JPH06174613A - 不純物捕集装置 - Google Patents

不純物捕集装置

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JPH06174613A
JPH06174613A JP4322143A JP32214392A JPH06174613A JP H06174613 A JPH06174613 A JP H06174613A JP 4322143 A JP4322143 A JP 4322143A JP 32214392 A JP32214392 A JP 32214392A JP H06174613 A JPH06174613 A JP H06174613A
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JP
Japan
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pipe
gas
measured
impurity
liquid
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Withdrawn
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JP4322143A
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English (en)
Inventor
Michiyuki Harada
宙幸 原田
Tsutomu Koinuma
努 鯉沼
Terufumi Iwata
照史 岩田
Michio Nitta
道夫 新田
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Mitsubishi Corp
Tokico Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Corp
Tokico Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/14Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不純物捕集器2、還流器9及びこれらの配管
系を簡単に洗浄できて、不純物の濃度測定を安定して行
なうことが可能な不純物捕集装置を提供する。 【構成】 三方電磁弁17により配管12Aと系内洗浄
用配管18とを接続した状態で、電磁弁7を開状態と
し、この状態で純水供給管6を通じて不純物捕集器2内
に洗浄液である純水を供給した場合に、不純物捕集器2
内の純水が、連結管8、還流器9、配管12A、三方電
磁弁17に至り、更に系内洗浄用配管18を経由してド
レンから排出される。すなわち、不純物捕集器2、9及
びこれらの配管系の洗浄は、三方電磁弁17を系内洗浄
用配管18側に切換え、かつ純水供給管6により不純物
捕集器2内に純水を供給することにより行えるものであ
るので、操作が簡単であって、作業者にかかる労力も少
なく抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不純物捕集装置に係
り、特に半導体クリーンルーム内の清浄空気や半導体ガ
スを正確にモニタリングすることができる不純物捕集装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の不純物捕集装置として本出願人
らは特願昭4−228967号に示すものを既に提供し
ている。この不純物捕集装置は、半導体クリーンルーム
内の清浄空気や半導体ガス等の被測定気体が搬送される
被測定気体吸入管と、内部に捕集液が貯留され、被測定
気体吸入管からの被測定気体が該捕集液内に導入され、
かつ被測定気体中の不純物を捕集液に捕集させる不純物
捕集器と、該不純物捕集器内の被測定気体を排出する被
測定気体排出管と、この被測定気体排出管の途中に設け
られて、不純物捕集器で気化された捕集液を液化して前
記不純物捕集器内に還流させる還流器と、前記還流器の
下流側に位置する被測定気体排出管に設けられて、被測
定気体を輸送するための真空ポンプ、ブロア等の輸送手
段と、前記不純物捕集器内の捕集液に捕集された不純物
を定量する分析手段とから構成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された不純物捕集装置では、長時間に亙って捕集
液への不純物の捕集を行なった場合には、不純物捕集器
内の捕集液の濃度が上昇し過ぎ、これによって不純物捕
集器、還流器及びこれらの配管系が不純物により汚染さ
れてしまい、不純物の濃度測定が安定して行えないとい
う問題が発生し、仮に洗浄を行う場合であっても手間が
かかり、作業者に多大な労力の負担を強いていた。
【0004】また、このような不純物捕集器、還流器及
びこれらの配管系の洗浄を行った場合には、その後、不
純物捕集器内に捕集液を供給し、かつ不純物捕集器内に
供給した捕集液の量を一定値とする必要があるが、この
とき捕集液が一定値となったか否かの判定は、流量計、
液面センサ等の検出手段を使用する必要があり、これに
より装置全体の構成が複雑となり、また、その制御内容
も複雑となるという問題があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、不純物捕集器、還流器及びこれらの配管
系を簡易に洗浄することができて、不純物の濃度測定を
安定した状態で行えるとともに、簡単な構成により、洗
浄後に不純物捕集器内の捕集液の量を確実に一定値とす
ることが可能であり、更に不純物の濃度測定を高い精度
と安全で確実に行うことが可能な不純物捕集装置の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明では、被測定気体が搬送される被測定気
体吸入管と、内部に捕集液が貯留され、被測定気体吸入
管からの被測定気体が該捕集液内に導入され、かつ被測
定気体中の不純物を捕集液に捕集させる不純物捕集器
と、該不純物捕集器内の被測定気体を排出する被測定気
体排出管と、この被測定気体排出管の途中に設けられ
て、不純物捕集器で気化された捕集液を液化して前記不
純物捕集器内に還流させる還流器と、前記還流器の下流
側に位置する被測定気体排出管に設けられて、被測定気
体を輸送するための第1輸送手段とを有し、前記被測定
気体吸入管を通じて不純物捕集器内に捕集された被測定
気体中の不純物の量を測定する不純物捕集装置であっ
て、前記不純物捕集器に純水を供給するための純水供給
手段を設け、前記還流器と輸送手段との間に位置する被
測定気体排出管に、第1流路切換弁を介してドレンに通
じる系内洗浄用配管を接続するようにしている。
【0007】第2の発明では、前記系内洗浄用配管に純
水を輸送するための第2輸送手段を設けるとともに、こ
の第2輸送手段の上流側に位置する系内洗浄用配管と、
前記不純物捕集器との間に、洗浄液排出用配管と捕集液
調整用配管とをそれぞれ設け、前記洗浄液排出用配管の
吸込口を不純物捕集器の底部に設け、前記捕集液調整用
配管の吸込口を不純物捕集器内の純水貯留液面の高さに
一致して設けるとともに、これら洗浄液排出用配管と捕
集液調整用配管とを第2流路切換弁にて合流した後、前
記系内洗浄用配管に接続するようにしている。
【0008】第3の発明では、第1の発明に示す被測定
気体吸入管に、切換弁を介して被測定気体が選択的に供
給される複数の供給管を設けるとともに、この供給管の
一つに不活性ガスが供給される不活性ガス供給管を設
け、更に、前記不純物捕集器の直前に位置する被測定気
体吸入管と、前記被測定気体排出管との間に切換弁を介
してバイパス管を設けるようにしている。
【0009】第4の発明では、第3の発明に示すバイパ
ス管の下流側に位置する被測定気体排出管の途中に、切
換弁を介して有毒ガス成分を除去する有毒物質除去手段
を設けるようにしている。
【0010】
【作用】第1の発明では、第1流路切換弁を系内洗浄用
配管側に切換え、かつ純水供給手段により不純物捕集器
内に純水を供給した場合に、この純水が、被測定気体排
出管、還流器、第1流路切換弁を順次経由した後、系内
洗浄用配管から排出され、これにより不純物捕集器、還
流器及びこれらの配管系が純水により洗浄され、洗浄後
において被測定気体中の不純物の濃度測定を安定した状
態で行なうことができる。また、このような不純物捕集
器、還流器及びこれらの配管系の洗浄は、第1流路切換
弁を系内洗浄用配管側に切換え、かつ純水供給手段によ
り不純物捕集器内に純水を供給することにより行えるも
のであるので、操作が簡単であり、作業者にかかる労力
も少なく抑えられる
【0011】第2の発明では、第2流路切換弁を洗浄液
排出用配管側に切り換えた場合に、第2輸送手段により
洗浄液排出用配管を通じて不純物捕集器内の純水が排出
される。このとき、洗浄液排出用配管はその吸込口が不
純物捕集器の底部に設けられていることから、不純物捕
集器内に貯留された洗浄用の純水を全て排出することが
できる。また、第2の発明では、不純物捕集器を洗浄し
た後、該不純物捕集器内に純水供給手段を通じて純水を
供給し、かつこの純水を捕集液として貯留した状態にお
いて、第2流路切換弁を捕集液調整用配管側に切り換え
た場合に、第2輸送手段により捕集液調整用配管を通じ
て不純物捕集器内の純水が排出される。このとき、捕集
液調整用配管はその吸込口が不純物捕集器内の純水貯留
液面の高さに一致して設けられていることから、再度、
純水供給手段を通じて、不純物捕集器内に貯留した洗浄
用の純水を一定量残して排出することができ、これによ
り洗浄後に不純物捕集器内に貯留した捕集液の量を確実
に一定値とすることができる。すなわち、この第2の発
明では、従来のように系内汚染の原因となる液面センサ
等の検出手段を必要とせず、かつ、構成及び制御内容を
複雑とせずに、不純物捕集器内に一定量の捕集液を貯留
することができる。
【0012】第3の発明によれば、被測定気体吸入管に
は、切換弁を介して被測定気体が選択的に供給される複
数の供給管が設けられるとともに、この供給管の一つに
は不活性ガスが供給される不活性ガス供給管が設けられ
ていることから、不活性ガス供給管から供給された不活
性ガスを、被測定気体吸入管、バイパス管、被測定気体
排出管を順次経由させることにより、被測定気体吸入管
の大部分が不活性ガスにより洗浄される。これにより供
給管を通じて、前回とは異なる種類の被測定気体が、被
測定気体吸入管に新たに供給された場合に、前回測定の
被測定気体が被測定気体吸入管内に残留し、更に該被測
定気体吸入管を通じて不純物捕集器内に入ることを防止
でき、これにより不純物捕集器内にて今回測定する被測
定気体の不純物のみを確実に捕集することができる。
【0013】第4の発明によれば、バイパス管の下流側
に位置する被測定気体排出管の途中には、切換弁を介し
て有毒ガス成分を除去する有毒物質除去手段が設けられ
ていることから、バイパス管及び被測定気体排出管を通
じて有毒ガスが供給された場合には、該有毒ガスを切換
弁を通じて有毒物質除去手段に案内することにより、該
有毒ガスを確実に捕集、除去できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1を参照して
説明する。図1において、符号1で示すものは半導体ク
リーンルーム(図示略)内の清浄空気や半導体ガスが被
測定気体として吸入される被測定気体吸入管であって、
不純物捕集器2の中に上部から下部へ向けて設置され、
かつその先端部1Aが、該不純物捕集器2の底部近傍に
設置されている。そして、被測定気体吸入管1の先端部
1Aが不純物捕集器2の底部近傍に配置されることによ
り、被測定気体吸入管1の先端部1Aが、不純物捕集器
2内に貯留される捕集液Aの液面下に配置され、これに
より該捕集液Aが、被測定気体吸入管1を通じて供給さ
れた被測定気体によりバブリングされ、該捕集液A中に
被測定気体中の不純物が溶け込むようになっている。
【0015】前記不純物捕集器2は、その内部に超純水
等の捕集液Aが貯留されるものであり、また、この不純
物捕集器2の底部には、電磁弁3を途中に有する配管4
が設けられている。この配管4の末端には不純物分析計
5が設けられており、この不純物分析計5により、該配
管4を通じて送られた、不純物捕集器2内の捕集液A中
に含まれる不純物の量が定量できるようになっている。
【0016】また、不純物捕集器2の上部には、途中に
電磁弁7を有し、該不純物捕集器2内に捕集液A及び洗
浄液を取り入れるための純水供給管6と、該不純物捕集
器2内の捕集液Aでハブリングした後の被測定気体を排
出するための連結管8とが取り付けられ、該連結管8の
末端は還流器9に至っている。また、不純物捕集器2の
下部にはその内部の捕集液Aを加熱するヒータ10が設
けられている。このヒータ10は、不純物捕集器2の下
部全体を加熱することにより、該不純物捕集器2内にお
いて、被測定気体中の不純物を効率良く捕集液Aに捕集
させるとともに、捕集液Aを被測定気体中に大量の水蒸
気として飽和させるものである。その後、捕集液A中に
捕集できなかった不純物を還流器9により水蒸気の核凝
縮の作用により再捕集するものである。なお、純水供給
管6から不純物捕集器2への純水の供給は電磁弁7を開
状態とすることにより開始され、電磁弁7を閉状態とす
ることにより終了される。
【0017】また、還流器9には、連結管8を通じて不
純物捕集器2から供給された被測定気体を積極的に冷却
させるための冷却器11が設けられている。そして、こ
の冷却器11が被測定気体を冷却することにより、不純
物捕集器2で気化した捕集液を液化し、更に、液化した
捕集液を連結管8を通じて、不純物捕集器2に還流させ
るようにしている。
【0018】還流器9の上部には被測定気体を排出する
配管12が設けられ、該配管12の末端にはドレン溜1
3が設けられている。このドレン溜13は、一定の容量
を有するドレン容器13Aと、ドレン容器13Aの下部
に設けられたドレン排出管13Bと、ドレン排出管13
Bの途中に設けられた逆止弁13C及び電磁弁13Dと
を具備するものであって、前記配管12の末端はドレン
容器13Aの中間部にまで至っている。そして、上記の
ような構成のドレン溜13では、配管12によって搬送
された被測定気体がドレン容器13Aに供給され、更に
このドレン容器13A内で被測定気体中の水分が除去さ
れた後、該被測定気体がドレン容器13Aの上部に接続
された配管14に供給される。また、この配管14の途
中には、被測定気体の流量を測定するためのマスフロー
メータ15と、該被測定気体を、前述の被測定気体吸入
管1を通じて装置内に吸引するための真空ポンプ16と
が順次設けられている。
【0019】次に、純水供給管6によって供給された純
水を排出するための排出系について説明する。還流器9
とドレン溜13とを接続する配管12の途中には三方電
磁弁17が設けられ、この三方電磁弁17には系内洗浄
用配管18が接続されている。この系内洗浄用配管18
は、その途中にドレン容器13Aに通じるドレン排出管
13Bが合流され、かつドレン排出管13Bの下流側
に、洗浄液である純水を輸送するための排水用ポンプ1
9が設けられたものであり、更に、この排水用ポンプ1
9の上流側に位置する系内洗浄用配管18の途中には、
洗浄液排出用配管20が合流されている。
【0020】この洗浄液排出用配管20は、吸込口20
Aが不純物捕集器2の底部に配置され、この不純物捕集
器2内の全ての洗浄液(純水)を、洗浄液排出用配管2
0及び系内洗浄用配管18を通じて外部に排出するもの
であって、この洗浄液排出用配管20の途中には、三方
電磁弁21を介して捕集液調整用配管22が接続され、
かつ三方電磁弁21の下流側に位置する洗浄液排出用配
管20の途中には、捕集液及び洗浄液の逆流を防止する
ための逆止弁23が設けられている。捕集液調整用配管
22はその吸込口22Aが不純物捕集器2内に位置し、
かつその吸込口22Aの位置が、不純物捕集器2内に貯
留される捕集液Aの液面高さと一致するように配置され
るものである。
【0021】また、図1において、符号24で示すもの
は制御装置であって、この制御装置24と、電磁弁3、
電磁弁7、ヒータ10、冷却器11、電磁弁13D、マ
スフローメータ15、真空ポンプ16、三方電磁弁1
7、排水用ポンプ19、三方電磁弁21との間には、信
号線30〜40がそれぞれ設けられている。そして、こ
れら信号線30〜40によって、マスフローメータ15
で計測された計測値が制御装置24に供給され、また、
制御装置24から電磁弁3、電磁弁7、ヒータ10、電
磁弁13D、真空ポンプ16、三方電磁弁17、排水用
ポンプ19、三方電磁弁21を駆動するための制御信号
がそれぞれ出力されるなっている。また、図1において
符号50で示すものはヒータ10の温度を制御するため
の温度制御手段、符号51で示すものは冷却器11の温
度を調整するための温度制御手段である。
【0022】次に、不純物捕集装置が行う基本的な動作
について図1を参照して工程順に説明する。なお、以下
の動作(一)〜(六)は制御装置24から出力される信
号により行われる。 (一)系内洗浄(一点鎖線で示す流れ) まず、電磁弁3を閉じ、かつ三方電磁弁17により配管
12Aと系内洗浄用配管18とを接続した状態で、電磁
弁7を開とし、これによって純水供給管6を通じて不純
物捕集器2内に洗浄液である純水を供給し、該不純物捕
集器2内を純水で洗浄する。そして、不純物捕集器2内
に供給された純水は、不純物捕集器2に貯留されるとと
もに、やがて不純物捕集器2から溢れ出し、連結管8、
還流器9、配管12A、三方電磁弁17、系内洗浄用配
管18を経由してドレンに排出される。すなわち、純水
供給管6を通じて供給された洗浄液である純水により、
不純物捕集器2、連結管8、還流器9、配管12A、三
方電磁弁17、系内洗浄用配管18は満たされ、かつ洗
浄されることになる。
【0023】(二)洗浄液排水(点線で示す流れ) 一定時間経過後、電磁弁7を閉状態とし、三方電磁弁1
7により配管12Aと配管12Bとを接続し、かつ三方
電磁弁21により洗浄液排出用配管20Bと洗浄液排出
用配管20Cとを接続した状態とし、この状態で排水用
ポンプ19を駆動させるようにする。これにより不純物
捕集器2内の純水が、洗浄液排出用配管20B、三方電
磁弁21、洗浄液排出用配管20C、系内洗浄用配管1
8を通じてドレンに排出される。
【0024】(三)捕集液添加(細線で示す流れ) 一定時間経過後、電磁弁7を再度、開状態とし、この状
態で純水供給管6を通じて不純物捕集器2内に捕集液で
ある純水を供給し、貯留する。なお、このときの不純物
捕集器2内への捕集液の供給は、不純物捕集器2内が捕
集液でほぼ満たされるまで行う。また、このときの捕集
液の供給停止は、捕集液の供給時間が予め測定しておい
た基準時間(ポンプ19を作動させて、暫時流通させた
後に停止する)に達したか否かにより行うようにする。
【0025】(四)捕集液量調整(二点鎖線で示す流
れ) 電磁弁7を閉状態とした後、三方電磁弁21により捕集
液調整用配管22と洗浄液排出用配管20Cとを接続し
た状態とし、これにより捕集液調整用配管22の吸込口
22Aより上方側に位置する不純物捕集器2内の純水
を、捕集液調整用配管22、三方電磁弁21、洗浄液排
出用配管20C、系内洗浄用配管18を順次通じてドレ
ンに排出する。そして、このときの不純物捕集器2から
の純水の排出は、純水の液面が捕集液調整用配管22の
吸込口22Aに到達するまで行われる。すなわち、この
ような純水の排出により、不純物捕集器2内には一定量
の捕集液Aが貯留されることになる。
【0026】(五)雰囲気捕集(太線で示す流れ) 真空ポンプ16を動作させる駆動信号が出力される
ことにより、半導体クリーンルーム(図示略)内の清浄
空気や半導体ガスが、被測定気体として被測定気体吸入
管1を通じて不純物捕集器2内に吸引される。また、こ
のとき不純物捕集器2のヒータ10、及び冷却器11は
ONとする。
【0027】これによって、不純物捕集器2内の捕集液
Aが被測定気体によりバブリングされ、かつ該捕集液A
中に被測定気体中の不純物が捕集される。また、前記捕
集液Aを経由した被測定気体は、連結管8を通って還流
器9に入る。このとき、被測定気体中に気化した状態で
含まれる捕集液Aの蒸気は、還流器9の冷却器11に
て、冷却され、捕集液ミストや捕集されなかった不純物
等を核にして凝縮し、大きな水滴に成長して、再捕集さ
れて液化された後、重力によって連結管8を通って、不
純物捕集器2に戻るとともに、捕集液ミストを取り除か
れた気体は、配管12、ドレン溜13、配管14、配管
14の途中のマスフローメータ15を順次通って真空ポ
ンプ16により外部に排出される。 また、還流器9で
の捕集液ミスト等の再捕集効果は、不純物捕集器2を加
熱し、温度を高くして、還流器9に送られる被測定気体
中の捕集液の蒸気成分を増すことにより、凝縮効果が強
くなり、再捕集効率も良くなる。
【0028】 前記マスフローメータ15において、
配管12を通過する被測定気体の流量が検出され、かつ
この検出信号が信号線36を通じて制御装置24に供給
される。制御装置24では配管12を通じて供給された
被測定気体の量が積算され、この積算値が予め設定した
値になったときに、真空ポンプ16を停止し、ヒータ1
0、及び冷却器11をOFFとする。 前記真空ポンプ16の停止後、一定時間経過した後
に電磁弁3を開状態とし、これによって不純物捕集器2
内の全捕集液Aを配管4を通じて不純物分析計5に供給
する。そして、全ての捕集液Aが不純物分析計5に供給
されると、不純物分析計5では捕集液A中の不純物の総
量を検出する。
【0029】(六) 上記(一)〜(五)の動作を繰り
返し行なう。なお、このとき不純物捕集器2、連結管
8、還流器9、配管12A、三方電磁弁17、系内洗浄
用配管18を洗浄しない場合には、電磁弁3を閉じた
後、上記(三)〜(七)を繰り返し行う。
【0030】以上詳細に説明したように本実施例に示す
不純物捕集装置では、上記(一)の系内洗浄で説明した
ように、純水供給管6により不純物捕集器2内に洗浄液
である純水を供給した場合に、この純水が、不純物捕集
器2、連結管8、還流器9、配管12A、三方電磁弁1
7を順次経由した後、系内洗浄用配管18から排出さ
れ、これにより不純物捕集器2、還流器9及びこれらの
配管系が、前記純水により洗浄され、洗浄後において被
測定気体中の不純物の濃度測定を安定した状態で行なう
ことが可能となる。
【0031】また、上述した不純物捕集装置では、洗浄
液排出用配管20を通じて不純物捕集器2内の洗浄液を
全て排出した後、この不純物捕集器2内に捕集液Aを満
たし、更にこの後、該捕集液Aを捕集液調整用配管22
により排出した場合に、該捕集液Aの液面を、該捕集液
調整用配管22の吸込口22Aの高さに一致させること
ができる。すなわち、本実施例では、従来のように液面
センサ等の検出手段を必要とせず、かつ、構成及び制御
内容を複雑とせずに、不純物捕集器2内に一定量の捕集
液Aを確実に貯留させることができる効果が得られる。
また、このような不純物捕集器2、還流器9及びこれら
の配管系の洗浄は、三方電磁弁17を系内洗浄用配管1
8側に切換え、かつ純水供給管6により不純物捕集器2
内に純水を供給することにより行えるものであるので、
操作が簡単であって、作業者にかかる労力も少なく抑え
ることができる効果も得られる。
【0032】さらにまた、被測定気体がクリーンルーム
内の清浄空気等で水蒸気を含んでいるような場合、還流
器9を、冷却器11の温度を調節することにより、被測
定気体があらかじめ有していた水蒸気量が丁度飽和水蒸
気量になる温度に設定すると、捕集液Aの増減はまった
く起らず被測定気体を幾らでも大量にサンプリングする
ことができるので、非常に希薄な被測定気体中の不純物
でも測定可能な濃度にまで捕集することが可能である。
また、飽和水蒸気量になる温度より高くすると捕集液A
は少しずつ減少するので、濃縮が起ることになる。逆に
飽和水蒸気量になる温度より低くすると、被測定気体が
持っていた水蒸気が液化回収されるので捕集液Aは増加
することになる。
【0033】以上のような効果を応用することにより、
被測定気体サンプリング中に捕集液Aを捕集液A中に含
まれる不純物測定に必要な濃度に濃縮することができた
り、また、被測定気体サンプリング中に、該気体に含ま
れていた水蒸気を回収し、捕集液Aの量を増やし、被測
定気体をある量サンプリングした時点で、捕集液Aの増
加分を捕集液A中に含まれる不純物分析のために電磁弁
3を開けて不純物分析計5に取り出し測定することにす
ると、その都度、捕集液Aを入れなくて良く、かつ被測
定気体のサンプリングが連続して行えるので、クリーン
ルーム内の環境監視や廃ガスモニタリングに特に有効で
ある。尚、被測定気体中の水蒸気量は温湿度計を用いて
測定し、制御装置24で冷却器9やヒータ10の温度を
調整する。また、捕集液Aの不純物分析計5への取り出
しはパイプ管22に微圧力計と高純度窒素ガス等の圧力
源を設け、捕集液Aの液面がパイプ管22の端面を通過
する状態を検知し、制御装置24により電磁弁3を制御
する。
【0034】なお、上記実施例では、冷却器11により
還流器9を積極的に冷却することにより、気化した捕集
液Aを液化させて、不純物捕集器2に還流させるように
したが、これに限定されず、冷却器11を省略して、還
流器9にて自然冷却により捕集液Aを液化させても良
い。
【0035】また、上記実施例では、被測定気体中に含
まれる不純物の量が微量になればなるほど、多量の被測
定気体を捕集液A中に送り込む必要があり、これにより
捕集液Aへの被測定気体の供給時間が長くなるので、こ
れを防止するために以下のような構成を採用すれば良
い。すなわち、冷却器11に代えて、冷却と加熱とを行
うことが可能な温度調整器52を設け、捕集液Aへの被
測定気体の供給後に、温度調整器52(加熱状態に設
定)と不純物捕集器2のヒータ10とにより、一定時
間、不純物捕集器2内の捕集液Aを加熱して、該捕集液
Aを濃縮させるようにしても良い。
【0036】このときの動作を、上述した「(五)雰囲
気捕集」に対応させて具体的に説明する。 ’ 真空ポンプ16を動作させる駆動信号が出力され
ることにより、半導体クリーンルーム(図示略)内の清
浄空気や半導体ガスが、被測定気体として被測定気体吸
入管1を通じて不純物捕集器2内に吸引される。また、
このとき不純物捕集器2のヒータ10をONし、かつ温
度調整器52を冷却手段としてONする。
【0037】これによって、不純物捕集器2内の捕集液
Aが被測定気体によりバブリングされ、かつ該捕集液A
中に被測定気体中の不純物が溶け込む。また、前記捕集
液Aを経由した被測定気体は、連結管8を通って還流器
9に入る。このとき、被測定気体中に気化した状態で含
まれる捕集液A(捕集液ミスト)は、還流器9の温度調
整器52にて、冷却及び液化された後、重力によって連
結管8を通って、不純物捕集器2に戻るとともに、捕集
液ミストを取り除かれた気体は、配管12、ドレン溜1
3、配管14、配管14の途中のマスフローメータ15
を順次通って真空ポンプ16により外部に排出される。
【0038】’ 前記マスフローメータ15におい
て、配管12を通過する被測定気体の流量が検出され、
かつこの検出信号が信号線36を通じて制御装置24に
供給される。制御装置24では配管12を通じて供給さ
れた被測定気体の量が積算され、この積算値が予め設定
した値になったときに、真空ポンプ16を停止する。真
空ポンプ16停止後、一定時間経過後に、温度調整器5
2を加熱手段としてONし、これにより不純物捕集器2
内の捕集液Aが気化され、更に、還流器9内でも温度調
整器52から熱が加えられることから、気化された捕集
液Aが還流器9付近で液化することなく、配管12を通
じてドレン溜13に供給され、ドレン溜13にて捕集液
Aは液化しドレンとなって溜まる。その結果、不純物捕
集器2内の捕集液Aが濃縮されることになる。
【0039】そして、一定時間、不純物捕集器2内の捕
集液Aを濃縮した場合には、ヒータ10及び温度調整器
52をOFFとする。 ’ 電磁弁3を開状態とし、これによって不純物捕集
器2内の全捕集液Aが配管4を通じて不純物分析計5に
供給される。そして、全ての捕集液Aが不純物分析計5
に供給されると、不純物分析計5では捕集液A中の不純
物の総量を検出する。なお、このとき不純物分析計5で
は、上記’で説明した捕集液Aの濃縮を考慮して不純
物を定量することは言うまでもない。
【0040】そして、以上説明した’〜’の工程を
経ることにより、被測定気体中を捕集液Aに供給した
後、捕集液Aを濃縮することができるので、被測定気体
中に含まれる不純物の量が微量であっても、該被測定気
体を捕集液A中に長時間供給する必要がなく、これによ
って短時間で効率の良い不純物の分析を行える効果が得
られる。
【0041】なお、上記例では、真空ポンプ16を停止
させた状態で捕集液Aの濃縮を行うようにしたが、これ
に限定されず、被測定気体吸入管1の途中に配管を開閉
する開閉弁を設け、この開閉弁を閉じた状態で、濃縮中
も真空ポンプ16を継続して駆動するようにし、これに
より捕集液Aの濃縮効率を高めるようにしても良い。ま
た、上記例では、配管12からドレン溜13に、気化し
た捕集液Aを供給するために配管12をドレン溜13側
に若干傾斜させるようにし、これによってドレン溜13
に気化した捕集液Aを効率よく送るようにすれば良い。
【0042】次に、図2を参照して本発明の第2実施例
を説明する。なお、この第2実施例では第1実施例と構
成を共通とする箇所に同一符号を付し重複した説明を省
略する。この第2実施例が第1実施例と構成を異にする
箇所は、不純物捕集器2の直前に位置する被測定気体吸
入管60と配管12との間にバイパス管61を設け、更
に、該被測定気体吸入管60に複数の供給管1、66、
67、77を接続した点である。
【0043】この被測定気体吸入管60は、上流側から
下流側に向けて第1切換弁62、第2切換弁63、第3
切換弁64、第4切換弁65が順次設けられたものであ
って、第1切換弁62には窒素等の不活性ガスがパージ
ガスとして供給される不活性ガス供給管66が接続さ
れ、第2切換弁63には第1実施例で説明した、半導体
クリーンルーム内の空気を導入する被測定気体吸入管1
が接続され、第3切換弁64には一定のガス圧を持った
非有毒性の被測定気体が供給されるガス供給管67が接
続され、更に第4切換弁65には上述したバイパス管6
1が接続されている。なお、バイパス管61の末端部は
第5切換弁68を介して配管12に接続されている。な
お、前記不活性ガスは図示しない不活性ガスボンベから
一定の圧力で不活性ガス供給管66に供給される。
【0044】また、不活性ガス供給管66の途中には逆
止弁69と、ゴミ等の未溶解物質を除去するためのフィ
ルタ70とが順次設けられ、被測定気体吸入管1の途中
にはクリーンルーム内の被測定気体を輸送するためのポ
ンプ71が設けられ、また、ガス供給管67の途中には
逆止弁72が設けられている。また、前記マスフローメ
ータ15と前記真空ポンプ16との間の配管73の途中
には第6切換弁74が設けられ、更に、この第6切換弁
74には、有毒物質除去手段75が途中に設けられた配
管76が接続されている。なお、有毒物質除去手段75
の具体的構成としては活性炭等を充填したフィルタが使
用される他、配管76を通じて搬送された気体に水等の
溶媒を散水し、これにより純水中に有毒物質を溶解除去
させるスクラバー装置を使用しても良い。
【0045】一方、被測定気体吸入管60の起端部に位
置する有毒ガス供給管77には、シリコンウエハに被膜
を作るためのシラン、アルシン、ホスフィン等の人体に
とって有毒な有毒ガスボンベ78が取り付けられてお
り、この有毒ガスボンベ78はアタッチメントを介して
他の有毒ガスボンベ78と容易に交換できるようになっ
ている。
【0046】図2に示す不純物捕集装置の特徴部分の作
用について工程順に説明する。 (1) 通常のように被測定気体吸入管1により導入し
た被測定気体を不純物捕集器2内に導き、該被測定気体
中の不純物の濃度を測定した後に、例えば有毒ガスボン
ベ78内の有毒ガスの不純物濃度を測定しようとした場
合には、不活性ガス供給管66及び第1切換弁62を通
じて、一定の圧力を有する不活性ガスを被測定気体吸入
管60内に導き入れ、更にこの不活性ガスを、第2切換
弁63、第3切換弁64を経由し、更に第4切換弁6
5、バイパス管61、第5切換弁68、配管12、ドレ
ン溜13、配管14、マスフローメータ15、配管73
及び第6切換弁74、真空ポンプ16を順次経由して外
部に放出する。すなわち、この工程において、不活性ガ
ス供給管66から導入した不活性ガスにより被測定気体
吸入管60の大部分をパージするようにした。
【0047】一方、不純物捕集器2、還流器9及びその
周辺については第1実施例の(一)〜(六)で説明した
純水による洗浄処理を行う。また、この(1)の処理に
おいて、前回に測定したものが有毒ガスである場合に
は、第6切換弁74を配管76側に切り換え、第4切換
弁65、バイパス管61、第5切換弁68、配管12、
ドレン溜13、配管14、マスフローメータ15、配管
73及び第6切換弁74を順次経由した不活性ガス(前
回測定した有毒ガスが含まれる)を、有毒物質除去手段
75に案内し、この有毒物質除去手段75にて有害物質
を除去する。
【0048】(二) 不活性ガスによる被測定気体吸入
管60のパージ後、今回測定する有毒ガスを有毒ガスボ
ンベ78から被測定気体吸入管60内に導き入れ、更に
この有毒ガスを、第4切換弁65、バイパス管61、第
5切換弁68、配管12、ドレン溜13、配管14、マ
スフローメータ15、配管73及び第6切換弁74、配
管76、有毒物質除去手段75を順次経由させ、これに
より被測定気体吸入管60内を、今回不純物濃度を測定
しようとする有毒ガスにパージした後、第4切換弁65
を切り換えて、該有毒ガスを不純物捕集器2内に導き、
これにより第1実施例で説明した方法により該有毒ガス
中の中の不純物の濃度を測定する。
【0049】そして、この有毒ガス中の不純物を測定し
た後には、上記(一)と同様の方法により、不活性ガス
を用いて該有毒ガスを被測定気体吸入管60から除去し
た後、次の有毒ガスをガスを被測定気体吸入管60及び
バイパス管61に流通させた後、該有毒ガスを被測定気
体吸入管60を通じて不純物捕集器2内に導くようにす
る。なお、これら(一)(二)は有毒ガスについての説
明であるが、ガス供給管67を通じて導入された非毒性
ガス中の不純物濃度を測定する場合も、同様にして被測
定気体吸入管60を不活性ガスでパージし、この後、測
定しようとする非毒性ガスを被測定気体吸入管60及び
バイパス管61に流通させた後、該非毒性ガスを被測定
気体吸入管60を通じて不純物捕集器2内に導くように
する。 また、上記(一)(二)で説明した切換弁の動
作は第1実施例と同様に制御手段24からの指示に基づ
き行なう。
【0050】以上説明したようにこの第2実施例によれ
ば、被測定気体吸入管1には、切換弁62〜64を介し
て被測定気体が選択的に供給される複数の供給管、すな
わち、被測定気体吸入管1、不活性ガス供給管66、ガ
ス供給管67、有毒ガス供給管77が設けられるととも
に、この供給管の一つには不活性ガスが供給される不活
性ガス供給管66が設けられていることから、不活性ガ
ス供給管66から供給された不活性ガスを、被測定気体
吸入管1、バイパス管61、被測定気体排出管(12、
14)を順次経由させることにより、被測定気体吸入管
60の大部分が不活性ガスにより洗浄され、これにより
供給管1,66,67,77を通じて前回とは異なる種
類の被測定気体が供給された場合に、前回測定の被測定
気体が被測定気体吸入管60内に残留して、該被測定気
体吸入管60を通じて不純物捕集器2内に入ることを防
止でき、その結果、不純物捕集器2内にて、今回測定す
る被測定気体の不純物を確実に捕集することができて、
精度の高い不純物濃度測定を行うことができる効果が得
られる。
【0051】また、この第2実施例では、バイパス管6
1の下流側に位置する配管14の途中に、切換弁74を
介して有毒ガス成分を除去する有毒物質除去手段75が
設けられていることから、バイパス管61及び配管1
2、14を通じて有毒ガスが供給された場合には、該有
毒ガスを切換弁74を通じて有毒物質除去手段75に案
内することにより、該有毒ガスを確実に除去でき、安全
性を高めることができる効果も得られる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように第1の発明で
は、第1流路切換弁を系内洗浄用配管側に切換え、かつ
純水供給手段により不純物捕集器内に純水を供給した場
合に、この純水が、被測定気体排出管、還流器、第1流
路切換弁を順次経由した後、系内洗浄用配管から排出さ
れ、これにより不純物捕集器、還流器及びこれらの配管
系が純水により洗浄され、洗浄後において被測定気体中
の不純物の濃度測定を安定した状態で行なうことが可能
となる。また、このような不純物捕集器、還流器及びこ
れらの配管系の洗浄は、第1流路切換弁を系内洗浄用配
管側に切換え、かつ純水供給手段により不純物捕集器内
に純水を供給することにより行えるものであるので、操
作が簡単であって、作業者にかかる労力も少なく抑える
ことができて、作業能率が向上するという効果も得られ
る。
【0053】第2の発明では、洗浄液排出用配管を通じ
て不純物捕集器内の洗浄液を全て排出した後、この不純
物捕集器内に捕集液を満たし、更にこの後、該捕集液を
捕集液調整用配管により排出した場合に、該捕集液の液
面を、該捕集液調整用配管の吸込口の高さに一致させる
ことができる。すなわち、この第2の発明では、従来の
ように液面センサ等の検出手段を必要とせず、かつ、構
成及び制御内容を複雑とせずに、不純物捕集器内に一定
量の捕集液を確実に貯留することができる効果が得られ
る。
【0054】第3の発明によれば、被測定気体吸入管に
は、切換弁を介して被測定気体が選択的に供給される複
数の供給管が設けられるとともに、この供給管の一つに
は不活性ガスが供給される不活性ガス供給管が設けられ
ていることから、不活性ガス供給管から供給された不活
性ガスを、被測定気体吸入管、バイパス管、被測定気体
排出管を順次経由させることにより、被測定気体吸入管
の大部分が不活性ガスにより洗浄される。これにより供
給管を通じて前回とは異なる種類の被測定気体が供給さ
れた場合に、前回測定の被測定気体が被測定気体吸入管
内に残留し、更には前回測定の被測定気体が被測定気体
吸入管を通じて、不純物捕集器内に入ることを防止で
き、これにより不純物捕集器内にて今回測定する被測定
気体の不純物のみを確実に捕集することができて、精度
の高い測定を行うことができる効果が得られる。
【0055】第4の発明によれば、バイパス管の下流側
に位置する被測定気体排出管の途中には、切換弁を介し
て有毒ガス成分を除去する有毒物質除去手段が設けられ
ていることから、バイパス管及び被測定気体排出管を通
じて有毒ガスが供給された場合には、該有毒ガスを切換
弁を通じて有毒物質除去手段に案内することにより、該
有毒ガスを確実に捕集、除去でき、その結果、人体に対
する安全性を高めることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す配管図。
【図2】本発明の第2実施例を示す配管図。
【符号の説明】
A 捕集液 1 被測定気体吸入管(供給管) 2 不純物捕集器 6 純水供給管(純水供給手段) 5 不純物分析計 7 電磁弁(純水供給手段) 8 連結管(被測定気体排出管) 9 還流器 12 配管(被測定気体排出管) 14 配管(被測定気体排出管) 16 真空ポンプ(第1輸送手段) 17 三方電磁弁(第1流路切換手段) 18 系内洗浄用配管 19 排水用ポンプ(第2輸送手段) 20 洗浄液排出用配管 20A 吸込口 21 三方電磁弁(第2流路切換手段) 22 捕集液調整用配管 22A 吸込口 24 制御手段 60 被測定気体吸入管 61 バイパス管 62 第1切換弁 63 第2切換弁 64 第3切換弁 65 第4切換弁 66 不活性ガス供給管(供給管) 67 ガス供給管(供給管) 68 第5切換弁 74 第6切換弁 75 有毒物質除去手段 77 有毒ガス供給管(供給管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鯉沼 努 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 岩田 照史 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 新田 道夫 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定気体が搬送される被測定気体吸入
    管と、内部に捕集液が貯留され、被測定気体吸入管から
    の被測定気体が該捕集液内に導入され、かつ被測定気体
    中の不純物を捕集液に捕集させる不純物捕集器と、該不
    純物捕集器内の被測定気体を排出する被測定気体排出管
    と、この被測定気体排出管の途中に設けられて、不純物
    捕集器で気化された捕集液を液化して前記不純物捕集器
    内に還流させる還流器と、前記還流器の下流側に位置す
    る被測定気体排出管に設けられて、被測定気体を輸送す
    るための第1輸送手段とを有し、 前記被測定気体吸入管を通じて不純物捕集器内に捕集さ
    れた被測定気体中の不純物の量を測定する不純物捕集装
    置であって、 前記不純物捕集器には純水を供給するための純水供給手
    段が設けられ、 前記還流器と輸送手段との間に位置する被測定気体排出
    管には、第1流路切換弁を介してドレンに通じる系内洗
    浄用配管が接続されていることを特徴とする不純物捕集
    装置。
  2. 【請求項2】 前記系内洗浄用配管には純水を輸送する
    ための第2輸送手段が設けられるとともに、この第2輸
    送手段の上流側に位置する系内洗浄用配管と、前記不純
    物捕集器との間には、洗浄液排出用配管と捕集液調整用
    配管とがそれぞれ設けられてなり、 前記洗浄液排出用配管はその吸込口が不純物捕集器の底
    部に設けられ、 前記捕集液調整用配管はその吸込口が不純物捕集器内の
    純水貯留液面の高さに一致して設けられるとともに、 これら洗浄液排出用配管と捕集液調整用配管とは第2流
    路切換弁にて合流された後、前記系内洗浄用配管に接続
    されることを特徴とする請求項1記載の不純物捕集装
    置。
  3. 【請求項3】 前記被測定気体吸入管には、切換弁を介
    して被測定気体が選択的に供給される複数の供給管が分
    岐するように設けられるとともに、この供給管の一つに
    は不活性ガスが供給される不活性ガス供給管が設けら
    れ、 更に、前記不純物捕集器の直前に位置する被測定気体吸
    入管と、前記被測定気体排出管との間には切換弁を介し
    てバイパス管が設けられていることを特徴する請求項1
    記載の不純物捕集装置。
  4. 【請求項4】 前記バイパス管の下流側に位置する被測
    定気体排出管の途中には、切換弁を介して有毒ガス成分
    を除去する有毒物質除去手段が設けられていることを特
    徴する請求項3記載の不純物捕集装置。
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