JPH0617600A - 車両用トンネル - Google Patents
車両用トンネルInfo
- Publication number
- JPH0617600A JPH0617600A JP17521392A JP17521392A JPH0617600A JP H0617600 A JPH0617600 A JP H0617600A JP 17521392 A JP17521392 A JP 17521392A JP 17521392 A JP17521392 A JP 17521392A JP H0617600 A JPH0617600 A JP H0617600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- tunnel
- spraying
- scattering
- wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】水滴散布用ノズル1および、圧力センサ2は線
路方向に複数個設置される。また、水滴散布用ノズル1
と給水管4のあいだにバルブ3を設ける。圧力センサが
圧縮波の通過を検出し、車両の先頭が到達するまでに散
布を終了する。 【効果】圧縮波の波面でのみ水滴を散布できるので、圧
縮波と車両の間の流れに対しての抵抗が減り、この結
果、車両にかかる抵抗を低減できる。
路方向に複数個設置される。また、水滴散布用ノズル1
と給水管4のあいだにバルブ3を設ける。圧力センサが
圧縮波の通過を検出し、車両の先頭が到達するまでに散
布を終了する。 【効果】圧縮波の波面でのみ水滴を散布できるので、圧
縮波と車両の間の流れに対しての抵抗が減り、この結
果、車両にかかる抵抗を低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新幹線などの車両用のト
ンネルに係り、車両がトンネルを通過するときに発生す
る微気圧波を低減するためのトンネルに関する。
ンネルに係り、車両がトンネルを通過するときに発生す
る微気圧波を低減するためのトンネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微気圧波を低減するためのトンネ
ル構造に関し、水滴散布によってトンネル内部で形成さ
れる圧縮波の圧力勾配を緩和し、微気圧波の発生を低減
する技術が鉄道総研報告 4 No.1 '90.1に提案さ
れている。
ル構造に関し、水滴散布によってトンネル内部で形成さ
れる圧縮波の圧力勾配を緩和し、微気圧波の発生を低減
する技術が鉄道総研報告 4 No.1 '90.1に提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】散布された水滴は圧縮
波の背後、すなわち、圧縮波と車両の間の流れに対して
は抵抗となる。この結果、車両が前方に押しのける流れ
が抑制されることになり、車両にかかる抵抗が増える。
従って、圧縮波の波面でのみ水滴を散布することが課題
となる。
波の背後、すなわち、圧縮波と車両の間の流れに対して
は抵抗となる。この結果、車両が前方に押しのける流れ
が抑制されることになり、車両にかかる抵抗が増える。
従って、圧縮波の波面でのみ水滴を散布することが課題
となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】圧縮波の速度が音速で伝
わるため車両速度より速く、圧縮波が先に伝わることに
着目する。トンネル天井に設置する水滴散布用ノズルを
トンネルの長手方向に複数個配置し、圧縮波の通過を検
出し、車両の先頭が到達するまでに散布を終えることに
よって解決される。
わるため車両速度より速く、圧縮波が先に伝わることに
着目する。トンネル天井に設置する水滴散布用ノズルを
トンネルの長手方向に複数個配置し、圧縮波の通過を検
出し、車両の先頭が到達するまでに散布を終えることに
よって解決される。
【0005】
【作用】トンネルの長手方向に水滴散布用ノズルを複数
個配置し、同時に圧力センサを配置する。圧力センサは
圧縮波の通過の圧力を検出し水滴散布用ノズルのバルブ
を閉じることによって、水滴散布が終了する。
個配置し、同時に圧力センサを配置する。圧力センサは
圧縮波の通過の圧力を検出し水滴散布用ノズルのバルブ
を閉じることによって、水滴散布が終了する。
【0006】
【実施例】図1は本発明のトンネルの断面図であり、1
は水滴散布用ノズル、2は圧力センサ、3はバルブ、4
は給水管である。水滴散布用ノズル1および、圧力セン
サ2は線路方向に複数個設置される。また、水滴散布用
ノズル1と給水管4のあいだにバルブ3が設けられる。
は水滴散布用ノズル、2は圧力センサ、3はバルブ、4
は給水管である。水滴散布用ノズル1および、圧力セン
サ2は線路方向に複数個設置される。また、水滴散布用
ノズル1と給水管4のあいだにバルブ3が設けられる。
【0007】図2は圧力波の伝ぱんを表す説明図であ
る。圧縮波は音速で伝わるため、車両速度より速く圧縮
波が先に伝わる。ここで、問題となる第1の点は圧力変
動をどのように捕らえるかであり、第2点は圧縮波の伝
ぱん速度が音速とはやくトンネルを短時間で通過してし
まうため散布の開始をいつにするかの問題が生じる。
る。圧縮波は音速で伝わるため、車両速度より速く圧縮
波が先に伝わる。ここで、問題となる第1の点は圧力変
動をどのように捕らえるかであり、第2点は圧縮波の伝
ぱん速度が音速とはやくトンネルを短時間で通過してし
まうため散布の開始をいつにするかの問題が生じる。
【0008】第1の点については、図3のように、圧力
の時間微分がピークを持つことから、このピークを検出
する。第2の点は車両がトンネルに近づくか、突入した
時に全てのバルブを開き散布を開始することによって解
決できる。
の時間微分がピークを持つことから、このピークを検出
する。第2の点は車両がトンネルに近づくか、突入した
時に全てのバルブを開き散布を開始することによって解
決できる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮波の波面でのみ水
滴を散布できるので、圧縮波と車両の間の流れに対して
の抵抗が減り、この結果、車両にかかる抵抗を低減する
ことができる。
滴を散布できるので、圧縮波と車両の間の流れに対して
の抵抗が減り、この結果、車両にかかる抵抗を低減する
ことができる。
【図1】本発明のトンネルの断面図。
【図2】圧縮波の伝ぱんの説明図。
【図3】圧縮波通過に伴う圧力変化の説明図。
1…水滴散布用ノズル、2…圧力センサ、3…バルブ、
4…給水管。
4…給水管。
Claims (1)
- 【請求項1】車両用のトンネルにおいて、トンネル天井
に設置する水滴散布用ノズルをトンネルの長手方向に複
数個配置し、水滴散布用ノズルごとにトンネルに車両が
突入したときに水滴の散布を始め、車両前面で発生する
圧縮波の通過から車両の先頭が到達するまでに、散布を
終える構造をもつことを特徴とする車両用トンネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17521392A JPH0617600A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 車両用トンネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17521392A JPH0617600A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 車両用トンネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617600A true JPH0617600A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15992277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17521392A Pending JPH0617600A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 車両用トンネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100899229B1 (ko) * | 2008-02-28 | 2009-05-26 | (주)보고환경 | 터널 배수지 청소공법 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP17521392A patent/JPH0617600A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100899229B1 (ko) * | 2008-02-28 | 2009-05-26 | (주)보고환경 | 터널 배수지 청소공법 |
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