JPH06174605A - バイアルサンプラ装置 - Google Patents

バイアルサンプラ装置

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Publication number
JPH06174605A
JPH06174605A JP4327091A JP32709192A JPH06174605A JP H06174605 A JPH06174605 A JP H06174605A JP 4327091 A JP4327091 A JP 4327091A JP 32709192 A JP32709192 A JP 32709192A JP H06174605 A JPH06174605 A JP H06174605A
Authority
JP
Japan
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vial
stopper
duct
bottle
storage case
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Pending
Application number
JP4327091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ichikawa
義幸 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06174605A publication Critical patent/JPH06174605A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 バイアルびんの操作を自動化し、作業員の被
曝の恐れと分析室とサンプリング室間を往復する面倒を
解消するバイアルサンプラ装置を提供する。 【構成】 本装置は、バイアルびん22を収納しびんが
水平になった状態で転がるようにガイドレール10と係
合する溝20を有するびん収納ケース1と、安全な外部
の部屋25に下り勾配をもって設置されたストッカーA
2と、これの端末に接続されサンプリング室26に至
り、バイアルサンプラ27内で方向を変え再び部屋25
に戻り端末がストッカーB11に接続され全長にガイド
レール10を有するダクト3と、ストッカーA2の末端
部に設けられたストッパA4,B5と、バイアルサンプ
ラ27内のダクト折返し点手前に設けられたストッパC
8と、ストッパC8で停止したびん収納ケース1内のバ
イアルびん22のゴム栓に貫入して排ガスをびんに採取
するための注射針15を有する注射針駆動部16を具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所などにお
いて、正常運転時および停止時に、排ガス(オフガス)
を定期的あるいは必要に応じて放射性ガス核種分析を行
なうため、所定量の排ガスを採取するバイアルサンプラ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力プラントでは、発生する排ガス
(オフガス)を定期的あるいは必要時に採取し、分析室
で放射性ガスの核種分析を行なっている。
【0003】バイアルびんへの採取方法として、サンプ
リング室に設置されているバイアルサンプラに作業員が
バイアルびんを持参し、バイアルサンプラに取り付けた
後サンプリング室から退出し、外部の部屋に設置された
操作盤によりバイアルサンプラを作動させバイアルびん
に排ガスを採取する。その後、作業員が再びサンプリン
グ室に入って採取済のバイアルびんを外し、サンプリン
グ室から持出して分析室へ持帰る作業を行なっていた。
【0004】バイアルサンプラに取り付けたバイアルび
んは、一旦真空ポンプで真空引きを行なった後にサンプ
リングしバルブを切換えてバイアルびんにサンプルガス
を採取する。
【0005】従来のバイアルびんは、びんの口にゴム栓
を取り付けた構造であり、これをホルダーに装填し、バ
イアルサンプラに設けられた注射針がゴム栓を貫通でき
るようにホルダーを取り付け、採取完了後に取り外すと
いう作業は、人手により行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】バイアルサンプラが設
置されているサンプリング室では放射性ガスをサンプリ
ングしており、この中に作業員がバイアルびんを装着脱
するため入室すると放射線被曝の恐れがあり、これを考
慮して従来は、バイアルサンプラの周囲を鉛の板で囲ん
だり、エアパージ等を行なっていたが、作業性の低下,
シーケンスの複雑化,採取時間が長くかかる等の問題が
あった。また、分析室からサンプリング室まで作業員が
バイアルびんを持参し、採取後持帰る従来の方法では、
分析にかけるまでの時間が長い、不便等の問題があっ
た。
【0007】そこで本発明は、バイアルびんの装着脱お
よびバイアルサンプラへの搬入,搬出を自動化すること
で、サンプリング室への作業員の入室をやめて被曝の恐
れをなくし、さらに分析室とサンプリング室間を往復す
る面倒も解消するバイアルサンプラ装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のバイアルサンプ
ラ装置は、バイアルびんを収納しびんの軸が水平になっ
た状態で転がるようにするためケースの長手方向中央位
置においてびんの軸に直交する平面がケース外面と交わ
る線に合致させて溝が外面全周にわたり設けられたびん
収納ケースと、このびん収納ケースを試料採取前の状態
で複数個びんの軸を水平にしてストックしておくため分
析室など外部の部屋に下り勾配をつけて設置され上下の
内面にそれぞれびん収納ケースの溝にゆるく係合するガ
イドレールが長手方向に設けられたストッカーAと、こ
のストッカーAの下流側端末部に設けられびん収納ケー
スを保持するためのストッパBと、このストッパBによ
り保持されたびん収納ケース1個分だけストッパBと間
隔を有してストッカーAに設けられびん収納ケースを保
持するためのストッパAと、始端を前記ストッカーAの
下流側端末に接続され下り勾配を保って前記分析室など
外部の部屋を出てサンプリング室に至り、この室内のバ
イアルサンプラ内で方向を変えた後この室を出て前記外
部の部屋に入り、終端が試料採取後のびん収納ケースを
ストックしておくためのストッカーBに接続され且つ上
下の内面にガイドレールが全長にわたって設けられたダ
クトと、このダクトが前記バイアルサンプラ内で方向を
変える部位の上流側近傍に設けられびん収納ケースを定
位置に保持するストッパCと、このストッパCにより保
持されたびん収納ケース内のバイアルびんの軸と同心的
にダクト両側壁に明けられた穴と、この穴に対向してダ
クトの外に設置された投光器および受光器と、前記穴と
同心的に注射針を前記バイアルびんのゴム栓に向けてダ
クトの外に設置されこの注射針をゴム栓に貫入させる前
進およびダクト外へ後退させる動作を行なう注射針駆動
部と、前記ストッパA,B,Cをそれぞれダクト内へ前
進およびダクト外へ後退させるストッパ駆動部A,B,
Cとを具備している。
【0009】
【作用】本発明のバイアルサンプラ装置においては、分
析室からの起動信号によりストッカーA内のストッパB
が下降し、びん収納ケースは、ストッカーAの下り勾配
により上下のガイドレールで案内され収納しているバイ
アルびんのゴム栓の向きを一定に保ちながら水平軸回り
に転がってダクト内へ移動し、ダクトの上下のガイドレ
ールで案内されながら向きを保ってダクトの下り勾配に
よって転がり、ストッパCで停止する。このとき投光器
から穴を通って受光器に受光されていた光がびん収納ケ
ースでさえぎられることによってびん収納ケースの到着
を検知し、ストッカーAのストッパ駆動部Bに信号を送
ってストッパBを挿入させた後ストッパ駆動部Aに信号
を送ってストッパAを下降させ、後方にあるびん収納ケ
ースをストッパBまで移動させる。その後、ストッパ駆
動部AによりストッパAをストッカーA内に挿入させ
る。
【0010】さらに、上記諸動作と同時的に、びん収納
ケース到着検知信号により注射針駆動部を作動させ、注
射針を前進させてバイアルびんのゴム栓を貫通した状態
で停止させ、注射針にチューブで切替弁を介し接続され
ている真空ポンプを作動させてバイアルびん内を真空引
きした後、サンプルポンプに切替えて注射針から排ガス
をバイアルびん内に採取する。その後、再び注射針駆動
部を作動させて注射針をゴム栓から引き抜いて元の位置
まで後退させて停止させる。
【0011】この引き抜き完了信号をストッパ駆動部C
に送ってストッパCを引き抜き、採取の終ったびん収納
ケースはダクトの下り勾配によってガイドレールに案内
されながらダクト内を転がり移動し、ダクトの終端に接
続されたストッカーBに入って停止し、ランプ表示およ
びブザーによりびん収納ケースに収められサンプリング
済のバイアルびんの到着が報知される。この到着検知信
号をストッパ駆動部Cに送ってストッパCをダクト内へ
挿入する。
【0012】
【実施例】以下、図面に示して実施例に基いて本発明を
詳細に説明する。
【0013】図1(a),(b),(c)に本発明一実
施例のバイアルサンプラ装置を示す。図1(a),
(b),(c)に示すように、バイアルサンプラ装置
は、びん収納ケース1と、ストッカーA2と、ダクト3
と、ストッパA4と、ストッパB5と、ストッパC8
と、ストッカーB11と、注射針15とを具備してい
る。
【0014】びん収納ケース1は、バイアルびん22を
収納し、びんの軸が水平になった状態で転がるようにす
るため、ケースの長手方向中央位置においてびんの軸に
直交する平面がケース外面と交わる線に合致させて溝が
外面全周にわたり設けられた構成であって、図1(b)
に示す円筒形と、図1(c)に示す球形との2種類があ
る。
【0015】ストッカーA2は、びん収納ケース1を試
料採取前の状態で複数個をびんの軸に水平にしてストッ
クしておくためのもので、分析室など外部の部屋25
に、下り勾配をつけて設置され、ストッカーA2の上下
の内面にはそれぞれびん収納ケース1の溝にゆるく係合
するガイドレール10が長手方向に全長にわたって設け
られている。このストッカーA2の下流側端末部にはス
トッパB5が設けられ、ストッパ駆動部B7により、上
昇してストッカーA2内へ挿入されたり、下降してスト
ッカーA外へ退出させられたりする。さらに、ストッパ
B5により保持されたびん収納ケース1の1個分だけス
トッパB5と間隔を有してストッパA4がストッパ駆動
部A6と共にストッカーA2に設けられている。
【0016】ダクト3は、その始端をストッカーA2の
下流側端末に接続され、下り勾配を保って分析室など外
部の部屋25を出てサンプリング室26に至り、この室
内のバイアルサンプラ27内で方向を変え、再びバイア
ルサンプラ27から出て、サンプリング室26から外部
に出た上前記の外部の部屋25に入り、その終端は試料
採取後のびん収納ケース1をストックしておくためスト
ッカーB11に接続されている。また、ダクト3の上下
の内面には、ストッカーA2のガイドレール10につな
がるガイドレール10が、長手方向全長にわたって設け
られている。
【0017】ダクト3がバイアルサンプラ27内で方向
を変える部位の上流側近傍には、ストッパ駆動部C9に
よってダクト3内への前進,ダクト外への後退を行なう
ストッパC8が設けられている。
【0018】ストッパC8により保持されたびん収納ケ
ース1内のバイアルびんの軸と同心な位置をとってダク
ト3の両側壁には穴12が明けられている。この穴12
に対向してダクト3の外側には投光器13と受光器14
が光軸を合わせて設置されている。
【0019】さらに、穴12と同心的に位置した注射針
15をストッパC8で保持されたびん収納ケース1内の
バイアルびんのゴム栓の中心に貫入させる前進およびダ
クト3外へ後退させる動作を行なう注射針駆動部16が
バイアルサンプラ27内に設置されている。なお、図示
してないが、注射針15にはチューブにより切替弁を介
し真空ポンプおよびサンプルポンプが接続されている。
【0020】びん収納ケース1は、図1(b)に示す円
筒形と、図1(c)に示す球形との2種類が使用可能で
ある。円筒形のびん収納ケース1aは、図1(b)に示
すように、ロック機構(図示せず)をはずすことでヒン
ジ19にて開閉できる縦半割りの円筒殻で形成されてお
り、各半割り円筒殻の内部にはそれぞれ緩衝材18が充
填されていてその中央部には、収納されるバイアルびん
22を縦割りにした形の凹みが、バイアルびん22を収
納したときゴム栓23の軸心が円筒殻の一方の端面の合
わせ目の線の中心に合致し、且つゴム栓23の外端面が
円筒殻の前記端面とほぼ面一になるように位置決めされ
て形成されている。一方、円筒殻のゴム栓23と接する
端面の合わせ目の中央部には、ゴム栓23と干渉しない
ようにゴム栓の形に合わせた切欠き24が形成されてい
る。また、円筒殻の長手方向中央位置において円筒殻の
軸線に直交する平面が円筒殻外面と交わる線に合致させ
てダクト3およびストッカーA2のガイドレール10に
ゆるく係合する溝20が円筒殻外面全周にわたって設け
られている。
【0021】球形のびん収納ケース1bは、図1(c)
に示すように、ロック機構21をはずすことでヒンジ1
9にて開閉できる半割りの球殻で形成されており、各半
割り球殻の内部にはそれぞれ緩衝材18が充填されてい
てその中央部には収納されるバイアルびん22を縦割り
した形の凹みが、バイアルびん22を収納したときゴム
栓23の軸心がヒンジ19と反対側の球殻の合わせ目の
線に合致し、且つゴム栓23の外端面が球殻外面とほぼ
面一になるように位置決めされて形成されている。一
方、球殻のゴム栓23と接する球殻の合わせ目には、ゴ
ム栓23と干渉しないようにゴム栓の形に合わせた切欠
き24が形成されている。また、球殻の中心を含み凹み
にセットされたバイアルびん22の軸に直交する平面が
球殻外面と交わる線に合致させてダクトおよびストッカ
ーA2のガイドレール10にゆるく係合する溝20が球
殻外面全周にわたって設けられている。
【0022】次に、上記のように構成された本発明一実
施例のバイアルサンプラ装置の作用を説明する。
【0023】図1(a)に示すように、ストッカーA2
内にびん収納ケース1をストッパB5とストッパA4の
間に1個、ストッパA4の後に複数個セットする。各び
ん収納ケース1は、収納されているバイアルびん22の
ゴム栓23が注射針15の設けられている側にあるよう
に向きをとり、各びん収納ケース1の溝20をストッカ
ーA2の上下内面のガイドレール10に係合させてセッ
トされる。このときはストッパC8もダクト3内へ挿入
されている。この状態を示したのが図2(a)である。
以下、図2を参照しながら装置の動作を説明する。
【0024】分析室など外部の部屋25からの起動信号
によりストッパ駆動部B7を作動させてストッパB5を
ストッカーA2から引き抜き、ストッカーA2の下り勾
配により、上下のガイドレール10で案内されているび
ん収納ケース1がゴム栓の向きを一定に保ちながら水平
軸回りに転がってダクト3内へ移動する。この状態を図
2(b)に示す。
【0025】ダクト3の下り勾配によりダクト3内を転
がり移動したびん収納ケース1は、バイアルサンプラ2
7内のダクト3に設置してあるストッパC8の所で止ま
って保持される。この状態を図2(c)に示す。
【0026】このとき、投光器13から穴12を通って
受光器14に受光されていた光が図2(h)に示すよう
にびん収納ケース1でさえぎられることによって、びん
収納ケース1の到着が検知され、ストッカーA2のスト
ッパ駆動部B7に信号を送ってストッパB5をダクト3
内へ挿入させる。この状態を図2(d)に示す。
【0027】ストッパ駆動部B7の挿入終了信号により
ストッパ駆動部A6を作動させダクト3からストッパA
4を引き抜く。この状態を図2(e)に示す。ストッパ
A4が引き抜かれたため後位のびん収納ケース1が前へ
移動してストッパB5により停止する。この状態を図2
(f)に示す。ストッパA4引き抜き後一定時間経過す
るとストッパ駆動部A6によりストッパA4をダクト3
内へ挿入する。この状態を図2(g)に示す。
【0028】図2(h)に示したように、びん収納ケー
ス1の到着を受光器14が検知した到着信号は同時に注
射針駆動部16に送られ、注射針駆動部16は注射針1
5を前進させ、びん収納ケース1内のバイアルびん22
のゴム栓23を貫通した状態で停止させ、次に真空ポン
プを作動させてバイアルびん22内を真空引きし、その
後サンプルポンプに切替えて排ガスを注射針15を介し
バイアルびん22内に採取する。この状態を図2(i)
に示す。
【0029】採取完了後、注射針駆動部16は注射針1
5をゴム栓23から引き抜き、元の位置まで後退させて
停止させる。この状態を図2(j)に示す。
【0030】注射針駆動部16の引き抜き完了信号をス
トッパ駆動部C9に送ってストッパC8をダクト3から
引き抜き、採取の終ったびん収納ケース1はダクト3の
下り勾配によってガイドレール10で案内されながらダ
クト3内を転がり移動する。この状態を図2(k)に示
す。
【0031】びん収納ケース1がダクト3終端に接続さ
れたストッカーB11に入って停止すると、ランプ表示
およびブザーによりびん収納ケース1に収められたサン
プリング済のバイアルびん22の到着が報知される。こ
の到着検知信号をストッパ駆動部C9に送ってストッパ
C8をダクト3内へ挿入する。この状態を図2(l)に
示す。
【0032】以上により1回の搬入,採取,搬出の動作
が完了し、次の起動信号によって次のサイクルに入り、
上記の順序動作が行なわれる。
【0033】上述したように、本発明一実施例のバイア
ルサンプラ装置によれば、サンプリング室26外の安全
な分析室など外部の部屋25に設置したストッカーA2
にバイアルびん22を収納したびん収納ケース1をセッ
トし、サンプリング室26内のバイアルサンプラ27内
への搬入,搬出および注射針15へのバイアルびん22
の装着脱,排ガス採取を全て自動化したことにより、被
曝の恐れが無く且つ短時間で連続採取が可能であり、従
来技術の欠点を解消でき、安全性,信頼性の面で大きく
向上する。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、バ
イアルびんを収納しびんの軸が水平になった状態で転が
るようにケースの長手方向中央位置でびんの軸に直交す
る平面がケース外面と交わる線に合致させて溝が外面全
周にわたり設けられたびん収納ケースと、このびん収納
ケースを試料採取前の状態で複数個びんの軸を水平にし
てストックしておくため分析室など外部の部屋に下り勾
配をつけて設置され上下の内面にそれぞれびん収納ケー
スの溝にゆるく係合するガイドレールが長手方向に設け
られたストッカーAと、このストッカーAの下流側端末
部に設けられびん収納ケースを保持するためのストッパ
Bと、このストッパBにより保持されたびん収納ケース
1個分だけストッパBと間隔を有してストッカーAに設
けられびん収納ケースを保持するためのストッパAと、
始端を前記ストッカーAの下流側端末に接続され下り勾
配を保って前記分析室など外部の部屋を出てサンプリン
グ室に至り、この室内のバイアルサンプラ内で方向を変
えた後この部屋を出て前記外部の部屋に入り、終端が試
料採取後のびん収納ケースをストックしておくためのス
トッカーBに接続され且つ上下の内面にガイドレールが
全長にわたって設けられたダクトと、このダクトが前記
バイアルサンプラ内で方向を変える部位の上流側近傍に
設けられびん収納ケースを定位置に保持するストッパC
と、このストッパCにより保持されたびん収納ケース内
のバイアルびんの軸と同心的にダクト両側壁に明けられ
た穴と、この穴に対向してダクトの外に設置された投光
器および受光器と、前記穴と同心的に注射針を前記バイ
アルびんのゴム栓に向けてダクトの外に設置されこの注
射針をゴム栓に貫入させる前進およびダクト外へ後退さ
せる動作を行なう注射針駆動部と、前記ストッパA,
B,Cをダクト内へ前進およびダクト外へ後退させるス
トッパ駆動部A,B,Cとを具備したバイアルサンプラ
装置を実現したことにより、サンプリング室外の安全な
分析室など外部の部屋に設置したストッカーAにバイア
ルびんを収納したびん収納ケースをセットすれば、サン
プリング室内のバイアルサンプラへの搬入,搬出および
注射針へのバイアルびんの装着脱,排ガス採取が全て自
動で行なわれるので、従来技術でのサンプリング室への
作業員の入室が無くなり被曝の恐れが無くなるととも
に、搬入,搬出のため分析室など外部の部屋とサンプリ
ング室間を往復する面倒も解消され、被曝の恐れなく短
時間での連続採取が可能となり、排ガスサンプリングの
効率化、安全性,信頼性の向上が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b),(c)は本発明一実施例
のバイアルサンプラ装置を示し、図1(a)は全体構成
を示す概略図であり、図1(b)は図1(a)の装置で
使用する円筒形のびん収納ケースを示す斜視図であり、
図1(c)は図1(a)の装置で使用する球形のびん収
納ケースを示す斜視図である。
【図2】図2(a),(b),(c),(d),
(e),(f),(g),(h),(i),(j),
(k),(l)はそれぞれ図1(a)の装置におけるび
ん収納ケースのストッカーAへのセットからバイアルサ
ンプラへの搬送,排ガスの採取、ストッカーBへの搬出
までの順序動作を時系列で示す概略図である。
【符号の説明】
1…びん収納ケース 2…ストッカーA 3…ダクト 4…ストッパA 5…ストッパB 6…ストッパ駆動部A 7…ストッパ駆動部B 8…ストッパC 9…ストッパ駆動部C 10…ガイドレール 11…ストッカーB 12…穴 13…投光器 14…受光器 15…注射針 16…注射針駆動部 18…緩衝材 19…ヒンジ 20…溝 21…ロック機構 22…バイアルびん 23…ゴム栓 24…切欠き 25…分析室など外部の部屋 26…サンプリング室 27…バイアルサンプラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイアルびんを収納しびんの軸が水平に
    なった状態で転がるようにするためケースの長手方向中
    央位置においてびんの軸に直交する平面がケース外面と
    交わる線に合致させて溝が外面全周にわたり設けられた
    びん収納ケースと、このびん収納ケースを試料採取前の
    状態で複数個びんの軸を水平にしてストックしておくた
    め分析室など外部の部屋に下り勾配をつけて設置され上
    下の内面にそれぞれびん収納ケースの溝にゆるく係合す
    るガイドレールが長手方向に設けられたストッカーA
    と、このストッカーAの下流側端末部に設けられびん収
    納ケースを保持するためのストッパBと、このストッパ
    Bにより保持されたびん収納ケース1個分だけストッパ
    Bと間隔を有してストッカーAに設けられびん収納ケー
    スを保持するためのストッパAと、始端を前記ストッカ
    ーAの下流側端末に接続され下り勾配を保って前記分析
    室など外部の部屋を出てサンプリング室に至り、この室
    内のバイアルサンプラ内で方向を変えた後この室を出て
    前記外部の部屋に入り、終端が試料採取後のびん収納ケ
    ースをストックしておくためのストッカーBに接続され
    且つ上下の内面にガイドレールが全長にわたって設けら
    れたダクトと、このダクトが前記バイアルサンプラ内で
    方向を変える部位の上流側近傍に設けられびん収納ケー
    スを定位置に保持するストッパCと、このストッパCに
    より保持されたびん収納ケース内のバイアルびんの軸と
    同心的にダクト両側壁に明けられた穴と、この穴に対向
    してダクトの外に設置された投光器および受光器と、前
    記穴と同心的に注射針を前記バイアルびんのゴム栓に向
    けてダクトの外に設置されこの注射針をゴム栓に貫入さ
    せる前進およびダクト外へ後退させる動作を行なう注射
    針駆動部と、前記ストッパA,B,Cをそれぞれダクト
    内へ前進およびダクト外へ後退させるストッパ駆動部
    A,B,Cとを具備したバイアルサンプラ装置。
  2. 【請求項2】 びん収納ケースが、ロック機構をはずす
    ことでヒンジにて開閉できる半割りの球殻で形成され各
    半割り球殻の内部にはそれぞれ緩衝材が充填されていて
    その中央部には収納されバイアルびんを縦割りした形の
    凹みが、収められたバイアルびんのゴム栓の軸心がヒン
    ジと反対側の球殻の合わせ目の線に合致し且つこのゴム
    栓の外端面が球殻外面とほぼ面一になるように位置決め
    されて形成されており、さらにこのゴム栓と干渉しない
    ようにゴム栓の形に合わせた切欠きが球殻の合わせ目に
    形成されており、且つ球殻の中心を含み前記凹みにセッ
    トされたバイアルびんの軸に直交する平面が球殻外面と
    交わる線に合致させてダクトおよびストッカーAのガイ
    ドレールにゆるく係合する溝が球殻外面全周にわたって
    設けられた構造であることを特徴とする請求項1記載の
    バイアルサンプラ装置。
  3. 【請求項3】 びん収納ケースが、ロック機構をはずす
    ことでヒンジにて開閉できる縦半割りの円筒殻で形成さ
    れ各半割り円筒殻の内部にはそれぞれ緩衝材が充填され
    ていてその中央部には収納されるバイアルびんを縦割り
    した形の凹みが、収められたバイアルびんのゴム栓の軸
    心が円筒殻の一方の端面の合わせ目の線の中心に合致し
    且つこのゴム栓の外端面が円筒殻の前記端面とほぼ面一
    になるように位置決めされて形成されており、さらにこ
    のゴム栓と干渉しないようにゴム栓の形に合わせた切欠
    きが円筒殻の前記端面の合わせ目の中央部に形成されて
    おり、且つ円筒殻の長手方向中央位置において円筒殻の
    軸線に直交する平面が円筒殻外面と交わる線に合致させ
    てダクトおよびストッカーAのガイドレールにゆるく係
    合する溝が円筒殻外面全周にわたって設けられた構造で
    あることを特徴とする請求項1記載のバイアルサンプラ
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174908A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 National Institute For Agro-Environmental Science ガス採取装置
CN102435429A (zh) * 2011-10-11 2012-05-02 四川大学华西医院 生物胶垫的用途及用于检测穿刺针针头锋利度的检测装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174908A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 National Institute For Agro-Environmental Science ガス採取装置
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