JPH06174256A - 空気調和機の配管固定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、据付工事作業時に、配管の変形に
より発生する冷媒の分岐特性の低下を防止するものであ
る。 【構成】 冷媒分岐用のＵベンドの分流部と室内配管と
の接続部の近傍にあるバネの上から配管固定具を設置
し、エバポレータの端板に固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の配管固定具
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の空気調和機について、図面ととも
に説明する。

【０００３】図３および図４において、１は従来からあ
る室内配管であり、熱交換器に接続された前記冷媒分岐
用のＵベンド３の分流部に接続されると共に室外機から
の配管と接続されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら冷媒分岐
用Ｕベンド３の分流部と室外機からの配管は溶接によっ
て接続されているため、図４で示すように据付工事時の
Ｂ方向の室内配管１の曲げにより接続部に応力がかかり
割れが生じる。また、落下時の衝撃により接続部が変形
し割れが生じるという課題を有していた。なお、接続部
の変形を防止する目的でバネ２を巻く構成もあるが、こ
の構成では、接続部にかかる応力に耐えることはできな
い。

【０００５】本発明は上記従来例の課題を解決するもの
で、冷媒の分岐特性を低下させないことを目的とするも
のである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、冷媒分岐用Ｕベンドの分流部に接続された
室内配管をＵベンドとの接続部近傍にあるバネを介して
配管固定具を設置したものである。

【０００７】

【作用】本発明は冷媒分岐用Ｕベンドと室内配管の接続
部の近傍にあるバネを介して配管固定具を設置すること
により、配管の変形を防ぎ、冷媒の分岐特性を低下させ
ることを防ぐ。

【０００８】しかも、配管固定具はバネを介して固定し
ているので配管固定具の端部により室内配管の表面を傷
つけることはない。

【０００９】

【実施例】本発明の一実施例における空気調和機の配管
固定具について図面とともに説明する。

【００１０】図２に示すように、本発明の一実施例にお
ける固定部４ｂと配管保持部４ａからなる配管固定具４
であり、図１に示すように配管固定具４はバネ５の上か
ら冷媒分岐用Ｕベンド７の接続部に設置され、かつ端部
がエバポレータ７の端板に固定されている。

【００１１】配管固定具４が設置されていることによ
り、配管の変形・曲げによる冷媒の分岐特性の低下を防
止する。

【００１２】また、配管固定具４はバネ５を介して固定
しているので端部の表面を傷つけることはない。

【００１３】

【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなように
冷媒分岐用のＵベンドと室内配管の接続部の近傍にある
バネの上から配管固定具を設置することにより、配管の
変形・曲げによる冷媒の分岐特性の低下を防ぐ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における配管固定具を取り付
けた空気調和機の要部側面図

【図２】（ａ）は同配管固定具の正面図 （ｂ）は同配管固定具の側面図

【図３】同配管固定具を取り付けた空気調和機の内部斜
視図

【図４】従来の空気調和機の要部側面図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】熱交換器に接続された冷媒分岐用のＵベン
   ドと、前記Ｕベンドの分流部に接続されると共に、室外
   機からの配管と接続される室内配管を、前記Ｕベンドと
   の接続部近傍に巻いたバネを介して固定する空気調和機
   の配管固定具。