JPH0617539B2 - 排ガスエコノマイザ−用鋼 - Google Patents
排ガスエコノマイザ−用鋼Info
- Publication number
- JPH0617539B2 JPH0617539B2 JP60120610A JP12061085A JPH0617539B2 JP H0617539 B2 JPH0617539 B2 JP H0617539B2 JP 60120610 A JP60120610 A JP 60120610A JP 12061085 A JP12061085 A JP 12061085A JP H0617539 B2 JPH0617539 B2 JP H0617539B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- exhaust gas
- less
- gas economizer
- welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B37/00—Component parts or details of steam boilers
- F22B37/02—Component parts or details of steam boilers applicable to more than one kind or type of steam boiler
- F22B37/04—Component parts or details of steam boilers applicable to more than one kind or type of steam boiler and characterised by material, e.g. use of special steel alloy
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特にデイーゼルエンジンの排気ガスを利用する
排ガスエコノマイザー用に好適な鋼に関する。
排ガスエコノマイザー用に好適な鋼に関する。
デイーゼルエンジンの排気ガス中には、燃料中の硫黄が
酸化された亜硫酸ガス(SO2)が含まれている。このSO2
ガスは高温では排ガスに暴露された鋼材をほとんどアタ
ツクしないが、まわりから熱を奪われて温度が低下する
とSO2の一部(通常数パーセントと言われている)はSO3
に転換し、このSO3はまわりの水蒸気H2Oと結合して硫酸
となる。この硫酸の濃度は露点においては100%近く
でありその腐食性はそれ程激しくないが温度の低下とと
もに硫酸濃度は低下する。硫酸の濃度が60〜70%近
くになるとその腐食性は極めて大きく通常の工業用金属
材料では鉛を除いて耐えるものはなかつた。
酸化された亜硫酸ガス(SO2)が含まれている。このSO2
ガスは高温では排ガスに暴露された鋼材をほとんどアタ
ツクしないが、まわりから熱を奪われて温度が低下する
とSO2の一部(通常数パーセントと言われている)はSO3
に転換し、このSO3はまわりの水蒸気H2Oと結合して硫酸
となる。この硫酸の濃度は露点においては100%近く
でありその腐食性はそれ程激しくないが温度の低下とと
もに硫酸濃度は低下する。硫酸の濃度が60〜70%近
くになるとその腐食性は極めて大きく通常の工業用金属
材料では鉛を除いて耐えるものはなかつた。
鉛の持つ欠点はつぎのとおりである。
(1) 軟いためにコーテイング材としてしか使用できな
い。
い。
(2) 排ガス中の燃料残渣が付着するのを防止するため
の適当な方法がない。(鋼球のスーツブローワーでは鉛
が損傷する。) (3) コーテイング材の欠陥部の補修方法がむずかし
い。
の適当な方法がない。(鋼球のスーツブローワーでは鉛
が損傷する。) (3) コーテイング材の欠陥部の補修方法がむずかし
い。
(4) コーテイング欠陥部に集中的に腐食が発生する。
他方、鉛以外にテフロンなどの有機系材料、ガラスある
いはセラミツクスなどの無機系材料は硫酸に耐えるがこ
のような材料を排ガスエコノマイザーに用いる場合次の
ような欠陥があつた。
いはセラミツクスなどの無機系材料は硫酸に耐えるがこ
のような材料を排ガスエコノマイザーに用いる場合次の
ような欠陥があつた。
(1) 熱伝導率が低いために熱交換器に用いるためには
表面積を大きくする必要がある。
表面積を大きくする必要がある。
(2) 機械的性質がすぐれていないため、(ガラス、セ
ラミツクスは脆く、テフロンは強度が低い)スーツブロ
ーに耐えられない。
ラミツクスは脆く、テフロンは強度が低い)スーツブロ
ーに耐えられない。
(3) 溶接ができないので炭素鋼との結合がむずかし
い。
い。
このような事情により排ガスエコノマイザーには表−1
に示す耐硫酸鋼と知られている鋼が用いられて来た。
に示す耐硫酸鋼と知られている鋼が用いられて来た。
表−1に示した耐硫酸鋼は主として燃料中の硫酸分が高
い重油の排ガスを用いたエアヒータおよびその煙道用に
用いられて来たが排ガスエコノマイザーに用いた場合つ
ぎのような欠点があつた。
い重油の排ガスを用いたエアヒータおよびその煙道用に
用いられて来たが排ガスエコノマイザーに用いた場合つ
ぎのような欠点があつた。
排ガスエコノマイザーでは燃焼残渣の付着による熱効率
の低減を防止するため鋼球によるスーツブロワーが用い
られるがこれらの耐硫酸鋼の表面に形成される被膜がこ
のスーツブロワーにより常に除去されるために充分な耐
食性を示さず非常に短期に貫通事故が生じることがあつ
た。
の低減を防止するため鋼球によるスーツブロワーが用い
られるがこれらの耐硫酸鋼の表面に形成される被膜がこ
のスーツブロワーにより常に除去されるために充分な耐
食性を示さず非常に短期に貫通事故が生じることがあつ
た。
本発明は、従来法における材料のような欠点のない材
料、すなわち、 (i) 鋼球散布のようなスーツブロワーが用いられる場
合でもデイーゼルエンジンの排気ガス環境中での耐食性
がすぐれている。
料、すなわち、 (i) 鋼球散布のようなスーツブロワーが用いられる場
合でもデイーゼルエンジンの排気ガス環境中での耐食性
がすぐれている。
(ii) 溶接が容易で肉盛も可能である。
(iii) 電食を起しにくい。
(iv) 機械的性質がすぐれている。
(v) 熱伝導率が普通鋼と大差ない。
排ガスエコノマイザー用材料として好適な鋼を提供しよ
うとするものである。
うとするものである。
本発明は重量パーセントで炭素0.03%以上0.25
%以下、硅素1.0%以下、マンガン2.0%以下、クロム0.
3%以上2.5%以下、銅1.0%以下、ニツケル1.0%以下、
モリブデン1.5%以下を含み残部が不純物および鉄から
なることを特徴とする排ガスエコノマイザー用鋼であ
る。
%以下、硅素1.0%以下、マンガン2.0%以下、クロム0.
3%以上2.5%以下、銅1.0%以下、ニツケル1.0%以下、
モリブデン1.5%以下を含み残部が不純物および鉄から
なることを特徴とする排ガスエコノマイザー用鋼であ
る。
本発明鋼は、排ガスエコノマイザー用材料としてだけで
なく、燃料中に硫黄を含む各種ボイラーの排ガスが露点
に関する部分の各種熱交換器、煙道の材料として、また
重油焚きボイラー、原油焚きボイラー、石炭焚きボイラ
ー、ゴミ焼却炉、ガス−ガスヒーター、各種ヒートポン
プなどの熱交換器、煙道、デイーゼル機関などの低温
部、各種エアヒータ、回収ボイラーのエアヒータなどの
材料として有利に適用することができる。
なく、燃料中に硫黄を含む各種ボイラーの排ガスが露点
に関する部分の各種熱交換器、煙道の材料として、また
重油焚きボイラー、原油焚きボイラー、石炭焚きボイラ
ー、ゴミ焼却炉、ガス−ガスヒーター、各種ヒートポン
プなどの熱交換器、煙道、デイーゼル機関などの低温
部、各種エアヒータ、回収ボイラーのエアヒータなどの
材料として有利に適用することができる。
以下、本発明鋼の成分限定理由について詳述する。
(1) 炭素;0.03%以上0.25%以下 炭素含有量が0.25%を越えると溶接が困難になり排
ガスエコノマイザーに使用できない。炭素が0.03%
未満になつても本鋼の諸性質は極端に悪くならないがコ
ストが上昇するので0.03%以上とした。
ガスエコノマイザーに使用できない。炭素が0.03%
未満になつても本鋼の諸性質は極端に悪くならないがコ
ストが上昇するので0.03%以上とした。
(2) 硅素;1.0%以下 硅素は本鋼を溶解する際に必要な元素であるが、1.0%
を越えて添加すると溶接性が悪くなり排ガスエコノマイ
ザーに使用できない。また溶接性を確保するためにも必
要な元素である。
を越えて添加すると溶接性が悪くなり排ガスエコノマイ
ザーに使用できない。また溶接性を確保するためにも必
要な元素である。
(3) マンガン;2.0%以下 マンガンは本鋼の溶解および溶接の際に脱酸剤として必
要な元素であるが2.0%を越えて添加すると強度が上昇
しすぎて溶接性が悪くなり排ガスエコノマイザーに使用
できない。
要な元素であるが2.0%を越えて添加すると強度が上昇
しすぎて溶接性が悪くなり排ガスエコノマイザーに使用
できない。
(4) クロム;0.3%以上2.5%以下 本鋼において最も重要な元素であり、又本鋼においては
クロム、鋼、ニツケルおよびモリブデンは複合添加され
たときに最もすぐれた耐食性を示す。
クロム、鋼、ニツケルおよびモリブデンは複合添加され
たときに最もすぐれた耐食性を示す。
クロム含有量が0.3%未満では排ガスエコノマイザーに
必要な耐食性が確保されないクロムが2.5%を越えて添
加されると溶接性が悪くなり、又強度およびコストが上
昇しすぎて排ガスエコノマイザーに適しない。クロムは
燃焼残渣の付着による熱効率の低下を防止するための鋼
球散布によるスーツブロワーが用いられる場合是非必要
な元素である。
必要な耐食性が確保されないクロムが2.5%を越えて添
加されると溶接性が悪くなり、又強度およびコストが上
昇しすぎて排ガスエコノマイザーに適しない。クロムは
燃焼残渣の付着による熱効率の低下を防止するための鋼
球散布によるスーツブロワーが用いられる場合是非必要
な元素である。
(5) 銅;1.0%以下 銅はクロム、ニツケル、モリブデンと複合添加されたと
きに耐食性が上昇するが、1.0%を越えて添加されると
溶接性が極端に悪くなる。また銅を多量に添加すると電
食が生じたり、銅の析出に伴なう耐食性の劣化が生じ好
ましくない。
きに耐食性が上昇するが、1.0%を越えて添加されると
溶接性が極端に悪くなる。また銅を多量に添加すると電
食が生じたり、銅の析出に伴なう耐食性の劣化が生じ好
ましくない。
(6) ニツケル;1%以下 ニツケルはクロム、銅、モリブデンと複合添加されたと
きに排ガスエコノマイザーの使用環境ですぐれた耐食性
を示す。ニツケルは銅よりは溶接性に対する害は多くな
いが1.0%を越えて添加すると硬化する。また環境中の
水素脆化に対して敏感になるため上限を1.0%とした。
きに排ガスエコノマイザーの使用環境ですぐれた耐食性
を示す。ニツケルは銅よりは溶接性に対する害は多くな
いが1.0%を越えて添加すると硬化する。また環境中の
水素脆化に対して敏感になるため上限を1.0%とした。
(7) モリブデン;1.5%以下 モリブデンは本鋼においてクロムと同様に重要な元素で
ある。とくに燃焼残渣の付着による熱効率の低下を防止
するための鋼球散布によるスーツブロワーが用いられる
際には是非必要な元素である。好ましくは0.25%以
上添加した方が良い。
ある。とくに燃焼残渣の付着による熱効率の低下を防止
するための鋼球散布によるスーツブロワーが用いられる
際には是非必要な元素である。好ましくは0.25%以
上添加した方が良い。
1.5%を越えて添加するとコスト上昇・強度上昇にむす
びつくので上限を1.5%とした。
びつくので上限を1.5%とした。
〔実施例1〕 表−2に示す鋼を用いて実際の排ガスエコノマイザーの
伝熱管の一部に用いてその損傷状況を調べた。
伝熱管の一部に用いてその損傷状況を調べた。
エコノマイザーに用いた伝熱管を第1図に示す。第1図
の(B)は(A)のA−A矢視断面図である。
の(B)は(A)のA−A矢視断面図である。
第1図において伝熱管1の外側はデイーゼルエンジンの
排ガス(温度約180℃)が流れている。排ガスの露点
を計測したところ140℃であつた。
排ガス(温度約180℃)が流れている。排ガスの露点
を計測したところ140℃であつた。
伝熱管1の内側には約95℃の温度の水が流れている。
伝熱管1には図に示したように、フイン2が溶接3によ
つて結合されている。
伝熱管1には図に示したように、フイン2が溶接3によ
つて結合されている。
本実施例においては、伝熱管1の材料として、表−2に
符号M−1,M−2およびA、フイン材料として表−2
の符号Cの材料を選んで約2年間実機試験を行なつた。
溶接材料としては表−1の符号Dの材料を選んで手動溶
接して実機試験に供した。
符号M−1,M−2およびA、フイン材料として表−2
の符号Cの材料を選んで約2年間実機試験を行なつた。
溶接材料としては表−1の符号Dの材料を選んで手動溶
接して実機試験に供した。
約2年間の実機試験を行なつたがこの試験には実際に用
いられる以外の特別の操作は何もせず、通常と同じよう
に、鋼球散布によつて、スーツブローを行ない、熱効率
の低下を防止した。
いられる以外の特別の操作は何もせず、通常と同じよう
に、鋼球散布によつて、スーツブローを行ない、熱効率
の低下を防止した。
2年間の実機試験の後鋼管の減耗量を調査した結果はつ
ぎのとおりであつた。
ぎのとおりであつた。
一方フイン2の減耗量は最大1.47mm(片側0.73
5mm/2年)であつた。また溶接部3の減耗量は2〜3
mm/2年であり、溶接部のみが極端に損傷している傾向
が認められた。これは溶接面の凹凸が激しいために鋼球
散布によるスーツブローによつて常に新生面が腐食雰囲
気に暴露されて腐食が増加したと考えられた。
5mm/2年)であつた。また溶接部3の減耗量は2〜3
mm/2年であり、溶接部のみが極端に損傷している傾向
が認められた。これは溶接面の凹凸が激しいために鋼球
散布によるスーツブローによつて常に新生面が腐食雰囲
気に暴露されて腐食が増加したと考えられた。
尚伝熱管表面に付着したスケールをX線回折したところ
主成分としてFeSO4・nH2Oが認められた。
主成分としてFeSO4・nH2Oが認められた。
〔実施例2〕 表−3に示す鋼の溶接棒を用いて第2図に示す試験片を
製作した。
製作した。
第2図において、伝熱管11および伝熱管12を溶接部
13で結合した。
13で結合した。
伝熱管11および12には表−2におけるA鋼を用い
た。溶接棒としては表−4に示した各種のものを用い
た。
た。溶接棒としては表−4に示した各種のものを用い
た。
これらの溶接はM−5のみがTIG溶接であり、他のも
のは被覆溶接であつた。溶接は極めて容易に行なわれ割
れなどの有害な溶接上の欠陥は発生しなかつた。
のは被覆溶接であつた。溶接は極めて容易に行なわれ割
れなどの有害な溶接上の欠陥は発生しなかつた。
約2年間これらの試験片を実機にとりつけて損傷状況を
調べた。実機においては、6時間ごとに鋼球散布による
スーツブローが行なわれた。温度条件は実施例と同一で
あつた。また比較のために、溶接棒として、表−1の符
号BおよびDの溶接棒および普通鋼溶接棒も試験した。
調べた。実機においては、6時間ごとに鋼球散布による
スーツブローが行なわれた。温度条件は実施例と同一で
あつた。また比較のために、溶接棒として、表−1の符
号BおよびDの溶接棒および普通鋼溶接棒も試験した。
試験後の突合せ溶接部の直径減少量は2年間で表−5の
とおりであつた。
とおりであつた。
表−5から明らかなように、本発明鋼の2年間の腐食量
は0.025mm〜0.2125mmであり極めてすぐれた
耐食性を示した。これに対して従来耐硫酸鋼であるB鋼
およびD鋼は非常に大きな値を示した。耐硫酸鋼である
D鋼が普通鋼より大きな腐食量を示した理由は分らない
が、D鋼には鋼は含有されているが、クロム、ニツケル
およびモリブデンは含有されていないことも注目され
る。またM−3〜M−8溶接部近傍の伝熱管11および
12には電食の発生は全く認められなかつた。また溶接
金属にも局部腐食もなかつた。
は0.025mm〜0.2125mmであり極めてすぐれた
耐食性を示した。これに対して従来耐硫酸鋼であるB鋼
およびD鋼は非常に大きな値を示した。耐硫酸鋼である
D鋼が普通鋼より大きな腐食量を示した理由は分らない
が、D鋼には鋼は含有されているが、クロム、ニツケル
およびモリブデンは含有されていないことも注目され
る。またM−3〜M−8溶接部近傍の伝熱管11および
12には電食の発生は全く認められなかつた。また溶接
金属にも局部腐食もなかつた。
この実施例から明らかなように本発明鋼は鋼球散布のよ
うなきびしいスーツブロワーが実施される腐食環境でも
非常にすぐれた耐食性を示し、これまでにみられなかつ
た特徴を示している。これはクロム、モリブデン、銅、
ニツケルの複合添加によるものである。
うなきびしいスーツブロワーが実施される腐食環境でも
非常にすぐれた耐食性を示し、これまでにみられなかつ
た特徴を示している。これはクロム、モリブデン、銅、
ニツケルの複合添加によるものである。
本発明の実施例で示したように本発明はつぎの効果を示
す。
す。
(1) 鋼球散布のような保護皮膜の形成が非常にむずか
しいスーツブロワー条件においても本発明鋼は実機の排
ガスエコノマイザー使用環境ですぐれた耐食性を示す。
しいスーツブロワー条件においても本発明鋼は実機の排
ガスエコノマイザー使用環境ですぐれた耐食性を示す。
(2) 本発明鋼を溶接棒として用いた場合も割れなど溶
接に有害な欠陥も発生せず容易に溶接できた。
接に有害な欠陥も発生せず容易に溶接できた。
(3) 含有される元素およびその含有量から機械的性質
および熱伝導率は普通鋼と大差ないかあるいはより一層
すぐれている。
および熱伝導率は普通鋼と大差ないかあるいはより一層
すぐれている。
(4) 本発明鋼を溶接棒として用いた場合伝熱管には電
食は全く認められず、又溶接部が極端に異常腐食する現
象もない。
食は全く認められず、又溶接部が極端に異常腐食する現
象もない。
第1図、第2図は本発明の実施例1,2において使用し
た試験片の構成を示す図である。
た試験片の構成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 賢士 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 渡辺 隼人 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特公 昭41−7923(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】重量パーセントで炭素0.03%以上0.
25%以下、硅素1.0%以下、マンガン2.0%以下、クロ
ム0.3%以上2.5%以下、銅1.0%以下、ニツケル1.0%以
下、モリブデン1.5%以下を含み残部が不純物および鉄
からなることを特徴とする排ガスエコノマイザー用鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120610A JPH0617539B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 排ガスエコノマイザ−用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120610A JPH0617539B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 排ガスエコノマイザ−用鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61279658A JPS61279658A (ja) | 1986-12-10 |
JPH0617539B2 true JPH0617539B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=14790503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60120610A Expired - Lifetime JPH0617539B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 排ガスエコノマイザ−用鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617539B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09279293A (ja) * | 1996-04-15 | 1997-10-28 | Nkk Corp | 耐排ガス腐食性に優れた鋼 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04222301A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-12 | Toshiba Corp | 排熱回収ボイラの起動方法 |
JP3745567B2 (ja) * | 1998-12-14 | 2006-02-15 | 新日本製鐵株式会社 | 電縫溶接性に優れたボイラ用鋼およびそれを用いた電縫ボイラ鋼管 |
JP2012092382A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Nisshin Steel Co Ltd | 耐硫酸露点腐食鋼および排ガス流路構成部材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575848A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-12 | Kawasaki Steel Corp | Low-alloyed steel having sweet corrosion resistance |
-
1985
- 1985-06-05 JP JP60120610A patent/JPH0617539B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09279293A (ja) * | 1996-04-15 | 1997-10-28 | Nkk Corp | 耐排ガス腐食性に優れた鋼 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61279658A (ja) | 1986-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3584636B2 (ja) | 熱間加工性に優れた耐硫酸・塩酸露点腐食鋼 | |
JP3892782B2 (ja) | 耐塩酸性および耐硫酸性に優れた低合金鋼のガスシールドアーク溶接用ワイヤおよびそれを用いたガスシールドアーク溶接方法 | |
JP2008126279A (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JPH0617539B2 (ja) | 排ガスエコノマイザ−用鋼 | |
JP4948834B2 (ja) | 耐食被覆用合金及びこれを被覆した部材 | |
JP4874064B2 (ja) | 非消耗電極式溶接用メタルコアードワイヤ | |
JP3293022B2 (ja) | ガス切断性に優れた天然ガス焚き煙突・煙道用溶接構造用鋼 | |
JP4644316B2 (ja) | 天然ガス焚きまたは液化石油ガス焚きプラント煙突・煙道用耐食鋼 | |
USAMI et al. | New S-TENTM1: An Innovative Acid-Resistant Low-Alloy Steel | |
JP3747729B2 (ja) | Ni基合金被覆アーク溶接棒 | |
JP3296111B2 (ja) | 耐排ガス腐食性に優れた鋼 | |
JP3892781B2 (ja) | 耐塩酸性および耐硫酸性に優れた低合金鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
KR100207864B1 (ko) | 내점식성 및 녹부착성이 우수한 굴뚝 또는 가스 덕트용 강 | |
JPH09279293A (ja) | 耐排ガス腐食性に優れた鋼 | |
JP7007253B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP3923163B2 (ja) | 廃棄物焼却炉 | |
JPH11106872A (ja) | 熱間加工性に優れた耐硫酸露点腐食用ステンレス鋼 | |
Andijani et al. | Sulfur and vanadium induced hot corrosion of boiler tubes | |
JP2006046757A (ja) | 耐食性を有するフィン付き伝熱管及び排ガス加熱装置 | |
JP3300747B2 (ja) | ごみ焼却装置用耐食耐熱Ni基合金 | |
JP7502594B2 (ja) | 鋼材 | |
JPH11293411A (ja) | ごみ焼却設備の空気加熱器およびその鋼材 | |
Kazuhiro | Progress in This Decade and Future Prospects of Welding Technologies on Steel Plates and Pipes | |
JP2017061748A (ja) | チューブ用フェライト系ステンレス鋼 | |
JPH11158584A (ja) | 耐硫酸腐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 |