JPH0381004B2 - - Google Patents

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JPH0381004B2
JPH0381004B2 JP57206770A JP20677082A JPH0381004B2 JP H0381004 B2 JPH0381004 B2 JP H0381004B2 JP 57206770 A JP57206770 A JP 57206770A JP 20677082 A JP20677082 A JP 20677082A JP H0381004 B2 JPH0381004 B2 JP H0381004B2
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JP
Japan
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pressure
valve
pilot
passage
flow rate
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JP57206770A
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Haruhiko Kawasaki
Minoru Shimada
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP20677082A priority Critical patent/JPS5997302A/ja
Publication of JPS5997302A publication Critical patent/JPS5997302A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、当該アクチエータの作動時には、
そのアクチエータへの必要な流量と圧力を供給
し、上記アクチエータを作動していない中立時に
は、可変ポンプの吐出量を減らす油圧制御回路に
関する。
(従来の技術) この種の回路として、ネガテイブ制御回路とロ
ードセンシング制御回路とが従来から知られてい
る。
ネガテイブ制御回路は、アクチエータを動作さ
せないとき、換言すれば、各バルブを中立位置に
保つているとき、ポンプ吐出量を最小にして省エ
ネルギーを図るものである。そのために、このネ
ガテイブ制御回路では、各バルブが中立位置を保
つているときに連通する中立通路に絞りを設け、
上記中立時にこの中立通路を流れる流量によつて
パイロツト圧を発生させるようにしている。
したがつて、当然のことではあるが、アクチエ
ータを作動させるために、各バルブを切換えて中
立通路を閉じてしまえば、ポンプ吐出量を制御す
ることができない。
また、ロードセンシング回路は、アクチエータ
の負荷に応じてポンプ吐出圧と吐出量とを制御し
ようとするものなので、アクチエータを作動させ
ていないとき、換言すれば、各バルブを中立位置
に保つているときには、そのポンプ吐出圧及び吐
出量がゼロ近くなつてしまう。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにした従来のネガテイブ制御回路で
は、当然のこととして当該アクチエータの作動時
の制御ができず、そのために省エネルギー効果が
十分に達成できないという問題があつた。
また、上記ロードセンシング制御回路では、ア
クチエータを作動していない中立時の回路圧及び
流量がほとんどゼロに近くなるので、当該アクチ
エータの作動開始時にその回路圧と流量とを必要
なところまで立上がらせるのに時間がかかるとい
う問題があつた。
さらにまた、この従来の制御回路では、アクチ
エータにカウンター負荷が作用したとき、それに
対応できないという問題もあつた。
この発明は、当該アクチエータの作動時に、そ
のアクチエータに必要な流量と圧力とを供給する
一方、その中立時には、当該回路圧をある一定の
圧力に保持して所定の流量を確保し、アクチエー
タの作動開始時の立ち上がり時間を短縮するとと
もに、アクチエータにカウンター負荷が作用した
とき、それに対応できる制御回路を提供すること
である。
(課題を解決するための手段) この発明は、スプールの移動量に応じて流量制
御ができるバルブを用いた油圧制御回路におい
て、アクチエータの負荷変動に関係なく、常にバ
ルブ開度に応じた一定の流量を供給するととも
に、その切換え量に応じてパイロツト圧を制御す
るメータインバルブと、このパイロツト圧に比例
して開度が制御されるメータアウトバルブと、上
記メータインバルブの中立ポートを経由する中立
通路を設け、このメータインバルブよりも下流側
に位置する中立通路に絞りを設け、この絞りの下
流側に絞り抵抗を付与し、ネガテイブ制御用のパ
イロツト圧を発生させるための圧力発生源を設
け、この圧力発生源の圧力に応じて可変ポンプの
吐出圧を調整する傾転角制御装置を備えたネガテ
イブコントロール機構とからなる点に特徴を有す
る。
(本発明の作用) この発明は、上記のように構成したので、各バ
ルブを中立位置に保つているときには、その中立
通路に油が流れるとともに、この中立通路に設け
た圧力発生源の機能でパイロツト圧が発生する。
このパイロツト圧の作用で傾転角制御装置が動作
して可変ポンプの吐出量を減少させる。
また、アクチエータを動作させるためにバルブ
を切換えると、メータアウトバルブが機能して、
その戻り流量が制御される。
(本発明の効果) この発明は、上記のように構成したので、中立
時にネガテイブコントロール機構が機能して、当
該可変ポンプの吐出量を減少させ、省エネルギー
効果を発揮するとともに、当該アクチエータを作
動させているときには、その負荷を感知して当該
ポンプの吐出量を最適な状態に維持する。
(本発明の実施例) 第1〜2図に示した第1実施例は、可変ポンプ
1に直接接続したメイン通路2を、第1中立通路
3、流通路4及びパラレル通路5に分岐するとと
もに、上記流通路4には圧力制御弁6を接続して
いる。
そして上記圧力制御弁6の下流側には、流量調
整切換弁7を接続しているが、この流量調整切換
弁7はメータインバルブaの主要素となるもので
ある。
また上記メータインバルブaの下流側にはパラ
レル通路5に接続したメータインバルブa′を設け
ているが、このメータインバルブa′も圧力制御弁
8の下流側に流量調整切換弁9を接続している。
そしてこれらメータインバルブa,a′は両者と
もその構成を同じくし、それらの下流側にメータ
アウトバルブb,b′を接続している。
上記のようにした流量調整切換弁7,9は、そ
の中立位置において中立ポート10,11を開口
する構成にしてあり、両流量調整切換弁7,9が
ともに中立位置にあるとき、可変ポンプ1からの
吐出油が第1中立通路3→中立ポート10→第2
中立通路12→中立ポート11→第3中立通路1
3を経由してタンク14に戻る。
そして上記第3中立通路13の流通過程には第
1の絞り15と第2の絞り16とを直列に配置す
るとともに、この第1の絞り15の上流側には低
圧リリーフ弁17を接続している。
さらに上記第1の絞り15と第2の絞り16間
にはパイロツト通路18を接続し、中立時に可変
ポンプ1からの油が第2の絞り16を通過すると
きに発生する差圧をパイロツト圧としてこのパイ
ロツト通路18に導くようにしている。このよう
にパイロツト通路18に導かれたパイロツト圧
は、シヤトル弁19及び20を介して傾転角制御
装置21に流入するが、この傾転角制御装置21
は差圧感知制御弁22と安全弁23とを主要素に
してなる。
また上記傾転角制御装置21にはメイン通路2
から分岐させた出力検出通路24からの圧力も導
入されるようにしている。
そして上記出力検出通路24からの圧力は差圧
感知制御弁22の一方のパイロツト室25に流入
し、パイロツト通路18のパイロツト圧がパイロ
ツト室26に導かれるようにしている。そしてこ
の他方のパイロツト室26内にはスプリング27
を介装している。
上記のようにした差圧感知制御弁22は、パイ
ロツト室25,26に圧力が導入されていないと
き、そのスプリング27の作用で図示の右側位置
に保持される。この状態においては、傾転角制御
用シリンダ28に接続した通路29がオリフイス
30を介してタンク31に連通し、当該可変ポン
プ1の吐出量が増大するようにしている。
そして差圧感知制御弁22が図示の左側位置に
移動したとき、出力検出通路24と通路29とが
連通し、可変ポンプ1からの吐出圧が傾転角制御
シリンダ28に流入して当該可変ポンプ1の吐出
量を減少させる。
しかして流量調整切換弁7,9が中立位置にあ
るとき、この制御回路はネガテイブ制御をする
が、それは次のとおりである。
すなわち流量調整切換弁7,9が中立位置にあ
ると、可変ポンプ1からの吐出圧は、出力検出通
路24を経由して差圧感知制御弁22の一方のパ
イロツト室25に流入するとともに、前記したよ
うに第1の絞り15及び第2の絞り16を経由し
てタンク14に戻る。そしてこの第2の絞り16
を通過するときに発生する差圧はパイロツト圧と
してパイロツト通路18に導かれ、前記差圧感知
制御弁22の他方のパイロツト室26に流入す
る。
このときパイロツト室25内の圧力P1、パイ
ロツト室26内のパイロツト圧P2及びスプリン
グ27のばね力に相当する圧力P3とが、 P1=P2+P3となるところで差圧感知制御弁2
2がバランスする。
つまりポンプ吐出圧とパイロツト圧との差圧
が、スプリング27のばね力に相当する圧力P3
となるように上記差圧感知制御弁22が機能す
る。
上記のようにして当該可変ポンプ1の吐出圧
は、パイロツト室26のパイロツト圧にスプリン
グ27のばね力を加算した圧力に保持されるとと
もに、上記した第1の絞り15の作用で、当該回
路内における所定の流量を確保する。
このように流量調整切換弁7,9が中立位置に
保持されているとき、ネガテイブ制御をして省エ
ネルギーの目的を達成するとともに、そのときの
回路圧及び流量をある程度確保するので、流量調
整切換弁7,9を切換えたときの立上り時間が速
くなる。
そして上記中立通路、第1の絞り15、第2の
絞り16及び傾転角制御装置21が相まつてこの
発明のネガテイブコントロール機構を構成する。
なお上記第2の絞り16は、パイロツト圧を発
生させるためのものであるが、パイロツト圧を発
生させるのに、上記絞り16に代えて例えば低圧
リリーフ弁を用いてもよい。
前記メータインバルブa及びメータアウトバル
ブbの具体的な構成は第2図に示すとおりであ
る。
すなわち、上記メータインバルブ及びメータア
ウトバルブの各要素は、その弁本体32にそれぞ
れ内装されているが、その最も上流側には圧力制
御弁6を設けている。
上記圧力制御弁6は上記弁本体32に形成のボ
ア33にスプール34を摺動自在に内装してな
る。
そして上記ボア33には第1環状溝35と第2
環状溝36とを形成するとともに、第1環状溝3
5は前記流量調整切換弁7の流入通路37に常時
連通し、第2環状溝36はメイン通路38を介し
て前記可変ポンプ1に常時連通するようにしてい
る。
また上記スプール34はその一端を一方のパイ
ロツト室39に臨ませるとともに、他端を他方の
パイロツト室40に臨ませ、かつ中央には環状凹
部41を形成している。そして上記他方のパイロ
ツト室40にはスプリング42を介装し、通常は
このスプリング42の作用で、当該スプール34
が図示の状態に維持されるようにしている。
すなわち上記の状態では、可変ポンプ1からの
作動流体が、メイン通路38→第2環状溝36→
環状凹部41→第1環状溝35を経由して流入通
路37に流入する関係にある。そしてこのとき上
記流入通路37側の圧力はオリフイス43を経由
して前記一方のパイロツト室39に流入する。
さらに前記流量調整切換弁7は、弁本体32に
形成のボア44にスプール45を摺動自在に内装
してなり、このスプール45はその一端を弁本体
32の外方に突出させる一方、他端をスプリング
室46に臨ませている。このスプリング室46に
介装したスプリング47の作用で、当該スプール
45は通常図示の中立位置に保持される。
上記図示の中立位置において、スプール45の
中央に形成の環状凹部48が前記流入通路37と
対応し、その環状凹部48の両側に形成したラン
ド49,50によつて流入通路37が閉ざされる
関係にしている。このランド49,50には環状
凹部48に向つて先細りにしたテーパ面又はノツ
チ等を形成している。
そして上記の状態から当該スプール45をスプ
リング47に抗して左右いずれかに移動させる
と、負荷ポート53あるいは54に連通する環状
溝51あるいは52のいずれか一方の環状溝が前
記流入通路37に連通する。
さらに上記環状溝51,52の外方であつて、
それにほぼ隣接する関係位置に、負荷検出ポート
55,56を形成しているが、この負荷検出ポー
ト55,56は前記のようにして流入通路37と
連通した負荷ポート53あるいは54内の圧力を
パイロツト圧として前記圧力制御弁6の他方のパ
イロツト室40に導くと同時に上記パイロツト圧
を前記シヤトル弁20に導入させる。ただし上記
スプール45が図示の中立位置にあるときは、そ
のスプール45に形成の通路58を介して当該負
荷検出ポート55,56をタンク59に連通さ
せ、上記中立位置において他方のパイロツト室4
0内に圧力がこもらないようにしている。
そして上記のようにした負荷ポート53,54
はロードチエツク弁60,61を経由してアクチ
エータポート62,63に連通しているが、これ
ら両アクチエータポート62,63はシリンダ6
4のボトム側室65とロツド側室66に接続して
いる。
また前記スプール45にはパイロツト圧切換ノ
ツチ67を形成している。このパイロツト圧切換
ノツチ67は前記メイン通路38から分岐された
分岐通路68と常時連通するが、この分岐通路6
8の流通過程には減圧弁69を設けている。
そして前記スプール45が中立位置にあると
き、上記パイロツト圧切換ノツチ67が閉じ、ス
プール45が左右いずれかに切換わつたときにパ
イロツト通路70あるいは71のいずれかに連通
するとともに、スプール45の移動量に比例して
パイロツト通路70あるいは71に対する開口面
積が決まるようにしている。
上記パイロツト通路70,71はオリフイス7
2,73を経由してタンク59,74に連通して
いるので、上記開口面積に比例した流量に応じて
このパイロツト通路70あるいは71にパイロツ
ト圧が発生する。
上記のようにして発生したパイロツト圧は、前
記メータアウトバルブbに流入するが、このメー
タアウトバルブbの構成は次のとおりである。
すなわち上記弁本体32の最も下流側にボア7
5,76を形成し、これらボア75,76はタン
ク通路77を挟んで互いに対向させている。
このようにしたボア75,76の内側にメイン
ポペツト78,79を設けるとともに、このメイ
ンポペツト78,79の外方に第1ガイド部材8
0,81を固定し、さらにこの第1ガイド部材8
0,81の外側に第2ガイド部材82,83を固
定している。
そして上記メインポペツト78,79と第1ガ
イド部材80,81との間に形成した圧力室8
4,85内にスプリング86,87を介在させ、
このスプリング86,87のばね力と圧力室8
4,85内の圧力の作用で通常は上記メインポペ
ツト78,79が、前記アクチエータポート6
2,63側に形成したシート部88,89に圧接
してタンク通路77とアクチエータポート62,
63とを閉じるようにしている。
また上記第1ガイド部材80,81と第2ガイ
ド部材82,83との間に形成した中継室90,
91はオリフイス92,93を介して上記圧力室
84,85に連通するとともに、通路94,95
を介して前記アクチエータポート62,63にも
連通している。さらに第2ガイド部材82,83
に形成したパイロツト室96,97はダンパオリ
フイス115,116を介して前記パイロツト通
路70,71に連通している。
上記のようにしたメインポペツト78,79、
第1ガイド部材80,81及び第2ガイド部材8
2,83のそれぞれの中心に孔を形成し、この孔
内にロツド98,99を摺動自在に貫通させると
ともに、それら両ロツド98,99の内端を前記
タンク通路77内で突き合わせている。
このようにしたロツド98,99は、その両端
をスプリングガイド100,101に当接させて
いるが、上記スプリングガイド100,101は
そのスプリング102、103の作用で上記ロツ
ド98,99を押し、通常はロツド98,99を
図示の中立位置に保持するようにしている。
上記のようにロツド98,99が中立位置に保
持されているときには、タンク通路77と圧力室
84,85との連通が遮断されるが、上記スプリ
ング102,103のばね力に抗して移動したと
き、このロツド98,99に形成の切欠部10
4,105を介して圧力室84,85とタンク通
路77とが連通する関係にしている。また上記ロ
ツド98,99には、上記中継室90,91内に
導入された圧力が作用する段部106,107を
形成し、この段部を境にしてその内方の直径D1
を外方の直径D2よりも大きくしている。
なお図中符号108,109はアンチボイドバ
ルブ、110,112はリリーフ弁である。
そして、上記メータインバルブa及びメータア
ウトバルブbとメータインバルブa′及びメータア
ウトバルブb′とは同一の構成にしている。
しかしていま上流側のシリンダ64のみを作動
させる場合に、前記スプール45を第2図右方向
に切換えたとすると、その切換え過程に前記中立
ポート10が徐々に閉じる。そして流入通路37
と負荷ポート54とが連通するが、その連通過程
における開口面積は上記スプール45の移動量に
応じて決まる。
上記のようにして所定の開口面積のもとで流入
通路37と負荷ポート54とが連通すると、可変
ポンプ1からの作動流体は圧力制御弁6→流入通
路37→環状凹部48→負荷ポート54→ロード
チエツク弁61を経由してシリンダ64のロツド
側室66に流入する。
上記のようにスプール45を右方向に切換える
と、前記パイロツト圧切換ノツチ67とパイロツ
ト通路71とが連通するとともに、スプール45
の移動量に応じてその開口量が決まる。その開口
量が決まれば、減圧弁69を経由して流入したパ
イロツト流量が定まり、その定められたパイロツ
ト流量がパイロツト通路71からオリフイス73
を通つてタンク74に流れる。したがつてそのパ
イロツト流量に応じた差圧がオリフイス73前後
に発生する。
このようにしてオリフイス73前後に発生した
パイロツト圧は、ダンパオリフイス116を経由
して前記パイロツト室97に流入してロツド99
の外端面すなわちスプリングガイド101との接
触面に作用する。
上記のようにパイロツト室97にパイロツト圧
が導入されると、その圧力の作用でロツド99が
図面左方向に押される。それにともなつてロツド
98も押されて、当該ロツド98の切欠部104
が圧力室84内に開口する。
切欠部104が圧力室84内に開口すれば、こ
の圧力室84がタンク通路77に連通してその圧
力が低下するので、アクチエータポート62側の
高圧によつてメインポペツト78が開き、アクチ
エータポート62がタンク通路77に連通する。
したがつてボトム側室65の戻り側の流体がタン
ク112に戻り、シリンダ64が収縮する。
上記のようにシリンダ64が作動すると、上記
負荷ポート54側の負荷圧が負荷検出ポート56
から圧力制御弁6の他方のパイロツト室40に導
入されるとともに、圧力制御弁6の一方のパイロ
ツト室39にはオリフイス43を通つて流入通路
37側の圧力が導入される。
このとき一方のパイロツト室39側の圧力P1
と、他方のパイロツト室40側の圧力P2及びス
プリング42のばね力の相当する圧力P3とが P1=P2+P3の関係を維持する範囲で当該圧力
制御弁6がバランスし、環状凹部41と流入通路
37との開口量を調整して、スプール45前後の
差圧を一定に接続する。したがつてスプール45
を切換えたとき、その開口面積に比例した流量が
得られ、その結果当該シリンダ64にはその負荷
変動に関係なく所定の流量が供給されることにな
る。
このとき可変ポンプ1の吐出圧は、出力検出通
路24を経由して差圧感知制御弁22の一方のパ
イロツト室25に流入するとともに、負荷ポート
54側の負荷圧は、シヤトル弁20を経由して他
方のパイロツト室26に流入する。
したがつて上記差圧感知制御弁22は、その一
方のパイロツト室25内の圧力P1、他方のパイ
ロツト室26内の圧力P2及びスプリング27の
ばね力に相当する圧力P3とが、P1=P2+P3とな
る関係においてバランスすることになる。
例えばパイロツト室25側のパイロツト圧P1
が、パイロツト室26側のパイロツト圧P2より
高いときには、差圧感知制御弁22がスプリング
27に抗して移動し、上記P2+P3にバランスす
る位置で停止して、出力検出通路24と通路29
とを連通させる。したがつて可変ポンプ1の吐出
圧が傾転角制御用シリンダ28に流入し、当該可
変ポンプ1の吐出量を減少させる。
一方上記P1がP2+P3よりも低くなれば、当該
差圧感知制御弁22が切換わり、上記シリンダ2
8の流体がタンク31に流れ、それに応じて可変
ポンプ1の吐出量も増大される。
上記のようにして可変ポンプ1の吐出量が定め
られるが、その吐出量は前記P1=P2+P3の条件
を満足させる範囲できめられることになり、結局
ポンプ吐出圧と負荷圧との差圧がばね力に相当す
る圧力に等しくなるようにポンプ吐出量が制御さ
れる。
一方上記シリンダ64に矢印117方向に負荷
が作用し、しかもロツド側室66側に圧力を供給
するとき、すなわちネガテイブロードが作用する
ようなときには、上記メータインバルブ機構aで
はシリンダ64を制御できない。
なぜなら上記のようにネガテイブロードが作用
しているときには、ポンプからの供給圧よいも負
荷圧で当該ポンプが移動してしまうから、供給側
の流量を制御しても当該シリンダを制御できない
からである。
このようなときに前記メータアウトバルブbが
機能するが、その具体的な作動は次のとおりであ
る。
すなわち前記したように流量調整切換弁7のス
プール45を図面右方向に切換えると、その切換
量に応じてパイロツト通路71の開度が決まる。
パイロツト通路71の開度が決まれば、その開
度に応じた流量が流れ、前記オリフイス73の機
能で、上記流量に応じたパイロツト圧が発生す
る。
このパイロツト圧はダンパオリフイス116か
らパイロツト室97に流入してロツド99に作用
し、当該ロツド99及び98を図面左方向に押
す。
このとき上記中継室90及び圧力室84には、
アクチエータポート62側の圧力が流入している
が、中継室90内の圧力が段部106に作用し、
その力は上記ロツド99及び98に対向する力と
して作用する。
したがつてパイロツト圧によつて押された上記
ロツド99及び98は、上記パイロツト圧による
押圧力と、スプリング102及び段部106に作
用する力とがバランスする位置まで移動すること
になる。つまり当該ロツド99及び98は前記パ
イロツト圧、すなわちスプール45の切換量に比
例して移動することになる。
上記のようにしてロツド98が移動すると、切
欠部104が圧力室84側に開き、当該圧力室8
4をタンク通路77に連通させる。圧力室84が
タンク通路77に連通すれば、オリフイス92の
作用で圧力室84の圧力が低下する。このように
圧力室84内の圧力が低下すると、アクチエータ
ポート62側の高圧の作用で、メインポペツト7
8がロツド98の移動量に比例して移動し、シー
ト部88の開口面積を決める。
シート部88が上記のように開けば、アクチエ
ータポート62とタンク通路77とが連通し、シ
ート部88の開度に応じた流量がタンク通路77
に流れる。
つまり流量調整切換弁7のスプール45の移動
量に応じてパイロツト圧が決まり、そのパイロツ
ト圧に比例してメインポペツト78の移動量も決
まるとともに、シート部88が上記パイロツト圧
に比例した開口面積を維持することになる。
このようにパイロツト圧に比例したシート部8
8の開口面積が得られれば、その開口面積に応じ
たメータアウト制御ができ、前記したネガテイブ
ロードが作用したときにも、当該シリンダ64を
制御できる。
そして上記の状態で当該シリンダに負荷変動が
あつて、戻り側の圧力が変化したとき、ロツド9
8,99はその圧力変化を段部106に対する作
用力の変化として感知する。
したがつてシート部88の開口面積が一定の状
態でアクチエータポート62側の圧力が上昇する
と、その圧力上昇分に応じてタンク通路77に流
れる流量が増大しようとする。しかしこのとき中
継室90内の圧力も上昇し、しかも前記段部10
6に作用する力も増大するため、ロツド98,9
9が図面右方向に移動する。ロツドの移動にとも
なつてメインポペツト78が追従し、シート部8
8の開口面積を小さくして上記流出量の増大をキ
ヤンセルするように自己調整する。
反対にアクチエータポート62側の圧力が低下
すると、その圧力降下分に応じてタンク通路77
に流れる流出量が減少しようとする。しかしこの
とき中継室90内の圧力も低下し、しかも前記段
部106に作用する力も減少するため、ロツド9
8,99が図面左方向に移動する。ロツドの移動
にともなつてメインポペツト78が追従し、その
シート部88の開口面積を大きくして上記流出量
の減少をキヤンセルするように自己調整する。
つまりアクチユエータポート62側の圧力が変
化しても、シート部88の開口面積を自動的に増
減して、戻り側の流量変化を防ぐ自己調整機能を
保持している。
また前記段部106,107は、それらの受圧
面積を等しくする必要はなく、例えば当該機器の
利用情況に応じてネガテイブロードの方向が常に
決まつていれば、一方の段部の受圧面積を大きく
しておけばよい。
前記メータインバルブa′側に接続したモータ1
13と上記シリンダ64とを同時に作動させると
きの制御動作は、シリンダ64のみを作動させる
ときと実質的に同じであるが、メータインバルブ
a側の圧力制御弁6とメータインバルブa′側の圧
力制御弁8が機能し、負荷が低い方のアクチエー
タのみに可変ポンプ1からの吐出油が供給されな
いようにしている。
またこの場合には上記アクチエータのうちの高
い方の負荷圧がシヤトル弁20で選択されて導入
され、その負荷圧との間で当該可変ポンプ1の吐
出量が制御される。
第3図に示した第2実施例は、流量調整切換弁
7,8が中立位置にあるとき、前記可変ポンプ1
とは別の補助ポンプ114を使用してパイロツト
圧を発生させるようにしたもので、その他の構成
は第1実施例と全て同じである。
また上記各実施例において、1つのアクチエー
タを制御する場合には、上記圧力制御弁6及び8
を設けなくてもよい。
さらに上記両実施例では、パイロツト通路18
を流量調整切換弁7,9とは無関係にパイロツト
室26に導くようにしたが、例えば次のようにし
てもよい。
すなわち上記流量調整切換弁にそれが中立位置
にあるとき開口するポートを形成し、このポート
を経由して上記パイロツト通路18をパイロツト
室26に導くようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面第1〜2図はこの発明の第1実施例を示す
もので、第1図は回路図、第2図はメータインバ
ルブとメータアウトバルブとを一体にした断面
図、第3図は第2実施例の回路図である。 a,a′……メータインバルブ、b,b′……メー
タアウトバルブ、10,11……中立ポート、1
6……圧力発生源たる絞り、21……傾転角制御
装置、45……スプール、64……アクチエータ
たるシリンダ、113……アクチエータたるモー
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スプールの移動量に応じて流量制御ができる
    バルブを用いた油圧制御回路において、アクチエ
    ータの負荷変動に関係なく、常にバルブ開度に応
    じた一定の流量を供給するとともに、その切換え
    量に応じてパイロツト圧を制御するメータインバ
    ルブと、このパイロツト圧に比例して開度が制御
    されるメータアウトバルブと、上記メータインバ
    ルブの中立ポートを経由する中立通路を設け、こ
    のメータインバルブよりも下流側に位置する中立
    通路に絞りを設け、この絞りの下流側に絞り抵抗
    を付与し、ネガテイブ制御用のパイロツト圧を発
    生させるための圧力発生源を設け、この圧力発生
    源の圧力に応じて可変ポンプの吐出圧を調整する
    傾転角制御装置を備えたネガテイブコントロール
    機構と、からなる油圧制御装置。
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