JPH06174362A - 貯蔵庫の扉装置 - Google Patents

貯蔵庫の扉装置

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JPH06174362A
JPH06174362A JP35064292A JP35064292A JPH06174362A JP H06174362 A JPH06174362 A JP H06174362A JP 35064292 A JP35064292 A JP 35064292A JP 35064292 A JP35064292 A JP 35064292A JP H06174362 A JPH06174362 A JP H06174362A
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lever
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Takeshi Kawaguchi
剛 川口
Toshio Sagara
寿夫 相良
Koichi Sato
幸一 佐藤
Yoshiaki Takano
善昭 高野
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉の開閉に支障なく扉の閉止状態を維持する
ことができる貯蔵庫の扉装置を提供する。 【構成】 扉3を閉じる際、レバー42の長片側の端部
は受け部材33に当接して回動され、折曲点がシリンダ
ー38及びレバー42と扉3との枢着点を結ぶ一直線上
の死点を越えたとき、発条の付勢力によってレバー42
により扉3の閉鎖状態が保持される。扉3を開く際、レ
バー42は受け部材33により発条の付勢力に抗して回
動され、折曲点が死点を越えたとき、発条の付勢力によ
ってレバー42は係止される。扉3には、係止された状
態のレバー42の扉3枢支側に対応すると共に、扉3の
開閉によっても受け部材33を回避するガード片36を
設け。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫や物品輸送用の
低温庫等の貯蔵庫において、扉の閉止状態を維持し、且
つ、扉の半開きを防止する扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種貯蔵庫においては、扉の
不完全な閉鎖によって扉が半開きになると、貯蔵室内部
の冷気が漏出してしまう。特に、移動・輸送用の低温庫
においては、振動や衝撃によって不用意に扉が開放して
しまう場合も多く、それによって扉の密閉性が損なわ
れ、収納している食品等の物品に多大な損害を与えてし
まう事故が発生する。
【0003】一方、ショーケース等のガラス扉において
は、扉の枢支軸にトーションバーを内蔵させ、その復元
力によって常時扉を閉じる方向に付勢する構造のものも
あるが、係る構造はガラス扉等の枠体を組み立てて製造
する扉の場合が主流であり、断熱材を発泡して製造する
扉には困難であった。
【0004】そこで、例えば特公昭52−30920号
公報(E05C3/00)では、扉の前面に、取付枠
と、この取付枠に短片側の一端が枢着されたLレバー
と、取付枠にその下端を回動自在に枢着されたダッシュ
ポットのシリンダーと、Lレバーの折曲点に回動自在に
枢着されたダッシュポットのピストン軸と、ピストン軸
を常時下方に押圧させる発条から成る閉止具を取り付
け、扉の非枢支側が対向する壁枠にはフックプレートを
配設して、扉を開ける際はフックプレートによりLレバ
ーを発条に抗して回動せしめ、Lレバーの折曲点が取付
枠とシリンダー及びLレバーとの枢着点を結ぶ一直線上
の死点を越したときに係止するようにし、扉を閉じる際
には、フックプレートによりLレバーを反対に回動せし
め、Lレバーの折曲点が前記死点を越えて発条により復
帰する際、ダッシュポットを作用せしめる構造としてい
る。
【0005】係る閉止具によれば、扉の構造に係わら
ず、扉の閉止寸前において発条の付勢力により、ピスト
ン軸がシリンダーの下方に押圧されるため、扉が不完全
に閉じられても半開きが防止されると共に、扉の閉止状
態が維持されるので、振動・衝撃による不用意な扉の開
放も防止することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、扉を開
放した状態ではLレバーは係止されており、扉から略垂
直に起立しているため、使用者の手足や、納出する物品
が当接し易く、それらが扉の枢支側からLレバーに当接
してLレバーが回動され、前記折曲点が死点を越える
と、Lレバーは発条によってそのままの状態となってし
まい、その状態で使用者が気付かずに扉を閉じると、壁
枠にLレバーが当接して扉を閉じることができず、最悪
の場合にはLレバーや壁枠が破損してしまう危険性があ
った。
【0007】一方、貯蔵庫の開口の両側に枢支された二
枚の扉によって開口を開閉する所謂観音開き式の扉にお
いては、両扉の突き合わせ部分のシールが困難であり、
従来では貯蔵庫の開口に中仕切を上下に取り付け、この
中仕切に扉内面のガスケットを吸着させるようにしてい
たが、中仕切によって開口が二分されるため、大きな物
品を納出できなくなる問題が生じる。
【0008】そこで、家庭用冷蔵庫では一方の扉の非枢
支側に可倒式(回転式)の中仕切を取り付け、この一方
の扉を閉じた状態で両扉のガスケットが当接する中仕切
面を構成するものもあるが、扉の取付誤差のために中仕
切と開口上下との間に相当の余裕を構成しなければなら
ず、シール性に問題が生じると共に、中仕切を取り付け
る関係上、扉の強度を増さなければならず、そのために
扉が重くなって開閉が困難となる問題が生じる。また、
結局扉の閉止維持はガスケットの吸着力に依るため、前
述の如き振動や衝撃等によって容易に開放してしまう問
題もあった。
【0009】本発明は、以上の如き従来の課題を解決す
るために成されたものであり、扉の開閉に支障なく扉の
閉止状態を維持し、且つ、扉の半開きを防止することが
できる貯蔵庫の扉装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の貯蔵庫
の扉装置は、扉3の非枢支側に固定された取付部材(カ
バー31、ケース37)と、この取付部材に短片側の端
部を回動自在に枢着されたL字状のレバー42と、一端
を取付部材に回動自在に枢着されたシリンダー38と、
このシリンダー38の他端より突出してレバー42の折
曲点に回動自在に枢着されると共に、付勢部材によりシ
リンダー38の一端方向に付勢されたピストン軸44
と、貯蔵庫本体7に設けられた受け部材33とから成
り、扉3を閉じる際、レバー42の長片側の端部は受け
部材33に当接して回動され、前記折曲点がシリンダー
38及びレバー42と取付部材との枢着点を結ぶ一直線
上の死点を越えたとき、付勢部材の付勢力によってレバ
ー42により扉3の閉止状態が維持されると共に、扉3
を開く際、レバー42は受け部材33により付勢部材の
付勢力に抗して回動され、前記折曲点が前記死点を越え
たとき、付勢部材の付勢力によってレバー42は係止さ
れるよう構成したものであって、前記扉3には、係止さ
れた状態のレバー42の扉3枢支側に対応すると共に、
扉3の開閉によっても受け部材33を回避するガード
(ガード片)36を設けたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明の貯蔵庫の扉装置
は、貯蔵庫本体7の開口8両側に二枚の扉2、3を回動
自在に枢支し、一方の扉2の非枢支側に他方の扉3の非
枢支側を重合して前記開口8を閉塞する貯蔵庫1に適用
され、前記他方の扉3の非枢支側に固定された取付部材
(カバー31、ケース37)と、この取付部材に短片側
の端部を回動自在に枢着されたL字状のレバー42と、
一端を取付部材に回動自在に枢着されたシリンダー38
と、このシリンダー38の他端より突出してレバー42
の折曲点に回動自在に枢着されると共に、付勢部材によ
りシリンダー38の一端方向に付勢されたピストン軸4
4と、貯蔵庫本体7に設けられた受け部材33とを具備
しており、前記一方の扉2を閉じた状態で前記他方の扉
3を閉じる際、レバー42の長片側の端部は受け部材3
3に当接して回動され、前記折曲点がシリンダー38及
びレバー42と取付部材との枢着点を結ぶ一直線上の死
点を越えたとき、付勢部材の付勢力によってレバー42
により両扉2、3の閉止状態が維持されると共に、他方
の扉3を開く際、レバー42は受け部材33により付勢
部材の付勢力に抗して回動され、前記折曲点が前記死点
を越えたとき、付勢部材の付勢力によってレバー42は
係止されるよう構成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明の貯蔵庫の扉装置によれば、扉
3を閉じる際、レバー42の長片側の端部は受け部材3
3に当接して回動され、その折曲点がシリンダー38及
びレバー42と取付部材との枢着点を結ぶ一直線上の死
点を越えたとき、付勢部材の付勢力によってレバー42
により扉3の閉止状態が維持される。従って、扉3が不
完全に閉じられても半開きとなることがなく、振動・衝
撃によっても不用意に扉3が開放されてしまうこともな
い。
【0013】そして扉3を開く際には、レバー42は受
け部材33により付勢部材の付勢力に抗して回動され、
その折曲点が前記死点を越えたとき、付勢部材の付勢力
によってレバー42は係止される。このとき、扉3に
は、係止された状態のレバー42の扉3枢支側に対応す
るガード(ガード片)36が設けられているので、使用
者の手足や物品が扉3の枢支側からレバー42に当接し
ようとしても、ガード(ガード片)36に当接すること
になる。従って、係る当接によってレバー42が不用意
に回動されることもなく、それによって貯蔵庫1やレバ
ー42に損傷が発生する事故を未然に防止することがで
きる。特に、ガード(ガード片)36は扉3の開閉によ
っても受け部材33を回避するので、扉3の開閉に支障
が生じることもない。
【0014】また、請求項2の発明の貯蔵庫の扉装置に
よれば、一方の扉2を閉じた状態で他方の扉3を閉じる
ことにより、同様にレバー42の長片側の端部が受け部
材33に当接して回動され、その折曲点がシリンダー3
8及びレバー42と取付部材との枢着点を結ぶ一直線上
の死点を越えたとき、付勢部材の付勢力によってレバー
42により他方の扉3の閉止状態が維持される。このと
き、他方の扉3の非枢支側は一方の扉2の非枢支側に重
合しているので、双方の扉2、3がレバー42によって
その閉止状態を維持されることになり、従って、両扉
2、3が半開きとなることがなく、振動・衝撃によって
も不用意に扉2、3が開放されてしまうこともない。
【0015】また、両扉2、3は重合されているので、
シール性にも問題は生じず、貯蔵庫1の開口8に中仕切
を設ける必要もなくなる。そして、両扉2、3を開く際
には、他方の扉3を開くことによってレバー42は受け
部材33により付勢部材の付勢力に抗して回動され、そ
の折曲点が前記死点を越えたとき、付勢部材の付勢力に
よってレバー42は係止される。
【0016】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明を適用する貯蔵庫の実施例としての低
温庫1の扉2、3を開放した状態の斜視図、図2は扉
2、3を閉じた状態の低温庫1の斜視図、図3は本発明
の閉止具4の斜視図、図4は扉2、3を開いた状態の低
温庫1の平断面図、図5は扉2、3を閉じた状態の低温
庫1の平断面図である。尚、低温庫1は食品等の物品を
収納し、そのままトラック等の荷台に積載して輸送する
ことにより、物品を低温状態に保持したまま配送するた
めのものであり、その本体7底面には荷台への積載が容
易となるように車輪6が複数取り付けられている。低温
庫1の本体7は前面に開口8を有した断熱箱体にて構成
されており、この本体7内部には食品等の物品を収納す
るための貯蔵室9が構成されている。
【0017】本体7の開口8両側には枢支軸11、12
が設けられ、この枢支軸11、12にそれぞれ反対側の
一側を回動自在に枢支されて前記扉2、3が本体7に回
動自在に取り付けられ、これら扉2、3によって所謂観
音開き式の扉を構成している。一方の扉2は、鋼板製の
外面材13と内面材14を、周囲の額縁状樹脂製ブレー
カ16によって接続し、内部に断熱材17を充填するこ
とにより構成されている。
【0018】前記ブレーカ16の非枢支側の一側は、後
部が他方の扉3方向に突出した段付形状とされ、それに
よって上下に渡る段差部18が構成されている。他方の
扉3も鋼板製の外面材19と内面材21を、周囲の額縁
状樹脂製ブレーカ22によって接続し、内部に断熱材2
3を充填することにより構成されており、ブレーカ22
の非枢支側の一側は、前部が一方の扉2方向に突出した
段付形状とされ、それによって前記一方の扉2の段差部
18に前方から重合するよう上下に渡る段差部24が構
成されている。
【0019】両扉2、3の内面上下縁部及び枢支側縁部
には、各ブレーカ16、22に対応し、全体としてコ字
状のマグネットガスケット26、27がそれぞれ取り付
けられており、他方の扉3の段差部24の後面には一方
の扉2の段差部18前面に密接するガスケット28が上
下に渡って取り付けられている。また、本体7の貯蔵室
9底部には着脱自在のデックパン29が取り付けられて
おり、このデックパン29内部には図示しない冷却器等
の冷却装置が配設され、その前面29Aは開口8よりも
所定の間隔Pを存して後退している。
【0020】前記他方の扉3内面の非枢支側下部には前
記閉止具4の取付部材を構成する鋼板製のカバー31と
閉止具本体32とが設けられている。この閉止具4は図
3に示すように前記カバー31と、閉止具本体32と、
本体7側に設けられたこれも鋼板製の受け部材33とか
ら構成される。
【0021】カバー31は断面略コ字状を呈し、左右に
開放する略水平状態において、コ字状の端部より外方に
張り出した取付部34、34を扉3の内面材21にビス
止めすることにより扉3内面に固定されている。また、
このカバー31の後壁35の扉3非枢支側の縁部から
は、後方(貯蔵室9方向)に垂直に起立するガードとし
てのガード片36が折曲形成されている。
【0022】閉止具本体32は、カバー31の後壁35
の前面にビス止めされた取付部材を構成するケース37
と、このケース37に内蔵され、扉3の枢支側となる一
端を回動軸39にてケース37に回動自在に枢着された
図4及び図5の如きシリンダー38と(図4及び図5で
はケース37を透視している)、その短片側の端部を前
記ケース37に回動軸41にて回動自在に枢着されたL
字状のレバー42と、前記シリンダー38の他端から突
出して前記レバー42の折曲点に回動軸43にて回動自
在に枢着されたピストン軸44とから構成されている。
そして、前記ケース37内にはピストン軸44を常時回
動軸39方向に引き込むように付勢する付勢部材として
の図示しない発条と、ピストン軸44の動作速度を抑え
る図示しないダンパーとが設けられている。また、レバ
ー42の長片側の端部にはローラ46が取り付けられて
いる。
【0023】一方、デックパン29の前面29A略中央
部には下方から略逆U字状の開口48が切欠形成されて
おり、当該開口48の向かって左半分に対応して固定板
49が本体7のボトム部より樹立されている。前記受け
部材33は水平断面略U字状を呈しており、上下及び扉
3方向に開放した状態において、後辺51上下縁から後
方に延在し、且つ、上下に張り出した取付部52、52
を固定板49の前面にビス止めすることにより本体7内
に固定されている。受け部材33の前辺53は後辺51
よりも短くなっており、この前辺53よりも側方に突出
する後辺51の端部51Aは前方に鈍角で屈曲されてい
る。また、受け部材33の前後辺53、51との間隔は
前記ローラ46が十分に進入可能な間隔とされている。
【0024】以上の構成で、扉2、3の開閉動作を説明
する。先ず、図4の如く扉3が開放した状態では、ピス
トン軸44が枢着されたレバー42の折曲点の回動軸4
3は、シリンダー38一端の回動軸39とレバー42の
短片側の端部の回動軸41とを結ぶ一直線上の死点を越
えて後方の貯蔵室9側に位置しており、それによって、
レバー42は図4中時計回りに回動されるよう付勢され
てその長片側が図3の如く扉3の内面より略垂直に起立
するよう係止される。また、このときガード片36は、
係止されたレバー42の長片側の扉3枢支側(枢支軸1
2側)に対応する形となっている。従って、扉3を開放
し、レバー42の長片側が図3及び図4の如く扉3から
起立している状態で、使用者の手足や物品がレバー42
の長片部に枢支軸12側から当接しようとしても、ガー
ド片36に当接することになり、従って、係る手足や物
品の当接によりレバー42が不用意に回動されることを
未然に防止することができる。
【0025】次に、開口8を扉2、3により閉じる場合
には、図4の状態から先ず扉2を閉じる。次に、扉3を
閉じて行くと、その閉止寸前にレバー42先端のローラ
46が受け部材33の前辺53前方を通過して後辺51
端部51Aに当接する。そして、更に扉3を閉じて行く
と、レバー42は前記発条の付勢力に抗して図4中反時
計回りに回動され、やがてピストン軸44が枢着された
レバー42の折曲点の回動軸43が、前記死点を越えて
前側となる。するとレバー42は前記発条の付勢力によ
り図4中反時計回りの方向に回動されるよう付勢されて
その長片側が図5の如く受け部材33の前後辺53、5
1間に進入する。以後は、前記発条の付勢力によりピス
トン軸44はレバー42を受け部材33の前辺53裏面
に押し付けるように付勢する。
【0026】このとき、扉3の段差部24は図5の如く
扉2の段差部18に重合し、そのガスケット28が段差
部18の前面に密接するので、扉2、3の付き合わせ部
のシール性は確保される。また、扉3の段差部24が扉
2の段差部18の前側に重合することにより、扉2は扉
3の存在によって開放できなくなる。従って、閉止具4
のレバー42が受け部材33の前辺53に押し付けられ
ることにより、扉3及び扉2の双方が閉止状態に維持さ
れることになり、低温庫1の輸送中の振動や衝撃による
扉2及び3の開放を確実に防止することができるように
なる。更に、扉3が閉じる寸前において、レバー42の
折曲点の回動軸43が前記死点を越えると、後は前記発
条の付勢力によりレバー42が図4中反時計回りに回動
されるので、扉3は自動的に、且つ、前記ダンパーによ
りゆっくりと閉じられ、従って、不完全な扉3の閉鎖に
よる半開きも未然に防止される。
【0027】尚、係る扉3の回動中、ガード片36は受
け部材33の前後辺53及び51には当接しない。ま
た、扉3が閉止された状態では、ガード片36は図5の
如くデックパン29前面29Aの固定板49右側の開口
48内に進入するので、ガード片36が扉3の開閉に支
障を及ぼすことがない。
【0028】次に、扉3を図5の状態から再び開放して
行くと、レバー42は受け部材33の前辺53により前
記発条の付勢力に抗して図5中時計回りに回動され、折
曲点の回動軸43が前記死点を越えると、前記発条の付
勢力によってレバー42は図4の如き起立状態に係止さ
れる。
【0029】以上において、閉止具4は扉3の内面に取
り付けられているため、従来の如く外面に取り付けるも
のに比して低温庫1の外観が向上すると共に、異物の当
接による誤作動の危険性が減少する。また、閉止具4は
デックパン29の前面29Aと扉2及び3の間の間隔P
内に存在しているから、扉2及び3の閉鎖に何ら支障を
及ぼすこともない。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、扉を閉じる際、レバーの長片側の端部は受け部材に
当接して回動され、その折曲点がシリンダー及びレバー
と取付部材との枢着点を結ぶ一直線上の死点を越えたと
き、付勢部材の付勢力によってレバーにより扉の閉止状
態が維持されるので、不完全な閉鎖によって扉が半開き
となり、或いは、振動や衝撃によって不用意に開放され
てしまうことを防止することができる。
【0031】そして扉を開く際には、レバーは受け部材
により付勢部材の付勢力に抗して回動され、その折曲点
が前記死点を越えたとき、付勢部材の付勢力によってレ
バーは係止されるが、このとき、扉には、係止された状
態のレバーの扉枢支側に対応するガードが設けられてい
るので、使用者の手足や物品が扉の枢支側からレバーに
当接しようとしても、ガードに当接するようになり、従
って、係る当接によってレバーが不用意に回動されるこ
ともなく、係る誤作動によって貯蔵庫やレバーに損傷が
発生する事故を未然に防止することができる。特に、ガ
ードは扉の開閉によっても受け部材を回避するので、扉
の開閉にも支障は生じない。
【0032】また、請求項2の発明によれば、一方の扉
を閉じた状態で他方の扉を閉じることにより、同様にレ
バーの長片側の端部が受け部材に当接して回動され、そ
の折曲点がシリンダー及びレバーと取付部材との枢着点
を結ぶ一直線上の死点を越えたとき、付勢部材の付勢力
によってレバーにより他方の扉の閉止状態が維持され
る。このとき、他方の扉の非枢支側は一方の扉の非枢支
側に重合しているので、双方の扉がレバーによってその
閉止状態を維持されることになり、従って、両扉が半開
きとなることがなく、振動・衝撃によっても不用意に扉
が開放されてしまうこともなくなる。
【0033】また、両扉は重合されているので、シール
性にも問題は生じず、貯蔵庫の開口に中仕切を設ける等
の必要もなくなる。従って、扉の重量増も抑えられるの
で、その開閉を円滑に行えるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する貯蔵庫の実施例としての低温
庫の扉を開放した状態の斜視図である。
【図2】扉を閉じた状態の低温庫の斜視図である。
【図3】閉止具の斜視図である。
【図4】扉を開いた状態の低温庫の平断面図である。
【図5】扉を閉じた状態の低温庫の平断面図である。
【符号の説明】
1 低温庫 2 扉 3 扉 4 閉止具 7 本体 8 開口 9 貯蔵室 11 枢支軸 12 枢支軸 18 段差部 24 段差部 31 カバー 33 受け部材 36 ガード片 37 ケース 38 シリンダー 39 回動軸 41 回動軸 42 レバー 43 回動軸 44 ピストン軸
フロントページの続き (72)発明者 高野 善昭 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の非枢支側に固定された取付部材と、
    該取付部材に短片側の端部を回動自在に枢着されたL字
    状のレバーと、一端を前記取付部材に回動自在に枢着さ
    れたシリンダーと、該シリンダーの他端より突出して前
    記レバーの折曲点に回動自在に枢着されると共に、付勢
    部材により前記シリンダーの一端方向に付勢されたピス
    トン軸と、貯蔵庫本体に設けられた受け部材とから成
    り、前記扉を閉じる際、前記レバーの長片側の端部は前
    記受け部材に当接して回動され、前記折曲点が前記シリ
    ンダー及びレバーと前記取付部材との枢着点を結ぶ一直
    線上の死点を越えたとき、前記付勢部材の付勢力によっ
    て前記レバーにより前記扉の閉止状態が維持されると共
    に、前記扉を開く際、前記レバーは前記受け部材により
    前記付勢部材の付勢力に抗して回動され、前記折曲点が
    前記死点を越えたとき、前記付勢部材の付勢力によって
    前記レバーは係止されるよう構成した扉装置において、
    前記扉には、係止された状態の前記レバーの扉枢支側に
    対応すると共に、前記扉の開閉によっても前記受け部材
    を回避するガードを設けたことを特徴とする貯蔵庫の扉
    装置。
  2. 【請求項2】 貯蔵庫本体の開口両側に二枚の扉を回動
    自在に枢支し、一方の扉の非枢支側に他方の扉の非枢支
    側を重合して前記開口を閉塞する貯蔵庫において、前記
    他方の扉の非枢支側に固定された取付部材と、該取付部
    材に短片側の端部を回動自在に枢着されたL字状のレバ
    ーと、一端を前記取付部材に回動自在に枢着されたシリ
    ンダーと、該シリンダーの他端より突出して前記レバー
    の折曲点に回動自在に枢着されると共に、付勢部材によ
    り前記シリンダーの一端方向に付勢されたピストン軸
    と、前記貯蔵庫本体に設けられた受け部材とを具備して
    成り、前記一方の扉を閉じた状態で前記他方の扉を閉じ
    る際、前記レバーの長片側の端部は前記受け部材に当接
    して回動され、前記折曲点が前記シリンダー及びレバー
    と前記取付部材との枢着点を結ぶ一直線上の死点を越え
    たとき、前記付勢部材の付勢力によって前記レバーによ
    り前記両扉の閉止状態が維持されると共に、前記他方の
    扉を開く際、前記レバーは前記受け部材により前記付勢
    部材の付勢力に抗して回動され、前記折曲点が前記死点
    を越えたとき、前記付勢部材の付勢力によって前記レバ
    ーは係止されるよう構成したことを特徴とする貯蔵庫の
    扉装置。
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