JPH06175441A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06175441A
JPH06175441A JP32682992A JP32682992A JPH06175441A JP H06175441 A JPH06175441 A JP H06175441A JP 32682992 A JP32682992 A JP 32682992A JP 32682992 A JP32682992 A JP 32682992A JP H06175441 A JPH06175441 A JP H06175441A
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JP
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ferroelectric layer
image
polarization
transfer
toner
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Application number
JP32682992A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kagawa
敏章 香川
Kazuhiko Furukawa
和彦 古川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH06175441A publication Critical patent/JPH06175441A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】転写部でのオゾンの発生を防止し、また、強誘
電体層を画像パターンに加熱する装置(半導体レーザ装
置)を低出力のもので構成できるようにして、より小型
で低コストの画像形成装置を提供する。 【構成】表面に強誘電体層1aを有する記録体1に対
し、電圧印加された導電性ローラ31により電圧を印加
して分極させ、この分極と同時に、導電性ローラ31内
に設けられた赤外線ランプにより、強誘電体層を加熱し
てキュリー点以下に昇温させ、その後半導体レーザ光3
を照射してキュリー点以上にして潜像を形成する。この
潜像に現像器4によりトナーを付着させ、付勢手段22
により記録体1に圧接された転写ローラ21と記録体1
との間に記録紙5を通過させて、圧力により記録体1上
のトナーを記録紙5に転写させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、強誘電体の分極/未
分極状態の表面電荷差を利用して画像形成を行う画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,レーザプリンタ等の画像形成装
置においては、一般的に電子写真法が用いられている。
電子写真法は、感光体への帯電、露光による潜像形成、
トナーによる現像、記録紙へのトナー像の転写、記録紙
上のトナー像の定着、および感光体上の残留トナーのク
リーニングの6つの工程からなる。感光体の表面に所定
の帯電電位を供給する帯電装置、および感光体上のトナ
ー像を記録紙上に転写する転写装置として、一般にワイ
ヤ電極を有し、コロナ放電によって感光体および記録紙
裏面に帯電電位を供給するものが用いられている。とこ
ろが、コロナ放電では、−5kV〜−6kVの高電圧を
ワイヤに印加しなければならず、電源装置が大型化する
とともに、コストの上昇を招く問題がある。またコロナ
放電の帯電装置および転写装置では、コロナ放電により
オゾンが発生して画像の劣化を招いたり、人体に悪影響
を与えてしまう問題がある。
【0003】そこで近年、例えば特開昭64−7336
5号公報、特開昭63−170673号公報、特開昭5
8−49960号公報、特開平1−172857号公
報、特開昭48−40442号公報に開示されているよ
うに、接触式の帯電装置および転写装置の開発が進めら
れている。接触帯電装置および接触転写装置は、ロール
状に構成された金属製芯材の表面に、絶縁性の弾性材料
中に導電材料(導電性フィラー)を分散させた複合材料
を貼付したローラ形状のもので、複合材料部分を感光体
の表面に当接させた状態で金属製芯材に電圧を印加する
ことによって、導電性フィラーを介して感光体表面、記
録紙裏面に電位が供給されるようになっていた。なお、
絶縁性の弾性材料としては、例えば、シリコンゴム、ポ
リウレタンゴム、EPDMゴム、ニトリルゴム等の高分
子材料があり、導電性フィラーとしては、例えば、カー
ボン粉、カーボンファイバー、金属粉、グラファイト等
がある。このように構成される複合材料は接触帯電装置
で106 〜107 Ωcm程度、接触転写装置で107 〜1
9 Ωcmの体積抵抗を有している。
【0004】ところが上記のように構成される従来の接
触帯電装置、および接触転写装置であると、コロナ放電
方式に比較するとオゾンの発生量は1/50程度と微量
ではあるものの、依然としてオゾンの発生がみられた。
特に、特開昭63−149669号公報、特開平1−2
67667号公報等に開示されているような均一帯電
性、環境安全性を得るために直流成分(−700V)に
交流成分(2kVP-P )を重畳した電圧を印加する方式
の場合には、直流電圧のみ印加する方式に比してほぼ6
倍のオゾンが発生し、しかも電源コストが高くなってし
まう問題があった。従来の接触帯電装置、接触転写装置
でオゾンが発生することについて、発明者等は鋭意検討
実験を行った。その結果、ニップ部(複合材料と感光体
との接触部)で複合材料から感光体に対しての電荷注入
量により感光体表面に供給される電荷量は僅かであり、
ニップ部近傍の微小ギャップでの放電現象により感光体
表面に供給される電荷が支配的であることがわかった。
この現象を図9を用いて説明する。従来の複合材料52
は弾性材料52a中に導電性フィラー52bを分散させ
たものであり、複合材料52の表面に導電性フィラー5
2bが分散する割合は1/100以下になっている。す
なわち、表面部の殆どは絶縁性の弾性材料52aが露出
している。このような複合材料52により帯電処理を行
った場合、複合材料52と感光体51とのニップ部Lに
おいては導電性フィラー52b部分から感光体51に対
して直接電荷に注入が行われるが、表面に導電性フィラ
ーが存在していないところでは導電性フィラー52bか
らの電荷注入が行われない。導電性フィラー52bが対
向しない部分では、感光体51の回転方向に対して入口
側のニップ部近傍の微小ギャップ部(10〜100μm
程度)での気中放電による帯電が支配的となっていた。
この気中放電による帯電特性を図10に示す。印加電圧
は帯電電位に対し、しきい値Vth(−550V)を持
ち、それ以下では殆ど帯電が行われず、印加電圧がしき
い値以上では帯電電位は直線的に増加する。このしきい
値Vthはパッシェン曲線と、ローラ−感光体の微小ギャ
ップ間電圧との関係式から、
【0005】
【数1】
【0006】で表されることが知られている。
【0007】このように従来の接触帯電装置、接触転写
装置では、気中放電による帯電が支配的であり、この放
電によりオゾンが発生していた。
【0008】一方、特開昭62−269159号公報に
は、強誘電体を用いた画像記録装置が開示されている。
この種の装置の構成を図11を用いて説明する。この種
の画像記録装置は、強誘電体層61aを有する記録体6
1を備え、電圧が印加された導電性ローラ62により記
録体61の強誘電体層61aの全面に予め一様に残留分
極を付与した後、残留分極を画像信号63に応じて選択
的に加熱消去することにより潜像(分極潜像)を形成す
る。そして、現像器64によりこの潜像にトナーを付着
させて現像した後、トナー像69を転写ローラ66によ
り記録紙65上に転写することにより画像を形成する。
【0009】ここで、強誘電体を用いた潜像(分極潜
像)形成過程について詳しく説明する。図12(A)に
強誘電体の分極極性を表すヒステリシス曲線を示す。横
軸は印加電圧、縦軸は分極の極性と大きさを示してい
る。強誘電体の表面にプラス電圧を印加すると、強誘電
体は分極し、強誘電体表面にプラス極性、反対側にマイ
ナス極性が表れる。印加電圧を徐々に高くすると、印加
電圧Va以上で内部分極は飽和し(この点をS1 とす
る)、印加電圧を0に戻しても内部分極は0に戻らず残
留電極P1 となる。また、強誘電体は、キュリー点以上
の温度に加熱すると強誘電体から常誘電体に変態し、強
誘電性を失う特性を持っている。常誘電体となった状態
では、分極特性は図12(B)に示すように、印加電圧
と分極の大きさとが比例した関係となる。このため、予
め残留電極P1 が付与された強誘電体をキュリー点以上
の温度に加熱してやれば、分極の大きさが0となる。こ
の強誘電体の特性を利用すると分極潜像を形成すること
ができる。図13は記録体61,導電性ローラ62近傍
の構成を示している。
【0010】まず強誘電体層61aに圧接して回転する
導電性ローラ62に電圧印加手段により+200Vを印
加し、強誘電体層61a表面を一様に分極させる。その
後、半導体レーザ光63を強誘電体層61a表面に照射
し、強誘電体層61a表面を画像情報に対応して選択的
にキュリー点以上の温度に加熱し、脱分極することによ
り、強誘電体表面に分極潜像を形成する。強誘電体を画
像情報に対応して画像パターンに加熱する手段として
は、半導体レーザに限らずサーマルヘッド等でもよい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の強誘電体を用い
た画像記録装置においては、従来の電子写真法を用いた
装置とは異なり導電性ローラは強誘電体層に電荷を加え
て一様に分極させるだけであるので、印加電圧は気中放
電開始電圧(しきい値)以下でよく、帯電工程からのオ
ゾンの発生はない。しかしながら、転写工程は従来の接
触転写装置と同じ転写ローラを用いた構成であり、依然
としてオゾンが発生してしまうという問題があった。
【0012】また、強誘電体層を画像パターンに加熱す
る処理では次のような問題があった。強誘電体層61a
の材料としては、例えば、チタン酸バリウム等の無機材
料、ポリフッ化ビニリデン等の有機材料、強誘電性液晶
ポリマー等が用いられ、例えばチタン酸バリウムの場
合、キュリー点は120℃であることが知られている。
【0013】したがって強誘電体層61aを脱分極させ
るときには半導体レーザ装置等によって短時間で強誘電
体層61aをキュリー点(120℃)以上にまで加熱す
る必要があり、より高出力の半導体レーザ装置が必要に
なって、装置の大型化およびコストアップが避けられな
いという問題があった。
【0014】この発明は上記の問題に鑑み、オゾンの発
生がない画像形成装置、および、より小型で低コストの
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
基体上に強誘電体層を有する記録体と、前記強誘電体層
に電圧を印加して分極を行わせる分極手段と、分極され
た強誘電体層を画像パターンに加熱して分極潜像を形成
させる画像パターン加熱手段と、前記分極潜像にトナー
を付着させる現像器と、粘着性を有する材料からなり、
前記記録体に当接されることにより、記録体上のトナー
が転写される中間転写体と、前記中間転写体に、用紙等
の転写紙を圧接させて、該転写紙に前記中間転写体上の
トナーを転写させる転写装置と、を備えたことを特徴と
する。
【0016】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記中間転写体または前記転写装
置の少なくともいずれか一方に加熱手段を備えたことを
特徴とする。
【0017】請求項3に係る発明は、基体上に強誘電体
層を有する記録体と、前記強誘電体層に電圧を印加して
分極を行わせる分極手段と、分極された強誘電体層を画
像パターンに加熱して分極潜像を形成させる画像パター
ン加熱手段と、前記分極潜像にトナーを付着させる現像
器と、前記記録体に当接され、前記記録体との間に用紙
等の記録紙を通過させる転写ローラと、前記転写ローラ
を、記録体上のトナーを用紙に定着させる力で前記記録
体側に付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0018】請求項4に係る発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記分極手段と、前記転写ローラ
とを一体化し、分極/転写ローラを構成したことを特徴
とする。
【0019】請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項
4のいずれかに記載の画像形成装置において、分極手
段、または分極/転写ローラに、前記強誘電体層との接
触部を、該強誘電体層のキュリー点以下でかつキュリー
点に近い温度に加熱する強誘電体加熱手段を備えたこと
を特徴とする。
【0020】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
画像形成装置において、画像パターン加熱手段を、前記
強誘電体層と前記分極手段または分極/転写ローラとの
当接位置と同位置、または、該当接位置の直後の位置
で、かつ、記録体の基体側に配置したことを特徴とす
る。
【0021】
【作用】請求項1に係る発明においては、分極手段によ
る強誘電体層の分極、画像パターン加熱手段による潜像
の形成、現像器によるトナー像の形成が順に行われ、そ
の後、記録体(強誘電体層)上のトナー像が中間転写体
に転写される。中間転写体は粘着性を有し、記録体上の
トナー像は粘着転写される。さらにこのトナー像は、転
写装置によって転写紙上に転写される。
【0022】請求項2に係る発明においては、中間転写
体または転写装置のいずれかに備えられた加熱手段によ
ってトナー像は溶融状態にされ、転写紙上に定着され
る。すなわちこの構成により、トナー像の転写工程と定
着工程とを同時に行うことができる。中間転写体に加熱
手段を設けた場合には、加熱手段の温度設定により、強
誘電体層をキュリー点以上に昇温させて転写と同時に潜
像消去を行うことができる。一方、転写装置に加熱手段
を設けた場合には、強誘電体上の潜像に影響を与えるこ
となくトナー像の加熱定着を行うことができ、潜像を繰
り返し使用する(リテンションコピーする)ことができ
る。
【0023】請求項3に係る発明においては、付勢手段
により記録体側に付勢された転写ローラにより、記録紙
が直接記録体に圧接され、これによって記録体上にトナ
ー像が圧力転写される。また、このときの圧力を調節す
ることにより、転写処理と同時に転写紙上にトナー像を
圧力定着させることができる。
【0024】請求項4に係る発明においては、分極手段
と転写ローラとが一体化されて分極/転写ローラが構成
されている。この場合、強誘電体層の同一面が分極/転
写ローラに2回対向することによって像形成が行われ
る。まず1回めの対向で分極/転写ローラは強誘電体層
に電圧を印加して一様に分極させる。この後、画像パタ
ーン加熱手段による潜像形成、現像器によるトナー像形
成が順に行われて、2回めの分極/転写ローラへの対向
で、強誘電体層上のトナー像が転写紙に転写される。こ
のとき強誘電体層上のトナー像は圧力によって記録紙に
転写される。
【0025】請求項5に係る発明においては、強誘電体
層の表面を一様に分極させるときに強誘電体層加熱手段
によって、強誘電体層がキュリー点以下でかつキュリー
点に近い温度に加熱される。この加熱の後、画像パター
ン加熱手段により強誘電体層の画像パターン加熱が行わ
れるが、このとき、強誘電体層は強誘電体層加熱手段に
よって既にキュリー点近くまで温度が上がっているか
ら、画像パターン加熱手段による加熱は、キュリー点を
超えるまでの少しの加熱でよい。
【0026】請求項6に係る発明においては、分極手段
または分極/転写ローラにより強誘電体層の分極が行わ
れるときに同時に強誘電体層加熱手段によって強誘電体
層が加熱され、強誘電体層はキュリー点近くまで昇温さ
れる。そして、この強誘電体層加熱手段による加熱と同
時、または強誘電体層加熱手段による加熱の直後に、画
像パターン加熱手段により画像パターンに加熱され、画
像パターン部の強誘電体層がキュリー点を超える。この
構成であると、強誘電体層加熱手段による加熱と、画像
パターン加熱手段による加熱との時間間隔が短く、強誘
電体加熱手段による加熱の後に強誘電体層が冷えてしま
うことがない。
【0027】
【実施例】図1は、請求項1および請求項2の発明の実
施例に係る画像形成装置の要部構成を示す図である。
【0028】記録体1はアルミニウム等の導電性材料を
素材としたドラム状の基体1bを回転自在に軸支し、基
体の周囲に強誘電体層1aを形成したものである。強誘
電体層に使用される誘電体としては、例えば、チタン酸
バリウム等の無機材料、ポリフッ化ビニリデン等の有機
材料等が挙げられる。またこの記録体1は図示した矢印
A方向に回転駆動する構成となっている。上記記録体1
の周面には導電性ローラ2(分極手段)が当接されてい
る。
【0029】導電性ローラ2は、金属製芯材2bにカー
ボン等の導電性粒子を分散したポリウレタンの導電ゴム
層2a(比抵抗106 Ωcm)を有している。金属製芯材
2bはスプリング等を用いた付勢機構(図示せず)によ
って、記録体1側に圧接されており、記録体1の回転に
従動して回転するように支持されている。金属製芯材2
bには電圧印加手段(電源)10が接続され、電圧が印
加される。前記導電ゴム層(導電性部材)2aには金属
製芯材2bを介して電圧が印加される。
【0030】導電性ローラ2の下流側(矢印A方向への
回転に対して)には、半導体レーザ装置,サーマルヘッ
ド等からなる画像パターン加熱手段が設けられている。
この実施例では、半導体レーザ装置が備えられており、
強誘電体層1aに対して半導体レーザ光3が照射され
る。さらに半導体レーザ光3照射部の下流側には現像器
4が配置されている。現像器4には一般に電子写真式の
画像形成装置に適用されているものと同様のものが用い
られる。現像器4の下流側には転写部が設けられ、後述
する中間転写体6等が配置されている。さらにその下流
側にはクリーナ11、加熱除電装置12が配置されてい
る。クリーナ11はブレードにより、記録体1表面の残
留トナーを掻き落として回収し、加熱除電装置12は記
録体1の強誘電体層1aをキュリー点以上に加熱して分
極潜像を消去させる。
【0031】以上の構成により、強誘電体層1aはまず
導電性ローラ2によって一様に分極され、次に半導体レ
ーザ光3(画像パターン光)が照射されて潜像(分極潜
像)が形成される。さらに現像器4によりトナーが付着
されて顕像化される(トナー像が形成される)。このよ
うにして強誘電体層1a上に形成されたトナー像が記録
紙に転写される。強誘電体層1a上のトナーを転写紙へ
転写する転写装置には種々のものがあり、本発明の各請
求項に対応する実施例を以下に説明する。
【0032】まず図1を参照して請求項1および2に係
る発明の実施例を説明をする。この例は、転写装置(圧
力ローラ7)に加熱手段を備えた例である。
【0033】記録体1(強誘電体層1a)の周面に中間
転写体6が圧接されている。中間転写体6は基体ドラム
6bに、薄いシリコンゴムからなる転写層6aをコーテ
ィングした構成となっている。シリコンゴムからなる転
写層6aは粘着性を有している。中間転写体6の下方に
は圧接ローラ7が圧接されている。圧接ローラ7の内部
には赤外線ランプ等からなる加熱手段8が設けられてい
る。強誘電体層1a上のトナー像9は、中間転写体6が
強誘電体層1aに圧接されている位置で、中間転写体6
(転写層6a)の持っている粘着性により中間転写体6
側に転写される。中間転写体6に転写されたトナー像
は、中間転写体6と圧接ローラ7とが圧接されている位
置で、紙搬送ローラ(図示せず)によって搬送されてき
た記録紙5と接触する。このとき圧接ローラ7(加熱手
段8)は、中間転写体6との圧接位置で、記録紙5を介
してトナー像を溶融状態にまで加熱し、トナー像を記録
紙5に転写定着させる。なお、強誘電体層1a上に残っ
た残留トナーはクリーナ11により回収され、強誘電体
1a上の潜像は加熱除電器12によりキュリー点以上に
加熱されて消去される。
【0034】ところで、強誘電体層1aの残留分極によ
り形成された潜像は持続時間が長く、リテンションコピ
ー(1回の潜像形成で複数枚の複写を行う)が可能とな
る特徴がある。この特徴を生かすためには、転写時に電
界を用いない粘着溶融転写法は、強誘電体層1a上の潜
像を乱すことがなく適している。また強誘電体層1aが
潜像を保持している間に強誘電体層1aがキュリー点以
上になってしまうと、上述したように強誘電体が常誘電
体に変態して、残留分極による潜像が消去されてしまう
可能性がある。そこで、強誘電体層1aの近傍には熱源
を配置しないことが望ましい。この実施例の構成では、
圧接ローラ7内に熱源(加熱手段8)が配置されてお
り、圧接ローラ7と強誘電体層1aとの間には中間転写
体6が介在するので、強誘電体層1aへの伝熱が防止さ
れ、潜像保持中に強誘電体が常誘電体に変態してしまう
ことがない。これにより一度の潜像形成で同一画像を何
枚も続けてコピーする(リテンションコピーする)こと
ができる。リテンションコピーを行う際には、加熱除電
器12をオフし、最初に潜像を形成した後は導電性ロー
ラ2への電圧印加および露光3もオフし、同一潜像によ
る現像、転写、定着を繰り返す。この場合、強誘電体上
の潜像は最終的には、加熱除電器12によりキュリー点
以上に加熱されて消去される。
【0035】請求項1,2の発明の係る第2の実施例を
示す。この例は、中間転写体16に加熱手段を備えた例
である。図2はこの実施例の画像形成装置の要部構成を
示している。なお図において図1の構成と同一部分は同
一番号で示す。
【0036】記録体1(強誘電体層1a)の周面に圧接
されている中間転写体16は、ガラス等の透明な材料か
らなる基体ドラム16bに、透明な薄いシリコンゴムの
転写層16aをコーティングした構成となっている。こ
の中間転写体16の内部に赤外線ランプ等の加熱手段1
8が設けられている。中間転写体16の下方には圧接ロ
ーラ17が圧接されている。強誘電体層1a上のトナー
像9は中間転写体16が強誘電体層1aに圧接されてい
る位置で、中間転写体16(転写層16a)の持ってい
る粘着性により中間転写体側に転写される。中間転写体
16は、強誘電体層1aから粘着転写されたトナー像を
溶融状態にまで加熱し、トナー像を溶融させた状態で圧
接ローラ17との圧接位置まで移動させる。そしてこの
圧接位置でトナー像は、紙搬送ローラ(図示せず)によ
って搬送されてきた記録紙5と接触し、記録紙5に転写
定着される。これによってトナー像は記録紙5に転写さ
れると同時に定着される。
【0037】ここで、強誘電体層1aに圧接している中
間転写体16の内部には加熱手段18が設けられてお
り、強誘電体層1aは中間転写体16との接触部におい
て加熱手段18によって加熱される。このときの加熱温
度が強誘電体のキュリー点以上になるように設定してお
くと、強誘電体層はその加熱によって強誘電体から常誘
電体へと変態し、残留分極による潜像が消去される。こ
のように中間転写体16によってトナー像の転写を行う
と同時に潜像の消去が行われるようにすると、潜像消去
の工程が不必要になり、装置の小型化,低コスト化にな
る。なお強誘電体1a上に残った残留トナーはクリーナ
11により回収される。
【0038】図3は請求項3に示す発明の実施例に係る
画像形成装置の要部を示す図である。この実施例では、
上記の中間転写体および圧接ローラに代えて転写ローラ
21が設けられ、トナーの転写を行うようにしている。
なお図中上記と同一構成の部分については同一番号で示
す。
【0039】転写ローラ21の回転軸には、圧縮コイル
バネ22が付勢手段として取り付けられている。圧縮コ
イルバネ22は、線圧力1kgf/cmで転写ローラ21を記
録体1に圧接させている。この構成において、トナー像
形成までは上記の実施例と同様のプロセスで行われ、強
誘電体層1a上に形成されたトナー像を記録紙5に転
写,定着させる処理は次のように行われる。記録紙5が
転写位置まで搬送されて、記録体1と転写ローラ21と
の間のニップ部内に取り込まれると、記録体1と転写ロ
ーラ21との間の圧力により記録体1(強誘電体層1
a)上に担持されたトナー像は記録紙5に転写されると
同時に、圧力により記録紙5上に圧力定着される。この
ようにして強誘電体層1a上のトナーが記録紙5に転
写,定着される。
【0040】図4は請求項4に示す発明の実施例に係る
画像形成装置の要部を示す。この実施例では、図3に示
す実施例の導電性ローラ2と、転写ローラ21とを結合
させて分極/転写ローラ26を構成し、分極/転写ロー
ラ26に電圧を印加して強誘電体層1aを分極させると
ともに、分極/転写ローラ26を記録体1に圧接させて
記録体1(強誘電体層1a)上のトナー像を記録紙5に
転写させる。
【0041】この実施例の記録体29も上記の実施例と
同様、ドラム状の基体29bに、強誘電体層29aを形
成したものであるが、この実施例の記録体29は、その
ドラムの外周が使用される記録紙の最大長よりも長く設
定されている。分極/転写ローラ26は、金属,導電性
プラスチック等の導電性を有する材料をローラ形状に形
成したものであり、電圧印加手段28が接続されてい
る。分極/転写ローラ26の回転軸には、圧縮コイルバ
ネ27が付勢手段として設けられている。圧縮コイルバ
ネ27は、線圧力1kgf/cmで分極/転写ローラ26を記
録体29に圧接させている。
【0042】この構成において記録紙5への画像形成は
次のように行われる。画像形成は記録体29の2回転の
プロセスからなり、まず記録体29の1回転目には電圧
印加手段28により分極/転写ローラ26に+200V
が印加され、強誘電体層29a表面を一様に分極させ
る。その後、半導体レーザ光3を強誘電体層29a表面
に照射し、強誘電体層29a表面を画像情報に応じて選
択的にキュリー点以上に加熱し、脱分極することにより
強誘電体層29a表面に潜像を形成する。なお、1回転
目にはクリーナ11、加熱除電器12はオフしている。
強誘電体層29a上に形成された分極潜像は、現像器4
によりトナーで現像される。トナー像が転写位置に到達
する直前で1回転目のプロセスが終了する。2回転目の
プロセスでは分極/転写ローラ26に印加されていた電
圧がオフとなり、記録紙5が転写位置まで搬送されて記
録体29(強誘電体層29a)と分極/転写ローラ26
の間のニップ部内に取り込まれる。そして、記録体29
と分極/転写ローラ26との間の圧力により記録体29
(強誘電体層29a)上に担持されたトナー像が記録紙
5に転写されると同時に、圧力により記録紙5上に圧力
定着される。記録体29上に残った残留トナーはクリー
ナ11により回収され、潜像は加熱除電器12によりキ
ュリー点以上に加熱されることにより消去される。
【0043】このように強誘電体層29aを分極させる
装置と、強誘電体層29a上のトナーを転写紙に転写さ
せるローラとを兼用して分極/転写ローラ26としたこ
とにより、画像形成装置の小型化、低コスト化をはかる
ことができる。この構成は小型の装置、例えばA4サイ
ズ以下の画像形成を行うような小型の装置においてより
小型化,低コスト化の効果を発揮する。
【0044】図5は請求項5に係る実施例を示す画像形
成装置の要部を示す図である。
【0045】この実施例の導電性ローラ31は図7に示
すように構成されている。導電性ローラ31は中空の金
属製筒体31cの表面に、カーボン等の導電性粒子を分
散したポリウレタンの導電ゴム層31a(比抵抗106
Ωcm)を形成しており、金属製筒体31cの軸方向両端
側には金属製シャフト31bが配設されている。金属製
シャフト31bには電圧印加手段(電源)10(図5参
照)が接続され、電圧が印加される。前記導電ゴム層
(導電性部材)31aには、金属製シャフト31b、金
属製筒体31cを介して電圧が印加される。金属製筒体
31cの内部には、赤外線ランプ31dが配設されてお
り、導電性ローラ31全体を加熱する。赤外線ランプ3
1dは温度制御されており、強誘電体層1a(導電性ロ
ーラ31との接触部)の表面温度を所定の温度にする。
この所定の温度は、強誘電体層1aのキュリー点以下
で、かつ、キュリー点に近い温度である。例えば強誘電
体層1aとしてチタン酸バリウムを用いた場合、キュリ
ー点は120℃である。したがってこのチタン酸バリウ
ムからなる強誘電体層1aの場合には、強誘電体層1a
が導電性ローラ31と接触する部分の温度が110℃程
度になるように赤外線ランプ31dが制御される。他の
部分の構成はこれまでの実施例と同様であり、転写紙5
へのトナー像転写を行う装置としては、図3に示す圧接
式のものを用いている。
【0046】この構成の装置での画像形成プロセスを説
明する。電圧が印加された導電性ローラ31により形成
された電界により、強誘電体層1a表面は一様に分極さ
れる。また同時に、加熱された導電性ローラ31からの
熱伝導により、強誘電体層1aがキュリー点以下で、か
つ、キュリー点に近い温度(例えば110℃)に加熱さ
れる。その後、画像情報に対応して半導体レーザ光3を
強誘電体層1aに照射する。半導体レーザ光3が照射さ
れた部分はキュリー点以上の温度(例えば130℃)と
なり、脱分極される。一方、半導体レーザ光3が照射さ
れなかった部分は分極が残るので、強誘電体層1a表面
に画像情報に対応した分極潜像が形成される。この実施
例の場合、半導体レーザ光3を照射したときの強誘電体
層1aの温度上昇は20℃程度(110度→130℃程
度)で良く、半導体レーザ装置の小型化、低コスト化が
実現できる。なお、赤外線ランプ31dによる昇温を行
わない場合には100℃以上(25℃程度→130℃)
の温度上昇を半導体レーザ光3によって行わなければな
らないため、高出力の半導体レーザ装置が必要になり、
装置自体も大型になるとともに、コスト高にもなる。
【0047】以降の現像工程、転写工程、クリーニング
工程、潜像消去工程については図3に示した装置と同様
に実行される。
【0048】図6は請求項6に係る実施例を示す画像形
成装置の要部を示す図である。
【0049】この実施例の記録体36は、基体ドラム3
6bがネサガラス等の透明導電性材料で構成され、この
透明な基体ドラム36b上に強誘電体層36aが形成さ
れている。強誘電体層36aに半導体レーザ光37を照
射する半導体レーザ装置(図示しない)は基体ドラム3
6bの内部に配置されている。そして、半導体レーザ光
37は、導電性ローラ31のほぼ裏面から強誘電体層3
6aに照射される。半導体レーザ光37の照射位置は、
強誘電体層36aと導電性ローラ31とのニップ部、ま
たは、ニップ部のほぼ直後に設定される。この実施例
中、記録体36および半導体レーザ光37の位置以外は
図5に示す構成と同様である。この構成により分極潜像
が形成されるプロセスを図8を参照して説明する。
【0050】強誘電体層36aは、導電性ローラ31に
より分極されると同時にキュリー点以下でかつキュリー
点に近い温度に加熱される。さらにこれとほぼ同時に、
基体ドラム36b側から半導体レーザ光37が照射さ
れ、半導体レーザ光照射部が脱分極される。このように
して強誘電体層36a表面に分極潜像が形成される。こ
のように構成すると、導電性ローラ31による加熱から
半導体レーザ光37による露光までの間の、強誘電体層
1aの温度低下の影響を防止することができ、低出力の
半導体レーザ装置でも安定した潜像形成を行うことがで
きる。また、基体ドラム36b内に半導体レーザ装置が
配設されるため、装置全体をよりいっそう小型化するこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、記録体上
のトナー像が、記録体に当接している中間転写体の粘着
力により中間転写体に転写され、中間転写体上のトナー
像が転写装置による圧力で転写紙へと転写される。した
がって、従来の高圧印加による転写と違い、オゾン発生
の問題が生じない。
【0052】請求項2に係る発明によれば、トナー像の
転写が圧力によるためオゾンの発生の問題がないととも
に、中間転写体または転写装置のいずれかに備えられた
加熱手段により、トナー像の転写と同時に定着が行われ
るため定着装置の必要がなく、処理時間も短縮される。
中間転写体に加熱手段を設けた場合には、転写定着と同
時に潜像消去を行うことができ、潜像を消去する装置を
省いて装置の小型化,低コスト化をはかることができ
る。また転写装置に加熱手段を設けた場合には、潜像を
繰り返し使用する(リテンションコピーする)ことがで
き、連続画像形成時に、画像形成速度を上げることがで
きる。
【0053】請求項3に係る発明によれば、付勢手段に
よる付勢力によってトナー像の転写および圧力定着が行
われ、この処理時にオゾンが発生することがない。
【0054】請求項4に係る発明においては、分極手段
と転写ローラとが一体化されるため、装置の小型化およ
び低コスト化をはかることができる。
【0055】請求項5に係る発明によれば、画像パター
ン加熱が行われる前に強誘電体層がキュリー点近くにま
で加熱されるため、画像パターン加熱手段による昇温温
度が少なく、画像パターン加熱手段を低出力のもので構
成することができるから、画像パターン加熱手段を小型
化および低コスト化することができる。
【0056】請求項6に係る発明によれば、強誘電体層
を加熱するのと同時またはその直後に画像パターン加熱
が行われるため、強誘電体層を加熱した熱量のロスを少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2に係る実施例を示す画像形成装置
の要部構成図
【図2】請求項1、2に係る他の実施例を示す画像形成
装置の要部構成図
【図3】請求項3に係る実施例を示す画像形成装置の要
部構成図
【図4】請求項4に係る実施例を示す画像形成装置の要
部構成図
【図5】請求項5に係る実施例を示す画像形成装置の要
部構成図
【図6】請求項6に係る実施例を示す画像形成装置の要
部構成図
【図7】図5、図6に示す画像形成装置の導電性ローラ
の構成を示す図
【図8】図6に示す画像形成装置において、潜像形成の
原理を示す図
【図9】従来の帯電装置を示す図
【図10】従来の帯電装置において、帯電装置の印加電
圧と感光体の帯電電位との関係を示す図
【図11】従来の、強誘電体層を有する記録体を用いた
画像形成装置の構成を示す図
【図12】強誘電体の特性を示す図
【図13】強誘電体の潜像形成の原理を示す図
【符号の説明】
1,29,36 記録体 1a,29a,36a 強誘電体層 1b,29b,36b 基体 2,31 導電性ローラ(分極手段) 3,37 半導体レーザ光(画像パターン加熱手段) 4 現像器 5 記録紙 6,16 中間転写体 7,17 転写装置 8,18 加熱手段 21 転写ローラ 22,27 付勢手段 26 分極/転写ローラ 31d 強誘電体加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/24 6830−2H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体上に強誘電体層を有する記録体と、 前記強誘電体層に電圧を印加して分極を行わせる分極手
    段と、 分極された強誘電体層を画像パターンに加熱して分極潜
    像を形成させる画像パターン加熱手段と、 前記分極潜像にトナーを付着させる現像器と、 粘着性を有する材料からなり、前記記録体に当接される
    ことにより、記録体上のトナーが転写される中間転写体
    と、 前記中間転写体に、用紙等の転写紙を圧接させて、該転
    写紙に前記中間転写体上のトナーを転写させる転写装置
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記中間転写体または前記転写装置の少なくともいずれか
    一方に加熱手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】基体上に強誘電体層を有する記録体と、 前記強誘電体層に電圧を印加して分極を行わせる分極手
    段と、 分極された強誘電体層を画像パターンに加熱して分極潜
    像を形成させる画像パターン加熱手段と、 前記分極潜像にトナーを付着させる現像器と、 前記記録体に当接され、前記記録体との間に用紙等の記
    録紙を通過させる転写ローラと、 前記転写ローラを、記録体上のトナーを用紙に定着させ
    る力で前記記録体側に付勢する付勢手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、前
    記分極手段と、前記転写ローラとを一体化し、分極/転
    写ローラを構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画
    像形成装置において、分極手段、または分極/転写ロー
    ラに、前記強誘電体層との接触部を、該強誘電体層のキ
    ュリー点以下でかつキュリー点に近い温度に加熱する強
    誘電体加熱手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の画像形成装置において、
    画像パターン加熱手段を、前記強誘電体層と前記分極手
    段または分極/転写ローラとの当接位置と同位置、また
    は、該当接位置の直後の位置で、かつ、記録体の基体側
    に配置したことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19525786A1 (de) * 1994-07-27 1996-02-08 Sharp Kk Verfahren und Einrichtung zur Bilderzeugung
US6512912B2 (en) * 2000-06-19 2003-01-28 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including transfer device outer displacive type ferroelectric layer
CN100447675C (zh) * 2003-08-27 2008-12-31 柯尼卡美能达商用科技株式会社 调色剂制造方法、调色剂以及使用该调色剂的图像形成方法

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