JPH0617632U - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JPH0617632U
JPH0617632U JP5600692U JP5600692U JPH0617632U JP H0617632 U JPH0617632 U JP H0617632U JP 5600692 U JP5600692 U JP 5600692U JP 5600692 U JP5600692 U JP 5600692U JP H0617632 U JPH0617632 U JP H0617632U
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JP
Japan
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inner container
plate
liquid
heating
heating unit
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Application number
JP5600692U
Other languages
English (en)
Inventor
勇次 川端
桂一 小牧
Original Assignee
オルゴ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】発熱盤の端子線の断線防止と線ヒ−タの早期劣
化を防止すると共に、加温不良を防止することを提供す
る。 【構成】絶縁碍子と共に端子線を貫通さす裏板の透孔を
設け、この透孔を形成する周壁に下方に向けて垂下リブ
を穿設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内容器内の液体を加熱、保温する電気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気ポットはステンレス製の有底筒状の内容器を設け、この内容器を囲 む外装ケ−スを設け、外装ケ−スの上端に肩部材を設け、下端に底部材を設け、 肩部材の中央上端に内容器の口元を開閉する蓋体を設け、内容器内の液体を外部 へ吐出する液体吐出機構を設け、内容器の底部外壁に内容器内の液体を加熱する マイカヒ−タによる平板状の発熱盤と、この発熱盤の熱を拡散し、発熱盤と重ね 合った平板状の拡散板とからなる発熱ユニットを設け、この発熱ユニットと重ね 合い、かつ発熱ユニットを内容器の底部外壁に当接する裏板を設け、この発熱ユ ニットの発熱盤の端子線の端部を絶縁碍子にて囲むと共に、平板状の拡散盤と裏 板とに絶縁端子と共に、端子線を貫通する重ね合った各透孔を穿設する一方、内 容器内の液体を発熱ユニットにて加熱し、蓋体の押圧にて液体吐出機構を介し内 容器内の液体を外部へ吐出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種の電気ポットは発熱ユニットの発熱盤が平板状の絶縁板上に巻付けられ た線ヒ−タと、この絶縁板と同形状の二つの絶縁板とからなり、この二つの絶縁 板にて線ヒ−タ付絶縁板をサンドイッチ状にはさみ、線ヒ−タの端子線に近い一 箇所で両絶縁板をかしめて形成されており、この発熱盤を薄い平板状の拡散板と 共に内容器底部外壁に当てて、薄い平板状の裏板にて押さえつけ、裏板の外周端 を内容器底部外壁の外周端にビス止め又はスポット溶着していたために、この発 熱盤のサンドイッチした絶縁板のかしめ部分が他の部分に比べてわずかに突出す ることとなり、この発熱盤がこのかしめ部分を支点として裏板と内容器との間で わずかに移動し、線ヒ−タの加熱部分の変化により線ヒ−タの早期劣化を起因さ せると共に、発熱盤の端子線が薄い裏板の透孔を形成する周壁に当り又は離れこ れを繰り返し断線するという欠点があった。
【0004】 本考案は、上記の欠点に鑑みてなされたものであって、発熱盤の端子線の断線 防止と発熱盤の線ヒ−タの早期劣化を防止し、内容器内液体の加温不良の防止を はかった電気ポットを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る電気ポットは、裏板の透孔を形成する周壁に下方に向けて垂下リ ブを突設したものである。
【0006】
【作用】
本考案では、碍子を貫通さす裏板の透孔を形成する周壁に下方に向けて垂下リ ブを設けているので、発熱盤の碍子がこの垂下リブの上下方向に沿って当接して 碍子の振れを防止することとなるために、端子線の断線を防止できると共にこの 垂下リブに当接した碍子部分と発熱盤のかしめ部分との2点支持により、この発 熱盤の移動を阻止して固定されて線ヒ−タの加熱部分を移動させず一定化させる ことにより線ヒ−タの早期劣化を確実に防止することができる。
【0007】
【考案の実施例】
以下、本考案の実施例を空気圧利用式の電気ポットの図面に基づき説明する。 電気ポット1は外装ケ−ス2に囲まれた内容器3と、外装ケ−ス2の上端に結 合する肩部材4と、ベロ−ズポンプ5を内蔵する蓋体6と、内容器内の液体を吐 出する液体吐出機構7と、内容器内の液体を加熱する発熱ユニット8と、発熱ユ ニットを内容器底部外壁に固定する裏板14と、内容器内の液体又は雰囲気空気 の温度を感知して発熱ユニットを0N、0FFする温度調節器9と、内容器内の 底部を覆う底部材10とから構成されている。
【0008】 内容器3はステンレス等の金属材料にて有底筒状に形成されており、上端を広 口とし、この広口の先端に外側へ拡がった鍔部を設けている。この内容器の鍔部 は後述の肩部材4の受部の中央開口を形成する周壁下面にパッキンを介して密に 接合している。内容器3は図2に示すように底部外壁に周端部11を設け、この 周端部に囲まれた中央に周端部よりもわずかに高い中央部12を設けている。内 容器3の前方の周端部11には液体注出用の下部開口を穿設し、この下部開口に ステンレス等の金属材料にて短筒状に形成した下部パイプ13を溶着している。
【0009】 外装ケ−ス2は薄い金属製板状をロ−ル加工した後、その両端をはぜ折りして 、略円筒状に形成し、この円筒状の上端を内側に段状に折り曲げ、下端を内側に カ−リングしている。この円筒状の外装ケ−ス2は前面を切り欠いて、この切り 欠いた部分に透明板をはめ込み、後述の液体吐出機構7の液量表示管を透明板を 介して目視可能としている。
【00010】 肩部材4は合成樹脂材料により中央に内容器3の広口と連通する開口を備えた 環状の受部15と、この受部後端で後述の蓋体をヒンジするヒンジ部16と、こ の受部前方の嘴部17とを一体成形している。肩部材4の受部15は中央開口を 形成する周壁にパッキンを介して内容器3の鍔部を上方より当接する環状のフラ ンジ部を設けている。
【00011】 肩部材4の嘴部17は受部15の前方より一旦上方に垂設した後、下方に向け て垂下しており、嘴部17底より内側上方に向けて内部空洞としている。肩部材 4の嘴部の開放された底面は先端を嘴部下端内壁に係止し、後端を外装ケ−スの 上端で肩部材の受部前部の外壁下端に当接された化粧部材18にて被せられてい る。
【00012】 この化粧部材18は嘴部内より斜めに垂下された後述の吐出パイプの先端を貫 通する吐出パイプ用透孔10を穿設している。20、20は湯沸かし、保温用の パイロットランプである。肩部材4の嘴部は受部前方より上方に垂設した受部側 に後述の蓋体のロック装置を係止するロック爪用係止溝を穿設している。
【00013】 蓋体6は肩部材4のヒンジ部に揺動自在に枢支され、後述のロック装置にて肩 部材上面に開閉自在に装着しており、ベロ−ズポンプ5と、ベロ−ズポンプを押 上げているスプリング21と、ベロ−ズポンプの上部開口を開閉するプツシユ弁 22と、このプツシユ弁を押圧し、ベロ−ズポンプ内の空気を内容器内に圧送す る押体23とを内蔵した上蓋24と、この上蓋の下面を覆う下蓋25と、下蓋の 中央開口に嵌め込まれるゴムブツシユ26と、下蓋の下面を覆う覆板27と、蓋 体6を肩部材4に係止するロック装置28とからなっている。29は押体23の 上下動を規制するストッパ−部材である。
【00014】 上蓋24は合成樹脂材料にて肩部材のヒンジ部にヒンジされた後部を除くとほ ぼ内容器3の口元の大きさに形成されており、中央に下方へ垂下した上下貫通の 開口筒部を設けている。上蓋24は前部中央に後述のロック装置の操作つまみ摺 動用の縦長孔を穿設しており、この縦長孔と開口筒部との間に開口筒部内の押体 23の上下動を規制するストッパ−部材摺動用の横長孔を穿設している。
【00015】 ベロ−ズポンプ5は蛇腹部を設け、この蛇腹部の中央下端に蛇腹部と連通した 空気排出用筒部を設け、蛇腹部の上端に中央を開口して空気供給口とした上端板 を溶着している。ベロ−ズポンプ5の空気排出用筒部の外周壁には後述のゴムブ ツシユの内側に嵌め込んで係止される環状突起を設けている。
【00016】 プツシユ弁22は、上部の平板状部と平板状部の下面より下方に垂設し、その 先端をベロ−ズポンプ5の上端板の空気供給口を形成する周壁下面に当接した複 数の爪とを一体成形している。 スプリング21は、下端をベロ−ズポンプ5内下端内面に当接し、上端をプツ シユ弁22の平板状部下面で、爪内側に当接して、常時ベロ−ズポンプ5をふく らませている。
【00017】 押体23は、下端外周に鍔を備えた円筒状に形成されており、上蓋24の開口 筒部内を鍔の上部が上下摺動自在とし、この押体の鍔が開口筒部の下端に当接し て上方への飛抜けを規制している。 下蓋25は、外側壁と底壁とを有する受け皿状に形成されて、外側壁上端を上 蓋24の下端外周に嵌合しており、底壁の中央にベロ−ズポンプ5の空気排出用 筒部と連通する上下に貫通した中央開口を穿設し、この中央開口より離れた周下 面に3〜4個のボス部を垂下している。
【00018】 覆板27は、ステンレス材料にて下蓋25の底壁に沿って覆うような皿状に形 成されている。30はシ−ルパッキンである。 蓋体6を肩部材4上面に開閉自在とするロック装置28は、ロック爪を備えた ロック体31と、このロック体を水平移動さす操作つまみ32と、ロック体の後 方へ移動を規制するロック体当て板33と、ロック体を常時前方へ押圧すねロッ ク体用のスプリング34とからなっている。
【00019】 液体吐出機構7は、液量表示管を兼用した揚水パイプ35と、この揚水パイプ 35と内容器3の下部パイプ13とを連結するU字状の第1ホルダ−36と、内 容器3内の液体を外部に吐出する吐出パイプ37と、吐出パイプと揚水パイプ3 5との間にあって弁室を形成する上部弁筒38と、下部弁筒39と、この弁室内 の弁体40と、下部弁筒39と、揚水パイプ35上端とを連結する第2ホルダ− 41とからなっている。
【00020】 発熱ユニット8は、図2に示すようにヒ−タ部の発熱盤42と、この発熱盤の 熱を拡散する内容器底部外壁に近い上部拡散板43と、発熱盤の底部の下部拡散 板44とからなっている。この発熱盤42は、線ヒ−タ45を薄い平板状の絶縁 板42a 上に巻付け、この線ヒ−タを巻付た絶縁板42a を同一形状の二つの上 、下部絶縁板42b 、42c でサンドイッチ状にはさみ、下部絶縁板42c を貫 通した線ヒ−タ45の端子線に近い一箇所をリベット46当でかしめている。こ の下部絶縁板42c を貫通した線ヒ−タ45の端子線を碍子47にて囲んでいる 。この発熱盤42の形状は中央を開口して内容器の底部外壁の中央部にはめ込ま れように形成されている。
【00021】 発熱ユニット8の下部拡散板44は、アルミニウム等の金属材料にて発熱盤4 2の形状とほぼ同一形状で薄い平板状に形成され、発熱盤42の碍子47まわり に相当する個所に拡散板の透孔48を穿設している。この拡散板の透孔48は碍 子を貫通させるが碍子をほとんど移動できない大きさに形成されている。 上部拡散板43は、下部拡散板と同一材料にて外形状を同一に形成されており 、拡散板の透孔を必要としていない。
【00022】 裏板14は、図2に示すように、薄い平板状の金属板を折曲げて内容器の底部 外壁の形状とほぼ同一形状に形成されており、外周端に囲まれた中央部14a を くぼませて、外周端の数箇所をリベット止め、ビス止め又は溶着にて内容器底部 外壁の周壁に固定して、発熱ユニット8を内容器底部外壁とこの裏板との間に挟 み着けている。
【00023】 裏板の中央部には碍子を貫通させるが碍子をほとんど移動できない大きさに形 成され、かつ発熱ユニツト8の下部拡散板44の拡散板用透孔に合致する裏板の 透孔52を穿設している。この裏板の透孔52は、この透孔を形成する周壁に下 方に向けて垂下リブ53を一体成形している。
【00024】 この垂下リブ53は、裏板の透孔52を形成する周壁の周りに全周設けてもよ く、又、上記碍子47の当接する左、右側壁に設けてもよい。この垂下リブ53 の長さは、碍子47の長さの1/4以上あれば十分である。 底部材10は、外装ケ−ス2の下端に当接するリング状の底輪54と底輪の開 口を閉鎖する底板55とからなっている。50は、プラグ受けである。
【00025】
【考案の効果】
本考案に於いては、碍子を通す裏板の透孔を形成する周壁に下方に向けて垂下 リブを設けているので、碍子の周壁が、この垂下リブの上下方向に沿って当接し 碍子の振れを防ぎ断線を防止できると共に、発熱盤のかしめ部分とこの垂下リブ に当接した碍子部分との乙点にて発熱ユニットが支持され、発熱盤の移動を阻止 して、発熱盤の早期劣化を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の縦断面図である。
【図2】本考案実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…電気ポット 2…外装ケ−ス 3…内容器 4…肩部材 5…ベロ−ズポンプ 6…蓋体 7…液体吐出機構 8…発熱ユニット 14…裏板 42…発熱盤 43…上部拡散板 44…下部拡散板 45…線ヒ−タ 46…リベット 47…碍子 48…拡散板の透孔 52…裏板の透孔 53…垂下リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス製の有底筒状の内容器を設
    け、この内容器を囲む外装ケ−スを設け、外装ケ−スの
    上端に肩部材を設け、外装ケ−スの下端に底部材を設
    け、肩部材の中央上端に内容器の口元を開閉する蓋体を
    設け、内容器内の液体を外部へ吐出する液体吐出機構を
    設け、内容器の底部外壁に内容器内の液体を加熱する平
    板状の発熱盤と、この発熱盤の熱を拡散し、発熱盤と重
    ね合った平板状の拡散板とからなる発熱ユニットを設
    け、この発熱ユニットと重ね合い、かつ発熱ユニットを
    内容器の底部外壁に当接する裏板を設け、この発熱ユニ
    ットの発熱盤の端子線を絶縁碍子にて囲むと共に、拡散
    板と裏板とに絶縁碍子と共に端子線を貫通する重ね合っ
    た各透孔を穿設する一方、内容器内の液体を発熱ユニッ
    トにて加熱し、蓋体の押圧にて液体吐出機構を介し内容
    器内の液体を外部へ吐出する電気ポットに於いて、上記
    裏板の透孔を形成する周壁に下方に向けて垂下リブを突
    設したことを特徴とする電気ポット。
JP5600692U 1992-08-10 1992-08-10 電気ポット Pending JPH0617632U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01124421A (ja) * 1987-11-10 1989-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気湯沸し器等の発熱体
JPH0218331B2 (ja) * 1981-02-13 1990-04-25 Bayer Ag

Patent Citations (2)

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