JPH06173395A - 縦葺き屋根用のクリップ部材とこれを用いた縦葺き屋根構造 - Google Patents

縦葺き屋根用のクリップ部材とこれを用いた縦葺き屋根構造

Info

Publication number
JPH06173395A
JPH06173395A JP35158992A JP35158992A JPH06173395A JP H06173395 A JPH06173395 A JP H06173395A JP 35158992 A JP35158992 A JP 35158992A JP 35158992 A JP35158992 A JP 35158992A JP H06173395 A JPH06173395 A JP H06173395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
clip
clip member
roof plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35158992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0745762B2 (ja
Inventor
Noboru Yamasaka
昇 山坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Original Assignee
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gantan Beauty Industry Co Ltd filed Critical Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority to JP35158992A priority Critical patent/JPH0745762B2/ja
Publication of JPH06173395A publication Critical patent/JPH06173395A/ja
Publication of JPH0745762B2 publication Critical patent/JPH0745762B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】縦葺き用の屋根板とその接合部分を覆うカバー
部材とをより強固に結合して、特に負圧が作用したとき
の屋根板の剛性を向上させると共に、屋根板の重ね継ぎ
を容易にする。 【構成】両側に端縁部4Bを立ち上げた縦葺き用の屋根
板4と互いに隣接する屋根板4間を覆うカバー部材5と
を相互に連接して母屋等の下地部材1上に保持するクリ
ップ部材3として、前記下地部材1上に固定される固定
部3Aと、この固定部3Aから延出して屋根板4の端縁
部4Bに臨み外側に逆止爪6が形成された保持部3B
と、前記保持部3B下端にて屋根板4を押圧する当接部
3Cと、この当接部3Cから立ち上り前記カバー部材5
が係合される立上り部3Dとを備えたものを設け、この
クリップ部材3を使用して縦葺き屋根を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の母屋等の下地部
材上に金属鋼板製の縦葺き屋根板を葺くのに適用される
クリップ部材及びこのクリップ部材を使用して構築され
る縦葺き屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の縦葺き屋根構造としては、例えば
実開昭61−71719号公報あるいは実開昭63−6
2524号公報などに開示されているような構成のもの
が知られている。
【0003】これら従来の縦葺き屋根構造は、母屋等の
下地部材上に敷設された縦葺き屋根板の互いに隣接する
両側端縁部の接合部分を被冠するカバー部材が、いわゆ
る「ハゼ締式」あるいは「嵌合式」にて取り付けられる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の縦葺き屋根構造にあっては、特に縦葺き屋根板
の接合部分をカバー部材で被冠する際、「ハゼ締式」の
ものでは施工工数がかかるために作業能率が悪く、また
「嵌合式」のものでは、薄肉で大寸法のカバー部材を使
用した場合、屋根板の板面に沿って端縁部に対して直交
する方向に力が作用したときにこの方向に対する嵌合力
が不十分となって接合部分が外れやすいという問題があ
った。
【0005】これに対して本出願人は、これら従来の問
題点を解消する屋根構造として、屋根板の端縁部を下地
部材上に固定するクリップを設けると共に、屋根板に端
縁部よりも内側に位置するように曲げ形成した内側立上
り部と前記クリップとの間にカバー部材の端部を保持す
るようにしたものを提案している(特願平3−3476
73号参照)。
【0006】この屋根構造によれば、クリップと屋根板
の内側立上り部及びカバー部材とが相互に係合しあって
比較的強固な結合構造が形成されるのであるが、屋根板
に内側立上り部を曲げ形成した構成となっていることか
ら、屋根板として薄肉の材料を使用すると風による負圧
が作用したときに当該立上り部が変形して屋根板の浮き
上がりを起こす恐れがあり、これを避けるために厚肉の
材料を使用すると重ね継ぎが難しくなるという課題が残
されていた。
【0007】
【目的】本発明はこのような課題を解決するものであ
り、すなわち両側に端縁部を立ち上げた縦葺き用の屋根
板とその接合部分を覆うカバー部材とをより強固に結合
して、特に負圧が作用したときの屋根板の剛性を向上さ
せると共に、重ね継ぎを容易にすることを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、第1には両側に端縁部を立ち上げた縦葺
き用の屋根板と互いに隣接する屋根板間を覆うカバー部
材とを相互に連接して母屋等の下地部材上に保持するク
リップ部材として、前記下地部材上に固定される固定部
と、この固定部から延出して屋根板の端縁部に臨み外側
に逆止爪が形成された保持部と、前記保持部下端にて屋
根板を押圧する当接部と、この当接部から立ち上り前記
カバー部材が係合される立上り部とを備えたクリップ部
材を構成する。
【0009】また、第2には、母屋等の下地部材上に互
いに隣接して複数枚にわたって敷設され、かつその両側
に端縁部を立ち上げた縦葺き用の屋根板と、前記下地部
材上に固定される固定部と、この固定部から延出して屋
根板の端縁部に臨み外側に逆止爪が形成された保持部
と、前記保持部下端にて屋根板を押圧する当接部と、こ
の当接部から立ち上り前記カバー部材が係合される立上
り部とを有するクリップ部材と、前記屋根板の互いに隣
接する端縁部を外側から被冠すべく両端に前記クリップ
部材の立上り部に係合する係合溝と、この係合溝の内側
にて前記クリップ部材の逆止爪に係合する折返し部とを
有するカバー部材とを備えた縦葺き屋根構造を構成す
る。
【0010】
【作用】上記クリップ部材を適用して構築された縦葺き
屋根構造においては、屋根板の端縁部がクリップ部材の
保持部と屋根下地部材との間に挟持されると共に、クリ
ップ部材の当接部が屋根板をその端縁部近傍部分にて下
地部材方向に押圧するので、屋根板はこれらの保持作用
により屋根下地部材上に強固に固定される。
【0011】一方、カバー部材はその両側の係合溝にて
クリップ部材の立上り部に係合すると共に折り返し部が
クリップ部材の保持部に形成された逆止爪と係合して抜
け止めされる。
【0012】このように本発明によればカバー部材の取
付はクリップ部材のみで可能であり、屋根板を曲げ加工
して内側立上り部を設ける必要がない。したがって屋根
板の剛性が高く、強い負圧が作用して変形を起こしにく
い。また、屋根板をより薄い板材で形成できるので、内
側立上り部が無いことと併せて、重ね継ぎを容易に行う
ことができる。
【0013】クリップ部材は、例えばカバー部分の外観
意匠等に対応して、屋根下地上に直接取り付ける構成、
あるいは桟木等の支持部材を介して高位置に間接的に取
り付ける構成の何れの構成とすることもできる。下地上
に直接取り付ける場合は、クリップ部材を下地部材上に
固定される下部部材と、この下部部材に弾性的に係合し
て一体化する上部部材とから分割構成し、さらには下部
部材と上部部材との間に屋根板の両側端縁部を挟持する
挟持部を設けるようにしてもよい。
【0014】また同じく意匠上の要請等に応じて、屋根
板の端縁部の途中部分にクリップ部材の当接部に押圧さ
れる当接段部を形成するようにしてもよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお各図につき対応する部分には互いに同一の符
号を付して示すことにする。
【0016】図1は本発明に係るクリップ部材及びこれ
を使用した縦葺き屋根構造の一実施例の要部を示したも
のであり、図において1は母屋等の下地部材、2はその
上に固定された支持部材としての桟木、3はクリップ部
材、4は縦葺き屋根板、5はカバー部材を示している。
なお、本発明に係る縦葺き屋根構造は互いに隣接する屋
根板4間の中心線Lを境界として左右対称であるので、
図は中心線Lの一方側のみを示してある(以下の図4、
図6〜図10についても同様)。
【0017】屋根板4は下地部材1上に着座する平板状
の面板部4Aの両側に端縁部4Bを垂直よりもやや緩い
角度で立ち上げた断面形状を有している。端縁部4Bに
はその上端に桟木2の上面に着座するフランジ部4Cが
形成されると共に、中間位置に水平な当接段部4Dが形
成されている。
【0018】クリップ部材3は、図2または図3にも示
したように、桟木2を介して下地部材1上に固定される
固定部3Aと、この固定部3Aから上記屋根板端縁部4
Bに対応する角度で下方に延出して該端縁部4Bに臨む
保持部3Bと、この保持部3Bの下端にて上記屋根板当
接段部4Dに当接する当接部3Cと、この当接部3Cか
ら立ち上りカバー部材5が係合される立上り部3Dとを
備える。
【0019】上記保持部3Bには立上り部3Dに向けて
突出するように逆止爪6が形成されている。この場合、
前記逆止爪6は固定部3Aから保持部3Bの途中部分に
わたってプレス加工等により外側に押し出した膨出部7
の下端部を打ち抜くことにより形成してある。この膨出
部7は前述のようにして逆止爪6を形成すると共に、固
定部3Aと保持部3Bとの間の剛性を高める機能を有し
ている。なお、図2,3において8は図示しない木ネジ
等の固定具を介してクリップ部材3を桟木2に固定する
ためのネジ穴を示している。
【0020】一方、カバー部材5は屋根板4と同様に鋼
板等により長尺材として形成されており、略円弧状断面
となるように曲面で形成された頂部5Aの両端から側面
部5Bが垂下され、側面部5Bの下端から立ち上がる外
側壁部5Cと、その上部を下方に折り返して形成された
内側壁部5D及び内側壁部5Dの下端から内側やや斜め
方向に立ち上がるように形成された折返し部5Eとから
なる。前記外側壁部5Cと内側壁部5Dとにより、下方
に開口して上記クリップ部材3の立上り部3Dに嵌合す
る係合溝9を形成している。前記折返し部5Eはクリッ
プ部材3の立上り部3Dを係合溝9に十分に挿入した状
態つまり図示の組み立て完了状態にて逆止爪6に対向す
るように形成されている。また、側壁部5Bないし外側
壁部5Cはその下端部が同じく組み立て完了状態にて屋
根板端縁部4Bに接触する程度の位置となるように設定
されており、これにより外観を整えるようにしている。
【0021】上記縦葺き屋根を施工するには、予め屋根
板4の幅に併せて下地部材1上に所定間隔で桟木2を配
設しておき、各桟木2の間に屋根板4を載置する。次
に、桟木2の長手方向に沿った数箇所にネジ等を使用し
てクリップ部材3の固定部3Aと屋根板フランジ部4A
とを固定する。このようにして桟木2の両端部にて隣接
する屋根板4と所定個数のクリップ部材3とを固定した
のちに、左右クリップ部材3の立上り部3Dに上方から
カバー部材5の左右係合溝9を嵌合させ、折返し部5E
が逆止爪6に係合するところまでカバー部材5を押し込
むことにより屋根板接続部分の仕上げが完了する。
【0022】このようにして形成された縦葺き屋根は、
屋根板4がそのフランジ部4Aにてクリップ部材3と共
に桟木2に固定されると共に、当接段部4Dにてクリッ
プ部材3の当接部3Cから下方へと抑えつけられるた
め、強い風による負圧が作用した場合にも屋根板4が変
形や浮き上がりを起こすことなく、下地部材1上に強固
に支持される。
【0023】また、カバー部材5はその係合溝9と折返
し部5Eがそれぞれクリップ部材3の立上り部3Dと逆
止爪6とに係合して固定される構造であり、したがって
屋根板4は図示した通りカバー部材5を保持するための
曲げ加工部分等を設ける必要がなく、それだけ面方向
(図1の矢印A方向)に高い剛性を有するので、これを
薄板で形成することが可能となる。したがって、複雑な
曲げ加工部分を持たないことと併せて、この屋根板4は
複数のものの長手方向の端部同士を重畳させて継いでゆ
く重ね継ぎの処理が容易にできる。
【0024】次に、図4以下に示した本発明の他の実施
例について説明する。
【0025】図4及び図5に示した実施例は、屋根板4
の端縁部4Bの上端部にフランジ部4C(図1参照)を
設ける代わりに該上端部を面板部4A方向に折り返して
内側折返し部4Eを形成すると共に、この内側折返し部
4Eに係合する係合爪10をクリップ部材3の保持部3
B背面側に形成し、これら内側折返し部4Eと係合爪1
0との係合に基づいて屋根板4の端部固定を図るように
した点で図1のものと異なる。
【0026】係合爪10は図5に示したように保持部3
Bの背面側に上向きに突出するように切り起こしにより
形成してある。この実施例のクリップ部材3では図示し
たように固定部3Aから保持部3Bにわたりその両側に
リブ11をプレス形成し、該リブ11により剛性確保を
行うと共にその下端部をカバー5を係止するための逆止
爪6としてある。
【0027】図6と図7に示した実施例は、それぞれカ
バー部材5の内側に発泡樹脂材料等からなる略半円断面
形状の補強材12を内装して、カバー部材5に外力が作
用したときの変形防止及び強度確保を図ったものであ
る。なお、図6に示した実施例では屋根板端縁部4Bに
当接段部4D(図7参照)を設けることなく、クリップ
部材3の保持部3Bを下地部材1付近に達する程度にま
で下方に延長し、その下端の当接部3Cを屋根板面板部
4Aに直接当接させることにより屋根板4の抑え機能を
発揮するようにしている。
【0028】図8に示した実施例は、補強材12を設け
る代わりにカバー部材5の上面部5Aを平板状に形成し
て、該上面部5Aが完成状態でクリップ部材3の固定部
3Aの上面に近接して位置するようにしたものである。
この場合、クリップ部材3が固定される桟木2がカバー
部材5の補強材として機能する。
【0029】ところで、図1の実施例では単一の桟木2
の両側にクリップ部材3を固定し、図4または図6から
図8の実施例では所定間隔で2列に配した桟木2の各々
に左右のクリップ部材3を固定した構成を示している
が、このような支持部材としては桟木2に限らず、例え
ばU型断面形状の金属長尺材の上端を内側または外側に
向けて水平に曲げてフランジを形成し、該フランジ部分
にクリップ部材3を固定するようにしたものを用いても
よい。あるいは、このように支持部材を設ける代わり
に、クリップ部材3自体を直接屋根下地部材1上に固定
する構造とし、さらには左右1対のクリップ部材3を一
体化した構成としてもよい。
【0030】図9と図10はこのような構成を有する実
施例を示したものである。すなわち、図9は固定部3A
をその底面が下地部材1上に着座するようにU字形断面
形状に形成し、その両端に既述したような保持部3B、
当接部3C、立上り部3D等を形成したものである。こ
の例ではカバー部材5の上面部5Aの中央にU字形固定
部3Aの上方解放部分に嵌合する凹部5Fを形成し、当
該嵌合構造に基づきカバー部材5の横方向への倒れ変形
を防止するようにしている。
【0031】また、図10に示した実施例は、クリップ
部材3を、下地部材1上に固定される下部部材13と、
この下部部材13に弾性的に係合して一体化する上部部
材14とから分割構成した例である。下部部材13は下
地部材1上に着座するフランジ部13Aと、このフラン
ジ部13Aから上方に立ち上がる2列の係合腕部13B
とからなり、両係合腕部13Bの対向壁面には下係止爪
13Cがそれぞれ形成されると共に、係合腕部の上端に
は上部部材14との間に屋根板折返し部4Eを挟持する
挟持部13Dが設けられている。また、フランジ部13
Aの両端部には、クリップ部材3の当接部3Cとの間に
屋根板4の当接段部4Dを保持する保持壁部13Eが立
ち上げられている。
【0032】一方、上部部材14は前記下部部材13の
係止爪13Cに弾性的に係合する上係止爪14Aを備え
た2列の係合脚部14Bが前記係合腕部13Bの内側に
嵌合するように平板状の固定部3Aから下方向きに設け
られており、これらの係合に基づき図示したように下部
部材13と上部部材14とを一体化しうるようになって
いる。固定部3Aの両端に保持部3B、当接部3C、立
上り部3D等が設けられている点では図9と同様であ
る。
【0033】この実施例では、下部部材13が図1の実
施例における支持部材(桟木2)に相当する機能を発揮
して、クリップ部材3として機能する上部部材14を屋
根下地部材1上に保持すると共に該上部部材14との間
に屋根板4を保持する。また、上部部材14の上面固定
部3Aが角形断面形状を有するカバー部材5の上面部5
Aの裏面に沿ってその補強作用をも発揮する。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明では、屋根下地部材
上に固定される固定部と、この固定部から延出して屋根
板の端縁部に臨み外側に逆止爪が形成された保持部と、
前記保持部下端にて屋根板を押圧する当接部と、この当
接部から立ち上り前記カバー部材が係合される立上り部
とを備えたクリップ部材を構成する。
【0035】また、このクリップ部材と、母屋等の下地
部材上に互いに隣接して複数枚にわたって敷設され、か
つその両側に端縁部を立ち上げた縦葺き用の屋根板と、
前記屋根板の互いに隣接する端縁部を外側から被冠すべ
く両端に前記クリップ部材の立上り部に係合する係合溝
及びこの係合溝の内側にて前記クリップ部材の逆止爪に
係合する折返し部を有するカバー部材とで縦葺き屋根構
造を構成するものとした。
【0036】したがって本発明によれば、カバー部材の
取付けはクリップ部材のみで可能となり、屋根板に曲げ
加工による立上り部を設ける必要がなくなるので、屋根
板への負圧作用時の変形とそれに伴うカバーへの強度的
影響を抑えることができると共に強固な屋根構造とする
ことができる。
【0037】また、屋根板を薄い板材で形成できること
と、内側立上り部が無いこととで、屋根板の重ね継ぎを
容易に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縦葺き屋根用クリップ部材とこれ
を使用した縦葺き構造の第1の実施例を示す正面断面
図。
【図2】図1の実施例に係るクリップ部材の外観斜視
図。
【図3】図1の実施例に係るクリップ部材の他の例を示
す外観斜視図。
【図4】本発明による縦葺き屋根用クリップ部材とこれ
を使用した縦葺き屋根構造の第2の実施例を示す正面断
面。
【図5】図4の実施例に係るクリップ部材の外観斜視
図。
【図6】本発明による縦葺き屋根用クリップ部材とこれ
を使用した縦葺き屋根構造の第3の実施例を示す正面断
面。
【図7】本発明による縦葺き屋根用クリップ部材とこれ
を使用した縦葺き屋根構造の第4の実施例を示す正面断
面。
【図8】本発明による縦葺き屋根用クリップ部材とこれ
を使用した縦葺き屋根構造の第5の実施例を示す正面断
面。
【図9】本発明による縦葺き屋根用クリップ部材とこれ
を使用した縦葺き屋根構造の第6の実施例を示す正面断
面。
【図10】本発明による縦葺き屋根用クリップ部材とこ
れを使用した縦葺き屋根構造の第7の実施例を示す正面
断面。
【符号の説明】
1 屋根の下地部材 2 桟木(支持部材) 3 クリップ部材 3A 固定部 3B 保持部 3C 当接部 3D 立上り部 4 縦葺きの屋根板 4B 端縁部 4D 当接段部 5 カバー部材 6 逆止爪 9 係合溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に端縁部を立ち上げた縦葺き用の屋根
    板と互いに隣接する屋根板間を覆うカバー部材とを相互
    に連接して母屋等の下地部材上に保持するクリップ部材
    であって、 前記下地部材上に固定される固定部と、この固定部から
    延出して屋根板の端縁部に臨み外側に逆止爪が形成され
    た保持部と、前記保持部下端にて屋根板を押圧する当接
    部と、この当接部から立ち上り前記カバー部材が係合さ
    れる立上り部とを有することを特徴とする縦葺き屋根用
    のクリップ部材。
  2. 【請求項2】下地部材上に固定される下部部材と、この
    下部部材に弾性的に係合して一体化する上部部材とから
    分割構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    縦葺き屋根用のクリップ部材。
  3. 【請求項3】下部部材は上部部材との間に屋根板の端縁
    部を挟持する挟持部を有することを特徴とする請求項2
    に記載の縦葺き屋根用のクリップ部材。
  4. 【請求項4】母屋等の下地部材上に互いに隣接して複数
    枚にわたって敷設され、かつその両側に端縁部を立ち上
    げた縦葺き用の屋根板と、 前記下地部材上に固定される固定部と、この固定部から
    延出して屋根板の両側端縁部に臨み外側に逆止爪が形成
    された保持部と、前記保持部下端にて屋根板を押圧する
    当接部と、この当接部から立ち上り前記カバー部材が係
    合される立上り部とを有するクリップ部材と、 前記屋根板の互いに隣接する端縁部を外側から被冠すべ
    く両端に前記クリップ部材の立上り部に係合する係合溝
    と、この係合溝の内側にて前記クリップ部材の逆止爪に
    係合する折返し部とを有するカバー部材とを備えたこと
    を特徴とする縦葺き屋根構造。
  5. 【請求項5】屋根板の端縁部は、前記クリップ部材の当
    接部に押圧される当接段部を備えることを特徴とする請
    求項4に記載の縦葺き屋根構造。
JP35158992A 1992-12-09 1992-12-09 縦葺き屋根用のクリップ部材とこれを用いた縦葺き屋根構造 Expired - Fee Related JPH0745762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35158992A JPH0745762B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 縦葺き屋根用のクリップ部材とこれを用いた縦葺き屋根構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35158992A JPH0745762B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 縦葺き屋根用のクリップ部材とこれを用いた縦葺き屋根構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06173395A true JPH06173395A (ja) 1994-06-21
JPH0745762B2 JPH0745762B2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=18418297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35158992A Expired - Fee Related JPH0745762B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 縦葺き屋根用のクリップ部材とこれを用いた縦葺き屋根構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745762B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0745762B2 (ja) 1995-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7546708B2 (en) Light transmission panels, retaining clip and a combination thereof
JPS63304864A (ja) 形付き薄板を配列するための方法と部材
EP0218412B1 (en) Roof structure and fixture therefor
JPH11311009A (ja) サイディングの縦張り構造
JPH06173395A (ja) 縦葺き屋根用のクリップ部材とこれを用いた縦葺き屋根構造
JP2534620B2 (ja) 縦葺き屋根構造
JP3082024B2 (ja) 縦葺き外装材保持用部材及び建築物の外装構造
JP3242078B2 (ja) 縦葺き屋根構造
JPH017779Y2 (ja)
JPS6032260Y2 (ja) 屋根板
JP2506264B2 (ja) 鋼板屋根構造における鋼板屋根材及びその鋼板屋根材の締結用工具
JPS6030334Y2 (ja) 屋根板
JPH0635742B2 (ja) 縦葺き屋根構造
JP4611012B2 (ja) 屋根材一体型太陽電池モジュールの取付構造
JP3067912U (ja) 嵌合型の折板屋根
JP3437378B2 (ja) 瓦棒取付構造
JP2582104Y2 (ja) 屋根構造
JPH05156755A (ja) 縦葺き屋根構造
JPH0310253Y2 (ja)
JPH0740850U (ja) 鋼板屋根構造及び鋼板屋根材
JP2526380Y2 (ja) 下地受け金物
JP2756240B2 (ja) 断熱屋根の構造
JPH0237934Y2 (ja)
JPH066560U (ja) 金属製屋根板用の吊り子
JPH0819737B2 (ja) 縦葺き屋根構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees