JPH0617566Y2 - カード状多パート用紙 - Google Patents

カード状多パート用紙

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JPH0617566Y2
JPH0617566Y2 JP1988170832U JP17083288U JPH0617566Y2 JP H0617566 Y2 JPH0617566 Y2 JP H0617566Y2 JP 1988170832 U JP1988170832 U JP 1988170832U JP 17083288 U JP17083288 U JP 17083288U JP H0617566 Y2 JPH0617566 Y2 JP H0617566Y2
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JP
Japan
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paper
card
peeling
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adhesive
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JP1988170832U
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JPH0294155U (ja
Inventor
邦彦 本田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的; (産業上の利用分野) この考案は、機械的な剥離が可能なように一部分が貼り
合わされて丁合されたカード状多パート用紙に関する。
(従来の技術) 通常、一部が貼り合わされて丁合されたカード状多パー
ト用紙は、紙面を剥離することを前提に製造される。こ
のようなカード状多パート用紙を剥離するには、手作業
に依るのが一般的であるが、数が多い場合には用紙分離
装置を用いて貼り合わせ部を断裁し、各紙面を整理する
ようにしている。この為、カード状多パート用紙の接着
部は、剥離を適度に行ない得るように入念に検討選定さ
れた貼り合わせ材料(接着剤,粘着剤等)によって丁合
されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上述のようなカード状多パート用紙に対して、
用紙剥離装置を用いて剥離する場合、剥離後にも貼り合
わせ材料(接着剤,粘着剤等)の貼り合わせ効果が持続
している場合があり、剥離機構への汚染、ハンドリング
上の支障(搬送部での紙詰まり,自重落下式シュートで
の詰まり等)等の問題点がある。又、貼り合わせ材料の
種類によっては、剥離面での紙表面の破損発生や、貼り
合わせ力が強いために剥離機構側へ過負荷がかかる場合
もある。更に、貼り合わせ材料の塗布パターンによって
は剥離困難となり、剥離機構側へ過負荷がかかったり、
接触部での用紙破損発生の問題もある。これは実際には
接触部の丁合が難しく、用紙剥離装置による自動剥離を
前提にするようなカード状多パート用紙が製造されてい
なかったためである。
この考案はかかる事情よりなされたものであり、この考
案の目的は、接着部を工夫することにより剥離を容易に
行ない得ると共に、用紙剥離装置による自動剥離にも対
応可能なカード状多パート用紙を提供することにある。
考案の構成; (課題を解決するための手段) この考案は、一部分が接着部で貼り合わされて丁合され
たカード状多パート用紙に関するもので、この考案の上
記目的は、剥離後に貼り合わせ効果が持続しない貼り合
わせ材料を用いると共に、前記接着部の所定箇所に剥離
を容易に行ない得るような非接着部を万線印刷によって
設けることによって達成される。
(作用) 本考案者による種々研究の結果、剥離後に貼り合わせ効
果が持続しない貼り合わせ材料を選定し、剥離部の用紙
表面にコーティングを施して剥離時の用紙破損を防止
し、貼り合わせ材料の塗布パターンを工夫して非接着部
を設けることによって、カード状多パート用紙が機構的
に容易に剥離され得、自動剥離後に悪影響を与えず、し
かも剥離時の用紙破損の防止を可能にすることが判明し
ている。
尚、貼り合わせ効果が持続しないとは、一旦剥離した用
紙を再度貼り合わせても貼り合わせが困難な状況を指す
ものである。
(実施例) 以下に実施例を挙げて、この考案のカード状多パート用
紙について詳細に説明する。
第1図及び第2図は、それぞれこの考案のカード状多パ
ート用紙の外観及び構成を示す斜視図である。カード状
多パート用紙としては保険証券,配送伝票等があるが、
ここでは一例としてカード型保険証券Aとする。第2図
の構成図から明らかなように、このカード型保険証券A
はカード状厚紙Ac上にカード状多パート用紙(トップ紙
At,ミドル紙Am,ボトム紙Ab)が順に累重されて接着さ
れるようになっている。このためミドル紙Am,ボトム紙
Ab,厚紙Acの各カード状紙の紙面上の端辺近傍には、そ
れぞれミドル紙接着部Bm,ボトム紙接着部Bb,厚紙接着
部Bcが存在する。又、カード状厚紙Acの面上には、厚紙
接着部Bcを回避した中央非接着部Cが設けられている。
一方、第3図は用紙剥離機による用紙の剥離状態及び牽
引方向を説明するものであるが、用紙剥離機は剥離用治
具Ghと、牽引機構(駆動ローラR3,Rd,R4a,R4b、駆動ド
ラム、コンベヤ、ピッキング機構等を総称する)と、ガ
イド機構とから構成されている。このような構成によっ
て、カード型保険証券Aに対する剥離は、第3図に示す
如く一方の駆動ローラR3-Rd間ではカード状厚紙Acを、
他方の駆動ローラR4a-R4b間ではカード状多パート用紙
(At,Am,Ab)をそれぞれ同図中の牽引方向S及びQへ牽引
すると共に、剥離用治具Ghの先端部を中央非接着部Cへ
挿入するようにして行なわれる。このとき殊に、厚紙接
着部Bcの剥離を容易にするには、一旦剥がしたら接着効
果がなく、確実に接着可能な材料を選定し、第6図に示
すように貼合わせ材料の塗布パターンのコーティングを
工夫して、カード状厚紙Ac面上には厚紙接着部Bcと共に
非接着部C′を設けるようにすれば極めて有効である。
第4図は、こうしてカード型保険証券Acがその中央非接
着部Cに挿入された剥離用治具Ghの先端によって、同図
中の剥離方向Fに剥離される様子を平面図で示してい
る。又、第5図はこれを側面図によって、同図中の剥離
方向Eに剥離されるものとして説明している。
しかし、例えば、カード状多パート用紙(At,Am,Ab)の貼
合わせ部であるミドル接着部Bm及びボトム接着部Bbは、
剥離の対象外であり、予め手作業によって貼合わせ力を
設定しておき、用紙剥離機構内での剥離防止を配慮する
必要がある。又、厚紙接着部Bcに関する貼合わせ材料の
塗布パターンは、第6図のように直線状にし、この中央
部に剥離用治具Ghを挿入し易いように非接着部Cを設け
ておくと便利である。この塗布パターンは貼合わせ面が
広域であれば望ましく、用紙剥離機による剥離の為に程
良い適度な貼合わせ力を設定しておくものであるが、例
えば一定ピッチで一定幅の直線を長手方向に印刷する万
線印刷によって、カード状厚紙Ac面上の厚紙接着部Bc
び中央非接着部Cを含む非接着部C′を印刷しておけば
良い。こうした万線印刷面には貼合わせ材料が浸透せ
ず、非印刷部だけに浸透するからである。但し、第6図
に示すような塗布パターンが印刷されたカード状厚紙の
例はあくまで一例であり、これに限定されるものではな
い。
更に、剥離時の紙剥げ等の破損を防止するには、厚紙接
着部Bc及び中央非接着部Cを含む非接着部C′の用紙表
面上に白土をコーティングしておけば有効であり、貼合
わせ材料自体も剥離後には粘着性が持続しないものを選
定しておくことが望ましい。尚、カード型保険証券A以
外の用紙の例としては、多パート配送伝票,DP袋に貼付
された多パート伝票等がある。
考案の効果; 以上のようにこの考案によれば、接着部の所定箇所に非
接着部を設けることにより、用紙剥離機による自動剥離
を容易に行ない得るようなカード状多パート用紙を提供
できる。更に、接着部に関する貼合わせ材料やその塗布
パターンを工夫して用紙剥離機への汚染や過負荷を防止
し、搬送部での紙詰り、自動落下式シュート部での紙詰
り等のハンドリング上の支障を回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一例であるカード型保険証券の外観
を示す斜視図、第2図はカード型保険証券の概略構成を
示す斜視図、第3図は用紙剥離機による用紙の剥離状態
及び牽引状況を説明するための斜視図、第4図はカード
状厚紙及びカード状多パート用紙の貼合わせ部が剥離用
治具により剥離されている状況を示す平面図、第5図は
カード状厚紙及びカード状多パート用紙の貼合わせ部が
牽引方向の相違により剥離されている状況を示す側面
図、第6図はこの考案に重要な接着部に関する塗布パタ
ーンの工夫と非接着部の例を説明するために示した用紙
の平面図である。 A……カード型保険証券、At……カード状多パート用ト
ップ紙、Am……カード状多パート用ミドル紙、Ab……カ
ード状多パート用ボトム紙、Ac……カード状厚紙、Bm
…カード状多パート用ミドル紙接着部、Bb……カード状
多パート用ボトム紙接着部、Bc……カード状厚紙接着
部、C……中央非接着部、C′……非接着部、Gh……剥
離用治具、R3,Rd,R4a,R4b……駆動ローラ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部分が接着部で貼り合わされて丁合され
    たカード状多パート用紙において、剥離後に貼り合わせ
    効果が持続しない貼り合わせ材料を用いると共に、前記
    接着部の所定箇所に剥離を容易に行ない得るような非接
    着部が万線印刷によって設けられていることを特徴とす
    るカード状多パート用紙。
  2. 【請求項2】前記非接着部が、用紙剥離装置の治具の挿
    入を容易に行ない得るように、前記接着部の中央に前記
    治具先端より広い幅の中央非接着部を含んで設けられて
    いる請求項1に記載のカード状多パート用紙。
  3. 【請求項3】前記接着部及び前記非接着部の用紙表面上
    に白土がコーティングされている請求項1又は2に記載
    のカード状多パート用紙。
JP1988170832U 1988-12-28 1988-12-28 カード状多パート用紙 Expired - Lifetime JPH0617566Y2 (ja)

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JP1988170832U JPH0617566Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 カード状多パート用紙

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Publication Number Publication Date
JPH0294155U JPH0294155U (ja) 1990-07-26
JPH0617566Y2 true JPH0617566Y2 (ja) 1994-05-11

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ID=31462117

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988170832U Expired - Lifetime JPH0617566Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 カード状多パート用紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030396A (ja) * 1983-02-28 1985-02-15 大日本印刷株式会社 連続張票及びその製造方法

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Publication number Publication date
JPH0294155U (ja) 1990-07-26

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