JPH0617539Y2 - ガスケット用積層板 - Google Patents

ガスケット用積層板

Info

Publication number
JPH0617539Y2
JPH0617539Y2 JP1988145684U JP14568488U JPH0617539Y2 JP H0617539 Y2 JPH0617539 Y2 JP H0617539Y2 JP 1988145684 U JP1988145684 U JP 1988145684U JP 14568488 U JP14568488 U JP 14568488U JP H0617539 Y2 JPH0617539 Y2 JP H0617539Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
metal plate
gasket
laminated
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988145684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0265541U (ja
Inventor
秀 荒木
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
Priority to JP1988145684U priority Critical patent/JPH0617539Y2/ja
Publication of JPH0265541U publication Critical patent/JPH0265541U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0617539Y2 publication Critical patent/JPH0617539Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1)考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、ガスケット用積層板に関し、特に金属板の表
面のうち突条の形成された表面に対して積層された弾性
体の外表面を平坦面とすることにより相手部材に対する
弾性体の接触面積を確保してなるガスケット用積層板に
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のガスケット用積層板としては、第3図お
よび第4図に示したガスケット用積層板10のごとく、一
表面に対して突条(すなわちビード)11Aが形成された
金属板11の両表面に対してそれぞれその断面形状にそっ
て弾性体12,13が積層されてなるものが提案されてい
た。
[解決すべき問題点] しかしながら従来のガスケット用積層板10では、弾性体
12,13がともに金属板11の断面形状に対応した断面形状
を有しており、金属板11の突条11Aの凸部11aに対応して
弾性体12の外表面12bの一部が凸部とされていたので、
ハウジング部材20A,20Bの間に配設された状態で塩水な
どに接触して使用される場合、(i)締付荷重を過大とし
ないかぎり、ハウジング部材20Aと弾性体12との接触部
から塩水などが浸入することが多く、金属板11の腐食を
進行せしめる欠点があり、併せて(ii)弾性体12,13が金
属板11から剥離される原因となる欠点があった。
そこで本考案は、これらの欠点を除去するために、金属
板の表面のうち突条の形成された表面に対して配設され
た弾性体の外表面を平坦面とすることにより相手部材に
対する弾性体の接触面積を確保してなるガスケット用積
層板を提供せんとするものである。
(2)考案の構成 [問題点の解決手段] 本考案により提供される問題点の解決手段は、 「金属板の突条の形成された一表面に対し第1の弾性体
が積層されており、かつ金属板の他表面に対して第2の
弾性体が積層されてなるガスケット用積層板において、
第1の弾性体の外表面を平坦面とすることにより、相手
部材に対する第1の弾性体の接触面積を確保してなるこ
とを特徴とするガスケット用積層板」 である。
[作用] 本考案にかかるガスケット用積層板は、金属板の突条の
形成された一表面に対し第1の弾性体が積層されてお
り、かつ金属板の他表面に対して第2の弾性体が積層さ
れてなるガスケット用積層板において、第1の弾性体の
外表面を平坦面とすることにより、相手部材に対する第
1の弾性体の接触面積を確保してなることを特徴とする
ので、(i)締付荷重を過大としなくとも相手部材と第1
の弾性体との接触部から塩水などが浸入することを十分
に防止する作用をなし、これにより(ii)金属板の腐食の
進行を十分に抑制する作用、ならびに(iii)第1,第2
の弾性体が金属板から剥離されることを十分に抑制する
作用をなす。
[実施例] 次に本考案にかかるガスケット用積層板について、その
好ましい実施例を挙げ具体的に説明する。しかしながら
以下に説明する実施例は、本考案の理解を容易化ないし
促進化するために記載されるものであって、本考案を限
定するために記載されるものではない。換言すれば、以
下に説明される実施例において開示される各部材は、本
考案の精神ならびに技術的範囲に属する全ての設計変更
ならびに均等物置換を含むものである。
第1図は、本考案にかかるガスケット用積層板の一実施
例を示す断面図である。
第2図は、第1図実施例の使用状態を示す断面図であ
る。
まず第1図を参照しつつ、本考案にかかるガスケット用
積層板の一実施例について、その構成を詳細に説明す
る。10 は、本考案にかかるガスケット用積層板であって、突
条(すなわちビード)11Aが形成された鋼製などの金属
板11と、金属板11の一面すなわち突条11Aの凸部11a側に
対して一表面(“内表面”ともいう)12aを接合するこ
とにより積層されたゴムなどの第1の弾性体12と、金属
板11の他面すなわち突条11Aの凹部11b側に対し一表面
(“内表面”ともいう)13aを接合することにより積層
されたゴムなどの第2の弾性体13とを備えている。
第1の弾性体12の他表面(すなわち金属板11に対して接
合されていない表面;“外表面”ともいう)12bは、金
属板11の一面に突条11Aが形成されているにもかかわら
ず、相手部材に対する接触面積を確保するために、平坦
面とされている。
第2の弾性体13の他表面(すなわち金属板11に対して接
合されていない表面;“外表面”ともいう)13bは、突
条11Aの凹部11bに対応する凹部13cを除き、平坦面とさ
れており、相手部材に対する接触面積を確保している。
更に第1図および第2図を参照しつつ、本考案にかかる
ガスケット用積層板の一実施例について、その作用を詳
細に説明する。
本考案にかかるガスケット用積層板10は、相手部材とし
てのハウジング部材20A,20Bの対向面間に挿入され、以
下のごとく作用する。
すなわち第1の弾性体12の外表面12bは、平坦面である
ので、ハウジング部材20Aの対向面に対して全体として
接触されている。また弾性体13の外表面13bは、凹部13c
を除き平坦面とされているので、ハウジング部材20Bの
対向面に対してほぼ全体として接触されている。
これにより本発明にかかるガスケット用積層板10によれ
ば、締付荷重を過大としなくとも第1,第2の弾性体1
2,13とハウジング部材20A,20Bとの接触部から塩水など
の液体が浸入することを防止でき、ひいては金属板11の
腐食の進行を抑制でき、また第1,第2の弾性体が金属
板11から剥離されることを抑制できる。
(3)考案の効果 上述より明らかなように、本考案にかかるガスケット用
積層板は、金属板の突条の形成された一表面に対し第1
の弾性体が積層されており、かつ金属板の他表面に対し
て第2の弾性体が積層されてなるガスケット用積層板に
おいて、 第1の弾性体の外表面を平坦面とすることにより、相手
部材に対する第1の弾性体の接触面積を確保し てなることを特徴とするので、 (i)締付荷重を過大としなくとも相手部材と第1の弾性
体との接触部から塩水などが浸入することを十分に防止
できる効果 を有し、これにより (ii)金属板の腐食の進行を十分に抑制できる効果 ならびに (iii)第1,第2の弾性体が金属板から剥離されること
を十分に抑制できる効果 を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案にかかるガスケット用積層板の一実施例
を示す斜視図、第2図は第1図実施例の使用状態を示す
断面図、第3図は従来例を示す断面図、第4図は第3図
従来例の使用状態を示す断面図である。10 ……ガスケット用積層板 11……金属板 11A……突条 11a……凸部 11b……凹部 12……弾性体 12a……内表面 12b……外表面 13……弾性体 13a……内表面 13b……外表面 13c……凹部 20A,20B……ハウジング部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板の突条の形成された一表面に対し第
    1の弾性体が積層されており、かつ金属板の他表面に対
    して第2の弾性体が積層されてなるガスケット用積層板
    において、第1の弾性体の外表面を平坦面とすると共
    に、第2の弾性体の外表面に前記金属板の突条に対応し
    た凹部を設けたことを特徴とするガスケット用積層板。
JP1988145684U 1988-11-08 1988-11-08 ガスケット用積層板 Expired - Lifetime JPH0617539Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988145684U JPH0617539Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 ガスケット用積層板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988145684U JPH0617539Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 ガスケット用積層板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0265541U JPH0265541U (ja) 1990-05-17
JPH0617539Y2 true JPH0617539Y2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=31414491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988145684U Expired - Lifetime JPH0617539Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 ガスケット用積層板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617539Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624582A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 三菱電機株式会社 多関節駆動機構の組立て精度調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0265541U (ja) 1990-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH067216Y2 (ja) シリンダヘッド用金属非金属複合形ガスケット
JPH0617539Y2 (ja) ガスケット用積層板
JPH085322Y2 (ja) シリンダーヘッド用金属積層形ガスケット
JPH0732358Y2 (ja) アルミニウム合金製構造部材
JPS6319615Y2 (ja)
JPS61166273U (ja)
JP2605613Y2 (ja) ガスケット
JPH0219660Y2 (ja)
JP2544778Y2 (ja) 木材の接合部
JPH0319611Y2 (ja)
JP2529274Y2 (ja) 外壁パネル間水密構造
JPH049271Y2 (ja)
JPH0338882Y2 (ja)
JPS631110Y2 (ja)
JPH0649684Y2 (ja) サイディング目地シール用底目地材
JPH0632630Y2 (ja) 時計の防水構造
JPS6174970U (ja)
JPH02248643A (ja) シリンダヘッドカバー用シール部材
JPH0113102Y2 (ja)
JPH0452317Y2 (ja)
JPS61189506U (ja)
JPS6227262U (ja)
JP2544521Y2 (ja) 窓部材の取付構造
JPH03112166U (ja)
JPS6097348U (ja) リング付きガスケツト