JPH0617352U - フアンモータの防水構造 - Google Patents
フアンモータの防水構造Info
- Publication number
- JPH0617352U JPH0617352U JP6053992U JP6053992U JPH0617352U JP H0617352 U JPH0617352 U JP H0617352U JP 6053992 U JP6053992 U JP 6053992U JP 6053992 U JP6053992 U JP 6053992U JP H0617352 U JPH0617352 U JP H0617352U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- fan
- motor shaft
- waterproof
- bearing
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フアンモータの防水構造の簡略化と低コスト
化を計る。 【構成】 軸受8が内嵌されるヨーク筒状部7bの先端
側部に、先端側ほど大径となるよう拡開してフアンボス
部9bと対向する防水壁部7dを一体形成した。
化を計る。 【構成】 軸受8が内嵌されるヨーク筒状部7bの先端
側部に、先端側ほど大径となるよう拡開してフアンボス
部9bと対向する防水壁部7dを一体形成した。
Description
【0001】
本考案は、車両に装備される冷却フアン等に用いられるフアンモータの防水構 造に関するものである。
【0002】
一般に、この種フアンモータのなかには、モータヨークの底板中心部を円筒状 に形成し、該筒状部内周に、筒状部から突出するモータ軸を軸受を介して回動自 在に軸承するようにしたものがあるが、このものにおいては、雨水等の水がフア ンボス部とモータヨークとの隙間から内部に浸入する惧れがあり、何らかの防水 対策を施す必要がある。そこで従来、図3に示す如く、筒状部7bの先端側部に 、モータ軸2の軸心側に向けて有底状に折曲される軸受8の突当て部7cを形成 し、該突当て部7cの外周に防水リング11を圧入し、この防水リング11をフ アンボス部9に対向させるようにしたものがある。しかるに、このものは、防水 リングの圧入作業に手間がかかつてコストアツプの一因となるうえ、圧入時に筒 状部が変形する惧れがあり、しかも防水リングが別途必要になつて部品点数がそ の分増加するという問題があつた。
【0003】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるフアン モータの防水構造を提供することを目的として創案されたものであつて、モータ 軸が突出するモータヨークの底板中心部を円筒状に形成し、該筒状部の内周にフ アンが一体的に取付けられるモータ軸を回動自在に軸承する軸受を設けてなるフ アンモータにおいて、上記筒状部の先端側部には、モータ軸の軸心側に向けて有 底状に折曲される軸受アウタリングの突当て部と、該突当て部の内周縁部をモー タ軸の軸方向外側に向けて延長するよう折曲し、かつその延長先端側ほど大径と なるよう拡開してフアンボス部と対向する防水壁部とを一体的に形成してあるこ とを特徴とするものである。
【0004】 そして本考案は、この構成によつて、フアンモータの防水を、構造簡単でしか も安価なものでできるようにしたものである。
【0005】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は車両 に搭載される電動フアン用のモータであつて、該フアンモータ1は、モータ軸2 、ロータ3、永久磁石4、刷子5、整流子6等の各種部材から構成されているこ と等は何れも従来通りである。
【0006】 7は上記フアンモータ1のケーシングを構成する有底円筒状のモータヨークで あつて、該モータヨーク7の底板7aの中心部には筒状部7bが形成されている が、該筒状部7bの内周には、モータ軸2を回動自在に軸承するための軸受8が 内嵌されており、そして、この筒状部7bから突出するモータ軸2の先端部には 、複数枚の羽根体9aを有するフアン9のボス部9bが一体的に取付けられてい る。また、上記筒状部7bの先端側部には、モータ軸2の軸心側に向けて有底状 に折曲された突当て部7cが形成されており、該突当て部7cによつて軸受8の アウタリング8aの抜止めおよびスラスト負荷を受けるようになつている。さら に、突当て部7cの内周縁部には、モータ軸2の軸方向外側に向けて延長するよ う折曲された防水壁部7dが一体的に形成されているが、該防水壁部7dは、延 長先端側ほど大径となるよう拡開していて前記フアンボス部9bに対向しており 、そしてモータヨーク7とフアンボス部9の間隙から水が浸入し、ヨーク底板7 aを伝わつてモータ軸2の軸心側に流れていこうとした場合に、該浸入しようと する水は上記防水壁部7dによつて受け止められ、これ以上のモータ軸心側への 浸入が阻止される構成になつている。尚、10は軸受アウタリング8aと突当て 部7cのあいだに介装されるウエーブワツシヤである。
【0007】 ところで、前記突当て部7cおよび防水壁部7dの形成は、モータヨーク7の プレス成形工程に組込まれることになるが、この場合、防水壁部7dは、バーリ ング加工、絞り加工等の適宜加工手段を用いて一連工程で簡単に形成することが できる。
【0008】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、前述したように、ヨーク筒状 部7aに形成された防水壁部7dによつて、モータヨーク7とフアンボス部9b の間隙から浸入した水がモータ軸心側へ浸入することを確実に阻止できることに なるが、この防水壁部7dは、モータヨーク7に一体的に形成されるものである ため、従来の防水リングを圧入によつて筒状部外周に取り付けるもののように、 部品点数が増加したり取付け作業に手間がかかるようなことが全くなく、そのう え、圧入時に筒状部が変形したり、防水リングの取付けが不完全のためシール性 が損なわれてしまうような不具合も確実に回避することができる。 しかも、この防水壁部7dの形成は、モータヨーク7のプレス成形工程内でバ ーリング加工や絞り加工等によつて簡単に形成することができて、別途形成工程 を追加する必要もなく、低コスト化に大きく貢献できることになる。
【0009】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、モータヨーク とフアンボス部の間隙から水が浸入した場合に、該水がモータ軸心側にさらに浸 入してしまうことを、ヨーク筒状部の先端側部に形成した拡開状の防水壁部によ つて確実に阻止できることになるが、この防水壁部は、モータヨークに一体的に 形成されるものであるため、従来の防水リングを圧入によつて筒状部外周に取り 付けるもののように、圧入作業に手間がかかるようなことが全くなく、作業性を 大幅に向上できると共に、防水リングの分だけ部品点数を減らすことができて、 コストダウンに大きく貢献できることになる。そのうえ、圧入時に筒状部が変形 したり、防水リングの取付けが不完全のためシール性が損なわれてしまうような 不具合の発生も確実に回避できることになる。 しかも、この防水壁部は、モータヨークのプレス成形工程内でバーリング加工 や絞り加工等によつて簡単に形成することができるものであるから、別途形成工 程を追加する必要もなく、低コスト化に大きく貢献できることになる。
【図1】フアンモータの一部断面図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】従来例を示すフアンモータの一部断面図であ
る。
る。
1 フアンモータ 2 モータ軸 7 モータヨーク 7a 底板 7b 筒状部 7c 突当て部 7d 防水壁部 8 軸受 8a アウタリング 9b フアンボス部
フロントページの続き (72)考案者 坂本 孝義 群馬県館林市富士見町2−1
Claims (1)
- 【請求項1】 モータ軸が突出するモータヨークの底板
中心部を円筒状に形成し、該筒状部の内周にフアンが一
体的に取付けられるモータ軸を回動自在に軸承する軸受
を設けてなるフアンモータにおいて、上記筒状部の先端
側部には、モータ軸の軸心側に向けて有底状に折曲され
る軸受アウタリングの突当て部と、該突当て部の内周縁
部をモータ軸の軸方向外側に向けて延長するよう折曲
し、かつその延長先端側ほど大径となるよう拡開してフ
アンボス部と対向する防水壁部とを一体的に形成してあ
ることを特徴とするフアンモータの防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053992U JPH0617352U (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | フアンモータの防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053992U JPH0617352U (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | フアンモータの防水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617352U true JPH0617352U (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=13145204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6053992U Pending JPH0617352U (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | フアンモータの防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617352U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060751A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Denso Corp | 車両用交流発電機の電圧制御装置 |
WO2017138590A1 (ja) * | 2016-02-12 | 2017-08-17 | 日本電産テクノモータ株式会社 | モータ及び室外機 |
WO2019077996A1 (ja) * | 2017-10-16 | 2019-04-25 | 株式会社ミツバ | 駆動装置 |
JP2019075974A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 株式会社ミツバ | 駆動装置 |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP6053992U patent/JPH0617352U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060751A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Denso Corp | 車両用交流発電機の電圧制御装置 |
WO2017138590A1 (ja) * | 2016-02-12 | 2017-08-17 | 日本電産テクノモータ株式会社 | モータ及び室外機 |
WO2019077996A1 (ja) * | 2017-10-16 | 2019-04-25 | 株式会社ミツバ | 駆動装置 |
JP2019075974A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 株式会社ミツバ | 駆動装置 |
CN111213305A (zh) * | 2017-10-16 | 2020-05-29 | 株式会社美姿把 | 驱动装置 |
CN111213305B (zh) * | 2017-10-16 | 2022-08-26 | 株式会社美姿把 | 驱动装置 |
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