JPH0433088Y2 - - Google Patents

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JPH0433088Y2
JPH0433088Y2 JP10853689U JP10853689U JPH0433088Y2 JP H0433088 Y2 JPH0433088 Y2 JP H0433088Y2 JP 10853689 U JP10853689 U JP 10853689U JP 10853689 U JP10853689 U JP 10853689U JP H0433088 Y2 JPH0433088 Y2 JP H0433088Y2
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locking
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pawl
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、空気圧利用式のポツトの蓋体ロツク
装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、空気圧利用式のポツトは内容器を囲んだ
外装ケースの上端に肩部材を結合し、この肩部材
の中央に内容器の口元と連通する開口を備えた受
部を設け、受部の前部に受部上端と連通する嘴部
を設け、嘴部を形成する左、右側内壁に係合片を
それぞれ突設し、内容器内の液体を外部に吐出す
る吐出機構を設け、外装ケースの下端に底部材を
結合し、肩部材の上面に上蓋と下蓋とからなる蓋
体を設け、蓋体内にベローズポンプを内蔵し、蓋
体の前部左、右側壁につまみ用孔をそれぞれ設
け、ロツク爪とつまみを備えた一対のロツク部材
を設け、ロツク部材つまみを蓋体内側よりつまみ
用孔に貫通し、ロツク部材間にスプリングを張設
し、一対のロツク部材の各ロツク爪を下蓋前部に
設けた貫通孔に貫通して肩部材の嘴部の係合片に
着脱自在に係止し、蓋体を開閉自在とすると共に
蓋体内のベローズポンプの押圧によつて吐出機構
を介して内容器内の液体を外部へ吐出していた
が、この種の空気圧利用式のポツトでは肩部材上
面の蓋体を開閉するロツク装置の構造が複雑で組
立にあたつてロツク部材を一旦蓋体に仮止めでき
ないために極めて煩雑な作業となつていた。又、
手指に当てて操作する一対のロツク部材間に直接
スプリングを張設しているので、スプリングの反
発力は直接手指に伝わる為スプリングに抗する大
きな力を直接手指にかけなければならず非常に操
作しにくく使い心地の悪いものであつた。
〈考案の目的〉 本考案は蒸気の点に鑑みてなされたものであつ
て、構造簡単にして組立作業を容易にし、しかも
操作も極めて容易で使い心地のよい空気圧利用式
のポツトを提供するにある。
〈考案の構成〉 本考案によれば、肩部材の嘴と連通の受部前部
の上端内側にロツク爪用係止溝を設け、下蓋の前
壁で肩部材のロツク爪用係止溝後方にロツク爪用
孔を穿設し、このロツク爪用孔を形成する周壁下
端を後方へ突設したガイド部を設ける一方、上蓋
の前部上壁に縦長孔を穿設すると共にロツク装置
が下蓋のロツク爪用孔を貫通して肩部材のロツク
爪用係止溝に係止するロツク爪を備え、かつガイ
ド部に沿つて水平移動するロツク体と、ロツク体
の後方移動を規制するロツク体当て板と、一端を
ロツク体に当接し、他端をロツク体当て板に当接
して常時ロツク体のロツク爪をロツク爪用係止溝
に係止したスプリングと、上蓋の縦長孔に沿つて
摺動し、かつロツク体と当接してロツク体を摺動
させる操作つまみとを設けた構成だけで目的を達
成しようとするものである。
〈考案の実施例〉 以下、本考案の実施例を空気圧利用式の電気ポ
ツトの図面に基づき説明する。
電気ポツト1は外装ケース2に囲まれた内容器
3と、外装ケース2の上端に結合する肩部材4
と、ベローズポンプ5を内蔵する蓋体6と、内容
器内の液体を吐出する吐出機構7と、内容器内の
液体を加熱するヒーター8と、内容器内の液体又
は雰囲気空気の温度を感知してヒーター8を
ON、OFFする温度調節器9と、内容器内の底部
を覆う底部材10とから構成されている。
内容器3はステンレス等の金属材料にて有底筒
状に形成されており、上端を広口とし、この広口
の先端に外側へ拡がつた鍔部を設けている。この
内容器3の鍔部の後述の肩部材4の受部の中央開
口を形成する周壁下面にパツキン11を介して密
に接合している。内容器3は底部外壁に周端部を
設け、この周端部に囲まれた中央に周端部よりも
わずかに高い中央部を設けている。内容器3の前
方の周端部には液体注出用の下部開口を穿設し、
この下部開口にステンレス等の金属材料にて短筒
状に形成した下部パイプ12を溶着している。内
容器3の周端部は下部パイプ12に接触しないよ
うにして所定の間隔を隔てて4個の〓型状のアン
グルをスポツト溶着している。
外装ケース2は薄い金属製板状をロール加工し
た後、その両端をはぜ折りして、略円筒状に形成
し、この円筒状の上端を内側に段状に折り曲げ、
下端を内側にカーリングしている。この円筒体の
外装ケース2は前面を切り欠いて、この切り欠い
た部分に透明板をはめ込み、後述の吐出機構7の
液量表示管を透明板を介して目視可能としてい
る。
肩部材4は合成樹脂材料により中央に内容器3
の広口と連通する開口を備えた環状の受部13
と、この受部後端で後述の蓋体をヒンジするヒン
ジ部14と、この受部前方の嘴部15とを一体成
形している。肩部材4の受部13は中央開口を形
成する周壁にパツキン11を介して内容器3の鍔
部を上方より当接する環状のフランジ部を設けて
いる。
肩部材4の嘴部15は受部13の前方より一旦
上方に垂設した後、下方に向けて垂下しており、
嘴部15底より内側上方に向けて内部空胴として
いる。肩部材の嘴部15の開放された底面は先端
を嘴部下端内壁に係止し、後端と外装ケースの上
端で肩部材の受部前部の外壁下端に当接された化
粧部材16にて被せられている。この化粧部材1
6は、嘴部15内より斜めに垂下された後述の吐
出パイプの先端を貫通する吐出パイプ用透孔17
を穿設しており、先端に嘴部15下端内壁に係止
する前部係止片を設け、外装ケース前部のR形状
に沿つた形状の後端に外装ケース2上端前部で肩
部材の受部13前部の下端内壁に係止する複数の
後部係止片を設けている。肩部材4の嘴部15は
前壁中央の上下に湯沸し、保温パイロツトランプ
用の2個のパイロツトランプに等しい透孔をそれ
ぞれ穿設し、この透孔の上部内壁に後述のランプ
保持板18の先端を嵌合する保持板用溝を穿設し
ている。
ランプ保持板18は、合成樹脂材料にて細長い
平板状に形成されており、平板状の中央部に上下
二つのランプ用溝を設け、先端に嘴部15の保持
板用溝に嵌合する上部係止片を設け、後端に嘴部
15前壁下端に固定する下部係止片を一体成形し
ている。19はランプカバーで外方より嘴部15
の透孔に向けて挿通しこの透孔を形成する内壁に
係止している。パイロツトランプ20の取付け
は、このパイロツトランプ20,20をそれぞれ
ランプ保持板18のランプ用溝内に嵌め込んだ状
態で、ランプ保持板18の上部係止片を嘴部15
の保持板用溝に嵌め込み、二つのパイロツトラン
プ20,20の先端を嘴部15の内側より透孔内
に挿入し、ランプカバー19、19の裏面にそれ
ぞれ当接させた後ランプ保持板18の下部係止片
をビスにより嘴部前壁下端に蝶着している。肩部
材4の嘴部15は受部13前方より上方に垂設し
た受部側に後述の蓋体のロツク装置を係止するロ
ツク爪用係止溝21を穿設している。
蓋体6は肩部材4のヒンジ部14に揺動自在に
枢支され、後述のロツク装置にて肩部材上面に開
閉自在に装着しており、ベローズポンプ5とベロ
ーズポンプを押上げているスプリング22と、ベ
ローズポンプの上部開口を開閉するプツシユ弁2
3と、このプツシユ弁を押圧し、ベローズポンプ
内の空気を内容器内に圧送する押体24とを内蔵
した上蓋25と、この上蓋の下面を覆う下蓋26
と、下蓋26の中央開口に嵌め込まれるゴムプツ
シユ27と、下蓋の下面を覆う覆板28と、蓋体
6を肩部材4に係止するロツク装置29とからな
つている。
30は押体の上下動を規制するストツパー部材
である。
上蓋25は合成樹脂材料にて肩部材のヒンジ部
にヒンジされた後部を除くとほぼ内容器3の口元
の大きさに形成されており、中央に下方へ垂下し
た上下貫通の開口筒部を設けている。上蓋23は
前部中央に後述のロツク装置の操作つまみ摺動用
の長孔31を穿設しており、この長孔31と開口
筒部との間に開口筒部内の押体24の上下動を規
制するストツパー部材摺動用の横長孔を穿設して
いる。
ベローズポンプ5は蛇腹部を設け、この蛇腹部
の中央下端に蛇腹部と連通した空気排出用筒部を
設け、蛇腹部の上端に中央を開口して空気供給口
とした上端板を溶着している。ベローズポンプ5
の空気排出用筒部の外周壁には後述のゴムプツシ
ユの内側に嵌め込んで係止される環状突起を設け
ている。
プツシユ弁23は上部の平板状部と平板状部の
下面より下方に垂設し、その先端をベローズポン
プ5の上端板の空気供給口を形成する周壁下面に
当接した複数の爪とを一体成形している。
スプリング22は下端をベローズポンプ5内の
下端内面に当接し、上端をプツシユ弁23の平板
状部下面で爪内側に当接して、常時ベローズポン
プ5をふくらませている。
押体24は下端外周に鍔を備えた円筒状に形成
されており、上蓋25の開口筒部内を鍔の上部が
上下摺動自在とし、この押体の鍔が開口筒部の下
端に当接して上方への飛抜けを規制している。
下蓋26は外側壁と底壁とを有する受け皿状に
形成されて、外側壁上端を上蓋25の下端外周に
嵌合しており、底壁の中央にベローズポンプ5の
空気排出用筒部と連通する上下に貫通した中央開
口を穿設し、この中央開口より離れた周下面に3
〜4個のボス部32,32を垂下している。この
下蓋26は底壁の外周端に上方に延びた環状の短
側壁を設け、この短側壁より外側壁に向けて延び
た平板部を設けており、この平板部が底壁との間
に短側壁を介して段を形成している。
この平板部の外側壁にあたる外周端には後述の
シールパツキンの外方への膨みを規制する環状の
小リブが垂下されている。下蓋26の前部は外側
壁を一旦上方に延設し、その先端を前方に延ばし
て肩部材4の嘴部15のロツク爪用係止溝21を
形成する上壁を覆うような前部外側壁26aを設
け、この前部外側壁26aにロツク爪用係止溝2
1と対応してロツク爪用孔33を穿設すると共
に、このロツク爪用孔33を形成する下壁を内方
に延設して後述のロツク体を案内するガイド壁3
4を設けている。下蓋26は前部外側壁26aよ
り延びたガイド壁34の後下部となる平板部に、
この平板部を上下に貫通する後述のロツク体当て
板用の係止孔35,35を穿設している。
覆板28はステンレス材料にて下蓋26の底壁
に沿つて覆うような皿状に形成されており、中央
に下蓋26の中央開口と連通する開口を穿設し、
外周壁に上方へ延設しかつ下蓋26の短側壁に当
接する環状側壁を設け、この環状側壁の上部より
外方に延設して外フランジ部を一体成形してい
る。
36はシールパツキンで、覆板28の外周端に
張設され、こお覆板28の周端上面と下蓋26の
平板部間にはさみ込まれた当接部と、この当接部
の外周端より下方に湾曲状に延びかつ内容器3の
鍔部15に当接して内容器3内の空気を上方へ漏
らさない環状舌片とを一体成形している。
ゴムプツシユ27は弾性材料にて外壁に環状溝
を穿設し、下方に接当部を突設した縦断面F型の
筒状に形成されており、この筒状の内壁にベロー
ズポンプ5の空気排出用筒部の環状突起を嵌め込
む内環状溝を穿設している。このゴムプツシユ2
7の接当部は下蓋26の中央開口と覆板28の開
口との間の距離よりも長い長さを有している。こ
のゴムプツシユ27は下蓋26の中央開口を形成
する周壁を外壁の環状溝内に嵌合し、ベローズポ
ンプ5の空気排出用筒部を内壁内に差し込んで、
この空気排出用筒部の環状突起を内環状溝内に嵌
め込んだ状態で、覆板28の下方よりビスを下蓋
26のボス部32,32に螺着し、下蓋26の平
板部と覆板28の外フランジ部との間にシールパ
ツキン36の当接部を密にはさみ込むと共に覆板
28の中央の開口を形成する周壁にゴムプツシユ
27の当接部を密に当接し、ベローズポンプ5内
と覆板28の開口とを連通している。
蓋体6を肩部材4上面に開閉自在とするロツク
装置29はロツク爪を備えたロツク体37と、こ
のロツク体を水平移動さす操作つまみ38と、ロ
ツク体の後方への移動を規制するロツク体当て板
39と、ロツク体を常時前方へ押圧するロツク体
用のスプリング40とからなつている。
ロツク体37は第2図に示すように中央にスプ
リング40用の中央係止部37aを設け、この中
央係止部37aの左、右側に前方に向けて延びた
二つのロツク爪37b,37bと、ロツク爪の後
端より上方に延び所定の空間を隔てて上方で連な
つた操作板当て板37cとを一体成形している。
ロツク体37の二つのロツク爪37b,37b
は下蓋26のガイド壁34に沿つて、前後摺動し
ロツク爪用孔33を貫通して肩部材の嘴部15の
ロツク爪用係止溝21内に係止されている。
ロツク体当て板39は第2図に示すように、平
板状に形成されており、下端左、右側に係止爪3
9a,39aを設けている。このロツク体当て板
39は係止爪39a,39aを下蓋26のロツク
体当て板用の係止孔35,35に貫通させ、この
係止爪39a,39aをそれぞれ各係止孔を形成
する周壁下壁に当接固定している。ロツク体用の
スプリング40は一端をロツク体37の中央係止
部37aに当接し、他端をロツク体当て板39に
当接して常時、ロツク体37のロツク爪37b,
37bを常時肩部材4の嘴部15のロツク爪用係
止溝に係止している。操作つまみ38は第2図に
示すように、ロツク体37の操作板当て部37c
と当接する操作板部38aと、上蓋25の操作つ
まみ摺動用の長孔31を形成する内周壁に当接し
て長手方向に摺動する操作当接部38bと、先端
が長孔31を貫通して上蓋より突出し、長孔31
を移動自在としたつまみ38cとを一体成形して
いる。この操作つまみ38を上蓋25の長孔31
の長手方向に沿つて上後方へ押上げるとスプリン
グ40に抗してロツク体37がロツク体当て板3
9に当接するまで後方へ移動し、同時に、ロツク
体37のロツク爪37b,37bが、肩部材4の
嘴部15のロツク爪用係止溝21よりはずれ蓋体
を肩部材の受部より開放する。次に肩部材の受部
13に向けて蓋体6を押圧すると、スプリング4
0によりロツク体を前方へ移動させて、そのロツ
ク爪37b,37bをロツク爪用係止溝21に係
止さすと同時に操作つまみ38を摺動させて上蓋
25の長孔31の長手方向に沿つて下前方へ押下
げる。
吐出機構7は液量表示管を兼用した揚水パイプ
41と、この揚水パイプ41と内容器3の下部パ
イプ12とを連結するU字状の第1ホルダー42
と、内容器3内の液体を外部に吐出する吐出パイ
プ43と、吐出パイプと揚水パイプ41との管に
あつて弁室を形成する上部弁筒44と、下部弁筒
45と、この弁室内の弁体46と、下部弁筒45
と揚水パイプ41上端とを連結する第2ホルダー
47とからなつている。揚水パイプ41はガラス
等の透明な材料にて上下に細長い中空管に形成さ
れており、内容器内の液量をこの揚水パイプ41
内に示された液面位置にて表示し、外装ケースの
前面より目視可能としている。吐出パイプ43は
肩部材4の嘴部15の内部中空内に設置されてお
り、後端を上部弁筒44に連通して、先端を肩部
材4の嘴部15下端を覆つた化粧部材16の吐出
パイプ用透孔17に貫通して、その吐出口を嘴部
15の斜前方に向けて突出している。
第1ホルダー42、及び第2ホルダー47は耐
熱、耐蝕性の弾性材料にて中空管に形成されてい
る。第1ホルダー42は縦断面略U字状の中空管
に形成されており、このU字状の小径部と、この
小径部の一端に小径部の支点を水平移動して径大
とした大径部を設け、径の小さい内容器3の下部
パイプ12に小径部を嵌合し、径の大きい揚水パ
イプ41に大径部を嵌合して下部パイプ12、揚
水パイプ41を連結している。
弁室内の弁体46の外周と下部弁筒45との間
には、放射方向のリブにより、狭小な通路が形成
されており、内容器3内にエアーを送気すること
によつて、内容器内の液体を下部パイプ12、第
1ホルダー42、揚水パイプ41、第2ホルダー
47を介し下部弁筒45内へ圧送し、下部弁筒内
のリブにより形成された狭小な通路を経て弁室を
通過し吐出パイプ43の吐出口から吐出される。
一方、この電気ポツトの転倒時には、弁体46
が弁室内を移動して上部弁筒44の弁室側口を閉
塞するので、内容器内の液体が吐出口から多量に
漏出することを防止する。
ヒーター8は略円板状に形成されており、その
表面を内容器3の底部の中央部に当接し、その裏
面を断熱材に当接している。このヒーター8の端
子は後述のプラグ受け48に接続している。断熱
材はガラス繊維等によりヒーターの大きさ、形状
に等しい略円板状に形成されており、その裏面を
裏板に当接している。
裏板は金属材料によりヒーターの大きさ、形状
に等しい略円筒状に形成されており、外周端に所
定の間隔を隔てて突出した複数のフランジ片を設
けている。この裏板の各フランジ片は後述の底部
材用取付金具、温度調節器用取付カバー、端子金
具を備えた碍子等と共にそれぞれ内容器3の底部
の各アングルに各ビスにて伴止めされて、ヒータ
ー8、断熱材を固定している。
一対の底部材用取付金具は薄い金属材料を細長
い平板状にして、その上、下端を相反する方向へ
折り曲げて〓型状に形成されており、内容器3の
底部の対角線上に位置する二つのアングルにそれ
ぞれ上端を内側に向けて裏板のフランジ片と共に
ビス止めされている。
温度調節器用取付カバーは薄い金属材料を水平
部を垂直部との型に折り曲げて形成されてお
り、垂直部に後述の温度調節器のサーモスタツト
を挿入係止する透孔を穿設している。この温度調
節器用取付カバーは水平部の中央を内容器3の底
部の一つのアングルに裏板のフランジ片と共にビ
ス止めされており、垂直部が内容器3底部の後部
側壁にほぼ垂直に近接するよう取付けられて、後
述のサーモスタツトを内容器3の後部側壁に密に
当接している。
碍子はヒーター等のリード線を結合する端子金
具を備えており、内容器3の底部の一つのアング
ルに裏板のフランジ片と共にビス止めされてい
る。
温度調節器は小さな円筒状のサーモスタツトで
あつて、温度調節器取付カバーにて内容器3の後
部側壁に密に当接し、その端子を碍子の端子金具
を介して後述のプラグ受けに接続している。
底部材10は外装ケース2の下端に当接するリ
ング状の底輪49と底輪の開口を閉鎖する底板5
0とからなつている。底板50は金属材料にて薄
い円板状に形成されており、外周を底輪49に当
接し、底ビスにて内容器3のアングルに固定され
た底部材用取付金具に螺着し、底輪49と肩部材
4との間の内容器3並びに外装ケース2を緊縮し
ている。底輪49は合成樹脂材料にて水平リング
部と、この水平リング部の外端より上方に延びた
側壁の垂直リング部とから形成されており、後部
に垂直リング部内壁の一部と水平リング部上壁の
一部とからなるプラグ受け係止部を設けている。
このプラグ受け係止部は垂直リング部側にプラグ
受け48の表面に当接させるプラグを差し込むた
めのプラグ用孔を穿設しており、このプラグ用孔
の両側にプラグ受け48を上方より挿入案内する
ガイド溝を備えたガイド片を一対設けている。プ
ラグ受け係止部はこの両ガイド片内方で水平リン
グ部側に上方に垂設し、先端に垂直リング部側下
端に向けて延びたプラグ受け止め用爪部材を設け
ている。このプラグ受け止め用爪部材と垂直リン
グ部内壁との間の距離はプラグ受け48の巾とほ
ぼ等しく、又、プラグ受け止め用爪部材と水平リ
ング部上壁との間の距離はプラグ受け48の高さ
とほぼ等しく形成されており、プラグ受け止め用
爪部材の両爪がプラグ受け係止部に挿入されたプ
ラグ受け48の上端平面に係止されている。
〈考案の効果〉 本考案に於いては、ロツク体とロツク体当て板
との間にスプリングを嵌め込み、一端をロツク体
に当接し、他端を上蓋の縦長孔より貫通させて操
作つまみを設けるだけなので、構造が至つて簡単
でしかも組立に際しても非常に容易で簡単に組立
てられ、作業能率の向上をはかることができる。
又、手指には直接ロツク体を押圧するスプリン
グの反発力はかからず一旦操作つまみを介するこ
ととなるために、この操作つまみにてスプリング
の反発力による力は軽減され、操作が容易で、使
い心地のよいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の縦断面図、第2図は本
考案の要部を示す分解斜視図である。 1……電気ポツト、2……外装ケース、3……
内容器、4……肩部材、5……ベローズポンプ、
6……蓋体、7……吐出機構、8……ヒーター、
9……温度調節器、10……底部材、13……受
部、14……ヒンジ部、15……嘴部、21……
ロツク爪用係止溝、25……上蓋、26……下
蓋、29……ロツク装置、31……長孔、33…
…ロツク爪用孔、34……ガイド壁、35……係
止孔、37……ロツク体、37b……ロツク爪、
38……操作つまみ、39……ロツク体当て板、
40……ロツク体用のスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内容器を囲んだ外装ケースの上端に肩部材を結
    合し、肩部材の中央に内容器口元と連通する開口
    を備えた受部を設け、受部の前部に受部上端と連
    通する嘴部を設け、受部の後部にヒンジ部を設
    け、肩部材の上面にベローズポンプ内蔵の上蓋と
    下蓋とからなりかつ肩部材のヒンジ部にヒンジし
    た蓋体を設け、蓋体をロツク装置を介して肩部材
    の受部の開口に開閉自在に装着し、内容器内の液
    体を外部へ吐出する吐出機構を設け、ベローズポ
    ンプの押圧により内容器内へ空気を圧送して内容
    器内の液体を吐出機構を介して外部へ吐出する空
    気圧利用式のポツトに於いて、上記肩部材の嘴部
    と連通の受部前部の上端内側にロツク爪用係止溝
    を設け、下蓋の前壁で肩部材のロツク爪用係止溝
    後方にロツク爪用孔を穿設し、このロツク爪用孔
    を形成する周壁下端を後方へ突設したガイド壁を
    設ける一方、上蓋の前部上壁に長孔を穿設すると
    共に、ロツク装置が下蓋のロツク爪用孔を貫通し
    て肩部材のロツク爪用係止溝に係止するロツク爪
    を備えかつガイド壁に沿つて水平移動するロツク
    体と、ロツク体の後方移動を規制するロツク体当
    て板と、一端をロツク体に当接し、他端をロツク
    体当て板に当接して常時ロツク体のロツク爪をロ
    ツク爪用係止溝に係止したスプリングと、上蓋の
    長孔に沿つて摺動し、かつロツク体と当接してロ
    ツク体を摺動させる操作つまみとを設け、上蓋の
    長孔に沿う操作つまみの上部後方への摺動にてロ
    ツク体のロツク爪が肩部材のロツク爪用係止溝よ
    り離れて、肩部材の受部開口より蓋体を開放する
    ことを特徴とした空気圧利用式のポツト。
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