JPH06175179A - 光学部品及びそれを具えるオプトエレクトロニク素子 - Google Patents

光学部品及びそれを具えるオプトエレクトロニク素子

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JPH06175179A
JPH06175179A JP5200690A JP20069093A JPH06175179A JP H06175179 A JPH06175179 A JP H06175179A JP 5200690 A JP5200690 A JP 5200690A JP 20069093 A JP20069093 A JP 20069093A JP H06175179 A JPH06175179 A JP H06175179A
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JP
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layer
optical component
waveguide
frequency
refractive index
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JP5200690A
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English (en)
Inventor
Gerardus L J A Rikken
ラディスラウス ヨハネス アンドレアス リッケン ヘラルダス
Antonius H J Venhuizen
ヘンリカス ヨハネス フェンフイゼン アントニウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/35Non-linear optics
    • G02F1/37Non-linear optics for second-harmonic generation
    • G02F1/377Non-linear optics for second-harmonic generation in an optical waveguide structure

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相整合がモード分散により行われ、且つ周
波数増大が高効率に行われる光学部品を提供する。 【構成】 光学部品(7)は電磁放射の周波数を増大
し、これは支持基板(9)上に設けられる非線形光導波
路(11)を具えている。基本波及び周波数増大波のフ
ィールド分布を、非線形光導波路(11)の少なくとも
片側に高屈折率のサテライト層(15)を設けることに
よりオーバラップさせて、周波数増大効率を高めること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁放射の基本波の周
波数を増大させるための光学部品であって、基板と、こ
の基板の屈折率よりも高い屈折率を有する非線形光導波
路とを具え、基本波と高調波の相対的に異なるモード間
にて位相整合が生ずる光学部品に関するものである。
【0002】本発明は上述したような光学部品を具えて
いる電磁放射の周波数を増大させるオプトエレクトロニ
ク素子にも関するものである。ここに云う周波数増大と
は、周波数を2倍にすること並びに2にほぼ等しいファ
クタだけ周波数を高めることを意味するものとする。周
波数を2倍にすることは、レーザプリンタ及びスキャナ
の如き装置及び光学記録担体の書込み及び/又は読取用
の光学装置に極めて有利に用いられる。その理由は周波
数を2倍とすれば、光学記録担体における情報密度を高
めることができるからである。2にほぼ等しいファクタ
だけ周波数を高めることは、2つの放射源からの放射を
合成することにより達成することができ、増大周波数は
2つの放射源により放出される放射の周波数の和に等し
くなる。
【0003】
【従来の技術】非線形光学材料製の導波路にて電磁放射
の周波数を2倍にする場合、この非線形光学材料中に発
生する基本波及び第2高調波は異なる速度で伝搬する。
このような伝搬速度の相違は、基本波の一部が高調波に
変換された後に起こるだけである。従って、光学部品に
沿う様々な位置にて発生する各高調波の位相が相違する
ため、こうした高調波どうし間にて破壊的な干渉が起こ
りがちとなり、この結果周波数増大した放射が消滅して
しまう。
【0004】従って、第2高調波を有効に発生させるに
は、基本波の位相と第2高調波の位相とを整合させる必
要がある。このことは、基本波及び第2高調波に対する
非線形光学材料の実効屈折率を等しくしなければならな
いことを意味している。換言するに、基本波と第2高調
波に対する屈折率の差Δn、即ちΔn=nW eff −n 2W
effが0に等しくなるようにする必要がある。なお、こ
こにnW eff は基本波に対する実効屈折率であり、n2W
effは第2高調波に対する実効屈折率である。しかし、
このような位相整合は、屈折率が波長の関数として変化
する材料内での波長分散により生ずる位相ドリフトによ
り妨げられる。従って、第2高調波の強度が導波路の長
さ全体にわたり比較的低い値の付近にて振動する。
【0005】上述したような導波路については、J.App
l.Phys.58 (12) 1985年のG.I.Stegemen及びC.T.Sea
ton著による“Non linear integrated optics”に記載
されており、ここでは波長分散をモード分散(modal dis
persion)によりなくすことにより位相整合をおこなって
いる。
【0006】上述文献では導波路の層厚を適当に選定す
ることにより位相整合を達成して、β(2w)=2β
(w)となるようにしており、ここにβは伝搬定数であ
り、w及び2wは基本波及び第2高調波の周波数であ
る。非線形光学材料の層厚以外に、基本波及び高調波周
波数に対してはこの非線形光学材料の屈折率も重要であ
る。光波は異なる(m個の)モードから成り、これらの
モードは所定の屈折率特性に対してそれぞれ異なるフィ
ールド分布Fm を呈し、しかも実効屈折率neff,mも相
違し、この実効屈折率はモード次数が増えるにつれて低
下する。位相整合するには、基本波の選択モードに対す
る実効屈折率及び第2高調波の選択モードに対する実効
屈折率を等しくすべきである。導波路層の材料及び厚さ
を適当に選定すれば、第2高調波は基本波よりも高い次
数のモードで伝搬し(nW eff,i =n 2W eff,j, j>
i)、波長分散をモード分散により確実に相殺すること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した位相整合法の
欠点は第2高調波の発生効率が比較的低いという点にあ
る。この発生効率は基本波及び第2高調波のフィールド
分布が重なる度合いに比例し、これは所謂重なり(オー
バラップ)積分により求められる。モード分散による位
相整合の場合におけるように、基本波と第2高調波の選
択モードの次数が相違すると、重なり積分の値は一般に
小さくなり、第2高調波の発生効率は低くなる。さら
に、第2高調波の強度が層厚に大いに左右されるため、
斯様な位相整合をする場合に層の厚さに関して極めて厳
格な要求を課する必要があるため、周波数増大光学部品
の製造が複雑となり、しかも経費がかかる。
【0008】本発明の目的は位相整合をモード分散によ
り行ない、且つ周波数増大を、層厚に関する厳格な要求
を満足させる必要なく十分高い効率にて実現し得る周波
数増大光学部品及び斯様の光学部品を具えているオプト
エレクトロニク素子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は冒頭にて述べた
種類の光学部品において、前記光導波路の少なくとも片
側に、この光導波路の屈折率よりも高い屈折率を有する
サテライト層を設けたことを特徴とする光学部品にあ
る。
【0010】本発明は基本波及び周波数増大波のフィー
ルド分布を整合させることにより、基本波のモードと第
2高調波のモードとの間のオーバラップを増やすことが
でき、これらの間の位相整合がモード分散により起こ
り、しかもこの位相整合を屈折率の高い追加の層を堆積
することにより実現することができるという事実の認識
に基づいて成したものである。
【0011】本発明の好適例では、前記非線形光導波路
の反対側に第2サテライト層を設け、この第2サテライ
ト層の屈折率を光導波路の屈折率よりも高くする。この
ように導波路の構造を対称とすることにより、周波数増
大効率をサテライト層が1つしかない場合よりも高くす
ることができるという利点がある。特殊な非線形光学材
料、例えば有機ポリマを使用する場合には、非線形光学
材料層の上への第2サテライト層の堆積が実際上問題と
なる。その理由は、その堆積処理を高温にて行わなけれ
ばならないからである。こうした特殊なケースでは周波
数増大層の下側に1つだけサテライト層を設けるように
するのが好適である。このような非対称構造の例では、
基本波及び高調波のフィールド分布、従って重なり積分
が最大となるこうした波のモードも前述した対称構造の
例におけるものとは相違する。
【0012】光学部品はプレーナ形の導波路とし、この
導波路の放射伝搬方向に対して垂直の方向で、しかも様
々な層に対して平行な平面内における寸法は放射伝搬方
向における寸法よりも実質上短くしないようにすること
ができる。しかし、本発明による光学部品の好適例で
は、この光学部品を帯状の(チャネル)導波路として構
成する。
【0013】プレーナ形の導波路の代わりに帯状の導波
路を利用することにより、チャネル内に放射が閉じ込め
られるためにパワー密度を十分に高めることができると
いうことは既知である。従って第2高調波により発生す
る放射量が増大する。
【0014】本発明のさらに他の好適例では、非線形光
学材料をポリマとする。斯種のポリマ層についてはApp
l.Phys.Lett.Vol.58(5)、2月4日号の第435〜43
7頁における論文“Poled polymer for frequency doub
ling of diodelaser”に記載されている。しかし、この
文献では周波数を2倍にした放射をここで考慮している
ような位相整合により消滅しないようにするのではなく
て、所謂準位相整合により行なうのであって、これは周
波数増大層が非線形の周期的空間変調を呈するようにし
て達成されるのである。この周期性は電界の周期的変調
により達成することができ、これによりポリマは層の製
造中に成極される。
【0015】ポリマの利点は、それが比較的低い屈折率
を有すると共に薄層に堆積し得る材料であるという点に
ある。屈折率が比較的低いことによりサテライト層用の
材料の選択性を広げることができる。
【0016】本発明による光学部品の好適例では、サテ
ライト層をSi34 で構成する。Si34 を用いること
の利点は、光学部品の完成構体を標準のシリコン技法を
用いて製造し得ることにある。
【0017】本発明は、電磁放射の基本波の周波数を増
大させるオプトエレクトロニク素子であって、上に電磁
放射発生用のダイオードレーザが設けられる基板と、内
部にて周波数の増大が行われる光学部品とを具えている
オプトエレクトロニク素子において、前記光学部品を上
述したような部品とし、前記ダイオードレーザの活性層
及び基本波が伝搬する前記光学部品の層とが互いに延長
線上に位置し、前記ダイオードレーザの出射面と前記光
学部品の入射面とが互いに対向するように位置させたこ
とを特徴とするオプトエレクトロニク素子も提供する。
【0018】
【実施例】図1は電磁放射の周波数を高めるためのオプ
トエレクトロニク素子1を概略的に示したものである。
斯種の素子はレーザプリンタ、スキャナの如き様々な光
学装置や、光学記録担体からの読取及び/又は光学記録
担体への書込み用装置に用いることができる。放射源に
よって放出される一時放射の周波数を例えば2倍に高め
ることにより、これらの装置での放射スポットの大きさ
を例えば1/2に縮小することができるため、こうした
装置の解像度が例えば2倍に向上し、従ってこうした装
置により読取及び/又は書込むことのできる情報密度が
増大する。特に、レーザプリンタの如き「書出し」装置
又は光学記録担体用の書込み装置にとっては、周波数を
高めた放射のパワーが十分なものとなるようにすること
が重要であり、従って周波数変換を十分高い効率で行う
必要がある。ここに云う効率とは周波数を高めた放射の
パワーと一時放射のパワーとの商を意味するものとす
る。以下の説明では周波数を2倍にする例についてのみ
説明する。
【0019】オプトエレクトロニク素子1は支持体3の
上に電磁放射を発生する放射源5、例えばダイオードレ
ーザを設けて構成する。ダイオードレーザ5は電極6,
8を介して電流源10に接続する。電極6,8を経てダ
イオードレーザ5に電流を供給すると、基本波長λを有
する電磁放射が活性層12内に発生する。支持体3には
光学部品7も載せ、これによって放射源5が発生した放
射の周波数を2倍にする。このような部品7は支持材
9、所謂基板を具えており、この基板は例えばシリコン
製とし、且つその屈折率はn1 とする。この基板上に屈
折率がn2 の非線形光学材料製の導波路11を設ける。
導波路11内に内面反射により放射を閉じ込めるために
2 をn1 よりも高くする必要がある。導波路11の上
には屈折率がn3 のクラッディング層13を設けること
ができ、この層の屈折率n3 はn3<n2 とする。基板
をシリコン製とする場合には、実際上二酸化シリコン
(SiO2 )の層もその基板上に形成して、本来光を吸
収する基板材料を他の層から光学的に分離させる。しか
し、SiO2 層の厚さを十分な厚さとすれば、基板を専
らこの層で構成することができる。
【0020】ダイオードレーザ5及び光学部品7を支持
体3の上にて互いに整列させて、ダイオードレーザ5の
活性層12と光学部品7における基本波が伝搬する層と
を互いに延長線上に位置させるようにする。従って、素
子5と7を互いに接近させ、即ち数ミクロン程度の離間
距離で位置させると、ダイオードレーザ5から出る放射
が光学部品7内に有効に結合され、実質上その放射の周
波数が2倍に逓倍される。
【0021】既知のように、周波数を有効に2倍とする
ために満足さすべき諸要求の1つは、電磁放射の基本波
と、周波数2倍化層での周波数2倍波とが同相で伝搬し
得るようにすることである。基本波と周波数2倍波とが
同相で伝搬されないと、導波路に沿う様々な個所にて発
生される第2高調波どうしが破壊的に干渉するために、
周波数が2倍になる放射の発生が比較的低下することに
なる。導波路11の材質の実効屈折率は波動の周波数f
に反比例する波長λに依存するため、導波路11内では
波長分散が生ずる。このことは、波長λの基本波と波長
λ/2の第2高調波とが異なる速度で伝搬するため、2
つの波が周期的に逆相となることを意味している。
【0022】所望な位相整合を達成するために、導波路
11内にて生ずる所謂モード分散を利用することが既に
提案されている。導波路の構造に応じ、光導波路はその
内部にて様々な方法にて、即ち種々のモードに従って光
を伝搬することができる。図2aには導波路の層とその
周囲の状況を屈折率の特性により示してある。導波路の
層厚はこの場合2aである。図2b、図2c及び図2d
は波動、例えば基本波の0次、一次及び二次モードのフ
ィールド分布を示す。これらの各モードは異なるフィー
ルド分布Fm を呈し、しかも異なる実効屈折率neff,m
を受ける。波の伝搬モードの次数が高くなるにつれて、
この波の実効屈折率は小さくなる。位相整合を達成する
ために満足すべき条件は、基本波及び第2高調波に対す
る実効屈折率が等しく、即ちΔn=nW eff −n2W eff
=0となるようにすることである。従って、第2高調波
は基本波よりも高い次数モードで伝搬する。プレーナ形
の導波路構体の材質及び層厚を適当に選定することによ
り、斯かる位相整合に対する基本的要件を満足させるこ
とができる。
【0023】しかし、何等かの他の手段を講じないと、
斯かる導波路構体での周波数2倍化の効率が比較的低く
なり、実際上不適当である。これはその効率が、基本波
と第2高調波のフィールド分布がオーバラップする度合
いに比例するからである。このオーバラップの度合いS
ijは、文献“Nonlinear optical properties of orga
nic molecules and crystals”(D.S.Chemla 及びJ. Zys
s 著、Academic Press発行、1987年、第426〜4
27頁)に記載されているように、次のような所謂オー
バラップ(重なり)積分により表される。即ち、
【数1】 ここに、−aから+aまでの積分領域は導波路11の厚
さを表し、FW j は基本波のフィールド分布であり、F
2W j は第2高調波のフィールド分布である。しかし、こ
の重なり積分の値は、モード分散による位相整合に必要
とされるような種々のモードを有する波のフィールド分
布のオーバラップに対して比較的低い値である。
【0024】図3aは基本波の0次モードのフィールド
分布を示し、図3bは第2高調波の一次モードのフィー
ルド分布を示したものである。これらの図及び同様な後
に説明する図では、導波路11内の基板9からの距離を
横軸に沿ってプロットしてあり、この距離軸線に沿って
その上に屈折率の特性を示してあり、又垂直方向にはフ
ィールド分布の自乗を任意単位にてプロットしてある。
これらの図から明らかなように、重なり積分はこの場合
ちょうど0である。
【0025】本発明によれば、光学部品7の少なくとも
基板9と導波路11との間に薄くて高屈折率の層15、
所謂サテライト層を設け、この層を導波路11に直接接
触させる。図4はこのような光学部品の断面図を関連す
る屈折率特性と一緒に示したものである。サテライト層
15を設けたことより基本波及び第2高調波のフィール
ド分布が影響され、周波数の増大に必要とされるモード
のフィールド分布のオーバラップ、従って周波数の増大
効率が向上し、これと同時に位相整合が得られる。図5
a及び5bはサテライト層を設けた場合における基本波
の0次モードのフィールド分布と第2高調波の一次モー
ドのフィールド分布をそれぞれ示す。
【0026】図5a及び5bと図3a及び図3bとをそ
れぞれ比較すると明らかなように、フィールド分布FW
O の最大値はサテライト層の方へとシフトされ、フィー
ルド分布F2W 1 のローブの1つが減衰され、他方のロー
ブの最大値がサテライト層の方へとシフトされる。位相
整合が維持されるため、重なり積分の値が増大し、従っ
て周波数2倍化効率も向上する。
【0027】図6は非線形光導波路11とクラッディン
グ層13との間にもサテライト層17を設けた光学部品
の例を示す。第2サテライト層17を設けたことより、
特に第2高調波の各モードのフィールド分布が、サテラ
イト層を持たない光学部品での第2高調波のモードのフ
ィールド分布とは相違し、又図4に示した光学部品での
フィールド分布とも相違したものとなる。図6に示した
光学部品での基本波の0次モードのフィールド分布FW
o 及び第2高調波の二次モードのフィールド分布F2W 2
をそれぞれ図7a及び図7bて示してある。第2サテラ
イト層を設けるために、図4の場合とは逆に、フィール
ド分布FW o は導波路11の中心に対して対称となる。
フィールド分布F2W 2 の2つの負の部分は図2dと比較
するにかなり減衰し、このフィールド分布F2W 2 の最大
値は導波路11の中心に位置する。従って、フィールド
分布F2W 2 はFW o 内にほぼ完全に位置するため、周波
数2倍化の効率が比較的高くなり、原則として図4に示
した光学部品によるよりも高くなり、位相整合も維持さ
れる。
【0028】図4及び図6に示した光学部品の基板9と
サテライト層15との間には、2つのサテライト層を具
える例として図8に示すように、クラッディング層13
と同様で、しかも同じ機能をするクラッディング層16
を設けることができる。この図8の場合には光学部品全
体の構成が対称となる。なお、図8の例ではクラッディ
ング層13を省いて、その機能を例えば空気のような隣
接媒体に引き継がせることができる。サテライト層17
の厚さを図8における層17の厚さよりも多少厚くし、
75nmでなく、例えば100nmとすることにより、
フィールド分布FW O とF2W 2 とを適切にオーバラップ
させることもできる。
【0029】上述した各実施例における基板9と、その
隣の層、つまりクラッディング層か、サテライト層との
間には、本来放射を吸収する基板と他の層とを光学的に
分離させるためSiO2 層を設けることができる。
【0030】非線形光学材料を比較的薄い層にて堆積す
ることができ、しかもそれらの材料の屈折率が十分に低
ければ、それなりに適切なものとして既知の様々な非線
形光学材料を導波路11用に使用することができ、サテ
ライト層の屈折率はかなり高いものとすることができ
る。導波路11用の材料としては、文献“Appl.Phys.Le
tters ”(vol.58(5)1991年2月4日、第
435〜437頁)の論文“Poled polymers for frequ
ency doubling of diode lasers ”に記載されているよ
うな組成25/75MSMA/MMAのポールドポリマ
(poled polymer)が極めて好適である。このポリマの屈
折率は比較的低く、800nmの波長に対しては1.52で
あり、400nmの波長に対しては1.56であり、しかも
比較的薄い層として、例えば厚さが750nmの層とし
て堆積することができる。このようなポリマ又は同様な
ポリマを導波路用に用いる場合には、図4に示す例の構
成を用いるのが好適である。その理由は、このポリマ層
の上にサテライト層がないからである。サテライト層は
一般に高温で堆積するため、このような層をポリマ層の
上に設ける場合に、このポリマ層が悪影響を受けること
になる。
【0031】サテライト層として好適な材料には例え
ば、Si34 ,AlN,Nb2 5 およびTiO2 があ
る。こうした材料は通常の非線形光学材料と比較する
に、屈折率が十分に高く、1.8 程度であり、しかもエッ
チング処理がし易く、且つ比較的簡単な方法にて薄層形
態に堆積することができる。前述したサテライト層とし
ての材料の内でも、特にシリコン窒化物(Si34 )が
好適であり、これは集積回路の如きシリコン半導体構体
を製造する標準の技法により光学部品を作ることができ
るからである。
【0032】これまでの説明では光学部品として所謂プ
レーナ形の導波路を用いる例につき説明したが、本発明
は所謂チャネル(帯状の)導波路にも使用でき、この帯
状の導波路では放射が図4、図6および図8における垂
直方向である第1方向のみならず、この第1方向および
伝搬方向に対して垂直に延在する第2方向、所謂横方向
にても極めて狭い領域内に閉じ込められる。概して帯状
の導波路はプレーナ形の導波路に比べてエネルギー密度
が高くなるという利点がある。
【0033】前述した材料の1つで造ったサテライト層
を具えている帯状の導波路の場合には、こうした材料を
容易にエッチングし得ることを有利に利用する。この場
合、チャネルはサテライト層をエッチングすることによ
り得られる。
【0034】次いで、Si34 の表面の大部分をエッチ
ングにより所定の深さまで除去して、この層の上側面に
図9に示すように肩部20を形成することができる。こ
の図は放射の伝搬方向に対して垂直に切った帯状の導波
路の断面図である。基板9の小さな細条だけをエッチン
グにより除去して、基板の表面に図10に示すような狭
い条溝21を設けることもできる。
【0035】概して、帯状の導波路はサテライト層に肩
部を設けることにより及び/又はサテライト層の屈折率
よりも低い屈折率を有する層の1つに条溝を設けること
により実現することができる。図11は実行可能な実施
例の1つを示す。
【0036】図10から明らかなように、帯状の導波路
は先ず基板9に条溝21をエッチングにより形成し、そ
の後その上に屈折率の高い層15および非線形光学層1
1を設けることにより得られる。
【0037】未公開の欧州特許出願第9120260
6.9号に記載されている方法と同様に、帯状の導波路
は所謂シリコンの局部酸化技法(LOCOS)を利用す
ることにより得ることもできる。この場合には、実質上
酸素を透過しない材料製の細条をシリコン基板の上に設
け、このシリコン基板の上には予めシリコン酸化物の薄
層を形成しておくことができる。細条個所の酸化速度を
遅らせるシリコンの局所酸化処理により細条の下側のシ
リコン酸化物に条溝を形成する。図12に示すように、
条溝24を具えている基板上に屈折率の高い層15及び
非線形光学層11を設けることができる。
【0038】LOCOS法を用いることの利点は、シリ
コン酸化物層23における条溝24の壁部が極めてなめ
らかになるため、エッチング処理により得られる条溝の
場合よりも放射の損失が少ないという点にある。
【0039】細条を屈折率の高い材料、例えばSi34
で造る場合には、条溝の形成後にエッチングにより細条
を除去する必要がない。この場合には細条を屈折率が高
いサテライト細条として作用させることができる。前述
した欧州特許出願に記載されているような周波数増大用
光学部品の例に、本発明による屈折率の高い材料製の層
を設けることができる。
【0040】帯状の導波路は前記第2方向にても放射を
狭い領域内に閉じ込める構造をしているため、こうした
導波路にはプレーナ形の導波路に比べて追加の効果があ
る。肩部20又は条溝21の幅を非線形光導波路11の
厚さ程度、例えばW≒5μmとする場合には追加のモー
ド分散が生ずる。これはサテライト層15又は17の屈
折率を適合させることにより補償することができる。肩
部又は条溝が極めて狭く、例えばW≦5μmとする場合
には斯様な補正では不適切なことがある。このような場
合には、帯状の導波路内に導波路チャネルに隣接して屈
折率の高い材料製の細条を横方向に延在させることがで
きる。図13及び図14は図10及び図11に示した種
類の帯状導波路に斯様な細条25及び26を設けた例を
示す。
【0041】しかし、周波数を2倍にするのに必要とさ
れる位相整合は限られた波長範囲について成り立つだけ
であり、これは材料の屈折率が波長に依存することと、
モード分散とに起因している。周波数を2倍にする放射
の波長は非線形光学部品の容認帯域内の波長とすべきで
ある。なお、ここに云う容認帯域とは非線形光学部品に
より有効に周波数を高めることのできる公称周波数付近
の放射の波長帯域を意味するものとする。概して、この
容認帯域は比較的狭く、例えば0.25nm程度であるた
め、ダイオードレーザに関しては比較的厳格なる要件を
課する必要がある。
【0042】こうした要件の主たるものは次の通りであ
る。 1)ダイオードレーザが放出する放射の波長帯域は非線
形光学部品の容認帯域幅内の帯域とすべきである。この
要件はダイオードレーザの生産性を著しく低下させる。
さらに、容認帯域幅が狭いことによりパルス化ダイオー
ドレーザの使用が妨げられる。その理由は、斯種のダイ
オードレーザの代表的な放射帯域幅は5nmであるから
である。パルス化ダイオードレーザは高効率で、しかも
安定しているため連続駆動のダイオードよりも好適であ
る。 2)ダイオードレーザが放出する放射の波長は極めて安
定なものとして、この波長が常に非線形光学部品の容認
帯域幅内に留まるようにすべきである。このことはダイ
オードレーザの射出スペクトルが変化しないことを意味
する。
【0043】上記後者の要件を実際上満足させるのは困
難である。その理由は、ダイオードレーザ並びに非線形
光学媒体(部品)の特性は温度に大いに左右されるか
ら、ダイオードレーザ及び非線形光学部品は例えば0.5
℃までのような極めて正確な温度安定性を必要とするか
らである。
【0044】それにもかかわらず、ダイオードレーザの
射出スペクトルが変化し、ダイオードレーザが放出する
放射の波長が異なる場合には、非線形光学部品から出る
放射の周波数が実質上2倍又はそれ以上に増大しなくな
るため、光学部品は不作動となる。
【0045】非線形光学部品の容認帯域幅は、位相整合
が生ずる公称波長に対する屈折率の差Δn=nW eff
2W effが0に等しくなるときに、この値が、光学部品
に供給される放射の波長が変化しても維持され、従って
【数2】∂Δn/∂λ=0 (∂/∂λ)nW eff −(∂/∂λ)n2W eff=0 となるようにすることにより増大させることができる。
なお、ここにnW eff 及びn2W effは非線形光導波路及
びサテライト層の基本波及び第2高調波に対する屈折率
とそれらの厚さとの関数である。
【0046】上に立証したように、1つ又は2つのサテ
ライト層を堆積することにより、一方では基本波のフィ
ールド分布の最大値がシフトされ、他方では第2高調波
のフィールド分布の最大値が層によって異なるため、追
加の自由度が得られ、上記条件を満足させることができ
る。これは、例えば図5a明らかなように、サテライト
層を設けることにより基本波のフィールド分布の中心が
サテライト層15の付近となるからである。
【0047】基本波の公称波長付近の波長範囲内ではサ
テライト層の材料の比較的高い屈折率は波長には殆ど左
右されない。サテライト層の厚さは比較的薄いから、基
本波はこの層内には完全にフィットしないで、主として
この層以外の所を伝搬する。従って、基本波に対する実
効屈折率は、サテライト層を囲んでいる層内にて生ずる
波長の分散により専ら波長依存性を呈するのであって、
サテライト層内にて生ずる波長の分散により波長依存性
を呈するのではない。
【0048】サテライト層は厚みがあるので、このサテ
ライト層の外部に伝搬する基本波の部分は減少し、サテ
ライト層を囲んでいる層への基本波の波長依存度も減少
する。このようなことは、基本波に対する実行屈折率n
W eff が主としてサテライト層の厚さによって決定され
ることを意味している。
【0049】図5bから明らかなように、第2高調波の
中心は主として非線形光導波路11内に位置する。光導
波路11の厚さは比較的厚く、例えばその厚さはサテラ
イト層15の厚さの10倍とするため、第2高調波はこ
の光導波路の外部には殆ど伝搬しない。従って、光導波
路の厚さが変化しても第2高調波に対する実行屈折率に
は殆ど影響を及ぼさない。しかし、第2高調波の公称波
長付近の波長範囲に対しては、光導波路の材料の屈折率
が波長に大いに依存する。従って、第2高調波に対する
実効屈折率は主として非線形光学材料の屈折率により決
定される。
【0050】基本波及び第2高調波が伝搬する層の厚さ
及びこれら層の屈折率に、これらの基本波及び第2高調
波に対する実効屈折率が依存する度合いがそれぞれ異な
るため、サテライト層の厚さを適当に選定することによ
り、基本波に対する実効屈折率を波長∂/∂λ nW
eff の関数として変化させるようにし、同様に第2高調
波に対する実効屈折率を波長∂/∂λ n2W effの関数
として変化させることができる。従って、波長の変化が
Δnに及ぼす影響は、実質上基本波の公称波長付近の比
較的広い波長帯域内にて除去することができる。
【0051】斯様な本発明の一部を成す思想は実験によ
り確認された。例えば、図15は図4に示したような、
1つのサテライト層を具えている導波路構体に対する斯
様な実験結果を示し、これは850nmの基本波に対す
るもので、位相整合(Δn=0)が達成されたものであ
る。非線形光導波路11は組成が25/75MSMSA
/MMAのポリマで構成し、サテライト層はSi34
構成する。図15に示す3つの曲線a,b及びcは、縦
軸a′,b′及びc′に対する非線形光導波路11の必
要な厚さ(dNLO 、単位μm)、∂Δn/∂λ(単位n
-1)及び重なり積分Sijの値(単位μm-1/2)をそれ
ぞれサテライト層15の厚さ(dsat 、単位nm)の関
数として示したものである。図から明らかなように、サ
テライト層の厚さdsat が約107nmで∂Δn/∂λ
=0となり、重なり積分の値Sijは約0.2 μm-1/2とな
る。この場合、非線形光導波路に必要な厚さは約1.44μ
mである。
【0052】図16は第2高調波のパワーP2W(任意の
単位)を、同様なパラメータを有し、しかも横方向の長
さが10nmの光学部品に対し、約900nmの波長に
最適化した基本波の波長の関数として示したものであ
る。これから明らかなように、約900nmの波長に対
する光導波路の容認帯域幅は約130nmである。この
容認帯域幅は値P2WがP2Wの最大値の1/2、従ってF
WHMとなる水平軸上の2点間の距離である。実際上、
容認帯域幅は10nmで十分であるから、サテライト層
の厚さには適切な公差がある。
【0053】波長が臨界的なものとならない位相整合
は、非線形光導波路及びサテライト層に他の材料を用
い、しかもこれらの層の厚さを別の厚さとする場合にも
実現することができる。このことは2つのサテライト層
を具える周波数2倍化光学部品についても云え、この部
品の容認帯域幅を比較的広くすることもできる。
【0054】本発明は周波数を2倍にするものに限定さ
れるものでなく、本発明は周波数を2倍以上に増大させ
る光学部品にも使用することができる。又、導波路は波
長が異なる2つの光を受光し、2つの周波数の和に等し
い周波数の光を発生させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学部品を具えているオプトエレ
クトロニク素子を示す概略図である。
【図2】サテライト層を持たない対称プレーナ形の光学
部品における種々のモードのフィールド分布をそれぞれ
示す図である。
【図3】aはサテライト層を持たない光学部品に対する
基本波の0次モードのフィールド分布を示す図である。
bはサテライト層を持たない光学部品に対する第2高調
波の一次モードのフィールド分布を示す図である。
【図4】単一のサテライト層を具えるいる本発明による
光学部品の実施例の断面図を関連する屈折率特性と一緒
に示した図である。
【図5】1つのサテライト層を具えている光学部品に対
する基本波の0次モードのフィールド分布及び第2高調
波の二次モードのフィールド分布をそれぞれ示す図であ
る。
【図6】2つのサテライト層を具えている本発明による
光学部品の実施例の断面図を関連する屈折率特性と一緒
に示した図である。
【図7】図6に示した光学部品に対する基本波の0次モ
ード及び第2高調波の二次モードのフィールド分布をそ
れぞれ示す図である。
【図8】2つのサテライト層及び2つのクラッディング
層を具えている本発明による光学部品の例を示す断面図
である。
【図9】1つのサテライト層を具えている本発明による
光学部品を帯状の導波路として構成する例を示す断面図
である。
【図10】1つのサテライト層を具えている本発明によ
る光学部品を帯状の導波路として構成する他の例を示す
断面図である。
【図11】2つのサテライト層を具えている本発明によ
る光学部品を帯状の導波路として構成する例を示す断面
図である。
【図12】本発明による光学部品をシリコンの局部酸化
法(LOCOS)を利用して得られる帯状の導波路とし
て構成する例を示す断面図である。
【図13】本発明による光学部品を図10にならって帯
状の導波路として構成し、且つチャネルに隣接して横方
向に延在する高屈折率の細条を設けた例を示す断面図で
ある。
【図14】本発明による光学部品を図11にならって帯
状の導波路として構成し、且つチャネルに隣接して横方
向に延在する高屈折率の細条を設けた例を示す断面図で
ある。
【図15】∂Δn/∂λの依存度、重なり積分Sijの値
及びポリマ層dNLO の厚さを図4に示したような構成に
して850nmの個所の位相整合用サテライト層の関数
として示した特性図である。
【図16】第2高調波の任意単位のパワーP2Wを図4に
示した光学部品のパラメータと同様なパラメータを有す
る光学部品に対する基本波の波長λの関数として示した
特性図である。
【符号の説明】
1 オプトエレクトロニク素子 3 支持体 5 放射源 6,8 電極 7 光学部品 9 支持基板 10 電流源 11 非線形光導波路 12 活性層 13,16 クラッディング層 15,17 サテライト層(高屈折率層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントニウス ヘンリカス ヨハネス フ ェンフイゼン オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁放射の基本波の周波数を増大させる
    ための光学部品であって、基板と、この基板の屈折率よ
    りも高い屈折率を有する非線形光導波路とを具え、基本
    波と高調波の相対的に異なるモード間にて位相整合が生
    ずる光学部品において、前記光導波路の少なくとも片側
    に、この光導波路の屈折率よりも高い屈折率を有するサ
    テライト層を設けたことを特徴とする光学部品。
  2. 【請求項2】 前記非線形光導波路の反対側に第2サテ
    ライト層を設け、この第2サテライト層の屈折率を光導
    波路の屈折率よりも高くしたことを特徴とする請求項1
    に記載の光学部品。
  3. 【請求項3】 前記光学部品を帯状の導波路として構成
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学部
    品。
  4. 【請求項4】 前記非線形光導波路の材料をポリマとし
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光
    学部品。
  5. 【請求項5】 前記サテライト層をSi34 で構成した
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の
    光学部品。
  6. 【請求項6】 電磁放射の基本波の周波数を増大させる
    オプトエレクトロニク素子であって、上に電磁放射発生
    用のダイオードレーザが設けられる基板と、内部にて周
    波数の増大が行われる光学部品とを具えているオプトエ
    レクトロニク素子において、前記光学部品を請求項1〜
    5のいずれかに記載の光学部品とし、前記ダイオードレ
    ーザの活性層及び基本波が伝搬する前記光学部品の層と
    が互いに延長線上に位置し、前記ダイオードレーザの出
    射面と前記光学部品の入射面とが互いに対向するように
    位置させたことを特徴とするオプトエレクトロニク素
    子。
JP5200690A 1992-08-13 1993-08-12 光学部品及びそれを具えるオプトエレクトロニク素子 Pending JPH06175179A (ja)

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ATE173094T1 (de) 1998-11-15
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