JP3199440B2 - 遮蔽区域内の流体のサンプリングを行う装置 - Google Patents

遮蔽区域内の流体のサンプリングを行う装置

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JP3199440B2 JP10485392A JP10485392A JP3199440B2 JP 3199440 B2 JP3199440 B2 JP 3199440B2 JP 10485392 A JP10485392 A JP 10485392A JP 10485392 A JP10485392 A JP 10485392A JP 3199440 B2 JP3199440 B2 JP 3199440B2
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フランソワ コンシュ
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コグマ,コンパニー ジェネラール デ マチエール ヌクレイル
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生体保護床板の下に位置
する、密閉区域内の放射性液体の如き流体の、サンプリ
ングを遠隔地点において行うように考えられた装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この型の多くの装置は放射性核燃料を処
理する工場内に設置され、該工場の種々の部分における
活性溶液のサンプリングを、遠隔地点において自動的に
行うようになっている。このような装置によれば流体試
料はこれを試験室において分析する前に、可撓性プラス
チック材料によって形成され、かつ予め真空にされた、
広口びんと称されるびんの中に、制御された態様で導入
される。
【0003】使用する材料の重量および容積を大とする
ことなく、粒子αおよび放射線γから人体を保護するた
めに、FR−A−2 515 350はサンプリングを
直接、生体保護床板の下に位置するタンクの内部で行う
ことを提案している。そのためにはびんは、タンクの底
部に配置された針と係合し、かつサンプリングせんとす
る種々の流体が送給される前に、床板を通過するように
される。したがって各針はタンクの底部の下方で、FR
−A−2 516 242に記載されているような回路
によって流体の供給されたびんに突き刺される。
【0004】このような装置において大きな問題となる
のは、床板を通してのびんの移送と、盲目的かつ自動的
に行う必要のあるサンプリングである。FR−A−2
515 350に記載されているこの問題の解決方法は
完全に機械的なものである。したがってびんを、空気的
移送システムによって装置に導入する時には、水平ピス
トンによってこのびんはピットの上端まで押動され、こ
のピット内の下降が、床板を垂直に通るウオームの回転
によって制御される。ピットの底部においてびんは軸線
の垂直な回転ドラムによって取り上げられ、このドラム
の回転によってびんは、床板部材を通る捕捉工具の下に
動かされる。この捕捉工具はびんの下降を制御し、かつ
該びんに針が刺さることによってサンプリングが行われ
る。タンク底部の単数または複数の円弧に沿って配置さ
れた針に近接し得るようにするために、この組立体は床
板に属する回転プラグで、その軸線が前記円弧の軸線と
一致する回転プラグの上に装架される。
【0005】このような機構は比較的複雑であり、特に
びんがピストンによって押動され、かつウオームにより
制御されてピット内を下降する時に、これらのびんに詰
まりが生じると言う許容し難い危険を伴う。床板を通る
時に生じるこのびんの詰まりは、特に人体にとって微妙
な、かつ危険な問題の解決方法を必要とすることは明ら
かである。
【0006】さらに前記資料に記載されている装置は、
サンプリングを行った後、タンクの底部からびん取り出
すようになっており、これは普通遮蔽区域外に設置され
ている試料分析研究室と両立させることが困難である。
充填されたびんを前述の機構によって再び床板を通して
取り出し得るようにする時には、別の装置(図示せず)
を必要とするようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、同様
に床板の下に位置するサンプリングタンクを使用して、
流体のサンプリングを行う装置を提供せんとするもので
あるが、この装置においては遠隔操作によって、びんが
床板を両方向に通り、得るようにし、かつサンプリング
を従来技術に比して簡単にかつ確実に行い、びんの詰ま
りの生じる危険を軽減し、充填されたびんを容易に取り
出して、遮蔽区域外に位置する分析研究室に送り得るよ
うにされる。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明によれば、前記の
如き問題は、保護床板の下に位置する遮蔽区域内の流体
をサンプリングする装置において、床板の下に位置する
サンプリングタンクと、該タンクの底部を通る少なくと
も一つのサンプリング針と、床板を通してタンクに、ま
たは該タンクからサンプリング針を一つずつ移送し、サ
ンプリングびんの一つずつに前記針が刺さり、サンプリ
ングが行われるようにする遠隔操作装置とを有する装置
において、前記遠隔操作装置が:床板部材を通して、上
方待機位置と下方サンプリング位置との間を垂直に移動
し得るびん移送管と、前記床板部材の下で、前記管に対
して偏倚した軸線の回りを回転するように装架されたド
ラムで、びん受け入れ胴体を有し、該胴体がその回転に
よって、管の下にくるような、びん受け入れおよび排出
角度位置と、胴体がサンプリング針の上にくるような少
なくとも一つのサンプリング角度位置とに移動し得るよ
うになったドラムと、前記管内においてびんを空気によ
り下方および上方に移送する装置とを有していることを
特徴とする装置を提供することによって解決される。
【0009】前記サンプリング装置においては、真空の
びんを空気移送システムによって、床板の下に位置する
胴体内に直接送給することができる。ドラムが回転する
だけで前記胴体は、如何なる捕捉工具をも必要とするこ
となく、ドラムを担持する床板部材が下降することによ
り、直接サンプリングが行われる位置に動かされる。床
板部材およびドラムが逆の運動を行えば胴体は再び、充
填されたびんの入っている胴体を移送管の垂直上方に動
かす。この時充填されたびんは、前記管により空気搬送
装置の作用を受けて分析試験室に送られる。
【0010】従来技術におけると同様に複数のサンプリ
ング針が、ドラムの軸線に対して偏倚した軸線を有す
る、少なくとも一つの円弧に沿ってタンクの底部に配置
される。この円弧の軸線と一致した軸線を有する回転プ
ラグは、タンクの上方の床板の1部分を形成し、かつこ
の床板部材は回転プラグ内に位置し、胴体の各サンプリ
ング角度位置において、回転プラグが1回転した時に、
この胴体が各針の上に動かされるようになっている。
【0011】ドラムの回転は特に制御装置によって制御
され、この制御装置は前記床板部材上に装架され、かつ
軸線に沿って床板部材を通り、かつ下端においてドラム
に固定された制御軸を作働する。
【0012】びんの空気移送装置は空気供給管を有し、
該供給管は前記制御軸内を延び、かつ胴体の下方に開口
している。常態では弁を形成する第1装置を通ってタン
クの通気装置と連通するこの供給管は、充填済みのびん
を取り出さんとする時には、弁を形成する第2装置を通
して圧縮空気供給装置に連結される。
【0013】本発明の好適な実施例においては、各サン
プリング針はタンクの底部に設けられた容器に嵌め込ま
れる。遠隔操作装置は胴体上に装架された離脱阻止機構
を有し、該機構は胴体の上を、この機構が胴体の下端と
同じ高さとなる高い位置と、この機構が胴体の下端か
ら、容器の上に突出する針の部分の長さとほぼ等しい距
離だけ隔置される低い位置との間を移動し得るようにな
っている。したがってこの離脱阻止機構は、針の刺さっ
たびんが取り出される時に、たとえば弾性装置の作用に
よってサンプリング針の上に支持された状態にとどま
り、一方針はびん内に刺さった状態にとどまり、したが
ってこの時点において針の引き抜かれる恐れはなくな
る。
【0014】本発明の好適な実施例においては空気供給
管は硬管よりなり、この硬管は制御軸内に摺動自在に位
置し、かつその下端に脱離阻止機構を担持している。
【0015】使用済みの針を、新しい針と交換し得るよ
うにするために、床部材は二つの孔を有し、該孔の少な
くとも一つは針の上に動かされ、かつ各針の下に、ドラ
ムの回転によって胴体がを動かされるようになってい
る。この時捕捉工具は各孔の中に摺動し得るように位置
し、びんのプラグまたは針を捕捉する。
【0016】隔離装置はなるべく床板の上に配置され、
かつ可撓管によって移送管に連結される。この隔離装置
は可撓管が該隔離装置の上に位置する移送管から隔離さ
れる隔離位置と、可撓管および移送管が相互に連通する
通過位置の一つを占め得るようにされる。
【0017】びんの空気移送装置は第2空気供給管を有
し、この管が第3装置を通して圧縮空気供給装置と連通
するようになすことができ、該第3装置は弁を形成し、
かつ隔離装置の真下で前記移送管内に開口する。
【0018】装置を自動的に作動し得るようにするため
に、胴体内のびんを検出する検出器、隔離装置の上で移
送管の上方部分内のびんの通過を検出する検出器の如
き、種々の検出器を設けることができる。
【0019】次ぎに添付図面によって本発明の実施例を
説明する。図示の装置は生体遮蔽用の水平床板12によ
って、特に上方が画定された遮蔽区域10内の放射性溶
液を自動的に、かつ遠隔的にサンプリングし得るように
考えられている。たとえばこの遮蔽区域10は放射性核
燃料の化学的処理ユニットを遮蔽する。
【0020】特に図1および2に示される如く、本発明
によるサンプリング装置は軸線の垂直な円筒形のタンク
14を有し、このタンクは床板12内に形成された開口
16内に位置し、かつ該床板から懸垂され、遮蔽区域1
0内に閉鎖容積18を画定するようになっており、該容
積はその上方部分が、生体遮蔽床板12を形成する回転
プラグ20によって閉鎖されている。
【0021】回転プラグ20とタンク14との密封は、
プラグ20の周囲の方に下向きに突出した円筒形壁22
と、液圧ガードとの間に形成され、このガードの中には
円筒形の壁22が延び、かつこれは二つの円筒形二重壁
24の間に形成され、該二重壁はタンク14のほぼ平ら
な、かつ、垂直な底部の周囲において、壁22の高さの
方に突出している。
【0022】回転プラグ20は、たとえばボール軸受2
8によって、タンク14内に回転自在に支持されてい
る。プラグ20の回転制御は歯車電動機集合体30(図
1)によって行われ、該集合体はプラグの上面に装架さ
れ、かつその垂直出力軸31はピニオン32(図2)を
駆動し、このピニオンはタンク14の上方フランジに装
架されたリング歯車34と係合する。
【0023】回転プラグ20の角度位置を正確にするた
めに、歯車電動機集合体30は直流変速機およびタコメ
ータを有している。さらに角度位置は符号器によって明
らかにされ、プラグが回転する度びに作動される止めつ
め33が、実施されたサンプリングに対応する所定の角
度位置に来る。直流モータによって作動されるピンより
なるこの止めつめは位置センサおよび線形移動センサに
よって制御される。
【0024】特に図1および2に示される如く、タンク
14の底部には該底部に固定されたサンプリングポット
よりなるサンプリングヘッド36と、サンプリング針4
0とが設けられ、該針の体部は、タンク14の内部から
サンプリングポットの容器39内に取外し自在に嵌め込
まれている。
【0025】各サンプリングポット38は循環路(本発
明の部分をなすものではない)によって遮蔽区域10の
内部に位置する化学ユニットの所定部分に連結され、種
々の流体、すなわち異なる個所でサンプリングされた同
じ流体が各サンプリングポット38内を循環する。ポッ
ト38内における針40の嵌め込みは、各針の内方部分
が対応する流体内に突出するようにされる。
【0026】特に図2、4および5に示される如く、サ
ンプリングヘッド36は二つの同心円弧にしたがってタ
ンク14の底部に配設され、該円弧の軸線はタンク14
および回転プラグ20の垂直軸線と一致している。
【0027】タンク14の底部には軸線の垂直なピンの
形をなした密閉部材42が設けられ、該ピンは二つの円
弧上に等間隔で配置され、これらピンの上にサンプリン
グヘッド36が配設される。タンクの垂直軸線に対し、
第1の密閉ピンと対称に第2の密閉ピン42が設けら
れ、第1のものが損傷した時にこれと代わるようにされ
ている。
【0028】本発明によるサンプリング装置はびん44
内の流体をサンプリングするように考えられており、該
びんは可撓性プラスチック材料によって形成され、かつ
このびんに一つの、または他の針40を刺すことによっ
て予め真空にされている。
【0029】実際には、このびんはカーソルと称される
外部包装よりなり、その形は詰まりを発生させることな
く、空気によって管内を移送し得るように考えられてお
り、かつこのびんは本来前記包装内に入れられ、かつこ
れを装置の中に挿入する時に底部の方に向くその端部に
プラグを有し、サンプリングが行われる時にこのプラグ
に針40が刺さるようになっている。この装置は本質的
にはFR−A−8 120 039に記載の装置に比肩
するものであるから、その詳細な説明は省略する。
【0030】びん44は変型としてこれを単一に形成
し、このびんが実際には前述のカーソルの外形を有する
ようになすことができる。
【0031】流体のサンプリングを行うための真空びん
は、分配個所(図示せず、本発明の部分をなすものでは
ない)から出た後、本発明にしたがって一つずつ処理さ
れる。各真空びんは発送される前にマークを付し、サン
プリングと、これに続く分析を行う時に各びん44を区
別し得るようになすことが望ましい。
【0032】分配個所と本発明のサンプリング装置との
間の、真空びんの搬送は空気の力によって行われ、びん
は吸引力によって管内に送給され、この吸引力は図1お
よび6に示される如く、本発明の装置の入り口に設けら
れたポンプ46よりなる中央吸引部によって発生され
る。
【0033】さらに詳述すれば、ポンプ46は管路48
の上に位置し、該管路は空気筒52の真上で移送管50
に分岐し、この管によってびんはサンプリング装置に送
給される。空気筒52は回転プラグ20の真上におい
て、その軸線上に隔離装置を形成している。可撓管54
は空気筒52を、回転プラグ20を通る垂直移送管60
の上端に連結する。管54の可撓性によって、回転プラ
グ20を通るびん移送管60は空気筒52に対して移動
し得るようになる。
【0034】前述の如く、空気筒52は隔離装置を形成
し、該筒が第1隔離位置を占めた時に、移送管50およ
び可撓管54を相互に隔離するようになっている。
【0035】空気筒52は同様に移送または通過位置を
占めることができ、この位置においては移送管50およ
び可撓管54は相互に連通する。
【0036】このために空気筒または対応する隔離装置
は別の態様で形成することができる。たとえばこの筒は
回転受け口管を有するものとなすことができ、隔離位置
においては該筒の中に、移送管50と整合しない通路が
形成され、筒の通過位置においては移送管50と可撓管
54とを連通させるようになすことができる。
【0037】図1によって線図的に示される如く、空気
筒52と、ポンプおよび後述の関連装置は水平板56上
に装架され、該板は回転プラグ上に配置され、かつこの
プラグの近くにおいてブラケット58により床板12に
連結されている。
【0038】図2によってさらに明らかな如く、可撓管
54の下端が連結された、びん44の移送管60は、床
板12の円筒形部材62を垂直方向に通っている。正確
に言えばこの円筒形部材62は回転プラグ20内に形成
された円形開口64内に位置し、遮蔽を損なうことなく
二つの極限位置の間を垂直に移動し得るようになってい
る。
【0039】円筒形部材62の軸線および移送管の軸線
は回転プラグ20の垂直軸線に対し、密閉ピン42と同
じ距離にあることに注意する必要がある。したがって回
転プラグ20が回転すれば、円筒形部材62および移送
管60の軸線は針40が配置された円弧と同じ距離に位
置する円弧を描く。さらに円筒形部材62の軸線が描く
円弧と、針40が位置する円弧との間隔は、垂直移送管
60の軸線と、円筒形部材62の軸線との間隔に等し
い。
【0040】部材62が占め得る二つの極限位置はそれ
ぞれ円筒形部材の下面が回転プラグ20の下面と高さが
揃う、高い待機位置と、後述の如く針40の一つがびん
のプラグに刺さり、確実にサンプリング行われる低いサ
ンプリング位置とに対応する。
【0041】前記二つの位置の間における円筒形部材の
移動は、図1に示された直流モータ66によって制御さ
れる。モータ66は支持体68上に装架され、該支持体
は垂直柱70により、円筒形部材62の周囲において回
転プラグ20上方に突出している。
【0042】線形変位差動変換器(図示せず)は円筒形
部材62の位置を制御する。さらにこの部材の下方位置
は誘導変換器(図示せず)によって検出される。
【0043】円筒形部材62は常態では待機高位置を占
め、その下降は回転プラグ20が止めつめ33によって
所定の角度位置に錠止された時だけに生じる。
【0044】図2および3に示される如く、円筒形部材
62はその下に位置するびん担持ドラム72を回転自在
に支持し、その回転軸線は該シリンダの回転軸線と一致
している。
【0045】びん担持ドラム72は円筒形部材の真下に
位置する水平円板74と、びんを受け入れる胴体76と
を有し、該胴体は全体が円板74を通る管の形をなし、
かつこの円板から下方に突出している。胴体76の内径
は移送管60の内径と等しく、かつその下端に肩78を
有し、図3に示される如く、胴体76が移送管60と整
合する位置にきた時に、この肩の上にびん44が支持さ
れるようになる。胴体76の長さはびん44が肩78に
よって支持された時に、該びんの上端に円板74の上面
よりわずか下方に位置し、担持ドラム72の回転を可能
にするようになっている。
【0046】回転担持ドラム72はさらに中空制御軸8
0を有し、該軸は軸線に沿って円筒形部材62を通り、
これによって円筒形部材が軸線の回りにおけるドラムの
回転を支持し得るようになっている。
【0047】制御軸80はなお直流モータ81によるド
ラムの回転を制御し、該モータは円筒形部材62の上に
装架され、かつその垂直出力軸82は制御軸80の上端
に形成された歯車86と係合するピニオン84を回転さ
せる。
【0048】ドラム72は回転する時に、相互120°
の角度をなすように予め選択された三つの位置を占める
ことができる。特に図2および3に示された第1の位置
O (図5)は胴体76と移送管60とが整合する位置
に対応する。びん44の到着およびまたは出発に対応す
るこの位置は、回転プラグ20が1回転し、次いで円筒
形部材62を下降させることによって、胴体76の下端
が密閉ピン42によって支持され、タンク14によって
画界された閉鎖容器と移送管60との間の遮蔽を確実に
する。
【0049】前もって選択されたドラム72の他の二つ
の位置P120 および、P240 (図5)によって、胴体7
6の軸線をそれぞれ、針40の二つの出発円弧の上に動
かすことができる。したがってこの位置においては、回
転プラグ20を回転させることにより、胴体76内のび
ん44を針40の何れか一つの上に動かし、所要のサン
プリングが行われるようになすことができる。
【0050】ドラム72の位置は、これに固定されたカ
ムにより操作される線形変位変換器(図示せず)を通し
て求められる角度値により連続的に与えられる。
【0051】本発明によるサンプリング装置はさらに図
3に示される如き、離脱阻止装置88を有し、サンプリ
ングを行うために針の刺さったびん44が上方に移動
し、対応する針から完全に離れる時に、この離脱阻止装
置がサンプリングポット38の容器39に嵌め込まれた
針40の体部を維持する。
【0052】スリーブの形をしたこの分離阻止装置88
は、板74の下に突出する胴体76の部分を包囲してい
る。前記スリーブはその底部が板90によって閉鎖さ
れ、該板の中央には孔が開けられ、針40を通すと共
に、密閉ピン42に嵌め込み得るようになっている。
【0053】離脱機構88は胴体76上に装架され、板
90が胴体の下端と揃う高い位置と、図3に示される如
く、該板90が胴体の下端から下の所定の距離の所に位
置する低い位置との間を、垂直に移動し得るようになっ
ている。
【0054】前記二つの位置の間の移動を可能にする離
脱阻止装置の支持は、中空制御軸80の下方において円
筒形部材62を通る硬管92によって行われ、かつその
下端は、板90の真上において離脱阻止機構88に開口
する連結管94によって機構88を担持している。
【0055】ばね96(図2)の如き弾性装置が制御軸
80の上端と、硬管92の上端との間に挿置され、離脱
阻止機構88を常態では胴体76に対する低位置に維持
するようになっている。
【0056】硬管92および連結管94は離脱機構88
を向かい合わせに支持すると共に、閉鎖空気回路を構成
し、該回路は特に図1および6に示される如く、硬管9
2の上端によって空気送給管98に連結されている。こ
の空気送給管98は第1電磁弁100によってタンク1
4の通気装置と連通し、かつ第2電磁弁102によって
圧縮空気送給装置と連通し、この圧縮空気は後述の如
く、サンプリングの終わったびんを空気筒52まで持ち
上げる。
【0057】本装置の常態作動時においては、電磁弁1
00は開き、タンク14を通気する。反対に電磁弁10
2は閉じられる。したがって空気送給管98および硬管
92は、電磁弁102によって圧縮空気送給装置に連結
された時に、床板12を通るびんの空気搬送装置の一部
分を形成する。
【0058】びんのこの空気搬送装置はなお常態では重
力によって下降するびんの、胴体76内における下降を
容易にする装置を有している。この装置は第2空気送給
管104(図6)を有し、該管は第3電磁弁106を通
って、圧縮空気送給装置と連通する。この空気送給管1
04は空気筒52の真上で移送管50内に開口する。電
磁弁106が開いた後、空気筒52が移送管50を可撓
管54と連通させれば、この装置により、空気筒52か
ら、この時移送管60と整合した胴体76に至るまで
の、びんの下降が空気的に助けられる。
【0059】本発明によるサンプリング装置はさらに或
る数の検出器を有し、装置内部におけるびんの正確な位
置を常時確認し得るようになっている。
【0060】この検出器は特に移送管50内におけるび
んの通過検出器108(図6)で、びんが空気筒52の
レベルに達したことを検出する。空気筒52真下で、可
撓管54内に置かれたこの検出器108および第2検出
器110は、特に光ファイバーによって形成することが
できる。
【0061】図3に示される如く、第3光ファイバー検
出器112は、移送管60の底部において、円筒形部材
62内に装架され、サンプリングを行う時にびん44の
通過と、円筒形部材内にびんが存在しないことを検出す
る。この検出器112によって、ドラム72の回転によ
るびん44の剪断が避けられる。
【0062】光ファイバーが硬管92の内部に位置する
第4検出器114は離脱阻止機構88上に配置され、か
つ図3に示される如く、離脱阻止機構88が胴体に対し
て低い位置にきた時に、肩78のレベルにおいて、胴体
76内に形成された孔116と向い合って位置するよう
になる。この検出器112によってびん44は、サンプ
リングが行われる前に胴体76内に位置するようにな
る。
【0063】次ぎに図1から6までを参照して、流体サ
ンプリング装置の作動態様を説明する。サンプリングが
行われていない時には、空気筒52はその隔離位置にあ
り、かつタンク14は空気送給管98および硬管92に
よって電磁弁100を通して噴射される空気により、通
気される。さらに円筒形部材62は高い位置にあり、胴
体76は移送管60と整合し、かつ回転プラグ20は移
送管60および胴体76が密閉ピン42の上にくるよう
な角度位置にインデックスされる。
【0064】サンプリングを行なわんとする時には、真
空びんが分配個所(図示せず)から、ポンプ46の作用
により、移送管50を通して空気筒52に送出される。
びんが空気筒52に達すれば、このびんは検出器108
によって検出される。この時ポンプ46よりなる中央吸
引個所は停止する。
【0065】次いでタンク14の通気を行う電磁弁10
0が閉じられる。この時空気筒52が作動され、移送管
50と可撓管54とを連通させる。同時に電磁弁106
が開き、空気筒52によって予め停止された真空びんの
上に圧縮空気が入るようにする。
【0066】電磁弁106によって流入した圧縮空気と
の共働により、重力およびタンク14内の負圧はびん
を、可撓管54、次いで移送管60内において下降せし
め、図7の(A)に示される如く、胴体76の内部に達
するようにする。びんの通過は検出器110、112お
よび114によって次々に検出される。この時電磁弁1
06は再び閉じられ、かつ空気筒52は再びその隔離位
置を占める。
【0067】この時、行わんとするサンプリングに対応
する針40の位置する円弧に沿って、ドラム72は12
0°または240°回転する。したがって図5に示され
る如く、位置P0 から位置P120 またはP240 に移動す
る。
【0068】真空びん44を担持する胴体76を、サン
プリングを行う針40の上に動かすために回転プラグ2
0を、この胴体76の軸線が針と垂直になるまで回転さ
せる。したがって胴体76内に含まれるびんは図7の
(B)に示される如き、針選択位置に移動する。
【0069】この時円筒形部材62は下方に移動し、該
部材と共にドラム72および離脱阻止機構88を動か
す。離脱阻止装置が対応する針40の体部を覆うように
なった後に、円筒形部材62およびドラム72は下降
し、針40はびん44の下端を閉鎖しているゴムプラグ
を穿孔する。この時はびんが円筒形部材62の下面に対
して支持されていることにより、高さの方向における移
動が完全に阻止され、胴体76は移送管60から角度的
に偏倚することに注意する必要がある。図7の(C)に
示されるようなこの状態においては、サンプリングはび
ん44内の真空によって生じる吸引作用により自動的に
行われる。
【0070】サンプリングに必要な時間が経過すれば、
円筒形部材62が再び上昇し、該部材と共に、内部に試
料を含むびん44の入った胴体76を動かす。この運動
の出発点において、針40がびん44のプラグ内に刺さ
った状態にある時に、離脱阻止機構88はばね96(図
2)の作用により、針40の体部に置き去りにされる。
図7の(D)に示されたこのような特性により、針40
がびんの再上昇によってびんから引き抜かれるのが阻止
される。
【0071】続いて図7の(E)に示される如く、離脱
阻止装置88が円筒形部材62と、びん44を含む胴体
76と共に再び上昇する。
【0072】このようにしてサンプリングは終了し、び
んは分析試験室の方に送られる。このためにびんはこれ
が入った時と同じ道によって装置から取り出される。そ
のためにはドラム72がその位置P120 またはP240
ら最初の位置P0 に回転せしめられ、かつ回転プラグ2
0を新しく回転させて、移送管60と、びんを含む胴体
76とが、びんの真空化位置を決定する密閉ピン42の
垂直上方に動くようにする。
【0073】この位置に達した時に、円筒形部材62を
下降せしめ、離脱阻止機構88の板90内に形成された
孔が密閉ピン42によって塞がれるようにする。この時
タンク14内の容積18は移送管60から隔離され、空
気筒52はその通過位置を占めるようになる。次ぎに電
磁弁102が開き、図7の(F)に示される如く、管9
8、硬管92および連結管94によって、胴体76内に
含まれるびんの下に圧縮空気を噴射する。この圧縮空気
は試料を含むびん44を、移送管60および可撓管54
内において上昇せしめ、次ぎに空気筒52を通る管54
と連通する移送管50内を上昇させる。次ぎにびんは吸
引によって適当な分析試験室に移送され、この吸引は該
分析試験室と関連し、かつ図1に示されたポンプ46と
同様な吸引装置によって行われる。
【0074】試料を含んだびんが移送管50に達した時
に、空気筒52は再びその隔離位置を占め、電磁弁10
2は閉じ、かつ装置の他の部材は前述のその初期の位置
に復帰する。
【0075】流体サンプリング装置の構造およびその機
能は前述の通りであるが、本装置はなお閉鎖され、また
は破損した針40を取り外し、かつこれを新規な針と交
換する装置を備えている。
【0076】特に図7の(A)および(B)に示される
如く、この装置は本質的に円筒形部材62内に垂直に装
架された二つの捕捉工具で、円筒形部材62の軸線の回
りにおいて、移送管60の軸線に対しそれぞれ120°
および240°の角度で隔置され、かつ円筒形部材62
の軸線と、移送管60の軸線と同じ間隔を有する捕捉工
具を有している。
【0077】これら各捕捉工具118は工具支持スリー
ブ122内に形成された、軸線の垂直な円筒形孔120
の中に位置している。これら各孔120の直径は、移送
管60の直径より小さく、前述のサンプリング作業が行
われる場合、びんがそれぞれの孔120の下にきた時
に、各工具支持スリーブの下端が胴体内のびん44に対
する衝当部材として働くことに注意する必要がる。
【0078】各捕捉工具118は対応する孔120内を
垂直に移動する円筒体124を有し、該円筒体124は
その下端においてクランプ126を支持している。この
クランプ126は円筒体に固定されたつめ128と、円
筒形孔120の縦軸線に対して直角な軸線132によっ
て、固定つめ128に枢着された可動つめ130とより
なっている。
【0079】クランプの可動つめ130の枢動制御は円
筒体124の内部の孔120の軸線に沿って摺動する棒
132によって行われ、かつ該円筒体の下端は枢動腕1
34によって可動つめ130に連結されている。クラン
プ126の閉鎖に対応する棒132の下向き移動はこの
棒と、円筒体124との間に挿置された電磁石(図示せ
ず)によって行われる。
【0080】孔120内における捕捉工具118の全体
としての移動は、線形移動変換器(図示せず)に制御さ
れて、直流モーター(図示せず)により行われる。
【0081】二つの等しい捕捉工具118の特性は、こ
れら各工具の間に針40(図8のA及びB)またはびん
44と同様な形のコンテナのプラグを捕捉し、かつ新し
い針および使用済みの針を搬送し得るようになっている
ことである。このためにつめ128、130の端部はフ
ックの形を呈し、針40の体部および針搬送コンテナプ
ラグの上に形成されたフランジの上に乗るようになって
いる。
【0082】独特の線形移動変換器(図示せず)は捕捉
工具118が、プラグまたは針の捕捉または取り付けを
行う前に下向きに移動する時に、該工具の停止を制御す
る。
【0083】7図の(A)および(B)に示される如
く、ドラム72の円板74は、胴体76が移送管60と
整合し、かつその直径が孔120の直径より僅かに大な
る時に、該孔120と整合する二つの通路140を有し
ている。
【0084】回転プラグの円筒形部材62内に設けた二
つの捕捉工具118を使用し、遠隔的に一括して行われ
る相次ぐ二つの操作により、図9の(A)から(F)ま
でと、図10の(A)から(F)までに示される如く、
使用済みの針を取り外し、次いで新しい針と置き換える
ことができる。この明細書においては混同を避けるため
に、二つの捕捉工具および対応する孔の参照数字にaお
よびbが付されている。
【0085】先ず図9の(A)に示される如く、胴体7
6にびん44を導入する場合に述べたと同様に、同じ胴
体に針を装着すべき空のコンテナ136が導入される。
【0086】ドラム72を120°または240°回転
させれば、胴体76が捕捉工具118aの下に移動し、
この時該捕捉工具の軸線は交換用の針40aを有してい
ない円弧と整合する。回転プラグ20が1回転すればさ
らに他の工具118bの軸線が交換すべき工具40bの
垂直上方に移動する。この時工具118aは下降し、か
つそのクランプが作動し、コンテナ136のプラグ13
8を捕捉し、次いでこのプラグを、捕捉工具118aを
含む孔120aの中に引っ込める。この段階は図9の
(B)に線図的に示されている。
【0087】ドラム72をさらに回転させれば、胴体7
6は移送管60と整合するその初期位置に移動する。こ
の回転はドラム72の板74内に形成された二つの通路
140を各孔120aおよび120bの下に動かすため
のものである。この時捕捉工具118bは下降し、かつ
そのクランプが針40aを捕捉し、次いで対応する孔1
20b内に引っ込めるように作動する。この動作の組み
合わせは図9の(C)に線図的に示されている。
【0088】図9の(D)に示される如く、円筒形部材
62がさらに回転すれば、プラグのないコンテナを含む
胴体76を、置換すべき針40aを担持する捕捉工具1
18bの下に動かす。この工具118bがさらに下降す
れば、そのクランプが作動し、置換すべき針40aをコ
ンテナ136に入れる。
【0089】捕捉工具118bが再び上昇した後、ドラ
ム72は図9の(E)に示される如く再び回転し、この
時針40aを含むコンテナ136を収納した胴体76
を、常にコンテナのプラグを担持する捕捉工具118a
の垂直上方に動かす。この時コンテナは捕捉工具118
aを下降せしめ、かつ該工具のクランプを作動させるこ
とによってプラグを釈放する。
【0090】工具118a自体は円筒形部材62内に引
っ込み、ドラム72および回転プラグ20が共に新規な
回転を行うことにより、胴体76、移送管60および密
閉ピン42を整合させる。この状態においては、使用済
み針40aを含むコンテナ136が、びん44と同様
に、円筒形部材62が下降することにより排出される。
この下降運動は密閉ピン42により、かつ次いで電磁弁
102(図9のF)が開かれて圧縮空気が胴体76の下
に噴射されることによって、移送管60をタンク14の
内部容積から隔離する。
【0091】続く新規な針40bの位置決めは図10の
(A)から(F)までに線図的に示された態様で行われ
る。
【0092】第1段階においては、新しい針40を搬送
するコンテナ136が、前にびん44の場合に説明した
と同じ態様で、胴体76に導入される。この第1段階は
図10の(A)に示されている。
【0093】次ぎに図10の(B)に示される如くドラ
ム72を回転せしめ、胴体76が、針のないサンプリン
グヘッドの容器39を含む円弧外にある捕捉工具118
aと向かい合うようにする。この時捕捉工具118aが
作動し、コンテナ136のプラグ138を捕捉して、対
応する孔120aの中に引っ込める。
【0094】図10の(C)に示される如く、ドラム7
2が新しく回転すれば、新しい針40bを含む、開いた
容器136の位置する胴体76が、第2捕捉工具118
bの垂直上方にくる。この時捕捉工具が作動し、新しい
針40bを捕捉し、かつ通路140を通して、対応する
孔120b内に引っ込める。
【0095】図10の(D)に示される如く、ドラム7
2が新しく回転せしめられることによって胴体76は、
プラグ138を担持する捕捉工具118aの垂直上方に
移動する。したがってこのプラグはこの時真空状態にあ
るコンテナ136の上に移動し得るようになる。
【0096】この真空コンテナ136は続いて除去さ
れ、ドラム72が新しく回転した後、真空コンテナを含
む胴体76が、この時密閉ピン42の垂直上方にある移
送管60の延長において、プラグ138により閉鎖され
る。コンテナの真空化は前述の如く、円筒形部材62を
下降せしめ、タンク14の内部容積を、移送管60から
隔離するようになすことによって行われ、これは図10
の(E)に示される如く、電磁弁102が開いて管9
2、94を通して圧縮空気を胴体76の下に噴射するこ
とによって行われる。
【0097】次ぎに円筒形部材62が再び持ち上げら
れ、かつ新しい針40bを担持する捕捉工具118bが
回転プラグ20の回転によって、針のない捕捉ヘッドの
垂直上方に動かされる。この時新しい針40bは円筒形
部材62と、針を担持する捕捉工具118bとが共に下
降することにより、容器の中に導入される。この段階は
図10の(F)に線図的に示されている。この段階が終
われば、本発明による装置の種々の機構が前述の初期状
態に復帰する。
【0098】図10の(B)は新しい針40bが捕捉工
具118によって対応するサンプリングヘッドの容器3
9に導入される詳細に示すものである。
【0099】言うまでもなく本発明は前述の実施例に制
限されるものではなく、変型が可能である。特にタンク
14が一つまたは二つの採取ヘッドしか含んでいない場
合は回転プラグ20を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体試料採取装置を線図的に示した、
一部を断面で表した側面図。
【図2】床板のレベルにおいてその下に位置する装置の
部分を、拡大して示した透視図。
【図3】広口びんを受け入れ胴体を担持した回転筒を示
す垂直断面図。
【図4】タンク底部内の針に対して広口びんを移動させ
る床板部材の位置を、線図的に示した垂直透視断面図。
【図5】タンクの底部に配置された針に対する広口びん
移送管が占める位置を、線図的に示す頂面図。
【図6】装置内において、広口びんを搬送する空気回路
を示す線図。
【図7】本装置が採取を行う時に、採取装置が作動する
種々の位相を示す垂直断面図。
【図8】採取装置内に設けられた捕捉工具により、針を
位置決めする段階を示す垂直断面図。
【図9】図8の(A)および(B)の捕捉工具により、
使用済み針を除去する時に、本発明の採取装置を使用す
る種々の段階を線図的に示す垂直断面図。
【図10】新規な針の位置決めの時に、本発明の採取装
置を使用する種々の段階を線図的に示す垂直断面図。
【符号の説明】
10 遮蔽区域 12 床板 14 タンク 20 回転プラグ 36 サンプリングヘッド 40 サンプリング針 42 密閉ピン 44 びん 50 移送管 52 空気筒 54 可撓管 60 移送管 62 円筒形部材 72 ドラム 76 胴体 80 制御軸 88 離脱阻止装置 92 硬管 118 捕捉工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 欧州特許出願公開78211(EP,A1) 欧州特許出願公開296917(EP,A 1) 仏国特許出願公開2515350(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/34 G21F 7/06 JICSTファイル(JOIS)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮蔽床板の下に位置する遮蔽区域内の流
    体のサンプリングを行う装置で、床板の下に位置するサ
    ンプリングタンクと、該タンクの底部を通る少なくとも
    一つのサンプリング針と、床板を通してタンク内に、ま
    たは該タンクからサンプリングびんを一つずつ転送し、
    これらびんの一つずつを前記針と係合せしめ、サンプリ
    ングを行う遠隔操作装置とを有する装置において、前記
    遠隔操作装置が: 床板部材を通して、上方待機位置と下方サンプリング位
    置との間を垂直に移動し得るびん移送管と; 前記床板部材の下で、前記管に対して偏倚した軸線の回
    りを回転するように装架されたドラムで、びん受け入れ
    胴体を有し、該胴体がその回転によって、管の下にくる
    ような、びん受け入れおよび排出角度位置と、胴体がサ
    ンプリング針の上にくるような、少なくとも一つのサン
    プリング角度位置とに移動し得るようになったドラム
    と、前記管によってびんを下方および上方に移送する装
    置とを有していることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 遠隔操作装置がドラムの軸線に対して偏
    倚した軸線を有する少なくとも一つの円弧に沿って配置
    された複数のサンプリング針と、この円弧の軸線と一致
    する軸線を有する回転プラグで、タンクの上に床板の部
    分を形成し、かつその中に前記床板部材が位置し、前記
    胴体のサンプリング角度位置において該胴体が回転プラ
    グの回転により、各針の上に動かされるようになってい
    る請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 遠隔操作装置がドラムの回転を制御する
    装置を有し、該制御装置が前記床板部材上に装架され、
    かつ該床板部材を通る制御軸で、軸線に沿って延びかつ
    その下端でドラムに固定された軸を駆動するようになっ
    ている請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 びんを空気によって移送する装置が空気
    送給管を有し、該管が前記制御軸内を通り、かつ胴体の
    下に開口する請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記空気送給管が弁を形成する第1装置
    を通ってタンクの通気装置と連通し、かつ弁を形成する
    第2装置を通って圧縮空気送給装置と連通する請求項4
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 各サンプリング針がタンクの底部に設け
    られた容器に嵌め込まれ、遠隔操作装置が胴体上に装架
    された離脱阻止機構を有し、該機構が胴体上を、この機
    構と胴体の下端とが揃う上方位置と、この機構が容器の
    上に突出する各針の長さとほぼ等しい間隔で胴体の下端
    から隔置される下方位置との間を移動し得る請求項4記
    載の装置。
  7. 【請求項7】 離脱阻止機構が弾性装置によってその低
    位置に動かされる請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 圧縮空気送給管が硬管よりなり、該硬管
    が制御軸内を摺動し、かつその下端に離脱阻止機構を担
    持している請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記床部材が二つの孔を有し、該孔の少
    なくとも一つが針の上方に動くことができ、かつドラム
    の回転によって各針の下に胴体が動かされ、サンプリン
    グ工具が各孔の中に摺動自在に位置し、かつびんのプラ
    グおよび針を捕捉し得るようになっている請求項6記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 各捕捉工具が孔の中を摺動する体部の
    下端に装架されたクランプを有し、このクランプが少な
    くとも一つの枢動つめを備え、該つめの枢動が体部内を
    摺動する棒によって制御される請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 タンクの底部が密閉ピンを有し、前記
    床部材が下降し、かつ胴体がびん移送管の下にきた時
    に、胴体の下端に形成された針通過孔を塞ぐようになっ
    ている請求項1記載の装置。
  12. 【請求項12】 遠隔操作装置が胴体内のびんに対する
    検出器を有している請求項1記載の装置。
  13. 【請求項13】 遠隔操作装置がさらに隔離装置で、床
    板のに配置され、かつ可撓管によってびん移送管に連
    結される隔離装置を有し、該隔置装置が、前記可撓管が
    隔離装置の上に位置する移送管から隔離される隔離位置
    と、可撓管および移送管が相互に連通する通過位置とを
    占め得るようになっている請求項1記載の装置。
  14. 【請求項14】 遠隔操作装置が第2検出器を有し、隔
    離装置の上における移送管内のびんの通過を検出するよ
    うになっている請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 びんの空気移送装置がさらに第2空気
    送給管を有し、該管が弁を形成する第3装置を介して圧
    縮空気送給装置と接続し、かつ隔離装置の真上で移送管
    内に開口する請求項13記載の装置。
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