JPH06174142A - カートリッジ型絞り弁 - Google Patents

カートリッジ型絞り弁

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JPH06174142A
JPH06174142A JP4332693A JP33269392A JPH06174142A JP H06174142 A JPH06174142 A JP H06174142A JP 4332693 A JP4332693 A JP 4332693A JP 33269392 A JP33269392 A JP 33269392A JP H06174142 A JPH06174142 A JP H06174142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
throttle valve
cartridge type
pilot
type throttle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4332693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Kihara
和幸 木原
Hirohisa Tanaka
裕久 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokimec Inc filed Critical Tokimec Inc
Priority to JP4332693A priority Critical patent/JPH06174142A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した動作と高い応答性を備えたカートリ
ッジ型絞り弁の提供。 【構成】 受圧面にかかる圧力に応じてスリーブ内に摺
動自在のスプールを備え、該スプールに穿設したスリッ
トとスリーブとの間に可変絞り部を形成し、パイロット
弁の駆動に応じて作動するカートリッジ型絞り弁におい
て、主回路と別個にかつ主回路に接続するパイロットラ
インを形成するとともに、スプールの中央部に貫通孔を
設け、かつ上記スリットへの通路に複数個の小孔を穿設
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジ型絞り弁に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】カートリッジ型絞り弁としては従来図1
0に示すものが使用されている。図において、主絞り弁
は、スリーブ1、スプール2及びカバー3により構成さ
れ、パイロット弁としては比例電磁式絞り弁4が使用さ
れている。スプール2にはスリット5が穿設され、図1
1に示すように、スリット5とスリーブ1の上縁部との
間で可変絞り部6を形成している。メータアウト回路の
該主絞り弁において、アクチュエータから主回路A、B
に流入する流体は、一部はスリット5、可変絞り部6を
経由し、スプール2の上部から比例電磁式絞り弁4を介
してドレーンライン7に流出し、残部は主回路A、Bを
介しタンクライン8に流れる。なお7aはドレーンタン
ク、8aは油タンクである。スプール2の下部のリング
状の受圧部2aの面積及びスプール2のタンクライン8
に接する面2bの面積はいずれもS、スプール2の上部
の受圧部2cの面積は2×Sとなるように設計されてい
る。このためスリット5とスリーブ1とで構成する可変
絞り部6の面積と、比例電磁式絞り弁4の開度が一致す
る位置で、スプール2の位置決めが行われることにな
る。比例電磁式絞り弁4は入力電流に比例して開度を制
御する弁であるため、主絞り弁も入力電流に比例して絞
り開度の制御が可能である。この例ではパイロット弁と
して比例電磁式絞り弁4を使用しているが、一般には手
動操作の絞り弁も多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のカ
ートリッジ型絞り弁においては、次のような問題点があ
り予てよりその対策が要望されている。 (1) スプール2のタンクライン8に接する面2bはタン
クライン8の圧力の影響をうけるため、流体Lを大きな
流路でタンクライン8に戻す必要がある。またスプール
2の動きは不安定になり易く、タンクライン8に過渡的
に大流量を流れると振動を発生する。 (2) 図10において、流体Lはスプール2の左側からス
プール2の下部に流れ、かつスプール2の下部はタンク
ライン8に接続しなければならない。すなわち一方向で
の流量制御しかできず、かつタンクライン8に接続しな
ければならないためメータイン回路には使用できない。 (3) スプール2の受圧部2cの面積が大きいため、高応
答で駆動使用するためにはスリット3の幅を大きくする
必要があり、パイロット流量が大きくなる。 (4) 主回路から直接スプール2のスリット2に接続して
いるため、主回路の流体が汚損している場合、細いスリ
ット5では流体中の異物の影響を受けやすい。
【0004】本発明は従来のカートリッジ型絞り弁の上
記問題点を解消するためになされたもので、安定した動
作と高い応答性を備えたカートリッジ型絞り弁を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、従来のカートリッジ型絞り弁において、
主回路と別個にかつ主回路に接続するパイロットライン
を形成するとともに、スプールの中央部に貫通孔を穿設
した。またスリットへの通路に複数個の小孔を並列に穿
設した。
【0006】
【作用】上記のように主回路と別にパイロットラインを
形成したので、主絞り弁のスプールの受圧面の面積を小
さくすることができ、パイロット流量を小さくし、応答
性を高めることができるようになった。またスプールの
中央部に貫通孔を穿設したので、主回路の流量を制御す
る部分は力がバランスし、メータイン回路で使用可能で
ある。また流体力が小さくなり、大流量制御を安定して
行うことができるとともに、軽量化にもなる。さらにま
たスリットへの流路に形成した複数個の小孔は、流体中
の異物の影響を非常に小さくすることとなる。
【0007】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の一実施例を示すカートリッジ型絞り弁の
断面図、図2はスリットを示す断面図である。図におい
て、主絞り弁は、スリーブ11、スプール12及びカバ
ー13を備えてなり、パイロット弁としては比例電磁式
絞り弁4が使用されている。絞り弁のスプール12には
スリット14が穿設され、スリーブ11の上縁部との間
で可変絞り部15を構成している。スプール12の中央
部には貫通孔16が穿設され、スプール12の下面12
aの面積と上面12bの面積とは同一にしている。主回
路A、Bと別個にパイロットラインCが形成されてお
り、主回路A、Bの流体Lの一部が導管16を介してパ
イロットラインCへ導入されるよう構成されている。ま
たパイロットラインCにおけるスプール12の受圧面1
2cの面積はS、可変絞り部15通過後の部屋18にお
けるスプール12の受圧面12dの面積は2×Sとなる
ように形成されている。パイロットラインCに導入され
た流体はスリット14、可変絞り部15及び部屋18を
経てパイロットライン19に流出する。また20はドレ
ーンタンク19aに接続するドレーンタンクラインであ
る。本発明に係るカートリッジ型絞り弁は上記のように
構成されている。
【0008】主回路A、Bの流体Lの圧力は、スプール
12の下面12a及びスプール12の貫通孔16を介し
てスプール12の上面12bに加重されるが、スプール
の下面12aと上面12bとの面積が同一であるため力
のバランスがとれ、スプール12の位置決めには影響し
ない。また流体力が非常に小さくなり、大流量制御を安
定して行うことができ、さらに軽量化が可能となり、よ
り高い応答性が得られることとなる。また主回路はパイ
ロットラインCを介しパイロット弁4に接続しているた
め、主回路の流体は正確に流量制御を行うことができ
る。さらに主回路A、Bに圧力変動があっても問題はな
く、メータイン回路に使用しても良好に作動する。この
主絞り弁のスプール12を駆動するためのスプールの受
圧面12c、12dの面積S及び2×Sは任意に設定で
きるので、該面積を小にしてパイロット流量を小さく
し、応答性を高めることが可能である。本実施例におい
ては、スプール12を駆動する面積Sの受圧面12cを
面積2×Sの受圧面12dの下方に配置した。可変絞り
部15の面積と、比例電磁式絞り弁4の開度が一致する
位置でスプール12が位置決めされるため、比例電磁式
絞り弁4の開度を大きくすると主絞り弁は上方に移動
し、制御流量は大となる。すなわちも比例電磁式絞り弁
4への入力電流を大きくすると主回路A、Bでの制御流
量は大となる。
【0009】実施例2 図3は他の実施例を示すカートリッジ型絞り弁の断面図
で、実施例1の絞り弁において、スプールの受圧面12
cと12dの位置を入れ替えたものである。なおそれに
応じてドレーンタンク19aに接続するドレーンタンク
ライン20の相対位置が実施例1に対して変化してい
る。機能的には実施例1と差があるわけではないが、カ
ートリッジ型絞り弁を常時閉じておくか開いておくかの
使用勝手に応じて実施例1と2とを使い分けするのであ
る。
【0010】実施例3 図4は他の実施例を示すカートリッジ型絞り弁で、多数
個の小孔21aを穿設した1個のブッシュ21を、前記
実施例1に示す絞り弁のパイロットラインCに配置した
ものである。ブッシュ21の小孔21aの径は0.3〜
1mm程度で、その全断面積はスリット14の幅より小
さく形成されており、流体中の異物混入によるスリット
14の目詰まりを防止する機能を有している。このブッ
シュ21の多用によりスリット14の目詰まりによるト
ラブルは解消する。なお上記小孔21aを穿設したブッ
シュ21を配置する代わりに、図5に示すように、スリ
ーブ11に直接小孔22を穿設してもよい。
【0011】実施例4 図6は前記実施例2の絞り弁のバイロットラインCに、
上記小孔23を穿設した例を示すものである。小孔23
の仕様及び機能は上記実施例3に示す小孔22と同じで
ある。
【0012】実施例5 図7および図8はさらに他の実施例を示す断面図で、主
回路においてBからA方向への流量制御を行う絞り弁に
関するものである。図に見るように、スプール12のス
リット14の位置に多数個の小孔24が穿設されてい
る。主回路の流体Lは、スプール12の貫通孔16、小
孔24、スリット14及び可変絞り部15を介して受圧
面12dに接続する構成となっている。この結果流体中
の異物による悪影響は非常に低減した。なお図9は上記
構成を実施例2の絞り弁に適用したもので、機能は上記
図7に示す実施例と同様である。
【0013】
【発明の効果】本発明は、カートリッジ型絞り弁におい
て、主回路と別にパイロットラインを形成するとともに
スプールの中央部に貫通孔を穿設し、主回路の流量を制
御する部分は力のバランスがとれるように構成するとと
もに、流体のスプールのスリットへの経路の途中に小孔
を配置したので、次に述べるような優れた効果を揚げる
こととなった。 (1) メータアウト回路に使用してもタンクラインを大き
な通路にする必要がなく、過渡的に大流量を流しても振
動が発生することはない。 (2) メータイン回路に使用できる。 (3) パイロット流量を少なくかつ高応答化が可能とな
る。 (4) 流体力を小さくすることができ、大流量を安定して
行うことができる。 (5) 流体内の異物の悪影響を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカートリッジ型絞り弁
の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の断面図である。
【図5】本発明の他の実施例の断面図である。
【図6】本発明の他の実施例の断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の断面図である。
【図8】本発明の他の実施例の断面図である。
【図9】本発明の他の実施例の断面図である。
【図10】従来のカートリッジ型絞り弁の断面図であ
る。
【図11】上記カートリッジ型絞り弁のスリットの詳細
図である。
【符号の説明】
11…………スリーブ 12…………スプール 12a………スプールの下面 12b………スプールの上面 12c………スプールの受圧面 12d………スプールの受圧面 13…………カバー 14…………スリット 15…………可変絞り部 16…………貫通孔 17…………主回路とパイロットラインとを結ぶ導管 18…………通路 19…………パイロット弁に接続するパイロットライン 19a………ドレーンタンク 20…………ドレーンタンクライン 21…………小孔を穿設したブッシュ 21a………小孔 22…………小孔 23…………小孔 24…………小孔 A、B………主回路 C……………パイロットライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受圧面にかかる圧力に応じてスリーブ内
    に摺動自在のスプールを備え、該スプールに穿設したス
    リットとスリーブとの間で可変絞り部を形成し、パイロ
    ット弁の駆動に応じて作動するカートリッジ型絞り弁に
    おいて、 主回路と別個にかつ主回路と接続するパイロットライン
    を備え、 上記スプールの中央部に貫通孔を穿設して構成したこと
    を特徴とするカートリッジ型絞り弁。
  2. 【請求項2】 上記カートリッジ型絞り弁のスプールを
    駆動するための受圧面の面積を任意の大きさに選択し得
    ることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ型絞
    り弁。
  3. 【請求項3】 上記カートリッジ型絞り弁において、 パイロット弁の開度に応じて主絞り弁の開度が変化する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ型絞り
    弁。
  4. 【請求項4】 上記カートリッジ型絞り弁において、 パイロットラインに多数個の小孔を穿設したことを特徴
    とする請求項1に記載のカートリッジ型絞り弁。
JP4332693A 1992-12-14 1992-12-14 カートリッジ型絞り弁 Pending JPH06174142A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011511222A (ja) * 2008-01-29 2011-04-07 ハイダック フルイドテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング パイロット制御される弁、特に比例絞り弁
KR101223101B1 (ko) * 2012-05-09 2013-01-17 도영기 방식 전환 가능형 유체 이송제어용 개폐밸브
WO2024066127A1 (zh) * 2022-09-26 2024-04-04 中国矿业大学 一种高压大流量高水基插装式数字节流阀及控制方法

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