JPH05240753A - 不純物捕集装置 - Google Patents

不純物捕集装置

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Publication number
JPH05240753A
JPH05240753A JP22896792A JP22896792A JPH05240753A JP H05240753 A JPH05240753 A JP H05240753A JP 22896792 A JP22896792 A JP 22896792A JP 22896792 A JP22896792 A JP 22896792A JP H05240753 A JPH05240753 A JP H05240753A
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JP
Japan
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gas
measured
liquid
collected liquid
pipe
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Withdrawn
Application number
JP22896792A
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English (en)
Inventor
Michiyuki Harada
宙幸 原田
Michio Nitta
道夫 新田
Tatsuya Funabashi
達也 船橋
Terufumi Iwata
照史 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Corp
Tokico Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Corp
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 捕集液が気化して濃縮されることを防止し、
これによって被測定気体中の不純物の量を正確に測定で
きる不純物捕集装置の提供を目的とする 【構成】 被測定気体を、第1ガス洗浄タンク2内の捕
集液A中でバブリングさせて、被測定気体中の不純物を
捕集液Aに溶け込ませた後、ガス輸送管9を経由して第
2ガス洗浄タンク10に供給する。この第2ガス洗浄タ
ンク10内で、急激な流路変更をすることにより、被測
定気体中に気化した状態で含まれる捕集液が液化され、
これにより該捕集液を、該捕集液中に溶解されていた不
純物とともに、還流用配管を通じて不純物捕集容器内に
還流させることができる。その結果、第1ガス洗浄タン
ク2内の捕集液が濃縮されることを防止しつつ、該捕集
液に溶解された被測定気体中の不純物の量を正確に測定
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体のクリーンルー
ム等で使用される不純物捕集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程で、歩留まりを低下させ
たり、製品の長期信頼性を低下させる重要因子としてウ
エハ汚染がある。ウエハ汚染は空気中に含まれる塵埃
や、作業者、半導体製造装置等から発生する汚染物質、
及び原料ガス等の材料に含まれていた不純物等がウエハ
に付着することにより起こる。このようなウエハ汚染を
防止するにはクリーンルーム内の作業環境のモニタリン
グや原料ガス中の不純物評価・分析が不可欠である。例
えば、ウエハ洗浄工程で用いる洗浄液ではフッ酸、塩酸
等の薬液の許容濃度はppmのオーダーであり、また、
清浄空気や半導体ガスでは、空気1立方メートルあたり
で各々2mg及び7mgである。この濃度以下では、作
業者が毎日8時間20年以上吸い続けたとしても健康等
の人体にはまったく影響がないと考えられる。しかし、
これらのガスは腐食性が強く、半導体製造装置や設備を
錆び付かせてパーティクル発生源としたり、製品である
集積回路のアルミ配線を腐食させたりして、歩留まり低
下等の悪影響をもたらせる。しかもこのような機器や製
品への影響を防ぐには、人体への影響から定められた許
容濃度の千分の一から万分の一以下、ppbまたはそれ
以下にすることが必要である。また、Na等のアルカリ
金属やFe等の重金属についてもppbまたそれ以下に
少なくすることが必要と考えられている。
【0003】このため、半導体クリーンルーム内の清浄
空気や半導体ガスに含まれるこれら不純物の微量分析技
術による評価やモニタリングが必要不可欠とされてき
た。そして、従来では、半導体クリーンルームに送る試
料気体(半導体クリーンルーム内の清浄空気や半導体ガ
ス)を純水、又適当な組成の捕集液が貯留された不純物
捕集容器内にふきこみ吹き込んで、該捕集液に不純物を
溶解して捕集し、この捕集液をイオンクロマトグラフィ
等の分析装置で分析することにより、該試料気体中の不
純物の微量分析を行い、これによって半導体クリーンル
ーム内をモニタリングするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、上記のような
モニタリング装置では、試料気体中に含まれる不純物が
微量になればなるほど、多量の試料気体を捕集液に送り
込むことが必要であるが、上記モニタリング装置の不純
物捕集容器はその上端部の一部が部分的に大気に開放さ
れた構造となっているので、多量の試料気体を捕集液に
送り込むと、該捕集液が多量に気化してその貯留量が少
なくなってしまい、結果として、該捕集液に、実際に試
料気体に含まれている量より多くの不純物が含まれてい
たとの分析結果がでて、微量な不純物を検出する場合の
分析感度が低下するという問題が生じていた。そして、
このような問題を解決するために、気化した分の捕集液
を常時追加すれば良いのであるが、このような微量不純
物分析では、純度の良い純水を安定に供給できる純水製
造設備を設けることが必要不可欠となり、設備的にも高
価となる等の問題があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、捕集液が気化して濃縮されることを防止
し、これによって被測定気体中の不純物の量を正確に測
定することができ、半導体クリーンルーム内の清浄空気
や半導体ガスを正確にモニタリングすることができる不
純物捕集装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、第1の発明では、内部に捕集液が貯留され、この捕
集液内に被測定気体が導入される被測定気体吸入管が配
置された不純物捕集容器と、この不純物捕集容器を経由
した被測定気体が導入されて、該被測定気体を冷却させ
るガス冷却容器と、このガス冷却容器で冷却されて液化
した被測定気体中の捕集液を、不純物捕集容器に還流さ
せる還流用配管とを具備するようにしている。第2の発
明では、加熱手段を備え、該加熱手段の熱により内部に
貯留された捕集液を気化させる不純物捕集容器と、この
不純物捕集容器から気化された捕集液と被測定気体とを
混合させ、該捕集液に対して被測定気体中の不純物を溶
解させるガス混合部と、このガス混合部で混合された混
合物を冷却して、被測定気体中の捕集液を液化させるガ
ス冷却容器と、このガス冷却容器で冷却されて液化した
被測定気体中の捕集液を、不純物捕集容器に還流させる
還流用配管とをとを具備するようにしている。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、不純物捕集容器内におい
て、被測定気体吸入管を通じて供給された被測定気体に
より捕集液がバブリングされ、捕集液中に、被測定気体
に含有されていた不純物が解け込む。また、不純物捕集
容器内の捕集液を通過した被測定気体は、ガス冷却容器
内において冷却され、これによって該被測定気体中に気
化状態で含まれる捕集液が液化され、該捕集液が、該捕
集液中に溶解されていた不純物とともに、還流用配管を
通じて不純物捕集容器内に還流される。これによって、
不純物捕集容器内の捕集液が濃縮することを防止しつ
つ、該捕集液に溶解された被測定気体中の不純物の量を
正確に測定することができる。
【0008】第2の発明によれば、ガス混合部におい
て、不純物捕集容器から気化された捕集液と被測定気体
とが混合され、該捕集液に対して被測定気体中の不純物
が溶解される。この後、ガス冷却部において、これらの
混合物が冷却されることによって被測定気体中の捕集液
が液化され、更に該捕集液が、該捕集液中に溶解されて
いた不純物とともに還流用配管を通じて不純物捕集容器
に還流される。これによって、不純物捕集容器内の捕集
液が濃縮することを防止しつつ、該捕集液に溶解された
被測定気体中の不純物の量を正確に測定することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1〜図4によ
り説明する。まず、図1に基づいて説明する。図1にお
いて、符号1で示すものは半導体クリーンルーム(図示
略)内の清浄空気や半導体ガスが被測定気体として吸入
される被測定気体吸入管であって、第1ガス洗浄タンク
2の中に上部から下部へ向けて設置され、かつその先端
が、該第1ガス洗浄タンク2に貯留された捕集液A内に
設置されている。これによって該捕集液Aが、被測定気
体吸入管1を通じて供給された被測定気体によりバブリ
ングされ、該捕集液A中に被測定気体中の不純物が溶け
込むようになっている。前記第1ガス洗浄タンク2は、
その内部に純水等の捕集液Aが貯留されるものであり、
また、この第1ガス洗浄タンク2の底部には、電磁弁3
を途中に有する配管4が設けられている。この配管4の
末端には不純物分析計5が設けられており、この不純物
分析計5により、該配管4を通じて送られた、第1ガス
洗浄タンク2内の捕集液A中に含まれる不純物の量が測
定できるようになっている。
【0010】また、第1ガス洗浄タンク2の上部には、
該第1ガス洗浄タンク2内に捕集液Aを取り入れるため
の配管6が設けられており、この配管6の途中には、捕
集液流量計7及び電磁弁8が順次設けられている。な
お、前記捕集液流量計7は、第1ガス洗浄タンク2内に
入れた捕集液Aの流量を測定し、これによって該第1ガ
ス洗浄タンク2内にどれ程の捕集液Aが貯留されている
かを検出するものである。
【0011】また、第1ガス洗浄タンク2の側部には、
該第1ガス洗浄タンク2内の捕集液Aでハブリングした
後の被測定気体を排出するためのガス輸送管9の一端が
取り付けられ、該ガス輸送管9の他端には第2ガス洗浄
タンク10が取り付けられている。この第2ガス洗浄タ
ンク10は、第1ガス洗浄タンク2から排出された被測
定気体を壁面10Aにぶつけて、流れる方向を急激に変
化させ、これによって被測定気体を壁面10Aで冷却
し、該第1ガス洗浄タンク2において気化した捕集液A
を液化させるようにしている。そして、この第2ガス洗
浄タンク10内で液化した捕集液Aは、壁面10Aを伝
って下方に流れ、更に第2ガス洗浄タンク10の下部に
設けられた捕集液戻り管11を通じて、第1ガス洗浄タ
ンク2に還流されるようになっている。なお、前記第2
ガス洗浄タンク10の底面は、液化した捕集液Aが捕集
液戻り管11に集まるように、該捕集液戻り管11に向
け傾斜した配置となっている。
【0012】第2ガス洗浄タンク10の上部には、被測
定気体を排出する配管12が設けられ、この配管12の
途中には、被測定気体の流量を測定するための被測定気
体流量計13と、該被測定気体を、前述の被測定気体吸
入管1を通じて装置内に吸引するためのブロワ14とが
順次設けられている。また、図において符号15で示す
ものは、捕集液流量計7、被測定気体流量計13の検出
信号に基づき、電磁弁3、不純物分析計5、電磁弁8、
ブロア14を制御する駆動信号を出力する制御装置であ
り、これら各構成要素と制御装置との間には、信号の送
信を行う信号線16〜21が設けられている。
【0013】なお、本実施例では、捕集液戻り管11を
別途設けるようにしたが、これに限定されず、ガス輸送
管9を通じて、被測定気体の導入と、捕集液Aの還流と
の両方を行わせるようにしても良い。そして、この場合
にはガス輸送管9が還流用配管となる。
【0014】次に、不純物捕集装置が行う動作について
工程順に説明する。なお、以下の動作は制御装置15か
ら出力される信号により行われるものである。 (1) 制御装置15から、信号線21を通じてブロア
14を動作させる駆動信号が出力されることにより、半
導体クリーンルーム(図示略)内の清浄空気や半導体ガ
スが、被測定気体として被測定気体吸入管1を通じて第
1ガス洗浄タンク2内に吸引される。これによって、第
1ガス洗浄タンク2内の捕集液Aが被測定気体によりバ
ブリングされ、かつ該捕集液A中に被測定気体中の不純
物が溶け込む。また、前記捕集液Aを経由した被測定気
体は、ガス輸送管9を通って第2ガス洗浄タンク10に
入った後、第2ガス洗浄タンク10内で矢印で示すよう
な急激な流路変更をする。このとき、被測定気体中に気
化した状態で含まれる捕集液(以下、捕集液ミストと表
現する)は、第2ガス洗浄タンク10の壁面10Aに付
着して液化した後、重力によって壁面10Aを伝って下
方に流れる。そして、前記壁面10Aを伝った捕集液
は、捕集液戻り管11を通って、第1ガス洗浄タンク2
に戻るとともに、捕集液ミストを取り除かれた気体は、
配管12途中の被測定気体流量計13を通ってブロワ1
4で押し出される。
【0015】(2) 前記被測定気体流量計13におい
て、配管12を通過する被測定気体の流量が検出され、
かつこの検出信号が信号線17を通じて制御部15に供
給される。制御部15では配管12を通じて供給された
被測定気体の量が積算され、この積算値が予め設定した
値になったときに、信号線21を通じてブロワ17に対
する駆動信号の供給が停止される。 (3) 前記ブロワ17の停止後、一定時間経過した後
に、制御装置15から電磁弁3が開状態にする制御信号
が、信号線18を通じて該電磁弁3に出力され、これに
よって第1ガス洗浄タンク2内の全捕集液Aが配管4を
通じて不純物分析計5に供給される。全ての捕集液Aが
不純物分析計5に供給されると(電磁弁3を開状態にし
た後、一定時間経過したか否かで判断される)、制御部
15からは、信号線20を通じて不純物分析計5におい
て捕集液A中の不純物の量を検出させる分析信号が出力
される。また、このとき、前記制御部15からは、信号
線18を通じて電磁弁3を閉状態にする信号が出力され
る。
【0016】(4) 制御装置15から、電磁弁8を開
状態にする制御信号が信号線19を通じて該電磁弁8に
供給され、これによって配管6を通じて捕集液が第1ガ
ス洗浄タンク2に入れられる。また、前記捕集液流量計
7では配管6を通過する捕集液の流量が検出され、かつ
この検出信号が信号線16を通じて制御部15に供給さ
れる。この制御部15では配管6を通じて供給された捕
集液の量が積算され、この積算値が予め設定した値にな
ったときに、信号線19を通じて、電磁弁8を閉状態に
する信号が出力され、これによって第1ガス洗浄タンク
2に対する捕集液の供給が停止される。すなわち、前記
捕集液流量計7の検出信号に基づき、第1ガス洗浄タン
ク2内には配管6を通じて一定量の捕集液が供給される
ことになる。 (5) 制御装置15から、信号線21を通じてブロア
14を動作させる駆動信号が出力され、半導体クリーン
ルーム(図示略)内の清浄空気や半導体ガスが、被測定
気体として被測定気体吸入管1を通じて第1ガス洗浄タ
ンク2内に吸引され、これによって上記(1)〜(4)
の動作が再度繰り返される。
【0017】そして、以上のように構成された不純物捕
集装置によれば、第1ガス洗浄タンク2内の捕集液Aを
通過した被測定気体が、ガス輸送管9を通って第2ガス
洗浄タンク10に入ったときに、第2ガス洗浄タンク1
0内で急激な流路変更をし、このとき該被測定気体中に
気化状態で含まれる捕集液ミストが、第2ガス洗浄タン
ク10の壁面10Aに付着して液化し、該壁面10A、
捕集液戻り管11を通って、第1ガス洗浄タンク2内の
捕集液Aに還流される。これによって、 (一) 被測定気体中に気化した状態で含まれる捕集液
ミストが、第1ガス洗浄タンク2内の捕集液Aに還流さ
れることから、該捕集液Aが濃縮することが防止され、
その結果、捕集液A中に溶解した不純物の量を不純物分
析計5において正確に測定することができ、半導体クリ
ーンルーム内の清浄空気や半導体ガスを正確にモニタリ
ングできる効果が得られる。また、このとき、微量な不
純物を測定するために被測定気体を多量に第1ガス洗浄
タンク2に供給した場合であっても、第1ガス洗浄タン
ク2内の捕集液Aは常時一定量に保持され、これによっ
て、微量な不純物をも誤差を発生させることなく正確に
測定できる効果が得られる。
【0018】(二) 気化した捕集液A中に溶解されて
いた不純物をも該捕集液Aとともに第1ガス洗浄タンク
2に回収することができ、これによって不純物の捕集効
率を上げることができ、この点においても、捕集液A中
に溶解した不純物の量を不純物分析計5において正確に
測定することができる効果が得られる。 (三) 第1ガス洗浄タンク2〜第2ガス洗浄タンク1
0〜捕集液戻り管11により捕集液をクローズドサイク
ルにすることができ、これによって一回の測定において
捕集液の補充を必要とせず、これによってメンテナンス
を容易に行うことが可能となる効果が得られる。
【0019】なお、上記第1実施例では、図1に示すよ
うに第1ガス洗浄タンク2内の捕集液Aを通過した被測
定気体を、第2ガス洗浄タンク10内で急激に方向転換
させることにより、該第2ガス洗浄タンク10内におい
て、該被測定気体に含まれる捕集液Aを液化させるよう
にしたが、これに限定されず、以下の図2〜図4のよう
に構成しても良い。なお、以下の説明において図1と構
成を同じくする箇所に同一符号を付して説明を簡略化す
る。
【0020】《第1実施例の他の実施態様》 この例に示す不純物捕集装置では、図2に示すように第
1ガス洗浄タンク2にその内部の捕集液Aを加熱するヒ
ータ30が設けられ、第2ガス洗浄タンク10に被測定
気体を積極的に冷却させる冷却装置31が設けられてい
る。前記ヒータ30は第1ガス洗浄タンク2の下部に設
けられ、該第1ガス洗浄タンク2全体を加熱することに
より、該第1ガス洗浄タンク2内において、被測定気体
中の不純物を効率良く捕集液Aに溶解させるとともに、
捕集液Aを被測定気体中に飽和させるものである。な
お、このヒータ30は、信号線32で接続されるヒータ
制御装置33により駆動され、また、このヒータ制御装
置33は、信号線34で接続される制御装置15により
制御されるようになっている。また、前記冷却装置31
は、第2ガス洗浄タンク10の周囲に設けられた冷却管
35と、この冷却管35に対して下側から冷却水を供給
する配管36と、前記冷却管35の上側から冷却水を排
水する配管37とから構成されている。
【0021】そして、このように構成された不純物捕集
装置では、 (一)第1ガス洗浄タンク2内で捕集液Aが加熱される
ことから、捕集液Aに対する不純物の溶解度が増し、該
捕集液Aに被測定気体中の不純物を効率良く溶解させる
ことができる。 (二)第1ガス洗浄タンク2内で捕集液Aが加熱され、
捕集液Aを第1ガス洗浄タンク2内の被測定気体中に飽
和させることができ、これによって、捕集液Aで飽和さ
れた被測定気体が第2ガス洗浄タンク10に送られ、か
つ第2ガス洗浄タンク10において捕集液Aが液化して
還流される。そして、このとき第2ガス洗浄タンク10
において、捕集液Aが、被測定気体中の不純物をとり込
んで水滴となるため、さらに不純物の捕集効率を上げる
ことができる。 (三)また、第1ガス洗浄ガス2と第2ガス洗浄タンク
10とでの被測定気体の露点温度を制御できるため、捕
集液Aの濃縮量を制御できる効果が得られるものであ
る。
【0022】《第1実施例の他の実施態様》 この例に示す不純物捕集装置では、図3に示すように、
第1ガス洗浄タンク2にその内部の捕集液Aを加熱する
ヒータ30が設けられ、また、第2ガス洗浄タンク10
に被測定気体を積極的に冷却させる冷却装置80が設け
られている。冷却装置80は、第2ガス洗浄タンク10
の下部の周囲に設けられた冷却管81と、この冷却管8
1に対して下側から冷却水を供給する配管82と、前記
冷却管81の上側から冷却水を排水する配管83とから
構成されたものであって、第2ガス洗浄タンク10の上
部位置には、第1ガス洗浄タンク2に通じるガス輸送管
9Aと、被測定気体流量計13に通じるガス排出管9B
とが共に接続されている。また、第2ガス洗浄タンク1
0内の上部位置には該洗浄タンク10を仕切る仕切板8
4が設けられている。この仕切板84は洗浄タンク10
の上面から該洗浄タンク10の下面近傍位置との間で、
該洗浄タンク10を2つの室に85,86に仕切るもの
であって、第1ガス洗浄タンク2に通じるガス輸送管9
Aは、該洗浄タンク10の一方の室85に接続され、ま
た、被測定気体流量計13に通じるガス排出管9Bは、
該洗浄タンク10の他方の室86に接続されている。な
お、前記ヒータ30については実施態様と同じである
ので説明を省略する。
【0023】そして、以上のように構成された不純物捕
集装置では、上述した(一)〜(三)に加えて以下の作
用効果を奏している。 (四) 捕集液Aで飽和された被測定気体が、矢印aで
示すように仕切板84により洗浄タンク10内で迂回す
るように流通し、かつ洗浄タンク10内の被測定気体が
下方から上方に移動方向を換える箇所において、該被測
定気体を冷却装置80により冷却するようにしたので、
該被測定気体が、その移動方向を換える際に、冷却装置
80により冷却されているところの洗浄タンク10の底
部内壁にあたり、これにより該被測定気体が効率良く冷
却される、すなわち、洗浄タンク10の底部において、
該被測定気体中に気化状態で含まれる捕集液ミストが効
率良く液化され、捕集液戻り管11を通じて第1ガス洗
浄タンク2に効率良く還流される。
【0024】(五) 洗浄タンク10の下流側の室86
を流通する被測定気体は、冷却装置80により冷却され
て、該洗浄タンク10の上流側の室85を流通する被測
定気体よりもその温度が低くなっているので、冷却装置
80を経由する前の室85側の被測定気体が、仕切板8
4を介して、冷却装置80を経由した後の室86側の被
測定気体により冷却される、すなわち、冷却装置80を
経由する前の室85側の被測定気体の熱が、仕切板84
を介して、冷却装置80を経由した後の室86側の被測
定気体に奪われ、これにより上記(四)と同様、洗浄タ
ンク10での被測定気体の冷却を効率良く行なえる効果
が得られる。
【0025】《第1実施例の他の実施態様》 この例に示す不純物捕集装置では、図4に示すように、
第1ガス洗浄タンク2にその内部の捕集液Aを加熱する
ヒータ30が設けられ、また、第1ガス洗浄タンク2と
被測定気体流量計13との間に、冷却装置90を有する
冷却塔91が設けられている。前記冷却塔91は外側冷
却塔92と内側冷却塔93とを有する二重管構造になで
あって、外側冷却塔92の上部には、第1ガス洗浄タン
ク2に通じるガス輸送管9Aが接続され、かつ該外側冷
却塔92の下部には、液化された捕集液Aを第1ガス洗
浄タンク2内に戻すための捕集液戻り管11が設けられ
ている。一方、前記内側冷却塔93は、外側冷却塔92
に沿うように上下方向に向けて配置されたものであっ
て、その下部には、外側冷却塔92に連通する導入管9
3Aが接続され、かつその上部には、被測定気体流量計
13に通じるガス排出管9Bが接続されている。
【0026】一方、前記冷却装置90は、外側冷却塔9
2の下部の周囲に設けられた冷却管94と、この冷却管
94に対して下側から冷却水を供給する配管95と、前
記冷却管94の上側から冷却水を排水する配管96とか
ら構成されたものであって、基本構造は冷却装置80と
同じである。また、ヒータ30については実施態様と
同じであるので説明を省略する。そして、以上のように
構成された不純物捕集装置では、上述した(一)〜
(三)に加えて以下の作用効果を奏している。
【0027】(七) 捕集液Aで飽和された被測定気体
が、冷却塔91の外側冷却塔92と内側冷却塔93との
間に導入されて、これら外側冷却塔92と内側冷却塔9
3との間を上方から下方に向けて流通する。そして、こ
の被測定気体が、外側冷却塔92の底部に到達すると、
矢印bで示すように下方から上方に向けて移動方向を転
換した上で内側冷却塔93内に導入され、更に該内側冷
却塔93を経て、被測定気体流量計13に通じるガス排
出管9Bに排出される。そして、前記被測定気体が、冷
却塔91内で下方から上方に移動方向を換える箇所にお
いて、冷却装置90により冷却されているところの外側
冷却塔92の内壁にあたり、これにより該被測定気体が
冷却されて、該被測定気体中に気化状態で含まれる捕集
液ミストが液化され、この液化された捕集液ミストが、
捕集液戻り管11を通じて第1ガス洗浄タンク2に効率
良く還流される。
【0028】(八) 内側冷却塔93内を流通する被測
定気体は、冷却装置90により冷却されて、内側冷却塔
93と外側冷却塔92との間を流通する被測定気体より
もその温度が低くなっているので、冷却装置90を経由
する前の被測定気体(外側冷却塔92と内側冷却塔93
との間を流通する被測定気体)が、内側冷却塔93の壁
部を介して、冷却装置90を経由した後の被測定気体
(内側冷却塔93内の被測定気体)により冷却され、こ
れにより上記(七)と同様、冷却塔91での被測定気体
の冷却を効率良く行うことができる効果が得られる。
【0029】以下、本発明の第2実施例を図5を参照し
て説明する。図2において、符号50で示すものは、半
導体クリーンルーム(図示略)内の清浄空気や半導体ガ
スが被測定気体として吸入される被測定気体吸入管であ
って、該被測定気体吸入管50の途中には、不純物捕集
容器51に通じる捕集液供給管52が連結され、最終的
に後述するガス冷却容器53に接続されている。
【0030】不純物捕集容器51はその内部に純水等の
捕集液Aが貯留されるものであり、該不純物捕集容器5
1の周囲には、その内部の捕集液Aを加熱して気化させ
るためのヒータ54が設けられている。なお、このヒー
タ54はヒータ制御装置55により駆動されるようにな
っている。また、前記不純物捕集容器51の上部には、
気化した捕集液Aを送るための捕集液供給管52が設け
られ、この捕集液供給管52は、被測定気体吸入管50
に合流し、更にガス混合配管56を経てガス冷却容器5
3に至っている。そして、このような配管の構成によ
り、被測定気体吸入管50と捕集液供給管52とが合流
されたガス混合配管56内では、被測定気体と、気化し
た捕集液Aとが混合されるとともに、該捕集液A中に被
測定気体中に含まれている不純物が溶解された後、該混
合物がガス冷却容器53に供給されるようになってい
る。
【0031】ガス冷却容器53は、全体が傾斜するよう
に設けられた容器本体57と、この容器本体57を周囲
から冷却するための冷却装置58とから構成されてい
る。前記冷却装置58は、容器本体57の周囲に設けら
れた冷却管59と、この冷却管59に対して下側から冷
却水を供給する配管60と、前記冷却管59の上側から
冷却水を排水する配管61とから構成されるものであ
る。また、前記容器本体57は、その下部に、被測定気
体と気化した捕集液Aとの混合物が供給されるガス混合
配管56が接続されたものであって、その内部の壁面5
7Aにおいて、被測定気体と捕集液Aとの混合物が冷却
され、これにより該捕集液Aを液化するものである。そ
して、このとき、前記液化した捕集液Aには、ガス混合
配管56内において溶解された被測定気体中の不純物も
溶解されており、この不純物を含む捕集液Aは、容器本
体57の底部に設けられた捕集液戻り管62を通じて、
不純物捕集容器51に還流されるようになっている。
【0032】また、前記容器本体57の上部には、捕集
液A及び不純物が分離された後の被測定気体を排出する
配管63が設けられ、この配管63の途中には、被測定
気体の流量を測定するための被測定気体流量計64と、
該被測定気体を、前述の被測定気体吸入管50を通じて
装置内に吸引するためのブロワ65とが順次設けられて
いる。
【0033】不純物捕集容器51の底部には電磁弁66
を途中に有する配管67が設けられている。この配管6
7の末端には不純物分析計68が設けられており、この
不純物分析計68により、該配管67を通じて送られ
た、捕集液A中に含まれる不純物、すなわちガス混合配
管56において捕集された被測定気体中の不純物の量が
測定できるようになっている。また、不純物捕集容器5
1の上部には、該不純物捕集容器51内に捕集液Aを取
り入れるための配管69が設けられており、この配管6
9の途中には、捕集液流量計70及び電磁弁71が順次
設けられている。なお、前記捕集液流量計70は、不純
物捕集容器51に入れた捕集液Aの流量を測定し、これ
によって該不純物捕集容器51内にどれ程の捕集液Aが
貯留されているかを検出するものである。
【0034】この図5において符号72で示すものは、
被測定気体流量計64、捕集液流量計70の検出信号に
基づき、電磁弁66、不純物分析計68、電磁弁71、
ブロア65、ヒータ制御装置55を制御する駆動信号を
出力する制御装置であり、これら各構成要素と制御装置
との間には、信号の送信を行う信号線73〜79が設け
られている。なお、本実施例では、捕集液戻り管62を
別途設けるようにしたが、これに限定されず、ガス混合
配管56を通じて、被測定気体の導入と捕集液Aの還流
との両方を行わせるようにしても良い。そして、この場
合にはガス混合配管56が還流用配管となる。
【0035】次に、不純物捕集装置が行う動作について
工程順に説明する。なお、以下の動作は制御装置72か
ら出力される信号により行われるものである。 (1) 制御装置72から、信号線78を通じてブロア
65を動作させる駆動信号が出力されることにより、半
導体クリーンルーム(図示略)内の清浄空気や半導体ガ
スが、被測定気体として被測定気体吸入管50内に吸引
される。一方、制御装置72から、信号線79を通じて
ヒータ制御装置55を駆動する信号が出力される。これ
により該ヒータ制御装置55によりヒータ54が駆動さ
れ、不純物捕集容器51内の捕集液Aが加熱されて気化
する。
【0036】そして、この不純物捕集容器51内で気化
した捕集液Aは、捕集液供給管52を通じてガス混合配
管56に供給され、このガス混合配管56内において、
被測定気体吸入管50を通じて供給された被測定気体と
混合されるとともに、この捕集液A中に、被測定気体中
に含まれている不純物が溶解された後、ガス冷却容器5
3に供給される。ガス冷却容器53の容器本体57内で
は、被測定気体と捕集液Aとの混合物が冷却されて、こ
れにより、該捕集液Aが液化され、該捕集液Aとともに
該捕集液Aに溶解されていた不純物が、容器本体57の
底部の捕集液戻り管62を通じて、不純物捕集容器51
に還流される。一方、捕集液A及び不純物が分離された
後の被測定気体は、配管63を通じてブロア65により
排出される。このとき配管63を通じて排出される被測
定気体の流量は、被測定気体流量計64において測定さ
れる。
【0037】(2) 前記被測定気体流量計64におい
て、配管63を通過する被測定気体の流量が検出され、
かつこの検出信号が信号線73を通じて制御部72に供
給される。制御部72では配管63を通じて供給された
被測定気体の量が積算され、この積算値が予め設定した
値になったときに、信号線78を通じてブロワ65に対
する駆動信号の供給が停止される。 (3) 前記ブロワ65の停止後、一定時間経過した後
に、制御装置72から電磁弁66を開状態にする制御信
号が、信号線75を通じて出力され、これによって不純
物捕集容器51内の全捕集液Aが配管67を通じて不純
物分析計68に供給される。全ての捕集液Aが不純物分
析計68に供給されると(電磁弁66を開状態にした
後、一定時間経過したか否かで判断される)、制御部7
2からは、信号線76を通じて不純物分析計68におい
て捕集液A中の不純物の量を検出させる分析信号が出力
される。また、このとき、前記制御部72からは、信号
線75を通じて電磁弁66を閉状態にする信号が出力さ
れる。
【0038】(4) 制御装置72から、電磁弁71を
開状態にする制御信号が信号線77を通じて該電磁弁7
1に供給され、これによって配管69を通じて捕集液A
が不純物捕集容器51に入れられる。また、前記捕集液
流量計70では配管69を通過する捕集液Aの流量が検
出され、かつこの検出信号が信号線74を通じて制御部
72に供給される。この制御部72では配管69を通じ
て供給された捕集液Aの量が積算され、この積算値が予
め設定した値になったときに、信号線77を通じて、電
磁弁71を閉状態にする信号が出力され、これによって
不純物捕集容器51に対する捕集液Aの供給が停止され
る。すなわち、前記捕集液流量計70の検出信号に基づ
き、不純物捕集容器51内には配管69を通じて一定量
の捕集液Aが供給されることになる。 (5) 制御装置72から、信号線78を通じてブロア
65を動作させる駆動信号が出力され、半導体クリーン
ルーム(図示略)内の清浄空気や半導体ガスが、被測定
気体として被測定気体吸入管50を通じて不純物捕集容
器51内に吸引され、これによって上記(1)〜(4)
の動作が再度繰り返される。
【0039】そして、以上のように構成された不純物捕
集装置によれば、被測定気体吸入管50を通じて供給さ
れた被測定気体を、ガス混合配管56内において、不純
物捕集容器51で気化した捕集液Aと混合することによ
り、該捕集液A中に、被測定気体中の不純物を溶解する
ことができ、更にガス冷却容器53内において、これら
混合物を冷却して、不純物を含む捕集液Aを捕集液戻り
管62を通じて、不純物捕集容器51に還流させること
ができ、これによって、 (一) 該捕集液Aが濃縮することを防止しつつ、該捕
集液A内に被測定気体中の不純物を抽出して溶解させる
ことができ、その結果として、捕集液A中に溶解した不
純物の量を不純物分析計68において正確に測定するこ
とができ、半導体クリーンルーム内の清浄空気や半導体
ガスを正確にモニタリングできる効果が得られる。
【0040】(二) また、不純物捕集容器51内の捕
集液Aが気化して濃縮することが防止されることから、
微量な不純物を測定するために被測定気体を多量に被測
定気体吸入管50に導入した場合であっても、不純物捕
集容器51内の捕集液Aは常時一定量に保持され、これ
によって、微量な不純物をも誤差を発生させることなく
正確に測定できる効果が得られる。 (三) 不純物捕集容器51〜ガス混合配管56〜ガス
冷却容器53〜捕集液戻り管62により捕集液Aをクロ
ーズドサイクルにすることができ、これによって一回の
測定において捕集液Aの補充を必要とせず、これによっ
てメンテナンスを容易に行うことが可能となる効果が得
られる。
【0041】なお、本実施例では、抵抗により電気信号
を熱に変換するヒータ54を使用したが、これに限定さ
れず赤外線ランプ等の加熱手段を使用しても良い。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、これらの発
明によれば、気化させた捕集液中に、被測定気体に含有
されていた不純物を解け込ませることができ、更にガス
冷却容器において、該捕集液を液化させて、該捕集液
を、該捕集液中に溶解されていた不純物ともに、還流用
配管を通じて不純物捕集容器内に還流させることができ
るので、 捕集液が濃縮することを防止しつつ、該捕集液に溶
解された被測定気体中の不純物の量を正確に測定するこ
とができ、半導体クリーンルーム内の清浄空気や半導体
ガスを正確にモニタリングできる効果が得られる。ま
た、このとき、気化した捕集液中に溶解されていた不純
物をも該捕集液とともに不純物捕集容器内に回収するこ
とができ、これによって不純物の捕集効率を上げること
ができ、この点においても、捕集液中に溶解した不純物
の量を正確に測定できる効果が得られる。 不純物捕集容器内の捕集液が気化して濃縮すること
が防止されることから、微量な不純物を測定するために
被測定気体を多量に供給した場合であっても、不純物捕
集容器内の捕集液は常時一定量に保持され、これによっ
て微量な不純物をも誤差を発生させることなく正確に測
定できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す配管図。
【図2】本発明の第1実施例の他の態様を示す配管
図。
【図3】本発明の第1実施例の他の態様を示す配管
図。
【図4】本発明の第1実施例の他の態様を示す配管
図。
【図5】本発明の第2実施例を示す配管図。
【符号の説明】
1 被測定気体吸入管 2 第1ガス洗浄タンク(不純物捕集容器) 10 第2ガス洗浄タンク(ガス冷却容器) 11 捕集液戻り管(還流用配管) 50 被測定気体吸入管 51 不純物捕集容器 53 ガス冷却容器 54 ヒータ(加熱手段) 56 ガス混合配管(ガス混合部) 62 捕集液戻り管(還流用配管) 91 冷却塔(ガス冷却容器)
フロントページの続き (72)発明者 新田 道夫 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 船橋 達也 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 岩田 照史 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に捕集液が貯留され、この捕集液内
    に被測定気体が導入される被測定気体吸入管が配置され
    た不純物捕集容器と、 この不純物捕集容器を経由した被測定気体が導入され
    て、該被測定気体を冷却させるガス冷却容器と、 このガス冷却容器で冷却されて液化した被測定気体中の
    捕集液を、不純物捕集容器に還流させる還流用配管とを
    有する不純物捕集装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段を備え、該加熱手段の熱により
    内部に貯留された捕集液を気化させる不純物捕集容器
    と、 この不純物捕集容器から気化された捕集液と被測定気体
    とを混合させ、該捕集液に対して被測定気体中の不純物
    を溶解させるガス混合部と、 このガス混合部で混合された混合物を冷却して、被測定
    気体中の捕集液を液化させるガス冷却容器と、 このガス冷却容器で冷却されて液化した被測定気体中の
    捕集液を、不純物捕集容器に還流させる還流用配管とを
    有する不純物捕集装置。
JP22896792A 1991-09-18 1992-08-27 不純物捕集装置 Withdrawn JPH05240753A (ja)

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JP23838291 1991-09-18
JP3-238382 1991-09-18

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151653A (ja) * 1993-11-30 1995-06-16 Sumika Bunseki Center:Kk サンプリングキットとサンプリング及び分析方法
JP2013156043A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 試料ガス採取装置
KR101312255B1 (ko) * 2013-03-19 2013-09-25 한국기계연구원 증기유량 측정장치 및 방법

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Effective date: 19991102