの磁気により吸着させて上シリンダの上端部に容
易に固定することができ、回転ヨーク板の外周部に設け
た複数の突起により上シリンダの上縁部分に突起したハ
タキ部材を容易に形成することができる。
【0028】上記回転ヨーク板の外周部に設けた複数の
突起は上シリンダと一体に回転して、上シリンダの上端
面に乗り上げるテープをハタキ落すハタキ部材として作
動することができる。即ち、上シリンダにシリンダ駆動
用モーターを内蔵して小型化し、かつ容易に装着できた
ハタキ部材によってテープの損傷を防止した回転シリン
ダ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】 一実施例の分解斜視図である。
【図3】 他の回転ヨーク板例の平面図である。
【図4】 他の回転ヨーク板例の断面図である。
【図5】 他の実施例の断面図である。
【図6】 従来の回転シリンダ装置の断面図である。
【符号の説明】
1 上シリンダ 2 駆動用マグネット 4 中心軸 5 モーター台座 6 磁気ヘッド 11 駆動コイル 13 下シリンダ 18 回転ヨーク板 18a 突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドを有する上シリンダを回転可能に
    下シリンダに軸支し上シリンダに内蔵したシリンダ駆動
    用モーターによって回転させる回転シリンダ装置であっ
    て、前記上シリンダの上端部に嵌着可能な回転ヨーク板
    の外周部に複数の突起を備え、前記シリンダ駆動用モー
    ターの駆動用マグネットの磁気により上シリンダの上端
    部に前記回転ヨーク板を吸着させて磁路を形成すると共
    に上シリンダの上縁部分に前記複数の突起を位置させた
    ことを特徴とする回転シリンダ装置。
JP4323009A 1992-12-02 1992-12-02 回転シリンダ装置 Withdrawn JPH06176331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323009A JPH06176331A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 回転シリンダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323009A JPH06176331A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 回転シリンダ装置

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Publication Number Publication Date
JPH06176331A true JPH06176331A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18150118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4323009A Withdrawn JPH06176331A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 回転シリンダ装置

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Effective date: 20000307