JPH06175655A - 効果付加装置 - Google Patents

効果付加装置

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JPH06175655A
JPH06175655A JP4354145A JP35414592A JPH06175655A JP H06175655 A JPH06175655 A JP H06175655A JP 4354145 A JP4354145 A JP 4354145A JP 35414592 A JP35414592 A JP 35414592A JP H06175655 A JPH06175655 A JP H06175655A
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output
signal
program
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Application number
JP4354145A
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Inventor
Tetsukazu Nakae
哲一 仲江
Kunihiro Matsubara
邦裕 松原
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリ容量の増大、操作子の増大を抑えつ
つ、入力音響信号に対してより多くの種類の効果を付与
し、かつ付与の形態を自由に選択可能とする。 【構成】 データROM23にエフェクトの種類や付与
形態を選択可能な各種のデータを予め格納しておき、テ
ンキー11によってエフェクト番号を指定すると、新た
なエフェクト番号に対応するデータをデータROM23
から読み出してXRAM24、YRAM25の所定の領
域にセットし、これをサブルーチンコールして1つのプ
ログラムを作成して実行する。これにより、XRAM2
4、YRAM25に格納した各種のデータに基づいて新
たなエフェクトを付与する処理が行う。そして、ひとつ
ひとつ独立したプログラムを持たせるものに比べてプロ
グラムを記憶するメモリ(データROM)の容量を低減
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力される音響信号に
対してディレイ、リバーブ等の音響効果(以下、適宜エ
フェクトという)を付加可能な効果付加装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器等から入力される音響信
号に対して種々の音響効果、例えばディストーション、
コーラス、ディレィ、リバーブ等を付与する、いわゆる
マルチエフェクタが提案され、実用化されている。従来
の装置では、入力されるアナログの音響信号に対してB
BD、トランジスタ等のアナログ素子を用いて単一の効
果を付加する構成であったが、近年における音響信号の
発生装置のデジタル化に伴い、この効果付加装置も入力
される音響信号に対してデジタル処理を行って効果を付
与する構成になっている。
【0003】さらに近年では、より高級な音質とするた
めに、複数の異なる効果を同時に付与したり、あるいは
入力される2つの音響信号に対して同一の効果を付加し
たり又はそれぞれ異なる処理を付加したりすること、さ
らにはこれらの処理を使用者が自由に選択できるように
することが望まれている。
【0004】従来のアナログ式の効果付加装置において
は、上述した効果の種類又は付加の形態を変えるために
は、複数の装置の接続を変えなければならず、大変な労
力を要していた。また、近年では付与すべき効果の種類
が増え、各種類毎に効果付加装置を準備せねばならず、
こうしたことは事実上不可能に近かった。一方、上記欠
点を解消するものとしてデジタル式の効果付加装置が開
発されており、このデジタル式の効果付加装置であれ
ば、各種の効果はプログラムとして予めメモリに記憶さ
せておき、選択された効果に対応してメモリからプログ
ラムを読み出すようにすればよく、アナログ式のような
大掛かりなものとはならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル式の効果付加装置にあっても、近年のように付与すべ
き効果の種類が増え、しかも選択された効果の付与の形
態、例えば複数の入力に対してどのように付与すべき
か、さらにそれぞれ効果の付与された音響信号をどのよ
うに出力させるか等が多様化すると、各種効果、付与形
態ひとつひとつ毎にそれぞれ独立したプログラムを持た
ねばならず、記憶すべきプログラムの量が膨大になって
しまう。そうなると、大容量のメモリが必要となり、ど
うしてもコストが高くなったり、読み出し時間の増大に
つながるという問題点があった。また、選択すべき効果
や形態が増大すると、それを選択するための操作子(例
えば、スイッチ類)が増大するという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、メモリ容量の増大、操作
子の増大を抑えつつ、入力音響信号に対してより多くの
種類の効果を付与でき、かつ付与の形態を自由に選択で
きる効果付加装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による効果付加装置は、外部より音響信号を入力す
る入力手段と、この入力手段により入力された音響信号
に対して、付与すべき複数の音響効果のそれぞれに対応
したプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、この
プログラム記憶手段に記憶されたプログラムを外部より
選択する選択手段と、この選択手段で選択されたプログ
ラムに基づいて上記入力手段から入力された音響信号に
対して音響効果を付与して出力する処理を行う信号処理
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、好ましい態様として、前記入力手段
は、音響信号として第1および第2の入力信号を入力す
ることを特徴とする。前記選択手段は、テンキーによっ
て構成されることを特徴とする。前記プログラム記憶手
段は、入力される複数の音響信号に対して音響効果の付
与の形態を決定するプログラムを複数種記憶する入力形
態プログラム記憶手段と、上記入力された音響信号に対
して付与すべき音響効果に対応したプログラムを複数種
記憶する効果プログラム記憶手段と、音響効果の付与さ
れた上記音響信号をどのような形態で出力するかを決定
する出力形態プログラムを記憶する出力形態プログラム
記憶手段と、を有することを特徴とする。
【0009】前記選択手段は、前記選択手段は、上記効
果プログラム記憶手段から少なくとも2種類の効果プロ
グラムを選択することを特徴とする。前記入力形態プロ
グラム記憶手段は、上記第1の効果プログラムに対応す
る音響効果を第1の入力信号のみ、第2の入力信号の
み、又は第1および第2の入力信号の混合出力に付与す
る形態の何れか1つを選択するとともに、上記第2の効
果プログラムに対応する音響効果を第1の入力信号、第
2の入力信号および第1の音響効果を付与した入力信号
のうちの何れを混合した信号に付与するかを選択するた
めのプログラムを記憶していることを特徴とする。
【0010】前記出力形態プログラム記憶手段は、上記
第1の音響効果の付与された信号、第2の音響効果の付
与された信号および入力手段にて入力された第1および
第2の入力信号の何れを混合して出力するかを選択する
プログラムを記憶していることを特徴とする。前記入力
形態プログラム記憶手段、効果プログラム記憶手段およ
び出力形態プログラム記憶手段は、プログラムを読み出
し可能な1つの記憶装置によって構成されていることを
特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、入力される音響信号に対して付与
すべき複数の音響効果のそれぞれに対応したプログラム
を予めプログラム記憶手段に記憶しておく。そして、選
択手段(例えば、テンキー)によりこのプログラム記憶
手段から音響効果を付与するための所望のプログラムを
外部から選択すると、選択されたプログラムが読み出さ
れ、読み出されたプログラムに基づき入力された音響信
号に対して信号処理手段によって音響効果を付与する処
理(つまりプログラムの実行)が行われて出力される。
【0012】したがって、入力音響信号に対して付与す
べき効果の種類や形態の種類を可変させても、ひとつひ
とつ独立したプログラムを持たせるものに比べてプログ
ラムを記憶するメモリの容量や効果や形態を選択する操
作子が少なくて済み、コストも低減する。また、同一容
量のメモリであれば、入力音響信号に対してより多くの
種類の効果を付与でき、かつより多くの付与の形態を自
由に選択できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。 A.第1実施例 図1は本発明に係る効果付加装置(デジタルエフェク
タ)付きの電子楽器の第1実施例の外観図である。この
第1実施例は、複数の入力音響信号に対して付与すべき
エフェクトの種類や形態の種類をテンキーの指定によっ
て可変させる例である。図1において、1は電子楽器本
体であり、電子楽器本体1にはその前面側にはキーボー
ド2、スピーカ3a、3bが配置されるとともに、マイ
クロフォン(以下、マイクという)4が接続されてい
る。また、電子楽器本体1の前面側には複数の音色/エ
フェクトのそれぞれ1つを対応するNO.(2桁の数
値)によって選択するテンキー11、テンキー11を音
色あるいはエフェクトに切り換える切換スイッチ12、
電源スイッチ13、キーボードボリウム14およびマイ
クボリウム15が設けられている。
【0014】切換スイッチ12は、図中左の釦を押すと
テンキー11を音色(TONE BANK)側に切り換
え、右の釦を押すとテンキー11をエフェクト(EFF
ECT BANK)側に切り換えるようになっている。
電源スイッチ13は電子楽器本体1の電源をオン/オフ
する他、「オーディオ」、「カラオケ」、「ガイド」等
のモードを選択可能になっている。キーボードボリウム
14はキーボード2によって指定されたキーコードに対
応して出力される楽音信号のレベルを調整し、マイクボ
リウム15はマイク4の出力レベルを調整する。
【0015】さらに、電子楽器本体1の前面側には音色
名NO.リスト表示部16およびエフェクト名NO.リ
スト表示部17が設けられている。音色名NO.リスト
表示部16は指定可能な各種の音色をNO.によって
“00”から“99”までの100種類をリスト化して
表示(ここでは印刷)したものである。また、エフェク
ト名NO.リスト表示部17は指定可能な各種のエフェ
クトを2桁のNO.によって“00”から“59”まで
の60種類をリスト化して表示(同様に印刷)したもの
であり、詳しくは以下の表1〜表6のように示される。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】上記各表のうち、*は特定の音色のみにエ
フェクトを付与するもの、Kはキーホード2の出力のみ
にエフェクトを付与するもの、Mはマイク4の出力のみ
にエフェクトを付与するもの、さらにVはボコーダを選
択するモードである。ボコーダとは、例えばマイク4の
音声出力に応じてキーホード2の楽音信号のスペクトル
を可変するエフェクトを付与するような形態である。
【0023】ここで、図2はテンキー11で指定した2
桁の数値を表示する液晶表示部18を配置した場合の電
子楽器本体1の外観図を示す図である。テンキー11は
音色およびエフェクトの各NO.を2桁の数値を指定す
ることによって選択可能であるが、図1の例では指定し
た数値を見ることができない。そのため、図2のような
構成にすると、テンキー11で指定する2桁の数値を液
晶表示部18によって容易に確認することができるとい
う利点がある。
【0024】次に、図3は図1に示される電子楽器本体
1に付加された効果付加装置のブロック構成図である。
図3において、効果付加装置はテンキー11、入力部2
1、制御部22、データROM23、XRAM24、Y
RAM25、外部RAM26、演算部27および出力部
28を有している。テンキー(選択手段)11は、音色
を選択する機能の他に、予め決められた複数のエフェク
トの中から2桁の数値に対応するキーを押してエフェク
トの番号(エフェクトNO.)を指定するものであり、
テンキー11からの信号は制御部2に入力される。入力
部(入力手段)21は、複数の音響信号を入力するもの
で、本実施例ではキーボード2からのデジタル楽音信号
と、マイク4からのアナログ音響信号との2つの入力信
号を受け入れるようになっており(図3参照)、アナロ
グフィルタとAD変換器を使ったアナログ信号入力回路
と、デジタル波形データ入力回路の2系統を備えてい
る。そして、キーボード2からのデジタル楽音信号はデ
ジタル波形データ入力回路によって受け入れ、マイク4
からのアナログ音響信号はアナログ信号入力回路によっ
て受け入れている。
【0025】制御部22は、テンキー11によって指定
されたエフェクトの番号を読み取ってデータROM23
から対応するヘッダーデータを読み出し、入力部21や
出力部28およびXRAM24、YRAM25のアドレ
スやデータを制御する。データROM23は複数のエフ
ェクトやその付与形態に対応するヘッダーデータやパラ
メータなどを記憶している。すなわち、入力された2つ
の音響信号のそれぞれに対してエフェクトの付与の形態
に対応した入力形態プログラム、入力された2つの音響
信号に対して付与すべき複数のエフェクトのそれぞれに
対応した効果プログラムおよびエフェクトの付与された
音響信号をどのような形態で出力するかを決定する出力
形態プログラムを予め記憶している。したがって、デー
タROM23はプログラム記憶手段としての機能を有
し、さらに細かくは入力形態プログラム記憶手段、効果
プログラム記憶手段および出力形態プログラム記憶手段
に相当する。
【0026】ここで、図4はデータROM23が記憶し
ているヘッダーデータやパラメータを具体的に示すもの
である。図4において、左側の数値はROMアドレスを
示す。また、かっこ内の数値はワークエリアのアドレス
を8ビット単位で示すものである。例えば、「エフェク
ト1」は3列に対応する8ビット×8つのエリアからな
り、この中でコール先アドレス、データROM OFF
SET・・・・等が指定される。そして、これらによっ
て「エフェクト1」を実現するために必要なデータ等が
確保される。「エフェクト2」も同様である。なお、
「エフェクト1」は例えばリバーブ、「エフェクト2」
は例えばディレィというエフェクトを付与するものとい
うように配置され、「エフェクト1」および「エフェク
ト2」はテンキー11によって2桁の数値によって指定
される。図4では「エフェクト1」および「エフェクト
2」しか示していないが、全体では60種類のエフェク
トを実現するために必要なデータ等が格納されている。
【0027】XRAM24、YRAM25は、エフェク
ト付与のための演算や入出力コントロールのためのルー
チンアドレスの記憶、入出力データの一時ストック等に
使用されるいわゆるワークRAMとしての機能を有して
いる。外部RAM26は、演算部27がエフェクト付与
のための信号処理(例えば、遅延用RAMとして用いて
信号を遅延させる等の処理)を行うときのワークエリア
として使用されるものである。演算部27は、乗算器と
加算器を備えるとともに、アキュームレータ(ACC)
を有しており、実際にエフェクトを付与するための演算
処理を行うものである。なお、アキュームレータはデー
タ処理の中心になる累算器で、データや計算結果を保存
する機能を有する。出力部28は、DA変換器とアナロ
グフィルタおよび出力用のアンプとスピーカを備え、演
算部27から出力されるデジタルデータをDA変換し、
アナログ信号をアンプで増幅してスピーカ3a、3bか
ら放音する。上記制御部22、XRAM24、YRAM
25、外部RAM26および演算部27は全体として信
号処理手段30を構成する。図2に示される電子楽器の
場合は制御部22に、さらに液晶表示部18が接続され
ることになる。
【0028】次に、図5は本装置によって実現されるエ
フェクト付与のシステムを説明するための概念図であ
る。図5において、マイク4およびはキーボード2は複
数(本実施例では2つ)の音響信号をそれぞれ発生して
出力している。マイク4は、例えば本装置の使用者が必
要に応じて声などを入力するもので、マイク4からはア
ナログ音響信号が出力される。一方、キーボード2から
はデジタル楽音信号が出力される。すなわち、本実施例
の場合、図5ではキーボード2からの信号は単にキーコ
ードが出力されるのではなく、キーコードに応じた楽音
信号が生成されデジタル信号として出力されるという意
味である。
【0029】マイク4およびキーボード2からの信号は
エフェクト(1)入力セレクタ41、エフェクト(2)
入力セレクタ42および直接音制御スイッチ43に入力
される。エフェクト(1)入力セレクタ41はデジタル
ソフトスイッチとしてプログラムによりソフト的に実現
されるもので、マイク4およびキーボード2からの信号
のいずれか1つ、あるいは両方をセレクトして後段の第
1エフェクタ44に出力する。第1エフェクタ44はエ
フェクト1(EFFECT1)を付与するもので、この
場合はエフェクト(1)入力セレクタ41によってセレ
クトされた入力信号に対してエフェクト1という音響効
果を付与する。
【0030】第1エフェクタ44の出力はエフェクト
(2)入力セレクタ42に入力されており、エフェクト
(2)入力セレクタ42には前述したようにマイク4お
よびキーボード2からの信号が直接に入力されているか
ら、結局、マイク4、キーボード2からの信号および第
1エフェクタ44からの3つの信号がエフェクト(2)
入力セレクタ42に入力されていることになる。エフェ
クト(2)入力セレクタ42はデジタルソフトスイッチ
としてプログラムによりソフト的に実現されるもので、
マイク4からの信号、キーボード2からの信号あるいは
第1エフェクタ44からの信号のいずれか1つ、あるい
はいずれか2つの信号又は3つの信号をセレクトして後
段の第2エフェクタ45に出力する。第2エフェクタ4
5はエフェクト2(EFFECT2)を付与するもの
で、この場合はエフェクト(2)入力セレクタ42によ
ってセレクトされた信号に対してエフェクト2という音
響効果を付与する。
【0031】第2エフェクタ45の出力はフィードバッ
クスイッチ46を介し所定のフィードバックゲインを得
る乗算器47を通して第1エフェクタ44の入力側にフ
ィードバックされており、これにより第2エフェクタ4
5の出力に対するフィードバック効果が得られるように
なっている。フィードバック効果を得ようとするときは
フィードバックスイッチ46をオンする。
【0032】また、第2エフェクタ45の出力はエフェ
クト(2)L・R出力スイッチ51を介して出力ライン
(OUTPUT0、OUTPUT1)の信号に加算可能
になっている。一方、上記第1エフェクタ44の出力は
エフェクト(1)L・R出力スイッチ52を介して出力
ライン(OUTPUT0、OUTPUT1)の信号に加
算可能になっており、さらにマイク4およびキーボード
2からの信号は直接音制御スイッチ43を介して出力ラ
イン(OUTPUT0、OUTPUT1)の信号に加算
可能になっている。
【0033】上記エフェクト(2)L・R出力スイッチ
51、エフェクト(1)L・R出力スイッチ52および
直接音制御スイッチ43は、全体として出力形態プログ
ラム記憶手段に記憶された出力形態プログラムの機能を
実現する部分に相当するもので、エフェクトの付与され
た上記音響信号をどのような形態で出力するかを決定す
る。例えば、直接音制御スイッチ43がオン、エフェク
ト(2)L・R出力スイッチ51およびエフェクト
(1)L・R出力スイッチ52がオフのときはマイク4
およびキーボード2からの信号が直接に出力ライン(O
UTPUT0、OUTPUT1)から取り出される。直
接音制御スイッチ43がオフ、エフェクト(2)L・R
出力スイッチ51がオン、エフェクト(1)L・R出力
スイッチ52がオフのときは第2エフェクタ45の出力
が出力ライン(OUTPUT0、OUTPUT1)から
取り出される。直接音制御スイッチ43がオフ、エフェ
クト(2)L・R出力スイッチ51がオフ、エフェクト
(1)L・R出力スイッチ52がオンのときは第1エフ
ェクタ44の出力が出力ライン(OUTPUT0、OU
TPUT1)から取り出される。
【0034】また、エフェクト(2)L・R出力スイッ
チ51、エフェクト(1)L・R出力スイッチ52およ
び直接音制御スイッチ43の何れか2つ以上がオンとき
は、そのオンした2つ以上のスイッチを介して、マイク
4およびキーボード2からの信号、第1エフェクタ44
の出力あるいは第2エフェクタ45の各出力のうちの選
択された2つ以上の信号が混合されて出力ライン(OU
TPUT0、OUTPUT1)から取り出される。
【0035】次に、本装置によってエフェクトを付与す
る場合の動作について説明する。エフェクトゼネラルルーチン 図6、図7はエフェクトゼネラルルーチンのフローチャ
ートである。また、図8はXRAM24のワークエリア
やデータ格納エリア等を番地に対応させて示すもので、
同様に図9はYRAM25のワークエリアやデータ格納
エリア等を番地に対応させて示すものである。まず、ス
テップS10でシステム起動時の初期エフェクト設定と
して予め決められた複数のエフェクトバンクの中から
“00”(表1参照)を設定してイニシャル処理を行
う。イニシャル処理ではワーク用RAM(つまり、図3
のXRAM24、YRAM25)および外部RAM26
をクリアするとともに、エフェクト処理のためのエフェ
クト“00”に該当するデータROM23のエリアから
図4に示すようなフォーマットのヘッダーデータを読み
出し、それぞれのデータを所定の領域にセットする。こ
れにより、初期状態では入力信号に対してイニシャルな
エフェクト“00”番号に対応するエフェクトが付与さ
れることになる。なお、液晶表示部18が付加されてい
るときは、この液晶表示部18に“00”と表示する。
【0036】また、ステップS10では各エフェクトの
イニシャル処理を行い、その他の必要なデータをデータ
ROM23から読み出してXRAM24、YRAM25
の所定の領域にセットする。なお、XRAM24の
(0)番地〜(219)番地はエフェクタ・ワークエリ
アとなり、(221)番地、(222)番地はシステム
・ワークエリアとして確保される。また、YRAM25
の(0)番地〜(73)番地はエフェクタ・ワークエリ
アとして確保される。
【0037】次いで、ステップS12で制御部22はテ
ンキー11のスキャンを行うとともに、ステップS14
でエフェクト番号をジャッジ(判定)し、現在のエフェ
クト番号から変化があれば、ステップS16に進んでコ
マンドチェンジの処理(サブルーチンで後述)を行う。
一方、エフェクト番号に変化がなければ、ステップS1
6をジャンプしてステップS18に移行、すなわち、通
常のエフェクト処理ルーチンへと進む。ステップS18
では入力部処理(サブルーチンで後述)を行う。これ
は、複数の入力信号(マイク4およびキーボード2から
の信号)に対して必要な信号処理を行い、その処理結果
をそれぞれXRAM24、YRAM25の所定の領域に
格納しておくものである。次いで、ステップS20に進
み、エフェクト1処理の準備としてXRAM24、YR
AM25に設定された各ROM、RAMのエフェクト1
用アドレスコントロールデータ(START、END、
WIDTH、POINT、OFFSET、LOOP等)
をそれぞれのアドレスコントロール部にセットし、エフ
ェクト“00”の演算処理を行うための準備をする。
【0038】次いで、ステップS22でエフェクト1の
入力設定ルーチンをコールする準備のために、XRAM
24の(230)番地にある入力設定ルーチン1アドレ
スをサブルーチンコールレジスタに入れ、ステップS2
4で入力設定ルーチンをコールする。これによって、図
5のエフェクト(1)入力セレクタ41のオン/オフ状
態が設定され、この設定状態に基づいてアナログ入力と
デジタル入力を選択又は加算してエフェクト1の入力と
してアキュームレータ(ACC)に戻す。次いで、ステ
ップS26に進み、アキュームレータ(ACC)の出力
に(第2エフェクタ45の出力)×(フィードバックレ
ベル)の結果を加えて第1エフェクタ44の入力(つま
り、アキュームレータ(ACC)に加える)とする。し
たがって、この場合の入力データは演算部27のアキュ
ームレータ(ACC)で作成される。ここで、フィード
バックレベルはXRAM24の(225)番地に格納さ
れている。
【0039】次いで、ステップS28ではXRAM24
の(228)番地に格納されたエフェクト1コール先ア
ドレスをサブルーチンコールレジスタに入れ、リバーブ
などのエフェクトを付与するエフェクト1処理ルーチン
をコールする準備を行う。ここで、エフェクト番号が
“00”なら“Small Hall”、つまり小さなホールの音
場感を出すためのリバーブ、ディレイなどのエフェクト
を付与する処理ルーチンをコールする準備を行う。
【0040】次いで、ステップS30でエフェクト1処
理ルーチンをコールし(つまり、サブルーチンが読み出
されて)、エフェクト1を付与する処理を行う。これに
より、第1エフェクタ44の処理が行われる。この場
合、エフェクト1の処理内では入力データ(アキューム
レータ)から所定のアルゴリズムに従って出力データが
演算される。その後、ステップS32でこの出力デー
タ、つまり第1エフェクタ44(エフェクト1)の出力
をXRAM24における(238)番地のエフェクト1
LEFT出力記憶エリア、(239)番地のエフェクト
1RIGHT出力記憶エリアにそれぞれ格納する。この
ようにして第1エフェクタ44によってエフェクト1を
付与する処理が行われる。
【0041】次に、図7に移り、ステップS34でエフ
ェクト2処理の準備としてエフェクト1用の各ROM、
RAMアドレスコントロールデータをXRAM24、Y
RAM25の所定のエリアに退避させ、格納しておく。
具体的には、XRAM24の(244)番地〜(24
7)番地にエフェクト1用YRAMアドレスを退避さ
せ、YRAM25の(76)番地〜(83)番地にエフ
ェクト1用XRAMアドレスおよび外部RAMアドレス
を退避させる。次いで、ステップS36でエフェクト1
の演算結果を決められたエフェクト出力作成ルーチンに
入れるために、XRAM24の(233)番地にあるエ
フェクト出力作成ルーチンアドレスをサブルーチンコー
ルレジスタにセットし(コール準備を行い)、ステップ
S38でエフェクト出力作成ルーチンをコールしてXR
AM24の(242)番地、(243)番地にあるエフ
ェクトDAC出力LEFT記憶、エフェクトDAC出力
RIGHT記憶の各領域にそれぞれデータを格納してお
く。このようにして、エフェクトDAC出力記憶領域に
エフェクト1の出力データが格納され、後にエフェクト
2の処理を終了した時点で、最終的なエフェクトの出力
データが構成され、この出力データに対して出力部28
においてDA変換が行われて入力音響信号に対してエフ
ェクトが付与された信号が出力される。
【0042】以下、同様にしてエフェクト2の処理を行
う。まず、ステップS40でエフェクト2処理の準備と
してXRAM24、YRAM25に設定された各RO
M、RAMのエフェクト2用アドレスコントロールデー
タ(START、END、WIDTH、POINT、O
FFSET、LOOP等)をそれぞれのアドレスコント
ロール部にセットし、エフェクト2の演算処理を行うた
めの準備をする。
【0043】次いで、ステップS42でエフェクト2の
入力設定ルーチンをコールする準備のために、XRAM
24の入力設定ルーチン2アドレスをサブルーチンコー
ルレジスタに入れ、ステップS44で入力設定ルーチン
をコールする。この入力設定ルーチンで図5に示される
エフェクト(2)入力セレクタ42のオン/オフ状態が
設定され、この設定状態に基づいてアナログ入力とデジ
タル入力およびエフェクト1の出力を選択又は加算して
エフェクト2の入力としてアキュームレータ(ACC)
に戻す。
【0044】次いで、ステップS46に進み、XRAM
24の(229)番地に格納されたエフェクト2コール
先アドレスをサブルーチンコールレジスタに入れ、エフ
ェクト2処理ルーチンをコールする準備を行う。次い
で、ステップS48でエフェクト2処理ルーチンをコー
ルし(つまり、サブルーチンが読み出されて)、エフェ
クト2を付与する処理を行う。これにより、第2エフェ
クタ45の処理が行われる。この場合、エフェクト2の
処理内では入力データ(アキュームレータ)から所定の
アルゴリズムに従って出力データが演算される。その
後、ステップS50でこの出力データ、つまり第2エフ
ェクタ45(エフェクト2)の出力をXRAM24にお
ける(240)番地のエフェクト2LEFT出力記憶エ
リア、(241)番地のエフェクト2RIGHT出力記
憶エリアにそれぞれ格納する。このようにして第2エフ
ェクタ45によってエフェクト2を付与する処理が行わ
れる。
【0045】次いで、ステップS52でエフェクト2用
の各ROM、RAMアドレスコントロールデータをXR
AM24、YRAM25の所定のエリアに退避させ、格
納しておく。具体的には、XRAM24の(248)番
地〜(251)番地にエフェクト2用YRAMアドレス
を退避させ、YRAM25の(84)番地〜(91)番
地にエフェクト2用XRAMアドレスおよび外部RAM
アドレスを退避させる。次いで、ステップS54でエフ
ェクト2の演算結果を決められたDAC作成ルーチンに
入れるために、XRAM24の(233)番地にあるエ
フェクト出力作成ルーチンアドレスをサブルーチンコー
ルレジスタにセットし(コール準備を行い)、ステップ
S56でDAC出力作成ルーチンをコールしてXRAM
24の(242)番地、(243)番地にあるエフェク
トDAC出力LEFT記憶、エフェクトDAC出力RI
GHT記憶の各領域にそれぞれデータを格納しておく。
【0046】このようにして、エフェクトDAC出力記
憶領域にエフェクト2の出力データが格納され、エフェ
クト1およびエフェクト2による最終的なエフェクトの
出力データが構成される。次いで、ステップS58でD
AC出力処理を行う。これにより、エフェクト1および
エフェクト2からなる最終的なエフェクトの出力構成デ
ータに対して出力部28においてDA変換が行われて入
力音響信号に対してエフェクトが付与された信号が出力
されることになる。
【0047】次いで、ステップS60でハイリリース用
エンペロープが[0]であるか否かを判別する。ハイリ
リース用エンペロープは、例えばエフェクトを切り換え
るような場合に音響信号のレベルを高速で減衰させるた
めのものである。したがって、ステップS60でハイリ
リース用エンペロープが[0]であるときはエフェクト
の切り換えが要求されていると判断し、ステップS62
に進んでエフェクトチェンジ処理を行う。一方、ハイリ
リース用エンペロープが[0]でないときはステップS
12に戻って上記同様の処理を繰り返す。
【0048】入力部処理 図10はエフェクトゼネラルルーチンのステップS18
における入力部処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。このサブルーチンが開始すると、まず、ステ
ップS70でAD入力待ちを行う。これは、マイク4側
のアナログ信号をAD変換器により一定時間(サンプリ
ング周期)毎にAD変換し、AD変換終了後にフラグ
(変換終了フラグ)をセットし、このフラグを見てAD
入力データの読み込みが可能になるので、フラグを判断
しているものである。なお、ステップS70〜ステップ
S76までの処理がマイク4側の入力信号を処理するブ
ロックで、ステップS78〜ステップS84がキーボー
ド2側の入力信号を処理するブロックに相当する。
【0049】ステップS70で変換終了フラグがある
と、AD入力データの読み込みが可能となり、続くステ
ップS72でAD入力データをアキュームレータ(AC
C)に記憶する。なお、AD変換された入力データを読
み込んだ時点で、変換終了フラグは消える。次いで、ス
テップS74でエフェクトに入力する前の前処理(入力
データ前処理)としてデジタルフィルタリングを行い、
ステップS76でそのフィルタリングの結果をXRAM
24の(234)番地にあるAD入力値記憶エリアに格
納する。このようにして、マイク4側のアナログ信号を
AD変換して取り込む処理が行われる。
【0050】次に、キーボード2側のデジタル入力信号
に対する処理を行う。まず、ステップS78でキーボー
ド2からのデジタル入力待ちを行う。これは、キーボー
ド2側のデジタル入力信号がある度にデータ入力フラグ
をセットしているので、このフラグを判断しているもの
である。ステップS78でデータ入力フラグがあると、
デジタル波形データの読み込みが可能となり、続くステ
ップS80でこの入力データ(デジタル波形データ)を
XRAM24の(235)番地にあるデジタル入力値記
憶エリアに格納するとともに、アキュームレータ(AC
C)にも格納する。
【0051】なお、デジタル波形データを読み込んだ時
点で、データ入力フラグは消える。次いで、ステップS
82でエフェクトに入力する前の前処理(入力データ前
処理)としてデジタルフィルタリングを行い、ステップ
S84でそのフィルタリングの結果をYRAM25の
(94)番地にあるデジタル入力用フィルター演算デー
タ記憶エリアに格納する。この格納データは次回のフィ
ルタリング演算にも使用する。また、この間、制御部2
2は演算部27と随時データの受け渡しを行い、フィル
タリング演算に必要なRAM(XRAM24、YRAM
25、外部RAM26)のアドレスセットやフラグの管
理などを行っている。このようにして、キーボード2側
のデジタル入力信号を取り込む処理が行われる。
【0052】コマンドチェンジ処理 図11はエフェクトゼネラルルーチンのステップS16
におけるコマンドチェンジ処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。このサブルーチンが開始すると、
まず、ステップS100でテンキー11によって押され
たキーコードをアキュームレータ(ACC)に入れる。
このキーコードは新たなエフェクト番号を指定するもの
に相当する。次いで、ステップS102では入力された
キーコードをエフェクト番号に変換し、変換した新たな
エフェクト番号をYRAM25のカレントエフェクト番
号エリア、すなわち(96)番地のカレントコマンド記
憶エリアに格納する。そして、もし液晶表示部18が付
加されているなら、この値に基づいて液晶表示部18に
表示される。
【0053】次いで、ステップS104でハイリリース
処理の準備を行うために、XRAM24の(233)番
地に格納されているエフェクト出力作成ルーチンコール
用のアドレスを変更する。そして、これにより毎回エフ
ェクト出力作成時にハイリリース用エンベロープが掛け
合わされるようにして現在エフェクトの出力音にハイリ
リース処理を行わせ、通常エフェクト処理に戻る。この
ように、テンキー11で新たなキーコードを押すことに
より、新たなエフェクト番号が指定され、ハイリリース
処理を行って入力信号に付与する新たなエフェクトにス
ムーズに切り換えられるようにする。
【0054】エフェクトチェンジ処理 図12はエフェクトゼネラルルーチンのステップS62
におけるエフェクトチェンジ処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。このサブルーチンが開始する
と、まずステップS110でXRAM24、YRAM2
5のエフェクト用領域をクリアし、ステップS112で
外部RAM26をクリアする。次いで、ステップS11
4に進み、新エフェクト番号に対応するデータをデータ
ROM23から読み出してXRAM24、YRAM25
の所定の領域にセットする。次いで、ステップS16で
ハイリリース用エンベロープを初期値(例えば、
[1])にイニシャライズしてエフェクトゼネラルルー
チンにリターンする。
【0055】以上のように、上記エフェクトゼネラルル
ーチンのサイクルがコマンドの変化があるまで繰り返さ
れ、途中でコマンドが変化すると、上記コマンドチェン
ジ処理が実行される。そして、XRAM24の(23
7)番地に格納されている音消し用エンベロープ(ハイ
リリース用エンベロープ)がDAC出力作成ルーチンの
中で一定の割合で減算され、最終出力に掛け合わされて
出力されることで、音消しが行われる。また、XRAM
24の(237)番地に格納されている音消し用エンベ
ロープ(ハイリリース用エンベロープ)が[0]にな
り、完全に音消しが終了した時点で、エフェクトチェン
ジ処理に移り、新たなエフェクトが付与される。
【0056】このように、本実施例では各種のエフェク
ト、付与形態のひとつひとつ毎にそれぞれ独立したプロ
グラムを持つ必要がなく、データROM23にエフェク
トの種類や付与形態を選択可能な各種のデータを予め単
に格納しておき、テンキー11によってエフェクト番号
を指定すると、新たなエフェクト番号に対応するデータ
がデータROM23から読み出されてXRAM24、Y
RAM25の所定の領域にセットされ、これがサブルー
チンコールされて1つのプログラムが作成されて実行さ
れることになる。このとき、ハイリリース用エンベロー
プを初期値(例えば、[1])にイニシャライズして音
消しが行われ、その後にXRAM24、YRAM25に
格納された各種のデータに基づいて新たなエフェクトを
付与する処理が行われる。
【0057】したがって、複数の入力音響信号に対して
付与すべきエフェクトの種類や形態の種類をテンキー1
1の指定によって可変させても、ひとつひとつ独立した
プログラムを持たせるものに比べてプログラムを記憶す
るメモリ(ここではデータROM23)の容量を低減す
ることができるとともに、コストも低減することがで
き、しかもデータの読み出し時間が増大するがないとい
う効果が得られる。また、仮に選択すべきエフェクトや
付与形態が増大しても、テンキーでエフェクト番号を指
定するのみでよいから、エフェクトや付与形態を選択す
るための操作子(例えば、スイッチ類)の数を少なくす
ることができる。加えて、同一容量のメモリ(データR
OM23)であれば、入力音響信号に対してより多くの
種類のエフェクトを付与することができ、かつより多く
の付与の形態を自由に選択することができる。
【0058】なお、付与するエフェクトとしては、上記
の各表に示した例に限らず、各種のエフェクトを付与す
ることが可能であるし、その付与形態も各表に示した例
に限るものではない。また、入力信号としてはマイクや
キーボードからの音響信号に限らず、他の音響信号であ
ってもよい。
【0059】次に、入力信号が1つである例を、以下の
実施例で説明する。 B.第2実施例 この第2実施例は、1つの入力音響信号に対して付与す
べきエフェクトの種類や形態の種類をセレクトキーの指
定によって可変させる例である。図13は本発明の効果
付加装置(デジタルエフェクタ)を適用したマイク装置
の正面図であり、図14は同マイク装置の側面図であ
る。これらの図において、101はマイク装置本体であ
り、マイク装置本体101は、例えば樹脂を素材として
形成され、所定のカラフルな色彩が施されている。ま
た、マイク装置本体101の上部は円筒状に形成され、
その先端にはマイク102が設けられている。マイク1
02は無指向性のものが使用され、例えば2人でデュエ
ットする際の音声を都合よく入力できるようになってい
る。また、マイク102の周囲には柔らかい素材(例え
ば、スポンジのようなもの)が配置されている。
【0060】マイク装置本体101は全体が三角形に近
い水平断面を有する立体に成形されており、その前面側
には楕円形状の2つのスピーカ103a、103bが配
置されている。そして、これらのスピーカ103a、1
03bから2方向にマイク音声を含む演奏出力が放音さ
れる。一方、マイク装置本体101の後部側には2つの
取手部104(他方の取手部は図示略)が形成されてお
り、これらの取手部104をカラオケ演奏に合せて歌う
人が握ることにより、マイク装置本体101を支持する
ことができるようになっている。取手部104を2つ設
けているのは、例えば2人でデュエットする際に各人が
両方向から握れるようにするためである。
【0061】マイク装置本体101の円筒状上部はパネ
ル基部106に固定されており、このパネル基部106
は水平断面がほぼ三角形の立体形状に形成されている。
パネル基部106には操作パネル107が配置されてお
り、操作パネル107の詳細は図15のように示され
る。図15において、操作パネル107には電源/モー
ドスイッチ111、ボリウム112、電源/モード表示
ランプ113およびセレクトキー114が配置されてい
る。電源/モードスイッチ111としては横方向にスラ
イドするタイプのものが用いられており、電源/モード
スイッチ111はマイク装置本体101の電源をオン/
オフする他(「OFF」のポジションで電源オフ、それ
以外で電源オン)、エフェクト無しの原音を通過させる
「THRU」のポジション、セレクトキー114を2回
プッシュして選択させる「2PUSH」のポジション、
セレクトキー114を1回プッシュして選択させる「1
PUSH」のポジションを有し、各ポジションのモード
を選択可能になっている。
【0062】ボリウム112は同様に横方向にスライド
するタイプのもので、スピーカ103a、103bの出
力レベルを調整する。電源/モード表示ランプ113は
電源/モードスイッチ111のスライドポジションによ
り電源のオン状態、各モードの選択状態等に応じて点灯
する。セレクトキー(選択手段)114は「1」から
「8」までの8個のキーを有しており、これらのキーの
うちの1つあるいは2つを押すことにより、入力信号
(ここではマイク信号)に付与するエフェクトNO.を
選択する。なお、セレクトキー114によって選択され
るエフェクトとしては前記実施例と同様に複数のものが
あり、EFFECT BANKとして予めプログラムの
形で記憶されている。なお、この第2実施例ではエフェ
クト名NO.リスト表示部を設けていないが、これは例
えば、マイク装置本体101の所定箇所に配置してもよ
いし、あるいは取扱説明書に添付してもよい。
【0063】マイク装置本体101の一方の側部にはパ
ネル基部106には端子パネル121が配置されてお
り、端子パネル121は図16に拡大した詳細な形状を
示すように、マイク入力ジャック122、フォーン出力
ジャック123および電源ジャック124を有してい
る。マイク入力ジャック122は外部マイクを接続する
もので、例えばマイク装置本体101から離れた場所で
デュエットするような場合に、このマイク入力ジャック
122に外部マイクのプラグを挿入することによりマイ
ク102とは別の音声を入力することができる。フォー
ン出力ジャック123はヘッドフォーンを接続するもの
で、このフォーン出力ジャック123にヘッドフォーン
のプラグを挿入すると、スピーカ1スピーカ103a、
103bからの放音出力が停止し、ヘッドフォーンに出
力されるようになる。電源ジャック124は外部電源
(例えば、DC9V)のプラグが挿入されるものであ
る。なお、カラオケ装置本体101には内部電源(例え
ば、乾電池)が内蔵されており、通常は内部電源から必
要な動作電源が供給される。
【0064】次に、図17はマイク装置本体101に付
加された効果付加装置のブロック構成図である。図17
において、効果付加装置はエフェクトセレクトスイッチ
(セレクトキーに相当)114、アンプ131、ローパ
スフィルタ132、A/D変換回路133、DSP13
4、データ用ROM135、ワークRAM136、バス
137、D/A変換回路138および出力部139を有
している。エフェクトセレクトスイッチ114は予め決
められた複数のエフェクトの中から1桁あるいは2桁の
数値に対応するキーを押してエフェクトの番号(エフェ
クトNO.)を指定するものであり、エフェクトセレク
トスイッチ114からの信号はDSP134に入力され
る。マイク102からのアナログ音響信号はアンプ13
1によって増幅された後、ローパスフィルタ132を介
してA/D変換回路133に供給され、A/D変換され
てDSP134に送られる。マイク102、アンプ13
1、ローパスフィルタ132およびA/D変換回路13
3は全体として入力手段140を構成し、本実施例では
マイク102からのアナログ音響信号のみを受け入れる
ようになっている。
【0065】DSP134は前述した実施例における制
御部や演算部の機能を実現するもので、エフェクトセレ
クトスイッチ114によって指定されたエフェクトの番
号を読み取ってデータ用ROM135から対応するヘッ
ダーデータを読み出し、A/D変換回路133やD/A
変換回路138との間でデータの授受を行うとともに、
ワークRAM136のアドレスやデータを制御する。デ
ータ用ROM135は複数のエフェクトやその付与形態
に対応するヘッダーデータやパラメータなどを記憶して
いる。すなわち、入力された音響信号に対して付与すべ
き複数のエフェクトのそれぞれに対応した効果プログラ
ムおよびエフェクトの付与された音響信号をどのような
形態で出力するかを決定する出力形態プログラムを予め
記憶している。したがって、データ用ROM135はプ
ログラム記憶手段としての機能を有している。
【0066】ワークRAM136は前述した実施例にお
けるXRAM、YRAMおよび外部RAMの機能を実現
するものである。この場合、XRAM、YRAMはエフ
ェクト付与のための演算や入出力コントロールのための
ルーチンアドレスの記憶、入出力データの一時ストック
等に使用され、外部RAMはエフェクト付与のための信
号処理(例えば、遅延用RAMとして用いて信号を遅延
させる等の処理)を行うときのワークエリアとして使用
される。上記DSP134およびワークRAM136は
全体として信号処理手段141を構成する。DSP13
4からのデータはバス137を介してD/A変換回路1
38に送られ、D/A変換されて出力部139に供給さ
れる。出力部139はアンプ142およびスピーカ10
3a、103bからなり、D/A変換されて信号を増幅
し、スピーカ103a、103bから放音する。
【0067】次に、図18は本装置によって実現される
エフェクト付与のシステムを説明するための概念図であ
る。図18において、マイク102は、例えば本装置の
使用者が必要に応じて声などを入力するもので、マイク
102からはアナログ音響信号が出力される。マイク1
02からの信号はエフェクト(1)入力セレクタ15
1、エフェクト(2)入力セレクタ152および直接音
制御スイッチ153に入力される。エフェクト(1)入
力セレクタ151はデジタルソフトスイッチとしてプロ
グラムによりソフト的に実現されるもので、マイク10
2からの信号をセレクト(本実施例ではオンすることに
よりセレクト)して後段の第1エフェクタ154に出力
する。第1エフェクタ154はエフェクト1(EFFE
CT1)を付与するもので、この場合はエフェクト
(1)入力セレクタ151によってセレクトされた入力
信号に対してエフェクト1という音響効果を付与する。
【0068】第1エフェクタ144の出力はエフェクト
(2)入力セレクタ152に入力されており、エフェク
ト(2)入力セレクタ152には前述したようにマイク
102からの信号が直接に入力されているから、結局、
マイク102からの信号および第1エフェクタ154か
らの2つの信号がエフェクト(2)入力セレクタ152
に入力されていることになる。エフェクト(2)入力セ
レクタ152はデジタルフソフトスイッチとしてプログ
ラムによりソフト的に実現されるもので、マイク102
からの信号あるいは第1エフェクタ154からの信号の
うちのいずれか1つ、あるいは2つの信号をセレクトし
て後段の第2エフェクタ155に出力する。第2エフェ
クタ155はエフェクト2(EFFECT2)を付与す
るもので、この場合はエフェクト(2)入力セレクタ1
52によってセレクトされた信号に対してエフェクト2
という音響効果を付与する。
【0069】第2エフェクタ155の出力はフィードバ
ックスイッチ156を介し所定のフィードバックゲイン
を得る乗算器157を通して第1エフェクタ154の入
力側にフィードバックされており、これにより第2エフ
ェクタ155の出力に対するフィードバック効果が得ら
れるようになっている。フィードバック効果を得ようと
するときはフィードバックスイッチ156をオンする。
【0070】また、第2エフェクタ155の出力はエフ
ェクト(2)L・R出力スイッチ161を介して出力ラ
イン(OUTPUT0、OUTPUT1)の信号に加算
可能になっている。一方、上記第1エフェクタ154の
出力はエフェクト(1)L・R出力スイッチ162を介
して出力ライン(OUTPUT0、OUTPUT1)の
信号に加算可能になっており、さらにマイク102から
の信号は直接音制御スイッチ153を介して出力ライン
(OUTPUT0、OUTPUT1)の信号に加算可能
になっている。
【0071】上記エフェクト(2)L・R出力スイッチ
161、エフェクト(1)L・R出力スイッチ162お
よび直接音制御スイッチ153は、全体としてプログラ
ム記憶手段に記憶された出力形態プログラムの機能を実
現する部分に相当するもので、エフェクトの付与された
上記音響信号をどのような形態で出力するかを決定す
る。例えば、直接音制御スイッチ153がオン、エフェ
クト(2)L・R出力スイッチ161およびエフェクト
(1)L・R出力スイッチ162がオフのときはマイク
102からの信号が直接に出力ライン(OUTPUT
0、OUTPUT1)から取り出される。直接音制御ス
イッチ153がオフ、エフェクト(2)L・R出力スイ
ッチ161がオン、エフェクト(1)L・R出力スイッ
チ162がオフのときは第2エフェクタ155の出力が
出力ライン(OUTPUT0、OUTPUT1)から取
り出される。直接音制御スイッチ153がオフ、エフェ
クト(2)L・R出力スイッチ161がオフ、エフェク
ト(1)L・R出力スイッチ162がオンのときは第1
エフェクタ154の出力が出力ライン(OUTPUT
0、OUTPUT1)から取り出される。
【0072】また、エフェクト(2)L・R出力スイッ
チ161、エフェクト(1)L・R出力スイッチ162
および直接音制御スイッチ153の何れか2つ以上がオ
ンときは、そのオンした2つ以上のスイッチを介して、
マイク102からの信号、第1エフェクタ154の出力
あるいは第2エフェクタ155の各出力のうちの選択さ
れた2つ以上の信号が混合されて出力ライン(OUTP
UT0、OUTPUT1)から取り出される。
【0073】次に、本装置によってエフェクトを付与す
る場合の動作については、入力音響信号が1つである点
を勘案して前記実施例と同様のプログラムによって実現
される。したがって、入力音響信号がマイク102から
の信号の1つであるマイク装置に対しても適切なエフェ
クトを付与することができ、前記実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0074】C.第3実施例 この第3実施例は、第2実施例と同様に本発明をマイク
装置に適用した例であるが、異なるのはセレクトキー1
14の選択結果を表示する表示器を設けた点である。図
19はマイク装置の側面図であり、この図に示すよう
に、マイク装置本体201のパネル基部106には第2
実施例と異なる構成の操作パネル207が配置されてお
り、操作パネル207の詳細は図20のように示され
る。なお、その他の構成は第2実施例と同様で同一番号
を付している。図20において、操作パネル207には
電源/モードスイッチ111、ボリウム112、電源/
モード表示ランプ113およびセレクトキー114が配
置される他に、液晶表示部210が設けられている。液
晶表示部210はセレクトキー114で指定した1桁あ
るいは2桁の数値を指定するようになっており、最大限
2桁までの数値を表示可能である。
【0075】次に、図21はマイク装置本体201に付
加された効果付加装置のブロック構成図である。図21
において、DSP134は液晶表示部210に接続され
ている。DSP134はエフェクトセレクトスイッチ1
14の選択結果に応じて液晶表示部210に対応する数
値を表示するように指令し、液晶表示部210は指定さ
れた1桁あるいは2桁の数値を表示する。その他は、第
2実施例と同様で、同一番号を付している。したがっ
て、第2実施例の場合にはセレクトキー114で指定し
た数値を見ることができないが、この第3実施例にあっ
ては、セレクトキー114で指定する1桁あるいは2桁
の数値を液晶表示部210によって容易に確認すること
ができるという利点がある。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、各種のエフェクト、付
与形態のひとつひとつ毎にそれぞれ独立したプログラム
を持つ必要がなく、データROMにエフェクトの種類や
付与形態を選択可能な各種のデータを格納し、選択手段
によって新たなエフェクトの付与を指定することによ
り、必要なデータをデータROMから読み出してワーク
RAMにセットし、これをサブルーチンコールして1つ
のプログラムを作成して実行しているので、入力される
音響信号に対して付与すべきエフェクトの種類や形態の
種類を変化させても、ひとつひとつ独立したプログラム
を持たせるものに比べてプログラムを記憶するメモリの
容量を低減することができ、かつコストを低減すること
ができる。また、例えばテンキーやセレクトキーを使用
することにより、選択すべきエフェクトや付与形態が増
大しても、エフェクトや付与形態を選択するための操作
子の数を少なくすることができる。さらに、同一容量の
メモリである場合には、入力音響信号に対してより多く
の種類のエフェクトを付与することができ、かつより多
くの付与の形態を自由に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施例の電子楽器の外観図
である。
【図2】同実施例の電子楽器の変形例を示すその外観図
である。
【図3】同実施例の電子楽器に付加された効果付加装置
のブロック構成図である。
【図4】同実施例のデータROMが記憶しているヘッダ
ーデータやパラメータの配置例を具体的に示す図であ
る。
【図5】同実施例の効果付加装置によって実現されるエ
フェクト付与のシステムを説明するための概念図であ
る。
【図6】同実施例のエフェクトゼネラルルーチンの一部
を示すフローチャートである。
【図7】同実施例のエフェクトゼネラルルーチンの一部
を示すフローチャートである。
【図8】同実施例のXRAMのワークエリアやデータ格
納エリア等を番地に対応させて示す図である。
【図9】同実施例のYRAMのワークエリアやデータ格
納エリア等を番地に対応させて示す図である。
【図10】同実施例の入力部処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図11】同実施例のコマンドチェンジ処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図12】同実施例のエフェクトチェンジ処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図13】本発明における第2実施例のマイク装置の正
面図である。
【図14】同実施例のマイク装置の側面図である。
【図15】同実施例の操作パネルの詳細な構成図であ
る。
【図16】同実施例の端子パネルの詳細な構成図であ
る。
【図17】同実施例の効果付加装置のブロック構成図で
ある。
【図18】同実施例の効果付加装置によって実現される
エフェクト付与のシステムを説明するための概念図であ
る。
【図19】本発明における第3実施例のマイク装置の側
面図である。
【図20】同実施例の操作パネルの詳細な構成図であ
る。
【図21】同実施例の効果付加装置のブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1 電子楽器本体 2 キーボード 4 マイク、102 11 テンキー(選択手段) 12 切換スイッチ 13 電源スイッチ 14 キーボードボリウム 15 マイクボリウム 16 音色名NO.リスト表示部 17 リスト名NO.リスト表示部 18、210 液晶表示部 21 入力部(入力手段) 22 制御部 23 データROM(プログラム記憶手段、入力形態プ
ログラム記憶手段、効果プログラム記憶手段、出力形態
プログラム記憶手段) 24 XRAM 25 YRAM 26 外部RAM 27 演算部 28 出力部 30、141 信号処理手段 41、151 エフェクト(1)入力セレクタ 42、152 エフェクト(2)入力セレクタ 43、153 直接音制御スイッチ 44、154 第1エフェクタ 45、155 第2エフェクタ 46、156 フィードバックスイッチ 47、157 乗算器 51、161 エフェクト(2)L・R出力スイッチ 52、162 エフェクト(1)L・R出力スイッチ 101、201 マイク装置本体 103a、103b スピーカ 107、207 操作パネル 111 電源/モードスイッチ 114 セレクトキー(エフェクトセレクトスイッチ:
選択手段) 121 端子パネル 134 DSP 135 データ用ROM(プログラム記憶手段) 136 ワークRAM 139 出力部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 15/04 302 E 9381−5H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部より音響信号を入力する入力手段
    と、 この入力手段により入力された音響信号に対して、付与
    すべき複数の音響効果のそれぞれに対応したプログラム
    を記憶するプログラム記憶手段と、 このプログラム記憶手段に記憶されたプログラムを外部
    より選択する選択手段と、 この選択手段で選択されたプログラムに基づいて上記入
    力手段から入力された音響信号に対して音響効果を付与
    して出力する処理を行う信号処理手段と、を備えたこと
    を特徴とする効果付加装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、音響信号として第1お
    よび第2の入力信号を入力することを特徴とする請求項
    1記載の効果付加装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、テンキーによって構成
    されることを特徴とする請求項1記載の効果付加装置。
  4. 【請求項4】 前記プログラム記憶手段は、入力される
    複数の音響信号に対して音響効果の付与の形態を決定す
    るプログラムを複数種記憶する入力形態プログラム記憶
    手段と、 上記入力された音響信号に対して付与すべき音響効果に
    対応したプログラムを複数種記憶する効果プログラム記
    憶手段と、 音響効果の付与された上記音響信号をどのような形態で
    出力するかを決定する出力形態プログラムを記憶する出
    力形態プログラム記憶手段と、を有することを特徴とす
    る請求項1記載の効果付加装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、上記効果プログラム記
    憶手段から少なくとも2種類の効果プログラムを選択す
    ることを特徴とする請求項4記載の効果付加装置。
  6. 【請求項6】 前記入力形態プログラム記憶手段は、上
    記第1の効果プログラムに対応する音響効果を第1の入
    力信号のみ、第2の入力信号のみ、又は第1および第2
    の入力信号の混合出力に付与する形態の何れか1つを選
    択するとともに、 上記第2の効果プログラムに対応する音響効果を第1の
    入力信号、第2の入力信号および第1の音響効果を付与
    した入力信号のうちの何れを混合した信号に付与するか
    を選択するためのプログラムを記憶していることを特徴
    とする請求項4記載の効果付加装置。
  7. 【請求項7】 前記出力形態プログラム記憶手段は、上
    記第1の音響効果の付与された信号、第2の音響効果の
    付与された信号および入力手段にて入力された第1およ
    び第2の入力信号の何れを混合して出力するかを選択す
    るプログラムを記憶していることを特徴とする請求項4
    記載の効果付加装置。
  8. 【請求項8】 前記入力形態プログラム記憶手段、効果
    プログラム記憶手段および出力形態プログラム記憶手段
    は、プログラムを読み出し可能な1つの記憶装置によっ
    て構成されていることを特徴とする請求項4記載の効果
    付加装置。
JP4354145A 1992-10-11 1992-12-15 効果付加装置 Pending JPH06175655A (ja)

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JP4354145A JPH06175655A (ja) 1992-10-11 1992-12-15 効果付加装置
US08/132,139 US5463691A (en) 1992-10-11 1993-10-04 Effect imparting apparatus having storage units for storing programs corresponding to form and effect to be imparted to an input signal and for storing output form programs to determine form of output signal with imparted effect
MYPI93002072A MY110675A (en) 1992-10-11 1993-10-09 Effect imparting apparatus
KR1019930020966A KR0122087B1 (ko) 1992-10-11 1993-10-09 효과부가장치
CN93118466A CN1096054C (zh) 1992-10-11 1993-10-11 效果赋予装置

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JP29791292 1992-10-11
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100617754B1 (ko) * 2004-07-02 2006-08-28 삼성전자주식회사 휴대용 디지털 오디오 재생 장치에서 음악 데이터와 함께사운드 효과를 재생하기 위한 장치 및 방법
JP2010181723A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Yamaha Corp 信号処理集積回路及び効果付与装置
JP2010181722A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Yamaha Corp 信号処理集積回路及び効果付与装置

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JP2010181723A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Yamaha Corp 信号処理集積回路及び効果付与装置
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