JPH0617595Y2 - レ−ルタイプ自在平行定規用エンコ−ダ - Google Patents

レ−ルタイプ自在平行定規用エンコ−ダ

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JPH0617595Y2
JPH0617595Y2 JP1986025479U JP2547986U JPH0617595Y2 JP H0617595 Y2 JPH0617595 Y2 JP H0617595Y2 JP 1986025479 U JP1986025479 U JP 1986025479U JP 2547986 U JP2547986 U JP 2547986U JP H0617595 Y2 JPH0617595 Y2 JP H0617595Y2
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康男 三橋
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Mutoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レールタイプ自在平行定規のヘッドの図板面
に沿ったX−Y方向の移動量又は移動位置を電気信号に
変換するエンコーダに関する。
〔従来の技術〕
従来のレールタイプ自在平行定規においては、ヘッドの
X−Y方向の移動運動をパルス信号に変換するエンコー
ダ機構を一体構造として備えたものと、該エンコーダ機
構を備えていないものが存する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
エンコーダ機構を備えていないレールタイプ自在平行定
規を使用する者が、図面中の各点のX−Y座標値を測定
しようとすると、別途に、座標読み取り機を購入する
か、あるいは、エンコーダ機構を備えているレールタイ
プ自在平行定規を購入しなければならなかった。
本考案は、座標測定機能を有しないレールタイプ自在平
行定規に簡単に取り付け可能なエンコーダを提供し、該
レールタイプ自在平行定規に座標測定機能を付与し得る
ようにすることを目的とするものである。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため、本考案はレール本体2,10
0と、該レール本体2,100の略全長にわたって配設
されたスリットスケール36,104と、前記レール本
体2,100に移動自在に取り付けられたカーソル8,
106と、該カーソル8,106に配設された前記スリ
ットスケール36,104の信号を検出して、これを電
気信号に変換する読み取り装置38,108と、前記レ
ール本体2,100をレールタイプ自在平行定規のレー
ルに固定するための固定手段と、前記カーソル8,10
6を前記レールタイプ自在平行定規のカーソルに連結す
るための板ばね製の連結板82,112とから構成した
ものである。
〔作用〕
上記した構成において、レール本体2,100をレール
タイプ自在平行定規のレールに、固定手段によって固定
し、該レールに沿って移動自在なカーソルに前記レール
本体2,100に沿って移動自在なカーソル8,106
を連結板82,112によって固定する。該状態におい
て、レールタイプ自在平行定規のカーソルをレールに沿
って移動すると、該カーソルと連動して、上記カーソル
8,106が移動し、該カーソル8,106と連動して
読み取り装置38,108がスリットスケール36,1
04に沿って移動して、該スケール36,104のスリ
ット又は、位置信号を読み取り、カーソル8,106の
移動運動に対応する電気信号を出力する。カーソル8,
106走行時、該カーソル8,106に対するレールタ
イプ自在平行定規のカーソルの変位は板ばねから成る連
結板82,112のしなりによって吸収される。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を参照して
説明する。
まず、Yレール用のエンコーダについて説明する。
2はレール本体であり、第9図に示す、公知のレールタ
イプ自在平行定規4のYレール6と略同長に構成されて
いる。7カバーレール(第2図参照)であり、これの長
手方向に形成された突部7aがレール本体2に形成され
た溝にスライド自在に嵌合し、該レール7に穿設された
溝7bにレール本体2の端部がスライド自在に嵌合して
いる。前記本体2とカバーレール7とで外部に対してほ
ぼ遮蔽されたカーソル挿入空間部を形成している。8は
カーソルであり、これの基板8aの一側部の前後には、
第4図に示すように、コロ10,12が回転自在に軸支
されている。前記基板8aの前後端には揺動板8b,8
cが回転自在に軸14,16支され、該揺動板8b,8
cの偏心部にコロ18,20が回転自在に軸支されてい
る。前記揺動板8b,8cはコイルばね24,26によ
って、軸14,16を中心として、第4図中、揺動板8
bは反時計、揺動板8cは時計方向にそれぞれ付勢さ
れ、該付勢力によって、コロ10,12は、レール本体
2にその長手方向に沿って形成されたレール溝30の案
内面に走行自在に弾接し、コロ18,20はレール溝2
8の案内面に走行自在に弾接している。前記レール本体
2の両端には、公知の取付金具32,34が配設され、
該金具32,34に市販の帯状のスリットスケール36
の両端が、適宜のテンションを有して支承されている。
38は、公知のスリット読み取り装置であり、第7図に
示すように、前記スリットスケール36をはさんで対向
するレンズ付き投光素子40と受光素子42を備え、受
光素子42の前方には、公知の固定スリット板44が配
設されている。前記スリット読み取り装置38は前記基
板8aに固設され、前記カーソル8がレール本体2に沿
って移動すると、受光素子42の前方に前記スリットス
ケール36とスリット板44との相互作用によって光の
明暗が形成され、これにより読み取り装置38は、カー
ソル8のレール本体8aに沿った移動運動に対応するパ
ルス信号を出力するように構成されている。前記カーソ
ル基板8aに、読み取り装置38の一方端に位置して固
設された一対のブラケット54(第1図,第4図参照)
には、一対のコロ50と、これに対向するコロ52が回
転自在に軸支されている。前記カーソル基板8aに、読
み取り装置38の他方端に位置して一対のブラケット5
6には、一対のコロ58とこれに対向するコロ60が回
転自在に軸支され、上記コロ50,52とコロ58,6
0は、第1図に示すようにスリットスケール36の表裏
面に近接対向している。前記コロ50,52,58,6
0は、スリットスケール36の、前記投受光素子40,
42に対する位置を規制している。第2図において、6
2は前記レール本体2を前記Yレール6に脱着可能に固
定するための固定手段であり、L形板64、軸体66及
び締め付けねじ68を主たる構成要素としている。前記
L形板64は取り付け孔70,72に嵌挿されたねじ7
4,76によってレール本体2の長手方向の両端部の近
傍に固定されている。前記軸体66には、Yレール6の
側部に形成されたT溝78にスライド自在に嵌挿配置さ
れる鍔部66aが形成され、軸部には凹入部が形成され
ている。前記凹入部の一方にはテーパー面66bが形成
されている。前記L形板64には前記軸体66をスライ
ド自在に嵌入するための横穴と、該横穴に直交するねじ
穴80が形成されている。第1図及び第3図において、
8dは前記基板8aに固定された支持板であり、該板の
一方側は、前記カーソル挿入空間部に形成された隙間G
から外方に突出している。前記支持板8dの外方突出部
の下面には、板ばねから成る連結板82の一方が固定さ
れ、該連結板82の他方には取り付け用の穴が透設され
ている。90はカバーである。
次に、Xレール用のエンコーダを第5図及び第6図を参
照して説明する。
100は、自在平行定規4のXレール102と略同長に
設定されたレール本体であり、これにカバーレール10
1が固定されている。104はスリットスケールであ
り、取付金具によってレール本体100の略全長にわた
って張設されている。106はカーソル基板であり、コ
ロを介してレール本体100に沿って走行自在に取り付
けられている。前記基板106にはスリット読取装置1
08が固設されている。これらの構成は、上記Yレール
用のエンコーダの構成とほぼ同一なのでその詳細な説明
を省略する。第6図において、106aは前記カーソル
基板106に固定された支持板であり、該支持板106
aのカーソル挿入空間部110の隙間Gから突出する部
分には、屈折部が形成された板ばねから成る連結板11
2の一方が固定されている。114はレール本体100
の両端の近傍にそれぞれ固設されたL形板であり、これ
の一方にねじ116の挿入孔が形成されている。前記L
形板114、ねじ116、及びXレール102の側部に
形成されたT溝内に配置された板ナット118は、レー
ル本体100をXレール102に脱着可能に固定するた
めの固定手段を構成している。第9図において、120
は製図台に支承された図板であり、これにレールタイプ
自在平行定規4のXレール102が公知の固定手段12
2,124によって固定されている。前記Xレール10
2には、Xカーソル126がコロを介して移動自在に取
り付けられている。前記Xカーソル126の立ち上り部
には、Yレール6の一端がXレール102に平行な軸線
を中心として回転自在に軸支され、該Yレール6の他端
は、尾部コロ128を介して、図板120に固設された
補助レール130の上面に走行自在に載置されている。
前記Yレール6にはYカーソル132がコロを介して走
行自在に取り付けられ、該Yカーソル132の立ち上り
部には、公知の昇降リンク機構134を介してヘッド1
36が連結し、該ヘッド136の定規取付板138には
直定規140,142が脱着可能に固定されている。1
44はYレール6に脱着可能な表示装置のケーシングで
あり、表示部146を備えている。
前記カーソル本体8,106の読み取り装置38,10
8と、コントローラ(図示省略)とは、公知のテープ電
線と電線コードとによって連結し、前記表示装置144
と前記コントローラも同様に、公知の電線コード手段に
よって電気的に接続している。
次に本実施例の作用について説明する。
まず、Yレール6にエンコーダを取り付ける場合につい
て説明する。
まず軸体66の鍔部66aを、Yレール6のT溝78に
スライド自在に嵌挿する。しかる後に締め付けねじ68
をねじ穴80にねじ込んで、ねじ68の先端を軸体66
のテーパー面66bに圧着すれば、レール本体2は、Y
レール6の側面に固定される。次に、連結板82をYカ
ーソル132の下面にねじ止め固定する。次に、Xレー
ル102のT溝に板ナット118を配置し、該板ナット
118にL形板114に形成した穴にねじ116を挿入
し、該ねじ116を板ナット118にねじ込んで、レー
ル本体100の両端の近傍をXレール102に固定す
る。次に、連結板112をXカーソル126の側面にね
じにより固定する。次に、表示装置のケーシング144
をYレール6に固定する。上記した構成において、ヘッ
ド136のハンドルを手で握って、図板120面に対し
て任意の方向に移動すると、Xカーソル126はXレー
ル102に沿って移動し、Yカーソル132は、Yレー
ル6に沿って移動する。上記XYカーソル126,13
2の移動と連動して、カーソル本体106,8は、レー
ル本体100,2に沿って移動し、この移動によって、
読み取り装置108,38はパルスを出力し、該パルス
はコントローラによって処理されて、ヘッド136のX
Y方向の移動量が表示部146にディジタルに表示され
る。前記カーソル8に対するYカーソル132の上下方
向の変位は、板ばねから成る連結板82のしなりによっ
て吸収され、両カーソル8,132の動きが重くなるこ
とがない。連結板82を第8図イに示す屈曲部kを有す
る板ばねを用い、あるいは、第8図ロに示すように屈折
部1を有する板ばねを用いることにより、カーソル8に
対するYカーソル132の、図板120面に平行な平面
内における接近又は離反方向の変位も吸収することがで
きる。また、上記連結板82は、第8図ハのように、屈
折部1と屈曲部kを形成した板ばねを用いるようにして
も良い。カーソル本体106に対するXカーソル126
の上下方向及び第6図中、左右方向の変位も同様に連結
板112によって吸収され、カーソル本体106を案内
するコロとレール本体100のレール面との間に大きな
摩擦圧力が加わるのを防止する。
尚、本実施例では、インクリメンタル方式のスリットス
ケール36,104を用いているが、アブソリュート方
式即ち、位置信号が穴あけされたスリットスケールを用
い、この位置信号を、読み取り装置によって読み取り、
これを出力する構成としても良い。
〔効果〕
本考案は上述の如く構成したので、レール本体をレール
タイプ自在平行定規のレールに固定し、カーソルをレー
ルタイプ自在平行定規のカーソルに連結手段によって連
結することにより、簡単に、レールタイプ自在平行定規
にエンコーダ機能を付加することができ、きわめて経済
的であり、しかもエンコーダ側のカーソルと自在平行定
規側のカーソルの移動軌道に誤差があっても、この誤差
は両カーソルを連結する板ばねの変位によって吸収され
るため、両カーソルを軽く、円滑にそれらの移動軌道に
沿って移動させることができる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の好適な実施例を示し、第1図は平面図、第
2図は正面図、第3図は正面図、第4図は側面図、第5
図は平面図、第6図は断面図、第7図は断面図、第8図
イ,ロ,ハは説明図、第9図は平面図である。 2……レール本体,6……Yレール,7……カバーレー
ル,8……カーソル,8a……基板,8b,8c……揺
動板,18,20……コロ,24,26……コイルば
ね,30……レール溝,28……レール溝,36……ス
リットスケール,38……スリット読み取り装置,40
……投光素子,42……受光素子,44……固定スリッ
ト板,50,52,58,60……コロ,64……L型
板,66……軸体,68……締付ねじ,70,72……
取り付け孔,90……カバー,100……レール本体,
101……カバーレール,102……Xレール,104
……スリットスケール,106……カーソル基板,10
6a……支持板,112……連結板,114……L字
板,136……ヘッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール本体2,100と、該レール本体
    2,100の略全長にわたって配設されたスリットスケ
    ール36,104と、前記レール本体2,100に移動
    自在に取り付けられたカーソル8,106と、該カーソ
    ル8,106に配設された前記スリットスケール36,
    104の信号を検出して、これを電気信号に変換する読
    み取り装置38,108と、前記レール本体2,100
    をレールタイプ自在平行定規のレールに固定するための
    固定手段と、前記カーソル8,106を前記レールタイ
    プ自在平行定規のカーソルに連結するための板ばね製の
    連結板82,112とから成るレールタイプ自在平行定
    規用エンコーダ。
JP1986025479U 1986-02-24 1986-02-24 レ−ルタイプ自在平行定規用エンコ−ダ Expired - Lifetime JPH0617595Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5715716Y2 (ja) * 1975-07-15 1982-04-01
DE3312853C1 (de) * 1983-04-09 1983-12-15 Albert Nestler Gmbh, 7630 Lahr Halte- und Fuehrungsvorrichtung fuer Beschriftungs- und Zeichengeraete an Laufwagenzeichenmaschinen
JPS59224399A (ja) * 1984-03-26 1984-12-17 武藤工業株式会社 レ−ルタイプ自在平行定規等に用いられるa−d変換装置

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JPS62138092U (ja) 1987-08-31

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