JPH06175871A - エミュレーション装置 - Google Patents

エミュレーション装置

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JPH06175871A
JPH06175871A JP4326367A JP32636792A JPH06175871A JP H06175871 A JPH06175871 A JP H06175871A JP 4326367 A JP4326367 A JP 4326367A JP 32636792 A JP32636792 A JP 32636792A JP H06175871 A JPH06175871 A JP H06175871A
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bus
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circuit
output terminal
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セルベースASIC用のエミュレーションボー
ドにおいて、種々のユーザシステム構成に容易に対応可
能とし汎用性をもたせるとともに、検証作業を高速化す
ることにある。 【構成】複数のCPUマクロ121,122を搭載する
CPUマクロチップ120と、複数の周辺マクロ16
1,162を搭載する周辺マクロチップ160と、この
CPUマクロチップ120の入出力端子を接続する第1
の入出力端子140および周辺マクロチップ160の入
出力端子を接続する第2の入出力端子150からなるジ
ャンパブロック130と、トレース回路110およびメ
モリ50とを有する。トレース回路110の選択信号1
11の指定によりCPUマクロ121,122を選択
し、選択信号112の指定により周辺マクロ161,1
62を選択する。従って、ジャンパブロック130の第
1の入出力端子140と第2の入出力端子150を配線
にて接続することにより、ユーザシステムに対応させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はあらかじめマスクレイア
ウトが用意された特定機能を有するブロックを任意の数
内蔵する特定用途向け半導体集積回路(以下、セルベー
スASICと称す)用のインサーキットエミュレータの
エミュレーション装置(以下、エミュレーションボード
と称す)に関し、特に複数の中央処理装置機能を搭載す
る第1の半導体集積回路(以下、CPUマクロチップと
称す)と複数の周辺回路機能を搭載する第2の半導体集
積回路(以下、周辺マクロチップと称す)を備え、両マ
クロチップ端子間の接続を可能とするエミュレーション
ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特定用途向け半導体集積回路(以
下、ASICと称す)、特にセルベースASICは、単
一半導体基板上にユーザが任意に設計した論理回路ブロ
ックの他に、中央処理装置機能ブロック(以下、CPU
マクロと称す)及び周辺回路機能ブロック(以下、周辺
マクロと称す)を内蔵し、ユーザシステムを構成できる
ようにしている。そこで、従来のASICのエミュレー
ションボードについて、図12を参照して説明する。
【0003】図12は従来の一例を示すエミュレーショ
ンボードのブロック図である。図12に示すように、従
来のエミュレーションボード10は、トレース回路20
と、ユーザが使用する中央処理装置(CPU)のCPU
エバリュエーションチップ30と、周辺IC40および
メモリ50とを備え、それらの間を各種のバス32〜3
4により接続している。以下、各回路について述べる。
【0004】まず、トレース回路20は外部インタフェ
ースバス21を介してパーソナルコンピュータ等からデ
ータを入力し、そのデータに基づいた制御信号をトレー
スバス31に出力する。また、トレースバス31を介し
て得たデータを外部インタフェースバス21を介して外
部に出力する。
【0005】次に、CPUエバリュエーションチップ3
0は、CPU機能に加えてCPU動作のトーレスを可能
とする回路を内蔵したエミュレーション用CPUチップ
である。このチップ30は命令実行時の動作状態をステ
ータス信号としてトレースバス31へ出力し、またCP
Uが読み込む命令のメモリ格納アドレスを伝達するフェ
ッチアドレスバス情報及び読み込んだ命令の命令コード
を伝達するフェッチデータバス情報の内部バス情報をト
レースバス31を介して外部へ出力する。しかも、CP
Uエバリュエーションチップ30はステータスバス32
とコントロールバス33及びアドレスデータバス34と
を介して周辺IC40及びメモリ50に接続される。
尚、これらのバス32〜34はエミュレーションボード
10上にプリント配線等により形成される。
【0006】さらに、ステータスバス32はCPUの命
令実行サイクルとCPUが命令によりアクセスするメモ
リ空間を示す信号及び周辺IC40の動作状態信号とを
伝達し、コントロールバス33はメモリ50及び周辺I
C40に対するリード信号,ライト信号及びチップセレ
クト信号等の制御信号を伝達する。同様に、アドレスデ
ータバス34はメモリ50及び周辺IC40へアクセス
するためのアドレス信号とデータ信号とを伝達する。
【0007】次に、周辺IC40は各種周辺回路機能を
内蔵する標準ICである。コントロールバス33上のコ
ントロール信号に基づきアドレスデータバス34を介し
てデータを設定することにより動作する。また、ステー
タスバス32上に常に動作状態を示すステータス信号を
出力する。更に、メモリ50はCPUエバリュエーショ
ンチップ30が実行するプログラムを格納している。
【0008】以下、かかる構成のエミュレーションボー
ド10の動作について説明する。
【0009】まず、エミュレーションの開始動作につい
て説明する。あらかじめトレース回路20は外部インタ
フェースバス21を介してパーソナルコンピュータに接
続されているとする。また、周辺IC40は停止状態で
ステータスバス32上に停止状態を示す特定データを出
力しており、メモリ50には周辺IC40が停止状態で
あることを確認した後に周辺IC40を起動するプログ
ラムが格納されているものとする。
【0010】次に、パーソナルコンピュータからエミュ
レーションスタートを指示する制御データをトレース回
路20に入力する。トレース回路20はこの制御データ
に基づいてCPUエバリュエーションチップ30にプロ
グラム実行を開始させる制御信号を出力する。従って、
CPUエバリュエーションチップ30はこの制御信号に
よりアドレス信号及びコントロール信号を出力し、メモ
リ50に格納したプログラムの命令コードを読み込んで
解釈することにより、プログラムの実行動作を開始す
る。
【0011】続いて、CPUエバリュエーションチップ
30は順次プログラムを実行し、ステータスバス32上
のデータを取込んで周辺IC40が停止状態であること
を確認する。次に、周辺IC40を起動するためのデー
タをアドレスデータバス34上に出力するとともに、周
辺IC40に対してコントロール信号を出力しデータを
設定する。これにより、周辺IC40は設定データに基
づいて動作を開始する。
【0012】次に、CPUエバリュエーションチップ3
0のプログラム実行のトレース動作について説明する。
パーソナルコンピュータからCPUの命令実行のトレー
ス動作を指示する制御データがトレース回路20に入力
される。これにより、トレース回路20はトレースバス
31上にCPUエバリュエーションチップ30が出力す
る内部フェッチアドレスバス情報を外部インタフェース
バス21を介してパーソナルコンピュータに出力する。
従って、パーソナルコンピュータのオペレータは、CP
Uエバリュエーションチップ30が現在実行しているプ
ログラムのアドレス情報を得ることが可能である。
【0013】また同様にして、CPUエバリュエーショ
ンチップ30が出力する内部フェッチデータバス情報を
外部インタフェースバス21を介してパーソナルコンピ
ュータに出力することにより、CPUエバリュエーショ
ンチップ30が現在実行しているプログラムの命令コー
ド情報を得ることが可能である。すなわち、オペレータ
はアドレス情報と命令コード情報から現在CPUがプロ
グラム中のどの部分の何の命令を実行しているかを知る
ことができる。
【0014】以上説明したように、エミュレーションボ
ード10によりユーザのASICシステムのエミュレー
ション動作が可能であり、しかもCPUが現在どの命令
を実行中であるかを知ることができるため、CPUのプ
ログラム実行によるASICシステム動作に関する検証
が可能となる。
【0015】このようなASIC用のエミュレーション
装置としては、ラピッド・プロトタイピング・マシン
(RPM)が代表的である。このRPMは、プログラマ
ブルロッジクアレイ集積回路の1種であり、任意にプロ
グラム可能なフィールド・プログラマブル・ゲートアレ
イ(FPGA)を多数使用し、回路接続情報に基づいて
FPGAをプログラムすることにより、論理回路を実現
するものである。しかし、このRPMは回路構成に関す
る汎用性を重視したFPGAを使用するため、リアルタ
イム性に乏しく、且つ高価格である。
【0016】また、RPMはCPUICや周辺IC等に
関しコンポーネントアダプター(市販の標準CPUIC
及び周辺IC等を搭載した別ボード)を用いて対応す
る。従って、RPMによりセルベースASIC用のエミ
ュレーション装置を構成する場合、CPUマクロ及び周
辺マクロに対しては、これらの種々の組合せに対してコ
ンポーネントアダプターを個別に作成する必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のASI
Cのエミュレーションボードは、特定のCPUエバリュ
エーションチップ及び特定の周辺ICによる構成となっ
ており、種々のCPU機能及び種々の周辺回路機能の組
合せによる各々のシステム構成に容易に対応できないた
め、各ユーザのシステム構成に合わせた個別のエミュレ
ーションボードを作成する必要があり、期間,工数,コ
ストが増大するという欠点がある。
【0018】また、上述した構成によりユーザシステム
の変更は容易でないため、仮に変更しようとすると、ユ
ーザが応用装置を開発する上でのソフトウェア及びバー
ドウェアの検証作業に遅れを生じるという欠点がある。
【0019】本発明の目的は、かかる期間や工数を削減
し、コストを低価格化するとともに、汎用性を向上させ
て検証作業を高速化することのできるエミュレーション
ボードを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のエミュレーショ
ン装置は、中央処理装置機能を備えた複数のブロックか
らなる中央処理装置マクロチップと、周辺回路機能を備
えた複数のブロックからなる周辺マクロチップと、外部
からのデータに基ずき前記中央処理装置マクロチップお
よび前記周辺マクロチップの各ブロックを選択するため
の第1および第2の選択信号を作成するトレース回路
と、前記各ブロックを接続する接続ブロックとを有し、
前記中央処理装置マクロチップは内部の任意のブロック
を前記第1の選択信号により選択する選択回路を備え、
前記周辺マクロチップは内部の任意のブロックを前記第
2の選択信号により選択する選択回路を備えて構成され
る。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施例を示すエミュ
レーションボードのブロック図である。図1に示すよう
に、本実施例のエミュレーションボード100は複数の
CPUエバリュエーションチップのCPUマクロ12
1,122を内蔵したCPUマクロチップ120と、複
数の周辺機能の周辺マクロ161,162を内蔵した周
辺マクロチップ160とから任意の組合せを選択するこ
とにより、種々のユーザシステムに容易に対応可能にす
るものである。すなわち、本実施例のエミュレーション
ボード100は、トレース回路110と、ユーザが使用
するCPUマクロ121,122を内蔵したCPUマク
ロチップ120と、同様に周辺マクロ161,162を
内蔵した周辺マクロチップ160と、メモリ50と、こ
れらのCPUマクロチップ120,周辺マクロチップ1
60およびメモリ50間をバス123,131,132
を介して接続するとともに入出力端子140,150を
内蔵したジャンパブロック130とを備えている。
【0023】また、図2は図1におけるCPUマクロチ
ップおよび周辺マクロチップの選択指定を表わす図であ
る。図2に示すように、ここではトレース回路110か
らの選択信号111,112により、CPUマクロチッ
プ120と周辺マクロチップ160とのそれぞれのマク
ロを選択する。
【0024】以下、図1および図2を参照し、各回路に
ついて説明する。まず、トレース回路110は外部イン
タフェースバス21を介して入力するデータに基づいて
CPUマクロチップ120に対する選択信号111と、
周辺マクロチップ160に対する選択信号112とを出
力する。このように、本実施例は選択信号111,11
2を用いる点が従来例と異っている。尚、バス31は従
来例と同様である。
【0025】次に、CPUマクロチップ120はCPU
マクロ121とCPUマクロ122により構成され、選
択信号111に基づいていづれかのマクロを選択し、選
択したマクロの入出力信号をバス123を介して出力す
る。このバス123は、アドレスデータバスとコントロ
ールバスとステータスバスにより構成する。例えば、前
述した図2に示すように、選択信号111が”1”の時
はCPUマクロ121を選択し、”0”の時はCPUマ
クロ122を選択する。
【0026】また、ジャンパブロック130は、入出力
端子140と入出力端子150により構成される。入出
力端子140は、複数端子から構成されバス123の各
信号端子が個々に接続される。一方、入出力端子150
は複数端子から構成されバス131とバス132の各信
号端子が個々に接続される。このうち、バス131はア
ドレスデータバスとコントロールバスとステータスバス
により構成されるが、バス132はアドレスデータバス
とコントロールバスとにより構成される。
【0027】更に、周辺マクロチップ160は周辺マク
ロ161と周辺マクロ162により構成され、選択信号
112に基づいていづれかの周辺マクロを選択し、選択
した周辺マクロの入出力信号をバス131に出力する。
例えば、図2に示すように、選択信号112が”1”の
時は周辺マクロ161を選択し、”0”の時は周辺マク
ロ162を選択する。
【0028】但し、バス131とバス132のアドレス
データバスに関しては、CPUが通常メモリ50及び周
辺マクロチップ160にアクセスする場合、特定アドレ
スもしくは個別のコントロール信号に基づいてアクセス
を行なうため兼用することが可能である。
【0029】本実施例におけるエミュレーションボード
100のエミュレーション動作は、基本的には従来例と
同様であるが、CPUマクロチップ120,周辺マクロ
チップ160の選択動作及びジャンパブロック130の
接続については異っているので、以下図3〜図7を参照
し、CPUマクロチップ120,周辺マクロチップ16
0およびジャンパブロック130等の詳細な構成と各々
の選択動作を説明する。
【0030】図3は図1に示すCPUマクロチップの構
成図である。図3に示すように、このCPUマクロチッ
プ120は、CPUマクロ121,CPUマクロ122
と、選択回路310,320,330,340とにより
構成される。まず、選択回路310は選択信号111に
基づいてバス123のステータスバスをステータスバス
311かステータスバス312に接続する。また、選択
回路320は選択信号111に基づいてバス123のコ
ントロールバスをコントロールバス321かコントロー
ルバス322に接続する。さらに、選択回路330は選
択信号111に基づいてバス123のアドレスデータバ
スをアドレスデータバス331かアドレスデータバス3
32に接続する。
【0031】一方、選択回路340は選択信号111に
基づいてトレースバス31をトレースバス341かトレ
ースバス342に接続する。この選択回路340は前述
した選択回路330と同一の構成であるため、説明を省
略する。
【0032】図4(a)〜(c)はそれぞれ図3に示す
選択回路の構成図である。ここでは、便宜的に1ビット
の構成を示している。図4(a)に示すように、選択回
路310は論理積回路410,411と、インバータ4
12とにより構成される。すなわち、選択信号111
が”1”の時インバータ412の出力は”0”となり、
論理積回路410のバス123からの入力信号をステー
タスバス311の1ビットのステータス信号として出力
する。
【0033】また図4(b)に示すように、選択回路3
20は論理積回路420,421と、論理和回路423
と、インバータ424とにより構成される。この場合、
選択信号111が”1”の時、論理和回路420はコン
トロールバス321の1ビット信号を出力する。一方、
インバータ424の出力は”0”となるので、論理積回
路421の出力は”0”となる。従って、バス123へ
の論理和回路423の出力信号はコントロールバス32
1の1ビット信号となる。
【0034】次に、図4(c)に示すように、選択回路
330は双方向トランスファゲート430,431と、
インバータ432,433,434とにより構成され
る。この場合、選択信号111が”1”の時、インバー
タ433の出力は”0”となるので、トランスァゲート
430が導通状態となる。逆に、インバータ432の出
力が”0”となり、インバータ434の出力が”1”と
なるので、トランスファゲート431は非導通状態とな
る。従って、双方向のアドレスデータバス331の1ビ
ット信号はバス123のアドレスデータバスの1ビット
信号となる。
【0035】尚、選択回路340は、選択信号111
が”1”の時、トレースバス341の1ビット信号とト
レースバス31の1ビット信号を接続する。また、選択
信号111が”0”の時はトレースバス342の1ビッ
ト信号とトレースバス31の1ビット信号を接続する。
【0036】次に、これらの選択回路310,320,
330,340を用いたCPUマクロチップ120の選
択動作について、選択信号111が”1”であるとして
説明する。すなわち、選択信号111が”1”であるの
で、選択回路310はバス123のステータスバスをス
テータバス311に接続し、選択回路320はバス12
3のコントロールバスをコントロールバス321に接続
し、選択回路330はバス123のアドレスデータバス
をアドレスデータバス331に接続し、選択回路340
はトレースバス31をトレースバス341に接続する。
従って、選択信号111が”1”のときは、CPUマク
ロ121を選択し、内部バスはバス123を介して入出
力端子140に接続される。また、内部トレースバスは
トレースバス31を介してトレース回路110に接続さ
れる。以上がCPUマクロチップ120の選択動作であ
る。
【0037】図5は図1に示す周辺マクロチップの構成
図である。図5に示すように、周辺マクロチップ160
は周辺マクロ161,周辺マクロ162と、選択回路5
10,520,530とにより構成される。選択回路5
10は、選択信号112に基づいてバス131のアドレ
スデータバスをアドレスデータバス511かアドレスデ
ータバス512に接続する。また選択回路520は、選
択信号112に基づいてバス131のステータバスをス
テータバス521かステータバス522に接続する。さ
らに選択回路530は、選択信号112に基づいてバス
131のコントロールバスをコントロールバス531か
コントロールバス532に接続する。
【0038】図6(a)〜(c)はそれぞれ図5に示す
選択回路の構成図である。ここでも、便宜的に1ビット
の構成を示している。まず、図6(a)に示すように、
選択回路510は双方向トランスファゲート610,6
11と、インバータ612,613,614とにより構
成される。選択信号112が”1”の時、インバータ6
12の出力は”0”となるので、トランスファーゲート
610が導通状態となる。また、インバータ614の出
力が”0”となり、インバータ613の出力が”1”と
なるので、トランスファーゲート611は非導通状態と
なる。従って、双方向のアドレスデータバス511の1
ビット信号はバス131のアドレスデータバスの1ビッ
ト信号と接続される。
【0039】また、図6(b)に示すように、選択回路
520は論理積回路620,621と、論理和回路62
3と、インバータ622とにより構成される。選択信号
112が”1”の時、論理積回路620はステータスバ
ス521の1ビット信号を出力する。また、インバータ
622の出力は”0”となるので、論理積回路621の
出力は”0”となる。従って、論理和回路623の出力
信号はステータスバス521の1ビット信号となり、バ
ス131の1ビットのステータス信号と接続される。
【0040】さらに、図6(c)に示すように、選択回
路530は論理積回路630,631と、インバータ6
32とにより構成される。ここでも、選択信号112
が”1”の時、インバータ632の出力は”0”となる
ので、論理積回路630のバス131からの入力信号が
コントロールバス531の1ビットコントロール信号と
して出力される。
【0041】次に、周辺マクロチップ160の選択動作
について、選択信号112が”1”であるとして説明す
る。すなわち、選択信号112が”1”であるので、選
択回路510はバス131のアドレスデータバスをアド
レスデータバス511に接続し、選択回路520はバス
131のステータスバスをステータスバス521に接続
し、選択回路530はバス131のコントロールバスを
コントロールバス531に接続する。従って、選択信号
が”1”となることにより、周辺マクロ161が選択さ
れ、しかも内部バスはバス131を介して入出力端子1
50に接続される。以上が周辺マクロチップ160の選
択動作である。
【0042】図7は図1におけるジャンパブロック端子
間の接続を表わす図である。図7に示すように、ジャン
パブロック130は入出力端子140,150を備え、
バス123とバス131,132とを接続するための配
線ブロックである。従って、入出力端子140及び入出
力端子150はアドレスデータバス,ステータバス,コ
ントロールバスの対応する各信号が出力されており、こ
れら信号端子をラッピング等の配線により接続する。
【0043】以上要するに、本実施例は選択信号の指定
によりCPUマクロチップ及び周辺マクロチップからシ
ステム構成に必要なCPUマクロ及び周辺マクロを選択
してエミュレーションボードを構成できるので、汎用的
である。従って、1種類のエミュレーションボードによ
り、CPUマクロ及び周辺マクロの任意の種々の組合せ
に対応することが可能である。万が一途中からシステム
構成が変更になった場合にも、選択信号によるCPUマ
クロ及び周辺マクロの指定とジャンパブロックの配線変
更のみで容易に変更後のシステム構成に対応することが
可能である。
【0044】また、上述したCPUマクロチップと周辺
マクロチップ内の個々のCPUマクロと周辺マクロの回
路構成及び半導体プロセスは、実製品と全く同じにする
ことが可能であるので、エミュレーション用の半導体集
積回路と実製品の半導体集積回路間の電気的な特性を同
一化でき、リアルタイム性を向上させることが可能であ
る。
【0045】図8は本発明の第2の実施例を示すエミュ
レーションボードのブロック図である。図8に示すよう
に、本実施例は前述した図1の第1の実施例におけるジ
ャンパブロック130を外部より設定可能な記憶素子を
内蔵し且つ記憶素子のデータに基づいて入出力端子の接
続を指定可能なプログラマブルロジックアレイ集積回路
(プログラマブラゲートアレイ)820により構成した
ものである。かかるプログラマブルゲートアレイ820
に対し外部からデータを設定することにより、CPUマ
クロチップ120と周辺マクロチップ160の各端子を
接続できる。しかるに、CPUマクロと周辺マクロの接
続に関しては、入力端子,出力端子及び入出力端子の接
続が必要となるので、プログラマブルゲートアレイ82
0を用いた入力端子,出力端子及び入出力端子の接続に
ついて以下に説明する。
【0046】図8に示す本実施例のエミュレーションボ
ード100は、第1の実施例に対しトレース回路810
と、モード信号811,クロック信号812,データ信
号813と、プログラマブルゲートアレイ820とが異
なるのであるので、その他の同一な構成要素の説明は省
略する。トレース回路810は、選択信号111,11
2の他に外部インタフェースバス21を介して設定され
るデータに基づいて、モード信号811,クロック信号
812,データ信号813を出力する。これらの信号8
11〜813を入力するプログラマブルゲートアレイ8
20は、バス131およびバス123と、バス132お
よびバス123とを接続する。ここで、プログラマブル
ゲートアレイ820は特殊なものでなく、近年一般的な
FPGA等を用いてもよい。
【0047】図9は図8に示すプログラマブルゲートア
レイのブロック図である。図9に示すように、このプロ
グラマブルゲートアレイ820は便宜的にモード信号8
11を3ビットとして説明する。このプログラマブルゲ
ートアレイ820は、入出力端子901,903,90
4およびコントロール端子902と、SRAM910〜
912と、入出力ブロック920,930,940と、
組合せ回路ブロック950とにより構成される。
【0048】まず、SRAM910〜912は各々モー
ド信号905〜907が”1”の時クロック信号812
の立上がりエッジに同期してデータ信号813を取込ん
で記憶する。その記憶値は各々出力信号915〜917
として出力される。また、組合せ回路ブロック950は
論理積回路953,954と、論理和回路952および
インバータ951とから構成される。このブロック95
0は入出力ブロック930,940の出力を組み合わせ
て入出力ブロック920へ出力する。
【0049】一方、入出力ブロック920は出力バッフ
ァ921,入力バッファ922と、論理積回路923と
により構成される。このうち、出力バッファ921は論
理回路923の出力が”1”の時入力信号を入出力端子
901に出力する。また、入出力ブロック930は出力
バッファ932,入力バッファ931と、論理積回路9
33とにより構成され、出力バッファ932は論理積回
路933の出力が”1”の時入力信号を出力する。同様
に、入出力ブロック940は出力バッファ942,入力
バッファ941と、論理積回路943とにより構成さ
れ、出力バッファ942は論理積回路943の出力が”
1”の時入力信号を出力する。以下、プログラマブルゲ
ートアレイ820の端子間の接続動作について説明する
が、ここでは便宜上入出力端子901に着目し、入出力
端子901が容易に入出力端子903及び入出力端子9
04へ接続できることを図10および図11を用いて説
明する。
【0050】図10は図9におけるプログラマブルゲー
トアレイのモード設定タイミング図であり、図11は図
9におけるSRAM設定値に対する入出力端子の接続を
表わす図である。図10および図11に示すように、こ
こでは、プログラマブルゲートアレイ820のモード設
定動作及び端子接続動作について説明する。特に、入出
力端子901は図8中のバス131の入力信号の各々1
ビットの端子であり、入出力端子903と出力端子90
4は図8中のバス123の出力信号用の各々1ビットの
端子である。
【0051】まず、入出力端子901と入出力端子90
3の接続に関し、入出力端子901が入力端子となる場
合の接続について説明する。このとき、コントロール信
号端子902にはコントロール信号”1”が入力されて
いるとする。SRAM910〜912は、図10に示す
ようにモード信号905〜907が”1”の時のクロッ
ク信号812の立上がりに同期して、データ信号813
を取込んで記憶する。従って、SRAM910〜912
が各々”1,1,0”に設定され、出力信号915〜9
17は各々”1,1,0”となる。
【0052】しかるに、コントロール信号が”1”であ
るので、インバータ951の出力が”0”となる。従っ
て、論理積回路923の出力は”0”となり、出力バッ
ファ921はオフする。また、コントロール信号が”
1”で出力信号916が”1”であるため、論理積回路
933の出力は”1”となり、入出力バッファ932が
オンする。従って、入出力端子901が入力端子とな
り、入出力端子903が出力端子として接続される。
【0053】次に、入出力端子901が出力端子となる
場合の接続について説明する。このとき、コントロール
信号端子902にはコントロール信号”0”が入力され
ているとする。SRAM設定動作及び設定値について
は、前述と同一であるための説明を省略する。この場
合、コントロール信号が”0”であるため、インバータ
951の出力は”1”となる。また、出力信号915
が”1”であるので、論理積回路923の出力が”1”
となり、出力バッファ921をオンさせる。しかも、コ
ントロール信号が”0”であるため、論理積回路933
の出力は”0”となり、入出力バッファ932がオフす
る。従って、入出力端子901が出力端子となり、入出
力端子903を入力端子として接続する。
【0054】次に、入出力端子901が入出力端子とな
る場合の接続について説明する。尚、SRAM設定動
作,設定値及び入力動作,出力動作については前述と同
一であるため説明を省略する。まず、入出力端子901
が入出力端子となる場合の動作は、前述した入力端子及
び出力端子の動作の複合動作である。すなわち、コント
ロール信号により入出力方向を切換えることにより入出
力端子として動作する。従って、入出力端子901は入
出力端子として入出力端子903に接続される。
【0055】尚、入出力端子901と入出力端子904
の接続については、入出力端子901と入出力端子90
3の接続と同様であるため説明を省略する。
【0056】次に、図11に示すように、SRAM91
0〜912を各々”1,0,1”に変更することによ
り、入出力端子901は出力端子904に接続され、コ
ントロール信号に基づいて、入力端子,出力端子,入出
力端子として動作する。すなわち、SRAMへの設定値
に基づいて任意の入出力端子と任意の入出力端子を接続
することが可能であり、しかもコントロール信号により
入出力方向の切換えが可能になる。
【0057】要するに、本実施例はプログラマブルゲー
トアレイ820によりSRAMへのデータ設定のみでC
PUマクロチップ及び周辺マクロチップ間のバス123
とバス131,バス132との任意の各端子を接続可能
であるため汎用的であり、接続端子の変更も容易であ
る。尚、プログラマブルゲートアレイ820は、TTL
等の論理素子により実現することも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエミュレ
ーション装置は、複数の選択信号を作成するトレース回
路と、CPUマクロを複数搭載するCPUマクロチップ
と、周辺マクロを複数搭載する周辺マクロチップと、C
PUマクロチップの端子を接続した第1の入出力端子お
よび周辺マクロチップの端子を接続した第2の入出力端
子を備えた接続ブロックとを有し、第1の選択信号によ
りCPUマクロチップ内の任意のCPUマクロを選択し
且つ第2の選択信号により周辺マクロチップ内の任意の
周辺マクロを選択する一方、接続ブロックで第1の入出
力端子および第2の入出力端子を配線接続することによ
り、1種類のボードで種々のユーザシステムに対応可能
にでき、ボードの作成時間,工数及びコストを削減でき
るという効果がある。
【0059】また、本発明は外部より設定可能な記憶素
子の記憶内容に基づいて入出力端子の接続を指定するプ
ログラマブルゲートアレイにより接続ブロックを構成す
ることにより、モード信号,クロック信号,データ信号
に基づいてプログラマブルゲートアレイの記憶素子に特
定の内容を記憶させ、入出力端子を任意に接続できるよ
うにしたので、汎用性を向上させることができるという
効果がある。
【0060】従って、本発明はセルベースASICの種
々のユーザシステム構成に柔軟に対応可能なエミュレー
ションボードを構成することができると同時に、システ
ム構成の変更に対しても同一エミュレーションボードに
より容易に対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すエミュレーション
ボードのブロック図である。
【図2】図1における中央処理装置マクロチップおよび
周辺マクロチップの選択指定を表わす図である。
【図3】図1に示す中央処理装置マクロチップの構成図
である。
【図4】図3に示す3つの選択回路図である。
【図5】図1に示す周辺マクロチップの構成図である。
【図6】図5に示す3つの選択回路図である。
【図7】図1におけるジャンパブロックの端子間の接続
を表わす図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すエミュレーション
ボードのブロック図である。
【図9】図8に示すプログラマブルゲートアレイの回路
図である。
【図10】図9におけるプログラムブルゲートアレイの
モード設定タイミング図である。
【図11】図9におけるSRAM設定値に対する入出力
端子の接続を表わす図である。
【図12】従来の一例を示すエミュレーションボードの
ブロック図である。
【符号の説明】
50 メモリ 100 エミュレーションボード 110,810 トレース回路 111,112 選択信号 120 中央処理装置マクロチップ 121,122 中央処理装置マクロ 130 ジャンパーブロック 140,150 入出力端子 160 周辺マクロチップ 161,162 周辺マクロ 310,320,330,340,510,520,5
30 選択回路 820 プログラマブル・ゲートアレイ 910〜912 SRAM 920,930,940 入出力ブロック 950 組み合わせ回路ブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置機能を備えた複数のブロッ
    クからなる中央処理装置マクロチップと、周辺回路機能
    を備えた複数のブロックからなる周辺マクロチップと、
    外部からのデータに基ずき前記中央処理装置マクロチッ
    プおよび前記周辺マクロチップの各ブロックを選択する
    ための第1および第2の選択信号を作成するトレース回
    路と、前記各ブロックを接続する接続ブロックとを有
    し、前記中央処理装置マクロチップは内部の任意のブロ
    ックを前記第1の選択信号により選択する選択回路を備
    え、前記周辺マクロチップは内部の任意のブロックを前
    記第2の選択信号により選択する選択回路を備えること
    を特徴とするエミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 前記接続ブロックは、前記中央処理装置
    マクロチップの端子に接続される第1の入出力端子と、
    前記周辺マクロチップの端子に接続される第2の入出力
    端子とを備え、前記第1の入力出力端子および前記第2
    の入出力端子を配線接続した請求項1記載のエミュレー
    ション装置。
  3. 【請求項3】 前記接続ブロックは、外部より設定可能
    なプログラマブルゲートアレイで構成し、前記トレース
    回路からのモード信号,クロック信号およびデータ信号
    により前記プログラマブルゲートアレイに特定の内容を
    記憶させ、前記第1および第2の入出力端子を任意に接
    続する請求項2記載のエミュレーション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071538A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Hitachi Kokusai Electric Inc 射撃訓練システム

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